12日東京ドーム巨人-阪神11回戦が行われ、巨人が逃げ切り、連敗を「2」で止め貯金を14に戻した。杉内は 7勝目。阪神は打線が巨人先発杉内を攻略できず沈黙し、連勝が「8」でストップした。
阪神は連勝を引っ張ってきたドラフト 4位・梅野隆太郎捕手(23=福岡大學)を伝統の一戦第 2ラウンドの先発から外し、「8連勝」でストップした。打線は今季最少タイの 2安打と沈黙し、先発能見と起用された鶴岡一成捕手(37)との呼吸もいまひとつ。勝っているときは動くな-の鉄則に逆らう采配で 3位に転落した。
西岡剛内野手(29)がプロ初の 6番に座ったが、 3打数無安打に終わった。先発復帰を祝うことはできなかった。「 6番・ 3塁」。オーダーに名を連ねたところで、連勝が止まった。 3打数無安打の西岡は切り替え、淡々と振り返った。前日11日は代打で効果的な適時打を放ち、肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷からの復活を印象づけたが、この日は結果を残せず。「明日、頑張ります」と話した。
マウロ・ゴメス内野手(29)が自打球。巨人先発杉内の変化球にまったくタイミングがあわず、 2回の第 1打席で 1つ目の自打球にもん絶した。 1点を追う二死 3塁のチャンスで迎えた 4回にも、初球を左すねに自打球を当てた。
マット・マートン外野手(32)が脱帽した。巨人杉内の前に、連勝が「8」で止まる 2安打完封負け。
12日、出場選手登録された能見篤史投手(35)が 6回 7安打 2失点と粘った。 8敗目を喫したが、今後に向けては前向きだった。記事をまとめてみました。
<巨人 5- 0阪神>◇12日◇東京ドーム◇11回戦
阪神は連勝を引っ張ってきたドラフト 4位・梅野隆太郎捕手を伝統の一戦第 2ラウンドの先発から外し、「8連勝」でストップした。打線は今季最少タイの 2安打と沈黙し、先発能見と起用された鶴岡一成捕手との呼吸もいまひとつ。勝っているときは動くな-の鉄則に逆らう采配で 3位に転落した。
巨人は 1回、 3番に入った長野が先制の適時 2塁打を放った。先発杉内は 3回までを無失点に抑え、好スタートを切った。
杉内は 6回、 2個の三振を奪い、通算2000奪三振を達成。巨人は 6回、 3番長野から村田、阿部と連打で追加点。
巨人が逃げ切り、連敗を「2」で止め貯金を14に戻した。杉内は 7勝目。阪神は打線が巨人先発杉内を攻略できず沈黙し、連勝が「8」でストップした。
巨人に完封負けし引き揚げる和田豊監督
1回が分岐点だった。先頭上本が 3塁線に強烈なゴロを放ったが、村田が逆シングルで好捕し、アウトになった。
関川打撃コーチも「上本のが抜けていたら展開が変わったかもしれない」と悔しがるシーンだった。
4回には二死 3塁までこぎつけるが、ゴメスが 1飛に倒れた。終わってみれば 9回をわずか 2安打で完封負け。
和田監督は「いつかは(連勝も)止まるものだけど、止まったあとが大事。明日の試合をしっかりやりたい」と気を引き締めた。連勝はストップし、一夜で 3位に戻った。
選手を出迎える梅野隆太郎捕手(中)。 8連勝の立役者がスタメンを外れ、鶴岡一成捕手(左)が先発
快進撃を続けてきた虎の牙がもがれた。巨人先発・杉内の前に、今季最少タイとなる 2安打完封負け。相手左腕を称えるしかない内容だったが、なぜ? の疑問も残る。和田監督がスタメンに起用したのは、新人・梅野ではなく、鶴岡だった。
5月24日以来、勝てない能見の悪い流れを断ちたかったのか-。G党の歓喜を背にした試合後、指揮官は「もちろん、それも理由の 1つやけど…」と振り返った。
ここ 5試合、白星から見放されていたエース左腕がその間にバッテリーを組んだのは、藤井が 3試合、梅野が 1試合、清水が 1試合。2008年途中から2011年まで所属した古巣巨人との対戦になる鶴岡の経験にかけた選択は、結果的に攻守両面で裏目に出てしまった。
月替わりから始まった「8連勝」。その全てでスタメンマスクを被った梅野の貢献度は、リード面だけに留まらない。前日11日の巨人戦(東京D)に放った一発を含めて、 7月だけで 4本塁打、 6打点。強烈なパンチ力と新人離れした勝負強さで、下位打線に新風を吹き込んできた。
鶴岡一成捕手は 1点を追う 3回、遊ゴロ併殺に倒れた
チーム関係者によると疲労を考慮してのスタメン落ちだったようだが、和田監督は「チーム事情でそこはいろいろと…」と歯切れが悪い。それでも「いつでも出られる。きょう(12日)でも出られる」とアクシデントは否定した。
ならば、なぜ? という思いが強くなる。能見を 6回 2失点と粘り強くリードした鶴岡とのバッテリーそのものが不正解だったとは断定できないが、これで 4戦 4敗。攻撃力の低下も否定できない。ベテラン捕手は 0- 1の 3回無死 1塁で併殺に倒れるなど、 2打数無安打に終わった。
勝っている時は動かない-は勝負事の鉄則。ましてや、チームの舵を取る扇の要だ。ようやく出てきた今後虎の正妻を担うべき男が、伝統の一戦を体感することも、厳しいペナント終盤の戦いや、チームの未来につながる貴重な財産となるはず。だからこその口惜しさが、消えない。
今季 6度目のゼロ敗で連勝は止まった。広島が勝ったため、一夜で 3位に転落した。和田監督は「いつか(連勝は)止まるけど、止まったあとが大事やから。あしたしっかりとやりたい」と気持ちを切り替えた。小休止か、逆流か-。 1敗に変わりはないが、なんとも消化不良な敗戦となった感は否めない。
2回、遊飛に倒れた西岡剛内野手。先発復帰も 3打数無安打で勝てなかった
西岡剛内野手がプロ初の 6番に座ったが、 3打数無安打に終わった。
6月29日中日戦(甲子園)以来のスタメン。 2、 5回はいずれも直球を打ち損じて遊飛に倒れる。 8回にはハーフスイングの三振で、相手先発の杉内を攻略できなかった。
前日11日は代打で効果的な適時打を放ち、肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷からの復活を印象づけたが、この日は結果を残せず。「明日、頑張ります」と話した。
杉内の打球に横っ跳びした西岡剛内野手だが左前安打となる
先発復帰を祝うことはできなかった。「 6番・ 3塁」。オーダーに名を連ねたところで、連勝が止まった。 3打数無安打の西岡は切り替え、淡々と振り返った。
「いい投手ですから。とらえきれなかったですね」
2回一死 1塁と 5回一死。いずれも、巨人・杉内の内角の直球に力負けして遊飛に倒れた。試合前に関川打撃コーチが「右打者は内角に気をつけたい」と警戒した通り、左腕は手ごわかった。今季最少タイの 2安打完封負け、残塁わずか 1の打線と同じく、 9試合ぶりに先発した背番号「7」も封じられた。
何よりも悔しいのは負けたことだ。左右の肋骨骨折など、重傷を乗り越えて 1軍に復帰したのが 6月27日。同日から甲子園で中日に 1分けの後 2連敗した。その後、春季キャンプで悩んだ右肘痛が再発して先発を外れた。この間のチームは 8戦全勝。「スタメン・西岡」は 4戦未勝利となってしまった。
4回の守りでロペスの打球を弾いて安打にしてしまった西岡剛内野手
前日11日は、代打で巨人の奇策を破った。内野に 5人を置く異例のシフト。その分ガラ空きになった中堅への適時 2塁打で、ヒーローになった。けがをした東京ドームで復帰後初打点。劇的なシーンは勢いを生む。黒田ヘッドコーチは「昨日も打ったしな」と話した。開幕カードで、杉内から 2打数 2安打。右肘の回復も起用の理由だったが、結果は出なかった。
8回にはハーフスイングでの三振に、大きく天を仰いで悔しがった。直前に 3塁線へボテボテのゴロ。ファウルだったが、全力疾走で 1塁塁審の手は広がった。守備では、 3遊間のゴロに思い切り体を投げ出した。闘志は誰よりも目立った。
「特にないです。あした頑張ります」
先発出場については語らなかった。ユニホームを着てベンチ入りする限りは同じだから。鋭い眼光で、今度こそ勝利をつかむ。
4回、自打球を左くるぶしに当て悶絶するマウロ・ゴメス内野手
マウロ・ゴメス内野手が自打球にもん絶した。巨人先発杉内の変化球にまったくタイミングがあわず、 2回の第 1打席で 1つ目の自打球。
唯一の得点圏は、頼みの主軸が倒れた。 1点を追う二死 3塁のチャンスで迎えた 4回にも、初球を左すねに自打球を当てた。あまりの痛さに 3回転ほどし、バッターボックスの横で地面に倒れ込んだ。トレーナーや和田監督らが駆けつけた後、プレーは続行。しかし、 1飛に倒れて走者をかえすことはできなかった。
4回表、四回、自打球を左くるぶしに当て悶絶するゴメスは自打球を左足に当て痛さでグラウンドにうずくまる
試合後は「すごく痛いけれど、アイシングをしてもらってちょっとずつ良くなっている。明日は大丈夫だと思うよ」と万全を強調した。
前夜は猛打賞で 2試合連続の本塁打も放った 4番は、 6試合ぶりに無安打に終わった。直前の一死 2塁で 2ゴロの鳥谷も、 5試合ぶりにHランプが止まった。
2回、右前打を放ったマット・マートン外野手
マット・マートン外野手が脱帽した。巨人杉内の前に、連勝が「8」で止まる 2安打完封負け。
「見ての通り。真っすぐも良かったし、スライダーも今まで一番だったんじゃないかな。いい投球をされてしまった」とたたえた。
第 1打席はファウルで粘り、10球目の高めスライダーを右前へ運んだ。チーム唯一の言っていい会心の当たりで 7試合連続安打。「 3打席とも内容は納得のいくものだった。いい状態は維持できている」と前を向いていた。
2回、安打を放ったマット・マートン外野手
マット・マートンが貴重な貴重なクリーンヒットだ。 0- 1の 2回一死走者なしで杉内が投じたフルカウントからの10球目、内角低めの直球を右前に運んだ。その後の2打席では凡退。完封した相手左腕をたたえた。
「 9回でヒットを 2本しか打てなかった。球はキレていたし、スライダーは、今まで(対戦した中)で一番良かったよ」
勝てなかったが、 7試合連続安打と好調を維持。 7月は打率 0.457(35打数16安打)、 2本塁打、10打点とチームを引っ張っている。この日の試合前練習のフリー打撃でも東京ドームの左翼席の最上段にサク越えを放ち、観客を驚かせていた。
「 1打席目はヒットを打てたし、 3打席とも内容は良かった。いい状態は保てている」
伝統の一戦第 3ラウンドは勝利で締めくくる。今後も助っ人のバットが勝利の鍵を握る。
巨人打線相手に粘投を見せた能見篤史投手はグラブを叩きながらベンチへ戻る
12日、出場選手登録された能見篤史投手が 6回 7安打 2失点と粘った。
6月29日の中日戦で左脇腹痛を訴えてリタイアしてから中12日で復帰先発となった。初回に長野、 6回に阿部といずれも直球を打たれて 2失点したものの、試合をつくった。
「しっかり粘れた。こういう投球をしていけば、今後にもつながると思う。最近、ゲームを壊してばかりだったので」。 8敗目を喫したが、今後に向けては前向きだった。
6回、追加点を奪われた能見篤史投手。フォークをことごとく見送られた
13日ぶりに上がったマウンドは、苦い思い出のある東京ドーム。因縁の場所で粘りは見せたが、本来の姿ではなかった。決め球のフォークを見極められ、奪った三振数は今季初、先発では 6年ぶりのゼロ。能見がリーグワーストの 8敗目( 5勝)を喫し、自身「4連敗」となった。
「気味が悪い。ちょっと嫌な感じはありましたけどね。そこはいろいろ考えて。ただ、(選択肢から)削るわけにはいかないので」
左脇腹痛からの復帰登板で 6回を 7安打 2失点。数字だけみれば及第点だが、これまで決め球にしてきた落ちる球に巨人打線はまったく手を出さなかった。試合前まで今季 1試合平均の奪三振は9.34個。今季セ・リーグ記録の 5試合連続2桁奪三振をマークし、93Kでリーグ 2位の左腕が、先発では2008年 6月 7日のソフトバンク戦(甲子園)以来のゼロKとなった。
3回、長野は落ちる球に手を出さなかった
中西投手コーチは「空振りが取れなかったな。チェンジアップは振ってきたけど、フォークは見極めてきた。食いつきが悪いとは思っていた」と分析。クセなどが見破られているのか。対策は急務だ。
武器の 1つを封じられ、長所を生かせなかった。 0- 2とされた 6回一死満塁では、矢野を遊ゴロ、代打・アンダーソンは 2ゴロと最少失点で切り抜けた。今季の開幕戦( 3月28日、巨人戦)で 4回 2/3を10失点と打ち込まれた敵地で踏ん張ったが、勝ち星はつかめず。それでも「10失点以来ですからね、東京ドームは。あそこを粘れたので、それは今後につながる」と前を向いた。
巨人先発杉内と投げ合った試合は、2011年から 7連敗。昨オフには「僕自身、勝ったことがない。そういう意識はある」と意気込んでいたが、返り討ちにされた。
「最近はゲームを壊してばかりだったので、こういう投球を続けていければ」
次回は21日からの巨人 3連戦(甲子園)中に先発する見込み。見極められたフォークを修正する時間はある。エースが黒星先行ではチームは上向かない。後半戦は白星を量産するしかない。
【データBOX】
◎…阪神は今季最少タイの 2安打で今季 6度目の完封負け。前回 2安打だった 4月29日の広島戦(甲子園)は 1- 0で勝利している
◎…阪神はわずか 1残塁。今季最少タイで 4月29日の広島戦、 6月18日の日本ハム戦(甲子園)に続く 3度目
◎…阪神は杉内に今季初黒星。通算で 4勝12敗と大きく負け越している
今(12日)回の試合も始まる前から結果は見えていた…
前日(11日)には試合を捨ててきたG軍だったが、その分を今回の試合で取り戻そうとして杉内をぶつけてきた。実際現場において10人(位)の人に「昨日の試合で、どうしてメッセに大竹をぶつけてきたのでしょうね。最初から負け試合だと思いませんでしたか?」と聞いてみました。 8割から 9割の人が「先発を聞いた時に勝ったと思いました」という回答でした。
また「和田監督は必要か?」に聞いたところ、全員が「今のままでは要らない」でした。こんな試合をしていたのでは、そう言われてもしかた無いでしょうね。中には「和田が監督をしている以上は、優勝は無いね」という人までいたのだ。さらに「今年はAクラスに最後まで残れるか、本当に分からないよ」という人までいました。
今回聞いたのは、全員が阪神ファンの人たちでした。ファンがこう言うように見ているのだから、しっかりとした試合展開をして欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 7月
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