28日東京ドームで巨人-阪神21回戦が行われ、巨人が逃げ切り、首位攻防戦を勝ち越した。沢村は 2勝目。阪神はゴメス、マートンが沢村に封じられ、打線を寸断された。
巨人との天王山第 3ラウンドに先発した藤浪晋太郎投手(20)が 0- 1の 2回、投手の沢村に適時 2塁打を浴びるなど、 2回まで 4失点の背信ピッチ。 2.5差に後退し、自力優勝の可能性が消滅した和田豊監督(51)は若虎を叱責した。
8日の広島戦(京セラD)でも 9番前田に先頭で安打を浴び、 3失点している。下位をなめているわけではないだろうが、結果がすべて。 5回 7安打 4失点だった。
来日初の 3試合連発ならず。前夜のヒーロー マウロ・ゴメス内野手(29)が沢村に封じられた。
G砲は前夜、延長10回にマシソンから特大の決勝 2ラン。この日の練習中はいつものように“投手”マートンの捕手役を務めるなど、リラックスした表情をみせていた。ゲームが始まると沢村&小林の巧みな配球に戸惑い、再び大型扇風機と化してしまった。記事をまとめてみました。
<巨人 4- 0阪神>◇28日◇東京ドーム◇21回戦
巨人先発は沢村、阪神は藤浪。巨人は 1回、先頭橋本に真ん中高めの直球を右翼席へ運ばれ、 3号先頭打者本塁打で先制。 2回には巨人先発沢村に左中間へ適時 2塁打を浴びるなど 5安打を集め 3点をを奪われた。
「 2回の失点、特に沢村さんに打たれたタイムリーヒットがもったいなかったです。それに尽きます」とうなだれた。
沢村は中盤も球威が落ちず、 5回は福留、伊藤隼太、梅野と 3者連続奪三振。藤浪は 5回 4失点で降板し、阪神は継投に入った。
巨人が逃げ切り、首位攻防戦を勝ち越した。沢村は 2勝目。阪神はゴメス、マートンが沢村に封じられ、打線を寸断された。
2回二死 1塁で投手の沢村(左奥)に適時 2塁打を浴びた藤浪晋太郎投手。首脳陣から叱責された
巨人との天王山第 3ラウンドに先発した藤浪晋太郎投手が 0- 1の 2回、投手の沢村に適時 2塁打を浴びるなど、 2回まで 4失点の背信ピッチ。 2.5差に後退し、自力優勝の可能性が消滅した和田豊監督は若虎を叱責した。夏のロードを 2年連続の勝ち越しで終え、29日からは甲子園に帰還。出直しや!!
前夜延長10回の死闘を制し、迎えた天王山の第 3ラウンド。マウンドには藤浪晋太郎-。舞台演出は、完ぺきに整っていた。だが、歓声は一方だけに上がった。 2回で 4失点…。オレンジタオルがぶん回される、屈辱の光景が広がった。藤浪はうなだれた。
和田監督は藤浪(手前)に 5回で降板を命じた
「序盤であまりにも失点しすぎたところが反省です」
1回、いきなり先頭の橋本に被弾。「油断したわけじゃないけど 2二回だ。二死 1塁から投手の沢村に、ど真ん中の直球を投じ、左中間を破られる適時 2塁打を浴びた。「あそこをしっかりと抑えないともったいなかった」。沢村を含めた 4連打を浴びて、この回 3失点。天王山で投手に手痛い一打を浴びた背番号「19」を和田監督は叱責した。
「晋太郎の投手としての課題が全部とは言わないが、ほとんど出た一、二回だった。それ(沢村の適時打)がすべて、きょうのゲームは。 0が 33失点になったわけやから。(走者が) 1塁で長打をくらっての得点やからな。あとも引きずって投げている感じだった」
中西投手コーチも手厳しかった。
「沢村に対して甘い。スキを見せたらダメ。全力で抑えにいかないと。去年から言っているが 8、 9番に手を抜くところがある」と下位打線に甘い点を挙げた。
降板した阪神先発の藤浪晋太郎投手
8日の広島戦(京セラD)でも 9番前田に先頭で安打を浴び、 3失点している。下位をなめているわけではないだろうが、結果がすべて。 5回 7安打 4失点だった。
この 8月、首脳陣はローテを調整し、藤浪を巨人&広島の上位チームにぶつけた。だが、得意だった夏場に 3連敗。未来の大エースとなる男だからこその試練に直面している。 9月 9-11日には舞台を甲子園に移して最後の巨人 3連戦が待つ。首脳陣はその先発候補に藤浪の名前も挙げていたが、中西投手コーチは「これから考える」と白紙を強調。再考を余儀なくされる内容だった。
1勝 2敗で負け越し、巨人に 2.5差と後退した。自力Vも消滅したが、29日から 4週間ぶりに本拠地に戻る。
和田監督は「自力優勝消滅? 数字のことは全く気にしない。また甲子園で(巨人と)同じような状況で勝負ができるようにしたい。少しでも差を詰めたい」と切り替えた。前日27日南球団社長が来季続投の基本方針を明かしたが、試合前「聞いていない。今はその日に集中するだけ」と去就の話題をシャットアウト。 9年ぶりのV奪回だけを見据えている。勝負はまだこれから。昨季演じた大失速と同じ轍を踏むわけにはいかない。
1回、空振り三振のマウロ・ゴメス内野手。昨夜のヒーローは 3打席ノーヒット、 2三振だった
来日初の 3試合連発ならず。前夜のヒーロー マウロ・ゴメス内野手が沢村に封じられた。
「きょうはスライダー、真っすぐとも内(角)でやられた。いい投球をされたよ」
手も足も出なかった。 1回二死 1塁では内角スライダーでカウントを稼がれ、最後は外角 7回先頭では遊飛…。試合前まで 6打数 3安打と相性がよかった沢村に煮え湯を飲まされた。
今季 9度目の完封負け。 2安打は 4月29日の広島戦(甲子園)でバリントンに喫して以来、今季ワーストタイだった。得点圏に走者を置いたのは 6回の 1度のみ。伝統の一戦の第 3ラウンドがこの貧打では寂しすぎる。
G砲は前夜、延長10回にマシソンから特大の決勝 2ラン。この日の練習中はいつものように“投手”マートンの捕手役を務めるなど、リラックスした表情をみせていた。ゲームが始まると沢村&小林の巧みな配球に戸惑い、再び大型扇風機と化してしまった。
1回、三振に倒れたマウロ・ゴメス内野手
2三振で今季 133三振とし、球団歴代 5位のカークランドに並んだ。リーグワーストの「 143」を数えるエルドレッド(広島)もわずか10差。シーズンで換算すると、 166三振ペースで2010年にブラゼルが残した球団ワーストの「 153」を大きく上回る計算となる。長打か三振か。二者択一型の打者であることは折り込み済みだが、状況により、右方向へ打撃もできることもシーズンで証明済み。それだけに簡単に空を切ってしまうともったいない。
「きょうのことは終わったこと。明日から新しい気持ちでやる。全力プレーでやりたい」
29日からは甲子園でのヤクルト戦。 1カ月ぶりに本拠地に帰る。
G砲は遠征先で食事に出かける際、阪神の良さをよく聞かれるという。決まって「特にファンが素晴らしい」と答えるそうだ。銀傘に響く、大歓声。緑のじゅうたんに跳ねる白球。家族のようなファンの支えもある。すべてが追い風になるはずだ。
初体験だった夏のロードもフィニッシュ。さあ出直し。ゴメスが再加速する。
沢村に負けるなんて…。こんな投手に手も足も出ないなんて…
今日(29日)からの阪神甲子園球場での試合では、頑張って行って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!。
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 8月
日程と結果 9月
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藤浪 4失点…自力V消滅…ゴメス 2三振…ブラゼル超え球団ワースト 166三振ペース…
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