20日阪神甲子園球場で阪神－中日23回戦が行われ、阪神は 3連勝で貯金は｢６｣。 3連勝を飾った。ランディ・メッセンジャー投手(33)はリーグトップの13勝目を挙げた。
上本博紀内野手(28)＆大和外野手(26)が、和田監督の掲げる｢走塁革命｣で 3得点！
アニヤン新井貴浩内野手(37)が勝ち越し打でスタメン起用に応えた。
マウロ・ゴメス内野手(30)が 2打席連続で中前適時打を放った。 5回には、25号ソロ本塁打を放ち 100打点を達成した。
ランディ・メッセンジャー投手が日米通算1000投球回を達成した。自己最多となる13勝目( 9敗)を挙げ、ハーラー単独トップに立った。記事をまとめてみました。
＜阪神 7－ 3中日＞◇20日◇甲子園◇23回戦
1回に中日が 1点を先制。阪神はゴメスらの適時打で勝ち越し。 3回は中日が藤井 5号ソロで同点。阪神はその裏に再び勝ち越し。
阪神打線が 2－ 2の同点で迎えた 3回にたたみかけた。
先頭の 2番大和が内野安打で出塁。相手失策も絡み、無死 2、 3塁で 4番ゴメスが打席に立った。｢チャンスだったから、ホームプレート上に来たボールは積極的にスイングしようと思っていたんだ｣と初球のチェンジアップをジャストミート。センター前に運び、 2打席連続の適時打で勝ち越しに成功した。
その後も相手失策で 1点を加え、一死 1、 3塁からは 7番狩野が右犠飛。｢流れに乗っかって打ちました｣と打線のつながりで計 3点を勝ち越した。
阪神は 5回、 4番ゴメスの25号ソロで 1点を追加。 6回にも内野ゴロ間に 1点を奪い、リードを 5点に広げた。
阪神は 4点リードの 8回二死満塁のピンチを、 4番手福原が脱した。 3連勝で貯金は｢６｣。メッセンジャーはリーグトップの13勝目。
中日に連勝し、ファンにあいさつする和田豊監督
阪神が 3連勝を飾った。初回に 1点を先制されたが 4番ゴメスの 4安打 3打点の活躍などで逆転勝ち。
17日に南球団社長から“全勝指令”を受けて以来、 3連勝の和田豊監督(52)は、ＣＳ本拠地開催がかかった残り 9試合に向けて｢本当に一戦、一戦。とにかく全部勝つつもりでやっていく｣と力を込めた。
上本博紀内野手は 1回に 2盗を決め、同点機を演出した
上本＆大和、和田監督の掲げる｢走塁革命｣で 3得点！
虎が誇る 1、 2番コンビが甲子園を沸かせた。上本と大和がダイヤモンドを所狭しと走り回った。和田監督の掲げる｢走塁革命｣で 3得点をマーク。チームの逆転勝利に大きく貢献した。
｢特にないです｣と寡黙な上本だが、華麗な足技で中日の守備陣の動揺を誘った。まずは 1点を追う 1回。 1、 2塁間に転がした打球が名手・荒木の補球ミスを誘った。貴重な先頭打者出塁。二死後、 2盗に成功し、ゴメスの中前適時打で同点のホームを踏んだ。
6回にも四球で出塁後に 2盗を決め、 7月15日の中日戦(ナゴヤＤ)以来の 1試合 2盗塁をマークした。常に次の塁を狙う貪欲な姿勢がチーム 1位となる今季18盗塁に結び付いている。
8回、大和外野手はバットを投げ出すようにしてヒットエンドランを決めた
7－ 3の 8回には 2番・大和とコンビプレーをみせた。 5球目の外角低めスライダーに一走・上本がスタートを切ると、大和がバットを投げ出して食らいつき、遊撃内野安打。ヒットエンドランに成功し、 1、 2塁と好機を拡大した。
打った大和は｢うまく19日の１軍再昇格後初となる今季 7度目の猛打賞。左脇腹痛からの完全復活をアピールした。
出塁率 0.376(リーグ 8位)を誇る上本と、46犠打でリーグトップの大和がアシストし、鳥谷、ゴメス、マートンが打点を挙げる－。 2位通過でのＣＳへ。強力 2トップが走り続ける。
1回裏阪神二死 1、 2塁、新井貴浩内野手は右前適時打を放った
アニヤン新井貴浩内野手が勝ち越し打でスタメン起用に応えた。
1－ 1の同点に追いついた 1回二死 1、 2塁で中日雄太の 3球目を捉えた。右翼前にライナーではじき返し、 2塁走者のゴメスが生還。チームとしても先制された直後の逆転に成功し、貴重な適時打となった。｢ランナーをかえすことだけに集中していました｣。 3試合連続のスタメンで結果を残した。
3回裏阪神無死 2、 3塁、マウロ・ゴメス内野手は中前勝ち越し適時打を放った
マウロ・ゴメス内野手が 2打席連続で中前適時打を放った。ゴメスが 100打点を達成した。 5回、25号ソロ本塁打を放った。 4番打者がクライマックスシリーズに向けて絶好調。 2位広島を 0.5ゲーム差でピタリ追走や。
バットを振る度に得点が刻まれた。お立ち台で笑顔満開。絶好調とはこのことだ。ゴメスが 4安打 3打点の大暴れ。打点はついに大台に乗った。
｢ハッピー、ハッピー。いい形で打てた。得点圏に走者がいたら、積極的にいこうと思っているよ｣
最初の仕事は１点を追う 1回二死 2塁。カットボールにつまりながら、しぶとく中前へ運んで同点タイムリー。いったん追いつかれた後の 3回無死 2、 3塁でも中前へ。 2本目の適時打が勝ち越し打となると、ダメ押ししたのもゴメスだ。 5回先頭の初球だった。
3回、適時打を放ったマウロ・ゴメス内野手
｢変化球かなとは思っていた。甲子園は広いから、入るかどうかはわからなかったけどね｣
試合前時点では99打点でリーチをかけており、 1点リードされた 1回二死 2塁で中日雄太と対峙(たいじ)。カウント 2－ 2から内角 138キロをしぶとく中前に運び、適時打にした。｢ファウルで粘って、最後に打てるボールが来たね。カットボール気味に入ってきたから少し詰まらされたんだけど、いいところに落ちてくれたよ。ラッキーだね｣。来日 1年目外国人の 100打点は球団初の快挙。セ・リーグで来日 1年目での 100打点以上は2009年のブランコ(中日)以来で、さらに｢２｣を上乗せして打点王へ加速した。
同点に追いつかれた直後、 3回無死 2、 3塁のチャンスに打席が回ってきた。｢チャンスだったから、ホームプレート上に来たボールは積極的にスイングしようと思ってたんだ。いいかたちで打ち返せたよ｣。初球の外角高めチェンジアップをフルスイングした。
第 1打席の同点中前適時打に続き 101打点目を挙げた。
マウロ・ゴメス内野手は中前同点適時打を放ち、 100打点を達成した
1回、 3回の 2打席連続適時打に続き、 5回には先頭で25号ソロを放った。中日雄太の初球。甘く入った 118キロ変化球を左翼席にたたき込んだ。｢打った瞬間はスタンドインするかどうか分からなかったんだけど、自分としてはいいスイングができていたし、ホームランになってくれて良かったよ｣。 6回の守備に就くときにファンの歓声を受け、笑顔で応えていた。
本塁打は13日広島戦(甲子園)以来 6試合ぶり。 8月14日巨人戦(東京ドーム)以来となる猛打賞をわずか 3打席で達成した。
｢何も変えてないけど、感覚はいいよ｣
3試合連続のマルチ安打＆打点。ラストスパートのＧ砲に関川打撃コーチも感心した。｢投手の攻め方を常に勉強して、こちらの助言やマートンの助言にも耳を傾けている｣。開幕からずっと浮かれることがなかったからこその好成績だ。
5回裏阪神無死、マウロ・ゴメス内野手は豪快に左越え本塁打を放った
勤勉さに加え、生活を楽しむことも好調の源だ。球場を出れば、今年 1月に生まれたばかりの長女との時間。できるだけベビーカーには乗せずに自分で抱いて、満面の笑みを見せる。好調時の口癖は｢リラックスしている｣だが、今がそのときだ。
｢思っていることができてハッピーだし、自然と笑顔も出るよね｣
ノリノリの 4番の活躍で、チームは 3連勝。中日戦の今季勝ち越しも決めた。和田監督は｢得点圏に走者を置いたときの集中力がすごい｣と最敬礼だ。 2位広島が勝って順位逆転はお預けだが、ゲーム差はわずかに 0.5。主砲が元気なら、 2位浮上で甲子園でのクライマックスシリーズ開催も見えてくる。
「 100打点はうれしいけど、 110打点、それ以上を目指して。( 2位も)チャンスはあるから、一生懸命プレーしてがんばるよ｣
猛虎の顔になった助っ人が誓った。残り９試合で８打点、いや、それ以上。背番号｢５｣がバットを振る限り、聖地の歓声は約束される。
力投するランディ・メッセンジャー投手
ランディ・メッセンジャー投手がデーゲーム男の本領を発揮し、リーグトップの13勝目を挙げた。
1回に鳥谷の失策が絡み 1点の先制を許すと、 3回にも 3番藤井にソロ本塁打を浴びた。｢今日は全体的に調子はよくありませんでした。 2失点に抑えられたのは良かったけれども、最初から最後まで苦しみながらの投球になってしまいました｣。それ以降も 4球で四球を与える場面があったりと、内容には不満ながら 6回 8安打 2失点(自責点 1)にまとめた。
試合前時点でデーゲームは 6試合に登板し、 5勝 0敗、防御率0.56の好成績を残していた。｢たくさん点を取ってくれた野手のみなさんに感謝です]と話しながらも、きっちりと試合を作った。
ランディ・メッセンジャー投手は日米通算100投球回を達成し花束を受けた
ランディ・メッセンジャー投手が日米通算1000投球回を達成した。自己最多となる13勝目( 9敗)を挙げ、ハーラー単独トップに立った。
メッセンジャーは 1回、安打と四球で二死 1、 2塁のピンチに、平田の遊撃内野安打を鳥谷が 2塁へ悪送球で先制点を奪われた。 1点リードの 3回一死 1、 2塁で 6番高橋周から空振り三振を奪い、記録達成となった。 4回以降は毎回ランナーを許しながら要所を締める投球で得点を与えず。 6回の攻撃で代打を送られ、 6回 8安打 5四球 6奪三振で降板した。
阪神先発のランディ・メッセンジャー投手
イニング終了後には記念の花束を受け取った。試合前時点で日米通算 997回 3分の 1を投げており、残り 2回 3分の 2としていた。
メッセンジャーは｢今日は全体的に調子はよくありませんでした。 2失点に抑えられたのはよかったけれども、最初から最後まで苦しみながらの投球になってしまいました。たくさん点を取ってくれた野手のみなさんに感謝です｣と話した。
走って守って行けるところまで行け！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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日程と結果 9月
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