2日ヤフオクドームで首位ソフトバンク- 2位オリックス最終戦が行われ、ソフトバンクは延長10回裏、一死満塁の好機に松田がサヨナラ打。 5連敗で迎えた今季最終戦で、 3年ぶり16度目(南海、ダイエー時代を含む)のリーグ優勝を決めた。秋山幸二監督(52)は胴上げで 7度宙を舞うと歓喜の涙にくれた。
マジック点灯なしでの優勝は1992年のヤクルト以来。同25日には 2位オリックスのM 7点灯を許した。
クライマックスシリーズ(CS)は10月11日から 2位オリックスと 3位日本ハムによるファーストステージ( 3試合制)が行われ、ソフトバンクはその勝者と15日から始まるファイナルステージ( 6試合制)で対戦する。
シャイで、ポーカーフェイスの秋山監督が、苦しみ抜いた優勝に感極まった。サヨナラ打を放った松田とがっちり抱き合った。苦しみ抜いての頂点に、秋山監督が感極まった。大泣きする秋山幸二監督は、内川に背中を押され、歓喜の輪に体をあずけた。
プレッシャーの中、戦力を使い切る手腕を発揮。補強した選手は結果を出し、今宮、中村、柳田ら前回優勝時に主力でなかった若手を不動のレギュラーに定着させたのも大きな財産となった。
西武、ダイエーで何度も頂点を極めた男も、今季は特別な年。タバコの本数も増えた。妹の小野信子さん(48)から「タバコはもうやめたら?」と気遣われたが「俺がタバコをやめるときは、監督をやめるときだ」と聞かなかった。
自宅に帰れば、同居する義母、プロゴルファーを目指している長女・真凛さん(17)らと力を合わせて、監督業の激務の中で最愛の夫人の千晶さん(55)がいま、病魔と闘っている。前回優勝後に体調を崩し、当初は話すことも手を動かすことも困難なほどだった。懸命に夫人を看病。いまでは会話にも支障はなくなり、快方へと近づいている。チームと同じく、秋山家も団結して戦ってきた。
3年ぶりの美酒に王貞治球団会長(74)、ソフトバンクの孫正義オーナー(56)も握手と笑顔で、秋山監督以下、コーチ、選手を出迎えた。
1月に野球殿堂入り。現役監督の選出は1965年の川上哲治(巨人)、鶴岡一人(南海)、2011年の落合博満(中日)以来 4人目だった。先人はいずれも同年にリーグ制覇したが、見事にその歴史に続いた。
松田宣浩内野手(31)、優勝決定打!お祭り男が決めた!!延長10回一死満塁から左中間に安打を放ってサヨナラ勝ちした。
歓喜の宴は、ヤフオクドーム内で午後11時56分に始まった。リーグ優勝を決めたソフトバンクナインが、歓喜のビールかけを行った。松田宣浩選手会長の乾杯のかけ声で始まり、ビール3000本、コーラ 400本、日本酒 8斗分が、約20分で泡と消えた。記事をまとめてみました。
<ソフトバンク 2- 1オリックス>◇ 2日◇ヤフオクドーム◇最終戦
オリックスは 2回、二死 1、 3塁の好機をつくるも生かせず。ソフトバンクは 2回、一死 2、 3塁から細川の中犠飛で先制。
オリックスは 6回まで 1点も奪えない。ソフトバンクは 5回に二死 1、 2塁の好機で内川が投ゴロに倒れ追加点取れず。
オリックスは 7回に代打原拓の右前打で同点に追いつく。その後は両チーム小刻みな継投で得点を与えず。延長戦に突入した。
ソフトバンクは延長10回裏、一死満塁の好機に松田がサヨナラ打。 5連敗で迎えた今季最終戦で、 3年ぶり16度目のリーグ優勝を決めた。秋山監督は胴上げで宙を舞うと歓喜の涙にくれた。
3年ぶりのリーグ制覇に胴上げされた秋山幸二監督
首位ソフトバンクが 2位オリックスとの直接対決で延長10回の末、 2- 1でサヨナラ勝ちして 3年ぶり16度目(南海、ダイエー時代を含む)の優勝を決めた。
クライマックスシリーズ(CS)は10月11日から 2位オリックスと 3位日本ハムによるファーストステージ( 3試合制)が行われ、ソフトバンクはその勝者と15日から始まるファイナルステージ( 6試合制)で対戦する。
選手の優勝の喜びコメントは以下の通り。
▽内川聖一外野手(32):いろいろあったが、優勝できたことが全てを拭い去ってくれた。(厳しいマークに)その中で打ってなんぼ。結果で引っ張りたかった。
▽大隣憲司投手(29): 1回は足が震えることもあったが、しっかり(打者) 3人でスタートを切れて、そこからは自分の思い描いている投球ができた。
▽細川亨捕手外野手(34):この疲れもビールかけで吹っ飛ぶ。
▽長谷川勇也外野手(29):いまは良かったという気持ちしかない。きょうはとりあえず良かった。
▽デニス・サファテ投手(33):自分たちが強いということを証明できて良かった。
▽中村晃外野手(24):(最多安打の)タイトルを取れたらいいと思うけど、まだ取れたわけじゃない。緊張というより、勝つんだという気持ちでできたのがよかった。
▽五十嵐亮太投手(35):本当に苦しい時期が長かった。安心感でいっぱい。勝ちや優勝を意識しないで、いかにマウンドでベストでできるかを意識した。
▽今宮健太内野手(23):( 2年連続のシーズン62犠打に)バントに関しては誰よりも練習したので自信がある。レギュラーでの優勝は心から喜べる。
▽中田賢一投手(32):地元(福岡)に帰ってきて、みんなに喜んでもらえてよかった。チームにとって達成感ある胴上げだった。
▽柳田悠岐外野手(25):うれしすぎっす。(先頭打者だった延長10回は)とにかく塁に出ようと思った。
ペナントを受け取る秋山幸二監督
シャイで、ポーカーフェイスの秋山監督が、苦しみ抜いた優勝に感極まった。サヨナラ打を放った松田とがっちり抱き合った。大泣きする秋山幸二監督は、内川に背中を押され、歓喜の輪に体をあずけた。
秋山監督は、マウンドとホームベースに集まった選手に持ち上げられ、両手バンザイの体は、 7度宙に舞った。延長10回にサヨナラ勝ちで 3年ぶりの優勝が決定。
3年ぶりの美酒に王貞治球団会長、ソフトバンクの孫正義オーナーも握手と笑顔で、秋山監督以下、コーチ、選手を出迎えた。
9月に苦しんだこともあり、こみ上げてくる涙を抑えられなかった。
険しい道の最後に、涙と歓喜のVロードを歩いた。あふれ出る涙を両手で振り払いながら、目を見開き、言葉をかけ全員を抱きしめながら進む。サヨナラ打を放った松田や内川に中央へ招かれると、ゴールドの吹雪の中で 7度、宙に舞った。
10回、サヨナラ打を放ったソフトバンク・松田宣浩内野手を迎える秋山幸二監督
3年ぶり16度目のVだ。苦しみ抜いての頂点に、秋山監督が感極まった。優勝監督インタビューでは「幸せです…。半端じゃない重圧の中で勝ち取った優勝。うれしかった。僕よりも選手のみんな、ファンのみなさんが一番苦しんだんじゃないかと思う。本当に優勝できてよかったです」と第一声。「勝てば優勝という一戦は私も経験したことがなかったし、プレッシャーのなか、選手らは頑張ってくれた」と興奮を抑えきれない様子だった。
負けていれば、事実上のV逸-。 144試合目を“生死”の一戦にしてしまった。 7月26日に首位に立ち、 9月16日にマジック点灯に王手をかけたが、そこから10戦して 1勝 9敗…。マジック点灯なしでの優勝は1992年のヤクルト以来。同25日には 2位オリックスのM 7点灯を許した。
圧倒的なリードを誇りながらも、終盤の失速とオリックスの驚異的な猛追に遭い、 144試合目での優勝決定だった。
試合後、秋山監督は勝利者インタビューでも感無量の様子。目に涙を浮かべながらインタビューにこたえた。
後藤芳光社長(左から 2番目)らと抱きあい涙するソフトバンク・秋山監督
最愛の妻に歓喜を届けたかった。野球人生を支えてくれた母・ミスエさんを 8月10日に亡くした 3年前(2011年)が最後の優勝。そして、その最期を看取ってくれた夫人の千晶さんがいま、病魔と闘っている。前回優勝後に体調を崩し、当初は話すことも手を動かすことも困難なほどだった。
昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督就任を、師である王貞治球団会長の説得があっても固辞したのは実は夫人の看病があったから。だが、それを明かすことはなかった。そのため、昨季4位に沈むと、今季に向けて本社を挙げての「絶対V」を課せられた。最大30億円にも及ぶ大補強を受け、その重圧は計り知れなかった。西武、ダイエーで何度も頂点を極めた男も、今季は特別な年。タバコの本数も増えた。妹の小野信子さんから「タバコはもうやめたら?」と気遣われたが「俺がタバコをやめるときは、監督をやめるときだ」と聞かなかった。
選手らに囲まれ男泣きする秋山幸二監督
プレッシャーの中、戦力を使い切る手腕を発揮。補強した選手は結果を出し、今宮、中村、柳田ら前回優勝時に主力でなかった若手を不動のレギュラーに定着させたのも大きな財産となった。
自宅に帰れば、同居する義母、プロゴルファーを目指している長女・真凛さん(17)らと力を合わせて、監督業の激務の中で懸命に夫人を看病。いまでは会話にも支障はなくなり、快方へと近づいている。チームと同じく、秋山家も団結して戦ってきた。
1月に野球殿堂入り。現役監督の選出は1965年の川上哲治(巨人)、鶴岡一人(南海)、2011年の落合博満(中日)以来 4人目だった。先人はいずれも同年にリーグ制覇したが、見事にその歴史に続いた。
「ファンの熱い声援が後押ししてくれた。日本一を目指してやってきた。最後まで一歩ずつ日本一を目指してやっていきたい」
同郷・熊本の川上監督の「巨人V9」も、殿堂入りの年から始まった。 3年契約の最終年だったが、すでに来季続投も決まっている。 3年ぶり 6度目の日本一へ、秋山ホークスの黄金時代はこれからだ。
延長10回、サヨナラ打を放ち、雄叫びをあげる松田宣浩内野手(左)。ナインが次々と駆け寄った
男だ!ソフトバンク・松田宣浩内野手、優勝決定打!お祭り男が決めた!!
松田が、延長10回一死満塁から左中間に安打を放ってサヨナラ勝ちした。 7月初旬に右手人さし指を骨折した選手会長は、試合後のセレモニーでリーグ優勝旗を手にファンと万歳三唱。ビールかけも絶叫しながら音頭を取った。最高のムードメーカーが日本一奪回の先頭に立つ。
涙が止まらない。選手会長の松田がサヨナラV打。 1塁を回るとヘルメットをほうり投げ、ナインの歓喜の輪の中心となった。秋山監督とも熱い抱擁を交わした。
「みんなでつないでくれて、そういう気持ちを忘れずに食らいついていった。今年の最後の打席だと思って入った。泣く気はなかったんですけど、自然と体が反応してしまいました。監督を胴上げしようと強い気持ちでやってきたんで」
優勝旗を手に笑顔を見せた松田宣浩内野手。大一番で輝きを放った
両軍がすべてを出し尽くした死闘は劇的な結末を迎えた。 1- 1の延長10回一死満塁。「カチドキレッド」のユニホームでヤフオクドームを真っ赤に染めた鷹党のボルテージは最高潮に達していた。それまで 3打数無安打の松田はオリックス 7番手の比嘉と対峙(たいじ)。 1ボールから 2球ファウルで粘ると最後は外角スライダーを完璧にとらえる。糸を引くような当たりの打球が左中間で弾んだとき、 3年ぶりVが決まった。
けがを力に変えた。 7月 2日の練習中に右手人さし指を骨折し、翌日に登録抹消。夏場はリハビリに費やし、高校球児たちの戦いを目に焼き付けた。再昇格したのは 8月末。チームに迷惑をかけた分、自分に強くハッパをかけた。「よっしゃ全力!! 残り30試合、全力!!」。大失速の 9月もベンチでは大声でナインを鼓舞し、この日の試合前も円陣の中心で士気を高めた。
「プロに入って一番苦しい9月だった。チームとして乗り越えられて、本当にうれしい」
セレモニーではパ・リーグの優勝旗を手渡され、音頭をとってファンとともに万歳三唱した。前回優勝の2011年は 2位に17.5ゲーム差をつけた独走。しかし、今回は最後に苦しみ抜いてようやく勝ち取った。お祭り男が、必ずやチームを日本一に押し上げる。
秋山幸二監督(右)にシャンパンをかける松田宣浩選手会長
歓喜の宴は、ヤフオクドーム内で午後11時56分に始まった。
リーグ優勝を決めたソフトバンクナインが、歓喜のビールかけを行った。
全員、赤の優勝記念Tシャツと黒のキャップ姿でヤフオクドーム内の祝勝会場に集合。秋山幸二監督が「みんな、おめでとう。かなり苦しかったと思うけど、一皮むけて、CS、(日本)シリーズを乗り越えて、あと 2回ビールかけしよう」とあいさつすると、ナインから大歓声が起きた。
松田宣浩選手会長の乾杯のかけ声で始まり、ビール3000本、コーラ 400本、日本酒 8斗分が、約20分で泡と消えた。
リーグ優勝を決め拍手をおくる王貞治会長と孫正義ソフトバンクオーナー
優勝が決まる一戦で、本拠地ヤフオクドームに駆けつけたソフトバンクの孫正義オーナー
は、笑みが絶えなかった。
秋山監督の胴上げ後に、自身も 6度宙に舞った。「最高の気分です」。サヨナラ勝ちでの優勝に「劇的でしたね。こんなに泣いた試合はない。(選手は)最後の最後で爆発したね」と舌もなめらかだった。秋山監督についても「素晴らしい采配でした」と振り返った。
王貞治球団会長も感慨深げだった。「選手らは死力を尽くしてくれた。苦しんだ時期はあったけど、今日の感激を味わうためだったんだと思える。王者らしい戦いだった」と興奮気味に喜びを口にした。
★ソフトバンク球団史
1938年に南海電鉄を経営母体に創設。1944年に近畿日本、1946年に近畿グレートリングと改称し、1947年から南海ホークス。 1リーグ時代に 2度優勝し、1973年までに10度のパ・リーグ制覇(日本一 2度)。その後は低迷が続き、1988年秋にダイエーが買収して本拠地を大阪から福岡に移した。1993年に福岡ドーム(現ヤフオクドーム)が完成。1995年から王貞治監督が指揮し、1999年にダイエーで初優勝、日本一にも輝く。2000年も優勝したが、長嶋茂雄監督率いる巨人との日本シリーズは敗れた。2003年に再び日本一。球団買収により2005年からはソフトバンクとして参戦。王監督は2008年限りで退任し、秋山幸二監督が就任した。優勝18度目。日本一は 5度。孫正義オーナー。
【秋山幸二(あきやま・こうじ)】
1962(昭和37)年 4月 6日生まれ、52歳。熊本県出身。八代高から1981年ドラフト外で西武入団。レギュラーとなった1985年から、主に「 3番・中堅」で 8度の優勝に貢献。西武黄金期を支えた。1994年にトレードでダイエー(現ソフトバンク))へ移籍。主将としてチームを引っ張り、1999、2000年にリーグ連覇。2002年オフに現役を引退した。通算成績は2189試合に出場、打率 0.270、 437本塁打、1312打点。2005年にソフトバンク 2軍監督に就任。総合コーチを経て2009年から監督。2010年から 2年連続でリーグ優勝を果たした。 1メートル85、89キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸 1億円。背番号81。
おめでとう!やったね、秋山クン。さすがだ。昔、西武ライオンズ時代の秋山クンと一緒に飲んだことが有ったが、いつか何かをやってくれる選手だと思っていた。
監督になってからも 2度も優勝させる活躍をするとは、「何も言えない!」
オメデトウ!ソフトバンク!我らの若鷹軍団!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
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ソフトB3年ぶりリーグ優勝!松田サヨナラ打!秋山監督が号泣!秋山監督ビールかけあと 2回しよう!
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