4日東京・有明コロシアムで、楽天ジャパン・オープン第 6日目男子シングルス準決勝が行われ、単準決勝で世界ランキング 7位の第 4シード、錦織圭(24=日清食品)が、ベンジャミン・ベッカー(ドイツ)を今大会シングルス 4試合目で初めてセットを失ったが、第 2セットを一方的に奪い、第 3セットもタイブレークの末にものにし、優勝した2012年以来 2年ぶり 2度目の決勝進出を決め優勝に王手をかけた。記事をまとめてみました。
<テニス:楽天ジャパン・オープン第 6日目>◇ 4日◇東京・有明コロシアム◇男子シングルス準決勝
ベンジャミン・ベッカー(右)と握手を交わす錦織圭
単準決勝で世界ランキング 7位の第 4シード、錦織圭(24=日清食品)が、同62位のベンジャミン・ベッカー(ドイツ)を 4- 6、 6- 0、 7- 6で破り、優勝した2012年以来 2年ぶり 2度目の決勝進出を決め優勝に王手をかけた。
5日の決勝は第 3シードで同 8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦。男女を通じて日本選手初となるツアー出場 2大会連続Vを狙う。(観衆=1万2271)
錦織は今大会シングルス 4試合目で初めてセットを失ったが、第 2セットを一方的に奪い、第 3セットもタイブレークの末にものにした。
ラオニッチは世界37位のジル・シモン(フランス)を 6- 1、 6- 4で退け、 3年続けて決勝に進んだ。
バックでリターンする錦織圭
冷静さをかなぐり捨てた。タイブレークにもつれた最終セットのマッチポイント、フォアハンドで 1時間46分の激闘を制すると、錦織は思わずラケットを手放した。ベンチでは頭の上からタオルを被り放心状態。勝利の余韻に酔いしれた。
「いやー、キツイっすね。最後に最高のプレーができてうれしい。決勝に戻ってこられた」
最速 217キロをマークしたベッカーの高速サーブに苦しみ、今大会単4試合目で初めてセットを失った。第 2セットは 1ゲームも落とさず奪ったが、第 3セットの第 4ゲームをブレークした直後、続く第 5ゲームでブレークバックされるなど、一進一退の攻防を繰り広げた。
決勝進出は準Vを遂げた全米オープン、今季ツアー 3勝目を挙げた前週のマレーシア・オープンに続き出場 3大会連続となった。
決勝進出を決めガッツポーズする錦織圭
貴賓席にはサッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)の姿があった。どちらに転ぶかわからない熱戦に闘将も興奮しっぱなしだった。
同監督との対面はなかったが、錦織はサッカー好き。 7月に米国で行われた日本代表MF香川真司が当時所属していたマンチェスター・ユナイテッドとDF長友佑都のインテル・ミラノの試合を観戦。試合後は 2人と対面した。またアギーレ監督が抜てきしたFW武藤嘉紀(FC東京)とも面識があることも明かした。
「(日本)代表の試合を見たいけど機会がない。(選手との)縁があるのはうれしい」
決勝の相手は全米オープン男子単 4回戦で 4時間19分の死闘を繰り広げたラオニッチ。日本人初のツアー 2大会連続Vを果たし、アギーレ・ジャパンに、世界最高峰の強さを見せつける。
試合に勝利した錦織圭
★ツアー・ファイナルは:錦織は年間獲得ポイント上位 8人で争う、11月のATPワールドツアー・ファイナル(ロンドン)で現在 6位。今大会で優勝すれば、 5位の全米覇者マリン・チリッチ(クロアチア)を上回る。 5日開幕の上海と27日に始まるBNPパリバの両マスターズは、優勝ポイントが1000。最後まで気が抜けない。
ガンバレ!錦織圭選手!勝利を狙え!
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楽天ジャパンOP/錦織が 2年ぶり決勝進出!日本人初のツアー連勝王手!ラオニッチと対戦!
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