和田監督、対巨人戦通算1000敗目…上本が意地の今季 1号！阿部キラー高宮の神話崩壊…無念の安打

　 4日東京ドームで巨人－阪神 2回戦が行われ、巨人が逃げ切り、連敗を 4で止めた。借金は 2。対阪神戦通算1000勝に到達した。阪神は貯金 2。 2番手石崎の乱調が響いた。巨人ポレダは 6回 3失点で初勝利。阪神先発岩田は初黒星。阪神が伝統の一戦で宿敵巨人に敗れ、12球団で同一球団に初の通算1000敗目を喫した。和田豊監督(52)は 1点差の 6回一死満塁で、ドラフト 2位・石崎剛投手(24＝新日鉄住金鹿島)を大胆投入。 2つの押し出し四球後も続投させるタクトが、屈辱の敗戦につながった。
　今成亮太内野手(27)と安藤優也投手(37)が 4日、ともに故障のため出場選手登録を抹消された。再登録は14日以降。代わって狩野恵輔外野手(32)と、右内転筋挫傷で開幕 1軍から外れていた福原忍投手(38)が昇格した。
　西岡剛内野手(30)が首位打者に浮上した。 6回無死 1塁から中前打を放ち、 3打数 1安打。打率 4割 1分 9厘とし、中日ルナを抜いた。 3日は 5打数 4安打と打撃好調をキープしている。
　マット・マートン外野手(33)が 6回に同点 2点適時打を放った。 1－ 3で迎えた 6回一死 2、 3塁。カウント 1－ 0からの 2球目、巨人先発ポレダの真ん中に入った 144キロ直球を見逃さなかった。右翼フェンス直撃の大きな当たりとなった。
　上本博紀内野手(28)が意地の今季 1号を決めた。 6点ビハインドの 7回二死 1塁、笠原の内寄り 135キロ直球を左翼席まで運んだ。反撃の 1号 2ランは12打席ぶりの安打。 4点差に縮め、巨人の勝ちパターンのリリーフを引きずり出した。
　福留孝介外野手(37)が 4日の巨人戦(東京Ｄ)で、今季 8試合目で初めてスタメンから外れた。人工芝の球場での試合が続いていることもあり、休養を与えられた形。 5日の同戦でスタメン復帰が濃厚。今カード勝ち越しのカンフル剤になるはずだ。不動を貫いてきた先発メンバーを動かした。｢ 6番・右翼｣に座ってきた福留に代えて新井良太(31)が出場。休養の福留に代わり、｢ 6番・右翼｣｣で今季初スタメンの新井は 4打数無安打。今季初めてベンチから戦況を見つめた背番号｢８｣は試合後、淡々と説明した。
　梅野隆太郎捕手(23)は 2試合連続安打も 2三振を喫した。 6回の守備では 1イニング 6失点で投手陣をうまくリードできなかった。
　 1軍に昇格した狩野恵輔外野手(32)が初打席で安打を放った。今成の故障で、この日の朝に緊急合流。必死のアピールを誓った。
　先発岩田稔投手(31)が 3回に 2番片岡の 3ランを被弾した以外は、 5回に 3者連続三振をマークするなど好投を見せていた。しかし、同点に追いついた直後の 6回に一変。 6回途中 7安打 7失点で降板した。 2番手石崎剛投手(24)も巨人打線を止められず、大量失点につながった。
　高宮和也投手(33)が 7回に登板し、一死走者なしでこの日 2安打の 4番阿部を迎えた。今季の初対戦は 1、 2塁間に打球が転がり、 2塁上本が懸命に捕球したものの内野安打となり、阿部キラー神話が崩れた。
　 5日の巨人戦で先発する藤浪晋太郎投手は自身初の開幕 2連勝を狙う。レギュラーシーズンではルーキーイヤー以来の巨人戦白星を誓った。記事をまとめてみました。



　＜巨人 9－ 5阪神＞ 2回戦◇ 4日◇東京ドーム
　巨人先発はポレダ、阪神は岩田。巨人は 3回、片岡の 1号 3ランで先制。ポレダは 3回まで被安打 1、無失点。
　 4回に 1点を返した阪神は 2点を追う 6回、マートンが 2点適時 2塁打。巨人はその裏、阿部の適時打などで一挙 6点を奪い、突き放した。
　巨人が逃げ切り、連敗を 4で止めた。借金は 2。対阪神戦通算1000勝に到達した。阪神は貯金 2。 2番手石崎の乱調が響いた。
　巨人ポレダは 6回 3失点で初勝利。阪神先発岩田は初黒星。


　対巨人戦1000敗目の和田監督は通路を歩いてバスへ向かう＝東京ドーム

　阪神が伝統の一戦で宿敵巨人に敗れ、12球団で同一球団に初の通算1000敗目を喫した。
　和田豊監督は 1点差の 6回一死満塁で、ドラフト 2位・石崎剛投手を大胆投入。 2つの押し出し四球後も続投させるタクトが、屈辱の敗戦につながった。｢数字は聞いていたんで。こっちから言えば1000敗目を 1日でも遅らせようという気持ちでいたけど、今までの積み重ねなんで。こっちは 1試合 1試合という気持ちでやっていくだけです｣とコメントした。


　 6回一死満塁で登板し、炎上したドラフト 2位・石崎剛投手。続投裏目で巨人に通算1000敗を喫した＝東京ドーム

　冷や汗が入り交じり、表情がゆがんでいくルーキーに救いの手を差し伸べなかった。タオルも投げ入れない。石崎はサンドバッグ状態にやられた。大事な伝統の一戦で“冒険”させたものの結果は裏目。宿敵相手に屈辱の1000敗目を喫した。
　｢何とか状態もいいしと思ったけど、ちょっと酷だったかな…｣
　和田監督がやや荷が重かったことを口にした。 1点ビハインドの 6回一死満塁。先発・岩田が阿部に勝ち越しの右前適時打を許し、続く金城に中前に弾き返された後、ベンチが送り出したのは 2試合目の登板となるルーキーだった。
　井端の代打・高橋由に対し、石崎は内角低めの 147キロ直球を見送られて押し出し四球を献上すると、二死から 8番・村田にも押し出し四球。さらに代打・中井、坂本と連続適時打を浴びた。 3月29日の中日戦(京セラＤ、 1回無安打無失点)以来の登板は、 2/3回を 2安打 2失点と火に油を注ぐ内容。中西投手コーチも｢酷だった｣と振り返った上で｢ベンチの中にいた投手の中ではコントロールと球の力があった｣と抜てき理由を語った。


　高橋由、村田に押し出しの四球。制球が定まらなかった石崎剛投手＝東京ドーム

　ビハインドの場面で、勝利の方程式の一角である松田は使えない。安藤は右肩の張りでこの日、離脱した。代わって昇格の福原は右内転筋挫傷明け…。石崎がＫＯ寸前になっているにも関わらず、高宮、島本、金田らを送り出さなかったのは、ルーキーを 1年を通した戦力として期待しているからに他ならない。
　｢これからもセットアッパーとして使う｣
　中西コーチが配置転換に首を振った。リーグ優勝を狙う上で福原＆安藤のベテランコンビの力は不可欠だが、そこに“スパイス”はない。昨季も結果的に日本シリーズに進出したものの、シーズンでは夏場に失速し、 2位に終わった。首位に立っている今だからこそ、できる。契約最終年に挑む和田監督の覚悟がにじんだ継投だった。


　高橋由、村田に押し出しの四球。制球が定まらなかった＝東京ドーム

　虎将は｢きょうの反省というか、今後どう生かしていくか｣と話せば、石崎も｢次につなげていきたい。ああいう場面で任されるのは期待の表れでもある。それに応えないと｣と自らに言い聞かせるように力を込めた。
　巨人戦 1000敗目を喫したことに指揮官は｢1000敗目を１日でも遅らせようというのはあったけど…。こっちは 1試合 1試合、とにかく明日とるという気持ちでやっていくだけ｣と前を向いた。賛否両論があるだろうが、この“情”のタクトがどう転ぶのか…。 5日に今カードを勝ち越し、甲子園開幕( 7日、ＤｅＮＡ戦)に向かう。


　和田豊監督と中西清起コーチ（左）はあえてルーキー続投させたが裏目に＝東京ドーム

　今成亮太内野手と安藤優也投手が 4日、ともに故障のため出場選手登録を抹消された。再登録は14日以降。
　今成は 3日巨人戦で出場に備えてウオーミングアップしていた際、右脇腹を痛めた。 4日に都内の病院で検査を受け｢右肋(ろく)軟骨損傷｣と診断された。
　今成は沖縄キャンプ終盤に右脇腹を痛め、 2日ヤクルト戦で 1軍復帰したばかりだった。安藤は右肩の張りを訴え、 2人ともチームを離れて関西へ戻った。
　代わって狩野恵輔外野手と、右内転筋挫傷で開幕 1軍から外れていた福原忍投手が昇格した。


　 6回表、マートンの 2点適時 2塁打で生還した西岡剛内野手(手前)。後方は捕手の阿部慎之助＝東京ドーム

　西岡剛内野手が首位打者に浮上した。
　 6回無死 1塁から中前打を放ち、 3打数 1安打。打率 4割 1分 9厘とし、中日ルナを抜いた。 3日は 5打数 4安打と打撃好調をキープしている。
　 4回の第 2打席は四球で出塁すると、巨人先発ポレダからボークを誘い得点につなげた。｢外国人でイライラしていたので、 1％でも気にしてくれたらと思って。何もダメージを与えられないよりはそういう細かいところをやっていきたい｣と振り返った。


　 6試合連続となる快音を響かせた西岡剛内野手。首位打者にも躍り出た＝東京ドーム

　打って、揺さぶって。どの打順に座っても“切り込み隊長”の名がふさわしい。敗戦も、西岡の元気な姿が光った。らしさ全開で巨人の新戦力を攻略した。
　｢これからも嫌らしい選手であり続けたいと思います｣
　 点を追う 6回無死 1塁。 1走・上本とのエンドランが決まった。直球に力負けせず、投手の足下へ。中前打で 1、 3塁を作った。 6試合連続安打と好調。 3打数 1安打で、打率 0.419はセ・リーグ打撃成績の一番上に躍り出た。
　｢ポレダは球が速くて長打は出にくいけど、何とか後ろに(つなぐ)という気持ち｣
　この後、一度は追いついた。初対戦のポレダをこの回でマウンドから降ろした。 150キロ前後の直球を見せつけていた新助っ人。 4回に最初に崩したのも背番号７だ。一死から四球を選び、塁上でしつこく動いた。


　ボーク判定にイライラする巨人先発・ポレダ投手＝東京ドーム

　｢外国人特有のイライラした感じがあったので。 1％でも気にしてくれるのなら｣
　何度もけん制を誘い、焦った左腕のボークで進塁。 2塁からも 3盗を狙うしぐさで集中力を奪い、マートンの適時打で追撃のホームを踏んだ。 6回の安打の後は今季初盗塁。自身が動き回れば、点が入ること証明した。
　ポレダは 3月28日の前回登板も、ＤｅＮＡの機動力に苦戦した。平田ヘッドコーチは｢かなり走者を気にしていた。ＤｅＮＡがヒントをくれたし、うちも意識させた｣と明かした。対策は十分。揺さぶりをかけられる走者が出塁したことで成功した。｢ああやってプレッシャーをかければね。手応えはあったと思う｣と、同コーチ。頼れる３番は敗戦に収穫を残した。好調のバットはピーク？　そう問われると不敵に返した。
　｢これがピークか分かりませんよ｣
　昨季の開幕前に｢首位打者｣という目標も掲げた。けがに泣いたが、今季こそ。早くも明るいオフを予感させるスタートだ。

◆データＢＯＸ◆
◎…昨季は14人の先発投手と初対戦し、 4勝 6敗( 4試合は相手先発に勝敗つかず)。今季は 3月28日の中日戦で、バルデスに 6回 3安打無得点(勝ち負けつかず)に抑えられたが、試合はサヨナラ勝ち。 4日の巨人戦・ポレダに 6回 6安打 3得点。初モノ相手に今季チームは 1勝 1敗。
◎…阪神の首位打者は昨年のマートン以来で、日本人では2003年の今岡誠以来となる。 2リーグ分立後以降で阪神在籍時に首位打者を獲得した選手は藤村富美男(1950年)、田宮謙次郎(1958年)、藤田平(1981年)、真弓明信(1983年)、バース(1985、86年)、オマリー(1993年)、今岡誠、マット・マートンの 8人。


　 4回、左前へ適時打を放ったマット・マートン外野手。反撃のノロシとなったが…＝東京ドーム

　マット・マートン外野手が 6回に同点 2点適時打を放った。
　 1－ 3で迎えた 6回一死 2、 3塁。カウント 1－ 0からの 2球目、巨人先発ポレダの真ん中に入った 144キロ直球を見逃さなかった。右翼フェンス直撃の大きな当たりとなった。
　 4回の左翼への適時打に続き、 2打席連続でタイムリーとした。


　 6回表阪神一死 2、 3塁、マット・マートン外野手は右越え適時 2塁打を放った＝東京ドーム

　虎の安打製造機に正確性が戻った。敗戦の中で光るマルチ安打。マット・マートンが意地の 3打点で気を吐いた。
　｢常にボールに対して一直線にいって、真っすぐに振り遅れないようにしたいと思っている｣
　 3点をリードされた直後だ。 4回二死 3塁から内角低めの 145キロの直球をとらえた。鋭い打球が三遊間を抜けて左前適時打。12打席ぶりにＨマークを灯すとともに、 5試合ぶりの打点を挙げた。トンネルを抜け出すとエンジン全開だ。 6回には一死 2、 3塁から今度は 144キロの直球を逆らわず右方向へ。同点となる右翼フェンス直撃の 2点 2塁打を放った。


　 6回、同点タイムリー 2ベースを放った阪神・マートン＝東京ドーム

　不調の原因は分かっていた。昨季、打率 0.338で初の首位打者に輝いた助っ人は修正能力に長けている。だからこそ毎年のようにヒットを量産できている。｢最近、打つべき球が打てないことがあった。ボール球に手を出していることが多かった｣。試合前のフリー打撃でスイングをチェック。自分の打席で最高の結果を出すための準備はしっかりと行っている。
　気分転換も大事だ。この日、グラブのひもを新調。試合前練習ではメッセンジャーにグラブをうれしそうに見せていた。さらに、ストッキングをユニホームの外側に出すクラシックスタイルで戦った。｢ 143試合は長いからね。たまにはこのようにやるのもいいのかなと思っているよ｣。来日 6年目を迎え、遊び心を当たり前のように持てている。
　｢自分のストライクゾーンで打ちたいね｣。 3試合ぶりのマルチ安打で打率 0.250に回復。まだまだ物足りないが、シーズンは始まったばかり。Ｍ砲はここから加速していく。


　 7回表阪神２死 1塁、左越え 2点本塁打を放った上本博紀内野手＝東京ドーム

　上本博紀内野手が意地の今季 1号を決めた。 6点ビハインドの 7回二死 1塁、笠原の内寄り 135キロ直球を左翼席まで運んだ。反撃の 1号 2ランは12打席ぶりの安打。 4点差に縮め、巨人の勝ちパターンのリリーフを引きずり出した。｢まぐれです。(打席での意識は)いろいろあるけど、そのときにやれることをしっかりやりたい｣。笠原の真ん中の直球を完璧にとらえた。12打席ぶりの安打。打率 0.179と苦戦しているが、 6回先頭では10球粘って四球を勝ち取った。持ち味が出たことに、和田監督も｢状態はよくなかったけど、一発の前の四球で久しぶりに粘り強い打席ができて、本塁打につながった｣と、復調を予感した。
　｢(打席に対するアプローチは)いろいろあるけど、その時その時でしっかりやるだけです｣と冷静に振り返った。


　スタメンを外れた福留孝介外野手＝東京ドーム

　福留孝介外野手が 4日の巨人戦(東京Ｄ)で、今季 8試合目で初めてスタメンから外れた。人工芝の球場での試合が続いていることもあり、休養を与えられた形。 5日の同戦でスタメン復帰が濃厚。今カード勝ち越しのカンフル剤になるはずだ。
　不動を貫いてきた先発メンバーを動かした。｢ 6番・右翼｣に座ってきた福留に代えて新井良太が出場。今季初めてベンチから戦況を見つめた背番号｢８｣は試合後、淡々と説明した。
　｢休養での欠場？　そういうことだと思う。人工芝が続いているし、気は使ってもらってる。そんなん(けが)じゃない。大丈夫｣
　今季は開幕 3連戦で10打数 4安打 3打点と最高のスタート。右翼の守備でもチームの勝利に貢献してきた。ここまでの試合は球場が全て人工芝。天然芝に比べ、足への負担が大きいとされる。2013年に左膝を手術している福留にとって慎重にならざるを得ない。
　平田ヘッドコーチも｢(福留)孝介はずっと出ずっぱりやからな。左投手のポレダというのもあるし｣と長いシーズンを見据えた選択を強調した。
　 5日の巨人の予告先発は右の高木勇。福留のスタメン復帰は有力だ。リフレッシュしたベテランのバットで宿敵・巨人との今季初カードの勝ち越しを決める。


　 7回、安打を放った代打の狩野恵輔外野手＝東京ドーム

　 1軍に昇格した狩野恵輔外野手が初打席で安打を放った。｢とりあえず、打ててよかったです｣。 7回一死の代打で登場。フルカウントまで粘って、笠原の直球を中前へ運んだ。今成の故障で、この日の朝に緊急合流。｢打てなくてもできることをしっかりやりたい。全力疾走とか、代打でも何でも｣と、必死のアピールを誓った。


　 6回、岩田稔投手と話す捕手・梅野隆太郎＝東京ドーム

　梅野隆太郎捕手は 2試合連続安打も 2三振を喫した。 5回先頭では左腕・ポレダの高めスライダーを左前に運んだが、得点に結びつかず。 3－ 3の 6回二死 2塁では空振り三振に終わった。 6回の守備では 1イニング 6失点で投手陣をうまくリードできなかった。


　石崎(左から 2人目)にマウンドを譲って降板する岩田稔投手＝東京ドーム

　先発岩田稔投手が 6回途中 7安打 7失点で降板した。
　 3回に 2番片岡の 3ランを被弾した以外は、 5回に 3者連続三振をマークするなど好投を見せていた。しかし、同点に追いついた直後の 6回に一変。 4番阿部に勝ち越しとなる右前適時打など集中打を浴びた。一死満塁のピンチを作ったまま途中降板。
　｢同点に追いついてもらった直後だったのに、粘りきることが出来ず悔しいです｣。 2番手石崎剛投手も巨人打線を止められず、大量失点につながった。


　阪神 3番手で登板した高宮和也投手＝東京ドーム

　高宮和也投手の阿部キラー神話が崩れた。
　 7回に登板し、一死走者なしでこの日 2安打の 4番阿部を迎えた。昨季はＣＳファイナルステージの勝負どころで対峙(たいじ)して 3打数無安打 2三振。阪神のＣＳ初制覇に大きく貢献した。
　今季の初対戦は 1、 2塁間に打球が転がり、 2塁上本が懸命に捕球したものの内野安打となった。

　 5日の巨人戦で先発する藤浪晋太郎投手は自身初の開幕 2連勝を狙う。前回 3月29日の中日戦では 5回 3失点。 3年目で初の白星スタートを切ったが、不満が残った。｢ 5回で降ろされているようじゃダメ。完投や完封できるようにしたい｣。今度は納得した形での勝利がほしいところだ。｢怖い打線であることに変わりない。本塁打が出やすい球場なので、ランナーをためないようにしたい｣。レギュラーシーズンではルーキーイヤー以来の巨人戦白星を誓った。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神は昨シーズン終了時で巨人とは通算 777勝 999敗67分け。今季２試合目で敗れ、プロ野球史上初の｢ 1球団に1000敗｣となった。
◎…阪神が 5日の巨人戦(東京Ｄ)で勝利し、カード勝ち越しを決めると、昨年 7月11～13日の 2勝 1敗(○●○)以来。東京ドームでのシーズン初カード勝ち越しは、2011年 5月 3日の 4回戦－同 5日の 6回戦の 2勝 1敗(○●○)以来、 4年ぶりとなる。

　ベストを尽くせば、自ずから勝利は手に入る。全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣ゲットだ！
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！


　2015年 公式戦 日程と結果( 4月)


　 4月 4日現在順位表


　 4月 4日現在対戦表


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