15日ナゴヤドームで中日-阪神 5回戦が行われ、中日は 8回に追いつかれたが 9回に平田の右越え打で、プロ野球タイ記録の 3試合連続のサヨナラ勝ち。単独首位を守った。
神様軍団がシーソーゲームに持ち込んだ。 1点ビハインドの 8回、代打阪神狩野恵輔外野手(32)が左前打で切り開き、一死 3塁で代打関本賢太郎内野手(36)が右前にしぶとく同点適時打。代打で 7打数 4安打と狩野は絶好調。関本はようやくの今季初安打をマークした。
鳥谷敬内野手(33)が同点打を放った。 0- 1で迎えた 8回一死 2塁。ここまで打ちあぐねていた中日先発大野の初球、真ん中直球を捉えた。右翼線への適時 2塁打。キャプテンの一打で試合終盤にようやく追いついた。
4月中では2001年以来、14年ぶりの借金「4」となった。マット・マートン外野手(33)が 8回一死 1、 3塁の勝ち越し機でストライク判定を巡って退場寸前となり、挙げ句に併殺打。こんな試合をしていたらチームは沈んでいく一方だ。
岩本輝投手(22)が 0- 0で迎えた 3回、先頭の大島に右翼へ 1号ソロを打たれ、先制され。 1回から毎回、先頭打者を安打で走者を背負うなど苦しい投球を続けたが、最少失点に抑えた。10安打 1失点で 6回途中で降板した。
阪神が 2試合連続のサヨナラ負けを喫した。 9回二死 2塁からセットアッパー松田遼馬投手(21)が平田に前進守備の右翼を越える決勝打を浴びた。記事をまとめてみました。
<中日 2- 1阪神> 5回戦◇15日◇ナゴヤドーム
中日は 3回、大島の 1号ソロで先制。その後のチャンスは阪神岩本に封じられた。中日大野は走者を背負いながらも序盤は無失点。
中日は中盤まで毎回、得点圏に走者を進めながら追加点を奪えない。阪神は 6回途中から岩本-高宮と継投策に出た。
中日は 8回に追いつかれたが 9回に平田の右越え打で、プロ野球タイ記録の 3試合連続のサヨナラ勝ち。単独首位を守った。
神様軍団がシーソーゲームに持ち込んだ。 1点ビハインドの 8回、代打阪神狩野恵輔外野手が左前打で切り開き、一死 3塁で代打関本賢太郎内野手が右前にしぶとく同点適時打だ。代打で 7打数 4安打と狩野は絶好調。関本はようやくの今季初安打をマークした。生え抜きのベテランが、勝負どころににらみを利かせる。
ひと振りに込める思いの強さが同点劇を演出した。悔しいサヨナラ負けを喫して、主役は立ち止まることなくバスへと乗り込んだ。「バットに当てるだけ。また明日」。殊勲打も実らない敗戦…。それでもベテランの存在感は際立った。
8回表阪神一死三塁、代打で右前へ運ぶ同点適時打を放った関本賢太郎内野手=ナゴヤドーム
8回一死 3塁で和田監督は勝負手を繰り出す。代打関本。好投の左腕バルデスにプロ19年目は落ち着いていた。 2球で追い込まれたが、ここから真骨頂だ。 4球目の外角低めチェンジアップに手を出さない。その直後も低く沈む球を見極める。フルカウントになり、浮いたスライダーを見逃さなかった。「走者をかえすんだという、その一心で打ちました。本当に、それだけです」。詰まりながらも右前に落とし、今季初安打となる同点適時打を放った。
息詰まるワンチャンスで決められるのは、投手を自らの「土俵」に引き込む精神的な強さがあるからだろう。 3月28日の中日戦。延長10回無死満塁でサヨナラ死球をもぎとった場面が象徴的だ。祖父江にファウル 2球で追い込まれても、まるで動じない。 2球続いた外角低めスライダーを見極める。その直後だ。外寄り直球は甘めだった。だが、強引に打ちに行かず、ファウルで逃れたのは理由があった。
関本:真っすぐもスライダーも両方見たからね。まだ、自分のなかでは勝負じゃないと思っていたから。
勝負を急いで結果を求めない。祖父江との駆け引きをベンチで見ていた若手野手は言う。「セキさんはすごい。相手の投げる球がなくなっていったから」。満塁で逃げ場がない相手に、じっくり選球し、そしてじわじわと追い詰めていく。代打の貫禄がなせるわざだった。
敗れても、強力な代打陣が際立った。同点劇の脇役は狩野だった。 8回先頭で代打出場すると、外角直球を鮮やかに振り抜き、ライナーで左前へ。「打席での打撃しか考えていない。それだけ集中してやっている」。バルデスの直球はスピードガンよりキレがあるのが、ナインの共通認識だ。事前に、スコアラーや打席に立った先輩打者から情報収集していた。今季の代打は、 7打数 4安打で打率 5割 7分 1厘。いまや「代打の神様」関本と並ぶ存在感だ。強力なコンビが勝負どころで控えている。
8回表一死 2塁、右翼線へ同点適時 2塁打を放放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
鳥谷敬内野手が同点打を放った。 0- 1で迎えた 8回一死 2塁。ここまで打ちあぐねていた中日先発大野の初球、真ん中直球を捉えた。右翼線への適時 2塁打。「ずっと 0点で抑えられていた中でしたし、いい場面で 1本打てて良かったです」。キャプテンの一打で試合終盤にようやく追いついた。
8回に適時 2塁打を放った鳥谷敬内野手。初球を振り抜き、得点圏初安打だ=ナゴヤドーム
苦しい展開に動じない、迷いのないスイングが虎を救いかけた。右翼線に弾むライナーに、虎党が陣取った左翼席が初めて沸く。 3番・鳥谷が一度は試合を振り出しに戻した。
「チャンスだったので、積極的にいこうと思いました。その前の打席では凡退していたし」
得点は 0- 1。ホームが遠かった 8回一死 2塁で、初球をたたいた。中日・大野の外角を狙った直球が内側へ。芯でとらえて右翼線へ運んだ。この試合 4度目の得点圏で、うちクリーンアップで 3度。適時 2塁打でようやく追いついた。さらに好機は続き、逆転のお膳立てもした。
8回、適時 2塁打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
和田監督は「適時打を打つ前の 3打席の内容もよかった。数字は 3割を割っている( 0.269)けど、状態は決して悪くはない」と、信頼を寄せた。開幕から13試合打点がなかった主将は、「3番」に戻った12日の広島戦(甲子園)で決勝 2ランを放ち、以来 3試合で 3打点。 1番に座っていたが、ポイントゲッターとしての力は鈍っていない。なんとか不調の打線に刺激を与えるべく、必死で食らいついた。
意外にも得点圏で今季初安打だ。前夜まで 3打数無安打。 3四球と、勝負を避けられる傾向もあったが、後ろに主軸が控える打順なら心配はいらない。 3回一死 1、 2塁では左飛に倒れた。それでも、初球を果敢に狙って強い打球を放った。結果は左翼正面も、思い切りのよさは目立った。
「好機は積極的に」。何年も語っている言葉を実践できているのは、状態がいい証拠だ。強気に攻めるポイント、じっくり待つ場面の判断は熟知している。普段通りのスタイルを貫けば、自然と結果はついてくる。
「結果的に負けたので。あした頑張ります」
この日は 1、 2番が計 4度出塁した。今後も同じ展開なら、風穴を開けるのは「3番」。背番号「1」が攻撃陣の起爆スイッチを押すはずだ。
8回、主審のストライク判定に声を荒げるマット・マートン外野手(右)。悪癖が顔をのぞかせた=ナゴヤドーム
ムードも最悪…。阪神は中日に 2試合連続のサヨナラ負けを喫し、 4月中では2001年以来、14年ぶりの借金「4」となった。マット・マートン外野手が 8回一死 1、 3塁の勝ち越し機でストライク判定を巡って退場寸前となり、挙げ句に併殺打。こんな試合をしていたらチームは沈んでいく一方だ。
仕切り直しで打ったが、最悪の併殺打に倒れたマット・マートン外野手は不満たっぷりにヘルメットを放った=ナゴヤドーム
フラストレーションたっぷりの“笑顔”で市川貴之球審(34)をにらんだ。 8回、鳥谷の一打でようやく追いつき、なお一死 1、 3塁の絶好機。 1ストライク後の外角直球をストライクコールされると、マートンの血液が逆流した。
二度三度、強い口調でまくしたてた。 3塁ベンチから関川打撃コーチ、大木通訳が飛び出す。止めに入られる途中で 3塁方向に歩を進め、小休止したものの、打席に入り直す際、再び悪癖が顔をのぞかせた。またも球審に詰め寄る。もう一度走り出した関川コーチ、通訳の姿なんて視界に入らなかったはずだ。
「Don't talk anymore(これ以上、話すな!)」
仕切り直しで打ったが、最悪の併殺打に倒れたマット・マートン外野手は不満たっぷりにヘルメットを放った=ナゴヤドーム
ついに警告を発した市川球審は「英語で何か話していた。ストライク、ボールのことでしょう。警告の意味のつもりで言いました」と説明した。まさに退場の一歩手前。ギリギリで耐えたM砲だが、又吉の前に最悪の 2ゴロ併殺。鋭い打球だったが運も逃げた。凡退直後には両手を上げて前後に振りながら、不満を何度も何度も爆発させた。
危険な予感。またか…と誰もが思ったはずだ。過去、判定を巡って何度も問題を起こしてきた助っ人。勝ち越しへ、押せ押せムードだったベンチは、一瞬にして不穏な空気に包まれた。
結局、 9回に松田が平田に右越え 2塁打を浴びて、 4年ぶりとなる 2試合連続サヨナラ負けだ。 4月中に借金「4」を抱えるのは暗黒時代と呼ばれた2001年 4月30日(11勝15敗)以来、14年ぶりの屈辱。広島と並んでリーグ10敗一番乗りとなり、これは1997年以来、18年ぶりだ。
「 8回にひっくり返さないと」とうめいた和田監督は、マートンの“ご乱心”について「これはベンチからはどうしようもないから」と、特効薬がないことを嘆いた。
マット・マートン外野手が抗議した 1球(投手は又吉)。微妙ではあるが=ナゴヤドーム
自らのストライクゾーンに高い意識があるからこそだが、それが出た瞬間、他の選手たちが目も合わせにくくなるほど制御不能となる。M砲は 1回二死 1、 3塁でも遊ゴロに倒れるなど 4打数無安打で、打率 0.234。昨季首位打者(同 0.338)の兆しがない。指揮官は「少しでも早く本来のものを取り戻してほしい」と願うが…。年俸は球団助っ人史上最高の 4億5000万円。その自覚が求められる。
「野球だから、戦う中でこういうこともある。(シーズンは)何%終わったんだ!? 90%残っているだろ。シーズンが終わったときに、どの位置にいるかが大事だ」
まくし立てて、バスに乗り込んだマートン。 6連敗を脱した後に、 2連敗。最悪の 4月戦線…。頼みの男がこんな状態では、光は見えない。
中日戦に先発した岩本輝投手=ナゴヤドーム
岩本輝投手が10安打 1失点で 6回途中で降板した。 0- 0で迎えた 3回、先頭の大島に右翼へ 1号ソロを打たれ、先制された。 1回から毎回、先頭打者を安打で走者を背負うなど苦しい投球を続けたが、最少失点に抑えた。
「先頭打者を出し過ぎてしまいました。そのせいで、すごく苦しい投球になってしまいました。野手のみなさんが守ってくれたので、なんとか 1失点ですみましたけれども、 3人でしっかりと抑えられたイニングがなく、攻撃へのリズムが作るような投球ができず、反省です」と振り返った。
連夜のサヨナラ負けに厳しい表情で引き揚げる和田監督(中央)。右手前は松田遼馬投手=ナゴヤドーム
阪神が 2試合連続のサヨナラ負けを喫した。 9回二死 2塁からセットアッパー松田遼馬投手が平田に前進守備の右翼を越える決勝打を浴びた。
2日連続で敗戦投手となった松田だが、和田豊監督(52)はセットアッパー松田の再考について問われると「それはない」ときっぱり否定した。
まさに天国から地獄…。2日連続のサヨナラ負けに、松田遼馬投手はマウンドに立ち尽くした=ナゴヤドーム
右翼に上がった平田の打球が前進守備の狩野の頭上を越えた。 2日連続でサヨナラ負け投手となった松田が、竜ナインの歓喜の輪を、マウンドでぼう然と見つめた。
「ボールは悪くなかったです」
顔は青ざめていた。宿舎に帰るバスに乗り込むまでに発したのは、このひと言だけ。21歳にとっては、あまりにダメージが大きかった。
同点の 9回にマウンドに。一死から大島に中前へ運ばれると、二死 2塁で悪夢が待っていた。平田に外角高めの 146キロを弾き返された。
前日14日も同点に追いついた直後の 8回から登板し、 9回にナニータにサヨナラ打を浴びた。汚名返上のチャンスだったが、またしても…。
9回、中日・平田にサヨナラ打を放たれた松田遼馬投手=ナゴヤドーム
天国と地獄だ。 3月27日からの中日との開幕カード(京セラD)では、初戦、 2戦目とサヨナラ勝ちし、松田は球団史上初の開幕 2日で 2勝を挙げた。今度は敵地で 2日連続でサヨナラ打を浴びるという、痛恨のしっぺ返しを食らった。
2日連続でこんな悪夢を味わうのは、阪神投手で2005年 8月12、13日の巨人戦(東京D)での久保田智之以来、10年ぶり。運命はあまりに残酷だった。
それでも期待は揺るがない。松田をセットアッパーから配置転換する可能性について、和田監督が「まったくない。あそこは(松田)遼馬以外いないというところ」と明言すれば、中西投手コーチも「勝ちパターンの投手。左(打者)、右(打者)関係なくいかないと」と強調した。
今季すでに3勝を挙げている 4年目右腕。セットアッパーとして一本立ちできるかは、虎の不沈のカギを握る。この屈辱をバネにするしかない。
データBOX
◎…阪神の 2試合連続サヨナラ負けは2011年10月11、12日の巨人戦(東京D)以来、 4年ぶり。
◎…阪神の投手で、 2戦連続サヨナラ負けを喫したのは2006年 4月19日の中日戦(ナゴヤD、11回= 3- 4)、同21日の巨人戦(東京D、11回= 2- 3)の久保田智之以来、 9年ぶり。 2日連続となると2005年 8月12、13日の巨人戦(ともに東京D、10回= 4- 5、12回= 3- 4)の久保田以来、10年ぶり。
ガンガン行くと臨んだナゴヤでどうしても勝てない…、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」ゲットだ!
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2015年 公式戦 日程と結果( 4月)
2015年 公式戦 日程と結果( 5月)
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4月15日現在対戦表
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神様軍団がシーソーゲームに持ち込んだ。 1点ビハインドの 8回、代打阪神狩野恵輔外野手(32)が左前打で切り開き、一死 3塁で代打関本賢太郎内野手(36)が右前にしぶとく同点適時打。代打で 7打数 4安打と狩野は絶好調。関本はようやくの今季初安打をマークした。
鳥谷敬内野手(33)が同点打を放った。 0- 1で迎えた 8回一死 2塁。ここまで打ちあぐねていた中日先発大野の初球、真ん中直球を捉えた。右翼線への適時 2塁打。キャプテンの一打で試合終盤にようやく追いついた。
4月中では2001年以来、14年ぶりの借金「4」となった。マット・マートン外野手(33)が 8回一死 1、 3塁の勝ち越し機でストライク判定を巡って退場寸前となり、挙げ句に併殺打。こんな試合をしていたらチームは沈んでいく一方だ。
岩本輝投手(22)が 0- 0で迎えた 3回、先頭の大島に右翼へ 1号ソロを打たれ、先制され。 1回から毎回、先頭打者を安打で走者を背負うなど苦しい投球を続けたが、最少失点に抑えた。10安打 1失点で 6回途中で降板した。
阪神が 2試合連続のサヨナラ負けを喫した。 9回二死 2塁からセットアッパー松田遼馬投手(21)が平田に前進守備の右翼を越える決勝打を浴びた。記事をまとめてみました。
<中日 2- 1阪神> 5回戦◇15日◇ナゴヤドーム
中日は 3回、大島の 1号ソロで先制。その後のチャンスは阪神岩本に封じられた。中日大野は走者を背負いながらも序盤は無失点。
中日は中盤まで毎回、得点圏に走者を進めながら追加点を奪えない。阪神は 6回途中から岩本-高宮と継投策に出た。
中日は 8回に追いつかれたが 9回に平田の右越え打で、プロ野球タイ記録の 3試合連続のサヨナラ勝ち。単独首位を守った。
神様軍団がシーソーゲームに持ち込んだ。 1点ビハインドの 8回、代打阪神狩野恵輔外野手が左前打で切り開き、一死 3塁で代打関本賢太郎内野手が右前にしぶとく同点適時打だ。代打で 7打数 4安打と狩野は絶好調。関本はようやくの今季初安打をマークした。生え抜きのベテランが、勝負どころににらみを利かせる。
ひと振りに込める思いの強さが同点劇を演出した。悔しいサヨナラ負けを喫して、主役は立ち止まることなくバスへと乗り込んだ。「バットに当てるだけ。また明日」。殊勲打も実らない敗戦…。それでもベテランの存在感は際立った。
8回表阪神一死三塁、代打で右前へ運ぶ同点適時打を放った関本賢太郎内野手=ナゴヤドーム
8回一死 3塁で和田監督は勝負手を繰り出す。代打関本。好投の左腕バルデスにプロ19年目は落ち着いていた。 2球で追い込まれたが、ここから真骨頂だ。 4球目の外角低めチェンジアップに手を出さない。その直後も低く沈む球を見極める。フルカウントになり、浮いたスライダーを見逃さなかった。「走者をかえすんだという、その一心で打ちました。本当に、それだけです」。詰まりながらも右前に落とし、今季初安打となる同点適時打を放った。
息詰まるワンチャンスで決められるのは、投手を自らの「土俵」に引き込む精神的な強さがあるからだろう。 3月28日の中日戦。延長10回無死満塁でサヨナラ死球をもぎとった場面が象徴的だ。祖父江にファウル 2球で追い込まれても、まるで動じない。 2球続いた外角低めスライダーを見極める。その直後だ。外寄り直球は甘めだった。だが、強引に打ちに行かず、ファウルで逃れたのは理由があった。
関本:真っすぐもスライダーも両方見たからね。まだ、自分のなかでは勝負じゃないと思っていたから。
勝負を急いで結果を求めない。祖父江との駆け引きをベンチで見ていた若手野手は言う。「セキさんはすごい。相手の投げる球がなくなっていったから」。満塁で逃げ場がない相手に、じっくり選球し、そしてじわじわと追い詰めていく。代打の貫禄がなせるわざだった。
敗れても、強力な代打陣が際立った。同点劇の脇役は狩野だった。 8回先頭で代打出場すると、外角直球を鮮やかに振り抜き、ライナーで左前へ。「打席での打撃しか考えていない。それだけ集中してやっている」。バルデスの直球はスピードガンよりキレがあるのが、ナインの共通認識だ。事前に、スコアラーや打席に立った先輩打者から情報収集していた。今季の代打は、 7打数 4安打で打率 5割 7分 1厘。いまや「代打の神様」関本と並ぶ存在感だ。強力なコンビが勝負どころで控えている。
8回表一死 2塁、右翼線へ同点適時 2塁打を放放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
鳥谷敬内野手が同点打を放った。 0- 1で迎えた 8回一死 2塁。ここまで打ちあぐねていた中日先発大野の初球、真ん中直球を捉えた。右翼線への適時 2塁打。「ずっと 0点で抑えられていた中でしたし、いい場面で 1本打てて良かったです」。キャプテンの一打で試合終盤にようやく追いついた。
8回に適時 2塁打を放った鳥谷敬内野手。初球を振り抜き、得点圏初安打だ=ナゴヤドーム
苦しい展開に動じない、迷いのないスイングが虎を救いかけた。右翼線に弾むライナーに、虎党が陣取った左翼席が初めて沸く。 3番・鳥谷が一度は試合を振り出しに戻した。
「チャンスだったので、積極的にいこうと思いました。その前の打席では凡退していたし」
得点は 0- 1。ホームが遠かった 8回一死 2塁で、初球をたたいた。中日・大野の外角を狙った直球が内側へ。芯でとらえて右翼線へ運んだ。この試合 4度目の得点圏で、うちクリーンアップで 3度。適時 2塁打でようやく追いついた。さらに好機は続き、逆転のお膳立てもした。
8回、適時 2塁打を放った鳥谷敬内野手=ナゴヤドーム
和田監督は「適時打を打つ前の 3打席の内容もよかった。数字は 3割を割っている( 0.269)けど、状態は決して悪くはない」と、信頼を寄せた。開幕から13試合打点がなかった主将は、「3番」に戻った12日の広島戦(甲子園)で決勝 2ランを放ち、以来 3試合で 3打点。 1番に座っていたが、ポイントゲッターとしての力は鈍っていない。なんとか不調の打線に刺激を与えるべく、必死で食らいついた。
意外にも得点圏で今季初安打だ。前夜まで 3打数無安打。 3四球と、勝負を避けられる傾向もあったが、後ろに主軸が控える打順なら心配はいらない。 3回一死 1、 2塁では左飛に倒れた。それでも、初球を果敢に狙って強い打球を放った。結果は左翼正面も、思い切りのよさは目立った。
「好機は積極的に」。何年も語っている言葉を実践できているのは、状態がいい証拠だ。強気に攻めるポイント、じっくり待つ場面の判断は熟知している。普段通りのスタイルを貫けば、自然と結果はついてくる。
「結果的に負けたので。あした頑張ります」
この日は 1、 2番が計 4度出塁した。今後も同じ展開なら、風穴を開けるのは「3番」。背番号「1」が攻撃陣の起爆スイッチを押すはずだ。
8回、主審のストライク判定に声を荒げるマット・マートン外野手(右)。悪癖が顔をのぞかせた=ナゴヤドーム
ムードも最悪…。阪神は中日に 2試合連続のサヨナラ負けを喫し、 4月中では2001年以来、14年ぶりの借金「4」となった。マット・マートン外野手が 8回一死 1、 3塁の勝ち越し機でストライク判定を巡って退場寸前となり、挙げ句に併殺打。こんな試合をしていたらチームは沈んでいく一方だ。
仕切り直しで打ったが、最悪の併殺打に倒れたマット・マートン外野手は不満たっぷりにヘルメットを放った=ナゴヤドーム
フラストレーションたっぷりの“笑顔”で市川貴之球審(34)をにらんだ。 8回、鳥谷の一打でようやく追いつき、なお一死 1、 3塁の絶好機。 1ストライク後の外角直球をストライクコールされると、マートンの血液が逆流した。
二度三度、強い口調でまくしたてた。 3塁ベンチから関川打撃コーチ、大木通訳が飛び出す。止めに入られる途中で 3塁方向に歩を進め、小休止したものの、打席に入り直す際、再び悪癖が顔をのぞかせた。またも球審に詰め寄る。もう一度走り出した関川コーチ、通訳の姿なんて視界に入らなかったはずだ。
「Don't talk anymore(これ以上、話すな!)」
仕切り直しで打ったが、最悪の併殺打に倒れたマット・マートン外野手は不満たっぷりにヘルメットを放った=ナゴヤドーム
ついに警告を発した市川球審は「英語で何か話していた。ストライク、ボールのことでしょう。警告の意味のつもりで言いました」と説明した。まさに退場の一歩手前。ギリギリで耐えたM砲だが、又吉の前に最悪の 2ゴロ併殺。鋭い打球だったが運も逃げた。凡退直後には両手を上げて前後に振りながら、不満を何度も何度も爆発させた。
危険な予感。またか…と誰もが思ったはずだ。過去、判定を巡って何度も問題を起こしてきた助っ人。勝ち越しへ、押せ押せムードだったベンチは、一瞬にして不穏な空気に包まれた。
結局、 9回に松田が平田に右越え 2塁打を浴びて、 4年ぶりとなる 2試合連続サヨナラ負けだ。 4月中に借金「4」を抱えるのは暗黒時代と呼ばれた2001年 4月30日(11勝15敗)以来、14年ぶりの屈辱。広島と並んでリーグ10敗一番乗りとなり、これは1997年以来、18年ぶりだ。
「 8回にひっくり返さないと」とうめいた和田監督は、マートンの“ご乱心”について「これはベンチからはどうしようもないから」と、特効薬がないことを嘆いた。
マット・マートン外野手が抗議した 1球(投手は又吉)。微妙ではあるが=ナゴヤドーム
自らのストライクゾーンに高い意識があるからこそだが、それが出た瞬間、他の選手たちが目も合わせにくくなるほど制御不能となる。M砲は 1回二死 1、 3塁でも遊ゴロに倒れるなど 4打数無安打で、打率 0.234。昨季首位打者(同 0.338)の兆しがない。指揮官は「少しでも早く本来のものを取り戻してほしい」と願うが…。年俸は球団助っ人史上最高の 4億5000万円。その自覚が求められる。
「野球だから、戦う中でこういうこともある。(シーズンは)何%終わったんだ!? 90%残っているだろ。シーズンが終わったときに、どの位置にいるかが大事だ」
まくし立てて、バスに乗り込んだマートン。 6連敗を脱した後に、 2連敗。最悪の 4月戦線…。頼みの男がこんな状態では、光は見えない。
中日戦に先発した岩本輝投手=ナゴヤドーム
岩本輝投手が10安打 1失点で 6回途中で降板した。 0- 0で迎えた 3回、先頭の大島に右翼へ 1号ソロを打たれ、先制された。 1回から毎回、先頭打者を安打で走者を背負うなど苦しい投球を続けたが、最少失点に抑えた。
「先頭打者を出し過ぎてしまいました。そのせいで、すごく苦しい投球になってしまいました。野手のみなさんが守ってくれたので、なんとか 1失点ですみましたけれども、 3人でしっかりと抑えられたイニングがなく、攻撃へのリズムが作るような投球ができず、反省です」と振り返った。
連夜のサヨナラ負けに厳しい表情で引き揚げる和田監督(中央)。右手前は松田遼馬投手=ナゴヤドーム
阪神が 2試合連続のサヨナラ負けを喫した。 9回二死 2塁からセットアッパー松田遼馬投手が平田に前進守備の右翼を越える決勝打を浴びた。
2日連続で敗戦投手となった松田だが、和田豊監督(52)はセットアッパー松田の再考について問われると「それはない」ときっぱり否定した。
まさに天国から地獄…。2日連続のサヨナラ負けに、松田遼馬投手はマウンドに立ち尽くした=ナゴヤドーム
右翼に上がった平田の打球が前進守備の狩野の頭上を越えた。 2日連続でサヨナラ負け投手となった松田が、竜ナインの歓喜の輪を、マウンドでぼう然と見つめた。
「ボールは悪くなかったです」
顔は青ざめていた。宿舎に帰るバスに乗り込むまでに発したのは、このひと言だけ。21歳にとっては、あまりにダメージが大きかった。
同点の 9回にマウンドに。一死から大島に中前へ運ばれると、二死 2塁で悪夢が待っていた。平田に外角高めの 146キロを弾き返された。
前日14日も同点に追いついた直後の 8回から登板し、 9回にナニータにサヨナラ打を浴びた。汚名返上のチャンスだったが、またしても…。
9回、中日・平田にサヨナラ打を放たれた松田遼馬投手=ナゴヤドーム
天国と地獄だ。 3月27日からの中日との開幕カード(京セラD)では、初戦、 2戦目とサヨナラ勝ちし、松田は球団史上初の開幕 2日で 2勝を挙げた。今度は敵地で 2日連続でサヨナラ打を浴びるという、痛恨のしっぺ返しを食らった。
2日連続でこんな悪夢を味わうのは、阪神投手で2005年 8月12、13日の巨人戦(東京D)での久保田智之以来、10年ぶり。運命はあまりに残酷だった。
それでも期待は揺るがない。松田をセットアッパーから配置転換する可能性について、和田監督が「まったくない。あそこは(松田)遼馬以外いないというところ」と明言すれば、中西投手コーチも「勝ちパターンの投手。左(打者)、右(打者)関係なくいかないと」と強調した。
今季すでに3勝を挙げている 4年目右腕。セットアッパーとして一本立ちできるかは、虎の不沈のカギを握る。この屈辱をバネにするしかない。
データBOX
◎…阪神の 2試合連続サヨナラ負けは2011年10月11、12日の巨人戦(東京D)以来、 4年ぶり。
◎…阪神の投手で、 2戦連続サヨナラ負けを喫したのは2006年 4月19日の中日戦(ナゴヤD、11回= 3- 4)、同21日の巨人戦(東京D、11回= 2- 3)の久保田智之以来、 9年ぶり。 2日連続となると2005年 8月12、13日の巨人戦(ともに東京D、10回= 4- 5、12回= 3- 4)の久保田以来、10年ぶり。
ガンガン行くと臨んだナゴヤでどうしても勝てない…、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」ゲットだ!
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2015年 公式戦 日程と結果( 4月)
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