4日阪神甲子園球場で阪神－中日 7回戦が行われ、 マット・マートン外野手(33)が 4日、中日戦の試合前に甲子園外周で行われた｢虎カブトフェスタ｣にサプライズゲストとして登場した。こどもの日にちなみ親子で｢虎カブト｣を作るイベントで、マートンが登場すると周辺にはファンが殺到した。前日 3日巨人戦(東京ドーム)の試合後にはイライラを募らせる場面があったが、一夜明けて子どもたちの笑顔に気持ちをリフレッシュさせていた。
阪神が 3連敗を喫した。先発メッセンジャー投手(33)が 4回 9安打 6失点と乱調。打線も 4安打 2得点に終わった。ゴールデンウイークで集まった46188人の観客も、試合終了を待たずに席を立つ姿が目立った。和田豊監督(52)は｢本当にこれだけ入ってもらって、非常に申し訳ない試合になった｣と話した。中日は 7回に藤井の犠飛でダメ押しの 7点目を追加した。先発の大野は今季 3勝目を挙げた。阪神は 3連敗。
今季 2試合目の｢ 8番・捕手｣で先発した中日・谷繁元信監督兼捕手(44)が 4回、今季 1号となる 3ラン。自身が持つプロ野球記録を更新する27年連続本塁打を達成した。 2日に行われたＤｅＮＡ 8回戦(ナゴヤＤ)ではプロ27年目で自身初の退場処分を受けたが、自らのバットで汚名返上した。
まぶしいイエローのレプリカユニホームを着たファンが次々と席を立つ。 7回のジェット風船を飛ばした後は 1塁側にも空席が目立ち、まるで消化試合のようだった。今季 3番目の入りとなった 4万6188人の多くを占めた虎党に和田監督が謝罪した。この日のために大枚をはたいたファンを裏切る試合だった。指揮官の対決としても完敗だった。 1点をもぎとりにいく中日と、手も足も出ない阪神－。今季 2度目の 3連敗。ペナントレースからズルズル後退し、ファンも足が遠くなる。選手たちも負けに慣れていく。それが怖い。
名手らしからぬまさかの守備だった。試合開始すぐの 1回。中日の先頭・大島の打球は鳥谷敬内野手(33)の前に転がった。簡単に捕球したが、送球時にわずかにもたつき、結果は内野安打。バットでは 6回一死 2、 3塁で遊ゴロの間に 3走・新井良太内野手(31)が生還し、打点がついたが 3打数無安打。打率も 0.241まで下降した。チーム同様、キャプテンにも元気がない。
1－ 9で迎えた 9回、超満員だった甲子園の内野スタンドの半分は、空席だった。だが、無抵抗のまま終わるわけにはいかない－。マウロ・ゴメス内野手(33)＆福留孝介外野手(36)が、二死から連打で意地の 1点をもぎとった。最後まで応援してくれたファンへお礼を込めた一打だった。
岡崎太一捕手(31)が 5回二死で藤井彰人捕手(38)に代わる代打として登場。2012年 7月18日の巨人戦(甲子園)以来となる 1軍での試合となったが、 2飛に倒れた。
メッセに緊急メス！先発のランディ・メッセンジャー投手(33)が 4回 6失点で今季最短ＫＯ。中日相手に 2－ 9の大敗で、チームは今季 2度目の 3連敗を喫した。首脳陣は 5日、悩める右腕と緊急面談。登板間隔を空ける可能性やフォーム修正などについて、ついにメスを入れる。先発のランディ・メッセンジャーが今季最短 4回 9安打 6失点で降板した。初回、一死 2塁から 3番平田に先制の左前適時打を許すと、 3回にも 2点を追加される苦しい投球。その裏の打席では三振に倒れるとバットをベンチにたたきつけ、いら立ちをあらわにした。
島本残った！中継ぎ左腕・島本浩也投手(22)が中日打線を 2イニングを無失点に抑え“降格危機”をしのいだ。前日 3日、巨人戦(東京ドーム)で鈴木尚に 3ランされ、 4月25日広島戦でも 2失点。 2軍降格がちらついての好投だった。記事をまとめてみました。
＜阪神 2－ 9中日＞ 7回戦◇ 4日◇阪神甲子園球場
マット・マートン外野手が 4日、中日戦の試合前に甲子園外周で行われた｢虎カブトフェスタ｣にサプライズゲストとして登場した。
こどもの日にちなみ親子で｢虎カブト｣を作るイベントで、マートンが登場すると周辺にはファンが殺到した。マートンは前日 3日の巨人戦後にイライラを募らせ、カメラマンに｢stupid！｣(馬鹿野郎)などと声を荒らげていたが、一夜明けて、｢オハヨウ｣と報道陣に挨拶した。
｢虎カブトフェスタ｣で参加者と記念撮影するマット・マートン外野手＝阪神甲子園球場
｢ハーイ、ハジメマシテ｣｢ガンバリマショウ｣と笑顔で子どもたちに語りかけた。終了後は｢(子どもたちには)大きな夢を常に持って頑張って欲しい｣とエールを送っていた。前日 3日巨人戦(東京ドーム)の試合後にはイライラを募らせる場面があったが、一夜明けて子どもたちの笑顔に気持ちをリフレッシュさせていた。
かぶとを被って練習に臨むマット・マートン外野手＝阪神甲子園球場
阪神打線は低空飛行が続く。 2戦で 3得点に終わった巨人戦の東京ドームから本拠地に戻っても、わずか 4安打で 2得点。
阪神が 3連敗を喫した。先発メッセンジャーが 4回 9安打 6失点と乱調。打線も 4安打 2得点に終わった。ゴールデンウイークで集まった46188人の観客も、試合終了を待たずに席を立つ姿が目立った。
決して状態のよくなかった大野にいいところなく、和田豊監督は｢本当にこれだけ入ってもらって、非常に申し訳ない試合になった。我々は前を向いて行くし、何度でも出直す気持ちでやらないといけない｣と課題を話した。
得点した 6回と 9回以外は 2塁すら踏めなかった。淡泊な攻撃に終始し、関川打撃コーチは｢なかなかうまくいかない。あしたまたいくしかない｣と言うしかなかった。
大敗しベンチで厳しい表情を浮かべる和田豊監督＝阪神甲子園球場
中日は 3番平田の左前適時打で先制。 3回には大島、平田の適時打で 2点を加えた。阪神は 3回まで先発大野の前に 1安打無得点。
中日は 4回に谷繁の 1号 3ランで阪神先発メッセンジャーを打ち崩した。阪神は 6回に鳥谷の遊ゴロの間に 1点を返した。
中日は 7回に藤井の犠飛でダメ押しの 7点目を追加した。先発の大野は今季 3勝目を挙げた。阪神は 3連敗。
4回、 3点本塁打を放った中日・谷繁元信監督兼捕手＝阪神甲子園球場
今季 2試合目の｢ 8番・捕手｣で先発した中日・谷繁元信監督兼捕手が 4回、今季 1号となる 3ラン。自身が持つプロ野球記録を更新する27年連続本塁打を達成した。
3回の第 1打席、先頭で打席に立った谷繁は阪神先発・メッセンジャーから中前打。10打席目で今季初安打をマークした。その後、一死 2塁から大島が右中間へ 2塁打を放ち、生還。今季初得点も記録した。
3点リードの 4回、一死 2、 3塁の第 2打席では、 7球目のカーブを捉えると左翼ポール際に飛び込む今季 1号 3ラン。 6－ 0とリードを広げた。
谷繁は 4月30日、東京ドームで行われた巨人 6回戦に今季初めて先発出場し、プロ野球 2人目の通算 3000試合出場を達成。 2日に行われたＤｅＮＡ 8回戦(ナゴヤＤ)ではプロ27年目で自身初の退場処分を受けたが、自らのバットで汚名返上した。
ゴールデンウイークの甲子園で大敗を喫した和田豊監督。ファンに謝罪した＝阪神甲子園球場
まぶしいイエローのレプリカユニホームを着たファンが次々と席を立つ。 7回のジェット風船を飛ばした後は 1塁側にも空席が目立ち、まるで消化試合のようだった。
｢これだけ入ってもらって、非常に申し訳ない試合になった｣
今季 3番目の入りとなった 4万6188人の多くを占めた虎党に和田監督が謝罪した。この日のために大枚をはたいたファンを裏切る試合だった。
竜の先発・大野とは 4月15日のナゴヤドーム以来、今季 2度目の対戦。前回も 7回 1/3で 1点しか奪えなかった左腕に、またも苦戦した。降板した 7回までマートン、福留の 2安打のみ。得点は 6回一死 2、 3塁で鳥谷の遊ゴロの間に 1点を挙げただけだった。
和田監督と関川打撃コーチは、大野について｢状態はよくなかった｣と口をそろえたが、前回の対戦( 8回途中、 6安打 1得点)よりも攻略の兆しはなかった。指揮官は｢点がとれないから、自分で決めようという気持ちが強すぎて、変化球でも引っ張りにいっているし、もっともっとつなぐ意識が必要｣と続けた。
うつむいて甲子園をあとにする阪神ファン
常に去就と背中合わせにある就任 4年目が開幕後、難敵の出現を次々と許している。前カードの巨人戦ではポレダ、高木勇の 2投手に 6戦全敗。黒田(広島)にも 2戦全敗。やられ方も同じ。相手に完全にのまれてしまい、爪痕さえ残せない。これではファンも怒る。
4回、 3ランを左翼ポール際に放った中日・谷繁監督兼選手がホームインすると、虎党もメガホンをたたき、祝福した。よきものはたたえるスポーツマンシップにのっとる行動か、それともヤケクソか。
｢きょうは、あの 3ランで流れというか雰囲気が重くなってしまった｣
指揮官の対決としても完敗だった。 1点をもぎとりにいく中日と、手も足も出ない阪神－。今季 2度目の 3連敗。ペナントレースからズルズル後退し、ファンも足が遠くなる。選手たちも負けに慣れていく。それが怖い。
6回、遊ゴロに倒れた鳥谷敬内野手。この間に 1点を返す＝阪神甲子園球場
名手らしからぬまさかの守備だった。試合開始すぐの 1回。中日の先頭・大島の打球は鳥谷の前に転がった。簡単に捕球したが、送球時にわずかにもたつき、結果は内野安打。｢遅かったです｣と自身の非を認めた。バットでは 6回一死 2、 3塁で遊ゴロの間に 3走・新井が生還し、打点がついたが 3打数無安打。打率も 0.241まで下降した。チーム同様、キャプテンにも元気がない。
9回二死から左前打を放ち、意地をみせたマウロ・ゴメス内野手＝阪神甲子園球場
1－ 9で迎えた 9回、超満員だった甲子園の内野スタンドの半分は、空席だった。だが、無抵抗のまま終わるわけにはいかない－。ゴメス＆福留が二死から連打で意地の 1点をもぎとった。最後まで応援してくれたファンへお礼を込めた一打だった。
｢勝つために一生懸命やるだけだ。(明日は)気持ちを切り替えて｣
ゴメスは険しい表情で言い残して帰路についた。プロとして、最後まで全力でプレーすることが信条。集中力を切らさなかった。中日の 3番手・金子の内寄りの直球をフルスイング。打球はライナーで 3遊間を抜けた。これで連続試合安打は｢５｣。 3打席目までの凡退で打率が 2割台に落ちたが、最後の一打で 3割台( 0.304)をキープした。
前夜からの雨のため試合前練習は室内に変更されたが、マシン相手に打撃練習を入念に繰り返した。平田ヘッドコーチは｢彼はよく練習をするよ。打線の状態はよくないだけに頼りにしているんだ｣と話す。
9回裏二死 1塁、右中間をやぶる適時 2塁打を放った福留孝介外野手＝阪神甲子園球場
頼れる 4番とともに、 5番を打つ福留も同じだ。金子の直球をはじき返すと、打球は右中間を抜け、ゴメスの代走・俊介が 1塁から 2点目のホームを踏んだ。 6回まで 1安打に抑えこまれた左腕の大野から 7回先頭で右前打を放っており、前日 3日の巨人戦に続き、 2試合連続のマルチ安打だ。
福留は｢その打席、その打席で、すべきことをやるだけです｣と前を向いた。 5日は子供の日。ゴメス＆福留が、虎の勝利を期待して甲子園を訪れる野球少年たちに、勝利をプレゼントする。
福留孝介外野手が 9回に意地を見せた。 1－ 9と点差が開いた 9回二死 1塁。中日ルーキー右腕金子の初球、外角高め 142キロ直球を捉えた。鋭い打球は右中間を抜け、適時 2塁打となった。福留は｢その打席、その打席で自分のやることをね｣と振り返った。
岡崎が 5回二死で藤井に代わる代打として登場。2012年 7月18日の巨人戦(甲子園)以来となる 1軍での試合となったが、 2飛に倒れた。｢頑張りましたけど、またあした頑張ります。どういう状況でチャンスが来るかわからないんで｣。 6回の守備からはマスクもかぶり、 2軍でともに汗を流した島本、二神をリード。｢いいところをどんどん出してあげたいなとは思います｣と力を込めた。
4回表中日一死 2、 3塁、谷繁元信監督に本塁打を打たれた先発のランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
メッセに緊急メス！先発のランディ・メッセンジャー投手が 4回 6失点で今季最短ＫＯ。中日相手に 2－ 9の大敗で、チームは今季 2度目の 3連敗を喫した。首脳陣は 5日、悩める右腕と緊急面談。登板間隔を空ける可能性やフォーム修正などについて、ついにメスを入れる。
4回、谷繁元信監督に 3ランを浴びたランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
険しい表情のナインが次々と消えたロッカールームを、重苦しい空気が包んだ。ゴールデンウイークの甲子園。エースで勝つべき試合で惨敗した。コーチ会議を終えた首脳陣の帰宅はいつもより遅れた。用意したのは、またも期待を裏切ったメッセンジャーへのメスだ。
｢いい状態で投げられていない。どうしたら一番よくなるのか、最善策を考えないと。本人とも話して、こちらの意見は伝える｣
中西投手コーチが今後の起用＆調整法について、 5日に緊急面談を行うことを明かした。目を覆いたくなる光景だった。 1回一死 2塁で、平田に初球を左前適時打。あっけなく先制を許すと、 3回にも 2点を追加される苦しい投球。その裏の打席では三振に倒れるとバットをベンチにたたきつけ、いら立ちをあらわにした。
阪神先発のランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
極めつけは 4回だ。いずれも初球打ちで 2安打を浴び、一死 2、 3塁で 8番谷繁に左越え 3ラン本塁打を運ばれ計 6失点。聖地は静まりかえり、 4回 9安打 6失点で今季最短ＫＯとなった。
｢もっとしっかりと抑えないといけない場面で、単純にヒットを打た。れすぎてしまいました。序盤から相手に主導権を渡してしまう展開になり悔しいです自分がどう感じようが、 6点取られた。その事実に尽きるよ｣
覇気のない言葉に、昨季の最多勝投手(13勝10敗)の面影は消えた。 2勝 4敗で、防御率5.65はリーグ最低。あっさり痛打される光景が深刻さを物語る。 4月22日のＤｅＮＡ戦(横浜)では無気力とも取れるそぶりを見せ、もはや黙ってみていられる状況ではない。
｢もう一度話し合ってからだけど、俺の意見は(登板間隔を)空けさせた方がいいと思う｣
同コーチは次回は登板間隔を空けることを、まず本人に伝える。中 5日で10日の広島戦(甲子園)の登板予定はいったん白紙。直球の大半が 140キロ台前半で、｢体が 1塁側に流れているから、 100％の力でリリースできていない。
投球時に身体が 1塁方向へ流れるランディ・メッセンジャー投手のフォーム＝阪神甲子園球場
7割くらいの力｣と指摘した。間隔を空けて修正する方法が一つ。 2軍降格は｢ありえない｣としたが、本人がファームでの調整を希望すれば、それも選択肢となる。
助っ人自身もストレスが表に出た。 3回の打席では空振り三振に倒れ、ベンチ前でバットをたたきつけた。谷繁の本塁打の後には、思わず苦笑い。節々にイライラも表れ、和田監督は｢ビハインドになると持ちこたえられんね。踏ん張りがきかんな｣と不安を認めた。 2軍降格について問われると、答えを探すように言葉を選んだ。
｢開幕を張った投手だから、何とかローテでしっかりとまわってほしいんだけど…｣
過去 5年で通算52勝を挙げてきた先発の柱だけに、結論を長引かせることは命取りだ。｢これも野球だから｣と声を絞り出した背番号｢５４｣。代役のいない立場で、復活はチーム浮上の鍵を握る。このままズルズル沈むわけにはいかない。
5回からマウンドに上がった島本浩也投手。 2回無失点でしのいだ＝阪神甲子園球場
島本残った！中継ぎ左腕・島本浩也投手(22)が中日打線を 2イニングを無失点に抑え“降格危機”をしのいだ。
2番手で 5回から 2イニングを投げ、 2安打 1四球を与えたが無失点で切り抜け、｢なんとかゼロに抑えられたのはよかったです｣。敗戦とあって表情は固かったが、しっかり話した。
前日 3日、巨人戦(東京ドーム)で鈴木尚に 3ランされ、 4月25日広島戦でも 2失点。 2軍降格がちらついての好投だった。
2番手として登板した中継ぎ左腕・島本浩也投手＝阪神甲子園球場
ホームだけは踏ませなかった。リリーフを任された島本が 2回を無失点。大敗ムード漂うなか、粘投した。
｢投げたいと思っていた。ゼロに抑えられたことは良かったです｣
6点差の 5回からマウンドへ。ルナ、ナニータを連続三振に斬ったが…。 6回二死から谷繁に右前打、大野に左前打で 1、 2塁のピンチも、最後は大島を中飛に仕留め、無失点で切り抜けた。
前日 3日の巨人戦(東京Ｄ)は 8回、鈴木に 3ランを浴び、 2軍降格の可能性もあった。この日、平田ヘッドから｢真っすぐだけでは抑えることはできない。変化球も使っていこう｣と助言をもらった。さっそくフォークを有効に使って 3三振を奪った。
節目の10試合目の登板はこの日登板した 4投手のなかで唯一無失点。島本は｢内容はよくなかった｣と表情を引き締め、課題を次に生かす。
和田監督がファンに謝罪しただけでは足りないだろう！どうせなら、かつての大澤親分(元日本ハム球団監督大澤啓二(本名：大沢 昭)氏(満78歳没))の様に、土下座＋丸坊主にして見せろ！全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 公式戦 日程と結果( 5月)
2015年 公式戦 日程と結果( 6月)
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