これぞ和田野球だ。阪神和田豊監督(49)が「伝統の一戦」で鬼気迫る采配を振った。
薄氷を踏む勝利に、和田監督の表情から安どの笑みがこぼれた。「いや~、体に悪いですね。投手がよく踏ん張ってくれて守りの方でもいいプレーがありましたから」。打線は 3安打ながら 2試合連続の完封勝利で昨季の最多に並ぶ貯金 3。伝統の一戦に限れば、甲子園開幕カードの勝ち越しは1985年以来の快挙となった。
9回からマウンドに上がった藤川球児投手(31)が無失点に抑え、 1- 0勝利& 3連勝に貢献。 200セーブ王手!の記事をまとめてみました。
和田豊監督が「伝統の一戦」で鬼気迫る采配を振った。 5回、無死 1、 2塁から小宮山慎二捕手(26)にバント。平野恵一内野手(33)の先制タイムリーにつなげた。 7回には無死 1、 3塁から小宮山にセーフティースクイズ。スクイズ成功は 6試合で 2度目だ。気合入りまくり! 本拠開幕戦でライバル巨人を撃破した。
薄氷を踏む勝利に、和田監督の表情から安どの笑みがこぼれた。「いや~、体に悪いですね。投手がよく踏ん張ってくれて守りの方でもいいプレーがありましたから」。打線は 3安打ながら 2試合連続の完封勝利で昨季の最多に並ぶ貯金 3。伝統の一戦に限れば、甲子園開幕カードの勝ち越しは1985年以来の快挙となった。
初回無死 1塁から大和のバスターエンドランが 2塁・藤村の失策を誘い、その後、一死 2、 3塁から新井貴の 3ゴロで 1点を挙げた。「併殺になってもおかしくなかったし、紙一重だったけどね。杉内も尻上がりによくなったから」と和田監督。杉内には2008年 6月 7日(甲子園)以来、 2度目の黒星(日本シリーズを含め通算15試合)をつけた。
守りでも 5回一死に中堅・大和が小笠原の左中間への打球をダイビングキャッチ。バックスクリーン 3連発など、猛打で圧倒した27年前とは違うが、着実に白星を拾っている。「いい話なので紙面を楽しみにしています。明日は打つ方が頑張らないと」。日本一イヤー以来の金字塔を聞かされた指揮官は 3連戦 3連勝を誓った。
7回裏阪神無死 1、 3塁、小宮山はセーフティースクイズを決める
理性と勝負師の和田監督が勘が試合を動かした。 5回裏の攻撃。連打で無死 1、 2塁になると、和田監督は 8番小宮山にバントを指示。アウトを 1つ献上して、一死 2、 3塁にした。
和田監督 ケイイチが沢村に相性がよかった。ケイイチに賭けた。早めに送らせて、 2、 3塁という形を取りたかった。結果を出してくれて、いい先制になった。
続く能見の空振り三振は織り込み済み。二死からが勝負だった。昨年沢村に対し、11打数 6安打。平野のバットに賭け、中前タイムリーという結果を得た。その直前の巨人は先頭打者を出しながら、走者を進められなかった。この攻防が勝負の明暗を分けた。
「伝統の一戦」は独特の緊張感が球場を覆う。それでも新監督とは思えないほどの冷静さで、采配を振った。「なぜ、今、和田なのか?」。就任以来、何度も自問してきた。内部昇格の強み-。それは自らも認めるストロングポイントだ。昨年まで打撃コーチとして、ベンチを見つめた経験が生きた。 7回裏無死 1、 3塁で、小宮山にセーフティースクイズのサイン。 3塁走者・大和の好判断もあって、 2点目をもぎ取った。
和田監督 そのためにキャンプから練習してきて、やらないのは選手に申し訳ない。
キャンプでバントゲームを練習に組み込み 1点にこだわる野球を掲げてきた。パフォーマンスの練習ではない。スクイズ成功は 6試合で 2度目。勝負どころで実践できて、意味がある。
最終回には、能見が四球を出すと、すぐさま上着を脱ぎ、マウンドに向かった。指揮官自らエースを鼓舞。意地でも巨人に試合の流れを渡さなかった。「どの立場になっても、伝統の一戦。最初の試合だったし、いつも以上に気合が入った」。阪神の監督は、 2つの十字架を背負う。優勝、そして打倒巨人。和田監督の鬼気迫るタクトで、宿敵を撃破した。
9回からマウンドに上がった藤川球児投手が無失点に抑え、 1- 0勝利& 3連勝に貢献。自身 199セーブ目をマークした。巨人相手に連夜の完封劇となったが、甲子園の開幕カードで宿敵に勝ち越すのは日本一になった1985年以来、27年ぶり。守護神が、V吉兆を呼び込んだ!
1- 0という緊迫した空気。 9回二死 2塁のピンチを招いたが、高橋由を一ゴロに打ち取った。投手戦を締めた藤川が、歓喜の輪をつくった。いつもの笑顔でハイタッチ。ギリギリの緊張感も、冗談交じりに振り返ることができた。
「(投手)冥利には尽きないよ。先頭のフォークが抜けてしまってよくない。地道にやっていきます。もう、ストレートじゃ、メシ食われへん」
長野を 2球で追い込むも、 136キロフォークが高めに浮き、中前打。「あのフォークが抜けて、使えない。思った投球はできなかった。きょうは(登板した投手陣で)自分だけ不安定」と反省した。しかし、ここからは圧巻。阿部にはオール直球勝負。最後はこの日MAXとなる 149キロ、高めに伸びる“火の玉”で空を切らせた。続く村田も 147キロで空振り三振。和田監督は「 3人でスパッと、というところに至ってないが、背負いながらも頑張ってくれた」と称えた。
これで 199セーブ目。歴代 5位、阪神では前人未到の領域だ。
9回に登板し、無失点に抑えた藤川球児投手。 200セーブに王手だ
「それより、打たれそうで嫌やわぁ」
少しちゃめっ気を出して話すが、守護神なりに重圧はある。虎史上、唯一の日本一を勝ち取った年だ。吉兆データが 7年ぶりの覇権を後押しするが、指揮官は「どう答えていいのか(笑)。まぁいい話なんでね。あした、新聞を楽しみにしています」と笑顔だ。
宿敵相手の勝利は特別。YGマークを見れば思いが巡る。オフから大補強を繰り返したライバル。以前から「巨人には勝ちたい」と言い続けた。高知育ちで、幼少期はG党。中でも斎藤雅樹(現投手コーチ)のファンだった。一昨年にはグラブにサインをもらったこともある。
身を削る辛さを共有できる同志も気持ちを奮い立たせてくれる。 2月の沖縄キャンプ中。中日の岩瀬、浅尾と食事をともにした。尊敬する歴代最多セーブ保持者と、中継ぎ投手として初めてMVPを獲得した若き右腕。似た境遇でマウンドに上がる者にしか分からないこともある。貴重な時間が、己を高める。
「他の球場より真っすぐが走るイメージがある」と藤川。慣れ親しんだ聖地のマウンドは、ファンの声援が力を与えてくれる。接戦を勝ちきって、 3連勝。頂点を目指す戦いで、ラストシーンは藤川球児が担っていく。
平野が誕生日安打を打ち、筒井が 3者連続奪三振ショーを行い、球児が締めた!昨日( 7日)の試合は本当に良かったというよりも、阪神を応援している人にとっては面白い試合だった。
良い試合展開で、たとえ 1点しかとれなかったけれど勝ちゲームは勝ちゲームだ!どこかの新聞に書いて有ったが、巨人では無く虚人と書かれてもしかたない今のG軍団。そんな球団相手では面白みは激減するが、とにかく前進有るのみだ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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「伝統の一戦」甲子園開幕カード85年以来の勝ち越し!球児、通算 199S! 3連勝やG連倒や!
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