24日富山市民球場アルペンスタジアムで広島－阪神 9回戦が行われ、阪神が広島に大勝し、引き分けを挟んで 4連勝を飾った。セ・リーグで唯一の貯金｢１｣とし、 4月 3日以来となる単独首位に浮上した。阪神は 7回にゴメスの適時打で 7点目を追加。広島も 8回に丸の適時打で 2点目を奪うも、反撃もそこまで。阪神は首位に立った。和田豊監督(52)は首位浮上に｢(今は)変わったりするようなことだけど、変わらないように頑張ります｣と話した。
福留孝介外野手(38)が先制タイムリーを放った。初回、一死 3塁のチャンスで打席に立つと、広島先発野村の 4球目、 141キロ直球を右前へ運び、 3塁走者の鳥谷を迎え入れた。
今成亮太内野手(27)が追加点となる 2点 2塁打を放った。 4回に連打と四球でつくった無死満塁の好機で打席に立つと、広島先発野村の真ん中に甘く入ったボールを強振。中堅フェンスを直撃する 2点 2塁打となった。富山の空に舞い上がった打球が風に乗り、バックスクリーン方向へグングン伸びていく。今成が貴重な追加点をもたらした。脇腹を痛めるなど出遅れた今季だが、西岡が長期離脱している中で、この男が 3塁にどっかりと座れば虎打線は確実に厚みを増す。これからも勝負強いバッティングでチームを勝利に導く。
マット・マートン外野手(33)が今季 2号のソロ本塁打を放った。マウロ・ゴメス内野手(30)がダメ押しのタイムリーを放った。猛打で奪首！ 名峰・立山連峰を背に阪神が広島を 7－ 2と圧倒し、 4連勝でセ界の頂上に立った。マット・マートン外野手が 2号ソロを含む猛打賞をマークすれば、マウロ・ゴメス内野手は 2安打 1タイムリー。助っ人コンビの復調とともに 5試合連続 2桁安打と乗ってきた攻撃陣で、一気に混セを抜け出す！チーム打率 0.235はリーグ最下位。昨季首位打者のマートンと打点王のゴメスの不振が大きく響く。特にＭ砲は深刻で、打撃のイライラが判定への不満や緩慢な走塁にも発展したが、ようやく冷静に自分を見つめ直すことができた。打率だけでなくチーム防御率(3.79)も得点( 215)も失点( 287)もリーグワーストだが、セ界唯一の貯金｢１｣で単独首位。ここから新幹線同様、ＧＭ砲も虎も一気に突っ走る！
能見篤史投手(38)が 8回途中まで 4安打 2失点で 5勝目を挙げた。立ち上がりから制球が良く 2、 3、 4回と 3者凡退に抑える。 5回一死から梵にソロ本塁打を浴びるも、 7回まで 3安打 1失点と好投。 8回に先頭の梵に四球を与え、一死後に安打、四球で満塁のピンチをつくったところでマウンドを降りた。その後はリリーフ陣が広島打線を抑え、白星をつかんだ。能見篤史投手が自らを楽にする 2点タイムリーを放った。2014年 8月 9日広島戦(京セラドーム大阪)以来の適時打を放つなど投打で活躍した。霧の合間からうっすらと見える立山連峰をバックに、能見が打者を次々に斬った。大好きな鯉を相手に投打でハッスル。“地方の鬼”ぶりをいかんなく発揮した。得意の広島からも今季 2勝目、通算20勝目。さらに通算78勝目とし、かつて“巨人キラー”として名を馳せた小林繁(故人)を抜き去り、球団単独16位となった。記事をまとめてみました。
＜広島 2－ 7阪神＞ 9回戦◇24日◇富山市民球場アルペンスタジアム
阪神は初回、一死 3塁から 3番福留が右前適時打を放ち先制。広島はその裏、一死 2塁の好機をつくるも無得点。
阪神は 4回、能見の 2点中前打などで 4点、 5回にマートンのソロ本塁打で追加点。広島はその裏、梵の 4号ソロで 1点を返す。
阪神は 7回にゴメスの適時打で 7点目を追加。広島も 8回に丸の適時打で 2点目を奪うも、反撃もそこまで。阪神は首位に立った。
広島に勝利しマット・マートン外野手(右)らナインを出迎える和田豊監督＝富山市民球場アルペンスタジアム
阪神が広島に大勝し、引き分けを挟んで 4連勝を飾った。セ・リーグで唯一の貯金｢１｣とし、 4月 3日以来となる単独首位に浮上した。
初回に福留の適時打で先制すると、終始リードを奪う。 6点リードの 8回一死満塁のピンチも、リリーフ陣の活躍で 1失点に抑えて逃げ切った。
和田豊監督は首位浮上に｢(今は)変わったりするようなことだけど、変わらないように頑張ります｣と話した。
1回表阪神一死 3塁、福留孝介外野手は右前適時打を放った＝富山市民球場アルペンスタジアム
福留孝介外野手が先制タイムリーを放った。初回、一死 3塁のチャンスで打席に立つと、広島先発野村の 4球目、 141キロ直球を右前へ運び、 3塁走者の鳥谷を迎え入れた。｢チャンスだったので、積極的にいきました。先制することができて良かったです｣と話した。
福留が一回一死 3塁から右前へタイムリーを放ち、勝利を呼び込んだ。これでチームは 5試合連続で先制。｢｢今まで打つ方が(投手に)迷惑をかけていたのでね。チャンスだったし、いけるところはどんどんいかないと｣。自身も 3番に入ってからの 5試合は打率 0.417(24打数10安打)、 1本塁打、 2打点と好調をキープ。｢それはそれでいいんじゃないか｣と笑みを浮かべた。
4回無死満塁で、中越えの 2点 2塁打を放った今成亮太内野手。試合の主導権をがっちりつかんだ＝富山市民球場アルペンスタジアム
今成亮太内野手が追加点となる 2点 2塁打を放った。 4回に連打と四球でつくった無死満塁の好機で打席に立つと、広島先発野村の真ん中に甘く入ったボールを強振。中堅フェンスを直撃する 2点 2塁打となった。｢打ったのはストレート。最低でも外野フライと思って打席に入りました。いい結果になってくれて良かったです｣と語った。
今成亮太内野手は 2点適時 2塁打を放ち、ベンチに向かってこぶしを握った＝富山市民球場アルペンスタジアム
富山の空に舞い上がった打球が風に乗り、バックスクリーン方向へグングン伸びていく。今成が貴重な追加点をもたらした。
｢最低でも外野フライと思って打席に入りました。フェンスまで行くとは思わなかったけど、いい結果になってくれてよかったです｣
1－ 0の 4回無死満塁で、カウント 1－ 1から真ん中に甘く入った 134キロの直球をとらえた。惜しくも満塁弾とはならなかったが、中堅・丸が伸ばしたグラブの先をかすめ、フェンス直撃の 2点 2塁打。｢風のおかげでしょう｣と謙遜しながらも、｢いいスイングができた｣とニッコリ。リードを 3点に広げ、完全に流れを呼び込んだ。
4回、適時打を放った今成亮太内野手＝富山市民球場アルペンスタジアム
21日のヤクルト戦(甲子園)から自己最長タイとなる 3試合連続打点をマーク。 3戦連続マルチ安打は今季初だ。和田監督は｢得点圏でなかなか今成らしい打撃ができていなかったけど、きょうは早いカウントから打ちにいって、あの 2点は大きかったね｣と称えた。
前日23日には黒田から今季初本塁打。その感触は延長12回ドローとなった 5時間13分の激闘から一夜明けても消えていなかった。好調をキープする虎のムードメーカーは｢いいスイングが続けられるように、毎日どん欲にやっている｣と必死さをアピールした。
｢どんな状況でも集中してやっていきたい｣
脇腹を痛めるなど出遅れた今季だが、西岡が長期離脱している中で、この男が 3塁にどっかりと座れば虎打線は確実に厚みを増す。これからも勝負強いバッティングでチームを勝利に導く。
5回表阪神二死、マット・マートン外野手は左越え本塁打を放った＝富山市民球場アルペンスタジアム
マット・マートン外野手が今季 2号のソロ本塁打を放った。 5点リードの 5回、二死から広島 2番手飯田の内角高めを振り抜くと、打球は虎党が待つ左翼スタンドへ。｢高めに浮いてきたチェンジアップを逃さずに、一発で仕留めることができたよ｣。 2回、 4回にも安打を放っており、 5回で早くも今季 5度目の猛打賞を決めた。
7回表阪神一死 3塁、中前適時打を放ったマウロ・ゴメス内野手
マウロ・ゴメス内野手がダメ押しのタイムリーを放った。 7回一死 3塁で広島戸田の 3球目を中前へクリーンヒット。 3塁走者大和外野手が生還した。
5回に一発を放ち、喜ぶマット・マートン外野手(右から 4人目)をマウロ・ゴメス内野手(右端)もハイタッチで出迎え。この 2人が打てば虎は加速する！＝富山市民球場アルペンスタジアム
猛打で奪首！ 名峰・立山連峰を背に阪神が広島を 7－ 2と圧倒し、 4連勝でセ界の頂上に立った。マット・マートン外野手が 2号ソロを含む猛打賞をマークすれば、マウロ・ゴメス内野手は 2安打 1タイムリー。助っ人コンビの復調とともに 5試合連続 2桁安打と乗ってきた攻撃陣で、一気に混セを抜け出す！
富山湾からの涼風をマートンの打球が切り裂いた。悩みに悩んだ助っ人が白エビのようにピチピチと躍動した。宿敵巨人を抜き、虎が 4月 3日以来、 6月以降では 2年ぶりの単独首位に立った。
マット・マートン外野手は 2号含む猛打ショー＝富山市民球場アルペンスタジアム
｢我慢しながら、辛抱強くやってきた成果が出たよ。きょうは、すごくよかった。今後につながる打撃だったよ。それまでにない感触だったね｣
5－ 0の 5回二死。飯田の高めチェンジアップを左翼席に叩き込んだ。20日のヤクルト戦以来、 3試合ぶりの 2号。今季 5度目の猛打賞を決め、 4連勝を決定的にした。
相棒に刺激され、 4番・ゴメスも 2安打。 7回一死 3塁では中前適時打を放った。今季12度目( 9勝 3敗)のアベック打点をマークしたＧＭ砲に、和田監督も｢厚みというか。今までどうしても(個々の力が)分散していた。個人個人の状態が悪すぎたというのもある。ここにきて少しずつ本来のものが出始めている｣と何度もうなった。
マウロ・ゴメス内野手はダメ押し打含むマルチ＝富山市民球場アルペンスタジアム
試合後、バスを囲む北陸の虎党の声援を受けながら、マートンは｢状態が悪いときはイライラすることもあったが、野球は人生と同じで、いいときもあれば悪いときもある。何とか昨季と同じように続けたい｣と力を込めた。チーム打率 0.235はリーグ最下位。昨季首位打者のマートンと打点王のゴメスの不振が大きく響く。特にＭ砲は深刻で、打撃のイライラが判定への不満や緩慢な走塁にも発展したが、ようやく冷静に自分を見つめ直すことができた。
この日は午前10時58分長野発の北陸新幹線で富山入り。グリーン席の乗車口付近でファンにサインをしていたマートンは｢かがやき｣が入線した瞬間、突然、後方の普通指定席に逆行した。
「乗り場がわからなかったよ。『のぞみ』だとわかるんだけどねぇ｣
北陸新幹線『かがやき』
出発から数10分後、ようやくグリーン席に到着し、照れ笑い。もう“迷子”にはならない。
ゴメスも｢チーム全員の勝利。いい試合だった｣と喜んだ。実は今、髭を伸ばしている。｢サンタクロースを知っているか！？ ああいう風に伸ばしたいんだ｣。今年も愛妻から｢頼むから剃って｣といわれているが、昨季の験担ぎを再開。10年ぶりＶという大プレゼントを運ぶつもりだ。
富山は2011年に当時チーフスコアラーだった渡辺長助氏(享年54)が急逝した地でもある。虎将は｢やっぱり長さんのことを思い出すね。いい試合を見せられて、長さんも喜んだと思う｣と言葉を詰まらせた。打率だけでなくチーム防御率(3.79)も得点( 215)も失点( 287)もリーグワーストだが、セ界唯一の貯金｢１｣で単独首位。ここから新幹線同様、ＧＭ砲も虎も一気に突っ走る！
能見篤史投手(中央)は足がつるアクシデントはあったが勝利投手となり、笑顔で呉昇桓投手(左)からウイニングボールを受け取る＝富山市民球場アルペンスタジアム
能見篤史投手が 8回途中まで 4安打 2失点で 5勝目を挙げた。立ち上がりから制球が良く 2、 3、 4回と 3者凡退に抑える。 5回一死から梵にソロ本塁打を浴びるも、 7回まで 3安打 1失点と好投。 8回に先頭の梵に四球を与え、一死後に安打、四球で満塁のピンチをつくったところでマウンドを降りた。その後はリリーフ陣が広島打線を抑え、白星をつかんだ。
能見篤史投手が自らを楽にする 2点タイムリーを放った。 4回、 2点を追加してなお一死 2、 3塁で広島野村の直球を中前に運んで 2者を迎え入れた。｢たまたま当たってくれました｣。2014年 8月 9日広島戦(京セラドーム大阪)以来の適時打を放つなど投打で活躍した。
4回表阪神一死 2、 3塁、能見篤史投手は中前２点適時打を放った＝富山市民球場アルペンスタジアム
霧の合間からうっすらと見える立山連峰をバックに、能見が打者を次々に斬った。大好きな鯉を相手に投打でハッスル。“地方の鬼”ぶりをいかんなく発揮した。
｢その通り(地方に強い)になったので、良かったです。良いイメージのままでいけました｣
地方球場はこれで 4連勝、通算13試合で 5勝 1敗、防御率2.63だ。 1回一死 2塁でシアーホルツを空振り三振、新井を遊ゴロに斬り、波に乗った。 5回に梵に左翼へソロを浴びたが、危なげない投球をみせた。
7回までで球数は80。前夜は延長12回ドローで計 8投手をつぎ込んだだけに、完投を狙っていたが…。 8回に一死満塁とされると、左ふくらはぎがつって、 7回 1/3を 4安打 2失点で降板。それでも中継ぎ陣が踏ん張り、チームトップタイの 5勝目をゲットだ。
得意の広島からも今季 2勝目、通算20勝目。さらに通算78勝目とし、かつて“巨人キラー”として名を馳せた小林繁(故人)を抜き去り、球団単独16位となった。
富山のファンの前で好投した能見篤史投手。“地方の鬼”が躍動した＝富山市民球場アルペンスタジアム
お世話になった｢チョーさん｣への弔い星にもなった。｢知っていたので、勝てて良かったです｣。2011年 6月28日、富山遠征中に当時チーフスコアラーの渡辺長助氏(享年54)が急死してから、富山では 2戦 2勝。目には見えない力も、左腕の原動力だ。
打っては 4回一死 2、 3塁で中前へ 2点打。打撃得意の左腕が、開幕から12試合目でようやく今季初打点を挙げた。
｢トリ(鳥谷)がいたから『ちょうだい』って言った｣。春季キャンプで打撃練習に励むあまり、持っていたバットを 1日 3本も折り、室内練習場にいた鳥谷からマスコットバットをもらった。｢重いけど。大丈夫｣と、練習では野手用の重いバットを使ってスイング。この日の一打につなげた。
投打で活躍した左腕を和田監督は｢状態がよかったね｣と手放しでたたえたが、能見は｢最後までいきたかった｣と悔しさをにじませた。しかし、ローテの中心として十分なピッチングであったのは、間違いない。
富山での料理長は、能見篤史投手だった！鯉をつり上げ、美味しい料理を造ってくれた！これからも、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 公式戦 日程と結果( 6月)
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
6月24日現在順位表
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