25日鳴尾浜で育成試合：阪神 2軍－ソフトバンク 3軍戦が行われ、昨年 9月の右膝半月板手術から再起を期す緒方凌介外野手(24)が、復活の初猛打賞を決めた。昨年は開幕 1軍を果たし、出場28試合で初本塁打もマークした 3年目が、いよいよ逆襲態勢だ。
阪神は25日、富山から帰阪後、甲子園で指名練習を行った。セ・リーグ唯一の貯金生活で単独首位に立つ和田豊監督(52)はリーグ戦再開後、 3勝 1分けの内容に手応えをつかみ、球宴までの17試合を勝負のポイントに設定した。 1－ 6位が 4ゲーム差という混戦だけに、一戦必勝で貯金を積み上げて球宴を迎えることこそ、リーグＶへのキモというわけだ。首位とはいえ、貯金は｢１｣。最下位の中日まで 4ゲーム差という史上初の混セだ。 3番に配した福留が好調で、 4番・ゴメス、 5番・マートンの状態も上がってきた。頭ひとつ抜け出したとはいえ、裏を返せば底がすぐ近くにあることも事実。まずは 2位巨人に連勝した“眼下の敵”ＤｅＮＡを、26日からの 3連戦(甲子園)で叩く。サングラスの奥で将の目が光る。悲願のＶへ、ただひたすらに白星を積み重ねていく。
福留孝介外野手(38)が25日、 7連勝中の甲子園で行われる26日からのＤｅＮＡ戦に向け、気合を入れた。自身今季35打点のうち、ＤｅＮＡから最多 8打点をマーク。相手先発・三浦大輔投手(41)からも、一昨年に本塁打を放っている。頼れる 3番のバットで、球宴までに 1つでも多くの貯金を積み重ねる。スタンドを黄色く染めるファンが、後押しになる。 3連戦は 7連勝中の甲子園が舞台。今季、チームはビジターで12勝21敗 1分けだが、甲子園を含むホームでは22勝12敗と圧倒的。ホームの利を生かして、首位固めといきたいところだ。阪神から最下位・中日まで 4ゲーム差。混セを抜け出すためには、｢ 3番・福留｣の力が必要だ。
岩貞祐太投手(23)が25日、 1軍に合流した。甲子園で行われた指名練習に参加。キャッチボールやバント練習に取り組んだ。27日ＤｅＮＡ戦(甲子園)での先発が予定されている。
藤浪晋太郎投手(21)が25日、今季初対戦となるＤｅＮＡ戦(甲子園)に向けて、甲子園での指名練習に参加した。28日に登板濃厚の右腕は自己最長タイの 4連勝中。“サンデーしんちゃん”が、 2位巨人に 2連勝と勢いに乗るハマ打線を完投で斬って、自己最長更新を目指す。26日に先発するランディ・メッセンジャー投手(33)も、甲子園で調整した。現在、主軸はいずれも打率 3割を超えて好調だ。 2月21日のオープン戦(宜野湾)では 3回 4失点、 3月15日の同戦(横浜)でも 6回 2失点と苦戦しただけに、要注意といえる。チームもここ 5試合で 4勝 1分けと勝ち越し、 4月 3日以来の単独首位に立っている。チームの期待を背負って、自分超えも目指す。
阪神の本拠地甲子園球場が、2003年と2005年のリーグ優勝に貢献したＯＢ選手とタイアップしたメニューを販売する。26日からのＤｅＮＡ 3連戦が｢レジェンドデイズ第３弾 平成のＶ戦士たち｣として開催されることにちなんだもの。
阪神が日本プロ野球史上初の 1万試合到達を目前に、記念グッズの発売を決定したことが25日、明らかになった。残念ながら5000勝のように甲子園で劇的に…とはいかないが、｢ビジターでも 5回終了時点で場内アナウンスしてもらう準備はしています｣と球団首脳。数々のメモリアルグッズのなかでも巨人を追い越した 1万試合グッズは、お宝になりそうだ。記事をまとめてみました。
＜育成試合：阪神 2軍 4－ 5ソフトバンク 3軍＞◇25日◇鳴尾浜
昨年 9月の右膝半月板手術から再起を期す緒方凌介外野手が、復活の初猛打賞を決めた。 2番右翼で出場。初回に左腕笠谷の 135キロをとらえて右中間を破る先制のタイムリー 3塁打を放つと、 5回は 146キロをとらえて右中間 2塁打。 8回は右腕伊藤大の 123キロ変化球を右前にはじき返した。
｢元もと左投手に苦手意識はないですが、左からしっかり（長打を２本）打てたのでよかったです｣。長いリハビリを経て今春復帰後、 2安打はあったが 3安打は初めて。昨年は開幕 1軍を果たし、出場28試合で初本塁打もマークした 3年目が、いよいよ逆襲態勢だ。
1回裏阪神無死 2塁、緒方凌介外野手は右中間 3塁打を放った＝鳴尾浜
阪神は25日、富山から帰阪後、甲子園で指名練習を行った。セ・リーグ唯一の貯金生活で単独首位に立つ和田豊監督はリーグ戦再開後、 3勝 1分けの内容に手応えをつかみ、球宴までの17試合を勝負のポイントに設定した。 1－ 6位が 4ゲーム差という混戦だけに、一戦必勝で貯金を積み上げて球宴を迎えることこそ、リーグＶへのキモというわけだ。
富山から金沢経由で甲子園へ。和田監督は練習開始の15分前、午後 1時45分にはグラウンドに姿をみせた。選手は誰もいない。肌をジリジリと焦がす日差しが、気持ちいい。前夜の広島戦で快勝して、 4月 3日以来の単独首位に立った。Ｖへ向けて、青写真を描いた。
｢まずは球宴まで、いい位置というよりも、いいチーム状態にもっていく。貯金のある状態に。やっぱり、見える世界が違うんだよ。借金をしているのと、貯金をしているのとではね｣
和田豊監督は甲子園に戻って指名練習をチェック。球宴までに 1つでも多く貯金することを宣言した＝阪神甲子園球場
首位とはいえ、貯金は｢１｣。最下位の中日まで 4ゲーム差という史上初の混セだ。しかもチームは打率 0.235、防御率3.79、 215得点、 287失点などでリーグワースト。それだけに｢今の状況を見ていると(混戦から)簡単に抜け出すようなものではない｣という自覚は強い。
それでも、リーグ戦再開後の 4試合でつかんだ手応えがある。甲子園でヤクルトに連勝すると、広島との北陸ロードで 1勝 1分け。｢少しずつチーム状態が、特に打撃陣が上がってきているのは確か｣。 3番に配した福留が好調で、 4番・ゴメス、 5番・マートンの状態も上がってきた。
だからこそ、球宴までという当面の区切りを設けて、貯金にこだわる姿勢を明確に打ち出した。｢そこ(球宴)を過ぎたら早いからな。ダダダッと 6連戦が続いて、あっという間に 9月に入ってしまう｣からだ。
練習をするランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
だんご状態のリーグ戦ゆえ、貯金が多いほど精神的優位に立てる。采配でも大胆になれる…。
｢余裕とはいわないけど、見えるものが違ってくるよね。戦い方もある程度、変わってくると思うしね｣。球宴まで残り17戦。ここで 1つでも多くの勝利を積み重ねることこそ、後半戦を有利に運べるかどうかのキモとなる－というわけだ。
球団も全面バックアップする。勝率 5割以上から、節目の試合で臨時査定ポイントが設定されていることが判明した。チーム関係者は｢ニンジン作戦が、選手のやる気をさらに向上させる有効な手段であるのは間違いない｣と説明する。｢球団創設８０周年｣。10年ぶりのリーグ優勝、そして日本一へ。球団一丸だ。
｢今は順位よりも、貯金を積み重ねる方がチームにとっては大事｣
頭ひとつ抜け出したとはいえ、裏を返せば底がすぐ近くにあることも事実。まずは 2位巨人に連勝した“眼下の敵”ＤｅＮＡを、26日からの 3連戦(甲子園)で叩く。サングラスの奥で将の目が光る。悲願のＶへ、ただひたすらに白星を積み重ねていく。
◆データＢＯＸ◆
阪神は25日時点で打率 0.235、34本塁打、 215得点、 287失点、防御率3.79、23盗塁と 6部門でリーグワースト。一方、失策34は巨人の33に続く少なさで、手堅い守備で少ない得点を守り通してきたチームといえる。
福留孝介外野手が25日、 7連勝中の甲子園で行われる26日からのＤｅＮＡ戦に向け、気合を入れた。自身今季35打点のうち、ＤｅＮＡから最多 8打点をマーク。相手先発・三浦大輔投手からも、一昨年に本塁打を放っている。頼れる 3番のバットで、球宴までに 1つでも多くの貯金を積み重ねる。
観光客やビジネスマンが行き交う富山駅。福留は軽い足取りで、北陸新幹線に乗り込んだ。思いは虎党の待つ甲子園へ。26日からのＤｅＮＡ戦に向けて、地の利を強調した。
｢ホームであれだけのお客さんが入ってくれて相手は嫌だろうし、こっちは準備しやすい。やりやすいんじゃないかな｣
スタンドを黄色く染めるファンが、後押しになる。 3連戦は 7連勝中の甲子園が舞台。今季、チームはビジターで12勝21敗 1分けだが、甲子園を含むホームでは22勝12敗と圧倒的。ホームの利を生かして、首位固めといきたいところだ。
福留孝介外野手(中央)は報道陣に囲まれて新幹線に向かう。甲子園では虎党の声援が何よりの後押しとなる
ＤｅＮＡ戦は今季 2勝 6敗と苦戦しているが、福留自身は好相性。今季35打点のうち、最多 8打点を挙げている。さらに、26日に対決する先発・三浦からは阪神移籍 1年目の一昨年に本塁打を放ち、中日時代も含めて 5発と苦手イメージはない。
｢ 3番・右翼｣がすっかり定着した。 5試合で24打数10安打 1本塁打。打率 0.417と打ちまくっている。しかも、 4勝 1分けと無敗だ。疲労などを考慮し、和田監督は｢外せる状況にもっていきたい｣と本音を漏らしたが、代役はいない。｢甲子園のライトと 3番は簡単ではないからね｣と指揮官。38歳のベテランはそれほど頼もしい。
福留自身もかぶとの緒を締め直す。｢まだ前半戦も終わっていない。 1つ 1つだよ｣と冷静。今後の戦い方について｢今は日程的にも余裕があるから。夏場になって、日程も苦しくなったとき、それまでにどれだけ貯金できるかだと思う｣と話した。阪神から最下位・中日まで 4ゲーム差。混セを抜け出すためには、｢ 3番・福留｣の力が必要だ。
◆データＢＯＸ◆
◎…福留は今季ホームで34試合出場、打率 0.289( 114打数33安打) 5本塁打17打点。うち甲子園では31試合出場、打率 0.279( 104打数29安打) 4本塁打14打点。ビジターでは32試合出場、打率 0.242( 120打数29安打) 4本塁打18打点。本拠地の方が打っている。
岩貞祐太投手が25日、 1軍に合流した。甲子園で行われた指名練習に参加。キャッチボールやバント練習に取り組んだ。
｢前回の下(ファーム)での登板では四球もなくて、思い通り投げられた。次の登板も気負う必要もなく、全力で投げられると思います｣と意気込んだ。
27日ＤｅＮＡ戦(甲子園)での先発が予定されている。
藤浪晋太郎投手が25日、今季初対戦となるＤｅＮＡ戦(甲子園)に向けて、甲子園での指名練習に参加した。28日に登板濃厚の右腕は自己最長タイの 4連勝中。“サンデーしんちゃん”が、 2位巨人に 2連勝と勢いに乗るハマ打線を完投で斬って、自己最長更新を目指す。26日に先発するランディ・メッセンジャー投手も、甲子園で調整した。
明るい太陽の下、甲子園のグラウンドで元気に動いた。藤浪はリーグ 3位ＤｅＮＡと、今季初対戦。連勝中の“サンデーしんちゃん”が、 2位巨人に２連勝した好調ハマ打線を相手に、やる気をみなぎらせた。
｢しっかり打ってくるチームなので、勢いに乗せないようにしたい。中軸や上位打線を抑えて、(連打で)つながれないようにしたいですね｣
対ＤｅＮＡは通算 6試合で 3勝 2敗、防御率4.50。相性は悪くないが、相手は昨季よりもパワーアップしている。 3番・梶谷、 4番・筒香が成長し、一発のあるロペスが新加入。現在、主軸はいずれも打率 3割を超えて好調だ。 2月21日のオープン戦(宜野湾)では 3回 4失点、 3月15日の同戦(横浜)でも 6回 2失点と苦戦しただけに、要注意といえる。
藤浪晋太郎投手は甲子園の指名練習でキャッチボール。強力ＤｅＮＡ打線を完投で抑えるゾ＝阪神甲子園球場
しかし、勢いならこちらも負けていない。前回登板の21日ヤクルト戦(甲子園)は自己＆球団最速タイとなる 158キロを計時し、 6回 2失点でチームトップタイの 5勝目。また、自己最長タイとなる 4連勝を飾った。
今回の登板でチームを勝利に導き、自らも勝利投手になれば自己最長更新の 5連勝となる。｢勝ち負けは自分でどうこうできないので｣と話したが、モチベーションの 1つにはなるはずだ。
先発４ 4本柱の一角として自覚もにじませる。ここまでリーグトップタイの 4完投を誇る右腕は、｢いつも 9回まで投げきるつもりでいます。(完投を)できるようにしたい｣と意気込む。23、24日の広島 2連戦(長野、富山)では中継ぎ陣が奮闘しただけに、 1人でマウンドを守り抜き、休養を与えたいところ。この日、指名練習に参加した右腕はキャッチボール、バント練習などで汗を流した。準備は万全だ。
チームもここ 5試合で 4勝 1分けと勝ち越し、 4月 3日以来の単独首位に立っている。
｢上位にいることはいいこと。自分も流れに乗れるようにしていきたい｣とキッパリ。チームの期待を背負って、自分超えも目指す。
阪神の本拠地甲子園球場が、2003年と2005年のリーグ優勝に貢献したＯＢ選手とタイアップしたメニューを販売する。
26日からのＤｅＮＡ 3連戦が｢レジェンドデイズ第３弾 平成のＶ戦士たち｣として開催されることにちなんだもの。赤星憲広氏の｢赤星ラーメン～復刻リニューアル｣、今岡誠氏の｢誠の冷やしうどん｣、金本知憲氏の｢金本兄貴のスタミナハラミ丼｣、下柳剛氏の｢下柳焼き｣(オリジナルのキャベツ焼き)、桧山進次郎氏の｢ひいやんの親子でええやん弁当｣、矢野燿大氏の｢矢野の中華風牛肉弁当｣。 6品を球場内で販売する。
阪神が日本プロ野球史上初の 1万試合到達を目前に、記念グッズの発売を決定したことが25日、明らかになった。
｢(節目の試合は)本拠地では難しそうですが、日本球界初というところに価値があるので｣
計画を語った球団首脳にも力が入る。
巨人の創設は1934年。阪神はその 1年後の1935年。試合数で逆転現象が起きたのは巨人はプロ野球が誕生した1936年、米国遠征で公式戦に参加しなかったためだ。
24日の広島戦が9994試合目で残り｢６｣。順調ならば 7月 2日のヤクルト戦(神宮)、 1試合でも雨で流れれば 3日以降のＤｅＮＡ戦(横浜)になる。
残念ながら5000勝のように甲子園で劇的に…とはいかないが、｢ビジターでも 5回終了時点で場内アナウンスしてもらう準備はしています｣と球団首脳。数々のメモリアルグッズのなかでも巨人を追い越した 1万試合グッズは、お宝になりそうだ。
全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 公式戦 日程と結果( 6月)
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
6月25日現在順位表
6月25日現在対戦表
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