27日阪神甲子園球場で阪神－ＤｅＮＡ 9回戦が行われ、日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナー(73)が27日、阪神和田監督を激励した。ＤｅＮＡ戦 9回戦前に甲子園を訪問。混セの主役を演じる虎将に対するお褒めの言葉に白星できっちりと応えた。阪神は同点の 8回、 3番福留、 4番ゴメスの２者連続本塁打が飛び出し逆転勝ち。引き分けを挟み 5連勝で貯金｢２｣とした。
マウロ・ゴメス内野手(30)が先制のタイムリー 2塁打を放った。初回、二死から福留孝介外野手が四球でつなぐと、二死 1塁からＤｅＮＡ先発井納の初球 147キロ直球を右中間へ。 1塁走者の福留が一気に生還した。空中戦も乗ってきた！！マウロ・ゴメス内野手が 1点リードの 8回、福留に続き、ＤｅＮＡにトドメを刺す 8号ソロを放った。今季初のチーム 1試合 3発でチーム本塁打を37とし、セ・リーグ単独最下位を脱出(中日と並んで 5位)。甲子園では 8連勝。もう誰も虎を止められない。野球は二死から－。古くからある格言を見事に体現してみせた。まさに粘り勝ち。ゴメスの貴重な先制打＆ダメ押し弾は二死から生まれた。眠りから覚めたゴメスのバットで首位固め。Ｖロードを突っ走る。
上本博紀内野手(28)がタイムリーヒットを放った。 2点を追う 4回、二死 3塁でＤｅＮＡ先発の井納から放った 3遊間へ抜ける打球は、 1点差に追い上げる貴重な適時打となった。先頭の福留が右越え 3塁打を放ってできた 4回無死 3塁の好機からゴメス、マートンが続けて、投ゴロに倒れた。二死 3塁となり、先発・井納に 2ストライクと追い込まれた 6球目。外角のフォークを振り抜き、 3遊間をしぶとく破った。 4回のタイムリーの後、すかさず盗塁を決め、チームトップの12盗塁。リーグ 2位タイに浮上した。 1点でも多く点を取ろうとあきらめない姿勢をみせた。全力プレーで甲子園、そしてチームを元気付ける。
福留孝介外野手(38)が同点の中越えソロ本塁打を放った。 6回、先頭で打席に立つと、ＤｅＮＡ先発井納の 4球目、 129キロのスライダーを強振。打球は浜風を切り裂きバックスクリーン右へ。阪神移籍後初となる 2桁、10号本塁打となった。福留孝介外野手が大爆発だ。 6回の同点10号ソロに続き、 8回には 2打席連続の勝ち越し11号ソロ。全 4打席出塁し、 3安打 2打点 4得点という独り舞台。負ければ 3位転落の一戦を今季初のチーム 3本塁打で逆転勝ち。今季初の 5連勝で貯金はセ界独占の｢２｣。Ｖもらった！！甲子園 8連勝で 4月 4日以来の貯金｢２｣とし、 6月勝ち越し決定。どうにも止まらない福留が虎を混セから脱出させる。
ランディ・メッセンジャー投手(33)が 7回 6安打 3失点で降板した。 2回に捕手藤井の失策などで 2点を奪われると、 4回にも 9番井納の右ゴロ間に 1点を失い 3失点。 7回の打席で代打新井が送られた。試合は 8回に 2点を勝ち越した阪神が、引き分け 1を挟んで 5連勝。メッセンジャーに勝ち負けはつかなかったが、粘りの投球で勝利を呼び込んだ。
阪神守護神の呉昇桓(オ・スンファン)投手(32）が、リーグ単独トップの21セーブ目を挙げた。 2点リードの 9回から登板し、代打下園、代打後藤、関根を 3人斬り。並んでいたＤｅＮＡドラフト 1位・山崎康晃投手(22＝亜細亜大學)を上回った。胸をなで下ろした呉昇桓は、続く代打・後藤をカウント 1－ 1からカットボールで右飛に打ち取る。最後は関根を初球、 150キロのストレートで 1ゴロに仕留めた。 2試合連続 3人斬りに要したのはわずか 6球。もともと夏場に強い男は大した汗もかかず、涼しい顔で引き揚げてきた。クローザーとしては 3者連続 3球三振が最高にカッコいいが、それだと 9球が必要。チームのため、そして自分のため。 6球でフィニッシュした方がはるかにグッジョブだ。 9回先頭の代打下園への 2球目。内角高め、 148キロの直球をセンターに弾き返されたが、この回から中堅の守備位置には名手・大和がいた。打球音に鋭く反応するや、真骨頂ともいえるダイビングキャッチ。大きなアウトをプレゼントされた。
大和外野手(27)が本領を発揮した。 8回に柴田の代打として出場すると遊ゴロに倒れたが、 9回はそのまま中堅の守備に。直後の下園の打球に素早い反応で前進してダイビングキャッチ。判断が難しい打球だったが、好捕するのは、名手たるゆえん。今季は途中出場が多いが、チームにとって不可欠な活躍を続けている。記事をまとめてみました。
![2015.06.27 試合結果]()
＜阪神 5－ 3ＤｅＮＡ＞ 9回戦◇27日◇阪神甲子園球場
日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナーが27日、阪神和田監督を激励した。ＤｅＮＡ戦 9回戦前に甲子園を訪問。｢いい試合、熱戦を繰り広げられておられる。「熱戦を繰り広げてくれてありがとうと言いました。一番、大事な時期。けが人に気をつけて、頑張ってほしい。(表情は)明るい感じやったね｣と明かした。
同コミッショナーは12球団を訪問中。｢セ・リーグはしばらくだんご状態のつばぜり合いが続きそう。どこが飛び出してくるか｣と楽しみにしていた。
混セの主役を演じる虎将に対するお褒めの言葉に白星できっちりと応えた。
![中越え本塁打を放った福留孝介外野手]()
8回裏阪神二死、中越え本塁打を放った福留孝介外野手。投手田中＝阪神甲子園球場
阪神は初回、一死 1塁でゴメスが右中間へ適時 2塁打を放ち先制。ＤｅＮＡは 2回にバルディリス、倉本の連続適時打で逆転。
ＤｅＮＡは 4回、井納の右ゴロ間に 1点追加。阪神はその裏、上本の適時打で 1点差にし、 6回、先頭福留の中越えソロで同点に。
阪神は同点の 8回、 3番福留、 4番ゴメスの 2者連続本塁打が飛び出し逆転勝ち。引き分けを挟み 5連勝で貯金｢２｣とした。
![福留孝介外野手を出迎える和田豊監督]()
福留孝介外野手を出迎える和田豊監督＝阪神甲子園球場
阪神がド迫力のアーチ攻勢で首位を堅守した。 1点を追う 6回、福留がバックスクリーン右に今季10号ソロ弾を放ち、同点に追いつくと、 8回に再び打席に入る。左腕田中の初球をとらえ、 2打席連続本塁打を中越えにかけた。直後にはゴメスも 2者連続アーチを左翼へ。交流戦明けから好調な勢いをＤｅＮＡ相手に見せつけた。今季初の 5連勝。
和田豊監督(52)も｢非常に内容がいい。粘り強さが出てきている。こういう試合を毎日できるよう、明日からもやっていきたい｣と手応えを口にした。
![右中間に適時打を放ったゴメス内野手]()
1回裏阪神二死 1塁、マウロ・ゴメス内野手は右中間に適時 2塁打を放った＝阪神甲子園球場
マウロ・ゴメス内野手が先制のタイムリー 2塁打を放った。初回、二死から福留孝介外野手が四球でつなぐと、二死 1塁からＤｅＮＡ先発井納の初球 147キロ直球を右中間へ。 1塁走者の福留が一気に生還した。
![勝負を決めたマウロ・ゴメス内野手]()
8回、マウロ・ゴメス内野手がヨスラン・エレラ投手(左)から左翼へトドメの 8号ソロを放った。勝負を決めた＝阪神甲子園球場
空中戦も乗ってきた！！マウロ・ゴメス内野手が 1点リードの 8回、福留に続き、ＤｅＮＡにトドメを刺す 8号ソロを放った。今季初のチーム 1試合 3発でチーム本塁打を37とし、セ・リーグ単独最下位を脱出(中日と並んで 5位)。甲子園では 8連勝。もう誰も虎を止められない。
野球は二死から－。古くからある格言を見事に体現してみせた。まさに粘り勝ち。ゴメスの貴重な先制打＆ダメ押し弾は二死から生まれた。
![ゴメス内野手は今成亮太内野手と歓喜の尻タッチ]()
マウロ・ゴメス内野手(左)は今成亮太内野手と歓喜の尻タッチ＝阪神甲子園球場
｢打席のなかでは甘い球を積極的に打つことを考えているよ。それができたね｣
1回からいきなり 4番の仕事だ。二死 1塁から先発・井納の外角直球を逆らわずに振り切った。打球は右中間深くを破る適時 2塁打に。 6試合連続となる先制パンチだった。
値千金のダメ押し弾だ。 3－ 3の 8回二死から福留がこの試合 2本目となる勝ち越し弾を放った直後。代わったばかりの 3番手・エレラからファウルで粘ったフルカウントの 9球目を振り抜いた。一瞬で左翼スタンドに着弾した 8号ソロ。ＦＧアベック弾は 3月29日の中日戦(京セラ)以来、今季 2度目で 2連勝だ。
｢ファウルで粘って、ラッキーなことにホームランになってくれたよ｣
![本塁打を放ち天を仰ぐゴメス内野手]()
8回、本塁打を放ち天を仰ぐマウロ・ゴメス内野手＝阪神甲子園球場
チーム 1試合 3本塁打は昨年 8月17日のＤｅＮＡ戦(横浜)以来で、今季初。｢みんながベストを尽くそうと頑張っている。その中で、続くことができたのはラッキーだったね｣と笑顔をみせた。
リーグ戦再開後は、17打数 8安打で打率 0.471。 8打点に 2本塁打とペースアップ。 4番の上昇に呼応するようにチームも波に乗ってきた。
来日 2年目となった今季はグラウンド外での“仕事”もこなす。サンティアゴが来日した直後には同じ中南米出身として食事に誘うと、17日に入団した同じドミニカ共和国出身のペレスには無料通話アプリで｢一生懸命プレーしろ｣とアドバイスを送った。チームの 4番として、顔としての自覚の表れだ。
｢先週あたりからいい形でみんながプレーできている。メッセンジャーも投手陣も頑張っていたし、毎試合できることをやっていきたい｣
眠りから覚めたゴメスのバットで首位固め。Ｖロードを突っ走る。
![左前適時打を放った上本博紀内野手]()
4回裏阪神二死 3塁、左前適時打を放った上本博紀内野手。投手井納＝阪神甲子園球場
上本博紀内野手がタイムリーヒットを放った。 2点を追う 4回、二死 3塁でＤｅＮＡ先発の井納から放った 3遊間へ抜ける打球は、 1点差に追い上げる貴重な適時打となった。
意地をみせた。上本が執念のタイムリー。主軸の連続凡退で消えそうになった好機をなんとかものにした。
｢いつも通り、食らい付くだけでした｣
![上本博紀内野手]()
4回、 2盗を決める上本博紀内野手＝阪神甲子園球場
先頭の福留が右越え 3塁打を放ってできた 4回無死 3塁の好機からゴメス、マートンが続けて、投ゴロに倒れた。二死 3塁となり、先発・井納に 2ストライクと追い込まれた 6球目。外角のフォークを振り抜き、 3遊間をしぶとく破った。 1点も入らなければ間違いなく嫌なムードになっていた打席。和田監督は｢(上本の) 2点目がないと、きつかったと思う。しぶとく、価値ある追加点だった｣と二死から反撃ムードを高めた選手会長の一打を称えた。
![二盗を決めた上本博紀内野手]()
4回、 2盗を決めた上本博紀内野手。チームトップだ＝阪神甲子園球場
好調福留は当面 3番に固定される見込みで、マークがきついゴメス、マートンの後を打つ 6番の役割が重要になる。勝負強い上本が恐怖の６番になれば、得点力はアップする。
4回のタイムリーの後、すかさず盗塁を決め、チームトップの12盗塁。リーグ 2位タイに浮上した。 1点でも多く点を取ろうとあきらめない姿勢をみせた。全力プレーで甲子園、そしてチームを元気付ける。
![トラッキーとハイタッチした福留孝介外野手]()
6回裏阪神無死、福留孝介外野手は右越えに同点本塁打を放ち生還、トラッキーとハイタッチした＝阪神甲子園球場
福留孝介外野手が同点の中越えソロ本塁打を放った。 6回、先頭で打席に立つと、ＤｅＮＡ先発井納の 4球目、 129キロのスライダーを強振。打球は浜風を切り裂きバックスクリーン右へ。｢イニングの先頭バッターでしたし、とにかく塁に出てやろうという気持ちで打席に入りました。ランディが頑張って投げてくれている状況で、いい 1発を打てて良かったです｣。阪神移籍後初となる 2桁、10号本塁打となった。
![中堅右に決勝１１号ソロを放った福留孝介外野手]()
行ったー！！ 同点の 8回、福留孝介外野手が中堅右に 2打席連続となる決勝11号ソロを放った＝阪神甲子園球場
甲子園は福留のためにあるのかーっ！！福留孝介外野手が大爆発だ。 6回の同点10号ソロに続き、 8回には 2打席連続の勝ち越し11号ソロ。全 4打席出塁し、 3安打 2打点 4得点という独り舞台。負ければ 3位転落の一戦を今季初のチーム 3本塁打で逆転勝ち。今季初の 5連勝で貯金はセ界独占の｢２｣。Ｖもらった！！
さすがの福留でも自ら成し遂げた仕事に驚いた。｢気をつけて、運転して帰ろっと～｣。そう笑いながら、クラブハウスに戻った。何をやっても大当たり。神様、仏様、福留さま！ 神がかり的な打ちっぷりで、虎を今季初の 5連勝に導いた。
｢素直にうれしいです。いい流れできている。(首位は)楽しいです｣
大歓声を一身に受けた試合後｢こんなに幸せなことはない。幸せだよ｣と話した。まずは 1点を追う 6回。先頭で井納のスライダーをガツン。球団旗がちぎれそうになるほど右から左への浜風が吹いていた。｢手応えはよかったけど、前の打席、風で戻されていたので厳しいかな｣。 4回先頭での右越え 3塁打は浜風で失速していた。だが打球はスタンドインして10号同点ソロ。さらに 8回、同点の場面でまた一発。二死から左腕田中の初球をロックオン。
![甲子園は福留劇場]()
阪神甲子園球場は福留劇場。 2打席連発に阪神ベンチもスタンドもお祭り騒ぎだ
｢ちょっと言い過ぎですけど、本塁打を狙いながらいきました｣。新 3番はライナー性の打球を 1本目とほぼ同じ位置に突き刺し勝負を決めた。
1回も二死から四球を選んでゴメスの先制打につなげ、全 4打席出塁、 3安打 2打点 4得点。 3番に座った16日の北海道日本ハム戦(甲子園)から 6試合で打率 0.481(27打数13安打)、 3本塁打、 4打点とさらに数字を上げ、不敗神話も継続だ。
強く、優しい。男の理想をいくような38歳だ。地元・鹿児島では大雨による土砂災害などが心配されている。｢大丈夫？ テレビでニュースをみたんだけど…｣。練習の合間をぬって、大隅半島の父・景文さんの携帯電話を鳴らす。年に数度しか会えない分、連絡はこまめに取る。そして、テレビ画面を通じて最高の親孝行を届けた。
福留の父・景文さんは鹿児島肝属郡の自宅でテレビ観戦。ヒーローインタビューまで見届けると｢体がしっかりしていれば、打ちますね｣と目を細めた。21日の｢父の日｣については｢モノを送ってくれたけど、その試合(ヤクルト戦)で、本塁打を打ってくれたでしょ。それが最高のプレゼントです｣と感激していた。
4回の守りでは井納の右前への打球を 2塁に素早く送球してライトゴロ。和田監督は｢本当にいい仕事をしてくれている｣とうなずいた。
甲子園 8連勝で 4月 4日以来の貯金｢２｣とし、 6月勝ち越し決定。どうにも止まらない福留が虎を混セから脱出させる。
◆データＢＯＸ◆
◎…福留が 1試合 2本塁打を放ち、今季11号。シーズン 2桁本塁打はカブス時代の2010年以来、日本では中日時代の2007年以来で、日米通算13度目。
◎… 1試合 2本は2013年 4月19日(ヤクルト戦、同点とサヨナラ)以来 2年ぶり16度目。 2本とも殊勲(先制、同点、勝ち越し、サヨナラ)弾だったのも同日以来 3度目。殊勲弾に限らず、 2打席連続では中日時代の2007年 4月25日(広島戦)以来 8年ぶり 8度目。
![ランディ・メッセンジャー投手]()
７回６安打３失点で交代となるランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手が 7回 6安打 3失点で降板した。 2回に捕手藤井の失策などで 2点を奪われると、 4回にも 9番井納の右ゴロ間に 1点を失い 3失点。 7回の打席で代打新井が送られた。｢ 2回は詰まらせた当たりがヒットになったりして、ついてない結果になってしまったのもあったけれども、なんとか粘ってゲームは作れたと思います｣と語った。
試合は 8回に 2点を勝ち越した阪神が、引き分け 1を挟んで 5連勝。メッセンジャーに勝ち負けはつかなかったが、粘りの投球で勝利を呼び込んだ。
![再びリーグ単独トップに立った呉昇桓投手]()
9回、 3人で締めた呉昇桓投手。21セーブとし、再びリーグ単独トップに立った＝阪神甲子園球場
阪神守護神の呉昇桓投手が、リーグ単独トップの21セーブ目を挙げた。
2点リードの 9回から登板し、代打下園、代打後藤、関根を 3人斬り。並んでいたＤｅＮＡ山崎康を上回った。｢みんなが頑張っている。連勝を続けていきたい｣と会心の笑顔だった。
![ピシャリと締めた呉昇桓投手]()
9回をピシャリと締めた呉昇桓投手＝阪神甲子園球場
ＤｅＮＡの若き守護神が見つめる前で、呉昇桓が貫禄を見せつけた。ビシッと 3人で締めて今季21個目のセーブ。この日、出番のなかったドラフト 1位・山崎康晃投手を再び突き放し、リーグ単独トップに躍り出た。
｢大和さんに助けてもらいました｣
9回先頭の代打下園への 2球目。内角高め、 148キロの直球をセンターに弾き返されたが、この回から中堅の守備位置には名手・大和がいた。打球音に鋭く反応するや、真骨頂ともいえるダイビングキャッチ。大きなアウトをプレゼントされた。
胸をなで下ろした呉昇桓は、続く代打・後藤をカウント 1－ 1からカットボールで右飛に打ち取る。最後は関根を初球、 150キロのストレートで 1ゴロに仕留めた。 2試合連続 3人斬りに要したのはわずか 6球。もともと夏場に強い男は大した汗もかかず、涼しい顔で引き揚げてきた。
クローザーとしては 3者連続 3球三振が最高にカッコいいが、それだと 9球が必要。チームのため、そして自分のため。 6球でフィニッシュした方がはるかにグッジョブだ。
![ＤｅＮＡ・下園の打球を好捕する大和外野手]()
9回、ＤｅＮＡ・下園辰哉外野手の打球を好捕する大和外野手＝阪神甲子園球場
ＤｅＮＡのドラフト 1位ルーキーにセーブ数で先行を許したのは、チーム状態と大きく関係している。相手は 4月、 5月と絶好調。一方、阪神はモタモタ続きだった。やがてＤｅＮＡが連敗地獄にはまり、虎はじわじわと反撃を開始。呉昇桓といえば、20日に 19Ｓで山崎康晃に並び、21日に20Ｓで 1差リード。24日に追いつかれたが、この日21セーブ目を挙げてまた一歩、前に出た。
｢どの選手もみんな頑張っているので、できるだけ連勝を伸ばしていきたい｣
その先には自身の 2年連続セーブ王、そして10年ぶりのペナント奪回が待っている。
大和外野手が本領を発揮した。 8回に柴田の代打として出場すると遊ゴロに倒れたが、 9回はそのまま中堅の守備に。直後の下園の打球に素早い反応で前進してダイビングキャッチ。｢捕れてよかったです。一瞬迷いましたけど…｣と振り返ったように、判断が難しい打球だったが、好捕するのは、名手たるゆえん。今季は途中出場が多いが、チームにとって不可欠な活躍を続けている。
素晴らしい！阪神 5連勝！とは文句無しではないだろうか。全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2015年 公式戦 日程と結果( 6月)]()
2015年 公式戦 日程と結果( 6月)
![2015年 公式戦 日程と結果( 7月)]()
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
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6月26日現在順位表
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阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
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4月25日のブログ｢ゴメス発熱で練習参加せず！広島戦出場は？マートン先発落ちも…藤浪粘り勝つ！あすマツダで黒田と対決｣の記事中で、能見篤史投手が使っているバックパックと同型の物です。
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マウロ・ゴメス内野手(30)が先制のタイムリー 2塁打を放った。初回、二死から福留孝介外野手が四球でつなぐと、二死 1塁からＤｅＮＡ先発井納の初球 147キロ直球を右中間へ。 1塁走者の福留が一気に生還した。空中戦も乗ってきた！！マウロ・ゴメス内野手が 1点リードの 8回、福留に続き、ＤｅＮＡにトドメを刺す 8号ソロを放った。今季初のチーム 1試合 3発でチーム本塁打を37とし、セ・リーグ単独最下位を脱出(中日と並んで 5位)。甲子園では 8連勝。もう誰も虎を止められない。野球は二死から－。古くからある格言を見事に体現してみせた。まさに粘り勝ち。ゴメスの貴重な先制打＆ダメ押し弾は二死から生まれた。眠りから覚めたゴメスのバットで首位固め。Ｖロードを突っ走る。
上本博紀内野手(28)がタイムリーヒットを放った。 2点を追う 4回、二死 3塁でＤｅＮＡ先発の井納から放った 3遊間へ抜ける打球は、 1点差に追い上げる貴重な適時打となった。先頭の福留が右越え 3塁打を放ってできた 4回無死 3塁の好機からゴメス、マートンが続けて、投ゴロに倒れた。二死 3塁となり、先発・井納に 2ストライクと追い込まれた 6球目。外角のフォークを振り抜き、 3遊間をしぶとく破った。 4回のタイムリーの後、すかさず盗塁を決め、チームトップの12盗塁。リーグ 2位タイに浮上した。 1点でも多く点を取ろうとあきらめない姿勢をみせた。全力プレーで甲子園、そしてチームを元気付ける。
福留孝介外野手(38)が同点の中越えソロ本塁打を放った。 6回、先頭で打席に立つと、ＤｅＮＡ先発井納の 4球目、 129キロのスライダーを強振。打球は浜風を切り裂きバックスクリーン右へ。阪神移籍後初となる 2桁、10号本塁打となった。福留孝介外野手が大爆発だ。 6回の同点10号ソロに続き、 8回には 2打席連続の勝ち越し11号ソロ。全 4打席出塁し、 3安打 2打点 4得点という独り舞台。負ければ 3位転落の一戦を今季初のチーム 3本塁打で逆転勝ち。今季初の 5連勝で貯金はセ界独占の｢２｣。Ｖもらった！！甲子園 8連勝で 4月 4日以来の貯金｢２｣とし、 6月勝ち越し決定。どうにも止まらない福留が虎を混セから脱出させる。
ランディ・メッセンジャー投手(33)が 7回 6安打 3失点で降板した。 2回に捕手藤井の失策などで 2点を奪われると、 4回にも 9番井納の右ゴロ間に 1点を失い 3失点。 7回の打席で代打新井が送られた。試合は 8回に 2点を勝ち越した阪神が、引き分け 1を挟んで 5連勝。メッセンジャーに勝ち負けはつかなかったが、粘りの投球で勝利を呼び込んだ。
阪神守護神の呉昇桓(オ・スンファン)投手(32）が、リーグ単独トップの21セーブ目を挙げた。 2点リードの 9回から登板し、代打下園、代打後藤、関根を 3人斬り。並んでいたＤｅＮＡドラフト 1位・山崎康晃投手(22＝亜細亜大學)を上回った。胸をなで下ろした呉昇桓は、続く代打・後藤をカウント 1－ 1からカットボールで右飛に打ち取る。最後は関根を初球、 150キロのストレートで 1ゴロに仕留めた。 2試合連続 3人斬りに要したのはわずか 6球。もともと夏場に強い男は大した汗もかかず、涼しい顔で引き揚げてきた。クローザーとしては 3者連続 3球三振が最高にカッコいいが、それだと 9球が必要。チームのため、そして自分のため。 6球でフィニッシュした方がはるかにグッジョブだ。 9回先頭の代打下園への 2球目。内角高め、 148キロの直球をセンターに弾き返されたが、この回から中堅の守備位置には名手・大和がいた。打球音に鋭く反応するや、真骨頂ともいえるダイビングキャッチ。大きなアウトをプレゼントされた。
大和外野手(27)が本領を発揮した。 8回に柴田の代打として出場すると遊ゴロに倒れたが、 9回はそのまま中堅の守備に。直後の下園の打球に素早い反応で前進してダイビングキャッチ。判断が難しい打球だったが、好捕するのは、名手たるゆえん。今季は途中出場が多いが、チームにとって不可欠な活躍を続けている。記事をまとめてみました。
＜阪神 5－ 3ＤｅＮＡ＞ 9回戦◇27日◇阪神甲子園球場
日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナーが27日、阪神和田監督を激励した。ＤｅＮＡ戦 9回戦前に甲子園を訪問。｢いい試合、熱戦を繰り広げられておられる。「熱戦を繰り広げてくれてありがとうと言いました。一番、大事な時期。けが人に気をつけて、頑張ってほしい。(表情は)明るい感じやったね｣と明かした。
同コミッショナーは12球団を訪問中。｢セ・リーグはしばらくだんご状態のつばぜり合いが続きそう。どこが飛び出してくるか｣と楽しみにしていた。
混セの主役を演じる虎将に対するお褒めの言葉に白星できっちりと応えた。
8回裏阪神二死、中越え本塁打を放った福留孝介外野手。投手田中＝阪神甲子園球場
阪神は初回、一死 1塁でゴメスが右中間へ適時 2塁打を放ち先制。ＤｅＮＡは 2回にバルディリス、倉本の連続適時打で逆転。
ＤｅＮＡは 4回、井納の右ゴロ間に 1点追加。阪神はその裏、上本の適時打で 1点差にし、 6回、先頭福留の中越えソロで同点に。
阪神は同点の 8回、 3番福留、 4番ゴメスの 2者連続本塁打が飛び出し逆転勝ち。引き分けを挟み 5連勝で貯金｢２｣とした。
福留孝介外野手を出迎える和田豊監督＝阪神甲子園球場
阪神がド迫力のアーチ攻勢で首位を堅守した。 1点を追う 6回、福留がバックスクリーン右に今季10号ソロ弾を放ち、同点に追いつくと、 8回に再び打席に入る。左腕田中の初球をとらえ、 2打席連続本塁打を中越えにかけた。直後にはゴメスも 2者連続アーチを左翼へ。交流戦明けから好調な勢いをＤｅＮＡ相手に見せつけた。今季初の 5連勝。
和田豊監督(52)も｢非常に内容がいい。粘り強さが出てきている。こういう試合を毎日できるよう、明日からもやっていきたい｣と手応えを口にした。
1回裏阪神二死 1塁、マウロ・ゴメス内野手は右中間に適時 2塁打を放った＝阪神甲子園球場
マウロ・ゴメス内野手が先制のタイムリー 2塁打を放った。初回、二死から福留孝介外野手が四球でつなぐと、二死 1塁からＤｅＮＡ先発井納の初球 147キロ直球を右中間へ。 1塁走者の福留が一気に生還した。
8回、マウロ・ゴメス内野手がヨスラン・エレラ投手(左)から左翼へトドメの 8号ソロを放った。勝負を決めた＝阪神甲子園球場
空中戦も乗ってきた！！マウロ・ゴメス内野手が 1点リードの 8回、福留に続き、ＤｅＮＡにトドメを刺す 8号ソロを放った。今季初のチーム 1試合 3発でチーム本塁打を37とし、セ・リーグ単独最下位を脱出(中日と並んで 5位)。甲子園では 8連勝。もう誰も虎を止められない。
野球は二死から－。古くからある格言を見事に体現してみせた。まさに粘り勝ち。ゴメスの貴重な先制打＆ダメ押し弾は二死から生まれた。
マウロ・ゴメス内野手(左)は今成亮太内野手と歓喜の尻タッチ＝阪神甲子園球場
｢打席のなかでは甘い球を積極的に打つことを考えているよ。それができたね｣
1回からいきなり 4番の仕事だ。二死 1塁から先発・井納の外角直球を逆らわずに振り切った。打球は右中間深くを破る適時 2塁打に。 6試合連続となる先制パンチだった。
値千金のダメ押し弾だ。 3－ 3の 8回二死から福留がこの試合 2本目となる勝ち越し弾を放った直後。代わったばかりの 3番手・エレラからファウルで粘ったフルカウントの 9球目を振り抜いた。一瞬で左翼スタンドに着弾した 8号ソロ。ＦＧアベック弾は 3月29日の中日戦(京セラ)以来、今季 2度目で 2連勝だ。
｢ファウルで粘って、ラッキーなことにホームランになってくれたよ｣
8回、本塁打を放ち天を仰ぐマウロ・ゴメス内野手＝阪神甲子園球場
チーム 1試合 3本塁打は昨年 8月17日のＤｅＮＡ戦(横浜)以来で、今季初。｢みんながベストを尽くそうと頑張っている。その中で、続くことができたのはラッキーだったね｣と笑顔をみせた。
リーグ戦再開後は、17打数 8安打で打率 0.471。 8打点に 2本塁打とペースアップ。 4番の上昇に呼応するようにチームも波に乗ってきた。
来日 2年目となった今季はグラウンド外での“仕事”もこなす。サンティアゴが来日した直後には同じ中南米出身として食事に誘うと、17日に入団した同じドミニカ共和国出身のペレスには無料通話アプリで｢一生懸命プレーしろ｣とアドバイスを送った。チームの 4番として、顔としての自覚の表れだ。
｢先週あたりからいい形でみんながプレーできている。メッセンジャーも投手陣も頑張っていたし、毎試合できることをやっていきたい｣
眠りから覚めたゴメスのバットで首位固め。Ｖロードを突っ走る。
4回裏阪神二死 3塁、左前適時打を放った上本博紀内野手。投手井納＝阪神甲子園球場
上本博紀内野手がタイムリーヒットを放った。 2点を追う 4回、二死 3塁でＤｅＮＡ先発の井納から放った 3遊間へ抜ける打球は、 1点差に追い上げる貴重な適時打となった。
意地をみせた。上本が執念のタイムリー。主軸の連続凡退で消えそうになった好機をなんとかものにした。
｢いつも通り、食らい付くだけでした｣
4回、 2盗を決める上本博紀内野手＝阪神甲子園球場
先頭の福留が右越え 3塁打を放ってできた 4回無死 3塁の好機からゴメス、マートンが続けて、投ゴロに倒れた。二死 3塁となり、先発・井納に 2ストライクと追い込まれた 6球目。外角のフォークを振り抜き、 3遊間をしぶとく破った。 1点も入らなければ間違いなく嫌なムードになっていた打席。和田監督は｢(上本の) 2点目がないと、きつかったと思う。しぶとく、価値ある追加点だった｣と二死から反撃ムードを高めた選手会長の一打を称えた。
4回、 2盗を決めた上本博紀内野手。チームトップだ＝阪神甲子園球場
好調福留は当面 3番に固定される見込みで、マークがきついゴメス、マートンの後を打つ 6番の役割が重要になる。勝負強い上本が恐怖の６番になれば、得点力はアップする。
4回のタイムリーの後、すかさず盗塁を決め、チームトップの12盗塁。リーグ 2位タイに浮上した。 1点でも多く点を取ろうとあきらめない姿勢をみせた。全力プレーで甲子園、そしてチームを元気付ける。
6回裏阪神無死、福留孝介外野手は右越えに同点本塁打を放ち生還、トラッキーとハイタッチした＝阪神甲子園球場
福留孝介外野手が同点の中越えソロ本塁打を放った。 6回、先頭で打席に立つと、ＤｅＮＡ先発井納の 4球目、 129キロのスライダーを強振。打球は浜風を切り裂きバックスクリーン右へ。｢イニングの先頭バッターでしたし、とにかく塁に出てやろうという気持ちで打席に入りました。ランディが頑張って投げてくれている状況で、いい 1発を打てて良かったです｣。阪神移籍後初となる 2桁、10号本塁打となった。
行ったー！！ 同点の 8回、福留孝介外野手が中堅右に 2打席連続となる決勝11号ソロを放った＝阪神甲子園球場
甲子園は福留のためにあるのかーっ！！福留孝介外野手が大爆発だ。 6回の同点10号ソロに続き、 8回には 2打席連続の勝ち越し11号ソロ。全 4打席出塁し、 3安打 2打点 4得点という独り舞台。負ければ 3位転落の一戦を今季初のチーム 3本塁打で逆転勝ち。今季初の 5連勝で貯金はセ界独占の｢２｣。Ｖもらった！！
さすがの福留でも自ら成し遂げた仕事に驚いた。｢気をつけて、運転して帰ろっと～｣。そう笑いながら、クラブハウスに戻った。何をやっても大当たり。神様、仏様、福留さま！ 神がかり的な打ちっぷりで、虎を今季初の 5連勝に導いた。
｢素直にうれしいです。いい流れできている。(首位は)楽しいです｣
大歓声を一身に受けた試合後｢こんなに幸せなことはない。幸せだよ｣と話した。まずは 1点を追う 6回。先頭で井納のスライダーをガツン。球団旗がちぎれそうになるほど右から左への浜風が吹いていた。｢手応えはよかったけど、前の打席、風で戻されていたので厳しいかな｣。 4回先頭での右越え 3塁打は浜風で失速していた。だが打球はスタンドインして10号同点ソロ。さらに 8回、同点の場面でまた一発。二死から左腕田中の初球をロックオン。
阪神甲子園球場は福留劇場。 2打席連発に阪神ベンチもスタンドもお祭り騒ぎだ
｢ちょっと言い過ぎですけど、本塁打を狙いながらいきました｣。新 3番はライナー性の打球を 1本目とほぼ同じ位置に突き刺し勝負を決めた。
1回も二死から四球を選んでゴメスの先制打につなげ、全 4打席出塁、 3安打 2打点 4得点。 3番に座った16日の北海道日本ハム戦(甲子園)から 6試合で打率 0.481(27打数13安打)、 3本塁打、 4打点とさらに数字を上げ、不敗神話も継続だ。
強く、優しい。男の理想をいくような38歳だ。地元・鹿児島では大雨による土砂災害などが心配されている。｢大丈夫？ テレビでニュースをみたんだけど…｣。練習の合間をぬって、大隅半島の父・景文さんの携帯電話を鳴らす。年に数度しか会えない分、連絡はこまめに取る。そして、テレビ画面を通じて最高の親孝行を届けた。
福留の父・景文さんは鹿児島肝属郡の自宅でテレビ観戦。ヒーローインタビューまで見届けると｢体がしっかりしていれば、打ちますね｣と目を細めた。21日の｢父の日｣については｢モノを送ってくれたけど、その試合(ヤクルト戦)で、本塁打を打ってくれたでしょ。それが最高のプレゼントです｣と感激していた。
4回の守りでは井納の右前への打球を 2塁に素早く送球してライトゴロ。和田監督は｢本当にいい仕事をしてくれている｣とうなずいた。
甲子園 8連勝で 4月 4日以来の貯金｢２｣とし、 6月勝ち越し決定。どうにも止まらない福留が虎を混セから脱出させる。
◆データＢＯＸ◆
◎…福留が 1試合 2本塁打を放ち、今季11号。シーズン 2桁本塁打はカブス時代の2010年以来、日本では中日時代の2007年以来で、日米通算13度目。
◎… 1試合 2本は2013年 4月19日(ヤクルト戦、同点とサヨナラ)以来 2年ぶり16度目。 2本とも殊勲(先制、同点、勝ち越し、サヨナラ)弾だったのも同日以来 3度目。殊勲弾に限らず、 2打席連続では中日時代の2007年 4月25日(広島戦)以来 8年ぶり 8度目。
７回６安打３失点で交代となるランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手が 7回 6安打 3失点で降板した。 2回に捕手藤井の失策などで 2点を奪われると、 4回にも 9番井納の右ゴロ間に 1点を失い 3失点。 7回の打席で代打新井が送られた。｢ 2回は詰まらせた当たりがヒットになったりして、ついてない結果になってしまったのもあったけれども、なんとか粘ってゲームは作れたと思います｣と語った。
試合は 8回に 2点を勝ち越した阪神が、引き分け 1を挟んで 5連勝。メッセンジャーに勝ち負けはつかなかったが、粘りの投球で勝利を呼び込んだ。
9回、 3人で締めた呉昇桓投手。21セーブとし、再びリーグ単独トップに立った＝阪神甲子園球場
阪神守護神の呉昇桓投手が、リーグ単独トップの21セーブ目を挙げた。
2点リードの 9回から登板し、代打下園、代打後藤、関根を 3人斬り。並んでいたＤｅＮＡ山崎康を上回った。｢みんなが頑張っている。連勝を続けていきたい｣と会心の笑顔だった。
9回をピシャリと締めた呉昇桓投手＝阪神甲子園球場
ＤｅＮＡの若き守護神が見つめる前で、呉昇桓が貫禄を見せつけた。ビシッと 3人で締めて今季21個目のセーブ。この日、出番のなかったドラフト 1位・山崎康晃投手を再び突き放し、リーグ単独トップに躍り出た。
｢大和さんに助けてもらいました｣
9回先頭の代打下園への 2球目。内角高め、 148キロの直球をセンターに弾き返されたが、この回から中堅の守備位置には名手・大和がいた。打球音に鋭く反応するや、真骨頂ともいえるダイビングキャッチ。大きなアウトをプレゼントされた。
胸をなで下ろした呉昇桓は、続く代打・後藤をカウント 1－ 1からカットボールで右飛に打ち取る。最後は関根を初球、 150キロのストレートで 1ゴロに仕留めた。 2試合連続 3人斬りに要したのはわずか 6球。もともと夏場に強い男は大した汗もかかず、涼しい顔で引き揚げてきた。
クローザーとしては 3者連続 3球三振が最高にカッコいいが、それだと 9球が必要。チームのため、そして自分のため。 6球でフィニッシュした方がはるかにグッジョブだ。
9回、ＤｅＮＡ・下園辰哉外野手の打球を好捕する大和外野手＝阪神甲子園球場
ＤｅＮＡのドラフト 1位ルーキーにセーブ数で先行を許したのは、チーム状態と大きく関係している。相手は 4月、 5月と絶好調。一方、阪神はモタモタ続きだった。やがてＤｅＮＡが連敗地獄にはまり、虎はじわじわと反撃を開始。呉昇桓といえば、20日に 19Ｓで山崎康晃に並び、21日に20Ｓで 1差リード。24日に追いつかれたが、この日21セーブ目を挙げてまた一歩、前に出た。
｢どの選手もみんな頑張っているので、できるだけ連勝を伸ばしていきたい｣
その先には自身の 2年連続セーブ王、そして10年ぶりのペナント奪回が待っている。
大和外野手が本領を発揮した。 8回に柴田の代打として出場すると遊ゴロに倒れたが、 9回はそのまま中堅の守備に。直後の下園の打球に素早い反応で前進してダイビングキャッチ。｢捕れてよかったです。一瞬迷いましたけど…｣と振り返ったように、判断が難しい打球だったが、好捕するのは、名手たるゆえん。今季は途中出場が多いが、チームにとって不可欠な活躍を続けている。
素晴らしい！阪神 5連勝！とは文句無しではないだろうか。全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 公式戦 日程と結果( 6月)
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
6月26日現在順位表
6月26日現在対戦表
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