5日横浜スタジアムでDeNA-阪神13回戦が行われ、阪神は 7回のマートンの適時打などで終盤も効果的に加点し快勝。先発藤浪は 7勝目を挙げた。DeNAは今季ワーストの借金「4」。和田豊監督(52)が 5日のDeNA戦(横浜)で監督通算 241勝目を挙げて、就任 4年目で村山実監督(満61歳没)に並んだ。和田豊監督がDeNAに快勝し、首位をキープ。通算 241勝目でOBの村山実氏に並んだ。“少年隊”として売り出してくれた恩師を振り返り、試合後は「比べられるのは恐れ多いことなんで。 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と話した。入団 4年目の1988年。両打ちにも挑戦していた春季キャンプ中、大野久、中野佐資とともに「少年隊」と命名された。1985年の優勝メンバーが峠を越し、村山監督は若虎起用を断行。次代のレギュラー候補として積極的に起用された。ミスタータイガースが直々に打撃投手を務め、投げてくれたこともあった。
マウロ・ゴメス内野手(30)が特大の11号ソロを放った。 1- 1で迎えた 3回二死走者なしで、DeNA三浦の 133キロにタイミングがピタリ。場内は打った瞬間に本塁打を確信し、左翼スタンド上の広告看板付近まで運んだ打球を見届けた。主砲の働きをみせたのは同点に追いつかれた直後の 3回二死走者なし。先発・三浦の高めに浮いた 133キロ直球を豪快に振り抜いた。打球は左翼フェンスを悠々越え、最上段の化粧品メーカー「wamiles(ワミレス)」の看板に直撃。推定 130メートルの 4試合ぶりの11号ソロで決勝点をたたき出した。めまぐるしく入れ替わってきた打順にあって、G砲だけは不動。虎の 4番はこの男しかいない。
上本博紀内野手(29)が走者一掃の 3点 2塁打でチームに主導権をもたらせた。 2- 1の 1点リードで迎えた 6回二死満塁で、左翼筒香の頭を越す大飛球を放った。打球が抜ける間に、 1塁走者藤浪を含む 3人がホームイン。上本も遊撃倉本の失策間に 3塁まで進んだ。前日 4日には29歳の誕生日に初回初球先頭打者アーチを記録。連日の活躍で先発藤浪を後押しした。 6回二死満塁。今成の右前打、鶴岡、藤浪の連続四球で得た二死走者なしからの好機だった。それまで 3打数無安打 2三振だったが、ここが仕事場だった。 1走・藤浪まで生還する走者一掃の適時 2塁打。 4月30日のヤクルト戦(甲子園)以来となる 1試合 3打点で得点圏打率は 0.313だ。 8回一死でも 3遊間を破り、チームとして 3試合連続となる 2桁安打を演出した。
阪神の 5番マット・マートン外野手(33)と 6番鳥谷敬内野手(34)が連続適時打で試合を決定づける 2点を運んだ。 4点リードの 7回一死で 4番ゴメスが 2塁打で出塁。一死 2塁となり、まずはマートンが中前適時打で 1点を追加。その間に 2塁石川の失策で 2塁に進むと、すかさず鳥谷が左前適時打を放ち 2点目を奪った。マートンが 7回、 2塁ベース上でニヤリと笑った。一死 2塁で 2番手・長田から中前へ技ありの適時打を放った瞬間だ。完全復調間近。一気に混セから抜け出す。
藤浪晋太郎投手(21)は打撃も絶好調だ。 2回二死 2塁のチャンスで、DeNA三浦の 129キロをジャストミート。左翼筒香の頭上を越える適時 2塁打で、先制点をたたき出した。藤浪はこれで 2試合連続の適時打をマーク。試合前時点で自身 5連勝中と投球面の充実が目立つが、打撃でも才能を見せつけている。藤浪が 8回 4安打12奪三振の力投。 1失点で自己最長 6連勝となる 7勝目( 4敗)を挙げた。打っても先制適時 2塁打を放つなど大活躍だった。自己最長の 6連勝を飾り、今季 7勝目。ハーラートップに1差に迫った。今季 5度目の 2桁奪三振(12)で、今季 115奪三振とし、大谷(北海道日本ハム)を抜いて、両リーグトップになった。大ハッスルする21歳が虎を頂点までけん引する。記事をまとめてみました。
<DeNA 1- 8阪神>13回戦◇ 5日◇横浜スタジアム
阪神は 2回に藤浪の適時 2塁打で 1点を先制。 1- 1の同点に追いつかれた直後の 3回にゴメスの11号ソロで再びリードを奪った。
阪神は 1点リードの 6回二死満塁から上本の適時 2塁打で 3点を追加。DeNAの先発三浦は 6回 6安打 5失点で降板した。
阪神は 7回のマートンの適時打などで終盤も効果的に加点し快勝。先発藤浪は 7勝目を挙げた。DeNAは今季ワーストの借金「4」。
2連勝首位キープで藤浪晋太郎投手(中央奥)らをハイタッチで迎える和田豊監督(右から 2人目)=横浜スタジアム
和田豊監督がDeNAに快勝し、首位をキープ。通算 241勝目でOBの村山実氏に並んだ。
「(自身を)抜てきしてくれた人。恥をかかせられない。この人のためにと思ったよな」と“少年隊”として売り出してくれた恩師を振り返り、試合後は「比べられるのは恐れ多いことなんで。 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と話した。
藤浪晋太郎投手(右)と勝利のハイタッチを交わす和田豊監督。村山監督の勝利数に並んだ=横浜スタジアム
和田豊監督が 5日のDeNA戦(横浜)で監督通算 241勝目を挙げて、就任 4年目で村山実監督に並んだ。低迷していた1988年に 2度目の監督に就任、少年隊と名付けけて、大野久、中野佐資とともに売り出してくれた恩師に改めて感謝。「 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と静かに誓った。
天国の村山監督、みてくれましたか-。選手を信じ、熱く、炎のような魂で戦うことが、どんなに大変であるか。今、身に染みて感じています。
監督通算 241勝目。今は亡き村山実監督に肩を並べた和田監督は「比べられるのは恐れ多いこと。 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と話した。
村山実監督(左)とプロ 5年目、1989年和田豊監督。“少年隊”の 1人として売り出してくれた=横浜スタジアム
入団 4年目の1988年。両打ちにも挑戦していた春季キャンプ中、大野久、中野佐資とともに「少年隊」と命名された。1985年の優勝メンバーが峠を越し、村山監督は若虎起用を断行。次代のレギュラー候補として積極的に起用された。ミスタータイガースが直々に打撃投手を務め、投げてくれたこともあった。
「股関節を痛めていたのにね。恥をかかせられない、という一心だった。男気がなければ俺みたいな選手を使わんやろ(笑)」
出場は前年の54試合から 127試合に激増したが、チーム成績は上向かなかった。それからも苦しい時代が続いたが、あの 1年があったから、今の自分がある。
6回、マット・マートン外野手の中飛に抗議する和田豊監督=横浜スタジアム
就任 4年目の今季。春季キャンプ中にはかねてからの高血圧の影響で練習に顔を出せず、入院した。収縮期血圧(上)が 200を超えるときもあった。「地方に遠征したときなど各地の地酒を味わうのがいいんだ」というほどの日本酒好きだが、監督生活は激務の連続で、アルコールの量が増えていった。肝臓が悲鳴を上げ、医者から禁酒令が出ていた。関係者との会合でビールを口にすることもあったが、 1杯で止めた。
「お酒を飲まないと肌が全然違うな。朝、ひげをそるときにわかるよ」
ドクターストップは解除されたが、悩む日々からは解放されない。何ごともコツコツとひたむきに。「監督になって初めてわかったりすることもあるよ」。壁にぶつかりそうになったとき、村山監督の姿を思いだして前に進んでいく。
3回表阪神二死、マウロ・ゴメス内野手は左越えソロ本塁打を放った=横浜スタジアム
マウロ・ゴメス内野手が特大の11号ソロを放った。 1- 1で迎えた 3回二死走者なしで、DeNA三浦の 133キロにタイミングがピタリ。場内は打った瞬間に本塁打を確信し、左翼スタンド上の広告看板付近まで運んだ打球を見届けた。
「高めに浮いてきたボールを一発で仕留めることができたよ。同点にされた直後だったので、いいところで 1本打てて良かった」と話した。 7月 1日ヤクルト戦以来 4試合ぶりのアーチで先発藤浪を助ける追加点をもたらせた。
会心の一撃だった。白球の行方を追うゴメスはドヤ顔のまま、しばらく動かなかった。場外寸前の特大V弾。雨を気にも留めず、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。
「ナイスパワーだったよ。感触は昨年にオリックスの佐藤から打ったホームランの方がよかったけど、飛距離は日本にきて、 1番だと思う」
主砲の働きをみせたのは同点に追いつかれた直後の 3回二死走者なし。先発・三浦の高めに浮いた 133キロ直球を豪快に振り抜いた。打球は左翼フェンスを悠々越え、最上段の化粧品メーカー「wamiles(ワミレス)」の看板に直撃。推定 130メートルの 4試合ぶりの11号ソロで決勝点をたたき出した。
マウロ・ゴメス内野手の一発は左翼席上段の看板に当たった=横浜スタジアム
和田監督も「あの一発は効果的だったな。(点を)取られた後だけに」と最敬礼だ。
「全試合デーゲームだったらいいのに」
本人が珍しく饒舌になるほど、デーゲームに強い。ナイターゲームは44試合で 4本塁打だが、白昼となれば32試合と少ないにも関わらず、 7本塁打。 4番にひっぱられてチームもデーゲーム 6連勝だ。そのデータを裏付けるように、渉外担当は「ゴメスは朝が得意。遠征中の朝食会場にも早めに顔を出すしね」と証言する。大好きなバナナなどで果糖を摂取しながら、腹ごしらえもしっかり。早朝から戦える状態を整えている。
7回には「打席の中で折れてしまったから」と、同じドミニカ共和国出身のルナ(中日)にもらったバットを使って、右中間を破る 2塁打。マートンの中前打で本塁に生還する激走もみせた。順調に伸びているひげと同様、好調をキープだ。
「もちろん、デーとかナイターとか関係なく、 1試合 1試合やるべきことは変わらないよ」
めまぐるしく入れ替わってきた打順にあって、G砲だけは不動。虎の 4番はこの男しかいない。
6回、適時 2塁打を放った上本博紀内野手=横浜スタジアム
上本博紀内野手が走者一掃の 3点 2塁打でチームに主導権をもたらせた。 2- 1の 1点リードで迎えた 6回二死満塁で、左翼筒香の頭を越す大飛球を放った。打球が抜ける間に、 1塁走者藤浪を含む 3人がホームイン。上本も遊撃倉本の失策間に 3塁まで進んだ。「 2アウトからだったし、前の打席ではチャンスで三振していたので、何とかしたいという気持ちでした。藤浪もいいピッチングをしていたので、援護することができて良かったです」。前日 4日には29歳の誕生日に初回初球先頭打者アーチを記録。連日の活躍で先発藤浪を後押しした。
6回表阪神二死満塁、上本博紀内野手は左越え適時 2塁打を放った=横浜スタジアム
上がりすぎたかに思えた白球がグングン伸び、左翼手・筒香の頭上を越えた。もう完全復調といっていいだろう。 1番・上本とともに猛虎打線が活気づいてきた。
「前の打席ではチャンスで三振していたので何とかしたいという気持ちでした。藤浪もいい投球をしていたので援護することができてよかった」
2- 1の 6回二死満塁。今成の右前打、鶴岡、藤浪の連続四球で得た二死走者なしからの好機だった。それまで 3打数無安打 2三振だったが、ここが仕事場だった。 1走・藤浪まで生還する走者一掃の適時 2塁打。 4月30日のヤクルト戦(甲子園)以来となる 1試合 3打点で得点圏打率は 0.313だ。 8回一死でも 3遊間を破り、チームとして 3試合連続となる 2桁安打を演出した。
1点リードの 6回、上本博紀内野手が左越えに走者一掃のダメ押し 3点 2塁打を放った。上がりすぎたかと思えた打球はグングン伸びた=横浜スタジアム
1日のヤクルト戦(神宮)で 4打数無安打。 2塁の守備では失策を犯すなどリズム感なく“懲罰交代”となった。翌 2日の朝。試合開始よりも 8時間前にも関わらず、神宮室内で打ち込む上本の姿があった。もともと首脳陣が梅野、荒木ら控え組に対しての早出メニューであったが、上本は同じく打撃不振だった大和とともに参加していた。
その日はスタメン落ちも、横浜に戦いの場を移した 3日から猛爆だ。この 3連戦は14打数 6安打(打率 0.429)、 1本塁打、 4打点。流した汗は決して裏切らなかった。
和田監督は「「上本が集中したときの勝負強さは素晴らしいものがある」とうなった。選手会長は「 1試合 1試合、 1打席 1打席です」と常に控えめ。プレーをみてくれ。そう背中で語っていた。
7回表阪神一死 2塁、鳥谷敬内野手は左前適時打を放った=横浜スタジアム
阪神の 5番マット・マートン外野手と 6番鳥谷敬内野手が連続適時打で試合を決定づける 2点を運んだ。 4点リードの 7回一死で 4番ゴメスが 2塁打で出塁。一死 2塁となり、まずはマートンが中前適時打で 1点を追加。その間に 2塁石川の失策で 2塁に進むと、すかさず鳥谷が左前適時打を放ち 2点目を奪った。マートンが 7回、 2塁ベース上でニヤリと笑った。一死 2塁で 2番手・長田から中前へ技ありの適時打を放った瞬間だ。
7回、中前適時打を放ったマット・マートン外野手=横浜スタジアム
「 2つも(センターに)ヒットを奪われるわけにはいかないからね」
5点差へとリードを広げるタイムリーは、また中堅・関根のところに飛んだ。 6回、三浦から中堅へ放った大飛球を関根がフェンス際でジャンピングキャッチ。アウトの判定だったが、 2塁ベース上に居座った。
「僕はグラウンドで走っていて、フェンスに当たってからグラブに入ったと思ったんだ」。ビデオ判定の結果、判定は動かず。だが、すぐに「仕方ないね」と切り替え、次の打席のタイムリーにつなげた。この 6連戦は打率 0.304。 3試合連続安打で締めくくった。
試合前には球場の駐車場でマートンのそっくりさんと対面。 5月30日の西武戦(西武プリンスD)の合間にオーロラビジョンで本人と比較しながら、映ったことでちょっとした話題になった人物だ。がっちり握手を交わし「似てるね!」とほほえんだ。
「チームが勝ったのは大きいよ」。完全復調間近。一気に混セから抜け出す。
先発した藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪晋太郎投手は打撃も絶好調だ。 2回二死 2塁のチャンスで、DeNA三浦の 129キロをジャストミート。左翼筒香の頭上を越える適時 2塁打で、先制点をたたき出した。藤浪はこれで 2試合連続の適時打をマーク。試合前時点で自身 5連勝中と投球面の充実が目立つが、打撃でも才能を見せつけている。
藤浪が 8回 4安打12奪三振の力投。 1失点で自己最長 6連勝となる 7勝目( 4敗)を挙げた。打っても先制適時 2塁打を放つなど大活躍だった。
試合開始から雨が降り続いたが「雨で下がぬかるんでたりしてたので、けがしないようにというのと、あとは粘り強く投げようと思ってマウンドに上がりました」。 2回、DeNAルーキー倉本の一時同点適時打で 1点を失ったが、 8回 4安打 1失点。自己最長の 6連勝だ。
初回に今季 100投球回に到達し、 3年連続 100投球回をマーク。12奪三振を奪い、今季通算 115奪三振は12球団トップだ。「タイトルとしてひとつあるので、頑張りたいとは思うんですけども、いいところで取っていけるように頑張りたいと思います」と意欲を見せた。
ウイニングボールを受け取る藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪は 2回、二死 2塁で打席が回ってきた藤浪は、 2球目を捉え左中間へ先制となる適時打を自ら放った。しかし、裏の守りで連続四球などで一死 2、 3塁のピンチを自ら招くと、 7番・倉本に 153キロの低めの直球を中前に運ばれ同点とされる。先発・三浦にも安打を浴び二死満塁とされたが関根を 1球で 2ゴロに仕留め最小失点で切り抜けた。阪神は 3回にゴメスの11号ソロで勝ち越すと、 6回には 3点を奪い、試合の主導権を握る。 7、 8回にも加点し快勝した。
お立ち台に上がった藤浪は「なんとか粘強く投げようと思ってマンウドに上がりました。できれば完投したかった」と振り返ると、自らが放った先制打に「狙ってた球種がたまたまバットに当たった」とはにかんだ。藤浪はプロ初安打と初打点も三浦から放っている。
藤浪はこの試合でシーズン奪三振を 115とし、大谷を抜いて12球団でトップとなった。
まさに激走!! 藤浪晋太郎投手は 6回、上本の 2塁打で 1塁からスライディングでホームイン=横浜スタジアム
アンタがエースや! 藤浪で混セ脱出や!! 藤浪晋太郎投手が 8回 1失点でハーラートップに 1差に迫る 7勝目を挙げた。若き剛腕が打って走って投げて虎を引っ張り、連勝でセ界唯一の貯金「1」とし、巨人に 1ゲーム差の首位をキープ。12三振を奪い、 115Kで両リーグトップに浮上し、投手 3冠も見えてきた。
勝ちたい-。その一心で駆け出した。 6回二死満塁。上本が打球を引っ張ると、 2塁を蹴り、 3塁も蹴った。大きなストライドで 1塁から長駆ホームへ。高城のブロックを右足からのスライディングでこじ開け、右半身から衝突。野手ばりの激走で追加点をもぎ取った。
「(けがの心配は)考えていなかった。必死のなかでのプレーでした」
8回 1失点12Kに抑えた藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
まさに必死のパッチの走塁。全力プレーは攻守両面で見せた。ギアを上げたのは、一死 2、 3塁のピンチを招いた 6回。「三振しかない場面」と狙いにいった。バルディリスには追い込んで内角ボールゾーンからからストライクに変化するカットボール。いわゆるフロントドアで見逃し三振に仕留めた。倉本はフォークで見逃し三振。最速 155キロの直球を軸に変化球で裏をかき、 8回 4安打 1失点。
雨中の粘投に「スパイクの後ろによく泥がついたけど。粘り強く投げられました」。コメントも冴えていた。
5月頃から腕が横振りになっていた投球フォームを縦振りに完全修正。制球が安定し、直球のシュート回転が減少した。苦手にしていた左打者の外角に直球をコントロールできるようになった。 5人の左打者に対して、 2回の倉本の 1安打のみに封じた。左打者対策はほぼ克服。 3年連続の 100回投球と 100奪三振を達成した。
2回、適時打を放った藤浪晋太郎投手(投手はDeNA・三浦大輔)=横浜スタジアム
自己最長の 6連勝を飾り、今季 7勝目。ハーラートップに1差に迫った。今季 5度目の 2桁奪三振(12)で、今季 115奪三振とし、大谷(北海道日本ハム)を抜いて、両リーグトップになった。「三振はアウトの手段。そんなにこだわりはないんで、いいところでとれるように頑張りたい」。防御率は2.17で 4位に上昇。まさにエース級の働きで投手 3冠が見えてきた。すごみを増す右腕は、野球界を背負って立つ自覚も芽生えている。
「将来的に阪神のためにいろいろ(球団に)意見できればいいんですけどね。もっとファンサービスができたらいいのですが…」
人気球団ゆえにファンと接する機会があまり多くない。その一方、本拠地甲子園の観客動員は減少傾向にある。登板のない日は球場で積極的にミニサイン会を開いてファンとの交流をはかっている。「野球界の裾野を広げたい」という思いがある。
和田監督は「投げるだけじゃなく、いつも一生懸命で必死。野手にもその姿は伝わる。その姿勢はずっと続けてほしい」とたたえた。
心残りは 8回でマウンドを降りたこと。藤浪は「完投したかったんですが、球数がかさんでしまった( 135球)。次、頑張りたいです」と意気込んだ。大ハッスルする21歳が虎を頂点までけん引する。
見ていても本当に良い試合だった。こういう試合ができるのだから、これからも全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
7月 5日現在順位表
7月 5日現在対戦表
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※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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マウロ・ゴメス内野手(30)が特大の11号ソロを放った。 1- 1で迎えた 3回二死走者なしで、DeNA三浦の 133キロにタイミングがピタリ。場内は打った瞬間に本塁打を確信し、左翼スタンド上の広告看板付近まで運んだ打球を見届けた。主砲の働きをみせたのは同点に追いつかれた直後の 3回二死走者なし。先発・三浦の高めに浮いた 133キロ直球を豪快に振り抜いた。打球は左翼フェンスを悠々越え、最上段の化粧品メーカー「wamiles(ワミレス)」の看板に直撃。推定 130メートルの 4試合ぶりの11号ソロで決勝点をたたき出した。めまぐるしく入れ替わってきた打順にあって、G砲だけは不動。虎の 4番はこの男しかいない。
上本博紀内野手(29)が走者一掃の 3点 2塁打でチームに主導権をもたらせた。 2- 1の 1点リードで迎えた 6回二死満塁で、左翼筒香の頭を越す大飛球を放った。打球が抜ける間に、 1塁走者藤浪を含む 3人がホームイン。上本も遊撃倉本の失策間に 3塁まで進んだ。前日 4日には29歳の誕生日に初回初球先頭打者アーチを記録。連日の活躍で先発藤浪を後押しした。 6回二死満塁。今成の右前打、鶴岡、藤浪の連続四球で得た二死走者なしからの好機だった。それまで 3打数無安打 2三振だったが、ここが仕事場だった。 1走・藤浪まで生還する走者一掃の適時 2塁打。 4月30日のヤクルト戦(甲子園)以来となる 1試合 3打点で得点圏打率は 0.313だ。 8回一死でも 3遊間を破り、チームとして 3試合連続となる 2桁安打を演出した。
阪神の 5番マット・マートン外野手(33)と 6番鳥谷敬内野手(34)が連続適時打で試合を決定づける 2点を運んだ。 4点リードの 7回一死で 4番ゴメスが 2塁打で出塁。一死 2塁となり、まずはマートンが中前適時打で 1点を追加。その間に 2塁石川の失策で 2塁に進むと、すかさず鳥谷が左前適時打を放ち 2点目を奪った。マートンが 7回、 2塁ベース上でニヤリと笑った。一死 2塁で 2番手・長田から中前へ技ありの適時打を放った瞬間だ。完全復調間近。一気に混セから抜け出す。
藤浪晋太郎投手(21)は打撃も絶好調だ。 2回二死 2塁のチャンスで、DeNA三浦の 129キロをジャストミート。左翼筒香の頭上を越える適時 2塁打で、先制点をたたき出した。藤浪はこれで 2試合連続の適時打をマーク。試合前時点で自身 5連勝中と投球面の充実が目立つが、打撃でも才能を見せつけている。藤浪が 8回 4安打12奪三振の力投。 1失点で自己最長 6連勝となる 7勝目( 4敗)を挙げた。打っても先制適時 2塁打を放つなど大活躍だった。自己最長の 6連勝を飾り、今季 7勝目。ハーラートップに1差に迫った。今季 5度目の 2桁奪三振(12)で、今季 115奪三振とし、大谷(北海道日本ハム)を抜いて、両リーグトップになった。大ハッスルする21歳が虎を頂点までけん引する。記事をまとめてみました。
<DeNA 1- 8阪神>13回戦◇ 5日◇横浜スタジアム
阪神は 2回に藤浪の適時 2塁打で 1点を先制。 1- 1の同点に追いつかれた直後の 3回にゴメスの11号ソロで再びリードを奪った。
阪神は 1点リードの 6回二死満塁から上本の適時 2塁打で 3点を追加。DeNAの先発三浦は 6回 6安打 5失点で降板した。
阪神は 7回のマートンの適時打などで終盤も効果的に加点し快勝。先発藤浪は 7勝目を挙げた。DeNAは今季ワーストの借金「4」。
2連勝首位キープで藤浪晋太郎投手(中央奥)らをハイタッチで迎える和田豊監督(右から 2人目)=横浜スタジアム
和田豊監督がDeNAに快勝し、首位をキープ。通算 241勝目でOBの村山実氏に並んだ。
「(自身を)抜てきしてくれた人。恥をかかせられない。この人のためにと思ったよな」と“少年隊”として売り出してくれた恩師を振り返り、試合後は「比べられるのは恐れ多いことなんで。 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と話した。
藤浪晋太郎投手(右)と勝利のハイタッチを交わす和田豊監督。村山監督の勝利数に並んだ=横浜スタジアム
和田豊監督が 5日のDeNA戦(横浜)で監督通算 241勝目を挙げて、就任 4年目で村山実監督に並んだ。低迷していた1988年に 2度目の監督に就任、少年隊と名付けけて、大野久、中野佐資とともに売り出してくれた恩師に改めて感謝。「 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と静かに誓った。
天国の村山監督、みてくれましたか-。選手を信じ、熱く、炎のような魂で戦うことが、どんなに大変であるか。今、身に染みて感じています。
監督通算 241勝目。今は亡き村山実監督に肩を並べた和田監督は「比べられるのは恐れ多いこと。 1つ 1つ積み重ねていくだけです」と話した。
村山実監督(左)とプロ 5年目、1989年和田豊監督。“少年隊”の 1人として売り出してくれた=横浜スタジアム
入団 4年目の1988年。両打ちにも挑戦していた春季キャンプ中、大野久、中野佐資とともに「少年隊」と命名された。1985年の優勝メンバーが峠を越し、村山監督は若虎起用を断行。次代のレギュラー候補として積極的に起用された。ミスタータイガースが直々に打撃投手を務め、投げてくれたこともあった。
「股関節を痛めていたのにね。恥をかかせられない、という一心だった。男気がなければ俺みたいな選手を使わんやろ(笑)」
出場は前年の54試合から 127試合に激増したが、チーム成績は上向かなかった。それからも苦しい時代が続いたが、あの 1年があったから、今の自分がある。
6回、マット・マートン外野手の中飛に抗議する和田豊監督=横浜スタジアム
就任 4年目の今季。春季キャンプ中にはかねてからの高血圧の影響で練習に顔を出せず、入院した。収縮期血圧(上)が 200を超えるときもあった。「地方に遠征したときなど各地の地酒を味わうのがいいんだ」というほどの日本酒好きだが、監督生活は激務の連続で、アルコールの量が増えていった。肝臓が悲鳴を上げ、医者から禁酒令が出ていた。関係者との会合でビールを口にすることもあったが、 1杯で止めた。
「お酒を飲まないと肌が全然違うな。朝、ひげをそるときにわかるよ」
ドクターストップは解除されたが、悩む日々からは解放されない。何ごともコツコツとひたむきに。「監督になって初めてわかったりすることもあるよ」。壁にぶつかりそうになったとき、村山監督の姿を思いだして前に進んでいく。
3回表阪神二死、マウロ・ゴメス内野手は左越えソロ本塁打を放った=横浜スタジアム
マウロ・ゴメス内野手が特大の11号ソロを放った。 1- 1で迎えた 3回二死走者なしで、DeNA三浦の 133キロにタイミングがピタリ。場内は打った瞬間に本塁打を確信し、左翼スタンド上の広告看板付近まで運んだ打球を見届けた。
「高めに浮いてきたボールを一発で仕留めることができたよ。同点にされた直後だったので、いいところで 1本打てて良かった」と話した。 7月 1日ヤクルト戦以来 4試合ぶりのアーチで先発藤浪を助ける追加点をもたらせた。
会心の一撃だった。白球の行方を追うゴメスはドヤ顔のまま、しばらく動かなかった。場外寸前の特大V弾。雨を気にも留めず、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。
「ナイスパワーだったよ。感触は昨年にオリックスの佐藤から打ったホームランの方がよかったけど、飛距離は日本にきて、 1番だと思う」
主砲の働きをみせたのは同点に追いつかれた直後の 3回二死走者なし。先発・三浦の高めに浮いた 133キロ直球を豪快に振り抜いた。打球は左翼フェンスを悠々越え、最上段の化粧品メーカー「wamiles(ワミレス)」の看板に直撃。推定 130メートルの 4試合ぶりの11号ソロで決勝点をたたき出した。
マウロ・ゴメス内野手の一発は左翼席上段の看板に当たった=横浜スタジアム
和田監督も「あの一発は効果的だったな。(点を)取られた後だけに」と最敬礼だ。
「全試合デーゲームだったらいいのに」
本人が珍しく饒舌になるほど、デーゲームに強い。ナイターゲームは44試合で 4本塁打だが、白昼となれば32試合と少ないにも関わらず、 7本塁打。 4番にひっぱられてチームもデーゲーム 6連勝だ。そのデータを裏付けるように、渉外担当は「ゴメスは朝が得意。遠征中の朝食会場にも早めに顔を出すしね」と証言する。大好きなバナナなどで果糖を摂取しながら、腹ごしらえもしっかり。早朝から戦える状態を整えている。
7回には「打席の中で折れてしまったから」と、同じドミニカ共和国出身のルナ(中日)にもらったバットを使って、右中間を破る 2塁打。マートンの中前打で本塁に生還する激走もみせた。順調に伸びているひげと同様、好調をキープだ。
「もちろん、デーとかナイターとか関係なく、 1試合 1試合やるべきことは変わらないよ」
めまぐるしく入れ替わってきた打順にあって、G砲だけは不動。虎の 4番はこの男しかいない。
6回、適時 2塁打を放った上本博紀内野手=横浜スタジアム
上本博紀内野手が走者一掃の 3点 2塁打でチームに主導権をもたらせた。 2- 1の 1点リードで迎えた 6回二死満塁で、左翼筒香の頭を越す大飛球を放った。打球が抜ける間に、 1塁走者藤浪を含む 3人がホームイン。上本も遊撃倉本の失策間に 3塁まで進んだ。「 2アウトからだったし、前の打席ではチャンスで三振していたので、何とかしたいという気持ちでした。藤浪もいいピッチングをしていたので、援護することができて良かったです」。前日 4日には29歳の誕生日に初回初球先頭打者アーチを記録。連日の活躍で先発藤浪を後押しした。
6回表阪神二死満塁、上本博紀内野手は左越え適時 2塁打を放った=横浜スタジアム
上がりすぎたかに思えた白球がグングン伸び、左翼手・筒香の頭上を越えた。もう完全復調といっていいだろう。 1番・上本とともに猛虎打線が活気づいてきた。
「前の打席ではチャンスで三振していたので何とかしたいという気持ちでした。藤浪もいい投球をしていたので援護することができてよかった」
2- 1の 6回二死満塁。今成の右前打、鶴岡、藤浪の連続四球で得た二死走者なしからの好機だった。それまで 3打数無安打 2三振だったが、ここが仕事場だった。 1走・藤浪まで生還する走者一掃の適時 2塁打。 4月30日のヤクルト戦(甲子園)以来となる 1試合 3打点で得点圏打率は 0.313だ。 8回一死でも 3遊間を破り、チームとして 3試合連続となる 2桁安打を演出した。
1点リードの 6回、上本博紀内野手が左越えに走者一掃のダメ押し 3点 2塁打を放った。上がりすぎたかと思えた打球はグングン伸びた=横浜スタジアム
1日のヤクルト戦(神宮)で 4打数無安打。 2塁の守備では失策を犯すなどリズム感なく“懲罰交代”となった。翌 2日の朝。試合開始よりも 8時間前にも関わらず、神宮室内で打ち込む上本の姿があった。もともと首脳陣が梅野、荒木ら控え組に対しての早出メニューであったが、上本は同じく打撃不振だった大和とともに参加していた。
その日はスタメン落ちも、横浜に戦いの場を移した 3日から猛爆だ。この 3連戦は14打数 6安打(打率 0.429)、 1本塁打、 4打点。流した汗は決して裏切らなかった。
和田監督は「「上本が集中したときの勝負強さは素晴らしいものがある」とうなった。選手会長は「 1試合 1試合、 1打席 1打席です」と常に控えめ。プレーをみてくれ。そう背中で語っていた。
7回表阪神一死 2塁、鳥谷敬内野手は左前適時打を放った=横浜スタジアム
阪神の 5番マット・マートン外野手と 6番鳥谷敬内野手が連続適時打で試合を決定づける 2点を運んだ。 4点リードの 7回一死で 4番ゴメスが 2塁打で出塁。一死 2塁となり、まずはマートンが中前適時打で 1点を追加。その間に 2塁石川の失策で 2塁に進むと、すかさず鳥谷が左前適時打を放ち 2点目を奪った。マートンが 7回、 2塁ベース上でニヤリと笑った。一死 2塁で 2番手・長田から中前へ技ありの適時打を放った瞬間だ。
7回、中前適時打を放ったマット・マートン外野手=横浜スタジアム
「 2つも(センターに)ヒットを奪われるわけにはいかないからね」
5点差へとリードを広げるタイムリーは、また中堅・関根のところに飛んだ。 6回、三浦から中堅へ放った大飛球を関根がフェンス際でジャンピングキャッチ。アウトの判定だったが、 2塁ベース上に居座った。
「僕はグラウンドで走っていて、フェンスに当たってからグラブに入ったと思ったんだ」。ビデオ判定の結果、判定は動かず。だが、すぐに「仕方ないね」と切り替え、次の打席のタイムリーにつなげた。この 6連戦は打率 0.304。 3試合連続安打で締めくくった。
試合前には球場の駐車場でマートンのそっくりさんと対面。 5月30日の西武戦(西武プリンスD)の合間にオーロラビジョンで本人と比較しながら、映ったことでちょっとした話題になった人物だ。がっちり握手を交わし「似てるね!」とほほえんだ。
「チームが勝ったのは大きいよ」。完全復調間近。一気に混セから抜け出す。
先発した藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪晋太郎投手は打撃も絶好調だ。 2回二死 2塁のチャンスで、DeNA三浦の 129キロをジャストミート。左翼筒香の頭上を越える適時 2塁打で、先制点をたたき出した。藤浪はこれで 2試合連続の適時打をマーク。試合前時点で自身 5連勝中と投球面の充実が目立つが、打撃でも才能を見せつけている。
藤浪が 8回 4安打12奪三振の力投。 1失点で自己最長 6連勝となる 7勝目( 4敗)を挙げた。打っても先制適時 2塁打を放つなど大活躍だった。
試合開始から雨が降り続いたが「雨で下がぬかるんでたりしてたので、けがしないようにというのと、あとは粘り強く投げようと思ってマウンドに上がりました」。 2回、DeNAルーキー倉本の一時同点適時打で 1点を失ったが、 8回 4安打 1失点。自己最長の 6連勝だ。
初回に今季 100投球回に到達し、 3年連続 100投球回をマーク。12奪三振を奪い、今季通算 115奪三振は12球団トップだ。「タイトルとしてひとつあるので、頑張りたいとは思うんですけども、いいところで取っていけるように頑張りたいと思います」と意欲を見せた。
ウイニングボールを受け取る藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
藤浪は 2回、二死 2塁で打席が回ってきた藤浪は、 2球目を捉え左中間へ先制となる適時打を自ら放った。しかし、裏の守りで連続四球などで一死 2、 3塁のピンチを自ら招くと、 7番・倉本に 153キロの低めの直球を中前に運ばれ同点とされる。先発・三浦にも安打を浴び二死満塁とされたが関根を 1球で 2ゴロに仕留め最小失点で切り抜けた。阪神は 3回にゴメスの11号ソロで勝ち越すと、 6回には 3点を奪い、試合の主導権を握る。 7、 8回にも加点し快勝した。
お立ち台に上がった藤浪は「なんとか粘強く投げようと思ってマンウドに上がりました。できれば完投したかった」と振り返ると、自らが放った先制打に「狙ってた球種がたまたまバットに当たった」とはにかんだ。藤浪はプロ初安打と初打点も三浦から放っている。
藤浪はこの試合でシーズン奪三振を 115とし、大谷を抜いて12球団でトップとなった。
まさに激走!! 藤浪晋太郎投手は 6回、上本の 2塁打で 1塁からスライディングでホームイン=横浜スタジアム
アンタがエースや! 藤浪で混セ脱出や!! 藤浪晋太郎投手が 8回 1失点でハーラートップに 1差に迫る 7勝目を挙げた。若き剛腕が打って走って投げて虎を引っ張り、連勝でセ界唯一の貯金「1」とし、巨人に 1ゲーム差の首位をキープ。12三振を奪い、 115Kで両リーグトップに浮上し、投手 3冠も見えてきた。
勝ちたい-。その一心で駆け出した。 6回二死満塁。上本が打球を引っ張ると、 2塁を蹴り、 3塁も蹴った。大きなストライドで 1塁から長駆ホームへ。高城のブロックを右足からのスライディングでこじ開け、右半身から衝突。野手ばりの激走で追加点をもぎ取った。
「(けがの心配は)考えていなかった。必死のなかでのプレーでした」
8回 1失点12Kに抑えた藤浪晋太郎投手=横浜スタジアム
まさに必死のパッチの走塁。全力プレーは攻守両面で見せた。ギアを上げたのは、一死 2、 3塁のピンチを招いた 6回。「三振しかない場面」と狙いにいった。バルディリスには追い込んで内角ボールゾーンからからストライクに変化するカットボール。いわゆるフロントドアで見逃し三振に仕留めた。倉本はフォークで見逃し三振。最速 155キロの直球を軸に変化球で裏をかき、 8回 4安打 1失点。
雨中の粘投に「スパイクの後ろによく泥がついたけど。粘り強く投げられました」。コメントも冴えていた。
5月頃から腕が横振りになっていた投球フォームを縦振りに完全修正。制球が安定し、直球のシュート回転が減少した。苦手にしていた左打者の外角に直球をコントロールできるようになった。 5人の左打者に対して、 2回の倉本の 1安打のみに封じた。左打者対策はほぼ克服。 3年連続の 100回投球と 100奪三振を達成した。
2回、適時打を放った藤浪晋太郎投手(投手はDeNA・三浦大輔)=横浜スタジアム
自己最長の 6連勝を飾り、今季 7勝目。ハーラートップに1差に迫った。今季 5度目の 2桁奪三振(12)で、今季 115奪三振とし、大谷(北海道日本ハム)を抜いて、両リーグトップになった。「三振はアウトの手段。そんなにこだわりはないんで、いいところでとれるように頑張りたい」。防御率は2.17で 4位に上昇。まさにエース級の働きで投手 3冠が見えてきた。すごみを増す右腕は、野球界を背負って立つ自覚も芽生えている。
「将来的に阪神のためにいろいろ(球団に)意見できればいいんですけどね。もっとファンサービスができたらいいのですが…」
人気球団ゆえにファンと接する機会があまり多くない。その一方、本拠地甲子園の観客動員は減少傾向にある。登板のない日は球場で積極的にミニサイン会を開いてファンとの交流をはかっている。「野球界の裾野を広げたい」という思いがある。
和田監督は「投げるだけじゃなく、いつも一生懸命で必死。野手にもその姿は伝わる。その姿勢はずっと続けてほしい」とたたえた。
心残りは 8回でマウンドを降りたこと。藤浪は「完投したかったんですが、球数がかさんでしまった( 135球)。次、頑張りたいです」と意気込んだ。大ハッスルする21歳が虎を頂点までけん引する。
見ていても本当に良い試合だった。こういう試合ができるのだから、これからも全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
7月 5日現在順位表
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