12日東京ドームで巨人-阪神14回戦が行われ、阪神は 8回一死満塁、代打の狩野が勝ち越し打。さらに 2点を奪って、試合を決めた。巨人はマシソンの乱調が誤算だった。阪神は同点で迎えた 8回、一死満塁から代打の狩野恵輔外野手(32)、新井良太内野手(31)が連続適時打で勝ち越すと、鳥谷敬内野手(34)の犠飛でダメ押し。 3タテを阻止し、敵地・東京ドームでの 6連敗をストップした。勝ち投手は安藤優也投手(37)で 2勝目( 2敗)。阪神は投手陣の粘りが勝利を引き寄せた。今季初めて中 4日で先発した岩田稔投手(31)は打たせて取る投球で、長野のソロによる 1失点だけで 5回を投げ切った。勝ち星こそ付かなかったが納得の様子だった。その後は 6、 7回を安藤優也投手(37)、 8回を福原忍投手(38)が無安打に抑え、抑えの呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)につないだ。今季初めて 2回を投げて勝ち投手となった安藤に、和田監督は感謝していた。
福留孝介外野手(38)が12日の巨人戦(東京D)でチームとして31イニングぶりとなる先制適時打を放った。首位巨人に連敗し、敵地・東京ドームでは 6連敗中の阪神は 3回、四球で先頭の鳥谷が出塁すると、俊介が犠打で一死 2塁。頼れる 3番・福留が中前適時打で先制点を挙げた。 0- 0の 3回一死 2塁で菅野から中前打。巨人先発菅野の変化球を中前へ運ぶと、 2塁走者の鳥谷が生還した。試合後は誰よりもマッサージなど体のケアに時間を使う38歳。打って、守って、これからも大仕事が続く。
やはり背番号「1」は打順も 1番が座り心地がいい。鳥谷敬内野手が 6月27日のDeNA戦(甲子園)以来、13試合ぶりの 1番復帰に応えた。 8回には犠飛でダメ押しの 4点目もあげて、同一カード 3連敗を阻止した。 1回。いきなり巨人の先発・菅野の 145キロ直球を右前に運びチャンスメーク。得点にはならなかったが、存在感を示した。 3回先頭では四球で出塁し、福留の中前打で先制のホームを踏んだ。
狩野恵輔外野手が貴重な勝ち越しタイムリーを放った。 1- 1の同点で迎えた 8回、一死満塁で鶴岡の打席で代打狩野。巨人 2番手マシソンに簡単に 2ストライクと追い込まれるも 3球目。外角スライダーに泳がされ、バットを折られながらも、執念で中前へ運ぶポテンヒット。 3塁走者の代走田上が生還し 1点を勝ち越した。14日からは甲子園で前半戦最後の広島 2連戦。ヤクルトが敗れて単独 3位に。まだまだ続く大混セ。目をギラギラさせた代打コンビがいる限り、遠くない未来に抜け出す可能性があるはずだ。
新井良太内野手がリードを広げる適時打を放った。
岩田稔投手が 5回 5安打 1失点でマウンドを降りた。前回登板の 7日中日戦(倉敷)から中 4日の登板となったが、持ち前の打たせて取る投球を披露。 1点リードの 4回、長野に同点ソロを浴びるも、二死満塁のピンチをしのぐなど要所を締めた。 6回の攻撃、二死 2塁の好機で回った打席で代打関本が送られた。今季初めて臨んだ中 4日のマウンドもなんのその。先発・岩田が 5回 5安打 1失点の粘投。強力巨人打線に仁王立ちし、同一カード3連敗を食い止めた。前半戦を 5勝 4敗で終えた左腕。首位奪回へ、後半戦も大車輪の活躍をしてみせる。
首位攻防戦で 3連敗などありえない。中 4日で 5回 1失点と力投した岩田のあとを受けて安藤優也投手、福原忍投手、呉昇桓投手の円熟トリオが必死のリレー。立役者は今季初の 2イニングを投げきった安藤だ。 4- 1の 8回からバトンを受けた38歳の福原は「安(藤)ちゃんと岩田が粘っていたので、何とか勝ちたかった」とクリーンアップ相手の 1回をピシャリ。 9回に登場した32歳・呉昇桓は先頭の阿部に一発を浴びてヒヤヒヤさせたが、リードを守り切ってリーグ首位をひた走る今季23セーブ目を挙げた。試合後、 3人は「勝ててよかった」と口をそろえた。虎が誇る勝利の方程式。 5位まで 3ゲーム以内にひしめく混セを制するため、マウンドに立つ。記事をまとめてみました。
<巨人 2- 4阪神>14回戦◇12日◇東京ドーム
巨人は菅野、阪神は岩田が先発。阪神は 3回、一死 2塁から福留の中前適時打で先制した。岩田は 3回まで 1安打無失点。
巨人は 4回、長野の 8号ソロ本塁打で同点に追いついた。阪神岩田は 5回 1失点で降板。 2番手には安藤が上がった。
阪神は 8回一死満塁、代打の狩野が勝ち越し打。さらに 2点を奪って、試合を決めた。巨人はマシソンの乱調が誤算だった。
8回表阪神一死満塁、代打狩野恵輔外野手は勝ち越し適時打を放った=東京ドーム
阪神は同点で迎えた 8回、一死満塁から代打の狩野恵輔外野手、新井良太内野手が連続適時打で勝ち越すと、鳥谷敬内野手の犠飛でダメ押し。 3タテを阻止し、敵地・東京ドームでの 6連敗をストップした。勝ち投手は安藤優也投手で 2勝目( 2敗)。
阪神は 3回にチームとしては31イニングぶりの適時打を福留が放ち先制。先発の岩田は 4回に長野の 8号ソロで同点に追いつかれると、阿部に右前打、村田に四球、さらに自らの失策で二死満塁のピンチ。しかしここは菅野を遊ゴロに打ち取り、勝ち越しを許さず。 5回も無失点で抑えた岩田は 6回の攻撃で代打を送られ降板となった。
8回、適時打を放った代打狩野恵輔外野手=東京ドーム
互いに得点を挙げられず迎えた 8回、阪神は代わったマシソンからマートンが右中間へ 2塁打、今成が左前打、上本は死球で一死満塁の好機。代打・狩野が中前適時打で待望の勝ち越し点を挙げると、代打・新井は左前適時打で追加点。さらに鳥谷が左翼へ犠飛を決めて、この回 3点を奪った。 9回に呉昇桓が阿部に 7号ソロを浴びるも、追加点を許さず。連敗を 2で止め、首位巨人との差を 1.5とした。
ヒーローの狩野は「みんながつないでくれたチャンス、どうにか打ててよかった」と喜ぶと、バットを折って放った適時打に「落ちろと願っていました。自分らしいヒットだったなと思う」と振り返った。チームは首位巨人と 1.5差としたが、「まだまだこれから。まだ中盤なのでがんばっていきたい」と気を引きしめた。
3回、生還した鳥谷敬内野手を出迎える阪神・和田豊監督(右)=東京ドーム
阪神は投手陣の粘りが勝利を引き寄せた。今季初めて中 4日で先発した岩田は打たせて取る投球で、長野のソロによる 1失点だけで 5回を投げ切った。勝ち星こそ付かなかったが「自分らしい投球ができた。連敗を止められて良かった」と納得の様子だった。
その後は 6、 7回を安藤、 8回を福原が無安打に抑え、抑えの呉昇桓につないだ。今季初めて 2回を投げて勝ち投手となった安藤に、和田監督は「テンポよく打ち取ってくれたので、すんなり攻撃に移れた」と感謝していた。
3回、先制適時打を放った福留孝介外野手=東京ドーム
福留孝介外野手が12日の巨人戦(東京D)でチームとして31イニングぶりとなる先制適時打を放った。 0- 0の 3回一死 2塁で菅野から中前打。巨人先発菅野の変化球を中前へ運ぶと、 2塁走者の鳥谷が生還した。「打ったのはフォーク。走者を返すことが求められている場面でしたし、先制打になって良かったです。いいところを抜けてくれました」。
チーム31イニングぶりのタイムリーで、中 4日登板の先発岩田を援護した。
3回表阪神一死 2塁、先制適時打を放った福留孝介外野手。左後方は原監督=東京ドーム
首位巨人に連敗し、敵地・東京ドームでは 6連敗中の阪神は 3回、四球で先頭の鳥谷が出塁すると、俊介が犠打で一死 2塁。頼れる 3番・福留が中前適時打で先制点を挙げた。
この日の試合開始前まで巨人・菅野に対して今季は 6打数 4安打とチームNo.1の相性を誇る福留。「ランナーをかえすことが求められている場面でしたし、先制打になってよかったです。いいところを抜けてくれました」と話した。
福留孝介外野手は 3回、先制タイムリーを放つ。チームにとって31イニングぶりの適時打だった=東京ドーム
ウワァ~、ヤバい! 捕って、捕って、神様、福留様! 4- 2の 9回一死。祈る虎党とサヨナラVを期待するG党の熱気が交錯するなか、福留の美しいダイビングキャッチが決まった。ビッグプレーで、巨人の反撃を断ち切った。
「追いつけると思った。捕れると思わなければ飛ばないし、実際に飛んでいるわけだしね」
8回に 3点を勝ち越したが、呉昇桓が先頭の阿部に 7号ソロを許して 2点差。一気に巨人の反撃ムードが高まっていた。代打・堂上の右翼線への打球に横っ飛び。ドライブがかかった難しい打球を一直線に追うと、余裕すら漂う軽快な動きでグラブに収めた。
「屋外で風があるわけじゃないから」
9回、福留孝介外野手は堂上の打球を鮮やかにダイビングキャッチ。美技で反撃ムードをしぼませた=東京ドーム
走者が出れば一発で同点。さらに上位打線につながって最悪、サヨナラ負けの可能性もある場面だった。美技の直後に代打・高橋由に中前打を許したことを思えば、値千金の美技だった。
バットでは、連敗中の重苦しい空気を打ち破った。 3回一死 2塁で中前へ先制打。フルカウントから、菅野のフォークを二遊間へ打ち返した。
チームにとって31イニングぶりの適時打。前の 2試合は本塁打と犠飛、内野ゴロでの得点のみ。今季ワーストの33イニングに迫るところでタイムリー欠乏症を脱出した。 3試合連続打点とした 3番は、菅野にも今季10打数 5安打。要所での存在感はさすがだ。
3回、先制適時打を放った福留孝介外野手=東京ドーム
「(前日まで) 2つ負けたなかで、先制してまず流れを作ることが大事だったから。よかったんじゃないかな」
ホッとしたようにベンチ裏の通路をゆっくり歩いた。本塁打を放ちながらも足早に去った前日との違いに、勝利の余韻が漂う。「追いつかれてからも粘って、流れを止めなかったのがよかった」とベテランらしく試合全体を振り返り、緊迫した展開での勝利を喜んだ。
試合後は誰よりもマッサージなど体のケアに時間を使う38歳。打って、守って、これからも大仕事が続く。
12日のスタメン=東京ドーム
やはり背番号「1」は打順も 1番が座り心地がいい。鳥谷敬内野手が 6月27日のDeNA戦(甲子園)以来、13試合ぶりの 1番復帰に応えた。 8回には犠飛でダメ押しの 4点目もあげて、同一カード 3連敗を阻止した。
「( 1番は)打ったことがない打順ではないのでね。普通ですよ」
1回。いきなり巨人の先発・菅野の 145キロ直球を右前に運びチャンスメーク。得点にはならなかったが、存在感を示した。 3回先頭では四球で出塁し、福留の中前打で先制のホームを踏んだ。
さらに狩野、新井の連続適時打で勝ち越した 8回。なおも一死満塁でマシソンの直球を高々と左翼へ弾き返し、勝負を決定づける犠飛。「外野フライでもいいと思って打席に立ちました」と涼しい顔で振り返った。 6月21日のヤクルト戦(甲子園)で背中に死球を受け、その影響を考慮して 6、 7番を任されていた。まだ体調は万全ではなく、 1番復帰は、実は球宴明けからの予定だった。だが、前倒しとなった。
1番に復帰した鳥谷敬内野手は 8回にダメ押しの左犠飛。やはり先頭打者がよく似合う=東京ドーム
和田監督は「ここ何試合か 1、 2番が機能しきれていないのがあった。クリーンアップの状態を考えると、どうしてもその前に走者を置きたいと(思った)」と説明。前日は 1番・上本が 4打数無安打。好調な 3番・福留の前に走者をためられず、大量得点に結びつかない。
この日も負ければ首位巨人とは 3.5差。絶対に落とせない。キャプテンに無理を承知で 1番を託すしかなかったというわけだ。
今後について、平田ヘッドコーチは「 1試合やったんだから」と、前半戦の残り 2試合も 1番継続を示唆。もちろん、断る理由はない。
「結果的に勝ててよかった。同じ相手に 3つやられるのは、よくないので」。鳥谷は相変わらずクールな返答だったが、バットは熱い!
8回表阪神一死満塁、バットを折られながらも中前へ勝ち越し適時打を放った狩野恵輔外野手=東京ドーム
狩野恵輔外野手が貴重な勝ち越しタイムリーを放った。 1- 1の同点で迎えた 8回、一死満塁で鶴岡の打席で代打狩野。巨人 2番手マシソンに簡単に 2ストライクと追い込まれるも 3球目。外角スライダーに泳がされ、バットを折られながらも、執念で中前へ運ぶポテンヒット。 3塁走者の代走田上が生還し 1点を勝ち越した。
8回表阪神一死満塁、バットを折りながら適時打を放った狩野恵輔外野手=東京ドーム
同点で迎えた 8回一死満塁で登場。巨人マシソンに初球から 2球連続の空振りで追い込まれたが、 3球目の外角低めスライダーに食らいついた。ふらふらと上がった打球は、中堅立岡の前にポトリと落ちる適時中前打。チームの同一カード 3連敗を防ぐ、貴重な決勝点になった。
試合後のヒーローインタビューでは「満塁でボール(球)、ボール(球)と来て、最後はどうにか打てて、良かったと思います。本当に『落ちろ』と願っていましたね」と追い込まれていた心境を明かした。
狩野恵輔外野手はバットを折りながらも外角低めのスライダーに食らいつく。執念の打球は中前に落ちた=東京ドーム
阪神は 1- 1の 8回、代打・狩野恵輔外野手の中前打で勝ち越しに成功すると、続く代打・新井良太内野手も左前適時打。代打攻勢で首位巨人を突き放し、 4- 2で勝利した。同一カード3連敗を阻止し、東京ドームでの連敗も 6でストップ。単独 2位でゲーム差を再び 1.5差として借金も 1に減らし、前半戦首位ターンに望みをつないだ。
泳がされながらも、食らいついた。バットは折れ、打球はフラフラと上がった。落ちてくれ-。狩野の、そして虎党の願いが乗り移ったかのように、全力疾走で落下地点に向かう中堅・立岡と 2塁・井端の間にポトリと落ちた。ヨッシャー! 背番号「99」が、ほえた。
落ちろ! 狩野恵輔外野手は一塁へと走りながら打球を祈るように見つめた=東京ドーム
「大歓声が落としてくれました。 3タテをされるのは嫌だった。『落ちろ』と思って走っていました。最後は執念で打ててよかったと思います」
負ければ同一カード 3連敗で 3.5差。借金 3となって前半戦の首位&貯金ターンが消滅し、巨人を独走させかねない一戦だった。虎を救ったのは泥臭さが似合う代打のコンビ。まずは狩野だ。
1- 1の 8回。マートン、今成の連打と上本の死球で一死満塁の好機に登場した。マシソンの外角低めのスライダーに空振り、空振り…。グッと腰を落として、構え直した。「満塁だから(ボール球を振ったのは)ダメなんですけどね」。
代打・新井良太内野手も続いた。フルスイングで左前に運び、 3点目だ=東京ドーム
同じ球種、同じコースへの 3球目 137キロを、バットの先で拾った。「自分らしいヒットだったと思います。必死にやっていこうという気持ちで準備しています」とうなずく。
32歳にして代打稼業にいそしむ。 2軍春季キャンプでは元祖“神様”八木打撃コーチを質問攻めにした。「ファーストストライクの大事さを教わりました。振るための準備をしっかりすることなどです」。 4月 4日に今季初昇格すると、試合中はネクストバッターズサークルでダミー役を申し出た。「試合の球や状況を見たり、タイミングを取ったり…」。ベンチでは誰よりも声を出す。グラウンドに立たなくても、闘志は同じように燃えていた。
ヒーローインタビューを終えレフトスタンドのファンの声援に応える狩野恵輔外野手=東京ドーム
さらに一死満塁で代打・新井が続いた。内角 154キロ直球を巻き込むように振り切ると、左前に運んだ。「食らいつく気持ちでした。 3タテされるのはよくないですから」。 1塁ベース上で手をたたくと、右拳を突き上げて歓声に応えた。
同一カード 3連敗を阻止し、東京ドームの連敗を 6で止め、首位巨人に1・5差と踏ん張った。和田監督は「きょうはどうしても落とせなかった」と期する思いがあったことを明かす。すでに 6回には代打・関本のカードを切っていたが、アツい脇役らの活躍を「ベンチのすべてのメンバーで戦うという姿勢で、ひとつになってよく頑張ってくれた」とたたえた。
14日からは甲子園で前半戦最後の広島 2連戦。狩野は「シーズンも中盤。これからまた頑張っていきたい」と力こぶを作った。ヤクルトが敗れて単独 3位に。まだまだ続く大混セ。目をギラギラさせた代打コンビがいる限り、遠くない未来に抜け出す可能性があるはずだ。
8回表阪神一死満塁、左前適時打を放った新井良太内野手=東京ドーム
新井良太内野手がリードを広げる適時打を放った。 8回。 1点を勝ち越し、なお一死満塁のチャンスで安藤に代わって代打新井が打席に。カウント 1- 2から巨人マシソンの高め 154キロ直球を振り抜くと、打球は左前へ。 1人が生還し、勝利をグッと近づけるダメ押し打となった。
阪神先発の岩田稔投手=東京ドーム
岩田稔投手が 5回 5安打 1失点でマウンドを降りた。前回登板の 7日中日戦(倉敷)から中 4日の登板となったが、持ち前の打たせて取る投球を披露。 1点リードの 4回、長野に同点ソロを浴びるも、二死満塁のピンチをしのぐなど要所を締めた。 6回の攻撃、二死 2塁の好機で回った打席で代打関本が送られた。「今日はゴロアウトが多く取れましたし、自分らしい投球が出来たと思います。長野選手に本塁打を打たれた場面は、失投ではなかったと思いますが、バットに当たるところへ投げてしまったのはミスでした」と語った。
岩田稔投手は四回、打球をはじいてピンチを広げるが、菅野を遊ゴロに仕留めてしのぎきった=東京ドーム
今季初めて臨んだ中 4日のマウンドもなんのその。先発・岩田が 5回 5安打 1失点の粘投。強力巨人打線に仁王立ちし、同一カード3連敗を食い止めた。
「最近、感じがいいので」
立ち上がりから多彩な変化球を駆使して、G打線を翻弄した。
ピンチは 4回だ。二死から長野に左越えの同点ソロを被弾。続く阿部の打球は 1塁ベースに当たって方向が急変し、不運な右前打。さらに四球。加藤の打球は自身のグラブに当てながらファンブルしてしまい、悪い流れで満塁にしてしまった。
だが、菅野をシュートの連投で追い込むと、最後はスライダーで遊ゴロに。 6回に代打・関本を送られて降板となり、自身に勝ち星はつかなかったが、粘り強い投球でチームを勝利に導いた。
8回、勝ち越しの生還をした田上健一外野手(61番)を笑顔で出迎えた岩田稔投手=東京ドーム
悪い流れを断ち切った。 3連敗となれば首位巨人とは 3.5差で、独走を許しかねない状況。加えてカード初戦のメッセンジャーが今季自己ワーストの6四球で 4失点。 2戦目の藤浪も、自己ワーストの 7四死球で 7失点。能見は 8日の中日戦(甲子園)で 5回 2/3を 5失点KO。先発四本柱の 3人が崩れ、岩田は 2つの意味で最後の砦だった。今季 4度目の連敗ストップに貢献し、「よかったです。うれしいです」とうなずいた。
期待に応える快投に、特攻ローテを組んだ和田監督も「まず、岩田が 1点で責任回数をしのいでくれた。この球場だから、どうしても用心するのでね。そのなかで一発の 1点だけでよく抑えてくれた」と好投をねぎらった。
前半戦を 5勝 4敗で終えた左腕。首位奪回へ、後半戦も大車輪の活躍をしてみせる。
安藤優也投手は 2番手で登板して 2回をピシャリ。いい仕事をして2勝目をあげた=東京ドーム
首位攻防戦で 3連敗などありえない。中 4日で 5回 1失点と力投した岩田のあとを受けて安藤優也投手(37)、福原忍投手(39)、呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)の円熟トリオが必死のリレー。立役者は今季初の 2イニングを投げきった安藤だ。
「 2連敗していたので何とか抑えたかった。狭くて一発があるので、低めを意識した。きょうは勝ててよかった」
1- 1の 6回から 2番手でマウンドへ。一死から阿部を四球で歩かせたが、キレのいい直球とスライダーで後続を抑えた。 7回はフォークも交えて三者凡退に斬る圧巻の投球。2014年 5月13日の広島戦(米子)以来の 2回無失点で、チームに勢いをもたらした。
8回は福原忍投手にお任せ。クリーンアップを三者凡退に仕留めた=東京ドーム
今季は 8回の福原、 9回の呉昇桓までいかにつなぐかに苦労している。21歳の松田らに期待したいところだが、不調で12日に抹消。経験豊富な37歳に頼らざるを得ないのが現状だ。 2勝目の右腕の奮起を和田監督は「 1人の走者だけで抑えてくれたので、すんなり攻撃に入れた」とたたえた。
試合前時点で、今季21試合で 1勝 2敗、防御率4.32。疲労の影響か、ここまで不安定な投球が続いていた。“不振”脱出へ、さらに体をいじめ抜いた。
プロ14年目。練習では別メニューのトレーニングが認められているが、歳内、松田(現在は 2軍)らの若手に混じって汗を流した。ショートダッシュなど下半身に負担がかかるメニューでも、全力疾走。本数こそ違うものの、若手に負けない元気いっぱいの姿をみせた。そんな猛トレーニングが、 2年連続50試合以上登板の鉄人ぶりを支えている。
呉昇桓投手(22番)は阿部に一発を浴びてヒヤヒヤの23セーブ目となった=東京ドーム
4- 1の 8回からバトンを受けた38歳の福原は「安(藤)ちゃんと岩田が粘っていたので、何とか勝ちたかった」とクリーンアップ相手の 1回をピシャリ。 9回に登場した32歳・呉昇桓は先頭の阿部に一発を浴びてヒヤヒヤさせたが、リードを守り切ってリーグ首位をひた走る今季23セーブ目を挙げた。試合後、 3人は「勝ててよかった」と口をそろえた。虎が誇る勝利の方程式。 5位まで 3ゲーム以内にひしめく混セを制するため、マウンドに立つ。
やっとG軍に勝てた!前期残り試合も締まって行こう!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
7月12日現在順位表
7月12日現在対戦表
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