24日阪神甲子園球場で阪神-DeNA14回戦が行われ、阪神は 7回に江越の 3号 2ランで先制。 8回に福留の犠飛もあり逃げ切った。藤浪は完封で 8勝目。DeNA井納は 7敗目。
4番マウロ・ゴメス内野手(30)が 4回に 3遊間を破る左前打を放ち、連続試合安打を「14」に伸ばし、自己最長記録をさらに塗り替えた。そろそろ一発がみたい!
福留孝介外野手(38)が右から左への浜風に再三泣かされながらも貴重な 3点目をたたきだした。
今成亮太内野手(27)が、攻守に大活躍を見せた。まず光ったのが 3塁守備だった。 2回、ロペスの 3遊間への強いライナーに飛びついた。 4回には再びロペスの 3塁線の当たりをダイビングキャッチし 1塁でアウトにした。 8回には松本のライナーもジャンピングキャッチ。先発藤浪を救った。元捕手とは思えない。知らなければ、 3塁挑戦わずか 2年目なんて想像つかない。今成が守りで美技を連発し、藤浪の完封をアシスト。ちゃめっ気たっぷりに笑った。 3塁のポジションは新井良太内野手(31)との併用が続くが、和田虎に欠かせないピースだ。今成には唯一無二の存在感がある。
阪神のD3位ルーキー・江越大賀外野手(22)が 7回に 2試合連発となる 3号先制 2ラン。『ウル虎の夏』で黄色に染まった甲子園をわかせ、同率首位をキープする 3連勝に導いた。江越が 7回に先制 3号 2ランを放った。 0- 0で迎えた 7回二死 1塁。カウント 2- 1からの 4球目、DeNA先発井納の内角へのフォークを捉えた。高々と上がった打球は左中間スタンドへ吸い込まれた。ベンチ前では跳びはねてナインとハイタッチを交わした。江越の父・和明さん(48)は愛息の劇弾をテレビ観戦することはできなかった。というのも、都市対抗に出場している江越の実弟・海地(かいち)外野手(20=三菱重工長崎)を応援するため東上しており(23日にヤマハに 0- 3で敗退)、ちょうど長崎に戻る空路での一発だったからだ。
江越のように飛び跳ねるようなことはしない。藤浪のようにほえることも卒業した。静かだが、着実に仕事をする。鳥谷敬内野手(34)はクラブハウスへと急ぎながら殊勲のルーキーをたたえた。 8回先頭。井納のスライダーをコンパクトにとらえ、左中間に運んだ。 2塁に到達し、上本の犠打後、福留の右犠飛で 3点目のホームを踏んだ。早稲田大學出身の師弟コンビだからこそ、これから徐々に呼吸を合わせてくるだろう。
鳥谷は昨季、 7月打率 0.341、 8月 0.340と、まさに“夏男”だ。2005年の優勝メンバー。ムチを打つ時期はわかっている。
「あと 1球」コールが心地良く耳に響く。 1人で投げきった。「0」を 9個並べた。藤浪晋太郎投手(21)は疲れどころか「まだアドレナリンが出ている」とお立ち台に向かうと、「ウル虎の夏」で黄色に染まったマンモスを沸かせた。藤浪が 9回を 5安打12奪三振無失点、自己最多 152球の熱投で完封勝利。今季 8勝目を挙げた。藤浪はヒーローインタビューで「ウルトラ気持ちいいです。気持ちいい以外ないですね。やっぱり最後までマウンドを守るというのは、投手として何より一番うれしいことだと思います」と喜んだ。「ウル虎の夏2015」で、猛虎色に染まった球場からの歓声に浸った。「貯金メーカー」藤浪が虎の首位の座を固める。17日のオールスター第 1戦では、大阪桐蔭でバッテリーを組み甲子園春夏連覇を達成した 1学年後輩・西武森と対戦した。東京ドーム天井を直撃する仰天の大飛球で一飛に封じ、盛り上げた。 3回をパーフェクトに抑えて、投手史上最年少でMVPを獲得。自信をふくらませて臨む後半戦の初戦だ。21歳右腕がチームトップの 8勝目で、虎の貯金箱をチャリンと鳴らす。指揮官の期待に応え、今季2度目の完封劇。しかも12奪三振。虎の歴史をひもとけば、シーズン 6度の 2桁奪三振は2006年の井川慶投手(35=現オリックス)以来。今季 132Kで両リーグトップだ。DeNA戦は今季 3戦全勝とした。大阪大会で 5回戦に進んだ母校・大阪桐蔭高校の後輩たちには自らの活躍が「刺激になってくれればいい」という。ハーラートップに 1差と迫る 8勝はチームの勝ち頭。大混戦を勝ち抜くための大黒柱は、やはり藤浪だ。記事をまとめてみました。
<阪神 3- 0DeNA>14回戦◇24日◇阪神甲子園球場
DeNAは 3回に二死満塁の好機も、 3番梶谷が 2ゴロに倒れた。阪神はDeNA先発井納の前に 1安打無得点。
両チームとも走者を出すものの、得点につながらずに 6回まではゼロ行進。阪神藤浪とDeNA井納の投手戦が続いている。
阪神は 7回に江越の 3号 2ランで先制。 8回に福留の犠飛もあり逃げ切った。藤浪は完封で 8勝目。DeNA井納は 7敗目。
代打宮崎を右飛に打ち取り完封勝利の藤浪晋太郎投手(中央)はナインとハイタッチ=阪神甲子園球場
4番マウロ・ゴメス内野手が 4回に 3遊間を破る左前打を放ち、連続試合安打を「14」に伸ばし、自己最長記録をさらに塗り替えた。
「これからも(連続試合安打を)続けていきたいね」
さらなる更新に意欲をみせた。 8回、福留の犠飛で 3点目を挙げた直後に左翼へ 2塁打。この日は得点シーンに絡むことはできなかったが、 6試合ぶりのマルチ安打と気を吐いた。
これで 4日のDeNA戦(横浜)からの14試合で打率 0.408(49打数20安打)、 2本塁打、 2打点と好調をキープしている。 9日の中日戦(甲子園)で12号を放って以来、 9試合連続で本塁打が出ていないが、「今はボールもよく見えているし、いい形で打てているよ」とG砲。
8回、犠飛を放った福留孝介外野手=阪神甲子園球場
福留孝介外野手が右から左への浜風に再三泣かされながらも貴重な 3点目をたたきだした。 8回一死 3塁、井納の内角直球を右犠飛。チーム単独トップとなる今季46打点目を挙げたが、試合後は足早に引きあげた。 1回一死 1塁で右飛を打ち上げるとベンチに戻るなり天を仰ぎ、 6回二死 1塁では中飛に終わった後、バットをたたきつけ…。甲子園特有の左打者への“壁”に苦悩した。
2回表DeNA一死、ロペスの打球を好捕する今成亮太内野手=阪神甲子園球場
今成亮太内野手が、攻守に大活躍を見せた。まず光ったのが 3塁守備だった。 2回、ロペスの 3遊間への強いライナーに飛びついた。 4回には再びロペスの 3塁線の当たりをダイビングキャッチし 1塁でアウトにした。 8回には松本のライナーもジャンピングキャッチ。先発藤浪を救った。
今成は「(藤浪)晋太郎のときは、あまり引っ張ってくることがなかったんですけどね。エラーしたら何を言われるか分かりませんから」。 7回には中前打で江越の決勝 2ランにつなげ、打撃でも勝利に貢献した。「それまでの打席が中途半端だったんで初球から思い切っていこうと」。ヒーロー級の活躍だった。
4回、ロペスの 3ゴロを好捕した今成亮太内野手。守備での動きがキレキレだった=阪神甲子園球場
元捕手とは思えない。知らなければ、 3塁挑戦わずか 2年目なんて想像つかない。今成が守りで美技を連発し、藤浪の完封をアシスト。ちゃめっ気たっぷりに笑った。
「晋太郎のときに右打者が引っ張ってくることは(これまで)あまりなかったんですが、エラーをしたら何を言われるかわからない。しっかり捕れて、よかった」
まさしく、ホットコーナーと化した。まずは、 2回にロペスの痛烈なライナーを反応よく捕球すると、 4回には再び助っ人の 3塁線を破りそうなゴロにバウンドをうまく合わせて、逆シングルキャッチ。正確な送球でアウトにして、ピンチの芽を未然につんだ。 8回にも松本の打球をジャンプ一番、つかみとり、真っ黄色に染まった客席は大歓声。マウンド上の右腕も感謝しきりだった。
「中途半端な打席が多かったので、初球から思い切って振っていこうと思ったのがよかった」
今成亮太内野手は 8回には松本のライナーをキャッチ=阪神甲子園球場
打っても、両軍無得点の 7回二死走者なしで持ち味発揮。井納の 150キロ直球をとらえ、中前打を放った。これがルーキー・江越の決勝 2ランの呼び水となった。
虎のムードメーカーはグラウンドを離れれば、ものまね名人だ。快投した後輩のダイナミックな投球フォームもレパートリーのひとつ。ただ、背番号「49」の華麗なグラブさばき、巧みなバットコントロールはチーム内で誰もまねできない。
「(レギュラーは)監督が決めることなんで。自分はやることをやって試合で結果を出せれば」
3塁のポジションは新井との併用が続くが、和田虎に欠かせないピースだ。今成には唯一無二の存在感がある。
7回裏二死 1塁、左越え先制 2点本塁打を放ち藤浪晋太郎投手(左)と笑顔でタッチを交わす江越大賀外野手=阪神甲子園球場
阪神のD3位ルーキー・江越大賀外野手が 7回に 2試合連発となる 3号先制 2ラン。『ウル虎の夏』で黄色に染まった甲子園をわかせ、同率首位をキープする 3連勝に導いた。
江越が 7回に先制 3号 2ランを放った。 0- 0で迎えた 7回二死 1塁。カウント 2- 1からの 4球目、DeNA先発井納の内角へのフォークを捉えた。高々と上がった打球は左中間スタンドへ吸い込まれた。ベンチ前では跳びはねてナインとハイタッチを交わした。
「カウント 2- 1とバッティングカウントだったので余計なことは考えず、空振りしてもいいと思って、思い切ってスイングしました。自分らしいバッティングができました」と振り返った。ルーキーの一振りで均衡を破った。
22日巨人戦(甲子園)の 2号に続き、 2試合連続の本塁打だった。
江越大賀外野手がまた大仕事だ。 7回に先制の 2ラン。 2試合連続でヒーローになった=阪神甲子園球場
こんなラッキーボーイを待ってたんや! 阪神のD 3位ルーキー・江越が 7回に 2試合連発となる 3号先制 2ラン。『ウル虎の夏』で黄色に染まった甲子園をわかせ、同率首位をキープする 3連勝に導いた。大坂夏の陣で新戦力が大暴れ。史上まれにみる大混戦から抜け出すで!
黄色に染まったスタンドを目がけて、滞空時間の長い打球が左翼席へ伸びた。試合が緊迫していた分だけ、興奮の爆発は激しい。地鳴りのような歓声を背に、決勝弾を放った江越が拳を握った。決着はルーキーのフルスイングがつけた。
7回、 2点本塁打を放った江越大賀外野手=阪神甲子園球場
「うれしかったです。めちゃくちゃうれしかったです」
ホームインと同時に、プロ入り最高の笑顔が弾けた。両軍無得点で迎えた 7回二死 1塁。内よりに入った右腕・井納のフォークをとらえた。浜風に乗った打球が左翼席最前列へ。 3号 2ランで均衡を破った。
「この前の本塁打と同じような感触でした。上がりすぎたけど、入ってくれてよかったです」
この前の本塁打-。わずか 2日前だ。22日の巨人戦(甲子園)に続く一発。新人の 2試合連発は、阪神では1980年の岡田彰布以来、35年ぶりとなった。左投手への強さを見込まれて起用されていた背番号「25」は、同戦で右の笠原からソロを放って 3試合連続スタメン。最大の魅力で、またも期待に応えた。
8回の守備に就く江越大賀外野手には黄色に染まった虎党から大歓声が送られた=阪神甲子園球場
課題は右投手の外角に逃げる変化球だ。「膝を柔らかく使うように」。 2軍でも徹底的に意識した。そして、右投手の変化球をしとめた。「狙っていました。前の打席まで変化球中心だったので」。技術も配球の読みも進化を証明した。同時に、自慢のパワーもどんどん成長している。
名門・駒澤大學で 4番を打ちながら、専門的なトレーニングの経験が乏しかった。「やらなかったわけではないですが」と苦笑い。それでも故障と無縁の体に、チームトレーナーは驚いていた。「トレーニングを知らないらしい。あいつは野生児。まだ伸びる」。プロに入ってから本格的な体作り。昇格前日も多めのウエートトレで体をいじめたところで、朗報が届いた。筋肉痛を抱えての合流を不安そうにしていたが、この積み重ねが飛躍を約束する。
江越大賀外野手(右)は 2試合続けてのお立ち台。藤浪晋太郎投手とともに上がった=阪神甲子園球場
和田監督は25日の先発起用も明言した。18日ぶりの貯金「1」で、ヤクルトとの同率首位をキープしたが、大混戦を抜け出して優勝するにはラッキーボーイが不可欠だ。これからが勝負の夏。野生のにおいがプンプンする、活きのいい新戦力の台頭こそがライバル球団の脅威となる。候補に名乗り出た22歳は、 2試合連続でお立ち台に上がった。
「チャンスをもらったので、アピールしてチームに貢献したいという気持ち。あしたも勝って、乗っていきたいです」
この日から恒例イベント「ウル虎の夏」が始まり、DeNA・中畑監督が命名した「大坂夏の陣」の初戦を快勝。お立ち台ではにかむ江越の笑顔に隠れたパワーは、間違いなく戦力となる。
江越の父・和明さんは愛息の劇弾をテレビ観戦することはできなかった。というのも、都市対抗に出場している江越の実弟・海地外野手を応援するため東上しており(23日にヤマハに 0- 3で敗退)、ちょうど長崎に戻る空路での一発だったからだ。「続けてよかった。活躍できてよかった。頑張ってほしい」と、さっそくインターネットで試合内容を検索した。
鳥谷敬内野手は 8回に 2塁打を放ち、追加点をおぜん立てした=阪神甲子園球場
江越のように飛び跳ねるようなことはしない。藤浪のようにほえることも卒業した。静かだが、着実に仕事をする。鳥谷敬内野手はクラブハウスへと急ぎながら殊勲のルーキーをたたえた。
「きょうは江越でしょう。僕は関係ないでしょう」
いつものように、ややニヒルな笑顔を浮かべながら、階段をのぼった。
関係ないはずがなかろう。 8回先頭。井納のスライダーをコンパクトにとらえ、左中間に運んだ。 2塁に到達し、上本の犠打後、福留の右犠飛で 3点目のホームを踏んだ。
「藤浪が続投だったし、点が取れてよかった」
1回、安打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
藤浪は 9回、完封を目前にして一死 1、 2塁のピンチを招いただけに、このダメ押しがなければ…と思うとゾッとする。 6月30日のヤクルト戦(神宮)以来、今季 5度目の猛打賞。チーム関係者によると 6月末に死球で痛めた背中はまだ完調ではないようだが、そのことを一瞬忘れさせてしまうのが、背番号「1」のすごさだ。
鳥谷、上本の 1、 2番に元気が戻ってきた。あとは試合の流れをつかむための 2人のかみ合わせか。 1回、鳥谷がいきなり左前打で出塁も、上本がバント失敗(投飛)。 6回には一死後、鳥谷が 1、 2塁間を破ったが、上本が 3ゴロで 2塁封殺。和田監督は「攻撃のリズムをもってこれなかった、というところは反省点だ」と指摘した。
早稲田大學出身の師弟コンビだからこそ、これから徐々に呼吸を合わせてくるだろう。鳥谷は昨季、 7月打率 0.341、 8月 0.340と、まさに“夏男”だ。2005年の優勝メンバー。ムチを打つ時期はわかっている。
ほえる藤浪晋太郎投手。 152球の熱投で完封し、チームの勝ち頭となった=阪神甲子園球場
「あと 1球」コールが心地良く耳に響く。 1人で投げきった。「0」を 9個並べた。藤浪晋太郎投手は疲れどころか「まだアドレナリンが出ている」とお立ち台に向かうと、「ウル虎の夏」で黄色に染まったマンモスを沸かせた。藤浪が 9回を 5安打12奪三振無失点、自己最多 152球の熱投で完封勝利。今季 8勝目を挙げた。
1、 2回と 3人で抑え、順調な滑り出し。 3回には、自らのバント処理のミスなどから一死 2、 3塁のピンチを背負ったが、石川を 154キロの直球で空振り三振。二死満塁としたが、 3番梶谷を内角カットボールで 2ゴロに仕留めピンチを脱出した。 4回からは安定した投球を続け、 9回に 2安打されたが、最後はしっかりと後続を抑えた。
藤浪はヒーローインタビューで「ウルトラ気持ちいいです。気持ちいい以外ないですね。やっぱり最後までマウンドを守るというのは、投手として何より一番うれしいことだと思います」と喜んだ。「ウル虎の夏2015」で、猛虎色に染まった球場からの歓声に浸った。
8回表DeNA一死、松本の打球を好捕した 3塁手今成を指さす藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
「貯金メーカー」藤浪が虎の首位の座を固める。藤浪晋太郎が今日24日、DeNA戦(甲子園)に先発する。投手史上最年少のMVPを獲得した球宴後の初登板には、勝率 5割で首位に返り咲いたチームの貯金生活を後押しする心強い相性、データもそろう。藤浪の 8勝目から、混戦セ・リーグを抜け出す。
甲子園に垂れ込めた雨雲に反して、藤浪の表情は明るかった。キャッチボールの投球は、25日先発予定の岩崎も避けながら受ける球威を見せつけた。後半戦初登板は、好相性のDeNAが相手。再び貯金生活の足場を固める。
「どこも波に乗り切れていない。せっかく前カードを勝ち越せたので、波に乗っていきたい」
前日22日に天敵の巨人ポレダを打ち崩しチームは首位に返り咲いた。勝率 5割ながら、ヤクルトと並んで成績表のトップに立つ。まだ続く混戦模様から抜け出すために、 1つでも多くの貯金を蓄えたいところ。奪首直後の先発を任された藤浪は冷静に 1勝をつかみにいく。
「気にしないですね。気にしないとダメなのかもしれないですけど、まずは自分のピッチングをしたい」
もっと上へ! 練習中、何やら指さしながらコーチ陣と話す藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
これまでの好相性が、追い風となる。DeNA戦は今季2戦2勝で防御率1.80。 5日の横浜スタジアムでも 8回 1失点と快投した。「すごい、いいかと言われれば違いますが、この前はちょっと良かったなという感じ。悪いイメージは持ってないですね」と苦手意識はさらさらない。
目立つのは 4番筒香封じだ。「つながられたらやっかいな打線ですね。上位にいい左打者が多いので、そこをつなげないようにしたい」。首位打者の筒香はリーグ 2位の62打点、同 3位の15本塁打と紛れもないポイントゲッター。その若き 4番に対して藤浪は今季打率 1割 6分 7厘。強力打線のキモを抑えている。
甲子園で先発した試合はチームが 5連勝中と「申し子」ぶりは大阪桐蔭を卒業して 3年目でも健在。さらにチームが勝率 5割で迎えた一戦では 2戦 2勝と「貯金メーカー」の役割を果たす。ここまで 7勝 5敗、先発試合でチームは10勝 6敗。藤浪が投げた後には貯金がついてくるのだ。
17日のオールスター第 1戦では、大阪桐蔭でバッテリーを組み甲子園春夏連覇を達成した 1学年後輩・西武森と対戦した。東京ドーム天井を直撃する仰天の大飛球で一飛に封じ、盛り上げた。 3回をパーフェクトに抑えて、投手史上最年少でMVPを獲得。自信をふくらませて臨む後半戦の初戦だ。21歳右腕がチームトップの 8勝目で、虎の貯金箱をチャリンと鳴らす。
8勝目を挙げた藤浪晋太郎投手はチームメートと笑顔でハイタッチ=阪神甲子園球場
「いやぁ~“ウル虎”気持ちイイっす!! グラウンドに出てきたとき、黄色すぎて、びっくりしました。明日は(先発が)岩崎さんなので、“ウル虎”頑張ってくれると思います」
ピンチになるとギアを上げた。 3回無死 1塁で高城のバントを処理できず(記録は犠打&投失)、最後は二死満塁のピンチを招いたが、梶谷を 2ゴロに仕留めて脱出。 6回無死 2塁は筒香、ロペス、バルディリスを抑え、ガッツポーズした。
直球は自己最速にあと 1キロと迫る 157キロを計時。プロ入り最多の 152球を投げ抜いた。和田監督も「球数は多かったが、肩も体も元気だった。まったく迷わずに」と、信頼して 9回に送り出した。
指揮官の期待に応え、今季2度目の完封劇。しかも12奪三振。虎の歴史をひもとけば、シーズン 6度の 2桁奪三振は2006年の井川慶投手以来。今季 132Kで両リーグトップだ。DeNA戦は今季 3戦全勝とした。
9回、DeNA・宮崎を右飛に打ち取りガッツポーズの藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
質問の虫を体内で飼う男だ。キャッチボール、ダッシュ、バント練習…。あらゆるシーンで首脳陣に「?」を投げる。「あの子は野球に対してすごく積極的に勉強している。投げることにしても、打つことにしてもだよね」。配球面などを相談された山田バッテリーコーチが目を丸くする。打撃練習後には、山脇外野守備走塁コーチにスイングについて「どうですか?」と垣根を越えて相談することもあった。
練習中から手にしている、スポーツドリンクと水の2種類のペットボトルはトレーナーから得た猛暑へのノウハウだ。夏に突入。脱水症状予防など、体への負担を考えて、交互に飲むことを勧められたのだった。
大阪大会で 5回戦に進んだ母校・大阪桐蔭高校の後輩たちには自らの活躍が「刺激になってくれればいい」という。ハーラートップに 1差と迫る 8勝はチームの勝ち頭。大混戦を勝ち抜くための大黒柱は、やはり藤浪だ。
◆データBOX◆
◎…阪神・藤浪が自身最多となる 152球で完封勝利。 150球以上での完封勝利は2011年の巨人・内海哲也( 152球= 5月28日、対ロッテ)以来 4年ぶり。球団では2003年の井川慶( 150球= 6月25日、対広島)以来12年ぶり。
◎…12三振を奪い、通算11度目、今季 6度目の 2桁奪三振。今季は北海道日本ハム・大谷翔平も 6度マークしているが、球団では2006年の井川慶( 6度)以来 9年ぶり。
◎… 2桁奪三振での完封勝利はプロ初完封だった 5月20日(10個、対巨人)に次いで 2度目。シーズン 2度以上は今季初めてで、昨年は楽天・則本昂大( 3度)、オリックス・金子千尋( 2度)がいる。球団では2011年の岩田稔( 2度)以来 4年ぶり。
凄い!偉い!晋太郎一人で自身最多投球 152球で、海星野郎球団を打ち崩した!これからも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 7月)
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
7月24日現在順位表
7月24日現在対戦表
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阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
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4月25日のブログ「ゴメス発熱で練習参加せず!広島戦出場は?マートン先発落ちも…藤浪粘り勝つ!あすマツダで黒田と対決」の記事中で、能見篤史投手が使っているバックパックと同型の物です。
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