12日京セラドーム大阪で阪神-中日19回戦が行われ、阪神は 8回に坂が適時 3塁打。さらに福留が適時 2塁打を放ち、 2点を奪った。中日は 3連敗で今季最多の借金「16」となった。
藤井彰人捕手(39)が激走! 4年ぶり 3塁打放ち貴重な先制点ゲット!! 2塁を回った!! その瞬間、ドーム内にはウオーという、なんとも言えないどよめきが起こった。男前がエッチラオッチラ走って、 3塁に滑り込むと、大きな拍手と笑いに変わった。貴重な先制点はチーム最年長、39歳のベテラン、藤井の激走 3塁打が起点となった。 0- 0の 3回一死。バルデスの内角直球をたたくと、打球は左翼フェンスに直撃した。 2塁ベース手前でギアチェンジ。 3塁でアウトになるかもという恐怖心も頭をもたげたが、 1メートル70、80キロのからだを前後に大きく揺らし、もつれそうになる足を必死に回転させた。審判の「セーフ」のコールを確認すると思わずニヤリ。この走りにメッセンジャーが奮起。恋女房としてリードはもちろん、打撃、そして「走」でも助っ投を援護していく。
8回二死、鳥谷敬内野手(34)がカウント 1- 1から右中間を破る 2塁打。続く坂の 3塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。出番が少ないなかで結果を残した坂の活躍を喜んだ。
阪神は同点の 8回、守備から出場の坂克彦内野手(29)の今季初打点となる左中間適時 3塁打で、中日を振り切り 4連勝。当時の球団社長が犠牲となった日航機墜落事故から30年を迎えた大切な日を、執念でものにした。脇役が大仕事で貯金は今季最多の「6」。予期せぬヒーローが勝負を決めた。福留でもゴメスでもマートンでもない。決勝点は脇役のバットから生まれた。今季初打点が殊勲の勝ち越し打。 7月15日の広島戦(甲子園)以来の打席で、竜に引導を渡した坂が、京セラドームのお立ち台で恥ずかしそうに笑った。夏のロードは 3カード連続勝ち越し発進。貯金を「6」に伸ばした。坂は背筋をピンと伸ばした。狙うのは、リーグ優勝と日本一を勝ち取ったあの30年前の再現だ。
勝利を決定づける打球が 1塁線を破った。虎党の大興奮のなか、転々と転がる間に 3走が生還。福留孝介外野手(38)が執念をみせた。 1- 1の 8回に 1点を勝ち越した直後。二死 3塁で、苦しめられていたバルデスを、ようやくとらえた。カウント 2- 2から外角低めのスライダーに体勢を崩されながらもミート。 1塁手・森野のミットをすり抜け、右翼線への適時 2塁打になった。左腕バルデスとは今季 4度目の対決。勝ち負けはつかずも、これまで対戦防御率1.19とチームとして苦手にしていたが、ようやく、黒星をつけた。それでも浮わついた様子はなかった。全てはチームのため。残り40試合を突っ走る。
ランディ・メッセンジャー投手(33)が先制タイムリーを放った。 3回一死 3塁から中日先発バルデスから左前へ。直前に長打を放ち、激走で 3塁を陥れていた好女房の藤井が生還した。先制点を自らで呼び込み笑顔を浮かべた。ランディ・メッセンジャー投手が 6回 5安打 7奪三振 1失点で降板した。
中 4日登板のメッセンジャーは 4回まで 1安打投球。 1点リードの 5回一死満塁のピンチでは、バルデス、遠藤を連続空振り三振。しかし 6回一死 1、 3塁で 1点を失い同点とされる。二死 1塁で森野を空振り三振に仕留め日米通算1000奪三振を達成したが、同点にされたショックか表情はさえず。その裏の打席で代打中谷がコールされ、 115球で降板。 8勝目はならなかった。13日の34歳の誕生日の前祝いとはいかなった。 3度目の正直での 8月初白星はお預けとなった。それでも、助っ人の投打に渡る活躍が虎を勝利に導いた。日米通算1000奪三振&先制打。メッセンジャーは少しだけ、溜飲を下げた。次戦は18日の巨人戦(東京D)だ。中 5日でカード頭を任され、宿敵に立ち向かう。今度こそ、圧倒的な投球で勝ち星をつかみにいく。
7回から登板した 2番手・安藤優也投手(37)がきっちりと三者凡退に抑えた。相手に流れを渡さず、チームの 4連勝に貢献した。 3番手・福原忍投手(38)が今季 5勝目を挙げた。中継ぎリーダーがこれからも必勝リレーを引っ張っていく。
呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)が日韓通算 350セーブを達成した。 3- 1で迎えた 9回に登場し、平田、和田、森野を封じ 3者凡退に抑えた。今季34セーブを数え、リーグトップを独走中だ。日本球界では73セーブ、韓国球界では 277セーブを挙げている。日韓通算11年目での金字塔(韓国 277、日本73)は周囲の支えがあったからこそ、達成できた。今月上旬。韓国サムスンで長年バッテリーを組んだ陳甲龍(チン・ガビョン)が41歳で現役を引退した。2008年の北京五輪の金メダリストで自身を新人王に導いてくれるなど、多くの助言をもらってきた恩人だ。求めるのは優勝のみ。守護神は心底、歓喜の瞬間を欲している。記事をまとめてみました。
<阪神 3- 1中日>19回戦◇12日◇京セラドーム大阪
阪神は 3回一死、藤井の 3塁打で好機つくり、メッセンジャーの左前適時打で先制。中日はメッセンジャーの前に 3回まで無得点。
中日は 6回一死 1、 3塁から和田の 3ゴロの間に同点に追いついた。阪神はその裏、無死 2、 3塁の好機を生かし切れず無得点。
阪神は 8回に坂が適時 3塁打。さらに福留が適時 2塁打を放ち、 2点を奪った。中日は 3連敗で今季最多の借金「16」となった。
自らの勝ち越し打での勝利に鳥谷敬内野手らの祝福を受け笑顔の坂克彦内野手=京セラドーム大阪
藤井彰人捕手が激走! 4年ぶり 3塁打放ち貴重な先制点ゲット!! 2塁を回った!! その瞬間、ドーム内にはウオーという、なんとも言えないどよめきが起こった。男前がエッチラオッチラ走って、 3塁に滑り込むと、大きな拍手と笑いに変わった。貴重な先制点はチーム最年長、39歳のベテラン、藤井の激走 3塁打が起点となった。
「 2塁を回ったあたりからやばいな、と思いました」
0- 0の 3回一死。バルデスの内角直球をたたくと、打球は左翼フェンスに直撃した。「最初は、(ジャンプした和田に)ボールを捕られたかなと思った」。だが、白球はグラウンドに落ちている。そして、和田が打球処理にもたついている…。
3回、 3ベースを放った藤井彰人捕手=京セラドーム大阪
2塁ベース手前でギアチェンジ。 3塁でアウトになるかもという恐怖心も頭をもたげたが、 1メートル70、80キロのからだを前後に大きく揺らし、もつれそうになる足を必死に回転させた。審判の「セーフ」のコールを確認すると思わずニヤリ。この走りにメッセンジャーが奮起。「藤井さんが、 3塁打を打ってベース上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために、自分がヒットを打ってホームへかえしたかったんだよ」。 4球目を左前に弾き返して、藤井が先制のホームを踏んだ。
3回、左越えに 4年ぶりの 3塁打を放った藤井彰人捕手。激走で先制点をお膳立てした=京セラドーム大阪
3塁打は阪神移籍初年度の2011年 9月18日の広島戦(マツダ)以来、 4年ぶり。「それは別に…」と少し照れたあと、 8勝目はお預けとなったメッセンジャーにわびた。
「彼は好投していたのに、勝ち星がつかなくて…。( 6回、併殺崩れによる)アンラッキーな点の入り方をしたし、すごく申し訳ない。残り試合も頑張ってもらいたい」
恋女房としてリードはもちろん、打撃、そして「走」でも助っ投を援護していく。
8回、タイムリー 2ベースを放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪
キャプテンの一打から始まった。 8回二死、鳥谷敬内野手がカウント 1- 1から右中間を破る 2塁打。「点になれば、どんな形でもいい」。続く坂の 3塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。「若い選手が活躍するのはいいこと」。出番が少ないなかで結果を残した坂の活躍を喜んだ。
8回、左中間を破る決勝の適時打 3塁打を放った坂克彦内野手。脇役が大仕事=京セラドーム大阪
まさかの坂…と思ったアナタ、失礼ですよ!! 阪神は同点の 8回、守備から出場の坂克彦内野手の今季初打点となる左中間適時 3塁打で、中日を振り切り 4連勝。当時の球団社長が犠牲となった日航機墜落事故から30年を迎えた大切な日を、執念でものにした。脇役が大仕事で貯金は今季最多の「6」。優勝間違いなし!!
坂克彦内野手の決勝 3塁打に阪神ベンチは大盛り上がり=京セラドーム大阪
予期せぬヒーローが勝負を決めた。福留でもゴメスでもマートンでもない。決勝点は脇役のバットから生まれた。今季初打点が殊勲の勝ち越し打。 7月15日の広島戦(甲子園)以来の打席で、竜に引導を渡した坂が、京セラドームのお立ち台で恥ずかしそうに笑った。
「気持ちいいです。試合より緊張しますよ。 100試合過ぎてからの初打点はさみしいですけど、よかったです」
1- 1の 8回二死から鳥谷が 2塁打で出塁。 7回の守備から途中出場していた坂が中日の先発左腕・バルデスのキレのある球に食らいつき、粘ってフルカウントまで持ち込んだ。「粘っていくなかでタイミングが合ってきた」。そして 8球目。外角の直球をはじき返すと、打球は遊撃の右を鋭く抜けていった。左対左を制して外野フェンスまで転がった 3塁打は今季 4安打目。チームを 4連勝に導く一打となった。
お立ち台の坂克彦内野手=京セラドーム大阪
出番は少なくても、いつでも 100%の力を出せる努力はしている。「(ベンチの)裏で準備できることをやっているくらいです。バットを振ったり、ストレッチをしたり、タイミングを合わせたり」。和田監督は「守備固め中心だけど、数少ない打席で結果を出してくれて、チームメートみんな喜んでいる。 1打席勝負の選手が打つのは難しいだろうけど、本当によく打ってくれたね」と目を細めた。夏は得意。常総学院高校の 3年夏には「 3番・遊撃」でダルビッシュ有(現米大リーグ、レンジャーズ)を擁する東北高校を破って全国制覇した。しびれる場面で大舞台での強さを見せつけた。
当時の中埜肇球団社長が乗り合わせて、犠牲となった1985年 8月12日の日航機墜落事故からちょうど30年。指揮官にとってもチームにとって特別な 1勝だ。
「そういう(勝ちたい)気持ちはすごく強かった。自分でもルーキーイヤーのことだったので、鮮明に覚えている。忘れられないというか、忘れてはいけない出来事だった。みんなもそういう意識を持ちながらのゲームだったと思う」
お立ち台でガッツポーズする坂克彦内野手=京セラドーム大阪
6回には積極代打攻勢も無得点。難敵バルデスを攻めあぐねるなか、 7回には先頭・マートンが珍しくセーフティーバントを試みた。
「何とか塁に出て、先頭バッターの仕事をしようという気持ちが、後ろにもつながっていった。そういう姿勢が 1勝につながった」と指揮官。最後の好機に伏兵が大仕事。亡き球団社長へチーム一丸となって勝利を捧げた。
夏のロードは 3カード連続勝ち越し発進。貯金を「6」に伸ばした。坂は「また試合があるので、明日から頑張っていきたい」と背筋をピンと伸ばした。狙うのは、リーグ優勝と日本一を勝ち取ったあの30年前の再現だ。
◆データBOX◆
◎…阪神の貯金「6」(54勝48敗 1分)は今季最多。昨年のリーグ終了時の「7」(75勝68敗 1分)以来。
◎…阪神が 4連勝。 4連勝は今季 6度目。今季の連勝の最長は 1引き分けを挟んだ 6連勝がある。
◎…夏のロードは出だしから 3カード連続勝ち越し。昨年に続く 2年連続の好スタート。
8回、痛む右手で右翼線にダメ押しの 2塁打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
勝利を決定づける打球が 1塁線を破った。虎党の大興奮のなか、転々と転がる間に 3走が生還。福留孝介外野手が執念をみせた。
「坂が打った後だったけど、それでもなんとかと思っていた。自然と体が反応した」
1- 1の 8回に 1点を勝ち越した直後。二死 3塁で、苦しめられていたバルデスを、ようやくとらえた。カウント 2- 2から外角低めのスライダーに体勢を崩されながらもミート。 1塁手・森野のミットをすり抜け、右翼線への適時 2塁打になった。
手負いのなかでも、奮闘した。前日11日の試合で、スイングした際に、右手薬指付近に痛みを感じた。試合後は「問題ない」と話したが、アイシングなど、ケアを施し、この日の試合前練習では全体練習のフリー打撃に加わらなかった。一抹の不安が漂ったが、スタメンに名を連ねた。試合後は「ゲームに出ている以上、痛い、かゆいはいってられない」とキッパリ。今季 5度の休養日は全敗。休む選択肢はなかった。
和田監督は「みんな何かを抱えている。技術のある選手なので、何かあろうと、最後、それを出してくれたね」と絶賛。痛む右手で拾った一打に賛辞を惜しまなかった。
8回、適時 2塁打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
竜にトドメを差す一打を放っても表情は冴えなかった。先発メッセンジャーが気がかりだった。先制打を放ち、投げても中 4日で 6回1 1点と好投したが、勝ち越せば、白星がつく 6回無死 2、 3塁で無得点。福留も一死後、見逃し三振に倒れた。
「前の打席( 6回)で、頑張っていたランディ(メッセンジャー)に勝ちをつけてあげられなかった。ずっと申し訳ないことをしているし、チームとしてもっと強い気持ちをもっていかないと」
左腕バルデスとは今季 4度目の対決。勝ち負けはつかずも、これまで対戦防御率1.19とチームとして苦手にしていたが、ようやく、黒星をつけた。それでも「試合には勝ったけど、(先発に勝ちがつかなかったのは)僕ら野手の責任だから」と浮わついた様子はなかった。全てはチームのため。残り40試合を突っ走る。
◆データBOX◆
◎…阪神は京セラドーム(1997-2005年は大阪D)での主催試合で、昨年 8月19日の中日戦から 8連勝。2005年 8月17日の横浜戦-2006年 7月15日の中日戦での 8連勝と並ぶ球団最長となった。
◎…同球場での中日戦は昨年 4月 2日から10連勝。2004年 8月24日-2006年 8月16日の対横浜11連勝( 1分けを挟む)、2010年 8月14日-2013年 8月18日の対ヤクルト11連勝(継続中)に次いで 2年ぶり 3度目。
3回裏阪神一死 3塁、先制の左前適時打を放ったランディ・メッセンジャー投手=京セラドーム大阪
ランディ・メッセンジャー投手が先制タイムリーを放った。 3回一死 3塁から中日先発バルデスから左前へ。直前に長打を放ち、激走で 3塁を陥れていた好女房の藤井が生還した。
「打ったのはストレート。フジイサンが 3塁打を打って塁上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために、自分がヒットを打ってホームへ返したかったんだ。打てて良かったよ」。先制点を自らで呼び込み笑顔を浮かべた。
日米通算1000奪三振達成するも 1失点したランディ・メッセンジャー投手はベンチで浮かない表情を見せた=京セラドーム大阪
ランディ・メッセンジャー投手が 6回 5安打 7奪三振 1失点で降板した。
中 4日登板のメッセンジャーは 4回まで 1安打投球。 1点リードの 5回一死満塁のピンチでは、バルデス、遠藤を連続空振り三振。
しかし 6回一死 1、 3塁で和田の 3ゴロ間に 1点を失い同点とされる。二死 1塁で森野を空振り三振に仕留め日米通算1000奪三振を達成したが、同点にされたショックか表情はさえず。その裏の打席で代打中谷がコールされ、 115球で降板。 8勝目はならなかった。
8勝目はお預けとなったランディ・メッセンジャー投手だが、日米通算1000奪三振に到達した=京セラドーム大阪
13日の34歳の誕生日の前祝いとはいかなった。 3度目の正直での 8月初白星はお預けとなった。それでも、助っ人の投打に渡る活躍が虎を勝利に導いた。日米通算1000奪三振&先制打。メッセンジャーは少しだけ、溜飲を下げた。
「チームが勝ったから。それがすべて」
今季 4度目となる中 4日のマウンドで、 150キロ前後の剛球を軸に 6回 5安打 1失点。 6回に同点に追いつかれ、なおも二死 1塁では森野をフルカウントから低めのカーブで空転させた。この日、 7個目の三振を奪い、日米通算11年目での大台(メジャー 120、日本 880)に到達した。
「気にしていないよ」
本人は意に介さなかったが、 2年連続奪三振王に輝いた男の真骨頂が垣間見えた瞬間だった。バットでも、両軍無得点の 3回一死 3塁で先発・バルデスから左前適時打。今季 3本目の安打が初タイムリーにつながった。
6回、森野を空振り三振に斬って、日米通算1000奪三振=京セラドーム大阪
来日 6年目を迎え、日本球界で確固たる地位を築き上げた。前日11日の試合前。まだスタンドにファンがいない中、 3塁ベンチに足を運んだ。「会いたい」と関係者を通じて、“ラブコール”を送られていた大野と対面するためだった。
大野:「今年からメッセンジャーさんのような叩きつけるフォークを理想にして、使わせていただいています」
メッセ:「全然問題ない。頑張ってよ!!」
わざわざ、決め球拝借の許可を取ってきた竜のエースに笑顔で応対。いまでは他球団の選手からも理想像に掲げられる存在になった。
「とにかくチームが勝った。それがすべて」
同じ言葉を繰り返し、帰路についた右腕。次戦は18日の巨人戦(東京D)だ。中 5日でカード頭を任され、宿敵に立ち向かう。今度こそ、圧倒的な投球で勝ち星をつかみにいく。
7回のマウンドに上がった 2番手・安藤優也投手=京セラドーム大阪
7回から登板した 2番手・安藤優也投手がきっちりと三者凡退に抑えた。「リズムよく 3人で斬ることができてよかった」。 8月 2日のヤクルト戦以来、自身 4試合ぶりの被安打ゼロ。「福(福原)さん、スンファンにつなぐのが僕の仕事」。相手に流れを渡さず、チームの 4連勝に貢献した。
8回のマウンドに上がった 3番手・福原忍投手=京セラドーム大阪
阪神の 3番手・福原忍投手が今季 5勝目を挙げた。「 3人で抑えられてよかった」。 1番・遠藤から始まる相手打線を 3人でピシャリ。その裏にチームが勝ち越し、能見と並ぶ球団13位タイの通算82勝目を手に入れた。「みんな大変だけど、これを継続していければ。頑張ります」。中継ぎリーダーがこれからも必勝リレーを引っ張っていく。
9回から登板し、日韓通算 350セーブを達成した呉昇桓投手=京セラドーム大阪
呉昇桓投手が日韓通算 350セーブを達成した。 3- 1で迎えた 9回に登場し、平田、和田、森野を封じ 3者凡退に抑えた。今季34セーブを数え、リーグトップを独走中だ。大記録達成にも「 350セーブという数字には大きい意味はないと思う。残り40試合に集中していきたい」と切り替えた。
日本球界では73セーブ、韓国球界では 277セーブを挙げている。
試合終了後の電光掲示版に栄誉をたたえる文字が浮かび上がった。「祝 日韓通算 350セーブ」-。呉昇桓が新たな境地にたどり着いた。
「久しぶりに 3人で終われたことがよかった。最近、走者を出すことが多かったから」
2点リードの 9回。定位置でバトンを受け、先頭の平田を 148キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、登板 3試合ぶりの三者凡退だ。今季34セーブ目。自然と表情もほころんだ。
3人斬りで日韓通算 350セーブをあげた呉昇桓投手=京セラドーム大阪
日韓通算11年目での金字塔(韓国 277、日本73)は周囲の支えがあったからこそ、達成できた。今月上旬。韓国サムスンで長年バッテリーを組んだ陳甲龍(チン・ガビョン)が41歳で現役を引退した。2008年の北京五輪の金メダリストで自身を新人王に導いてくれるなど、多くの助言をもらってきた恩人だ。
「長くバッテリー組み過ぎて、何が一番というのは言えないよ」
引退会見が終わると、すぐに連絡して、感謝の意を伝えた。そして、秋には、異国の地でのV報告をするつもりだ。
「 350セーブに大きな意味は感じない。でも、残り40試合をもっと集中して投げたい」
求めるのは優勝のみ。守護神は心底、歓喜の瞬間を欲している。
凄い!またまた連勝だ!これは本物ではないだろうか?これかも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
8月12日現在順位表
8月12日現在対戦表
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藤井彰人捕手(39)が激走! 4年ぶり 3塁打放ち貴重な先制点ゲット!! 2塁を回った!! その瞬間、ドーム内にはウオーという、なんとも言えないどよめきが起こった。男前がエッチラオッチラ走って、 3塁に滑り込むと、大きな拍手と笑いに変わった。貴重な先制点はチーム最年長、39歳のベテラン、藤井の激走 3塁打が起点となった。 0- 0の 3回一死。バルデスの内角直球をたたくと、打球は左翼フェンスに直撃した。 2塁ベース手前でギアチェンジ。 3塁でアウトになるかもという恐怖心も頭をもたげたが、 1メートル70、80キロのからだを前後に大きく揺らし、もつれそうになる足を必死に回転させた。審判の「セーフ」のコールを確認すると思わずニヤリ。この走りにメッセンジャーが奮起。恋女房としてリードはもちろん、打撃、そして「走」でも助っ投を援護していく。
8回二死、鳥谷敬内野手(34)がカウント 1- 1から右中間を破る 2塁打。続く坂の 3塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。出番が少ないなかで結果を残した坂の活躍を喜んだ。
阪神は同点の 8回、守備から出場の坂克彦内野手(29)の今季初打点となる左中間適時 3塁打で、中日を振り切り 4連勝。当時の球団社長が犠牲となった日航機墜落事故から30年を迎えた大切な日を、執念でものにした。脇役が大仕事で貯金は今季最多の「6」。予期せぬヒーローが勝負を決めた。福留でもゴメスでもマートンでもない。決勝点は脇役のバットから生まれた。今季初打点が殊勲の勝ち越し打。 7月15日の広島戦(甲子園)以来の打席で、竜に引導を渡した坂が、京セラドームのお立ち台で恥ずかしそうに笑った。夏のロードは 3カード連続勝ち越し発進。貯金を「6」に伸ばした。坂は背筋をピンと伸ばした。狙うのは、リーグ優勝と日本一を勝ち取ったあの30年前の再現だ。
勝利を決定づける打球が 1塁線を破った。虎党の大興奮のなか、転々と転がる間に 3走が生還。福留孝介外野手(38)が執念をみせた。 1- 1の 8回に 1点を勝ち越した直後。二死 3塁で、苦しめられていたバルデスを、ようやくとらえた。カウント 2- 2から外角低めのスライダーに体勢を崩されながらもミート。 1塁手・森野のミットをすり抜け、右翼線への適時 2塁打になった。左腕バルデスとは今季 4度目の対決。勝ち負けはつかずも、これまで対戦防御率1.19とチームとして苦手にしていたが、ようやく、黒星をつけた。それでも浮わついた様子はなかった。全てはチームのため。残り40試合を突っ走る。
ランディ・メッセンジャー投手(33)が先制タイムリーを放った。 3回一死 3塁から中日先発バルデスから左前へ。直前に長打を放ち、激走で 3塁を陥れていた好女房の藤井が生還した。先制点を自らで呼び込み笑顔を浮かべた。ランディ・メッセンジャー投手が 6回 5安打 7奪三振 1失点で降板した。
中 4日登板のメッセンジャーは 4回まで 1安打投球。 1点リードの 5回一死満塁のピンチでは、バルデス、遠藤を連続空振り三振。しかし 6回一死 1、 3塁で 1点を失い同点とされる。二死 1塁で森野を空振り三振に仕留め日米通算1000奪三振を達成したが、同点にされたショックか表情はさえず。その裏の打席で代打中谷がコールされ、 115球で降板。 8勝目はならなかった。13日の34歳の誕生日の前祝いとはいかなった。 3度目の正直での 8月初白星はお預けとなった。それでも、助っ人の投打に渡る活躍が虎を勝利に導いた。日米通算1000奪三振&先制打。メッセンジャーは少しだけ、溜飲を下げた。次戦は18日の巨人戦(東京D)だ。中 5日でカード頭を任され、宿敵に立ち向かう。今度こそ、圧倒的な投球で勝ち星をつかみにいく。
7回から登板した 2番手・安藤優也投手(37)がきっちりと三者凡退に抑えた。相手に流れを渡さず、チームの 4連勝に貢献した。 3番手・福原忍投手(38)が今季 5勝目を挙げた。中継ぎリーダーがこれからも必勝リレーを引っ張っていく。
呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)が日韓通算 350セーブを達成した。 3- 1で迎えた 9回に登場し、平田、和田、森野を封じ 3者凡退に抑えた。今季34セーブを数え、リーグトップを独走中だ。日本球界では73セーブ、韓国球界では 277セーブを挙げている。日韓通算11年目での金字塔(韓国 277、日本73)は周囲の支えがあったからこそ、達成できた。今月上旬。韓国サムスンで長年バッテリーを組んだ陳甲龍(チン・ガビョン)が41歳で現役を引退した。2008年の北京五輪の金メダリストで自身を新人王に導いてくれるなど、多くの助言をもらってきた恩人だ。求めるのは優勝のみ。守護神は心底、歓喜の瞬間を欲している。記事をまとめてみました。
<阪神 3- 1中日>19回戦◇12日◇京セラドーム大阪
阪神は 3回一死、藤井の 3塁打で好機つくり、メッセンジャーの左前適時打で先制。中日はメッセンジャーの前に 3回まで無得点。
中日は 6回一死 1、 3塁から和田の 3ゴロの間に同点に追いついた。阪神はその裏、無死 2、 3塁の好機を生かし切れず無得点。
阪神は 8回に坂が適時 3塁打。さらに福留が適時 2塁打を放ち、 2点を奪った。中日は 3連敗で今季最多の借金「16」となった。
自らの勝ち越し打での勝利に鳥谷敬内野手らの祝福を受け笑顔の坂克彦内野手=京セラドーム大阪
藤井彰人捕手が激走! 4年ぶり 3塁打放ち貴重な先制点ゲット!! 2塁を回った!! その瞬間、ドーム内にはウオーという、なんとも言えないどよめきが起こった。男前がエッチラオッチラ走って、 3塁に滑り込むと、大きな拍手と笑いに変わった。貴重な先制点はチーム最年長、39歳のベテラン、藤井の激走 3塁打が起点となった。
「 2塁を回ったあたりからやばいな、と思いました」
0- 0の 3回一死。バルデスの内角直球をたたくと、打球は左翼フェンスに直撃した。「最初は、(ジャンプした和田に)ボールを捕られたかなと思った」。だが、白球はグラウンドに落ちている。そして、和田が打球処理にもたついている…。
3回、 3ベースを放った藤井彰人捕手=京セラドーム大阪
2塁ベース手前でギアチェンジ。 3塁でアウトになるかもという恐怖心も頭をもたげたが、 1メートル70、80キロのからだを前後に大きく揺らし、もつれそうになる足を必死に回転させた。審判の「セーフ」のコールを確認すると思わずニヤリ。この走りにメッセンジャーが奮起。「藤井さんが、 3塁打を打ってベース上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために、自分がヒットを打ってホームへかえしたかったんだよ」。 4球目を左前に弾き返して、藤井が先制のホームを踏んだ。
3回、左越えに 4年ぶりの 3塁打を放った藤井彰人捕手。激走で先制点をお膳立てした=京セラドーム大阪
3塁打は阪神移籍初年度の2011年 9月18日の広島戦(マツダ)以来、 4年ぶり。「それは別に…」と少し照れたあと、 8勝目はお預けとなったメッセンジャーにわびた。
「彼は好投していたのに、勝ち星がつかなくて…。( 6回、併殺崩れによる)アンラッキーな点の入り方をしたし、すごく申し訳ない。残り試合も頑張ってもらいたい」
恋女房としてリードはもちろん、打撃、そして「走」でも助っ投を援護していく。
8回、タイムリー 2ベースを放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪
キャプテンの一打から始まった。 8回二死、鳥谷敬内野手がカウント 1- 1から右中間を破る 2塁打。「点になれば、どんな形でもいい」。続く坂の 3塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。「若い選手が活躍するのはいいこと」。出番が少ないなかで結果を残した坂の活躍を喜んだ。
8回、左中間を破る決勝の適時打 3塁打を放った坂克彦内野手。脇役が大仕事=京セラドーム大阪
まさかの坂…と思ったアナタ、失礼ですよ!! 阪神は同点の 8回、守備から出場の坂克彦内野手の今季初打点となる左中間適時 3塁打で、中日を振り切り 4連勝。当時の球団社長が犠牲となった日航機墜落事故から30年を迎えた大切な日を、執念でものにした。脇役が大仕事で貯金は今季最多の「6」。優勝間違いなし!!
坂克彦内野手の決勝 3塁打に阪神ベンチは大盛り上がり=京セラドーム大阪
予期せぬヒーローが勝負を決めた。福留でもゴメスでもマートンでもない。決勝点は脇役のバットから生まれた。今季初打点が殊勲の勝ち越し打。 7月15日の広島戦(甲子園)以来の打席で、竜に引導を渡した坂が、京セラドームのお立ち台で恥ずかしそうに笑った。
「気持ちいいです。試合より緊張しますよ。 100試合過ぎてからの初打点はさみしいですけど、よかったです」
1- 1の 8回二死から鳥谷が 2塁打で出塁。 7回の守備から途中出場していた坂が中日の先発左腕・バルデスのキレのある球に食らいつき、粘ってフルカウントまで持ち込んだ。「粘っていくなかでタイミングが合ってきた」。そして 8球目。外角の直球をはじき返すと、打球は遊撃の右を鋭く抜けていった。左対左を制して外野フェンスまで転がった 3塁打は今季 4安打目。チームを 4連勝に導く一打となった。
お立ち台の坂克彦内野手=京セラドーム大阪
出番は少なくても、いつでも 100%の力を出せる努力はしている。「(ベンチの)裏で準備できることをやっているくらいです。バットを振ったり、ストレッチをしたり、タイミングを合わせたり」。和田監督は「守備固め中心だけど、数少ない打席で結果を出してくれて、チームメートみんな喜んでいる。 1打席勝負の選手が打つのは難しいだろうけど、本当によく打ってくれたね」と目を細めた。夏は得意。常総学院高校の 3年夏には「 3番・遊撃」でダルビッシュ有(現米大リーグ、レンジャーズ)を擁する東北高校を破って全国制覇した。しびれる場面で大舞台での強さを見せつけた。
当時の中埜肇球団社長が乗り合わせて、犠牲となった1985年 8月12日の日航機墜落事故からちょうど30年。指揮官にとってもチームにとって特別な 1勝だ。
「そういう(勝ちたい)気持ちはすごく強かった。自分でもルーキーイヤーのことだったので、鮮明に覚えている。忘れられないというか、忘れてはいけない出来事だった。みんなもそういう意識を持ちながらのゲームだったと思う」
お立ち台でガッツポーズする坂克彦内野手=京セラドーム大阪
6回には積極代打攻勢も無得点。難敵バルデスを攻めあぐねるなか、 7回には先頭・マートンが珍しくセーフティーバントを試みた。
「何とか塁に出て、先頭バッターの仕事をしようという気持ちが、後ろにもつながっていった。そういう姿勢が 1勝につながった」と指揮官。最後の好機に伏兵が大仕事。亡き球団社長へチーム一丸となって勝利を捧げた。
夏のロードは 3カード連続勝ち越し発進。貯金を「6」に伸ばした。坂は「また試合があるので、明日から頑張っていきたい」と背筋をピンと伸ばした。狙うのは、リーグ優勝と日本一を勝ち取ったあの30年前の再現だ。
◆データBOX◆
◎…阪神の貯金「6」(54勝48敗 1分)は今季最多。昨年のリーグ終了時の「7」(75勝68敗 1分)以来。
◎…阪神が 4連勝。 4連勝は今季 6度目。今季の連勝の最長は 1引き分けを挟んだ 6連勝がある。
◎…夏のロードは出だしから 3カード連続勝ち越し。昨年に続く 2年連続の好スタート。
8回、痛む右手で右翼線にダメ押しの 2塁打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
勝利を決定づける打球が 1塁線を破った。虎党の大興奮のなか、転々と転がる間に 3走が生還。福留孝介外野手が執念をみせた。
「坂が打った後だったけど、それでもなんとかと思っていた。自然と体が反応した」
1- 1の 8回に 1点を勝ち越した直後。二死 3塁で、苦しめられていたバルデスを、ようやくとらえた。カウント 2- 2から外角低めのスライダーに体勢を崩されながらもミート。 1塁手・森野のミットをすり抜け、右翼線への適時 2塁打になった。
手負いのなかでも、奮闘した。前日11日の試合で、スイングした際に、右手薬指付近に痛みを感じた。試合後は「問題ない」と話したが、アイシングなど、ケアを施し、この日の試合前練習では全体練習のフリー打撃に加わらなかった。一抹の不安が漂ったが、スタメンに名を連ねた。試合後は「ゲームに出ている以上、痛い、かゆいはいってられない」とキッパリ。今季 5度の休養日は全敗。休む選択肢はなかった。
和田監督は「みんな何かを抱えている。技術のある選手なので、何かあろうと、最後、それを出してくれたね」と絶賛。痛む右手で拾った一打に賛辞を惜しまなかった。
8回、適時 2塁打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
竜にトドメを差す一打を放っても表情は冴えなかった。先発メッセンジャーが気がかりだった。先制打を放ち、投げても中 4日で 6回1 1点と好投したが、勝ち越せば、白星がつく 6回無死 2、 3塁で無得点。福留も一死後、見逃し三振に倒れた。
「前の打席( 6回)で、頑張っていたランディ(メッセンジャー)に勝ちをつけてあげられなかった。ずっと申し訳ないことをしているし、チームとしてもっと強い気持ちをもっていかないと」
左腕バルデスとは今季 4度目の対決。勝ち負けはつかずも、これまで対戦防御率1.19とチームとして苦手にしていたが、ようやく、黒星をつけた。それでも「試合には勝ったけど、(先発に勝ちがつかなかったのは)僕ら野手の責任だから」と浮わついた様子はなかった。全てはチームのため。残り40試合を突っ走る。
◆データBOX◆
◎…阪神は京セラドーム(1997-2005年は大阪D)での主催試合で、昨年 8月19日の中日戦から 8連勝。2005年 8月17日の横浜戦-2006年 7月15日の中日戦での 8連勝と並ぶ球団最長となった。
◎…同球場での中日戦は昨年 4月 2日から10連勝。2004年 8月24日-2006年 8月16日の対横浜11連勝( 1分けを挟む)、2010年 8月14日-2013年 8月18日の対ヤクルト11連勝(継続中)に次いで 2年ぶり 3度目。
3回裏阪神一死 3塁、先制の左前適時打を放ったランディ・メッセンジャー投手=京セラドーム大阪
ランディ・メッセンジャー投手が先制タイムリーを放った。 3回一死 3塁から中日先発バルデスから左前へ。直前に長打を放ち、激走で 3塁を陥れていた好女房の藤井が生還した。
「打ったのはストレート。フジイサンが 3塁打を打って塁上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために、自分がヒットを打ってホームへ返したかったんだ。打てて良かったよ」。先制点を自らで呼び込み笑顔を浮かべた。
日米通算1000奪三振達成するも 1失点したランディ・メッセンジャー投手はベンチで浮かない表情を見せた=京セラドーム大阪
ランディ・メッセンジャー投手が 6回 5安打 7奪三振 1失点で降板した。
中 4日登板のメッセンジャーは 4回まで 1安打投球。 1点リードの 5回一死満塁のピンチでは、バルデス、遠藤を連続空振り三振。
しかし 6回一死 1、 3塁で和田の 3ゴロ間に 1点を失い同点とされる。二死 1塁で森野を空振り三振に仕留め日米通算1000奪三振を達成したが、同点にされたショックか表情はさえず。その裏の打席で代打中谷がコールされ、 115球で降板。 8勝目はならなかった。
8勝目はお預けとなったランディ・メッセンジャー投手だが、日米通算1000奪三振に到達した=京セラドーム大阪
13日の34歳の誕生日の前祝いとはいかなった。 3度目の正直での 8月初白星はお預けとなった。それでも、助っ人の投打に渡る活躍が虎を勝利に導いた。日米通算1000奪三振&先制打。メッセンジャーは少しだけ、溜飲を下げた。
「チームが勝ったから。それがすべて」
今季 4度目となる中 4日のマウンドで、 150キロ前後の剛球を軸に 6回 5安打 1失点。 6回に同点に追いつかれ、なおも二死 1塁では森野をフルカウントから低めのカーブで空転させた。この日、 7個目の三振を奪い、日米通算11年目での大台(メジャー 120、日本 880)に到達した。
「気にしていないよ」
本人は意に介さなかったが、 2年連続奪三振王に輝いた男の真骨頂が垣間見えた瞬間だった。バットでも、両軍無得点の 3回一死 3塁で先発・バルデスから左前適時打。今季 3本目の安打が初タイムリーにつながった。
6回、森野を空振り三振に斬って、日米通算1000奪三振=京セラドーム大阪
来日 6年目を迎え、日本球界で確固たる地位を築き上げた。前日11日の試合前。まだスタンドにファンがいない中、 3塁ベンチに足を運んだ。「会いたい」と関係者を通じて、“ラブコール”を送られていた大野と対面するためだった。
大野:「今年からメッセンジャーさんのような叩きつけるフォークを理想にして、使わせていただいています」
メッセ:「全然問題ない。頑張ってよ!!」
わざわざ、決め球拝借の許可を取ってきた竜のエースに笑顔で応対。いまでは他球団の選手からも理想像に掲げられる存在になった。
「とにかくチームが勝った。それがすべて」
同じ言葉を繰り返し、帰路についた右腕。次戦は18日の巨人戦(東京D)だ。中 5日でカード頭を任され、宿敵に立ち向かう。今度こそ、圧倒的な投球で勝ち星をつかみにいく。
7回のマウンドに上がった 2番手・安藤優也投手=京セラドーム大阪
7回から登板した 2番手・安藤優也投手がきっちりと三者凡退に抑えた。「リズムよく 3人で斬ることができてよかった」。 8月 2日のヤクルト戦以来、自身 4試合ぶりの被安打ゼロ。「福(福原)さん、スンファンにつなぐのが僕の仕事」。相手に流れを渡さず、チームの 4連勝に貢献した。
8回のマウンドに上がった 3番手・福原忍投手=京セラドーム大阪
阪神の 3番手・福原忍投手が今季 5勝目を挙げた。「 3人で抑えられてよかった」。 1番・遠藤から始まる相手打線を 3人でピシャリ。その裏にチームが勝ち越し、能見と並ぶ球団13位タイの通算82勝目を手に入れた。「みんな大変だけど、これを継続していければ。頑張ります」。中継ぎリーダーがこれからも必勝リレーを引っ張っていく。
9回から登板し、日韓通算 350セーブを達成した呉昇桓投手=京セラドーム大阪
呉昇桓投手が日韓通算 350セーブを達成した。 3- 1で迎えた 9回に登場し、平田、和田、森野を封じ 3者凡退に抑えた。今季34セーブを数え、リーグトップを独走中だ。大記録達成にも「 350セーブという数字には大きい意味はないと思う。残り40試合に集中していきたい」と切り替えた。
日本球界では73セーブ、韓国球界では 277セーブを挙げている。
試合終了後の電光掲示版に栄誉をたたえる文字が浮かび上がった。「祝 日韓通算 350セーブ」-。呉昇桓が新たな境地にたどり着いた。
「久しぶりに 3人で終われたことがよかった。最近、走者を出すことが多かったから」
2点リードの 9回。定位置でバトンを受け、先頭の平田を 148キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、登板 3試合ぶりの三者凡退だ。今季34セーブ目。自然と表情もほころんだ。
3人斬りで日韓通算 350セーブをあげた呉昇桓投手=京セラドーム大阪
日韓通算11年目での金字塔(韓国 277、日本73)は周囲の支えがあったからこそ、達成できた。今月上旬。韓国サムスンで長年バッテリーを組んだ陳甲龍(チン・ガビョン)が41歳で現役を引退した。2008年の北京五輪の金メダリストで自身を新人王に導いてくれるなど、多くの助言をもらってきた恩人だ。
「長くバッテリー組み過ぎて、何が一番というのは言えないよ」
引退会見が終わると、すぐに連絡して、感謝の意を伝えた。そして、秋には、異国の地でのV報告をするつもりだ。
「 350セーブに大きな意味は感じない。でも、残り40試合をもっと集中して投げたい」
求めるのは優勝のみ。守護神は心底、歓喜の瞬間を欲している。
凄い!またまた連勝だ!これは本物ではないだろうか?これかも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
8月12日現在順位表
8月12日現在対戦表
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