14日神宮球場でヤクルト-阪神17回戦が行われ、阪神が 8、 9回に 1点ずつ追加して 6連勝。先発藤浪が 3年連続 2ケタ勝利に到達。ヤクルトは 8回に 1点返すも 2連敗で古野が 3敗目。次戦への影響が心配だ。 4点リードの 8回に起用した歳内宏明投手(22)と高宮和也投手(33)が走者をため、安藤優也投手(37)に交代。同じく 4点リードの 9回も岩本輝投手(22)が連打を浴びて、 4日連続となる呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)を投入するはめになった。和田豊監督(52)は首をかしげた。勝ちパターン以外のリリーフが機能せず、ベテランと守護神に負担。中西清起投手コーチ(53)もクギを刺した。
ドラフト 3位江越大賀外野手(22=駒澤大學)が 2試合ぶりのスタメン起用に、同点 5号ソロ本塁打で応えた。 3回に、先頭でヤクルト古野の 138キロを捉えた。打った瞬間に神宮の左半分は沸き上がり、本塁打を確信。打球は左翼スタンド中段に飛び込んだ。 7月29日中日戦(ナゴヤドーム)以来、13試合ぶりの 1発となった。威勢よく投げられたバットが、打球の行き先を示した。美しい放物線を描いて、虎党の待つ左翼席へ。先制された直後にひと振りで同点。阪神・江越が流れを変えた。大きな戦力であることは“エゴ神話”が証明する。虎党の歓喜を浴びながら、最後にグラウンドを後にしたルーキー。吹っ切れたような、さわやかな表情が爆発を予感させた。
おもしろいように打球が人工芝の上で跳ねた。守備のイメージが強い大和外野手(27)がバットでも魅せた。 7日のDeNA戦(横浜)以来となる今季 2度目の猛打賞を決めても、勢いは止まらない。 9回にはオンドルセクからエンドラン成功となる左前打。ダメ押し点をおぜん立てした。昨年 7月11日の巨人戦(東京D)以来となる、 1試合 4安打の固め打ちだった。守備は一流だが、打撃はちょっと…の評価をくつがえすべく、昨年から掛布DCからスイングの前からトップの位置を早く作るようにアドバイスを受けてきた。開幕から 1割台に低迷していた打率はまだ 0.212に上がっただけだが、確実に上昇の気配だ。
阪神の 3番福留孝介外野手(38)と 4番マウロ・ゴメス内野手(30)が抜群のコンビネーションで、貴重な追加点をもたらせた。まずは 2点リードで迎えた 5回無死 2塁で打席に入った福留だ。そこまで併殺打と空振り三振に倒れていた福留は、初球をバントで 3塁方向に転がした。昨年 9月 4日DeNA戦(甲子園)以来の犠打で一死 3塁の好機を形成。ゴメスは右前にポトリと落とす適時打で続いた。立ち直りの兆しを見せる先発藤浪にとっても、大きな 1点の援護になった。仮に中村が「H」ランプを灯していれば、試合は壊れる可能性もあっただけに、和田監督は「相当、晋太郎が苦しいときにあのプレーは大きかった」と最敬礼した。
走塁ミスを犯したマウロ・ゴメス内野手(30)が、おわびの適時打を放った。 2試合連続のマルチ安打&打点と好調だが、序盤には痛いミス。 2回先頭で 2塁打を放ちながら、続くマット・マートン外野手(33)の遊ゴロで飛び出した。暴走で 3塁憤死すると、直後に 1塁に残ったマートンもけん制死。助っ人コンビで流れを手放しかねなかった。
鶴岡一成捕手(38)が 4回に同点打を放った。二死 1、 3塁で古野のフォークをうまくとらえ、 3塁線を破る 2塁打にした。 3回に藤浪の投球を止めきれず、暴投で失点したが、すぐさま自らの一打でミスを取り返し、直後の藤浪の 2点打も呼びこんだ。 6人が登板した投手陣を見事に引っ張った。
藤浪晋太郎投手(21)が自らを助ける勝ち越し 2点適時 2塁打を放った。 3回まで 5四球を与えるなど、精彩を欠いて 2失点。マウンド上でも不満げな表情を見せていたが、 4回にバットでお返しした。前を打つ 8番鶴岡が同点の適時 2塁打。なおも二死 2、 3塁のチャンスで、続けざまの初球を 3塁線へ運んだ。飛びついた 3塁川端も及ばず、打球は左翼線を転々。その間に 2者が生還した。 7月 5日DeNA戦(横浜)以来の打点で、今季 6打点目となった。藤浪晋太郎投手がリーグ最速の今季10勝目を挙げた。 0- 0で迎えた 2回には押し出し四球で先制。 1- 1と同点になった直後の 3回には暴投で勝ち越しを許すなど、制球が定まらずに苦しんだ。しかし自らのバットで勝ち越し 2点適時打を生み出すと立ち直り、 4回以降はゼロを並べた。自らのバットでリードすると、見違えるような投球を披露した。ハーラー単独トップの10勝目で、首位を争うヤクルト、巨人とのロード初戦を制した。藤浪が勝ち投手になった 8日のDeNA戦(横浜)から始まった連勝街道。夏のロード 6連勝は1975年以来、40年ぶりだ。10年ぶりのリーグ優勝へ、自身もチームもさらに加速していく。
8回一死 1、 2塁で登板した安藤がヤクルトの反撃を止めた。代打・大引に変化球を低めに制球して左飛。続く中村に右前にポトリと落ちる適時打を許したが、二死 1、 3塁で代打・森岡を見逃し三振にしとめた。
守護神の呉昇桓が 3者連続三振でリーグ断トツの36セーブ目を挙げた。 4点リードの 9回、岩本が無死 1、 2塁のピンチをつくり急きょマウンドに。ヤクルト山田、畠山、雄平のクリーンアップに、貫禄の16球で 3者連続空振り三振。チームを 6連勝に導いた。残り38試合を残し、早くも昨年セーブ王のタイトルを獲得した39セーブにあと「3」と迫った。記事をまとめてみました。
<ヤクルト 3- 7阪神>17回戦◇14日◇神宮球場
ヤクルトは 2回二死満塁から押し出し四球で先制。阪神は 3回、江越の 5号ソロで同点。その裏にヤクルトが暴投で 1点勝ち越し。
阪神は 4回二死 1、 3塁から鶴岡の同点適時 2塁打と藤浪の 2点 2塁打で逆転。 5回は一死 3塁、ゴメスの右前打で 3点差とした。
阪神が 8、 9回に 1点ずつ追加して 6連勝。先発藤浪が 3年連続 2ケタ勝利に到達。ヤクルトは 8回に 1点返すも 2連敗で古野が 3敗目。
リーグ10勝一番乗りを果たし、呉昇桓投手(右)からウイニングボールを受け取る藤浪晋太郎投手=神宮球場
次戦への影響が心配だ。 4点リードの 8回に起用した歳内宏明投手と高宮和也投手が走者をため、安藤優也投手に交代。同じく 4点リードの 9回も岩本輝投手が連打を浴びて、 4日連続となる呉昇桓投手を投入するはめになった。和田豊監督は「(呉は)休ませたかったな」と首をかしげた。勝ちパターン以外のリリーフが機能せず、ベテランと守護神に負担。中西投手コーチも「呉昇桓は、あすは使えないかも。若い投手がしっかりしてくれないと。ベテランが頑張っているんだから」とクギを刺した。
3回表阪神、ドラフト 3位江越大賀外野手はソロ本塁打を放った=神宮球場
ドラフト 3位江越大賀外野手が 2試合ぶりのスタメン起用に、同点 5号ソロ本塁打で応えた。
1点ビハインドで迎えた 3回に、先頭でヤクルト古野の 138キロを捉えた。打った瞬間に神宮の左半分は沸き上がり、本塁打を確信。打球は左翼スタンド中段に飛び込んだ。「バットの先の方でしたが、打った瞬間に(スタンドへ)行ったと思いました。今日は甘い球を 1球で捉えられるように意識していました」と振り返った。 7月29日中日戦(ナゴヤドーム)以来、13試合ぶりの 1発となった。
威勢よく投げられたバットが、打球の行き先を示した。美しい放物線を描いて、虎党の待つ左翼席へ。先制された直後にひと振りで同点。阪神・江越が流れを変えた。
「点の取られ方もよくなかったので、すぐ同点にできてよかったです」
江越大賀外野手は 3回、流れを引き戻す 5号ソロを左翼席に運ぶ=神宮球場
0- 1の 3回先頭で、古野のスライダーをとらえた。左越えの 5号ソロ。13試合ぶりの一発で振り出しに戻した。序盤のチームは走塁ミスなどで好機を逸し、押し出し四球で先制点を献上。連勝の勢いが消えかねないところで、ムードを変えた。これで、打点を挙げれば10戦全勝。不敗神話はやはり生きていた。
「(打点のことは)知っています。意識はしていませんけど、チームに貢献できていることはいいと思います」
前日13日の中日戦(京セラD)では、19試合ぶりにスタメンを外れた。代打で出場も、終盤の好機で投ゴロ。前の 3試合も無安打で、この 2日間は和田監督から指導を受けた。ミートポイントの確認と同時に、打席での考え方についても助言を受けた。指揮官から「考えすぎ。変化球の空振りを恐れて迷っている。変化球の空振りはOKだから、直球をしっかり振り抜け」とアドバイスされて、初心に戻った。スタメンに復帰して、初打席で満点回答してみせた。
3回、本塁打を放った江越大賀外野手=神宮球場
「きのう、監督に『自分のポイントで思い切りいけ』といわれて。それができました」
15打席ぶりの安打は貴重な同点弾となった。しかも、駒澤大學時代に暴れた神宮での初安打。この球場での最後のアーチは、昨秋の東都大学リーグで優勝を決めた中央大學戦だ。「10月21日かな。(現ソフトバンクの)島袋からです。ドラフトの 2日前だったので」。日付まで覚えている記念の一打。それ以来の神宮弾で再出発を飾った。
「久しぶりのヒットが本塁打になったので。あすにもつなげたいです」
大きな戦力であることは“エゴ神話”が証明する。虎党の歓喜を浴びながら、最後にグラウンドを後にしたルーキー。吹っ切れたような、さわやかな表情が爆発を予感させた。
◆データBOX◆
◎…江越が打点を挙げた試合は今季10試合あり、チームはすべて勝っている。打点を挙げたのは 6日の広島戦(マツダ)以来。ちなみに江越の本塁打は 7月29日の中日戦(ナゴヤD)以来で通算 5本目。
大和外野手は 4安打と大暴れ。上本が戻ってきても2番は渡さない!?=神宮球場
これでもか!! これでもか!! おもしろいように打球が人工芝の上で跳ねた。守備のイメージが強い大和外野手がバットでも魅せた。
「結果的にヒットになっただけです。藤浪の状態が良かったので。初戦が取れたのが大きい」
2打数 2安打で迎えた 5回先頭では、秋吉のスライダーをうまく引っ張った。打球は左翼手の横を抜け、快足を飛ばして 2塁へ到達。福留の犠打で 3進し、ゴメスの右前へのポテンヒットで悠々と 5点目のホームを踏んだ。
7日のDeNA戦(横浜)以来となる今季 2度目の猛打賞を決めても、勢いは止まらない。 9回にはオンドルセクからエンドラン成功となる左前打。ダメ押し点をおぜん立てした。昨年 7月11日の巨人戦(東京D)以来となる、 1試合 4安打の固め打ちだった。
5回、安打を放った大和外野手=神宮球場
守備は一流だが、打撃はちょっと…の評価をくつがえすべく、昨年から掛布DCからスイングの前からトップの位置を早く作るようにアドバイスを受けてきた。開幕から 1割台に低迷していた打率はまだ 0.212に上がっただけだが、確実に上昇の気配だ。
和田監督も「大和が元気になってきた」と復調の兆しを感じとった。 6日に 2塁レギュラーの上本が骨盤を骨折し、出場選手登録を抹消された。昨季中堅でゴールデングラブ賞を獲得した名手が 2塁手に指名されたが、もともと本職だけに難なくこなしている。
9日には第 1子となる男の子が生まれた。一家の大黒柱だけにやる気をみなぎらせている。「これからも 2番としてしっかり仕事をしたい」。守備の男が打撃でも実力を証明する。
◆データBOX◆
◎…大和が今季初の 4安打。猛打賞は 8月 7日のDeNA戦(横浜)以来、今季 2度目。通算23度目。ちなみに 4安打は昨年 7月11日の巨人戦(東京D)以来、通算 3度目。
5回表阪神無死 2塁、 3塁線に送りバントを決めた阪神の 3番福留孝介外野手=神宮球場
阪神の 3番福留孝介外野手と 4番マウロ・ゴメス内野手(30)が抜群のコンビネーションで、貴重な追加点をもたらせた。
まずは 2点リードで迎えた 5回無死 2塁で打席に入った福留だ。そこまで併殺打と空振り三振に倒れていた福留は、初球をバントで 3塁方向に転がした。昨年 9月 4日DeNA戦(甲子園)以来の犠打で一死 3塁の好機を形成。ゴメスは右前にポトリと落とす適時打で続いた。立ち直りの兆しを見せる先発藤浪にとっても、大きな 1点の援護になった。
ゴメスは「フクドメサンがバントでランナーを 3塁に進めてくれたおかげで、気楽に打席に入ることができたよ。追い込まれていた状況だったけれど、点を取れるバッティングができて良かったね」と福留に感謝した。
福留孝介外野手は 5回、今季初の犠打を決めて 5点目を演出した=神宮球場
福留が飛んだ。絶妙に転がした。ぶ厚い雨雲の下、今季、神宮最多 3万1731人の視線を一身に集めた。手負いであることは誰もが気づいている。もどかしい思いを宿らせながら、フォア・ザ・チームに徹していた。
「(好捕は)自分としては普通だよ。そんなに難しいことじゃない。自分でやれることをやっているだけですよ」
前夜の中日戦はスタメンを狩野に任せたが、いつもの「 3番・右翼」に戻った。
まずは 2回一死 1、 2塁の守備。 8番・中村のフラフラと上がった飛球に猛ダッシュ。体を目いっぱい伸ばして飛びついた。その後、藤浪は押し出し四球で1点を失ったが、仮に中村が「H」ランプを灯していれば、試合は壊れる可能性もあっただけに、和田監督は「相当、晋太郎が苦しいときにあのプレーは大きかった」と最敬礼した。
福留孝介外野手は 2回には鮮やかなダイビングキャッチでピンチ拡大を阻止=神宮球場
さらに 4- 2の 5回無死 2塁では自らの判断で今季初犠打。「どうやったら一番(点を)とれるか。その確率を考えた」。神宮がどよめく中、大和を三進させ、ゴメスの適時打につなげた。
11日の中日戦(京セラD)でスイングした際に右手中指を負傷。バットを握れても、インパクトの瞬間にズレがあった。
患部の治癒は日にち薬。だから、背伸びはしない。そんな姿勢に野球の神様は振り向いた。
9回二死 1、 3塁。オンドルセクの初球カットボールを右前適時打。 1回一死 1塁で 2ゴロ併殺、 3回二死 1、 2塁で空振り三振に倒れた悔しさが、少し和らいだ。
「出ないよりは、出る方がいい」
いやいや、これで満足できるか! ベテランの頼もしい背中に、そう刻まれていた。
5回、適時打を放ったマウロ・ゴメス内野手=神宮球場
走塁ミスを犯したマウロ・ゴメス内野手が、おわびの適時打を放った。「追い込まれた状況だったけど、点を取れる打撃ができてよかった」。 4- 2の 5回一死 3塁で右前へ。外角低めのボール球のスライダーに食らいついた。 2試合連続のマルチ安打&打点と好調だが、序盤には痛いミス。 2回先頭で 2塁打を放ちながら、続くマット・マートン外野手の遊ゴロで飛び出した。暴走で 3塁憤死すると、直後に 1塁に残ったマートンもけん制死。助っ人コンビで流れを手放しかねなかった。
鶴岡一成捕手は四回、同点となる適時打を放った=神宮球場
鶴岡一成捕手が 4回に同点打を放った。二死 1、 3塁で古野のフォークをうまくとらえ、 3塁線を破る 2塁打にした。
「前の回に自分の守備で点を与えてしまったので、なんとか取り返そうという気持ちでした」
3回に藤浪の投球を止めきれず、暴投で失点したが、すぐさま自らの一打でミスを取り返し、直後の藤浪の 2点打も呼びこんだ。
守備では序盤苦しんでいた藤浪を必死にリード。腕の位置を高く上げることなどアドバイスを送り、 4回以降の修正を手助けした。
「初回から全然できていなかったから、感じたことを言った。(藤浪は)悪いなりに対応能力があるからすごいね」。 6人が登板した投手陣を見事に引っ張った。
4回表阪神二死 2、 3塁、左翼線に勝ち越し 2点適時 2塁打を放った藤浪晋太郎投手=神宮球場
藤浪晋太郎投手が自らを助ける勝ち越し 2点適時 2塁打を放った。 3回まで 5四球を与えるなど、精彩を欠いて 2失点。マウンド上でも不満げな表情を見せていたが、 4回にバットでお返しした。
前を打つ 8番鶴岡が同点の適時 2塁打。なおも二死 2、 3塁のチャンスで、続けざまの初球を 3塁線へ運んだ。飛びついた 3塁川端も及ばず、打球は左翼線を転々。その間に 2者が生還した。
「思い切って振ったらうまくバットに引っかかってくれて、それがいいところに飛んでくれました」。 7月 5日DeNA戦(横浜)以来の打点で、今季 6打点目となった。
お立ち台で淡々と質問に答える藤浪晋太郎投手=神宮球場
藤浪晋太郎投手がリーグ最速の今季10勝目を挙げた。 0- 0で迎えた 2回には押し出し四球で先制。 1- 1と同点になった直後の 3回には暴投で勝ち越しを許すなど、制球が定まらずに苦しんだ。しかし自らのバットで勝ち越し 2点適時打を生み出すと立ち直り、 4回以降はゼロを並べた。
松坂大輔以来となる新人から 3年連続 2桁勝利を達成。球団では江夏豊以来 2人目の快挙でもある。「今年はイニングをきっちり投げられていますし、 1つ 1つが内容の濃い勝ち星になっていると思います」と振り返った。
藤浪晋太郎投手は中盤以降は鮮やかな投球。10勝目をあげた=神宮球場
優勝イケイケロードの初戦獲ったで! 阪神は首位を争うヤクルトに 7- 3で快勝。藤浪晋太郎投手は立ち上がりこそ悪かったものの、 4回に自らV打を放つと以降は立ち直り、ハーラー単独トップとなる10勝目。虎の高卒投手がデビューから 3年連続 2桁勝利をあげるのは、1967-69年の江夏豊以来。チームは今季 2度目の 6連勝で貯金「8」。首位を快走や!
真夏の神宮を花火とともに投打で彩った。 7回 2失点&決勝打。藤浪がリーグ10勝一番乗りで、チームを今季最多タイの 6連勝に導いた。
「野手の方に援護してもらったので感謝したいです。最低限の仕事ができてよかったです」
序盤は制球に苦しんだ。 2回、先頭・雄平とデニングの連続打で無死 1、 2塁。二死としたあと、投手の古野への四球で満塁とすると、三輪にストレートの押し出し四球を与えた。 1- 1の同点に追いついた直後の 3回には、一死 3塁から暴投で失点した。
本職のピッチングでは自滅気味。だが、汚名返上のチャンスを逃さなかった。 4回、鶴岡の適時 2塁打で再び同点。なお二死 2、 3塁で、藤浪は古野の初球を狙った。
「得点圏だったので打ちたい気持ちもあったけど、あまり深く考えず、流れに乗りました」
低めのシュートをとらえると、 3塁線を破る勝ち越しの 2点 2塁打だ。
序盤は制球に苦しんで納得のいかない表情の藤浪晋太郎投手=神宮球場
自らのバットでリードすると、見違えるような投球を披露した。「バランス、イメージ、リリースのポイントやタイミングを意識した。カットボールでストライクが取れるようになった」。変化球主体に切り替え、 3回まで 5四球も 4回以降は無四球。投球練習では片足で飛び跳ねながらフォームを確認するなど、修正に成功した。
ルーキーイヤーの10勝、昨季の11勝に続き大台到達。高卒 1年目から 3年連続 2桁勝利は2001年の松坂(当時西武、現ソフトバンク)、阪神では1969年の江夏氏以来の快挙だ。和田監督は「 1年目からしっかりとローテを守った上での 3年連続。立派だと思う」と評価する。本人は「周りの方に支えてもらいながらここまできた。でも、通過点でしかない」と慢心はない。
中 5日で 122球。疲労が蓄積しやすい夏場を戦っている。「中 5日も中 6日も関係ない。大丈夫です」とキッパリ。藤浪にとって、夏のスタミナ源のひとつが牛乳だ。中学時代には練習から帰宅すると、牛乳パックをいつも飲み干していた。「今はそのまま飲むことはなくなりましたけどね」というが、今もコーンフレークなどにかけて栄養補給している。
ハーラー単独トップの10勝目で、首位を争うヤクルト、巨人とのロード初戦を制した。
「チームはいい状況なので、これからもどんどん勝っていければいい」
藤浪が勝ち投手になった 8日のDeNA戦(横浜)から始まった連勝街道。夏のロード 6連勝は1975年以来、40年ぶりだ。10年ぶりのリーグ優勝へ、自身もチームもさらに加速していく。
8回、投球する安藤優也投手=神宮球場
8回一死 1、 2塁で登板した安藤がヤクルトの反撃を止めた。「点差があったし、 1点くらいはいいという気持ち。(最初の打者を打ち取ったのが)大きかったです」。代打・大引に変化球を低めに制球して左飛。続く中村に右前にポトリと落ちる適時打を許したが、二死 1、 3塁で代打・森岡を見逃し三振にしとめた。 4試合連続無失点。ピンチでの出番が目立つが、期待に応えている。
9回無死 1、 3塁で登板し、 3者三振で締めた呉昇桓投手=神宮球場
守護神の呉昇桓が 3者連続三振でリーグ断トツの36セーブ目を挙げた。 4点リードの 9回、岩本が無死 1、 2塁のピンチをつくり急きょマウンドに。ヤクルト山田、畠山、雄平のクリーンアップに、貫禄の16球で 3者連続空振り三振。チームを 6連勝に導いた。
6連投で 6試合連続セーブとなったが「先発が長いイニングを投げてくれてるので。疲れはそこまで」と涼しげな表情。残り38試合を残し、早くも昨年セーブ王のタイトルを獲得した39セーブにあと「3」と迫った。
◆データBOX◆
◎…阪神が 6連勝。今季は 6月16日の北海道日本ハム戦(甲子園)から同28日のDeNA戦(同)以来。
◎…阪神の夏のロード 6連勝は、1975年 8月12日の巨人戦(後楽園)から同17日ヤクルト戦(神宮)以来。
◎…藤浪が今季10勝目。デビューした2013年から10→11勝で 3年連続 2桁勝利。高卒投手としては松坂大輔(当時西武、現ソフトバンク=16→14→15)以来。球団では江夏豊(12→25→15)以来。
流石!首位決戦!点数の取り合いで、時間が長引くばかりの試合展開!このまま行けば、今度こそ本物ではないだろうか!今日は、久しぶりに現場に乗り込みだ!これかも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
8月14日現在順位表
8月14日現在対戦表
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報
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主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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ドラフト 3位江越大賀外野手(22=駒澤大學)が 2試合ぶりのスタメン起用に、同点 5号ソロ本塁打で応えた。 3回に、先頭でヤクルト古野の 138キロを捉えた。打った瞬間に神宮の左半分は沸き上がり、本塁打を確信。打球は左翼スタンド中段に飛び込んだ。 7月29日中日戦(ナゴヤドーム)以来、13試合ぶりの 1発となった。威勢よく投げられたバットが、打球の行き先を示した。美しい放物線を描いて、虎党の待つ左翼席へ。先制された直後にひと振りで同点。阪神・江越が流れを変えた。大きな戦力であることは“エゴ神話”が証明する。虎党の歓喜を浴びながら、最後にグラウンドを後にしたルーキー。吹っ切れたような、さわやかな表情が爆発を予感させた。
おもしろいように打球が人工芝の上で跳ねた。守備のイメージが強い大和外野手(27)がバットでも魅せた。 7日のDeNA戦(横浜)以来となる今季 2度目の猛打賞を決めても、勢いは止まらない。 9回にはオンドルセクからエンドラン成功となる左前打。ダメ押し点をおぜん立てした。昨年 7月11日の巨人戦(東京D)以来となる、 1試合 4安打の固め打ちだった。守備は一流だが、打撃はちょっと…の評価をくつがえすべく、昨年から掛布DCからスイングの前からトップの位置を早く作るようにアドバイスを受けてきた。開幕から 1割台に低迷していた打率はまだ 0.212に上がっただけだが、確実に上昇の気配だ。
阪神の 3番福留孝介外野手(38)と 4番マウロ・ゴメス内野手(30)が抜群のコンビネーションで、貴重な追加点をもたらせた。まずは 2点リードで迎えた 5回無死 2塁で打席に入った福留だ。そこまで併殺打と空振り三振に倒れていた福留は、初球をバントで 3塁方向に転がした。昨年 9月 4日DeNA戦(甲子園)以来の犠打で一死 3塁の好機を形成。ゴメスは右前にポトリと落とす適時打で続いた。立ち直りの兆しを見せる先発藤浪にとっても、大きな 1点の援護になった。仮に中村が「H」ランプを灯していれば、試合は壊れる可能性もあっただけに、和田監督は「相当、晋太郎が苦しいときにあのプレーは大きかった」と最敬礼した。
走塁ミスを犯したマウロ・ゴメス内野手(30)が、おわびの適時打を放った。 2試合連続のマルチ安打&打点と好調だが、序盤には痛いミス。 2回先頭で 2塁打を放ちながら、続くマット・マートン外野手(33)の遊ゴロで飛び出した。暴走で 3塁憤死すると、直後に 1塁に残ったマートンもけん制死。助っ人コンビで流れを手放しかねなかった。
鶴岡一成捕手(38)が 4回に同点打を放った。二死 1、 3塁で古野のフォークをうまくとらえ、 3塁線を破る 2塁打にした。 3回に藤浪の投球を止めきれず、暴投で失点したが、すぐさま自らの一打でミスを取り返し、直後の藤浪の 2点打も呼びこんだ。 6人が登板した投手陣を見事に引っ張った。
藤浪晋太郎投手(21)が自らを助ける勝ち越し 2点適時 2塁打を放った。 3回まで 5四球を与えるなど、精彩を欠いて 2失点。マウンド上でも不満げな表情を見せていたが、 4回にバットでお返しした。前を打つ 8番鶴岡が同点の適時 2塁打。なおも二死 2、 3塁のチャンスで、続けざまの初球を 3塁線へ運んだ。飛びついた 3塁川端も及ばず、打球は左翼線を転々。その間に 2者が生還した。 7月 5日DeNA戦(横浜)以来の打点で、今季 6打点目となった。藤浪晋太郎投手がリーグ最速の今季10勝目を挙げた。 0- 0で迎えた 2回には押し出し四球で先制。 1- 1と同点になった直後の 3回には暴投で勝ち越しを許すなど、制球が定まらずに苦しんだ。しかし自らのバットで勝ち越し 2点適時打を生み出すと立ち直り、 4回以降はゼロを並べた。自らのバットでリードすると、見違えるような投球を披露した。ハーラー単独トップの10勝目で、首位を争うヤクルト、巨人とのロード初戦を制した。藤浪が勝ち投手になった 8日のDeNA戦(横浜)から始まった連勝街道。夏のロード 6連勝は1975年以来、40年ぶりだ。10年ぶりのリーグ優勝へ、自身もチームもさらに加速していく。
8回一死 1、 2塁で登板した安藤がヤクルトの反撃を止めた。代打・大引に変化球を低めに制球して左飛。続く中村に右前にポトリと落ちる適時打を許したが、二死 1、 3塁で代打・森岡を見逃し三振にしとめた。
守護神の呉昇桓が 3者連続三振でリーグ断トツの36セーブ目を挙げた。 4点リードの 9回、岩本が無死 1、 2塁のピンチをつくり急きょマウンドに。ヤクルト山田、畠山、雄平のクリーンアップに、貫禄の16球で 3者連続空振り三振。チームを 6連勝に導いた。残り38試合を残し、早くも昨年セーブ王のタイトルを獲得した39セーブにあと「3」と迫った。記事をまとめてみました。
<ヤクルト 3- 7阪神>17回戦◇14日◇神宮球場
ヤクルトは 2回二死満塁から押し出し四球で先制。阪神は 3回、江越の 5号ソロで同点。その裏にヤクルトが暴投で 1点勝ち越し。
阪神は 4回二死 1、 3塁から鶴岡の同点適時 2塁打と藤浪の 2点 2塁打で逆転。 5回は一死 3塁、ゴメスの右前打で 3点差とした。
阪神が 8、 9回に 1点ずつ追加して 6連勝。先発藤浪が 3年連続 2ケタ勝利に到達。ヤクルトは 8回に 1点返すも 2連敗で古野が 3敗目。
リーグ10勝一番乗りを果たし、呉昇桓投手(右)からウイニングボールを受け取る藤浪晋太郎投手=神宮球場
次戦への影響が心配だ。 4点リードの 8回に起用した歳内宏明投手と高宮和也投手が走者をため、安藤優也投手に交代。同じく 4点リードの 9回も岩本輝投手が連打を浴びて、 4日連続となる呉昇桓投手を投入するはめになった。和田豊監督は「(呉は)休ませたかったな」と首をかしげた。勝ちパターン以外のリリーフが機能せず、ベテランと守護神に負担。中西投手コーチも「呉昇桓は、あすは使えないかも。若い投手がしっかりしてくれないと。ベテランが頑張っているんだから」とクギを刺した。
3回表阪神、ドラフト 3位江越大賀外野手はソロ本塁打を放った=神宮球場
ドラフト 3位江越大賀外野手が 2試合ぶりのスタメン起用に、同点 5号ソロ本塁打で応えた。
1点ビハインドで迎えた 3回に、先頭でヤクルト古野の 138キロを捉えた。打った瞬間に神宮の左半分は沸き上がり、本塁打を確信。打球は左翼スタンド中段に飛び込んだ。「バットの先の方でしたが、打った瞬間に(スタンドへ)行ったと思いました。今日は甘い球を 1球で捉えられるように意識していました」と振り返った。 7月29日中日戦(ナゴヤドーム)以来、13試合ぶりの 1発となった。
威勢よく投げられたバットが、打球の行き先を示した。美しい放物線を描いて、虎党の待つ左翼席へ。先制された直後にひと振りで同点。阪神・江越が流れを変えた。
「点の取られ方もよくなかったので、すぐ同点にできてよかったです」
江越大賀外野手は 3回、流れを引き戻す 5号ソロを左翼席に運ぶ=神宮球場
0- 1の 3回先頭で、古野のスライダーをとらえた。左越えの 5号ソロ。13試合ぶりの一発で振り出しに戻した。序盤のチームは走塁ミスなどで好機を逸し、押し出し四球で先制点を献上。連勝の勢いが消えかねないところで、ムードを変えた。これで、打点を挙げれば10戦全勝。不敗神話はやはり生きていた。
「(打点のことは)知っています。意識はしていませんけど、チームに貢献できていることはいいと思います」
前日13日の中日戦(京セラD)では、19試合ぶりにスタメンを外れた。代打で出場も、終盤の好機で投ゴロ。前の 3試合も無安打で、この 2日間は和田監督から指導を受けた。ミートポイントの確認と同時に、打席での考え方についても助言を受けた。指揮官から「考えすぎ。変化球の空振りを恐れて迷っている。変化球の空振りはOKだから、直球をしっかり振り抜け」とアドバイスされて、初心に戻った。スタメンに復帰して、初打席で満点回答してみせた。
3回、本塁打を放った江越大賀外野手=神宮球場
「きのう、監督に『自分のポイントで思い切りいけ』といわれて。それができました」
15打席ぶりの安打は貴重な同点弾となった。しかも、駒澤大學時代に暴れた神宮での初安打。この球場での最後のアーチは、昨秋の東都大学リーグで優勝を決めた中央大學戦だ。「10月21日かな。(現ソフトバンクの)島袋からです。ドラフトの 2日前だったので」。日付まで覚えている記念の一打。それ以来の神宮弾で再出発を飾った。
「久しぶりのヒットが本塁打になったので。あすにもつなげたいです」
大きな戦力であることは“エゴ神話”が証明する。虎党の歓喜を浴びながら、最後にグラウンドを後にしたルーキー。吹っ切れたような、さわやかな表情が爆発を予感させた。
◆データBOX◆
◎…江越が打点を挙げた試合は今季10試合あり、チームはすべて勝っている。打点を挙げたのは 6日の広島戦(マツダ)以来。ちなみに江越の本塁打は 7月29日の中日戦(ナゴヤD)以来で通算 5本目。
大和外野手は 4安打と大暴れ。上本が戻ってきても2番は渡さない!?=神宮球場
これでもか!! これでもか!! おもしろいように打球が人工芝の上で跳ねた。守備のイメージが強い大和外野手がバットでも魅せた。
「結果的にヒットになっただけです。藤浪の状態が良かったので。初戦が取れたのが大きい」
2打数 2安打で迎えた 5回先頭では、秋吉のスライダーをうまく引っ張った。打球は左翼手の横を抜け、快足を飛ばして 2塁へ到達。福留の犠打で 3進し、ゴメスの右前へのポテンヒットで悠々と 5点目のホームを踏んだ。
7日のDeNA戦(横浜)以来となる今季 2度目の猛打賞を決めても、勢いは止まらない。 9回にはオンドルセクからエンドラン成功となる左前打。ダメ押し点をおぜん立てした。昨年 7月11日の巨人戦(東京D)以来となる、 1試合 4安打の固め打ちだった。
5回、安打を放った大和外野手=神宮球場
守備は一流だが、打撃はちょっと…の評価をくつがえすべく、昨年から掛布DCからスイングの前からトップの位置を早く作るようにアドバイスを受けてきた。開幕から 1割台に低迷していた打率はまだ 0.212に上がっただけだが、確実に上昇の気配だ。
和田監督も「大和が元気になってきた」と復調の兆しを感じとった。 6日に 2塁レギュラーの上本が骨盤を骨折し、出場選手登録を抹消された。昨季中堅でゴールデングラブ賞を獲得した名手が 2塁手に指名されたが、もともと本職だけに難なくこなしている。
9日には第 1子となる男の子が生まれた。一家の大黒柱だけにやる気をみなぎらせている。「これからも 2番としてしっかり仕事をしたい」。守備の男が打撃でも実力を証明する。
◆データBOX◆
◎…大和が今季初の 4安打。猛打賞は 8月 7日のDeNA戦(横浜)以来、今季 2度目。通算23度目。ちなみに 4安打は昨年 7月11日の巨人戦(東京D)以来、通算 3度目。
5回表阪神無死 2塁、 3塁線に送りバントを決めた阪神の 3番福留孝介外野手=神宮球場
阪神の 3番福留孝介外野手と 4番マウロ・ゴメス内野手(30)が抜群のコンビネーションで、貴重な追加点をもたらせた。
まずは 2点リードで迎えた 5回無死 2塁で打席に入った福留だ。そこまで併殺打と空振り三振に倒れていた福留は、初球をバントで 3塁方向に転がした。昨年 9月 4日DeNA戦(甲子園)以来の犠打で一死 3塁の好機を形成。ゴメスは右前にポトリと落とす適時打で続いた。立ち直りの兆しを見せる先発藤浪にとっても、大きな 1点の援護になった。
ゴメスは「フクドメサンがバントでランナーを 3塁に進めてくれたおかげで、気楽に打席に入ることができたよ。追い込まれていた状況だったけれど、点を取れるバッティングができて良かったね」と福留に感謝した。
福留孝介外野手は 5回、今季初の犠打を決めて 5点目を演出した=神宮球場
福留が飛んだ。絶妙に転がした。ぶ厚い雨雲の下、今季、神宮最多 3万1731人の視線を一身に集めた。手負いであることは誰もが気づいている。もどかしい思いを宿らせながら、フォア・ザ・チームに徹していた。
「(好捕は)自分としては普通だよ。そんなに難しいことじゃない。自分でやれることをやっているだけですよ」
前夜の中日戦はスタメンを狩野に任せたが、いつもの「 3番・右翼」に戻った。
まずは 2回一死 1、 2塁の守備。 8番・中村のフラフラと上がった飛球に猛ダッシュ。体を目いっぱい伸ばして飛びついた。その後、藤浪は押し出し四球で1点を失ったが、仮に中村が「H」ランプを灯していれば、試合は壊れる可能性もあっただけに、和田監督は「相当、晋太郎が苦しいときにあのプレーは大きかった」と最敬礼した。
福留孝介外野手は 2回には鮮やかなダイビングキャッチでピンチ拡大を阻止=神宮球場
さらに 4- 2の 5回無死 2塁では自らの判断で今季初犠打。「どうやったら一番(点を)とれるか。その確率を考えた」。神宮がどよめく中、大和を三進させ、ゴメスの適時打につなげた。
11日の中日戦(京セラD)でスイングした際に右手中指を負傷。バットを握れても、インパクトの瞬間にズレがあった。
患部の治癒は日にち薬。だから、背伸びはしない。そんな姿勢に野球の神様は振り向いた。
9回二死 1、 3塁。オンドルセクの初球カットボールを右前適時打。 1回一死 1塁で 2ゴロ併殺、 3回二死 1、 2塁で空振り三振に倒れた悔しさが、少し和らいだ。
「出ないよりは、出る方がいい」
いやいや、これで満足できるか! ベテランの頼もしい背中に、そう刻まれていた。
5回、適時打を放ったマウロ・ゴメス内野手=神宮球場
走塁ミスを犯したマウロ・ゴメス内野手が、おわびの適時打を放った。「追い込まれた状況だったけど、点を取れる打撃ができてよかった」。 4- 2の 5回一死 3塁で右前へ。外角低めのボール球のスライダーに食らいついた。 2試合連続のマルチ安打&打点と好調だが、序盤には痛いミス。 2回先頭で 2塁打を放ちながら、続くマット・マートン外野手の遊ゴロで飛び出した。暴走で 3塁憤死すると、直後に 1塁に残ったマートンもけん制死。助っ人コンビで流れを手放しかねなかった。
鶴岡一成捕手は四回、同点となる適時打を放った=神宮球場
鶴岡一成捕手が 4回に同点打を放った。二死 1、 3塁で古野のフォークをうまくとらえ、 3塁線を破る 2塁打にした。
「前の回に自分の守備で点を与えてしまったので、なんとか取り返そうという気持ちでした」
3回に藤浪の投球を止めきれず、暴投で失点したが、すぐさま自らの一打でミスを取り返し、直後の藤浪の 2点打も呼びこんだ。
守備では序盤苦しんでいた藤浪を必死にリード。腕の位置を高く上げることなどアドバイスを送り、 4回以降の修正を手助けした。
「初回から全然できていなかったから、感じたことを言った。(藤浪は)悪いなりに対応能力があるからすごいね」。 6人が登板した投手陣を見事に引っ張った。
4回表阪神二死 2、 3塁、左翼線に勝ち越し 2点適時 2塁打を放った藤浪晋太郎投手=神宮球場
藤浪晋太郎投手が自らを助ける勝ち越し 2点適時 2塁打を放った。 3回まで 5四球を与えるなど、精彩を欠いて 2失点。マウンド上でも不満げな表情を見せていたが、 4回にバットでお返しした。
前を打つ 8番鶴岡が同点の適時 2塁打。なおも二死 2、 3塁のチャンスで、続けざまの初球を 3塁線へ運んだ。飛びついた 3塁川端も及ばず、打球は左翼線を転々。その間に 2者が生還した。
「思い切って振ったらうまくバットに引っかかってくれて、それがいいところに飛んでくれました」。 7月 5日DeNA戦(横浜)以来の打点で、今季 6打点目となった。
お立ち台で淡々と質問に答える藤浪晋太郎投手=神宮球場
藤浪晋太郎投手がリーグ最速の今季10勝目を挙げた。 0- 0で迎えた 2回には押し出し四球で先制。 1- 1と同点になった直後の 3回には暴投で勝ち越しを許すなど、制球が定まらずに苦しんだ。しかし自らのバットで勝ち越し 2点適時打を生み出すと立ち直り、 4回以降はゼロを並べた。
松坂大輔以来となる新人から 3年連続 2桁勝利を達成。球団では江夏豊以来 2人目の快挙でもある。「今年はイニングをきっちり投げられていますし、 1つ 1つが内容の濃い勝ち星になっていると思います」と振り返った。
藤浪晋太郎投手は中盤以降は鮮やかな投球。10勝目をあげた=神宮球場
優勝イケイケロードの初戦獲ったで! 阪神は首位を争うヤクルトに 7- 3で快勝。藤浪晋太郎投手は立ち上がりこそ悪かったものの、 4回に自らV打を放つと以降は立ち直り、ハーラー単独トップとなる10勝目。虎の高卒投手がデビューから 3年連続 2桁勝利をあげるのは、1967-69年の江夏豊以来。チームは今季 2度目の 6連勝で貯金「8」。首位を快走や!
真夏の神宮を花火とともに投打で彩った。 7回 2失点&決勝打。藤浪がリーグ10勝一番乗りで、チームを今季最多タイの 6連勝に導いた。
「野手の方に援護してもらったので感謝したいです。最低限の仕事ができてよかったです」
序盤は制球に苦しんだ。 2回、先頭・雄平とデニングの連続打で無死 1、 2塁。二死としたあと、投手の古野への四球で満塁とすると、三輪にストレートの押し出し四球を与えた。 1- 1の同点に追いついた直後の 3回には、一死 3塁から暴投で失点した。
本職のピッチングでは自滅気味。だが、汚名返上のチャンスを逃さなかった。 4回、鶴岡の適時 2塁打で再び同点。なお二死 2、 3塁で、藤浪は古野の初球を狙った。
「得点圏だったので打ちたい気持ちもあったけど、あまり深く考えず、流れに乗りました」
低めのシュートをとらえると、 3塁線を破る勝ち越しの 2点 2塁打だ。
序盤は制球に苦しんで納得のいかない表情の藤浪晋太郎投手=神宮球場
自らのバットでリードすると、見違えるような投球を披露した。「バランス、イメージ、リリースのポイントやタイミングを意識した。カットボールでストライクが取れるようになった」。変化球主体に切り替え、 3回まで 5四球も 4回以降は無四球。投球練習では片足で飛び跳ねながらフォームを確認するなど、修正に成功した。
ルーキーイヤーの10勝、昨季の11勝に続き大台到達。高卒 1年目から 3年連続 2桁勝利は2001年の松坂(当時西武、現ソフトバンク)、阪神では1969年の江夏氏以来の快挙だ。和田監督は「 1年目からしっかりとローテを守った上での 3年連続。立派だと思う」と評価する。本人は「周りの方に支えてもらいながらここまできた。でも、通過点でしかない」と慢心はない。
中 5日で 122球。疲労が蓄積しやすい夏場を戦っている。「中 5日も中 6日も関係ない。大丈夫です」とキッパリ。藤浪にとって、夏のスタミナ源のひとつが牛乳だ。中学時代には練習から帰宅すると、牛乳パックをいつも飲み干していた。「今はそのまま飲むことはなくなりましたけどね」というが、今もコーンフレークなどにかけて栄養補給している。
ハーラー単独トップの10勝目で、首位を争うヤクルト、巨人とのロード初戦を制した。
「チームはいい状況なので、これからもどんどん勝っていければいい」
藤浪が勝ち投手になった 8日のDeNA戦(横浜)から始まった連勝街道。夏のロード 6連勝は1975年以来、40年ぶりだ。10年ぶりのリーグ優勝へ、自身もチームもさらに加速していく。
8回、投球する安藤優也投手=神宮球場
8回一死 1、 2塁で登板した安藤がヤクルトの反撃を止めた。「点差があったし、 1点くらいはいいという気持ち。(最初の打者を打ち取ったのが)大きかったです」。代打・大引に変化球を低めに制球して左飛。続く中村に右前にポトリと落ちる適時打を許したが、二死 1、 3塁で代打・森岡を見逃し三振にしとめた。 4試合連続無失点。ピンチでの出番が目立つが、期待に応えている。
9回無死 1、 3塁で登板し、 3者三振で締めた呉昇桓投手=神宮球場
守護神の呉昇桓が 3者連続三振でリーグ断トツの36セーブ目を挙げた。 4点リードの 9回、岩本が無死 1、 2塁のピンチをつくり急きょマウンドに。ヤクルト山田、畠山、雄平のクリーンアップに、貫禄の16球で 3者連続空振り三振。チームを 6連勝に導いた。
6連投で 6試合連続セーブとなったが「先発が長いイニングを投げてくれてるので。疲れはそこまで」と涼しげな表情。残り38試合を残し、早くも昨年セーブ王のタイトルを獲得した39セーブにあと「3」と迫った。
◆データBOX◆
◎…阪神が 6連勝。今季は 6月16日の北海道日本ハム戦(甲子園)から同28日のDeNA戦(同)以来。
◎…阪神の夏のロード 6連勝は、1975年 8月12日の巨人戦(後楽園)から同17日ヤクルト戦(神宮)以来。
◎…藤浪が今季10勝目。デビューした2013年から10→11勝で 3年連続 2桁勝利。高卒投手としては松坂大輔(当時西武、現ソフトバンク=16→14→15)以来。球団では江夏豊(12→25→15)以来。
流石!首位決戦!点数の取り合いで、時間が長引くばかりの試合展開!このまま行けば、今度こそ本物ではないだろうか!今日は、久しぶりに現場に乗り込みだ!これかも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
8月14日現在順位表
8月14日現在対戦表
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◇公式戦全試合実況速報
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貴重なファームの情報や、OBへのインタビュー等、ここでしか読めないコラムをさまざまな目線で配信! コラムは随時追加予定です!
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