20日東京ドームで巨人-阪神20回戦が行われ、巨人は一死満塁から坂本の適時打でサヨナラ勝ち。菅野が 9回 1失点で 9勝目。藤浪は力投が報われなかった。阪神は巨人に 1- 2でサヨナラ負け。打線が 9回途中まで粘投した藤浪晋太郎投手(21)を援護できなかった。 2位巨人に真夏の決戦で 3連敗を喫し、 0.5ゲーム差に迫られ、今季負け越しも決定。勝ち越しのチャンスはあったが…。 7回一死 2塁では江越に代打・伊藤隼を投入し、 1ゴロ。続く鶴岡には代打を出さず 2ゴロ。 9回一死 2塁では俊介をそのまま打たせて右飛。鶴岡の代打・新井は中飛。チグハグな代打攻勢で切り札・狩野を残したまま、藤浪を助けてやれなかった。今季のG戦は 7勝13敗で負け越しが決定。 8年連続勝ち越しなしで、 4年連続で負け越しだ。東京ドームでは2013年 8月以来の同一カード 3連敗。真夏の決戦はエースが倒れて最悪の結果に終わった。ハンパなことでは、この状況から立ち直れない。ただ、勝つしかない。
福留孝介外野手(38)が、 3試合ぶりの同点18号ソロを放った。 1点ビハインドの 4回、先頭打者で巨人菅野の甘く入った 122キロを右翼スタンドに運んだ。手がつけられなくなった 3番は、勝負をさせてもらえなかった。これで菅野に対し、今季13打数 8安打。打率 0.615と完全にカモにしている。 2位巨人に 0.5ゲーム差に迫られたが、勝負はこれから。38歳のベテランが、打撃陣を引っ張っていく。
左翼席から虎党のため息が何度ももれた。主砲マウロ・ゴメス内野手(30)が大ブレーキだ。どこかで 1本、ヒットが出ていれば…。確かに試合前までの対戦打率は 0.375( 8打数 3安打)。しかし、この日の大一番では、ことごとく 4番にチャンスが回り、凡退した。
マットマートン外野手(33)は敗戦の中、気を吐くマルチ安打をマーク。先発・菅野から 7回に左前打を放つと、 9回には中前打。ともに同点の局面で、先頭打者として役割を果たした。
藤浪晋太郎投手(21)が 141球の熱投実らず、 6敗目(10勝)を喫した。最大のヤマ場は同点で迎えた 8回一死満塁。巨人ベンチは代打高橋由を送り、勝負を仕掛けてきた。東京ドームが異様な盛り上がりを見せる中、藤浪は高橋由を空振り三振。続く村田も外角のボール球を振らせて 2者連続三振でピンチを脱した。
守護神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)が、 7月 3日のDeNA戦(横浜)以来、今季 2度目のサヨナラ打を浴びた。もっとも大事な局面で登板したクローザーまで打たれた。そんな後味の悪さが残ってしまった。記事をまとめてみました。
<巨人 2- 1阪神>20回戦◇20日◇東京ドーム
巨人は菅野、阪神は藤浪が先発。巨人は 2回二死 1塁、小林が左中間を破る適時 2塁打を放ち、先制点を挙げた。
阪神が 4回、福留の18号ソロ本塁打で同点に追いついた。両先発が好投を見せ、息詰まる投手戦を展開した。
1- 1の 9回裏、巨人は一死満塁から坂本の適時打でサヨナラ勝ち。菅野が 9回 1失点で 9勝目。藤浪は力投が報われなかった。
藤浪晋太郎投手は 9回、橋本の犠打をファンブルして悔しさに天を仰ぐ=東京ドーム
助けたれや! 阪神は巨人に 1- 2でサヨナラ負け。打線が 9回途中まで粘投した藤浪晋太郎投手を援護できなかった。チャンスはあったが、チグハグな代打攻勢もあって勝ち越せず。 2位巨人に真夏の決戦で 3連敗を喫し、 0.5ゲーム差に迫られ、今季負け越しも決定。こんなことやっとったら、首位堅持もあやういで!
9回無死満塁。最後の力を振り絞っていた藤浪は、交代を告げられて唇をかんだ。呉昇桓が片岡を抑えるも、続く坂本の打球は左中間へ。悪夢のサヨナラ負けとなった。
「マウンドに上がっている以上、最後まで投げたかった。体力的にもいける状態だった。負けてしまっては意味がない。死球もエラーも自分のミス。もったいなかった」
8回 0/3を 7安打 6四死球二失点。12奪三振、 141球の粘投は報われなかった。
藤浪晋太郎投手は 8回、村田を空振り三振に仕留めて雄たけびをあげる=東京ドーム
制球に苦しむも要所を締めた。 8回一死満塁では高橋由を空振り三振。続く村田もカットボールで空を切らせ、雄たけびをあげた。 9回先頭の小林にぶつけ、代打・橋本の犠打をファンブル(記録は犠打失策)。立岡に 1、 2塁間を破られて降板となった。相手は巨人のエース・菅野。同じ背番号19との、 1点もやれない息詰まる投げ合い。そこで負けた自分が、何よりも悔しかった。
和田監督は「よくあそこまで投げてくれた」とたたえると同時に、「その前に 1点をとってやらないと」と嘆いた。
勝ち越しのチャンスはあったが…。 7回一死 2塁では江越に代打・伊藤隼を投入し、 1ゴロ。続く鶴岡には代打を出さず 2ゴロ。 9回一死 2塁では俊介をそのまま打たせて右飛。鶴岡の代打・新井は中飛。チグハグな代打攻勢で切り札・狩野を残したまま、藤浪を助けてやれなかった。
和田豊監督(中)は高代延博コーチ(左)、平田勝男ヘッド(右)と話し合うも代打策はチグハグ…=東京ドーム
くしくも巨人は 7回に原監督がマウンドに足を運び、菅野を激励。 8回には亀井に代えて代打・高橋由と、東京ドームの空気を一変させる切り札を出した。結果は失敗(空振り三振)も、押せ押せムードを演出した。
勝った菅野がお立ち台で男泣きしたほど、両チームに重圧のかかった大一番。ならば、最後まで藤浪の闘争心にかけてもよかったのでは-。将は「そこにいくまでの過程が…。エラーもあって、あそこまでが一杯という判断」と説明したが、呉昇桓まで共倒れさせてしまった事実は否めない。
東京ドーム 6連敗となった藤浪は「大事な試合。勝ちたいと思った。次、しっかりやりたいです」と悔しさをあらわにした。和田監督は「全力を尽くした結果。こんなんでへこたれんと、またあしたからいきます」と冷静だったが…。
今季のG戦は 7勝13敗で負け越しが決定。 8年連続勝ち越しなしで、 4年連続で負け越しだ。東京ドームでは2013年 8月以来の同一カード 3連敗。真夏の決戦はエースが倒れて最悪の結果に終わった。ハンパなことでは、この状況から立ち直れない。ただ、勝つしかない。
4回表阪神無死、福留孝介外野手は右越えソロ本塁打を放った=東京ドーム
福留孝介外野手が、 3試合ぶりの同点18号ソロを放った。 1点ビハインドの 4回、先頭打者で巨人菅野の甘く入った 122キロを右翼スタンドに運んだ。「イニングの先頭だったので、とにかく塁に出ることだけを考えていました。いい形で同点にすることができて良かったです」。16日ヤクルト戦(神宮)以来のアーチで先発藤浪を援護した。
福留孝介外野手は 4回、同点となる18号ソロを放った
菅野キラーの本領を発揮した。福留が 4回、意地の一発。勝利への執念は届かなかったが、悪夢の 3タテを食らったなかで、輝きを放った。
「先頭だったので、とにかく塁に出ることだけを考えていた。タイミングが合えばと。いい投手だから、積極的にという気持ちだった」
0- 1の 4回だ。先頭で初球のカーブを思い切り叩いた。右中間への放物線は、最後にもうひと伸び。スタンド最前列に飛び込む同点本塁打となった。 3試合ぶりとなる18号ソロは、筒香(DeNA)と並んでリーグ 3位タイだ。
1試合を通して相手の脅威になり続けた。 1回は二死から左中間を破る 2塁打。 6回には二死から右翼線に再び 2塁打。今季 8度目の猛打賞をマークすると、 8回二死 2塁の勝ち越しのチャンスで、相手は敬遠を選択。手がつけられなくなった 3番は、勝負をさせてもらえなかった。これで菅野に対し、今季13打数 8安打。打率 0.615と完全にカモにしている。
1回、左中間 2塁打を放った福留孝介外野手=東京ドーム
「(藤浪)晋太郎が頑張っていたから、何とか勝ちをつけてやりたかった」
わずか 1得点に終わり、藤浪の粘投に応えられなかったことを悔やんだ。ただ、福留はこれまで21歳を援護し続けてきた。 5月27日の楽天戦(甲子園)では延長11回にサヨナラ 2ラン。10回無失点で降板していた藤浪に白星はつかなかったが、今季先発した試合で、福留は 7本塁打を放っている。次こそ打線が助ける-。エースの頑張りを無駄にはしない。
「気を抜くような戦いは1試合もない。それは全員わかっている。もう一度、ホームに帰って、しっかり準備をして。これで終わりじゃない。またあすも(試合は)続くわけだから」
2位巨人に 0.5ゲーム差に迫られたが、勝負はこれから。38歳のベテランが、打撃陣を引っ張っていく。
1回、二死 2塁の好機で右飛に倒れたマウロ・ゴメス内野手=東京ドーム
左翼席から虎党のため息が何度ももれた。主砲マウロ・ゴメス内野手が大ブレーキだ。どこかで 1本、ヒットが出ていれば…。
「なにもないよ」
試合後、G砲は力なくひと言、つぶやいただけだった。
象徴的なのは 8回だ。二死 2塁と勝ち越しのチャンスで、打席にはそれまで 1本塁打を含む 3安打の福留。巨人バッテリーは当然のように敬遠して、そこまで 3タコのゴメスと勝負した。そして内角高めの直球を空振り-。和田監督は「基本的にはゴメスは(相性は)悪くないから、菅野に対しては」とかばった。
主砲マウロ・ゴメス内野手は八回の好機に空振り三振に終わった。菅野(左)はガッツポーズ=東京ドーム
確かに試合前までの対戦打率は 0.375( 8打数 3安打)。しかし、この日の大一番では、ことごとく 4番にチャンスが回り、凡退した。
1回二死 2塁では、右飛。福留に一発が出て、押せ押せムードになった 4回には遊ゴロ。 6回二死 2塁でも空振り三振。 3番・福留が好調で打ちまくっていただけに、その“陰”が際立った。
指揮官は「きょうは 4番が打てなかったから、仕方がない」、関川打撃コーチも「(ゴメスが打てなかったのは)結果論だから。いつも打ってくれたらいいけど」と、敗戦の責任を負わせなかった。しかし、必死の 2位巨人相手に 4番が打てなくては厳しい。
これで 2試合連続無安打で、打点も5試合ない。その間、チームは 1勝 4敗と失速している。やはり、ゴメスが打たないとチームの浮上はない。もう一度、首位固めをするためにも、主砲が打つしかない。
7回、安打を放ったマットマートン外野手=東京ドーム
マットマートン外野手は敗戦の中、気を吐くマルチ安打をマーク。先発・菅野から 7回に左前打を放つと、 9回には中前打。ともに同点の局面で、先頭打者として役割を果たした。「 3連敗したけど、まだ首位というポジティブに考えられる部分がある。勝つチャンスもあった。切り替えて、あしたから頑張りたい」。 2戦連続の複数安打と好調をキープ。打率は 0.295まで上昇した。
9回裏巨人無死 1塁、藤浪晋太郎投手は代打橋本のバントを痛恨の失策。悔しそうに天を仰いだ=東京ドーム
藤浪晋太郎投手(21)が 141球の熱投実らず、 6敗目(10勝)を喫した。
最大のヤマ場は同点で迎えた 8回一死満塁。巨人ベンチは代打高橋由を送り、勝負を仕掛けてきた。
東京ドームが異様な盛り上がりを見せる中、藤浪は高橋由を空振り三振。続く村田も外角のボール球を振らせて 2者連続三振でピンチを脱した。
8回までに 137球を投じながら向かった 9回は、死球に自らの失策と安打が絡んで無死満塁。ここで交代を告げられ、最後は守護神呉昇桓が 3番坂本にサヨナラ適時打を浴びた。 9回途中 7安打12奪三振2失点の結果に「序盤は良くなかったけれど、中盤以降はランナーを出しても粘れた。でも負けてしまったので、意味がないです」。和田監督は「あそこまでよく投げてくれた」とねぎらった。
呉昇桓投手は坂本にサヨナラ打を浴びてグラウンドを後にする=東京ドーム
1- 1の 9回無死満塁。絶体絶命のピンチでマウンドを託されたが、残酷な結末が待っていた。守護神・呉昇桓投手が、 7月 3日のDeNA戦(横浜)以来、今季 2度目のサヨナラ打を浴びた。
「準備はしっかりできていた。監督、コーチが抑えてくれると判断されたのに、抑えられなかったので、残念です」
敗戦の責任を背負い込んだ。先頭の片岡こそ内角直球で一飛にねじ伏せたが、坂本にスライダーを左中間に運ばれジ・エンド。敵地の大歓声を背に、力なくベンチに引き揚げた。
山口投手コーチは「いつでもいける準備はしていた。流れもある。年に 1回あるかないか(の起用)」と説明した。しかし、一方で何度も窮地を切り抜けてきた先発・藤浪と“心中”する選択肢もあっただけに…。
もっとも大事な局面で登板したクローザーまで打たれた。そんな後味の悪さが残ってしまった。
◆データBOX◆
◎…藤浪は東京ドームでの巨人戦は 6連敗となった。昨年10月15日のCSファイナルステージ第 1戦で勝っているが、レギュラーシーズンでは2013年 8月 44日以来、勝っていない。
◎…今季、巨人戦は 7勝13敗となり、負け越し決定。 8年連続で対巨人勝ち越しなし。
◎…東京ドームで巨人戦同一カード 3連敗は今季初。2013年 8月27-29日以来。
◎… 2位と 0.5差は 8月 8日以来。
とうとう後が無くなってしまった…。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
2015年 公式戦 日程と結果(10月)
8月20日現在順位表
8月20日現在対戦表
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福留孝介外野手(38)が、 3試合ぶりの同点18号ソロを放った。 1点ビハインドの 4回、先頭打者で巨人菅野の甘く入った 122キロを右翼スタンドに運んだ。手がつけられなくなった 3番は、勝負をさせてもらえなかった。これで菅野に対し、今季13打数 8安打。打率 0.615と完全にカモにしている。 2位巨人に 0.5ゲーム差に迫られたが、勝負はこれから。38歳のベテランが、打撃陣を引っ張っていく。
左翼席から虎党のため息が何度ももれた。主砲マウロ・ゴメス内野手(30)が大ブレーキだ。どこかで 1本、ヒットが出ていれば…。確かに試合前までの対戦打率は 0.375( 8打数 3安打)。しかし、この日の大一番では、ことごとく 4番にチャンスが回り、凡退した。
マットマートン外野手(33)は敗戦の中、気を吐くマルチ安打をマーク。先発・菅野から 7回に左前打を放つと、 9回には中前打。ともに同点の局面で、先頭打者として役割を果たした。
藤浪晋太郎投手(21)が 141球の熱投実らず、 6敗目(10勝)を喫した。最大のヤマ場は同点で迎えた 8回一死満塁。巨人ベンチは代打高橋由を送り、勝負を仕掛けてきた。東京ドームが異様な盛り上がりを見せる中、藤浪は高橋由を空振り三振。続く村田も外角のボール球を振らせて 2者連続三振でピンチを脱した。
守護神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)が、 7月 3日のDeNA戦(横浜)以来、今季 2度目のサヨナラ打を浴びた。もっとも大事な局面で登板したクローザーまで打たれた。そんな後味の悪さが残ってしまった。記事をまとめてみました。
<巨人 2- 1阪神>20回戦◇20日◇東京ドーム
巨人は菅野、阪神は藤浪が先発。巨人は 2回二死 1塁、小林が左中間を破る適時 2塁打を放ち、先制点を挙げた。
阪神が 4回、福留の18号ソロ本塁打で同点に追いついた。両先発が好投を見せ、息詰まる投手戦を展開した。
1- 1の 9回裏、巨人は一死満塁から坂本の適時打でサヨナラ勝ち。菅野が 9回 1失点で 9勝目。藤浪は力投が報われなかった。
藤浪晋太郎投手は 9回、橋本の犠打をファンブルして悔しさに天を仰ぐ=東京ドーム
助けたれや! 阪神は巨人に 1- 2でサヨナラ負け。打線が 9回途中まで粘投した藤浪晋太郎投手を援護できなかった。チャンスはあったが、チグハグな代打攻勢もあって勝ち越せず。 2位巨人に真夏の決戦で 3連敗を喫し、 0.5ゲーム差に迫られ、今季負け越しも決定。こんなことやっとったら、首位堅持もあやういで!
9回無死満塁。最後の力を振り絞っていた藤浪は、交代を告げられて唇をかんだ。呉昇桓が片岡を抑えるも、続く坂本の打球は左中間へ。悪夢のサヨナラ負けとなった。
「マウンドに上がっている以上、最後まで投げたかった。体力的にもいける状態だった。負けてしまっては意味がない。死球もエラーも自分のミス。もったいなかった」
8回 0/3を 7安打 6四死球二失点。12奪三振、 141球の粘投は報われなかった。
藤浪晋太郎投手は 8回、村田を空振り三振に仕留めて雄たけびをあげる=東京ドーム
制球に苦しむも要所を締めた。 8回一死満塁では高橋由を空振り三振。続く村田もカットボールで空を切らせ、雄たけびをあげた。 9回先頭の小林にぶつけ、代打・橋本の犠打をファンブル(記録は犠打失策)。立岡に 1、 2塁間を破られて降板となった。相手は巨人のエース・菅野。同じ背番号19との、 1点もやれない息詰まる投げ合い。そこで負けた自分が、何よりも悔しかった。
和田監督は「よくあそこまで投げてくれた」とたたえると同時に、「その前に 1点をとってやらないと」と嘆いた。
勝ち越しのチャンスはあったが…。 7回一死 2塁では江越に代打・伊藤隼を投入し、 1ゴロ。続く鶴岡には代打を出さず 2ゴロ。 9回一死 2塁では俊介をそのまま打たせて右飛。鶴岡の代打・新井は中飛。チグハグな代打攻勢で切り札・狩野を残したまま、藤浪を助けてやれなかった。
和田豊監督(中)は高代延博コーチ(左)、平田勝男ヘッド(右)と話し合うも代打策はチグハグ…=東京ドーム
くしくも巨人は 7回に原監督がマウンドに足を運び、菅野を激励。 8回には亀井に代えて代打・高橋由と、東京ドームの空気を一変させる切り札を出した。結果は失敗(空振り三振)も、押せ押せムードを演出した。
勝った菅野がお立ち台で男泣きしたほど、両チームに重圧のかかった大一番。ならば、最後まで藤浪の闘争心にかけてもよかったのでは-。将は「そこにいくまでの過程が…。エラーもあって、あそこまでが一杯という判断」と説明したが、呉昇桓まで共倒れさせてしまった事実は否めない。
東京ドーム 6連敗となった藤浪は「大事な試合。勝ちたいと思った。次、しっかりやりたいです」と悔しさをあらわにした。和田監督は「全力を尽くした結果。こんなんでへこたれんと、またあしたからいきます」と冷静だったが…。
今季のG戦は 7勝13敗で負け越しが決定。 8年連続勝ち越しなしで、 4年連続で負け越しだ。東京ドームでは2013年 8月以来の同一カード 3連敗。真夏の決戦はエースが倒れて最悪の結果に終わった。ハンパなことでは、この状況から立ち直れない。ただ、勝つしかない。
4回表阪神無死、福留孝介外野手は右越えソロ本塁打を放った=東京ドーム
福留孝介外野手が、 3試合ぶりの同点18号ソロを放った。 1点ビハインドの 4回、先頭打者で巨人菅野の甘く入った 122キロを右翼スタンドに運んだ。「イニングの先頭だったので、とにかく塁に出ることだけを考えていました。いい形で同点にすることができて良かったです」。16日ヤクルト戦(神宮)以来のアーチで先発藤浪を援護した。
福留孝介外野手は 4回、同点となる18号ソロを放った
菅野キラーの本領を発揮した。福留が 4回、意地の一発。勝利への執念は届かなかったが、悪夢の 3タテを食らったなかで、輝きを放った。
「先頭だったので、とにかく塁に出ることだけを考えていた。タイミングが合えばと。いい投手だから、積極的にという気持ちだった」
0- 1の 4回だ。先頭で初球のカーブを思い切り叩いた。右中間への放物線は、最後にもうひと伸び。スタンド最前列に飛び込む同点本塁打となった。 3試合ぶりとなる18号ソロは、筒香(DeNA)と並んでリーグ 3位タイだ。
1試合を通して相手の脅威になり続けた。 1回は二死から左中間を破る 2塁打。 6回には二死から右翼線に再び 2塁打。今季 8度目の猛打賞をマークすると、 8回二死 2塁の勝ち越しのチャンスで、相手は敬遠を選択。手がつけられなくなった 3番は、勝負をさせてもらえなかった。これで菅野に対し、今季13打数 8安打。打率 0.615と完全にカモにしている。
1回、左中間 2塁打を放った福留孝介外野手=東京ドーム
「(藤浪)晋太郎が頑張っていたから、何とか勝ちをつけてやりたかった」
わずか 1得点に終わり、藤浪の粘投に応えられなかったことを悔やんだ。ただ、福留はこれまで21歳を援護し続けてきた。 5月27日の楽天戦(甲子園)では延長11回にサヨナラ 2ラン。10回無失点で降板していた藤浪に白星はつかなかったが、今季先発した試合で、福留は 7本塁打を放っている。次こそ打線が助ける-。エースの頑張りを無駄にはしない。
「気を抜くような戦いは1試合もない。それは全員わかっている。もう一度、ホームに帰って、しっかり準備をして。これで終わりじゃない。またあすも(試合は)続くわけだから」
2位巨人に 0.5ゲーム差に迫られたが、勝負はこれから。38歳のベテランが、打撃陣を引っ張っていく。
1回、二死 2塁の好機で右飛に倒れたマウロ・ゴメス内野手=東京ドーム
左翼席から虎党のため息が何度ももれた。主砲マウロ・ゴメス内野手が大ブレーキだ。どこかで 1本、ヒットが出ていれば…。
「なにもないよ」
試合後、G砲は力なくひと言、つぶやいただけだった。
象徴的なのは 8回だ。二死 2塁と勝ち越しのチャンスで、打席にはそれまで 1本塁打を含む 3安打の福留。巨人バッテリーは当然のように敬遠して、そこまで 3タコのゴメスと勝負した。そして内角高めの直球を空振り-。和田監督は「基本的にはゴメスは(相性は)悪くないから、菅野に対しては」とかばった。
主砲マウロ・ゴメス内野手は八回の好機に空振り三振に終わった。菅野(左)はガッツポーズ=東京ドーム
確かに試合前までの対戦打率は 0.375( 8打数 3安打)。しかし、この日の大一番では、ことごとく 4番にチャンスが回り、凡退した。
1回二死 2塁では、右飛。福留に一発が出て、押せ押せムードになった 4回には遊ゴロ。 6回二死 2塁でも空振り三振。 3番・福留が好調で打ちまくっていただけに、その“陰”が際立った。
指揮官は「きょうは 4番が打てなかったから、仕方がない」、関川打撃コーチも「(ゴメスが打てなかったのは)結果論だから。いつも打ってくれたらいいけど」と、敗戦の責任を負わせなかった。しかし、必死の 2位巨人相手に 4番が打てなくては厳しい。
これで 2試合連続無安打で、打点も5試合ない。その間、チームは 1勝 4敗と失速している。やはり、ゴメスが打たないとチームの浮上はない。もう一度、首位固めをするためにも、主砲が打つしかない。
7回、安打を放ったマットマートン外野手=東京ドーム
マットマートン外野手は敗戦の中、気を吐くマルチ安打をマーク。先発・菅野から 7回に左前打を放つと、 9回には中前打。ともに同点の局面で、先頭打者として役割を果たした。「 3連敗したけど、まだ首位というポジティブに考えられる部分がある。勝つチャンスもあった。切り替えて、あしたから頑張りたい」。 2戦連続の複数安打と好調をキープ。打率は 0.295まで上昇した。
9回裏巨人無死 1塁、藤浪晋太郎投手は代打橋本のバントを痛恨の失策。悔しそうに天を仰いだ=東京ドーム
藤浪晋太郎投手(21)が 141球の熱投実らず、 6敗目(10勝)を喫した。
最大のヤマ場は同点で迎えた 8回一死満塁。巨人ベンチは代打高橋由を送り、勝負を仕掛けてきた。
東京ドームが異様な盛り上がりを見せる中、藤浪は高橋由を空振り三振。続く村田も外角のボール球を振らせて 2者連続三振でピンチを脱した。
8回までに 137球を投じながら向かった 9回は、死球に自らの失策と安打が絡んで無死満塁。ここで交代を告げられ、最後は守護神呉昇桓が 3番坂本にサヨナラ適時打を浴びた。 9回途中 7安打12奪三振2失点の結果に「序盤は良くなかったけれど、中盤以降はランナーを出しても粘れた。でも負けてしまったので、意味がないです」。和田監督は「あそこまでよく投げてくれた」とねぎらった。
呉昇桓投手は坂本にサヨナラ打を浴びてグラウンドを後にする=東京ドーム
1- 1の 9回無死満塁。絶体絶命のピンチでマウンドを託されたが、残酷な結末が待っていた。守護神・呉昇桓投手が、 7月 3日のDeNA戦(横浜)以来、今季 2度目のサヨナラ打を浴びた。
「準備はしっかりできていた。監督、コーチが抑えてくれると判断されたのに、抑えられなかったので、残念です」
敗戦の責任を背負い込んだ。先頭の片岡こそ内角直球で一飛にねじ伏せたが、坂本にスライダーを左中間に運ばれジ・エンド。敵地の大歓声を背に、力なくベンチに引き揚げた。
山口投手コーチは「いつでもいける準備はしていた。流れもある。年に 1回あるかないか(の起用)」と説明した。しかし、一方で何度も窮地を切り抜けてきた先発・藤浪と“心中”する選択肢もあっただけに…。
もっとも大事な局面で登板したクローザーまで打たれた。そんな後味の悪さが残ってしまった。
◆データBOX◆
◎…藤浪は東京ドームでの巨人戦は 6連敗となった。昨年10月15日のCSファイナルステージ第 1戦で勝っているが、レギュラーシーズンでは2013年 8月 44日以来、勝っていない。
◎…今季、巨人戦は 7勝13敗となり、負け越し決定。 8年連続で対巨人勝ち越しなし。
◎…東京ドームで巨人戦同一カード 3連敗は今季初。2013年 8月27-29日以来。
◎… 2位と 0.5差は 8月 8日以来。
とうとう後が無くなってしまった…。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
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2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
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