26日マツダスタジアムで広島－阪神15回戦が行われ、広島ジョンソンはリーグトップタイの今季10勝目。大瀬良が初セーブ。虎打線が再び“ジョンソンアレルギー”を発症した。 8回を無得点に封じられ、連勝は｢３｣でストップ。これで、ジョンソンに対しての連続無得点イニングは25まで伸びた。再三の好機を生かせず、和田監督は唇をかんだ。監督就任 4年目。連勝で作った初貯金が消え、監督通算成績が 263勝 263敗の五分になった。さあ、仕切り直し。マエケン撃ちから、再出発を図る。
ポジションを渡さなかったどころか、十分に目立った。 2塁手・大和内野手(27)が奮闘。レギュラーだった上本が戻ってきた試合で、存在感を猛アピールした。好投手のジョンソンに動じなかった。 1回に犠打を決めると、 3回一死 1塁と 8回一死で右前へ。 9回一死 1塁では、 2番手の中崎からも 1、 2塁間を破った。 2番らしい、 3本の右前打がいずれも好機に直結した。このまま続けるのか、上本の状態しだいで本来の形に戻すのか。もちろん、｢中堅・大和｣も選択肢。総力戦の 9月を前に采配に幅が生まれた。
20日ぶり登録の上本博紀内野手(29)、代打出場も凡退…。左の骨盤付近の亀裂骨折から20日ぶりに出場選手登録された上本が、 3点を追う 7回一死から代打で出場。
マットマートン外野手(33)は先制機に凡退した。 1回二死 1、 2塁で先発・ジョンソンの内角カットボールに詰まり、遊ゴロ。 6回無死 1塁では初球を芯で捉えたものの、遊ゴロ併殺に終わった。
梅野隆太郎捕手(24)が 9回に 4号 2ランを放ち、完封負けを阻止した。 9回一死 1塁から意地の 1発を見せた。カウント 2－ 2からの 5球目、広島 2番手中崎の外角スライダーを左中間スタンドまで運んだ。その後も一死満塁とチャンスは続いた。しかし、 4番ゴメスが遊ゴロ併殺に倒れ、追い上げはそこまでだった。梅野は｢やられたことが一番悔しい。何とか明日につなげたい。チームが勝つことが一番です｣と唇をかみしめた。 7月 1日ヤクルト戦(神宮)以来の本塁打だった。27日は岩田が先発予定。21日のＤｅＮＡ戦(京セラＤ)ではバッテリーを組んで、 7勝目をアシストした梅野もスタメン予定だ。逆襲はこれから。はいあがってきた若虎がＶ戦線最終コーナーを回って、猛チャージをかける。
粘った阪神は 9回 2点差に迫り一死満塁の大チャンスを作ったが、マウロ・ゴメス内野手(30)が遊ゴロ併殺に倒れてゲームセット。主砲は 3度の好機に凡退し、これで自身ワーストタイの 9試合打点なし。巨人が敗れ、｢３｣ゲーム差は保ったが、 4番のバットは湿ったまま。打ってくれ！ お前が頼りなんや！ 虎党の叫びは伝わっていた。悔しさや情けなさが胸を突き上げた。一発出れば逆転満塁弾の大チャンスで、自らのバットで敗戦を決めてしまった後、ゴメスはベンチで動けなかった。巨人が敗れ、 2位に浮上したヤクルトとの差は｢３｣。10年ぶりのリーグ優勝を引き寄せるのは、神がかり的な勝負強さを誇るゴメスのバットがあってこそ。ここを乗り越えろ！！ 優勝チームには必ず真の｢ 4番｣がいる。栄光は着実に近づいている。
能見篤史投手(36)が 6安打 3失点で 5回途中にマウンドを降りた。 2点ビハインドの 5回一死 1、 3塁から広島 3番鈴木誠に直球を左前に運ばれた。前回登板の19日巨人戦(東京ドーム)に続き、 2試合連続で 4回 1/3で降板した。記事をまとめてみました。
＜広島 4－ 2阪神＞15回戦◇26日◇マツダスタジアム
広島は 3回に 8番石原の 2号ソロで先制。阪神は 3回二死 1、 3塁の好機を作ったが、 4番ゴメスが左飛に倒れて無得点。
広島は 4回に 7番田中の中前適時打、 5回には 3番鈴木誠の左前適時打で点差を広げた。阪神は広島ジョンソンの前にゼロ行進。
阪神は 9回、梅野の 4号 2ランで 2点差に迫るも及ばず。広島ジョンソンはリーグトップタイの今季10勝目。大瀬良が初セーブ。
4回、マット・マートン外野手はジョンソンに空振り三振
虎打線が再び“ジョンソンアレルギー”を発症した。 8回を無得点に封じられ、連勝は｢３｣でストップ。これで、ジョンソンに対しての連続無得点イニングは25まで伸びた。再三の好機を生かせず、和田監督は唇をかんだ。
｢向こうが 1点をとるまでにチャンスがあった。そこで流れをもってこれなかった。ジョンソンが投げている間に 1点でも 2点でもとれていれば展開が変わった。長く投げさせてしまったな｣
特に嘆いたのは、序盤の攻撃。 1回二死 1、 2塁でマートンが遊ゴロに倒れると、 3回には相手失策もあり 1、 3塁まで攻め立てたが、肝心の 1本が遠かった。すると、直後に先制点を失い、後手に回る展開に悪戦苦闘。これでジョンソンに対してゴメスは 9打数 1安打、マートンは10打数で無安打。打線では27イニングで 2点しか奪えていない。
厳しい表情の和田豊監督＝マツダスタジアム
しかも、同投手とはあと 3度対決する可能性が高く、エースの前田とも、27日の一戦を皮切りに 4試合でマッチアップする見通しだ。29試合中10試合を残す広島戦をはじめとして、今後は主戦投手をぶつけられるのは必至。首位を走るチームの宿命を背負う。
ただ、指揮官の表情に悲壮感はみじんもない。この日、逆方向への打撃を意識して 7安打を浴びせたことに、活路を見いだしていた。
｢もう一歩だった。あとは得点圏や、塁に走者をおいて立った打者が、どう頑張るかというところ。そこまでは四球を選びながら逆方向に打ちながらと、塁に出るところまではいった。手も足も出ない、というのではなかった｣
監督就任 4年目。連勝で作った初貯金が消え、監督通算成績が 263勝 263敗の五分になった。さあ、仕切り直し。マエケン撃ちから、再出発を図る。
3回、安打を放った大和内野手＝マツダスタジアム
ポジションを渡さなかったどころか、十分に目立った。 2塁手・大和内野手が奮闘。レギュラーだった上本が戻ってきた試合で、存在感を猛アピールした。
｢(ジョンソンは)詰まった凡打が多いイメージなので、センター返しを意識して入りました｣
好投手のジョンソンに動じなかった。 1回に犠打を決めると、 3回一死 1塁と 8回一死で右前へ。 9回一死 1塁では、 2番手の中崎からも 1、 2塁間を破った。 2番らしい、 3本の右前打がいずれも好機に直結した。
｢(内角を)我慢できたから、いい結果が出たと思います｣
内角を突く左腕に対し、お手本のような打撃だ。この日は上本が左骨盤の故障から復帰した。大和の 2塁は、もともと上本の離脱によるもの。起用法が注目されたが、この間に背番号｢０｣が調子を取り戻していたことは確か。今季 4度目となった猛打賞は、すべて｢ 2番・ 2塁｣に座ってからだ。鳥谷との 2遊間で守備力が上がり、チーム成績(10勝 6敗)は上昇した。
現状維持を選んだ和田監督は｢こちらからすればやってほしい、大和からすればできなかったような安打が 3本も出た｣と話した。このまま続けるのか、上本の状態しだいで本来の形に戻すのか。もちろん、｢中堅・大和｣も選択肢。総力戦の 9月を前に采配に幅が生まれた。
7回、代打で登場も内野ゴロに倒れた上本博紀内野手＝マツダスタジアム
20日ぶり登録の上本博紀内野手、代打出場も凡退…。左の骨盤付近の亀裂骨折から20日ぶりに出場選手登録された上本が、 3点を追う 7回一死から代打で出場。ジョンソンのカットボールを引っかけ、遊ゴロに打ち取られた。守備にはつかず交代。試合後は｢何もないです｣と多くを語らなかった。
1回、チャンスに凡退したマットマートン外野手＝マツダスタジアム
マットマートン外野手は先制機に凡退した。 1回二死 1、 2塁で先発・ジョンソンの内角カットボールに詰まり、遊ゴロ。 6回無死 1塁では初球を芯で捉えたものの、遊ゴロ併殺に終わった。｢いい投球をされた。自分の中ではゲームが進むにつれて、リズム、タイミングは合ってきた。結果は出なかったが、また対戦するときにはいい形で勝負できたら｣。敗れはしたが、今後も対戦する左腕への苦手意識は消し去れた。
7回、三振に倒れた梅野隆太郎捕手＝マツダスタジアム
梅野隆太郎捕手が 9回に 4号 2ランを放ち、完封負けを阻止した。 9回一死 1塁から意地の 1発を見せた。カウント 2－ 2からの 5球目、広島 2番手中崎の外角スライダーを左中間スタンドまで運んだ。その後も一死満塁とチャンスは続いた。しかし、 4番ゴメスが遊ゴロ併殺に倒れ、追い上げはそこまでだった。梅野は｢やられたことが一番悔しい。何とか明日につなげたい。チームが勝つことが一番です｣と唇をかみしめた。
7月 1日ヤクルト戦(神宮)以来の本塁打だった。
9回表阪神一死 1塁、左中間に２点本塁打を放った梅野隆太郎捕手＝マツダスタジアム
マツダスタジアムが静まり返った。梅野が土壇場で気迫のスイング。試合が終わるまで諦めない－。気持ちが乗り移った打球は左中間スタンドまでグングンと伸びた。
｢チームが勝つことが一番なので。あしたにつなげたいですね｣
4点を追う 9回一死 1塁。鯉の守護神、中崎の高めのスライダーをドカン！！ 7月 1日以来、56日ぶりの 4号 2ランで 2点差に迫った。この一撃から鳥谷、大和が連打で中崎はＫＯ。代わった大瀬良からも福留が中前打を放ち、ゴメスに一発出れば、逆転の場面までつながった。
4番が併殺に倒れ、ひっくりかえすことはできなかった、終盤追いすがり、首位の強さをみせつけた。和田監督も｢見せ場も作れた｣と梅野の一発からはじまった 9回の猛攻に胸を張った。
9回一死 1塁から左中間に 4号 2ランを放った梅野隆太郎捕手。劣勢ムードを一振りで変えた＝マツダスタジアム
開幕マスクに指名されたが、リード面の未熟さで評価を落とし、 2度の 2軍落ちを経験した。ファームでは打率 0.300、20打点、 5本塁打と違いを見せつけた。掛布ＤＣは｢しっかり振れているから。あとはリード面だよな｣と見守っていた。梅野の思いも同じ。打撃は二の次で守りを最優先に取り組んだ。
｢ボールを後逸したら(投手が)低めに投げることができなくなる。そこは体を張ってでも止めるようにしています｣
昨季ゼロだった捕逸は今季 2個。福岡大學時代から股間を抜けると｢何でだ！！｣と声を出して悔しがった。山田バッテリーコーチには｢後逸だけは絶対にするなよ｣と口酸っぱくいわれている。打つより守り。だから一発を放っても喜ぶ素振りは一切みせなかった。
｢負けたのが悔しいので、何とかあすにつなげていきたい｣。27日は岩田が先発予定。21日のＤｅＮＡ戦(京セラＤ)ではバッテリーを組んで、 7勝目をアシストした梅野もスタメン予定だ。逆襲はこれから。はいあがってきた若虎がＶ戦線最終コーナーを回って、猛チャージをかける。
9回一死満塁で遊ゴロ併殺に倒れたマウロ・ゴメス内野手。 9試合連続打点なしだ＝マツダスタジアム
いい夢見せてくれよ！！ 粘った阪神は 9回 2点差に迫り一死満塁の大チャンスを作ったが、マウロ・ゴメス内野手が遊ゴロ併殺に倒れてゲームセット。主砲は 3度の好機に凡退し、これで自身ワーストタイの 9試合打点なし。巨人が敗れ、｢３｣ゲーム差は保ったが、 4番のバットは湿ったまま。ホンマ頼むで！！
大統領か戦犯か－。結果は後者だった。打ってくれ！ お前が頼りなんや！ 虎党の叫びは伝わっていた。悔しさや情けなさが胸を突き上げた。一発出れば逆転満塁弾の大チャンスで、自らのバットで敗戦を決めてしまった後、ゴメスはベンチで動けなかった。
｢……………｣
3回二死 1、 3塁で左飛に倒れたマウロ・ゴメス内野手＝マツダスタジアム
ロッカールームから出てくると、一切立ち止まることなく、帰りのバスへと乗り込んだ。報道陣から質問が飛ぶのは当然、わかっていた。何を言っても言い訳になる。大きな背中に責任の 2文字が刻まれていた。
9回突然虎打線が息を吹き返した。好投の先発ジョンソンから守護神中崎にリレーすると梅野が左越え 2ラン。ここから鳥谷、大和の連打で中崎を引きずり下ろすと、代わった大瀬良から福留が中前打。一気にムードが変わり、流れは虎へ。
だが、 4番は初球の甘い 145キロ直球をあっさり見送ってしまうと 2球目の外角カットボールを引っかけて、遊ゴロ。巨体を揺らせて全力疾走で 1塁を駆け抜けたが、送球が早く最悪の併殺でゲームセット。膨らんだ虎党の夢は一瞬でしぼみ、連勝は｢３｣で止まった。
3回二死 1、 3塁も左飛に倒れた。 8回一死 1、 2塁も 2直に終わっていた。 2四球を選んだが、自己ワーストタイの 9試合連続打点なし。試合を決める一打を決めるかどうかが、主砲の役割だ。
8回一死 1、 2塁で 2直に倒れたマウロ・ゴメス内野手＝マツダスタジアム
和田監督は奮起をうながした。｢大和も孝介も状態が上がっている。クリーンアップの前に塁に出せるようになってきているから、あとはそこ( 4番)がどうかというところだけ｣。上位打線の状態が上がっているだけに得点源の停滞がもどかしい。ゴメスは相手バッテリーの内角攻めに対して戸惑っているようで、外のボール球につい手が出てしまう。最近 6試合で18打数 2安打(打率 0.111)。22日のＤｅＮＡ戦(京セラＤ)の練習中は和田監督から｢肩の開きが早い｣｢楽に打て｣｢引きつけろ｣などと直接指導され、その日は 2安打で応えたが、長続きしない。
7月 6日に第２子となる次女・アイミーちゃんが生まれたため、夏のロード中、遠征先に家族を帯同できなかった。27日でロードは最後。ダンスが得意な 1歳の長女にも、やっと落ち着いて会うことができる。前田撃ちで名誉を挽回し、高校球児に明け渡していた甲子園に戻る。
巨人が敗れ、 2位に浮上したヤクルトとの差は｢３｣。10年ぶりのリーグ優勝を引き寄せるのは、神がかり的な勝負強さを誇るゴメスのバットがあってこそ。ここを乗り越えろ！！ 優勝チームには必ず真の｢ 4番｣がいる。栄光は着実に近づいている。
5回裏広島一死 1、 2塁、降板し、ベンチへ戻る能見篤史投手＝マツダスタジアム
能見篤史投手が 6安打 3失点で 5回途中にマウンドを降りた。
2点ビハインドの 5回一死 1、 3塁から広島 3番鈴木誠に直球を左前に運ばれた。｢ランナーを出しながらでも何とか粘りたかったのですが、それができませんでした｣。 3点目を失った直後、交代が告げられた。 3回には 8番石原に先制の 2号ソロを浴びていた。
前回登板の19日巨人戦(東京ドーム)に続き、 2試合連続で 4回 1/3で降板した。
主砲が動かなければ、勝てるわけが無い！今回の主砲達を見てみると、キャプテン鳥谷がルーキーだった時代を思い出してしまう。鳥谷が、打席に立てば球団側に火が付いて大やけど！その為に付いたニックネームが｢焼き鳥(谷)｣だった。残りの試合に対して、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
2015年 公式戦 日程と結果(10月)
8月26日現在順位表
8月26日現在対戦表
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