28日阪神甲子園球場で阪神-ヤクルト20回戦が行われ、阪神は28日からのヤクルト 3連戦(阪神甲子園球場)で夏の恒例イベント「夕暮れ縁日」を開催。球場 1塁側外周のミズノスクエアにおいて、午後 3時~ 7時(予定)で実施される。阪神は12安打 9得点と打線が爆発。先発藤浪は今季 3度目の完封で、自己最多タイの11勝目を挙げた。チームは連敗を「2」で止めた。和田豊監督(52)は「マツダスタジアムでいい試合をできませんでした。選手はその流れをしっかり断ち切って、久しぶりの甲子園に戻ってきた。地に足をつけて。守り勝ち。特に今成の 4回の 5- 4- 3のダブルプレーが非常に大きかった」と振り返った。再び、ゲーム差を「3」に広げた。阪神は最短 9月 2日にも優勝マジック18-16が点灯。条件は阪神 4連勝、広島 4連敗、巨人が 1敗。
キャプテンのバットが試合の大勢を決めた。 2点目をもたらす適時打に超満員の甲子園は沸きに沸いた。それでもクールな表情を保つところが鳥谷敬内野手(34)らしい。セオリー通りの一打も、涼しい顔で振り返った。 5回一死 1、 2塁。直前の藤浪を四球で歩かせた相手先発・ロマンの心理を読んだ。初球。ストライクを取りに来た甘いスライダーをコンパクトにとらえた。痛烈な打球は右前で弾み、 2走がゆっくりと生還。貴重な中押しタイムリーとなった。これで 6試合連続安打。出塁となれば12試合連続だ。 1番打者として、求められる役割をしっかりと果たしている。
骨盤の一部の亀裂骨折から26日に 1軍復帰を果たした上本博紀内野手(29)が「 2番・ 2塁」で 4日の広島戦(マツダ)以来のスタメン出場。 2安打 1打点と活躍した。
伊藤隼太外野手(26)の犠飛で先制した。 0- 0で迎えた 2回無死満塁で、初球を狙った。低めへのチェンジアップをすくい上げた。高々と上がった打球は右翼へ。 3塁走者ゴメスは悠々と先制の本塁を踏んだ。 6月 2日ロッテ戦(甲子園)以来の打点をマークした。 5回先頭の第 2打席では四球で出塁し、 2点目のホームを踏んだ。結果を残し、Vを争うチームに活気をもたらす。
阪神が 5回に打線がつながり 3点を加えた。二死満塁で打席に入ったのは 4番マウロ・ゴメス内野手(30)。フルカウントからの 6球目、高め直球をフルスイングすると打球は 1、 2塁間を抜けた。 2点適時打となり、14日ヤクルト戦(神宮)以来の打点をマークした。意地の打球が 1、 2塁間へと転がった。白球が外野へ抜けると、まずは 1塁ベンチが総立ちだ。仲間のガッツポーズを受け取ったゴメスは、 1塁上で思わずニヤリ。悩める主砲に、ようやく笑みが戻った。前日27日の広島戦(マツダ)まで、自己ワーストの10試合連続打点なし。この間は打率 0.139と、どん底で夏の長期ロードを終えた。得点源がことごとく好機を潰す。首位に立つ虎の悩みの種だった。自身のバットが湿って連敗した後、快勝に貢献した。この一戦を分岐点にしたい。
俊介外野手(28)と坂克彦内野手(29)がしぶとい打撃でダメ押しに貢献した。 共に 8回表から守備固めで出場し、 4番に入った俊介が 6点リードの 8回裏二死 1、 2塁で右中間に 2点適時打。続けざまに坂も中前適時打で、 2塁にいた俊介を生還させた。 2人で 3打点を稼ぎ、先発藤浪の完封勝利を後押し。
今成亮太内野手(27)の美技が先発・藤浪を救った。 4回一死 1塁だ。強烈な打球に素早く反応すると、体勢を崩しながらもキャッチ。すかさず 2塁へ送球して、併殺を完成させた。藤浪が川端に初安打となる中前打を許した直後だった。連打を許せばリズムを崩してもおかしくない状況。 3塁線に飛んだ打球に、ライン際に体をもぐりこませ、グラブを打球の正面に入れる。抜ければ長打コース、同点もありえた場面で虎党の悲鳴を歓声に変えた。藤浪もこの日のターニングポイントにあげた、重要なプレーだった。昨季までは捕手登録だったが、出場機会を求めて 3塁での出番が増えた。今季からは内野手登録。ライバル・新井良太内野手(32)との併用が続くが、 2人の競り合いが、Vを争うチームにとってはプラスの刺激となる。攻守でもり立てて、貢献する。
藤浪晋太郎投手(21)が今季 3度目の完封勝利した。山田、畠山、川端が並ぶヤクルト強力打線に、長打を 1本も許さなかった。 9回を 3安打無失点で今季11勝目を挙げ、ハーラートップに躍り出た。11勝はプロ 2年目の昨年に挙げたシーズン自己最多勝利数に並んだ。お立ち台では虎党の大声援に応えた。藤浪がヤクルト戦に先発し、散発 3安打の 8奪三振で今季 3度目の完封。ハーラートップに並ぶ11勝目( 6敗)を挙げた。 2ゲーム差で迎えた 2位ヤクルトとの直接対決。大事な初戦を任された藤浪が、安定感抜群の投球を披露した。阪神は26日ぶりの阪神甲子園球場で、 2位ヤクルトに 9- 0で快勝。藤浪が今季 3度目の完封勝利で連敗を「2」で止め、仕切り直しの一戦でハーラートップタイ、自己最多タイの11勝目をあげた。 2位と 3ゲーム差とし、 8月も13勝10敗として 3カ月連続での月間勝ち越しが決定。さあ、10年ぶりのリーグVへ一直線だ!最終打者の山田を遊ゴロに仕留めると、笑みがこぼれた。26日ぶりの甲子園。待っていたファンを沸かせた。 124球、被安打 3で今季 3度目の完封。藤浪には最後まで余力が残っていた。ハーラートップタイ、自己最多タイの11勝目。 8奪三振で昨季の自己最多に並ぶシーズン 172奪三振となった。シーズン 3完封は阪神の日本人投手としては2006年の井川以来 9年ぶり。高卒 3年目以内でシーズン 3完封は、1969年江夏豊氏( 3年目 7度)以来46年ぶりのことだ。チームは 3カ月連続の勝ち越しが決定。前のカードで広島に 2連敗を喫して不穏な空気が漂いはじめていたが、藤浪がそれを断ち切った。 2位ヤクルトとの 3連戦の初戦を制し、 3ゲーム差に広げた。エースが完封し、打線も爆発。この勢いで優勝へ、一直線だ。記事をまとめてみました。
<阪神 9- 0ヤクルト>20回戦◇28日◇阪神甲子園球場
阪神は28日からのヤクルト 3連戦(甲子園)で夏の恒例イベント「夕暮れ縁日」を開催している。
昨年大好評だったタイガースオリジナル「あひるちゃんすくい」がパワーアップして登場。球団グッズなどが景品の射的をはじめ、ダーツ、ストラックアウトなどゲームが盛りだくさんだ。たこ焼きや、かき氷などを楽しめる飲食コーナーもある。
球場 1塁側外周のミズノスクエアにおいて、午後 3時~ 7時(予定)で実施される。
球場縁日を楽しむ阪神ファン=阪神甲子園球場
阪神は 2回無死満塁で伊藤隼の右翼への犠飛で先制した。ヤクルトは阪神先発藤浪の前に 3回までノーヒット。
阪神は 5回に 1番鳥谷の適時打、 4番ゴメスの 2点適時打で 3点を追加。ヤクルトは走者を出すも、あと 1本が出ずゼロ行進。
阪神は12安打 9得点と打線が爆発。先発藤浪は今季 3度目の完封で、自己最多タイの11勝目を挙げた。チームは連敗を「2」で止めた。
8回裏阪神二死 2塁、坂克彦内野手の適時打にベンチ前で笑顔を見せる藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
阪神がヤクルトとの首位攻防戦初戦を取った。前カードの広島戦では 2連敗を喫して本拠地・阪神甲子園球場へと帰ってきたが、嫌なムードを吹き飛ばした。
和田豊監督は「マツダスタジアムでいい試合をできませんでした。選手はその流れをしっかり断ち切って、久しぶりの甲子園に戻ってきた。(藤浪)晋太郎が抑えて、点を取ったけど、地に足をつけて。守り勝ち。特に今成の 4回の 5- 4- 3のダブルプレーが非常に大きかった」と振り返った。再び、ゲーム差を「3」に広げた。
阪神は最短 9月 2日にも優勝マジック18-16が点灯。条件は阪神 4連勝、広島 4連敗、巨人が 1敗。
鳥谷敬内野手は 5回、値千金の中押しタイムリーを放った=阪神甲子園球場
キャプテンのバットが試合の大勢を決めた。 2点目をもたらす適時打に超満員の甲子園は沸きに沸いた。それでもクールな表情を保つところが鳥谷敬内野手らしい。セオリー通りの一打も、涼しい顔で振り返った。
「(スライダーを)狙っていたわけではないですけど、甘い球が来たらいこうと」
1- 0の 5回一死 1、 2塁。直前の藤浪を四球で歩かせた相手先発・ロマンの心理を読んだ。初球。ストライクを取りに来た甘いスライダーをコンパクトにとらえた。痛烈な打球は右前で弾み、 2走がゆっくりと生還。貴重な中押しタイムリーとなった。
「四球で走者をためた場面でしたし、カウントを整えてきたら、初球から積極的にいこうと考えていました」
適時打を放った鳥谷敬内野手=甲子園球場
26日ぶりの本拠地。どれだけ、慣れ親しんだ“庭”でも、試合前練習では繰り返しノックを受ける姿があった。その真意を明かしたのは、今春のキャンプ中。阪神園芸関係者に好みのグラウンドコンディションについて聞かれ、「どんなグラウンドでも対応するのがプロだと思いますから」と返答したという。与えられた環境でベストを尽くすための努力を怠らない。それが、背番号「1」のポリシーだ。
「どの試合も大事なので、頑張ります」。シーズン佳境に入り、そう語っていたチームリーダー。これで 6試合連続安打。出塁となれば12試合連続だ。 1番打者として、求められる役割をしっかりと果たしている。
タイムリーを放った上本博紀内野手=阪神甲子園球場
骨盤の一部の亀裂骨折から26日に 1軍復帰を果たした上本博紀内野手が「 2番・ 2塁」で 4日の広島戦(マツダ)以来のスタメン出場。 2安打 1打点と活躍した。「別に…」と試合後は多くを語らなかったが、 5点リードの 8回二死 2塁では中前適時打。和田監督は「スイングもいいし、状態もよかった。上本が戻ってきて、作戦でも幅ができるのでね」と期待を寄せた。
1回に中前打で出塁した直後には結果的に失敗も、盗塁も試みた。選手会長の帰還がチームに勢いをもたらしそうだ。
2回裏阪神無死満塁、伊藤隼太外野手は右犠飛を放った=阪神甲子園球場
伊藤隼太外野手の犠飛で先制した。 0- 0で迎えた 2回無死満塁で、初球を狙った。低めへのチェンジアップをすくい上げた。高々と上がった打球は右翼へ。 3塁走者ゴメスは悠々と先制の本塁を踏んだ。
伊藤隼は「積極的な気持ちを忘れず、かつ冷静さも心がけて打席に入りました。 3塁ランナーをかえせましたし、最低限の仕事はできたかなと思います。自分としては 1打席 1打席に必死です。 2打席目以降も頑張ります」と前を向いた。 6月 2日ロッテ戦(甲子園)以来の打点をマークした。
犠牲フライを放った伊藤隼太外野手=阪神甲子園球場
2試合連続先発出場の伊藤隼が貴重な先制犠飛を放った。 2回、無死満塁でロマンのチェンジアップをとらえると、飛距離十分の右犠飛だ。
「最初のチャンスだったので、積極的かつ冷静に打席に立った。なんでもかんでもいくわけではないけど、対策をとって最低限の仕事はできたと思います」
中堅手のレギュラー争いはルーキー江越が制したかに思えたが、打撃不振で背番号「51」にもチャンスがめぐってきた。和田監督も「いい形でチームに貢献してくれた。バッティングの状態もいいね」と評価した。
「(レギュラーを)考えると、変な力みが出てしまう。ベストのパフォーマンスができるよう、しっかり準備して試合に臨みたい」
5回先頭の第 2打席では四球で出塁し、 2点目のホームを踏んだ。結果を残し、Vを争うチームに活気をもたらす。
5回裏阪神二死満塁、右前に 2点適時打を放ちニヤリと笑うマウロ・ゴメス内野手=阪神甲子園球場
阪神が 5回に打線がつながり 3点を加えた。
一死 1、 2塁から 1番鳥谷が初球のスライダーを捉え右前に運んで、まずは 1点を追加した。「フォアボールでランナーをためた場面でしたし、カウントを整えてきたら初球から積極的に打ちにいこうと考えていました」と狙い通りだった。
二死満塁で打席に入ったのは 4番マウロ・ゴメス内野手。フルカウントからの 6球目、高め直球をフルスイングすると打球は 1、 2塁間を抜けた。「フルカウントだったからボールをしっかりと見て、ストライクゾーンにきたボールだけを打ちにいこうと考えていたんだ。タイムリーになって良かったよ!」。 2点適時打となり、14日ヤクルト戦(神宮)以来の打点をマークした。
マウロ・ゴメス内野手は 5回、右前打で11試合ぶりとなる打点をあげた=阪神甲子園球場
意地の打球が 1、 2塁間へと転がった。白球が外野へ抜けると、まずは 1塁ベンチが総立ちだ。仲間のガッツポーズを受け取ったゴメスは、 1塁上で思わずニヤリ。悩める主砲に、ようやく笑みが戻った。
「フルカウントだからボールをしっかりみて、ストライクゾーンだけ打とうと考えたよ。適時打になってよかったね」
5回だ。鳥谷のタイムリーで 1点を追加し、 2- 0としてなおも二死満塁。ヤクルトを突き放す一打は、不振の 4番が放った。外角高めの直球に食らいつき、右前へ 2点打。 4- 0とリードを広げた。直前にはカウント 2- 2で高めの釣り球にバットが出た。空振りを取られてもおかしくなかったが、ハーフスイングの判定はセーフ。生き残ったG砲は、集中力を次の球にぶつけた。
「きょうはボールが見えていたし、スイングもよかったと思う」>
適時打を放ったマウロ・ゴメス内野手=阪神甲子園球場
前向きな言葉は何日ぶりだろう。前日27日の広島戦(マツダ)まで、自己ワーストの10試合連続打点なし。この間は打率 0.139と、どん底で夏の長期ロードを終えた。得点源がことごとく好機を潰す。首位に立つ虎の悩みの種だった。
甲子園に戻ったこの日、助っ人は遅れてグラウンドに現れた。オマリー打撃コーチ補佐と、クラブハウスで話し込んでいた。同コーチは「ディスカッションだよ。打席で考えすぎて、混乱してしまっていたから」と明かした。迷いから反応が遅れ、ミートポイントを見失ったことが深みにはまった原因だ。まずは体よりも頭の中。気持ちを整理したことも、結果につながった。
和田監督は「次につながるとまでは言わないが、 4番に打点がつくと精神的にも落ちつくし、少し楽になる。得点圏で、なんとしても打つという気持ちを出してほしい」と、この一打をきっかけに復活を願った。これで許されるはずはないが、それは本人も自覚していることだ。
「このカードの重要性は分かっている。仕切り直しだと思いたいね」
自身のバットが湿って連敗した後、快勝に貢献した。この一戦を分岐点にしたい。
◆データBOX◆
◎…阪神・ゴメスは 8月15日のヤクルト戦(神宮)から10試合連続で打点がなかったが、11試合ぶりに打点を挙げた。ゴメスの10試合連続打点なしは来日後、自身ワーストで、それまでのワーストは今季記録した 9試合打点なし。
8回裏阪神二死 1、 2塁、右中間に 2点適時 2塁打を放ち今季初打点を挙げた俊介外野手=阪神甲子園球場
俊介外野手と坂克彦内野手がしぶとい打撃でダメ押しに貢献した。 共に 8回表から守備固めで出場し、 4番に入った俊介が 6点リードの 8回裏二死 1、 2塁で右中間に 2点適時打。続けざまに坂も中前適時打で、 2塁にいた俊介を生還させた。 2人で 3打点を稼ぎ、先発藤浪の完封勝利を後押し。
和田監督も「この暑い時期に何とか主力を 1打席でも、 1回でも休ませる活躍をね。いつでも準備して、出番を待っている状態ですね。それがいい結果につながっている」とたたえた。
今成亮太内野手の美技が先発・藤浪を救った。 4回一死 1塁だ。強烈な打球に素早く反応すると、体勢を崩しながらもキャッチ。すかさず 2塁へ送球して、併殺を完成させた。
「 1点差だったし、ランナーも川端だったので、(打球を)抜かれたくなかった。ラインよりに守っていた。迷ったんですけどね」
藤浪が川端に初安打となる中前打を許した直後だった。連打を許せばリズムを崩してもおかしくない状況。 3塁線に飛んだ打球に、ライン際に体をもぐりこませ、グラブを打球の正面に入れる。抜ければ長打コース、同点もありえた場面で虎党の悲鳴を歓声に変えた。藤浪もこの日のターニングポイントにあげた、重要なプレーだった。
今成亮太内野手は 4回、山田の打球を体勢を崩しながらも好捕した=阪神甲子園球場
昨季までは捕手登録だったが、出場機会を求めて 3塁での出番が増えた。今季からは内野手登録。高代作戦兼内野守備走塁コーチに「(ゴールデングラブ賞を)獲れる、獲れる」と言わしめたほど守備のセンスは高い。コンバートしたことを感じさせないほどだ。
持ち味の打撃も好調。 4試合ぶり今季13度目のマルチ安打を記録した。 2回には無死 1、 2塁で左前打し、満塁に好機拡大。伊藤隼の先制犠飛につなげた。 6回先頭ではまたも左前打。 4点リードの 7回一死満塁では 1、 2塁間深くに打球を転がし、打点も挙げた(記録は 2ゴロ)。
「いい投手が出てきたら、自分の調子がよくても打てないこともある。 1日 1日、ベストのプレーができるよう考えています」
ライバル・新井との併用が続くが、 2人の競り合いが、Vを争うチームにとってはプラスの刺激となる。攻守でもり立てて、貢献する。
藤浪晋太郎投手は完封勝利を挙げてリリーフカーから手を振る=阪神甲子園球場
藤浪晋太郎投手が今季 3度目の完封勝利した。山田、畠山、川端が並ぶヤクルト強力打線に、長打を 1本も許さなかった。 9回を 3安打無失点で今季11勝目を挙げ、ハーラートップに躍り出た。11勝はプロ 2年目の昨年に挙げたシーズン自己最多勝利数に並んだ。
長期ロードを終え、甲子園へと戻ってきた。「広島にいい流れではなかったんで、なんとかその流れを(変えよう)と思って、久々の甲子園ですし、内容はともかく絶対勝ってやろうという気持ちでマウンドに上がっていました」。お立ち台では虎党の大声援に応えた。
完封勝利の阪神先発・藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
藤浪がヤクルト戦に先発し、散発 3安打の 8奪三振で今季 3度目の完封。ハーラートップに並ぶ11勝目( 6敗)を挙げた。 2ゲーム差で迎えた 2位ヤクルトとの直接対決。大事な初戦を任された藤浪が、安定感抜群の投球を披露した。
1回二死から今季32本塁打の山田をカットボールで空振り三振に仕留め、 3者凡退。 2回も一死から雄平、今浪を連続三振に斬った。ここ最近、序盤に失点していたが、この日は絶好のスタートを切った。
その後も伸びのある真っすぐと、変化球のコンビネーションで好調ヤクルト打線にスキを与えない。散発 3安打、 124球で 9回を投げ切った。これで、今季のヤクルト戦は、 5戦で 1勝無敗。眼下の敵との相性の良さは、今後もチームにとっては大きい。
和田豊監督(中央)は完封勝利を挙げた藤浪晋太郎投手(左から 3人目)を迎える=阪神甲子園球場
お立ち台に上がった藤浪は「立ち上がりから状態は悪くなかった。リリーフの方に休んでもらうために、最後まで投げられて良かった」と胸を張った。この日は、納得の投球だったようで「全体のバランスが良かった。真っすぐの走りも悪くなかった」と自己分析した。
今季 3完封目には「最後まで投げているので、チームにとってもプラスになる。内容はともかく絶対に勝ってやろうとマウンドに上がっていた」と話し、ハーラートップに並ぶ11勝には「負けないピッチングをするように毎回頑張っていきたい」とファンの大声援に応えていた。
和田監督は「今日のゲームは晋太郎に尽きますね。絶対に先に点は取られない、という気持ちがあった」と右腕を評価した。
今成亮太内野手(手前)に笑顔を見せる藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
おかえり! そしてお見事! 阪神は26日ぶりの阪神甲子園球場で、 2位ヤクルトに 9- 0で快勝。藤浪が今季 3度目の完封勝利で連敗を「2」で止め、仕切り直しの一戦でハーラートップタイ、自己最多タイの11勝目をあげた。 2位と 3ゲーム差とし、 8月も13勝10敗として 3カ月連続での月間勝ち越しが決定。さあ、10年ぶりのリーグVへ一直線だ!
最終打者の山田を遊ゴロに仕留めると、笑みがこぼれた。26日ぶりの甲子園。待っていたファンを沸かせた。 124球、被安打 3で今季 3度目の完封。藤浪には最後まで余力が残っていた。
「余裕があったので、相手が真っすぐを狙っているなかで三振が取れるか力試ししてみました」
9- 0で 9回二死。すでに試合は決していた。リーグトップ32本塁打の強打者から三振を奪いにいった。カウント 1- 2から 154キロの外角直球で空を切らすことはできなかったが、遊ゴロに打ち取った。
藤浪晋太郎投手(右)も今成亮太内野手のプレーをターニングポイントにあげた=阪神甲子園球場
「久々の甲子園だったので、絶対に勝ってやろうと思ってマウンドに上がりました」
1回二死、山田への 4球目で 156キロを出すなど、立ち上がりから飛ばした。自身、最近 4試合連続で 2回までに失点していたが、最初の 3回をパーフェクト。「最近、立ち上がりがよくなかったので、初回からいこうと思っていた」序盤からアクセル全開だった。
前回20日の巨人戦(東京D)は菅野と投げ合い 8回 0/3で 2失点も、打線の援護がなく敗れた。しかし、この日は味方が 9得点。 4回一死 1塁では 3塁・今成の好守もあった。「今成さんにはいつも助けてもらっている。あれで乗っていけた」と感謝した。
ハーラートップタイ、自己最多タイの11勝目。 8奪三振で昨季の自己最多に並ぶシーズン 172奪三振となった。シーズン 3完封は阪神の日本人投手としては2006年の井川以来 9年ぶり。高卒 3年目以内でシーズン 3完封は、1969年江夏豊氏( 3年目 7度)以来46年ぶりのことだ。
26日ぶりの甲子園。待ちわびた虎党、待ちわびた勝利に大喜び=阪神甲子園球場
前回巨人戦の試合前練習で、藤浪は今季初めて全体のアップに参加しなかった。外野のファウルゾーンに行くと、黙々とランニングを行った。もともと汗をかきにくく、冷房がきいた東京ドームはなかなか体が温まらない。そこで、別メニューでのアップを直訴。早めに仕上げることで課題の立ち上がりを克服しようとした。結果的に 2回に失点したが、菅野との息詰まる投手戦を披露した。一戦ごとの創意工夫が、この日の快投につながったといっていい。
チームは 3カ月連続の勝ち越しが決定。前のカードで広島に 2連敗を喫して不穏な空気が漂いはじめていたが、藤浪がそれを断ち切った。
「ズルズルといきそうだったけど、チーム全体で勝てたので、あす以降につながる」
2位ヤクルトとの 3連戦の初戦を制し、 3ゲーム差に広げた。エースが完封し、打線も爆発。この勢いで優勝へ、一直線だ。
前日までの敗戦を引きずらないで。こういう試合ができれば十分だろう!これからも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 8月)
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
2015年 公式戦 日程と結果(10月)
8月28日現在順位表
8月28日現在対戦表
※優勝がかかっていますが、 9月 1日のまとめ記事の内容が今までよりも薄くなります。悪しからずご了承ください。
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報
公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース
主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
◇モバイル限定のコラムを配信
貴重なファームの情報や、OBへのインタビュー等、ここでしか読めないコラムをさまざまな目線で配信! コラムは随時追加予定です!
◇会員限定選手サイン色紙のプレゼント
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