6日ナゴヤドームで中日－阪神23回戦が行われ、中日は 7回に代打森野の右前打で先制。 8回には平田が13号 3ラン。 7回無失点の若松が 8勝目。阪神の連勝は｢３｣で止まった。坂井信也オーナー(67＝電鉄本社会長)がナゴヤドームに観戦に駆けつけたが、チームは完封負け。無言で足早に球場を後にした。今季阪神の零封負けは 8月27日の広島戦(マツダ)以来で、13度目。内訳はヤクルトに 1度、巨人に 4度、広島に 3度、中日に 3度、交流戦で 2度。ＤｅＮＡには 1度も零封負けがない。ちなみに昨季は12度で内訳はヤクルト 1度、巨人 2度、広島 1度、中日 4度、ＤｅＮＡに 1度、交流戦 3度。阪神は同一カード 3連勝を狙った最下位中日相手に 0－ 5と完敗。和田豊監督(53)は 7回、伊藤隼太外野手(26)の犠打で一死 2塁としながら、代打攻勢をかけなかったシーンを｢振り返ってみれば、やっぱりそこだと思う｣と悔やんだ。 2位ヤクルトとは再び 0.5差となり、 8日からは甲子園に戻って 3位巨人と 3連戦。ヘコんでいる場合じゃない！
上本博紀内野手(29)は 1回無死 1塁で、犠打失敗の捕邪飛に倒れた。この後、一死満塁まで好機は広がったが、結果的に流れを悪くしてしまった。
執念の福留孝介外野手(38)！左手痛くてもバット折れてもしぶとく 3安打！ バットが折れても、打球はしぶとく中前に弾んだ。最後まで食い下がったのは攻守に目立った福留だ。手負いの 4番が何度もチームを鼓舞した。
先発・岩崎をリードした藤井彰人捕手(39)は、 6回 1/3を 4安打 2失点と粘投した左腕をかばった。“本職”の｢２番｣に戻って 4タコ。 3試合ぶりの無安打に終わった。
先発岩崎優投手(24)が 7回に突然崩れ 7敗目を喫した。 6回までは 3安打無失点と安定し｢ストライク先行でテンポよくいけました｣と 2塁を踏ませない投球を披露。岩崎は 7回途中 4安打 2失点。昨年 4月24日以来、 5試合ぶりとなるナゴヤドームでの勝ち星を逃した。
安藤優也投手(37)と福原忍投手(38)、虎の頼りになるベテランコンビが踏ん張れなかった。 8回に登板した38歳福原は、平田にダメ押しの 3ランを浴び、今季初めて一死もとれずに降板となった。記事をまとめてみました。
![2015.09.06 試合結果]()
＜中日 5－ 0阪神＞23回戦◇ 6日◇ナゴヤドーム
阪神は初回、中日若松を攻め立て一死満塁としたがゴメス、今成が倒れて無得点。阪神岩崎は危なげない立ち上がり。
中日若松は 2回以降立ち直り、中盤まで落ち着いた投球を続けた。だが打線は岩崎の前にチャンスを作れず沈黙した。
中日は 7回に代打森野の右前打で先制。 8回には平田が13号 3ラン。 7回無失点の若松が 8勝目。阪神の連勝は｢３｣で止まった。
坂井信也オーナーがナゴヤドームに観戦に駆けつけたが、チームは完封負け。試合後、報道陣から｢ゴメスの状態をどう思いますか｣や｢きょうはチグハグさが目立ちましたが｣と質問が飛んだが終始、無言で足早に球場を後にした。
阪神は同一カード 3勝を狙った最下位中日相手に 0－ 5と完敗。今季阪神の零封負けは 8月27日の広島戦(マツダ)以来で、13度目。内訳はヤクルトに 1度、巨人に 4度、広島に 3度、中日に 3度、交流戦で 2度。ＤｅＮＡには 1度も零封負けがない。ちなみに昨季は12度で内訳はヤクルト 1度、巨人 2度、広島 1度、中日 4度、ＤｅＮＡに 1度、交流戦 3度。
![和田豊監督は岩崎優投手をそのまま打席へ]()
代打じゃないの？ 和田豊監督(右)は伊藤隼太外野手にバントさせたのに岩崎優投手をそのまま打席へ＝ナゴヤドーム
阪神は同一カード 3連勝を狙った最下位中日相手に 0－ 5と完敗。和田豊監督は 7回、伊藤隼太外野手の犠打で一死 2塁としながら、代打攻勢をかけなかったシーンを｢振り返ってみれば、やっぱりそこだと思う｣と悔やんだ。 2位ヤクルトとは再び 0.5差となり、 8日からは甲子園に戻って 3位巨人と 3連戦。ヘコんでいる場合じゃない！
ざわ…ざわ…。ナゴヤドームの虎党がざわめいた。なんで岩崎がそのまま打席に？ なぜ代打じゃないの？ 切り札を投入しないのなら、なぜ伊藤隼にバントさせたの？
数々の疑問符が浮かびあがる。岩崎は見逃し三振で、またも好機は得点に結びつかず。和田監督は珍しくさい配ミスを認めると同時に、後悔の念を口にした。
｢振り返ってみれば、やっぱりそこ( 7回の攻撃)だと思うけどな｣
![犠打を放った伊藤隼太外野手]()
伊藤隼太外野手の犠打で一死 2塁＝ナゴヤドーム
0－ 0の 7回だ。今季 2度目の対戦だった先発・若松の攻略に苦しむなか、今成が左前打。続く伊藤隼が犠打を決めた。一死 2塁。 1、 2回に攻めきれず、終盤になってようやく訪れた好機。藤井に投手・岩崎と続くところでヨッシャ、代打だ！ ところが打率 0.167の藤井がそのまま打席に入り、 1球目のカーブを引っかけて遊ゴロ。次はさすがに代打…と思ったら岩崎が打席に立ち、見逃し三振に倒れた。
岩崎は 6回まで 3安打無失点と好投していた。しかも、わずか76球。バッテリーの呼吸も抜群だっただけに、代えにくいシーンではあった。
｢内容がよかっただけにな。後の(継投の)こともあるので(打席に立たせた)。あそこは岩崎で( 7回以降)しのぎながらとなったけど｣
![藤井彰人捕手がそのまま入り遊ゴロ]()
藤井彰人捕手がそのまま入り遊ゴロ＝ナゴヤドーム
将はブルペンの負担や延長戦を想定した作戦と説明したが、ならば、なぜ伊藤隼はバントだったのか。打たせればよかったのではないか－。
直後、岩崎が突然乱れた。先頭・ルナに死球を与えると、続く平田に 2塁打。一死満塁でＫＯとなり、 2番手・安藤が森野に適時打を浴びた。終わってみれば最下位相手に 0－ 5と完敗だ。
｢振り返ってみると、あそこ( 7回の攻撃)だったな｣と、和田監督は繰り返した。新井は 9回に使ったが狩野は出番なし。悔いが残るなら、代打を出してほしかった。
![岩崎優投手が見逃し三振]()
岩崎優投手が見逃し三振＝ナゴヤドーム
象徴的だったのは 7回だが、この日はすべてチグハグ、裏目に出た。 1回無死 1塁では上本が犠打失敗。一死満塁でゴメスが空振り三振、今成が 2ゴロで無得点。｢まず立ち上がりやね。主導権を握らないといけないところだった｣と将。 7回には勝負をかけて代えた安藤が打たれ、 8回にはもう 1点もやれないと投入した福原が 3失点…。
｢(敗戦の原因を)いい出したらキリがない｣
2位ヤクルトと 4日以来の 0.5ゲーム差に縮まった。突き放してライバルをあきらめさせなければいけない時期に、こんな負け方はもったいない。 8日からは甲子園に戻って 3位巨人と 3連戦。熱く、熱く！ 10年ぶりのリーグ優勝へ、まずは永遠のライバルを沈めてくれ！
![犠打を失敗した上本博紀内野手]()
1回、犠打を失敗した上本博紀内野手＝ナゴヤドーム
上本博紀内野手は 1回無死 1塁で、犠打失敗の捕邪飛に倒れた。この後、一死満塁まで好機は広がったが、結果的に流れを悪くしてしまった。前日 5日は｢６番｣で適時打を放ったものの、“本職”の｢２番｣に戻って 4タコ。 3試合ぶりの無安打に終わった。
![バットを折られながらも中前に運んだ福留]()
福留孝介外野手は八回、バットを折られながらも中前に運んだ＝ナゴヤドーム
執念の福留孝介外野手(38)！左手痛くてもバット折れてもしぶとく 3安打！
バットが折れても、打球はしぶとく中前に弾んだ。最後まで食い下がったのは攻守に目立った福留だ。手負いの 4番が何度もチームを鼓舞した。
｢負けたら意味がない｣
0－ 2の 8回二死 1塁。この日、 3度目のＨランプで今季11度目の猛打賞を決めた。チーム 5安打の過半数を放ち、中日にプレッシャーをかけ続けた。連続試合打点は｢６｣で止まったが、存在感は際立った。
打線がほんろうされた若松のチェンジアップ。和田監督が｢みんな頭の中にあったと思うが、分かっていても捕まえられなかった｣と振り返ったボールを、背番号｢８｣は攻略した。第 2打席で空振り三振を喫したが、 6回の第 3打席でとらえ、ライナーで中前へ。右腕の得意球を見切った。
![負傷した右手中指を気にする福留孝介外野手]()
福留孝介外野手は試合前、負傷した右手中指を気にする＝ナゴヤドーム
守ってもチームを救った。 7回に 2点を先制されて、なおも二死満塁。大島の右前のライナーをダッシュ鋭く追うと、足元にグラブを差し出してランニングキャッチ。勝負を決めさせなかった。
8月に右手中指を負傷し、その痛みを抱えながらの戦いが続く。前日 5日は大差がつき、途中交代した。この日は右手にテーピングが巻かれ、試合前のシートノックにも入らなかった。自身のものより軽い荒木のバットを使っているのには、負担軽減の意味もある。それでも｢出ている以上は何もない｣と、グラウンドに立ち続ける。
名古屋遠征の 4日夜には、決起集会の開催を呼びかけた。打っても守っても、グラウンドの外でも、38歳のベテランは虎の精神的な柱だ。甲子園に戻って、 8日からは 2ゲーム差の 3位巨人戦。不振のゴメスに代わる 4番は、大一番を前に言い切った。
｢どの試合も大事だよ｣
残り20試合に大小はない。中日時代に 3度のリーグ優勝経験がある大打者。万全でなくても、相手が誰であろうと、手は緩めない。
![杉山の二盗を阻止した藤井彰人捕手]()
3回、中日・杉山の 2盗を阻止した藤井彰人捕手＝ナゴヤドーム
先発・岩崎をリードした藤井彰人捕手は、 6回 1/3を 4安打 2失点と粘投した左腕をかばった。｢状態は悪くなかった。ナイスピッチングだった｣。 7回先頭のルナに死球を与えた場面で｢歩かれたので、時間を取ろうと思った｣とマウンドに駆け寄って立て直しを図ったが、実らず。 5試合連続でマスクをかぶる女房役も、悔しそうだった。
![顔をゆがめる先発岩崎優投手]()
7回裏中日無死、ルナに死球を当ててしまい顔をゆがめる先発岩崎優投手＝ナゴヤドーム
先発岩崎優投手(24)が 7回に突然崩れ 7敗目を喫した。
6回までは 3安打無失点と安定し｢ストライク先行でテンポよくいけました｣と 2塁を踏ませない投球を披露。
しかし、 7回に先頭のルナを死球で出塁させ、続く 4番平田に右翼への 2塁打を許した。 2、 3塁となり、一死後に 6番エルナンデスへ四球を献上。満塁のピンチを背負ったまま、 2番手安藤にマウンドを譲った。安藤が 2本の適時打を許して、岩崎は 7回途中 4安打 2失点。昨年 4月24日以来、 5試合ぶりとなるナゴヤドームでの勝ち星を逃した。
![悔しげな表情をみせた岩崎優投手]()
先発は 7回、先頭のルナに死球を与え、悔しげな表情をみせた
7回一死満塁。岩崎は汗をぬぐい、安藤に軽く会釈してマウンドを降りた。 6回まで 3安打無失点。 2塁を踏ませない安定感あふれる内容だっただけに 7回先頭のルナに与えた死球が悔まれた。
｢ストライク先行でテンポよくいけた｣と振り返り、死球が大きかったか？ との問いに｢そうですね｣と唇をかんだ。
前回 8月30日のヤクルト戦(甲子園)は 4回に投手の館山に 3ランを浴びるなど、 3回 2/3を 7失点の乱調。打者 2巡目でつかまる試合が続き、｢やられるパターンがいつも一緒｣と汚名返上を誓ったマウンドだった。
130キロ台ながら伸びのいい直球に変化球を交えて、竜打線を寄せつけない。 8月の月間ＭＶＰを争った若松と投げ合ったものの、 7回先頭のルナに死球。平田の 2塁打などで一死満塁となったところで降板となった。
中西投手コーチは｢ 7回までよく投げてくれた｣とねぎらったが、これで 7敗目( 3勝)。 5人目の先発として信頼を得るためにも、もうひと踏ん張りが期待される。
![投球する安藤優也投手]()
7回、投球する安藤優也投手＝ナゴヤドーム
安藤優也投手と福原忍投手、虎の頼りになるベテランコンビが踏ん張れなかった。37歳安藤は 7七回一死満塁で先発・岩崎からバトンを受けたが、代打・森野に初球を右前に運ばれ、二死満塁でも代打・藤井に中前打。 8回に登板した38歳福原は、平田にダメ押しの 3ランを浴び、今季初めて一死もとれずに降板となった。
なんちゅうこっちゃ！岩崎で連勝がストップするとは…。それも呑竜試合されてはしょうがないか…。これからは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2015年 公式戦 日程と結果( 9月)]()
2015年 公式戦 日程と結果( 9月)
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2015年 公式戦 日程と結果(10月)
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9月 6日現在順位表
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9月 6日現在対戦表
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上本博紀内野手(29)は 1回無死 1塁で、犠打失敗の捕邪飛に倒れた。この後、一死満塁まで好機は広がったが、結果的に流れを悪くしてしまった。
執念の福留孝介外野手(38)！左手痛くてもバット折れてもしぶとく 3安打！ バットが折れても、打球はしぶとく中前に弾んだ。最後まで食い下がったのは攻守に目立った福留だ。手負いの 4番が何度もチームを鼓舞した。
先発・岩崎をリードした藤井彰人捕手(39)は、 6回 1/3を 4安打 2失点と粘投した左腕をかばった。“本職”の｢２番｣に戻って 4タコ。 3試合ぶりの無安打に終わった。
先発岩崎優投手(24)が 7回に突然崩れ 7敗目を喫した。 6回までは 3安打無失点と安定し｢ストライク先行でテンポよくいけました｣と 2塁を踏ませない投球を披露。岩崎は 7回途中 4安打 2失点。昨年 4月24日以来、 5試合ぶりとなるナゴヤドームでの勝ち星を逃した。
安藤優也投手(37)と福原忍投手(38)、虎の頼りになるベテランコンビが踏ん張れなかった。 8回に登板した38歳福原は、平田にダメ押しの 3ランを浴び、今季初めて一死もとれずに降板となった。記事をまとめてみました。
＜中日 5－ 0阪神＞23回戦◇ 6日◇ナゴヤドーム
阪神は初回、中日若松を攻め立て一死満塁としたがゴメス、今成が倒れて無得点。阪神岩崎は危なげない立ち上がり。
中日若松は 2回以降立ち直り、中盤まで落ち着いた投球を続けた。だが打線は岩崎の前にチャンスを作れず沈黙した。
中日は 7回に代打森野の右前打で先制。 8回には平田が13号 3ラン。 7回無失点の若松が 8勝目。阪神の連勝は｢３｣で止まった。
坂井信也オーナーがナゴヤドームに観戦に駆けつけたが、チームは完封負け。試合後、報道陣から｢ゴメスの状態をどう思いますか｣や｢きょうはチグハグさが目立ちましたが｣と質問が飛んだが終始、無言で足早に球場を後にした。
阪神は同一カード 3勝を狙った最下位中日相手に 0－ 5と完敗。今季阪神の零封負けは 8月27日の広島戦(マツダ)以来で、13度目。内訳はヤクルトに 1度、巨人に 4度、広島に 3度、中日に 3度、交流戦で 2度。ＤｅＮＡには 1度も零封負けがない。ちなみに昨季は12度で内訳はヤクルト 1度、巨人 2度、広島 1度、中日 4度、ＤｅＮＡに 1度、交流戦 3度。
代打じゃないの？ 和田豊監督(右)は伊藤隼太外野手にバントさせたのに岩崎優投手をそのまま打席へ＝ナゴヤドーム
阪神は同一カード 3連勝を狙った最下位中日相手に 0－ 5と完敗。和田豊監督は 7回、伊藤隼太外野手の犠打で一死 2塁としながら、代打攻勢をかけなかったシーンを｢振り返ってみれば、やっぱりそこだと思う｣と悔やんだ。 2位ヤクルトとは再び 0.5差となり、 8日からは甲子園に戻って 3位巨人と 3連戦。ヘコんでいる場合じゃない！
ざわ…ざわ…。ナゴヤドームの虎党がざわめいた。なんで岩崎がそのまま打席に？ なぜ代打じゃないの？ 切り札を投入しないのなら、なぜ伊藤隼にバントさせたの？
数々の疑問符が浮かびあがる。岩崎は見逃し三振で、またも好機は得点に結びつかず。和田監督は珍しくさい配ミスを認めると同時に、後悔の念を口にした。
｢振り返ってみれば、やっぱりそこ( 7回の攻撃)だと思うけどな｣
伊藤隼太外野手の犠打で一死 2塁＝ナゴヤドーム
0－ 0の 7回だ。今季 2度目の対戦だった先発・若松の攻略に苦しむなか、今成が左前打。続く伊藤隼が犠打を決めた。一死 2塁。 1、 2回に攻めきれず、終盤になってようやく訪れた好機。藤井に投手・岩崎と続くところでヨッシャ、代打だ！ ところが打率 0.167の藤井がそのまま打席に入り、 1球目のカーブを引っかけて遊ゴロ。次はさすがに代打…と思ったら岩崎が打席に立ち、見逃し三振に倒れた。
岩崎は 6回まで 3安打無失点と好投していた。しかも、わずか76球。バッテリーの呼吸も抜群だっただけに、代えにくいシーンではあった。
｢内容がよかっただけにな。後の(継投の)こともあるので(打席に立たせた)。あそこは岩崎で( 7回以降)しのぎながらとなったけど｣
藤井彰人捕手がそのまま入り遊ゴロ＝ナゴヤドーム
将はブルペンの負担や延長戦を想定した作戦と説明したが、ならば、なぜ伊藤隼はバントだったのか。打たせればよかったのではないか－。
直後、岩崎が突然乱れた。先頭・ルナに死球を与えると、続く平田に 2塁打。一死満塁でＫＯとなり、 2番手・安藤が森野に適時打を浴びた。終わってみれば最下位相手に 0－ 5と完敗だ。
｢振り返ってみると、あそこ( 7回の攻撃)だったな｣と、和田監督は繰り返した。新井は 9回に使ったが狩野は出番なし。悔いが残るなら、代打を出してほしかった。
岩崎優投手が見逃し三振＝ナゴヤドーム
象徴的だったのは 7回だが、この日はすべてチグハグ、裏目に出た。 1回無死 1塁では上本が犠打失敗。一死満塁でゴメスが空振り三振、今成が 2ゴロで無得点。｢まず立ち上がりやね。主導権を握らないといけないところだった｣と将。 7回には勝負をかけて代えた安藤が打たれ、 8回にはもう 1点もやれないと投入した福原が 3失点…。
｢(敗戦の原因を)いい出したらキリがない｣
2位ヤクルトと 4日以来の 0.5ゲーム差に縮まった。突き放してライバルをあきらめさせなければいけない時期に、こんな負け方はもったいない。 8日からは甲子園に戻って 3位巨人と 3連戦。熱く、熱く！ 10年ぶりのリーグ優勝へ、まずは永遠のライバルを沈めてくれ！
1回、犠打を失敗した上本博紀内野手＝ナゴヤドーム
上本博紀内野手は 1回無死 1塁で、犠打失敗の捕邪飛に倒れた。この後、一死満塁まで好機は広がったが、結果的に流れを悪くしてしまった。前日 5日は｢６番｣で適時打を放ったものの、“本職”の｢２番｣に戻って 4タコ。 3試合ぶりの無安打に終わった。
福留孝介外野手は八回、バットを折られながらも中前に運んだ＝ナゴヤドーム
執念の福留孝介外野手(38)！左手痛くてもバット折れてもしぶとく 3安打！
バットが折れても、打球はしぶとく中前に弾んだ。最後まで食い下がったのは攻守に目立った福留だ。手負いの 4番が何度もチームを鼓舞した。
｢負けたら意味がない｣
0－ 2の 8回二死 1塁。この日、 3度目のＨランプで今季11度目の猛打賞を決めた。チーム 5安打の過半数を放ち、中日にプレッシャーをかけ続けた。連続試合打点は｢６｣で止まったが、存在感は際立った。
打線がほんろうされた若松のチェンジアップ。和田監督が｢みんな頭の中にあったと思うが、分かっていても捕まえられなかった｣と振り返ったボールを、背番号｢８｣は攻略した。第 2打席で空振り三振を喫したが、 6回の第 3打席でとらえ、ライナーで中前へ。右腕の得意球を見切った。
福留孝介外野手は試合前、負傷した右手中指を気にする＝ナゴヤドーム
守ってもチームを救った。 7回に 2点を先制されて、なおも二死満塁。大島の右前のライナーをダッシュ鋭く追うと、足元にグラブを差し出してランニングキャッチ。勝負を決めさせなかった。
8月に右手中指を負傷し、その痛みを抱えながらの戦いが続く。前日 5日は大差がつき、途中交代した。この日は右手にテーピングが巻かれ、試合前のシートノックにも入らなかった。自身のものより軽い荒木のバットを使っているのには、負担軽減の意味もある。それでも｢出ている以上は何もない｣と、グラウンドに立ち続ける。
名古屋遠征の 4日夜には、決起集会の開催を呼びかけた。打っても守っても、グラウンドの外でも、38歳のベテランは虎の精神的な柱だ。甲子園に戻って、 8日からは 2ゲーム差の 3位巨人戦。不振のゴメスに代わる 4番は、大一番を前に言い切った。
｢どの試合も大事だよ｣
残り20試合に大小はない。中日時代に 3度のリーグ優勝経験がある大打者。万全でなくても、相手が誰であろうと、手は緩めない。
3回、中日・杉山の 2盗を阻止した藤井彰人捕手＝ナゴヤドーム
先発・岩崎をリードした藤井彰人捕手は、 6回 1/3を 4安打 2失点と粘投した左腕をかばった。｢状態は悪くなかった。ナイスピッチングだった｣。 7回先頭のルナに死球を与えた場面で｢歩かれたので、時間を取ろうと思った｣とマウンドに駆け寄って立て直しを図ったが、実らず。 5試合連続でマスクをかぶる女房役も、悔しそうだった。
7回裏中日無死、ルナに死球を当ててしまい顔をゆがめる先発岩崎優投手＝ナゴヤドーム
先発岩崎優投手(24)が 7回に突然崩れ 7敗目を喫した。
6回までは 3安打無失点と安定し｢ストライク先行でテンポよくいけました｣と 2塁を踏ませない投球を披露。
しかし、 7回に先頭のルナを死球で出塁させ、続く 4番平田に右翼への 2塁打を許した。 2、 3塁となり、一死後に 6番エルナンデスへ四球を献上。満塁のピンチを背負ったまま、 2番手安藤にマウンドを譲った。安藤が 2本の適時打を許して、岩崎は 7回途中 4安打 2失点。昨年 4月24日以来、 5試合ぶりとなるナゴヤドームでの勝ち星を逃した。
先発は 7回、先頭のルナに死球を与え、悔しげな表情をみせた
7回一死満塁。岩崎は汗をぬぐい、安藤に軽く会釈してマウンドを降りた。 6回まで 3安打無失点。 2塁を踏ませない安定感あふれる内容だっただけに 7回先頭のルナに与えた死球が悔まれた。
｢ストライク先行でテンポよくいけた｣と振り返り、死球が大きかったか？ との問いに｢そうですね｣と唇をかんだ。
前回 8月30日のヤクルト戦(甲子園)は 4回に投手の館山に 3ランを浴びるなど、 3回 2/3を 7失点の乱調。打者 2巡目でつかまる試合が続き、｢やられるパターンがいつも一緒｣と汚名返上を誓ったマウンドだった。
130キロ台ながら伸びのいい直球に変化球を交えて、竜打線を寄せつけない。 8月の月間ＭＶＰを争った若松と投げ合ったものの、 7回先頭のルナに死球。平田の 2塁打などで一死満塁となったところで降板となった。
中西投手コーチは｢ 7回までよく投げてくれた｣とねぎらったが、これで 7敗目( 3勝)。 5人目の先発として信頼を得るためにも、もうひと踏ん張りが期待される。
7回、投球する安藤優也投手＝ナゴヤドーム
安藤優也投手と福原忍投手、虎の頼りになるベテランコンビが踏ん張れなかった。37歳安藤は 7七回一死満塁で先発・岩崎からバトンを受けたが、代打・森野に初球を右前に運ばれ、二死満塁でも代打・藤井に中前打。 8回に登板した38歳福原は、平田にダメ押しの 3ランを浴び、今季初めて一死もとれずに降板となった。
なんちゅうこっちゃ！岩崎で連勝がストップするとは…。それも呑竜試合されてはしょうがないか…。これからは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
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