ランディ・メッセンジャー投手(30)が来日 3年目で初完封。 9奪三振で 4安打に抑え、 2勝目を挙げた。打線は 4回にブラゼルの 4号 2ランで先制。 7回にはマートンの適時打で 2点を加えた。ファミリーが見守る中で圧巻の快投。バットで援護したのはブラゼル、マートンだった。助っ人パワーで和田虎は連敗を「2」で止め、阪神4-0ヤクルト<ほっともっと神戸>と首位をガッチリとキープ!!クレイグ・ブラゼル内野手(31)が先制 2ランを放った。
ヤクルトはロマンが 6回 2失点で 3敗目を喫した。記事をまとめてみました。
メッセンジャー投手はお立ち台に上がると、真っ先にバックネットに向かって、手を振った。ほほえむ視線の先には最愛の家族がいた。メッセンジャーが来日 3年目にして、初のシャットアウト勝ち。価値ある 2勝目を手中に収めた。
「本当に気持ちがいい。日本で完封できてうれしいよ!」
非の打ち所がない省エネピッチ。要した球数はジャスト 100球だ。「真っすぐをやられるまで続けていこう」と、最速 149キロをマークした剛球を武器にねじ伏せた。1度も三塁を踏ませない 4安打 9奪三振の快投劇。「完封はほとんど記憶にない。マイナー時代の2001年のときかな」。テレ笑いを浮かべたが、胸のうちには期する思いがあった。
「スワローズに前回やられていたので、絶対に倒したい相手でした」
ヤクルト戦に先発した阪神のメッセンジャー。来日 3年目で初完封
今季初登板となった 4日の神宮の一戦。制球難から 3回 5失点KOを食らった。その夜。悔しさのあまり、荒れた。ビール、ワイン、テキーラ…。ベッドに入っても眠りにつけず、 1人飲み明かした苦い記憶。再戦の舞台で見事にリベンジに成功した。昨季ヤクルトから 5勝を重ねた助っ人はツバメキラーの異名に「その名前をいただきたいね」と胸を張った。
「家族の支えがある。観に来ていたし、いい投球をしたかった」
スタンドにベネッサ夫人(30)と長女のフランチェスカちゃん( 3)、生後 7カ月の長男・ローム君が応援に。妻とは登板前日にある約束を交わしていた。
「 1失点で完投するよ!」
9回を 4安打無失点。来日 3年目で初完封したメッセンジャー
しかし…。スコアボードに並んだ 9つのゼロ。いい意味で裏切ってみせた。ただ、愛妻は言う。
「本当に驚いたわ。でも、お祝いは15勝してシーズン終えないとしないわよ」
最近、動物園に子供たちを連れて行った「ファミリーマン」。愛する家族のため、そして、和田虎のためにメッセは15勝という高いノルマをクリアしてくれるはずだ。
「申し分ありません」
和田監督も賛辞を惜しまなかった。首位をキープし、カードの頭は 6戦で 4勝 2分け。新たな不敗神話になりつつある。それも、新生阪神の初めての連敗を止めた右腕の存在があってこそ、だ。
「連敗を止めたかったからね。これからもチームに貢献したい」
昨シーズン虎投トップタイの5回の連敗ストッパーは今年も健在。大歓声を全身に浴びるパパの笑顔は最高に格好よかった。
投内連係プレーで声を出してベースカバーに入るメッセンジャー
★マイバリカンでヘアバッチリ!
メッセンジャーは大柄な見た目とは裏腹?に手先は器用。お立ち台に上がった助っ人のバッチリ整えられた頭髪は自ら刈り込んでいる。「小学生の頃からずっと自分でやっているんだ」。遠征先にマイバリカンを持ち運ぶほど。特にシャープなもみ上げはこだわりのデザイン。こだわりといえば、登板前日の験担ぎとして、ラーメンを食べるのは有名。前夜は「担々麺を食べたよ」とほほえんだ。ちなみにメッセンジャーの全国 1位は横浜にある家系総本山「吉村家」だとか。
神戸の夜空を彩った花火ナイターよりひと足早く、豪快に“打ち上げ花火”をかっ飛ばした。左翼ポール付近へ運んだブラゼルの 4号2ランが、胸のすくような完封劇に花を添えた。
クレイグ・ブラゼル内野手が先制 2ランを放った。 4回無死 2塁からロマンの外角チェンジアップを流し、左翼席最前列に運んだ。リーグ単独トップとなる 4号でチームを乗せ「 1打席目のチャンスで打てなかったので、何とか打ちたい気持ちが強かった。とにかく先制点が取れたので良かった」と喜んだ。
4回裏阪神無死二塁、左越え 2点先制本塁打を放ったブラゼル
「ランナーが 2塁だったから、追い込まれたら走者を進めることが必要だと思っていた。入るとは思わなかった。頭を下げて走らないといけないかと思っていたよ」
4回無死 1塁。 1球目がボークになり、走者が 2塁へ。もらったチャンスを逃さなかった。カウント 1- 0から、ヤクルト先発・ロマンのチェンジアップを強振。フルスイングで驚弾を生んだ。
「 1打席目のチャンスで打てなかったので、何とか打ちたいという気持ちが強かった。とにかく先制点がとれたのでよかった」
1回二死 1、 3塁の好機では 2ゴロに倒れたが、 2度目はキッチリと決めた。和田監督は「 1、 3回とチャンスを作りながら得点できず、空気が重くなりかけたところでブラゼルの 1発。あれでガラッと変わった」と目を細めた。
4回に左翼へ先制 2ランを放ったブラゼル
同じ米国出身の右腕がお立ち台で愛妻ぶりを見せつけたが、B砲も家族への心遣いは欠かさない。ラニー夫人が遠征に帯同しないときには、プレゼントを探しに街を歩くB砲は、春先に雄姿を届けた。
開幕直前のマリナーズ、アスレチックスとの親善試合(東京D)に、夫人も呼んだ。自分が目指していたメジャーを相手に、 2試合で 7打数 5安打 1打点の大暴れ。日本での生活をサポートしてくれている妻に、力強さを見せつけた。
これで両リーグトップの 4発。 4本すべてがヤクルト戦というキラーぶりも頼もしい。前カードの中日戦(甲子園)では、結膜炎もあり 2試合スタメンから外れたが、勢いをつけた。
指揮官は、「結果が出たし、またあしたから気分よくいってくれると思う」と言葉に力を込めた。目の覚めるようなブラゼルのスイングには、連夜のツバメ撃ちを期待せずにはいられない。
7回二死満塁で中前へ 2点適時打。今季初の猛打賞&打点だ
虎の安打製造機に、ようやくエンジンがかかってきた。スタジアムに灯った 3つの「H」ランプ。マートンがチーム15試合目で今季初の猛打賞だ。
「自分としても全部のスイングで、力強いスイングができたのはよかった。きょうはいい形だったけど、あしたはあした。きょうのいい形が、あしたにもつながればいいと思うよ」
1つ目の快音は、助っ人の“猛打ショー”の幕開けの合図だった。 2点リードの 4回。ヤクルト先発・ロマンが投じた内角 140キロの真っすぐにバットを出し、 1、 2塁間を破った。 6回には、一死走者なしから右翼へライナー性の痛烈な当たり。ダイビングキャッチを試みた右翼手・バレンティンのグラブをはじき、 2塁打を記録。その後もM砲のバットは止まらず、 7回には二死満塁から中前へ 2点適時打。チームを勝利に導いた一打は、今季初の打点だった。
今年で 3年目。日本の野球ファン。そして、日本を心から愛している。 4月 3日からの東京遠征中だった。ヤクルト 3連戦(神宮)の 2戦目から 1軍に合流した助っ人は、チーム宿舎の近くに咲いていた桜の木に目を奪われた。「花見」という言葉は知らなかったが、携帯電話を手に持ち、無心で写真を撮った。日本特有の花見という文化に初めて触れ、また日本が好きになった。
「大事なことはこれからも続けること。きょうみたいに勝利に貢献できるのはうれしい」。 3試合ぶりの安打はM砲復活のノロシ。ただ、チームのために-。虎党を愛し、愛されるマートンのヒットパレードは、ここから始まる。
「ほっともっと神戸」で行われたツバメ料理大会!外人勢の料理の仕方が実に良かったですね。
今日も神戸で、もっと美味しい料理を作ってくれるのでは無いだろうか?と、思っています。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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