鳥谷敬内野手(34)が 6日、宜野座キャンプで「4スタンス理論」(池田書店)の提唱者であるスポーツアドバイザーの広戸聡一氏(35=一般社団法人「レッシュ・プロジェクト」代表)から教えを受けた。金本知憲監督(47)は「どうやったら体の伝達がうまくいくのかをね。選手のきっかけになれば」と意図を説明した。以前から取り入れていた鳥谷も広戸氏と話し込むなど刺激を受けた様子。広戸氏は「まずは自分の生まれ持っている特性があることを知ってもらう」と話した。
沖縄・宜野座キャンプ第 2クール初日の 6日、実戦形式のシート打撃に臨んだ。一死 1、 3塁のケースを想定したもの。新井良太内野手(32)が岩崎優投手(24)から左翼に本塁打を放ったほか、大和外野手(28)が岩貞祐太投手(24)から左翼にライナーで適時打をマーク。緒方も巧みなバットコントロールで岩崎から左前に運んだ。荒木も歳内から中前へ。片岡篤史打撃コーチ(46)は「秋から状態がいいヤツは結果が出た。大和、荒木、良太…。いまは真っすぐをしっかりたたけるか」と評していた。岩崎の甘く入ったスライダーをフルスイングした。横田、陽川ら若手の“パワー自慢”も脱帽だ。練習中、大声でナインを鼓舞するムードメーカーも、 8月で33歳。ベテランと呼ばれてもいい年齢となった。指揮官も陰の努力を知っている。チームきっての練習の虫といわれる鳥谷とともにウエートトレーニングに汗を流し、前日 5日の休日も宿舎に隣接する室内練習場で打ち込みをしていた。目標は 3塁のスタメン奪取だ。新たにヘイグが加入。今成もいる。新井は「しっかりと、今やっていることをやるだけです」と決意表明。 2月は、若手とともに南国・沖縄で泥と汗にまみれる。
春季キャンプ( 6日、沖縄・宜野座村)で“孝行息子”の登場だ。金本知憲監督が第 2クール初日の 6日、宜野座キャンプ初のシート打撃を実施。好投した 3年目の岩貞祐太投手(24)を「(先発ローテに)急浮上したね」と絶賛した。 2年間で計 2勝のドラ 1左腕に感じた覚醒モード。オープン戦の開幕投手を任せる可能性も示唆した。 2月21日、ヤクルトとのオープン戦開幕戦(浦添)か、初の対外試合となる16日の楽天との練習試合(宜野座)か。とにかく“開幕投手”を任せてみたい-。そんな思いに駆られる投球だった。飛躍の予感-。指揮官の言葉から期待感があふれ出た。「(左腕だが)右打者を抑えられるかなと。シュートでゴロに打ち取れるし、落ちる球もある。俺の見た感じ(落ちる球も)真っすぐと同じような振りをしていて打者が(直球と)だまされる。能見のいいときみたい」。あとは24歳の奮闘次第。アニキの予感が確信に変わったとき、頼もしい先発陣が出来あがる。
春季キャンプで藤浪晋太郎投手(21)が今キャンプ 2度目のブルペン投球でクイックタイムを計測。衝撃の 1秒01をたたきだし、片山大樹ブルペン捕手(40)は「カール・ルイスでも走れないよ」と驚がく。こうなりゃ、走者はくぎ付けにされること間違いなし。無敵のエースや!投手陣で最後に登場した藤浪がブルペンを“独占”した。直球にカーブ、スライダーなど変化球もひと通り試した後に「クイックいきます」と宣言。フゥと息を吐きながらセットポジションに入り、矢のような速さで白球をミットに吸い込ませたのだ。昨季、藤浪のクイック平均は 1秒17前後。一般的に速いといわれる 1秒20を切っていたが、相手の盗塁企図「18」のうち「13」を許してしまった。球界トップクラスのDeNA・久保康のタイムは 1秒を切り、西武の牧田が平均 1秒 1。つまり最速レベルに成長できることを証明したのだ。藤浪が胸を張る。究極の目標は盗塁企図「0」。昨季14勝をあげた虎のエースはもう無敵だ。
侍ジャパンの小久保裕紀監督(44)が 6日、藤川球児投手(35)に熱視線を送った。ブルペン投球するかつてのライバルを凝視。「対戦した投手がどんどん減っている。(藤川は)相変わらずの肘の使い方で、ベース板の上で球威が落ちない。そこから浮き上がってくる」と絶賛した。
侍ジャパンの小久保裕紀監督が阪神の沖縄・宜野座キャンプを視察し、 2年目の江越大賀外野手(22)にレギュラー獲りを“指令”した。伸び盛りの若虎に対し、将来的な代表入りを匂わせ、その第一条件として定位置奪取を挙げた。グレーのスーツに身を包み、虎期待の若手に鋭い視線を送った。可能性を感じ、フリー打撃後の若虎に歩み寄る。侍ジャパンの小久保監督が、江越に“直ゲキ”だ。午前中に宜野座を訪れると、真っ先に江越に熱視線を送った。45スイングで 5発のサク越えを放った力強いスイングに見ほれた。ケージを出た若虎と言葉を交し、「レギュラー獲れよ」と自らハッパをかけた。レギュラー獲りから侍入りへ。虎と侍の両指揮官の熱い思いが、江越の闘志をさらに強く燃え上がらせる。
2軍安芸キャンプに参加するドラフト 1位高山俊外野手(22=明治大學)が、 6日の全体練習合流を前に「攻」めの気持ちを強調した。キャンプ初の休日だった 5日、ほかの新人たちと安芸市立書道美術館を訪れ、筆を握った。書道を指導した学芸員の小林和香さんも「書道には性格がよく出ます。高山くんは一番大胆に、思い切りが良くスピーディーに書いていました。すごいですね。何にも気後れをしない子なんだろうなと思います」とメンタル面を褒めた。20日の練習試合・西武戦で実戦復帰が濃厚。終盤での 1軍キャンプ合流の扉も一気に開かれてきた。故障明けの我慢から一気に攻めに出る。
掛布雅之 2軍監督(60)が、高知・安芸キャンプ第2クール初日の 6日、炎の 250球ノックを行った。ノックを終えて「ケツが痛い。なんか(ペースが)早くなっちゃうんだよね。俺らの(現役の)時もあんな感じ。明日はケツがバキバキになる。いや明後日だな。もう遅れてくるだろうな」と話した。
阪神のドラフト 6位・板山祐太郎外野手(21=亜細亜大學)が 6日、シート打撃で右中間へ
推定 120メートルの“プロ初本塁打”を放ち、猛アピールに成功。掛布雅之 2軍監督が「 1軍の予備軍」として高い期待を口にした。また、臨時コーチの江夏豊氏(67=野球評論家)が安芸入り。さっそく選手宿舎で 1時間の“江夏塾”を開いた。逆風を切り裂いた。板山がシート打撃で持ち前の強打を発揮。掛布 2軍監督を強烈な“アピール弾”で喜ばせた。いきなり魅せた。 1打席目。カウント 3- 1から伊藤和の真ん中付近の直球をフルスイング。打球はグングン伸びて電光掲示板を直撃した。さらに 4打席目は内角低めの変化球に窮屈な体勢ながらうまく反応し、打球はセンターの頭上を越えて楽々と 2塁に到達した。 4打数 2安打。第 2クール初日は上々の滑り出しだ。21歳はまだまだ先を見据え「 1本打ったらOKの世界じゃない。まだまだ(好不調の)差があるので、もっと反復練習していかないといけないですね」と気合を入れ直した。豪快にのろしをあげ、ドラフト 6位からの下克上を目指す。
阪神は 6日、松田遼馬投手(21)が右肩関節炎で帰阪すると発表した。 5日に沖縄・嘉手納町の病院で診断されたもの。チームでは伊藤隼太外野手(26)がキャンプイン前日の 1月31日に右肩関節唇損傷で離脱。島本浩也投手(22)は 4日に左内転筋の張りで帰阪しており、早くも 1軍 3人目の故障者となった。記事をまとめてみました。
4ステップ理論を学んだ鳥谷敬内野手は濱中治コーチ(右)と話し合う=沖縄・宜野座村野球場
鳥谷敬内野手が 6日、宜野座キャンプで「4スタンス理論」の提唱者であるスポーツアドバイザーの広戸聡一氏から教えを受けた。
身ぶり手ぶりで助言され、近くに置くスタンドティー打撃を繰り返した。「4スタンス理論」は身体的構造を 4タイプに分けて体の動かし方を分析するもの。重心もそれぞれ異なるとし、鳥谷はつま先外側のA 2タイプだという。
鳥谷は「自分なりに考えていろいろやっている。何でも採り入れる姿勢を持ってやっています」と意欲的だった。
キャンプ地を訪れ、鳥谷敬内野手(右)に指導するスポーツアドバイザー・広戸聡一氏=沖縄・宜野座村野球場
阪神春季キャンプ( 6日、沖縄・宜野座村)で身体的構造を 4タイプに分けて体の動かし方を分析した「4スタンス理論」の提唱者、広戸聡一氏を招いて指導を受けた。金本知憲監督は「どうやったら体の伝達がうまくいくのかをね。選手のきっかけになれば」と意図を説明した。
以前から取り入れていた鳥谷も広戸氏と話し込むなど「何でも参考にして自分で考えながらやっていきたい」と刺激を受けた様子。広戸氏は「まずは自分の生まれ持っている特性があることを知ってもらう」と話した。
実戦練習で左越え本塁打を放った新井良太内野手=沖縄・宜野座村野球場
沖縄・宜野座キャンプ第 2クール初日の 6日、実戦形式のシート打撃に臨んだ。
一死 1、 3塁のケースを想定したもの。新井良太内野手が岩崎優投手から左翼に本塁打を放ったほか、大和外野手が岩貞祐太投手から左翼にライナーで適時打をマーク。緒方も巧みなバットコントロールで岩崎から左前に運んだ。荒木も歳内から中前へ。片岡篤史打撃コーチは「秋から状態がいいヤツは結果が出た。大和、荒木、良太…。いまは真っすぐをしっかりたたけるか」と評していた。
豪快な一発を放った新井良太内野手。俺を忘れるなとばかりにアピール=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで新井良太内野手が、初の実戦練習でチーム 1号。若手には負けないパワーに、確実性を高めて、 3塁のポジションを奪いにいく。また、大和外野手は左前に強烈な打球を放ち、激しい 2塁争いへ打撃進化をアピールした。
代打に甘んじるつもりはサラサラない。新井がキャンプ初の実戦の第 1打席で、左翼芝生席に豪快な打球を放り込み、存在感を示した。
「初めてだったし、積極的に振ることを考えていた」
シート打撃で本塁打を放った新井良太内野手=沖縄・宜野座村野球場
ファンにビジターユニホームがお披露目され、一死 1、 3塁を想定して行われたケース打撃。岩崎の甘く入ったスライダーをフルスイングした。横田、陽川ら若手の“パワー自慢”も脱帽だ。練習中、大声でナインを鼓舞するムードメーカーも、 8月で33歳。ベテランと呼ばれてもいい年齢となった。
金本監督は「良太って、西岡より年齢が( 1つ)上よ。イメージ違うでしょ? でも、タイミングの取り方さえちゃんとして、力が伝わるスイングをすれば、彼の飛距離はまだ出るんじゃない?」と、まだまだ発展途上を強調した。
指揮官も陰の努力を知っている。チームきっての練習の虫といわれる鳥谷とともにウエートトレーニングに汗を流し、前日 5日の休日も宿舎に隣接する室内練習場で打ち込みをしていた。
実戦打撃で本塁打を放った新井良太内野手=沖縄・宜野座
期する思いもある。昨季は93試合で、打率 0.193、 4本塁打、19打点。ボール球に手を出して凡打になるケースが多かった。 3塁のレギュラー候補に、自分が挙げられることはなくなった。
課題は、いかに確実性を高めるか。スイング時に肩の力を抜くことを意識し、体が上下にブレないスイングを心がけている。
目標は 3塁のスタメン奪取だ。新たにヘイグが加入。今成もいる。新井は「しっかりと、今やっていることをやるだけです」と決意表明。 2月は、若手とともに南国・沖縄で泥と汗にまみれる。
★阪神の 3塁事情
今季の 3塁手は新助っ人・ヘイグを本線に、今成と新井が争う。昨季、開幕から 5月まで西岡が 3塁を守ったが、 5月に右肘を痛めて離脱し、今季は 2塁が主戦場となる。昨季の西岡不在時は新井と今成を、投手の左右や相性によって併用していた。ヘイグは外野に回る可能性もあり、若手では大卒 3年目の陽川が出場機会をうかがう。
新井良太内野手(右)を空振り三振に仕留めた岩崎優投手。ネット越しに見守る金本知憲監督(左奥)も大絶賛だった=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで“孝行息子”の登場だ。金本知憲監督が第 2クール初日の 6日、宜野座キャンプ初のシート打撃を実施。好投した 3年目の岩貞祐太投手を「(先発ローテに)急浮上したね」と絶賛した。 2年間で計 2勝のドラ 1左腕に感じた覚醒モード。オープン戦の開幕投手を任せる可能性も示唆した。
黒雲が覆う宜野座の空の下、キラキラと躍動する左腕に目を奪われた。雨予報を受け、30分ほど前倒ししたシート打撃。その甲斐は、確かにあった。金本監督の弾むコメントが、すべてだ。
「ちょっと急浮上したね、岩貞は。期待しているだけの球を見せてくれた。先発ローテのチャンスがあるかもしれないね。今だったら投げさせてみたい。オープン戦第1号、一発目くらいに」
シート打撃で岡崎太一捕手と対戦した投手・岩貞祐太=沖縄・宜野座村野球場
2月21日、ヤクルトとのオープン戦開幕戦(浦添)か、初の対外試合となる16日の楽天との練習試合(宜野座)か。とにかく“開幕投手”を任せてみたい-。そんな思いに駆られる投球だった。
一死 1、 3塁の設定で行った初の実戦形式。 3年目のドラ 1は打者 9人を相手に被安打 1( 1四球)。前の打席で豪快弾を放った新井、新助っ人のヘイグに対しては速球で内角高めを突き、最後は外のチェンジアップで連続空振り三振に仕留めた。最速 144キロ。指揮官がスタンドのスコアラーに球速を確認するほど、キレがあった。
「回転がよかった。指にかかったとき、どれくらいでているのかと。シュートも低めは沈むし。ちょっとあれやね。急上昇やね、俺の中では」
目を細めるのも無理はない。 6日付サンケイスポーツインタビューで明かした基本構想は藤浪、メッセンジャー、能見、岩田の 4本柱で52勝以上。あとは先発 5、 6番手でどれだけ稼げるかがVへのポイントとなる。一歩リードの岩崎が、この日のシートで被弾。復帰の藤川も先発調整しているが、確固たる存在はいない。そんな中で、待望の孝行息子が現れた。
シート打撃で安打を放つ大和外野手 投手・岩貞祐太=沖縄・宜野座村野球場
金本監督の言葉を伝え聞いた岩貞も「(開幕ローテを)もちろん狙っていくつもりで、ずっとやっています」と声を強めた。過去 2年で計 2勝も、オフに参加した台湾ウインターリーグでは 5試合17回を27奪三振、防御率0.53で投手MVP。右足を真っすぐ踏み出して体重を乗せる新フォームに手応えを得た。
この日は直球で押し込んでファウルを多く奪うことがテーマだったが、「チェンジアップとシュートはうまくタイミングを外せたし、空振りもとれた」と納得顔。右打者の内角高めへの速球も、「ずっと練習している球。徹底してやっていきたい」と意欲満々だ。
飛躍の予感-。指揮官の言葉から期待感があふれ出た。「(左腕だが)右打者を抑えられるかなと。シュートでゴロに打ち取れるし、落ちる球もある。俺の見た感じ(落ちる球も)真っすぐと同じような振りをしていて打者が(直球と)だまされる。能見のいいときみたい」。あとは24歳の奮闘次第。アニキの予感が確信に変わったとき、頼もしい先発陣が出来あがる。
◆岩貞について阪神・香田投手コーチ
「右打者への外のシュートがよかった。腕が振れているし、チェンジアップが有効だった。(右足の)インステップが真っすぐ踏み出せるようになって、手応えを感じているみたい」
★阪神の先発ローテ事情
金本監督は「 6分の 4は決まっている」と話しており、藤浪、メッセンジャー、能見、岩田が 4本柱。昨季15試合に先発し 3勝も防御率3.51の 3年目の左腕、岩崎が 5番手として期待されている。さらに復帰した藤川も先発調整しており、このまま先発なら有力な存在。秋山や横山、さらに榎田も“両にらみ”で、岩貞のライバルは多い。
超速クイックを披露した藤浪晋太郎投手。あのカール・ルイスでも走られない!?=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで藤浪晋太郎投手が今キャンプ 2度目のブルペン投球でクイックタイムを計測。衝撃の 1秒01をたたきだし、片山大樹ブルペン捕手は「カール・ルイスでも走れないよ」と驚がく。こうなりゃ、走者はくぎ付けにされること間違いなし。無敵のエースや!
100メートル 9秒86を誇る陸上界の元スター選手、カール・ルイスでも動けない!? あまりのスーパークイックに誰もがビックリ仰天。藤浪が世界最強クラスの武器を入手した。
「タイムを測ったんですが、すごくよくて、自分自身驚きました」
投手陣で最後に登場した藤浪がブルペンを“独占”した。直球にカーブ、スライダーなど変化球もひと通り試した後に「クイックいきます」と宣言。フゥと息を吐きながらセットポジションに入り、矢のような速さで白球をミットに吸い込ませたのだ。
超速クイックを披露した藤浪晋太郎投手。あのカール・ルイスでも走られない!?=沖縄・宜野座村野球場
「シーズンより速いでしょう」
藤浪の言葉に金村投手コーチ、下柳臨時コーチも投球動作開始から捕球までの計測を開始。片山ブルペン捕手がストップウオッチを持ってきた。
「 1秒16!」
「 1秒10!」
「 1秒01!」
金村コーチが「ありえんぐらいの速さ」と叫んだ。藤浪は測定担当の片山捕手に「やりすぎですよ」と照れ笑いしながら「8球界最速と言われるDeNAの)久保さん級」と自画自賛。下柳コーチも「何も問題ないよ」と太鼓判を押した。
超速クイックを披露した藤浪晋太郎投手。あのカール・ルイスでも走られない!?=沖縄・宜野座村野球場
昨季、藤浪のクイック平均は 1秒17前後。一般的に速いといわれる 1秒20を切っていたが、相手の盗塁企図「18」のうち「13」を許してしまった。球界トップクラスのDeNA・久保康のタイムは 1秒を切り、西武の牧田が平均 1秒 1。つまり最速レベルに成長できることを証明したのだ。
片山捕手は「捕手が 2塁まで 1秒60としたら 1塁から 2塁まで 2秒60で走れる人なんていない。カール・ルイスでも走れない」と腰を抜かした。
「クイック単独でみればそれなりにできると思うんですけどね。タイミングとか走られやすいカウントとかもあると思う。そのへんをもっと理解していけば、より打者に集中できると思う」
藤浪が胸を張る。究極の目標は盗塁企図「0」。昨季14勝をあげた虎のエースはもう無敵だ。
◆クイックモーション◆
投手が投球動作を小さく素早くすることで、相手の盗塁や機動力を防ぐ投法。投球動作に入ってから捕手のミットにボールが到達するまでのタイムは 1.3秒以内が及第点といわれる。半面、通常のフォームと異なるメカニズムで投じるため、球速や制球力は落ちる傾向にある。体の大きい外国人選手はクイックを苦手とし、巨人・ポレダは 1.4秒台。また、北海道日本ハム・大谷は 1.1秒前後。
◆クイックの速い投手あらかると
★久保康友(DeNA):昨年、開幕投手12人を対象に 4月 77~12日の登板試合でタイムを測定。その中で最速の 0秒86をマーク。昨季は盗塁企図さえ、許さなかった。
★牧田和久(西武):アンダースローながら平均 1秒 1と球界トップクラス。最速は 1秒03。捕手の炭谷は「本当に助かる。( 2塁送球が)それない限りは刺せる」と絶賛。
★内海哲也(巨人):2011、2012年セ最多勝投手。平均 1秒 1のクイックを誇り、過去 5年で許した盗塁数は 4と驚異的な数字。
ブルペンで投球練習をする藤川球児投手=沖縄・宜野座村野球場
侍ジャパンの小久保裕紀監督が 6日、藤川球児投手に熱視線を送った。
ブルペン投球するかつてのライバルを凝視。「対戦した投手がどんどん減っている。(藤川は)相変わらずの肘の使い方で、ベース板の上で球威が落ちない。そこから浮き上がってくる」と絶賛した。
一方、藤川は「もう 1度対戦したいですね」と、阪神球児VS巨人小久保の再戦を熱望。日本代表については「僕はタイガースで精いっぱい。タイガースで日本一になるために来たんですから」と苦笑いだった。
江越大賀外野手のフリー打撃を見る小久保日本代表監督=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで野球日本代表チーム、侍ジャパンの小久保裕紀監督が阪神の沖縄・宜野座キャンプを視察し、 2年目の江越大賀外野手にレギュラー獲りを“指令”した。伸び盛りの若虎に対し、将来的な代表入りを匂わせ、その第一条件として定位置奪取を挙げた。
グレーのスーツに身を包み、虎期待の若手に鋭い視線を送った。可能性を感じ、フリー打撃後の若虎に歩み寄る。侍ジャパンの小久保監督が、江越に“直ゲキ”だ。
「練習であれだけ飛ばす選手は、阪神にいなかった。非常に目立っていた。昨年の後半から出てきて、今年はレギュラーを獲るチャンス。ガムシャラになって獲ってもらいたい。飛距離はなかなかいいものがある」
打撃練習が終わると笑顔で話しかけた=沖縄・宜野座村野球場
午前中に宜野座を訪れると、真っ先に江越に熱視線を送った。45スイングで 5発のサク越えを放った力強いスイングに見ほれた。ケージを出た若虎と言葉を交し、「レギュラー獲れよ」と自らハッパをかけた。
“侍”になれる可能性を感じた。代表監督として全球団の選手をチェックする中で、「昨年の後半少し自分の打撃の形を見つけていたけど、そこからさらによくなっている」と成長を実感。将来的な代表選出のためにも、まずはチームで結果を出せ-というわけだ。
代表指揮官の言葉が、胸に響かないわけがない。江越は「素直にうれしい」と笑顔を見せると、「見てもらっているので、結果を残してアピールしないといけない」と背筋を伸ばした。
視察に訪れた日本代表・小久保裕紀監督=沖縄・宜野座村野球場
課題は確実性だ。午後から行われた今キャンプ初のシート打撃。常に一死 1、 3塁の状況での第 1打席は、岩崎から中犠飛。岩貞との第 2打席は投前へのボテボテのゴロ(結果は投失)。まだ、投手のボールに目が慣れていない段階だが、納得できる手応えはなし。
「打撃投手のボールでもミスショットが多い。そこをしっかりとらえられないと、投手のボールはとらえられない。 1球 1球を大事にしたい」と気を引き締め直した。
昨年末の「プレミア12」では藤浪が右肩炎症で代表を辞退し、メンバー中に虎戦士は不在だった。金本監督が、「阪神の選手は少ないけど、何かあったら送り出すよ、協力しますよ」と小久保監督に伝えた言葉を実現する。
レギュラー獲りから侍入りへ。虎と侍の両指揮官の熱い思いが、江越の闘志をさらに強く燃え上がらせる。
1軍に攻め込む! 2軍安芸キャンプに参加するドラフト 1位高山俊外野手が、 6日の全体練習合流を前に「攻」めの気持ちを強調した。キャンプ初の休日だった 5日、ほかの新人たちと安芸市立書道美術館を訪れ、筆を握った。
「高山」「俊」「勝」「打」「投」「守」「走]と書き続け、最後に納得の表情を浮かべて披露した完成品。そこに記されていた文字は「攻」だった。「何ごとも攻める気持ちでやっていきたいなと思って選びました」。
バットから毛筆に握り替えても、高山の豪快さは消えなかった。ほかの選手たちが一画一画を丁寧に取り組む中、高山は一切のちゅうちょなく「何を書くかは迷いましたけど、書き出したら迷いなく書けました」。
キャンプ最初の休日、安芸市書道美術館で自分たちの作品を書き上げて披露する選手たち
書道を指導した学芸員の小林和香さんも「書道には性格がよく出ます。高山くんは一番大胆に、思い切りが良くスピーディーに書いていました。すごいですね。何にも気後れをしない子なんだろうなと思います」とメンタル面を褒めた。
昨年10月末に右手有鉤(ゆうこう)骨骨折手術を受けてから 3カ月。シート打撃では打席に立たずに守備に就くのみになるが、今日からは、全体メニューに合流する。「やれることが増えてくると思うので、その分課題もいろいろ見つかってくると思う。成長できるチャンスだと思う」。20日の練習試合・西武戦で実戦復帰が濃厚。終盤での 1軍キャンプ合流の扉も一気に開かれてきた。故障明けの我慢から一気に攻めに出る。
カードを 1枚づつ手渡す掛布雅之 2軍監督に、大勢のファンが集まった=高知・安芸市営球場
掛布雅之 2軍監督が、高知・安芸キャンプ第 2クール初日の 6日、炎の 250球ノックを行った。
3塁ベンチ前で、森越祐人内野手(27)を相手に、30分間休憩なしに打ち続けた。難しい打球を森越が捕球し、観客から拍手されたときには「たいしたことないよ。プロの目をして見ないと。アマチュアじゃないんだから」と、笑顔でファンに注文をつける一幕もあった。
ノックを終えて「ケツが痛い。なんか(ペースが)早くなっちゃうんだよね。俺らの(現役の)時もあんな感じ。明日はケツがバキバキになる。いや明後日だな。もう遅れてくるだろうな」と話した。
シート打撃で 2塁打を放った板山祐太郎外野手。豪快な一発もみせた=高知・安芸市営球場
春季キャンプ( 6日、高知・安芸)掛布のお墨付きゲット!! 阪神のドラフト 6位・板山祐太郎外野手が 6日、シート打撃で右中間へ推定 120メートルの“プロ初本塁打”を放ち、猛アピールに成功。掛布雅之 2軍監督が「 1軍の予備軍」として高い期待を口にした。また、臨時コーチの江夏豊氏が安芸入り。さっそく選手宿舎で 1時間の“江夏塾”を開いた。
逆風を切り裂いた。板山がシート打撃で持ち前の強打を発揮。掛布 2軍監督を強烈な“アピール弾”で喜ばせた。
一発を放った板山祐太郎外野手(背番「63」)を、掛布 2軍監督は拍手で迎えた=高知・安芸市営球場
「カウントもよくて、思い切って振ろうと思っていました。ちょっとこすったけど、振れて(打球が)伸びていきました」
いきなり魅せた。 1打席目。カウント 3- 1から伊藤和の真ん中付近の直球をフルスイング。打球はグングン伸びて電光掲示板を直撃した。さらに 4打席目は内角低めの変化球に窮屈な体勢ながらうまく反応し、打球はセンターの頭上を越えて楽々と 2塁に到達した。 4打数 2安打。第 2クール初日は上々の滑り出しだ。
プロ仕様の打撃フォームが身についてきた。キャンプでは、掛布 2軍監督と筒井打撃コーチの指導を連日受け、スタンスを狭め、右膝を柔らかくする打法に挑戦中だ。
笑顔の板山祐太郎外野手=高知・安芸市営球場
「前は、強く打ちたくて、点で打っていたんです。(タイミングが)変化されると崩れていました。今は自分の打てる幅が広がる感じです」
踏み込む際に伸びていた右足に柔軟性をプラスできれば、変化球にもアジャストしやすくなる。駆けつけた両親にも成長した姿をみせた。
掛布 2軍監督は「 2軍ということではなく、 1軍の予備軍として戦っていけそうな感じがする。なにか 1軍でトラブルがあったときにすぐ上がれるようにね」と高い評価を口にした。
だが、21歳はまだまだ先を見据え「 1本打ったらOKの世界じゃない。まだまだ(好不調の)差があるので、もっと反復練習していかないといけないですね」と気合を入れ直した。豪快にのろしをあげ、ドラフト 6位からの下克上を目指す。
◆板山 祐太郎(いたやま・ゆうたろう):外野手。1994(平成 6)年 3月27日生まれ、21歳。神奈川県・横浜市出身。小学 2年の時に緑中央リトルで野球を始め、中学時代は中本牧シニアに所属。成立学園高校では甲子園出場なし。亜細亜大學に進学後、 3年春からレギュラー。ベストナイン 3度。昨年10月、阪神にD 6位で指名され、契約金3000万円、年俸 720万円で入団。 1メートル80、79キロ。右投げ左打ち。背番号「63」。
右肩関節炎で帰阪することになった松田遼馬投手=沖縄・宜野座村野球場
阪神は 6日、松田遼馬投手が右肩関節炎で帰阪すると発表した。
5日に沖縄・嘉手納町の病院で診断されたもの。松田はセットアッパー候補と期待され、 1軍宜野座キャンプに参加していた。チームでは伊藤隼太外野手がキャンプイン前日の 1月31日に右肩関節唇損傷で離脱。島本浩也投手は 4日に左内転筋の張りで帰阪しており、早くも 1軍 3人目の故障者となった。
板山よ、古屋英夫 2軍チーフ兼守備走塁コーチに大學の先輩として胸を借りて下克上を起こせ!そうして、 1軍に這い上がれ!アニキのもとで2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報
公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース
主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
◇モバイル限定のコラムを配信
貴重なファームの情報や、OBへのインタビュー等、ここでしか読めないコラムをさまざまな目線で配信! コラムは随時追加予定です!
◇会員限定選手サイン色紙のプレゼント
毎月末は、選手サイン色紙などがあたる会員限定キャンペーンを実施! このチャンスをお見逃しなく!
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。
視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
「お手紙付きチケット」デザイン
2月15日(月)よりインターネットにて、新企画の「お手紙付きチケット」」を数量限定で発売します。本企画は限定デザインのチケットに、手紙を付けてプレゼント(配送)できるチケットで、母の日・父の日を含む 3連戦や巨人戦(一部除く)の計18試合が対象となります。ご家族や大切な方への日頃の感謝を伝えるとっておきのプレゼントとして、ぜひご利用ください。
発売概要・問い合わせ先・発売方法等の詳細は http://www.tike-uke.com/hanshintigers/msgticket/LP/ よりご確認ください。
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
twitterハッシュタグは「#showup1242」
twitterアカウントは「@showup1242」
facebookページは「http://www.facebook.com/#!/am1242」
ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場!
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
『プレゼントもクライマックス!毎試合 現金5万円が当たる クイズ・トリプルチャンス
スペシャル!』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円
をプレゼントいたします!ぜひ、ご参加ください!
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