21日京セラドーム大阪でオープン戦：オリックス 2－ 2阪神＝ 9回規定により引き分けが行われ、金本知憲監督(47)率いる阪神がオープン戦で「優勝」した。 2位楽天がＤｅＮＡに敗れたため2011年以来、 5年ぶりの 1位が決まった。なお過去 3年はオープン戦優勝チームがリーグ制覇している。金本阪神がオープン戦の優勝を飾った。オリックスとの最終戦で引き分け、 7勝 3敗 5分けで勝率 7割の好成績。金本知憲監督は｢何勝何敗とか全然気にしてなかった｣と表情をほころばせた。直近 3年の優勝チームはそのままリーグ優勝している吉兆もある。
阪神は 7勝 3敗 5分けの勝率 0.700でオープン戦“優勝”を果たした。金本知憲監督は、 1番高山、 2番横田と期待の若手を先陣に並べ、打撃不振の新外国人ヘイグを 7番に置く打順を固めた。オープン戦での日本一をバネに、11年ぶり優勝へ向かって25日に出陣する。オリックスとの最終戦もしぶとく引き分け、勝率 7割。25日の開幕を前に、金本阪神が“日本一”になった。開幕へ、改めて｢怖いね｣と語った金本監督だが、育成と結果、二兎を追う覚悟はできている。そして難題を実現してしまうだけの空気が今、チームに漂っている。
高山俊外野手(22＝明治大學)は 6回に西の変化球に対応し、左前打。オープン戦はスタメン出場した13試合すべてでヒットを放ち、打率 0.327をマークし、オープン戦先発出場全試合安打を達成した。これでオープン戦先発出場試合で13試合連続安打。スタメン出場が決定しているシーズン開幕戦25日中日戦(京セラドーム大阪)に向けて、最高の仕上がりを見せている。高山は 6回に西の変化球に対応し、左前打。オープン戦はスタメン出場した13試合すべてでヒットを放ち、打率 0.327をマークした。金本監督は期待を寄せた。
片岡篤史打撃コーチ(46)が思わずバンザイだ。 3回、先頭の梅野隆太郎捕手(24)が右越えアーチ。オープン戦15試合目で、ようやくチーム初本塁打が飛び出すと大喜びした。 3回先頭で打席に立つと、オリックス先発西の外角直球を逆らわずに逆方向へ。弧を描いた打球はそのままぐんぐんと伸び、右翼スタンド最前列に飛び込んだ。チームは20日まで、オープン戦14試合を戦い12球団唯一本塁打が無かったが、オープン戦最終戦で待望の初アーチとなった。虎の子の一発を決めたのは梅野だった。オープン戦最終の15試合目。チーム本塁打ゼロの呪縛を解いたのは 3回先頭だ。西の外角直球に反応した。打球はきれいな弧を描きながら右翼席最前列に着弾。金本監督はベンチ前での出迎え禁止となったパ・リーグの申し合わせ事項に｢ＯＫポーズ｣で監督のみ許されることを確認し、そこに梅野は飛び込んでいった。矢野作戦兼バッテリーコーチは開幕ロースターについて明言し、起用法については｢人によってセールスポイントがある｣と、併用を示唆した。岡崎＆梅野の 1軍が濃厚だ。まだ梅ちゃんスマイルはない。脇を締め、常在戦場の精神で突き進んでいく。
オープン戦の最後の最後で、岩貞祐太投手(24)が先発 6番手をグッとたぐり寄せた。首脳陣を“裏切った” 2月のキャンプからゴボウ抜きでのローテ入りを狙う。 1回先頭のＤ 1位・吉田正尚外野手(22＝青山学院大學)に右越え 2塁打を浴びたが、続く西野の小飛球となったバントに必死でグラブを伸ばし捕球。飛び出していた二走も併殺として自らを助け、勢いに乗った。スライダー、カーブ、チェンジアップは低めに集め、最速は 146キロ。 7三振を奪った。 5回を 5安打、犠飛による 1失点のみに封じた。 2月16日、将の対外試合初戦の先発を託されるほど期待されていたが、同22日に左肩の張りを訴え別メニューとなった。コースアウトしかけたがラストスパートから再び参戦。先発 6番手入りを視野に捉えた。25日の開幕・中日戦(京セラＤ)に先発するメッセンジャーが中 5日で31日のヤクルト戦(神宮)に臨み、その後のＤｅＮＡ 3連戦(横浜)が｢先発 6番手｣の出番となるプランもある。もう裏切らない。猛烈な追い上げから、そのまま飛躍の 3年目とする。
安藤優也投手(38)、新井良太内野手(32)、俊介外野手(28)の 3選手が21日、 2軍に降格した。これで、 3月25日の開幕ロースター(28人)がほぼ固まった。掛布雅之 2軍監督(60)が21日、鳴尾浜の 2軍練習に合流した新井良太内野手の再生に取り組んだ。打撃練習は近くで見守り、フォームについて熱血指導。若虎だけではなく、ベテランの復活も後押しする。25日からの広島遠征(由宇)に帯同しつつ、 2人で｢軸を使った｣理想のスイングを作り上げていく。新井も｢しっかりがんばります｣と前向きだ。チームはオープン戦でわずか 1本塁打。2013年に開幕 4番を務めた長距離砲の復活は指揮官の腕に懸かっている。記事をまとめてみました。
＜オープン戦：オリックス 2－ 2阪神＝ 9回規定により引き分け＞◇21日◇京セラドーム大阪
金本新監督率いる阪神がオープン戦で「優勝」した。
最終戦のオリックス戦は 2－ 2で引き分け。 7勝 3敗 5分け、勝率 7割で全日程を終了。 2位楽天がＤｅＮＡに敗れたため2011年以来、 5年ぶりの 1位が決まった。
なお過去 3年はオープン戦優勝チームがリーグ制覇している。
選手交代を告げる金本知憲監督＝京セラドーム大阪
金本阪神がオープン戦の優勝を飾った。オリックスとの最終戦で引き分け、 7勝 3敗 5分けで勝率 7割の好成績。金本知憲監督は｢何勝何敗とか全然気にしてなかった。最初 2、 3勝した時に、順位も 1回見たぐらい。他のチームがどれぐらい勝ってるのかと｣と表情をほころばせた。
直近 3年の優勝チームはそのままリーグ優勝している吉兆もある。｢ 3年続いているのはいいこと。悪いことではないでしょ｣と公式戦に手応え十分だった。
ベンチで左から江越大賀外野手、高山俊外野手らに笑顔で話しかける金本知憲監督＝京セラドーム大阪
◆最近 3年のオープン戦優勝チームは、いずれも公式戦でもリーグ優勝を果たしている。2013年巨人(10勝 4敗 3分け、勝率 7割 1分 4厘)がセ・リーグ制覇。ソフトバンクは2014年(15勝 2敗 2分け、同 8割 8分 2厘)、2015年(11勝 5敗 1分け、同 6割 8分 8厘)と 2年連続日本一となっている。
これが金本阪神の開幕オーダーや。阪神は 7勝 3敗 5分けの勝率 0.700でオープン戦“優勝”を果たした。金本知憲監督は、 1番高山、 2番横田と期待の若手を先陣に並べ、打撃不振の新外国人ヘイグを 7番に置く打順を固めた。オープン戦での日本一をバネに、11年ぶり優勝へ向かって25日に出陣する。
勝負強かった。勝敗にはこだわらない中で、チーム内競争による確かな｢勢い｣と｢執念｣があった。まさに超変革の第一歩－。オリックスとの最終戦もしぶとく引き分け、勝率 7割。25日の開幕を前に、金本阪神が“日本一”になった。
｢そうなん？ (前日に報道陣が)言うから、気になっとったけど。まあ、そういうの(オープン戦 1位チームが優勝)が 3年続いているというのは、いいこと。悪いことではない｣ 順位は意識していなかったとはいえ、成績に“根拠”があるからこそ、目を細めた。その象徴が高山＆横田のフレッシュな 1、 2番コンビだ。
6回、安打を放った高山俊外野手＝京セラドーム大阪
この日も同点の 6回にオリックスの西を攻略。無死から 2人の連打で 2、 3塁を作り、勝ち越し点につなげた。追いつかれたが、この 1点が“優勝”を決めた。
投手と捕手を除き、ほぼ開幕スタメン。｢気になるのは 3番(西岡)、 7番(ヘイグ)のところかな｣。つまり、この 1、 2番でシーズンに乗り込む。
｢やはり野手でいえば、高山、横田が予想以上だった｣
世代交代、再建を託された就任。全力疾走や怠慢プレーの排除という基本、雰囲気作りから、戦う集団への変革を進めてきた。そんな中、特に評価してきたのが高卒 3年目の横田の『気』だ。
20歳の大器を、春季キャンプですぐに直々に指導した。しかし｢時間がかかるな。長い目で見てやらんと｣…。その後はしばらく、もがく姿を見守ってきた。｢悩んでいい。どんどん悩め｣。打破する力となったのが、なんとしても打つ、捕るという執念だった。
6回、 2塁打を放った横田慎太郎外野手＝京セラドーム大阪
｢これまでのタイガースにいないタイプやね｣。オープン戦打率 0.393という数字以上に、その姿勢がチームに激しい競争と勢いを生んだ。｢自信はないですが、これからも絶対に打席で打ちたいという気持ちを忘れずにやっていきたいです｣という横田の言葉が、すべてだ。
｢(ここまで)自分の中では80点くらい。選手は本当に緊張感をもってやってくれた。あとは本番を待つのみ｣とうなずいた指揮官。電鉄本社、フロントからは“結果よりもチーム作り”と言われている 1年目だが、周囲の期待は嫌でも高まる。評論家の順位予想などで、阪神優勝という声が多いのも事実だ。
｢そういう評価は選手が作ったもの。高山、横田が先陣を切ってくれているから、先発がちゃんと試合を作ってくれているから、そういう評価になると思う。(それを) 1年間通していくだけ｣
開幕へ、改めて｢怖いね｣と語った金本監督だが、育成と結果、二兎を追う覚悟はできている。そして難題を実現してしまうだけの空気が今、チームに漂っている。
高山俊外野手は 6回に西の変化球に対応し、左前打。オープン戦はスタメン出場した13試合すべてでヒットを放ち、打率 0.327をマークしたが、｢西さんを打ったという感じはなく、レベルの高さを感じました。あの 1球以外、全然手が出なかったです｣と謙虚に話した。
金本監督は｢内角球にやられとったね。それを克服しないと｣と高いレベルでの成長に期待を寄せた。
6回表阪神無死、高山俊外野手は安打を放った＝京セラドーム大阪
ドラフト 1位高山俊外野手が、オープン戦先発出場全試合安打を達成した。
3戦連続で 1番左翼で出場。 6回の第 3打席に外角変化球にうまく合わせて左前へ運んだ。その後、 3塁まで進むと、 5番マウロ・ゴメス内野手(31)の遊ゴロで生還。勝ち越しのホームを踏んだ。
これでオープン戦先発出場試合で13試合連続安打。スタメン出場が決定しているシーズン開幕戦25日中日戦(京セラドーム大阪)に向けて、最高の仕上がりを見せている。
若手の活躍で新打線ができあがった。オープン戦も“優勝”。金本監督も手応え十分だ＝京セラドーム大阪
高山は 6回に西の変化球に対応し、左前打。オープン戦はスタメン出場した13試合すべてでヒットを放ち、打率 0.327をマークしたが、｢西さんを打ったという感じはなく、レベルの高さを感じました。あの 1球以外、全然手が出なかったです｣と謙虚に話した。
金本監督は｢内角球にやられとったね。それを克服しないと｣と高いレベルでの成長に期待を寄せた。
3回表阪神無死、ソロ本塁打を右越えに放った梅野隆太郎捕手はベンチのナインとハイタッチ、左は金本知憲監督＝京セラドーム大阪
片岡篤史打撃コーチが思わずバンザイだ。 3回、先頭の梅野が右越えアーチ。オープン戦15試合目で、ようやくチーム初本塁打が飛び出すと大喜びした。
｢気にしていました。梅野がようやってくれた。ホッとしました。(バンザイは)素直な気持ち。梅野のおかげで今日はよく寝られますよ｣。冗談で締めくくったが、打線の現状には不安視していない。｢振れていたからね。たまたま(本塁打が)出ていなかっただけ」。チーム打率 2割 7分 7厘は12球団中で 2位だ。
1番高山、 2番横田で始まるフレッシュな打順を組むことも決まり、期待感たっぷりに開幕へと向かう。
梅野隆太郎捕手がオープン戦チーム第 1号となる先制ソロ本塁打を放った。
3回先頭で打席に立つと、オリックス先発西の外角直球を逆らわずに逆方向へ。弧を描いた打球はそのままぐんぐんと伸び、右翼スタンド最前列に飛び込んだ。梅野は｢あの打席では、自分のスイングをして強い打球を打つということを心がけていました。それがいい結果につながったと思います｣と話した。
チームは20日まで、オープン戦14試合を戦い12球団唯一本塁打が無かったが、オープン戦最終戦で待望の初アーチとなった。
3回表阪神無死、梅野隆太郎捕手はチーム初となるオープン戦 1号ソロ本塁打を右越えに放った＝京セラドーム大阪
虎の子の一発を決めたのは梅野だった。オープン戦最終の15試合目。チーム本塁打ゼロの呪縛を解いたのは 3回先頭だ。
｢そういう記事も見てたし、チーム内で言われていた。個人的にもすごく価値のある 1本になりました。ヒット 1本で打者は変わる。そういう気持ちです。いい方向に進んでいけばと思います｣
西の外角直球に反応した。打球はきれいな弧を描きながら右翼席最前列に着弾。金本監督はベンチ前での出迎え禁止となったパ・リーグの申し合わせ事項に｢ＯＫポーズ｣で監督のみ許されることを確認し、そこに梅野は飛び込んでいった。
3回、梅野隆太郎捕手が右越えへ本塁打。阪神にとってオープン戦最初で最後のホームランだった＝京セラドーム大阪
｢悩んでいました。きた球に詰まったりして…結果がほしくて…でも自分のスイングができなくて。最高の形になった｣
大卒 3年目。正妻へのレールは敷かれていなかった。岡崎、小宮山らと同じ土俵に立ったが、気合が空回りしてばかり…。打撃の持ち味も消えていた。｢自分が悪いんです。めちゃくちゃ悔しいです｣。頭から冷水をかけられたようだった。左足を高く上げる新打法も徐々に固まってきた。なにより右肩上がりで開幕を迎えられたことが表情を明るくしていた。
俺はいいんだよね。金本知憲監督はちゃんと確認してからベンチを出て梅野隆太郎捕手を出迎えた＝京セラドーム大阪
矢野作戦兼バッテリーコーチは開幕ロースターについて｢(捕手は) 2枠でしょう。そのつもり｣と明言し、起用法については｢人によってセールスポイントがある｣と、併用を示唆した。岡崎＆梅野の 1軍が濃厚だ。
｢打つに越したことはないと思いますが、捕手は守って勝たないといけない立場です。チームが勝てるようにしたい｣
まだ梅ちゃんスマイルはない。脇を締め、常在戦場の精神で突き進んでいく。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神は 7勝 3敗 5分けで勝率 0.700。オープン戦 1位は2011年以来５年ぶり。同年はセ・リーグ 4位だった。直近 3年のオープン戦 1位チーム(2013年巨人、2014・2015年ソフトバンク)はリーグ優勝している。
◎…投手陣は15試合で33失点。防御率1.93はソフトバンク(1.91)に次ぐ 2位。ワーストはヤクルトの4.53。
◎…チーム打率 0.277はロッテ( 0.282)に次ぐ 2位。横田の打率 0.393は個人 3位、22安打は最多だった。
◎…本塁打 1本は最少。次に少ないチーム(ソフトバンクなど 4球団)が 7本。最多はロッテ、広島の12本。
◎…盗塁10は 6位タイ。最多はソフトバンクの20だった。
5回を 1失点に抑えた岩貞祐太投手。先発 6番手の筆頭候補に急浮上した＝京セラドーム大阪
飛び跳ねるように腕を振った。蓄えていた力と悔しさをぶつけた。オープン戦の最後の最後で、岩貞祐太投手が先発 6番手をグッとたぐり寄せた。首脳陣を“裏切った” 2月のキャンプからゴボウ抜きでのローテ入りを狙う。
｢落ち着いて、やってきた投球がある程度できたかなと思います。もちろん開幕に入るのをまだ諦めていないので。ここから巻き返していけるようにしたいです｣
先発ローテの空きはあと 1つ。開幕前に１軍首脳陣を前にアピールできる、最初で最後の場だった。 1回先頭のＤ 1位・吉田正尚外野手(青山学院大學)に右越え 2塁打を浴びたが、続く西野の小飛球となったバントに必死でグラブを伸ばし捕球。飛び出していた二走も併殺として自らを助け、勢いに乗った。スライダー、カーブ、チェンジアップは低めに集め、最速は 146キロ。 7三振を奪った。 5回を 5安打、犠飛による 1失点のみに封じた。
フィールディングも快調。 1回、西野のバント飛球を好捕して併殺にした岩貞祐太投手＝京セラドーム大阪
訴えかけるような投球に、金本監督も目を見張った。｢最初、島本か岩貞かに期待していて。秋山、岩崎を含めてあの 4人の中から 1人と思っていて。キャンプで脱落したのかね、肩の違和感って言って。『ああ、これは終わった』と思っていたら、最後の最後で急浮上してきやがって｣と、うれしい悲鳴を上げる。
2月16日、将の対外試合初戦の先発を託されるほど期待されていたが、同22日に左肩の張りを訴え別メニューとなった。コースアウトしかけたがラストスパートから再び参戦。先発 6番手入りを視野に捉えた。香田投手コーチは｢当然、秋山もそこを狙っている。 2人の競争。 6人目は、まだもう少し待ちたい｣と目を光らせる。岩貞、秋山ともに 3月25－27日のウエスタン・広島 3連戦(由宇)に登板し、最後のイスを競うことになりそうだ。
25日の開幕・中日戦(京セラＤ)に先発するメッセンジャーが中 5日で31日のヤクルト戦(神宮)に臨み、その後のＤｅＮＡ 3連戦(横浜)が｢先発 6番手｣の出番となるプランもある。開幕ダッシュを担う最後のワンピースとなるべく、岩貞は力を込める。
｢あと 1回、 2回アピールしないと。続けることに意味があるので｣
もう裏切らない。猛烈な追い上げから、そのまま飛躍の 3年目とする。
安藤優也投手、新井良太内野手、俊介外野手の 3選手が21日、 2軍に降格した。これで、 3月25日の開幕ロースター(28人)がほぼ固まった。
開幕ロースターは 3日前の22日が申請期限。ただ、開幕 2カード目の先発投手は最初は外れるため、その分、 3人ほど多くスタートする。
新井良太内野手を熱血指導する掛布雅之 2軍監督。ベテラン再生にも腕をふるう
掛布雅之 2軍監督が21日、鳴尾浜の 2軍練習に合流した新井良太内野手の再生に取り組んだ。打撃練習は近くで見守り、フォームについて熱血指導。若虎だけではなく、ベテランの復活も後押しする。
汗びっしょりでバットを振る男に、何度も｢いいよ、いいよ｣と声をかけた。掛布 2軍監督が新井にマンツーマンで熱血指導。虎の元気印の再生にやる気をみなぎらせた。
｢あせる必要もないので、じっくりと納得する形でやっていければいいのかな。ああいう元気は 1軍でも必要なんじゃないの｣
オープン戦13試合で打率 0.118(17打数 2安打)で打点と本塁打はともにゼロだった新井が鳴尾浜の練習に合流。ベテランの再生を託されたミスタータイガースは午後からのフリー打撃、居残り特打を見守り、身ぶり手ぶりでアドバイスした。
｢ちょっと上体が前に出がちなんでね。それが修正できれば、良太らしい感じが戻ってくると思います｣
25日からの広島遠征(由宇)に帯同しつつ、 2人で｢軸を使った｣理想のスイングを作り上げていく。新井も｢しっかりがんばります｣と前向きだ。チームはオープン戦でわずか 1本塁打。2013年に開幕 4番を務めた長距離砲の復活は指揮官の腕に懸かっている。
オープン戦が終わった！公式戦に向かって全員でスタートだ！2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
オープン戦日程と結果 2月
オープン戦日程と結果 3月
2016年 オープン戦順位表
2016年 公式戦 日程と結果( 3月)
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