25日京セラドーム大阪で阪神－中日が行われ、開幕戦の試合前セレモニーで、T．M．Revolutionの西川貴教が君が代独唱と始球式を行った。背番号｢２０｣のユニホームを身を包みマウンドに上がると、ノーバウンド投球で大きな歓声を浴びた。
阪神は金本知憲新監督(47)の初陣となる開幕戦を落としたが、超変革を見せつけた。 1番高山、 2番横田の新オーダーで攻めて、走る野球を披露。指揮官は｢失敗してもいい。僕が恐れちゃ選手が恐れ始めるから。いいものを見せてもらった｣と手応えを感じ取った。初采配を終えると、やはり両腕を組みながら、うなずいた。ベンチも選手もブレずに貫けた。だから声には張りがあった。負けてもファンが納得する負け方を－。宣言通り、 1番にＤ 1位・高山俊外野手(22＝明治大學)、 2番に20歳の横田。球団史上初めて前年 1軍出場のない 1、 2番を組んだ。 3番はオープン戦打率 1割台のヘイグ。挑戦的な打線が 1回、いきなり機能した。高山が先頭打者安打。横田は投ゴロも必死に走って 1塁セーフ。 2盗を決め、ヘイグが先制打を放った。昨年 6試合の対戦防御率0.76という竜の大野の牙城を、“新鮮力”がこじ開けた。メッセがノーケアだった相手のスキを自らついた来日初盗塁もあった。全員が必死に戦った。それがうれしかった。バントはゼロ。新しいタイガースの野球があった。折れない、ブレない、最強の心。あと 142試合、それを貫けることができれば、虎は確かに変わるはずだ。金本監督の参謀、矢野作戦兼バッテリーコーチにとっても、初のペナントレース。エンドランや盗塁と、仕掛け続けた第一歩を、納得の表情で振り返った。
ドラフト 1位高山俊外野手がプロ初打席で初安打を放った。 1番左翼でスタメン出場し、初回に中日大野の 5球目を捉えて 3遊間を破った。敗れても色あせない。Ｄ 1位・高山俊外野手がプロ初打席初安打。虎の球団史に名を刻む、鮮やかなデビューを果たした。昨年12月28日。母校・日本大學第三高校のグラウンドを訪れた。同校野球部の年内最後の練習日。恩師・小倉全由監督への挨拶と同時に、 2人の先輩を訪ねた。日本大學第三高校が初めて夏の甲子園を制した時の主戦投手・近藤一樹と、日本大學第三高校－明治大學という直系の先輩・山崎福也。母校で汗を流すオリックスの両投手に、プロでの助言をもらう中で“温度差”を埋めてもらった。華々しいデビューにも一喜一憂しない。虎の大物ルーキーは、初勝利へ静かに燃える。
プロ 3年目の横田慎太郎外野手(20)が 1軍デビュー戦で持ち前の快足をアピールした。 1回、先頭高山が出塁したが、送りバントのサインは出ない。ヒッティングが裏目に出て投前のゴロになる。併殺崩れで 1塁走者として残ると本領を発揮する。 2度目のけん制球を入れられた直後だ。思い切ってスタートし、左足から滑り込んで 2塁を陥れた。
新外国人マット・ヘイグ内野手(30)が先制タイムリーを放った。 1回一死 2塁。中日大野の 6球目ストレートを左翼に運び、来日初打点を記録した。ヘイグは｢タイガースファンはすごい声援だね｣と公式戦の応援にビックリ。中日が敵失で同点に追いついた。 0－ 1の 4回、先頭藤井が中前打、続く高橋が右翼線 2塁打で一気にチャンスを広げ、 8番桂の打球の痛烈な打球を 3塁手ヘイグがはじいた。記録は失策だったが、鮮やかな｢ 3連打｣でシーズン最初の得点を挙げた。昨季 3Ａで打率 0.338、11本塁打、92打点の片りんは見せたが、懸案の 3塁守備を開幕戦で露呈。ヘイグがカギを握ることは間違いない。
ランディ・メッセンジャー投手(34)が 7回途中で降板した。同点の 6回に 4番ビシエドの適時内野安打で勝ち越され、 7回には押し出し四球で追加点を献上した。 2年連続 3度目となる開幕のマウンドは 6回 2/3で10安打 4失点と悔しい結果になった。オフから徹底した自己管理で体を絞り、万全の仕上がりで勝ち取った 2年連続 3度目の開幕戦。最速 152キロの直球を武器に 3回までゼロを並べたが、 1－ 0の 4回にヘイグの適時失策で同点とされ、つかまり始めた。勝利への執念は燃え盛ったが本職の投球では立ち直れず、 7回途中まで小刻みに加点を許した。 128球の熱投も 6回 2/3を10安打 4失点(自責 3)だった。金本監督も意気込みは買ってくれた。こだわった開幕も、過ぎれば 143分の 1だ。この悔しさは次晴らす。
ＦＡで中日から加入した高橋聡文投手(32)が、古巣相手に１球で好救援だ。先発メッセンジャーの押し出し直後、 2－ 4となった 7回二死満塁で登板。遠藤を初球で投ゴロに封じた。
新井良太内野手(32)が25日、ウエスタン・広島戦(由宇)で 5打数 3安打 4打点と大暴れ。掛布雅之 2軍監督(60)は上向きな状態に目を細めた。先発 6番手を争う島本浩也投手(23)は 6回 3安打 1失点と粘りの投球を見せた。鋭いスイングが戻ってきた。 4打点をたたき出して新井が掛布 2軍監督の初遠征初白星に貢献。下半身を意識した打撃を指導された師匠の前で状態のよさを見せつけた。オープン戦13試合で打率 0.118(17打数 2安打)で打点と本塁打はともにゼロ。壁にぶち当たっていた右の大砲が良化の気配だ。好結果にも笑顔はない。かつて開幕 4番を務めた男の自負。まだまだ打ち続ける。記事をまとめて見ました。
＜阪神 2－ 5中日＞◇25日◇京セラドーム大阪
開幕戦の試合前セレモニーで、T．M．Revolutionの西川貴教が君が代独唱と始球式を行った。背番号｢２０｣のユニホームを身を包みマウンドに上がると、ノーバウンド投球で大きな歓声を浴びた。
西川は｢金本監督率いる新生タイガースの開幕戦セレモニーで、君が代独唱並びに始球式という大役をいただき、本当に光栄です。2016年の“超変革”阪神タイガース、期待しています｣とコメントした。
始球式を行うT．M．Revolution西川貴教＝京セラドーム大阪
阪神は 1回、 1番高山の左前打から一死 2塁とし、 3番ヘイグの左前適時打で先制。先発メッセンジャーは 3回まで 2安打無失点。
中日は 4回に同点とし、 5回に 7番高橋の中前適時打で勝ち越し。同点とされた 6回は 4番ビシエドが勝ち越しの適時内野安打。
中日ビシエドは 8回に右翼へ 1号ソロ。大野は 8回途中 2失点。又吉、福谷とつなぎ逃げ切った。阪神はメッセンジャーが崩れた。
5回、チャンスで凡退した横田の打席の後、悔しそうな表情を見せた金本知憲新監督(中央)＝京セラドーム大阪
こんな阪神みたことない！！ 阪神は金本知憲新監督の初陣となる開幕戦を落としたが、超変革を見せつけた。 1番高山、 2番横田の新オーダーで攻めて、走る野球を披露。指揮官は｢失敗してもいい。僕が恐れちゃ選手が恐れ始めるから。いいものを見せてもらった｣と手応えを感じ取った。
太い両腕を、ぐっと胸の前に組んだ。口から心臓が飛び出しそうな緊張感、失敗するかもしれないという恐怖心－。すべてを胸の内に抑え込み、攻めの姿勢を貫いた。金本阪神の初陣は黒星。しかし超変革の一歩目は、確かに踏み出した。
1回裏、走者入れ替わった横田慎太郎外野手が 2盗で先制チャンス作った＝京セラドーム大阪
｢正直(緊張感は)あったね。うん。だから消極的になる自分が怖かったけど。割とアグレッシブに。矢野(作戦兼バッテリーコーチ)の助けもあって、いけたと思う｣
初采配を終えると、やはり両腕を組みながら、うなずいた。｢怖がらず攻めていくというね。失敗してもいい。読まれても、外されてもいいんだから。そこはもう、僕が恐れちゃ選手が恐れ始めるから｣。ベンチも選手もブレずに貫けた。だから声には張りがあった。
前日24日、｢結果にこだわらず恐れず攻めていきたい」と誓った。負けてもファンが納得する負け方を－。宣言通り、 1番にＤ 1位・高山俊外野手、 2番に20歳の横田。球団史上初めて前年 1軍出場のない 1、 2番を組んだ。 3番はオープン戦打率 1割台のヘイグ。挑戦的な打線が 1回、いきなり機能した。
5回、岡崎太一捕手がバントせずエンドラン＝京セラドーム大阪
高山が先頭打者安打。横田は投ゴロも必死に走って 1塁セーフ。 2盗を決め、ヘイグが先制打を放った。昨年 6試合の対戦防御率0.76という竜の大野の牙城を、“新鮮力”がこじ開けた。
1点を追う 5回は無死 1塁で岡崎。初球から仕掛けた。エンドラン。打球は 3遊間を破り、無死 1、 3塁。メッセンジャーが初球のバントをファウルすると、 2球目にはバスターエンドランだ。 3ゴロが 2塁へ送球された瞬間、 3走・西岡がスタート。 1塁転送の間に右手を突き上げて同点のホームを駆け抜けた。メッセも全力疾走で 1塁セーフ。ベンチで指揮官は、激しく手を叩いた。
｢本当にきょうはみんな、目いっぱいのプレーをしてくれた｣
5回、 3走・西岡剛内野手がスキ突き同点ホームイン＝京セラドーム大阪
メッセがノーケアだった相手のスキを自らついた来日初盗塁もあった。全員が必死に戦った。それがうれしかった。バントはゼロ。新しいタイガースの野球があった。
試合前の出陣式。ナインに呼びかけた。｢最強のチームを作っていこう！｣。優勝を超越した最強というフレーズ。そこには、プレーだけでなく｢心｣も込められていた。常々｢“気”をばかにすると大変なことになる｣と話す。精神論では片づけられないもの－。現役時代から大事にしてきた信念を今、選手にも浸透させている。
｢これを 1年間、続けてほしい。きょうは負けたけど、本当にいいものを見せてもらった｣
折れない、ブレない、最強の心。あと 142試合、それを貫けることができれば、虎は確かに変わるはずだ。
4回、矢野作戦兼バッテリーコーチ(右)と話す金本知憲監督＝京セラドーム大阪
金本監督の参謀、矢野作戦兼バッテリーコーチにとっても、初のペナントレース。｢金本監督と相談しながらやっている。勝つことが一番だけど、ファンが喜んでもらえるような野球も意識している｣と話した。｢結果がよければよかったが金本野球は見せられたかなと思う｣。エンドランや盗塁と、仕掛け続けた第一歩を、納得の表情で振り返った。
◆データＢＯＸ◆
◎…高山、横田が開幕戦を 1、 2番で先発出場。阪神で前年度に 1軍出場機会なしの 1、 2番コンビは史上初。このコンビは 2リーグ分立後では最年少(高山23歳シーズン、横田21歳シーズン)。 1リーグ時代には1937年春に21歳シーズンの藤井勇( 1番)、藤村富美男( 2番)がある。
1回裏阪神無死、高山俊外野手はプロ初打席で左前に初安打を記録＝京セラドーム大阪
ドラフト 1位高山俊外野手がプロ初打席で初安打を放った。
1番左翼でスタメン出場し、初回に中日大野の 5球目を捉えて 3遊間を破った。
1回、大野投手(手前)から左前打を放った高山俊外野手。虎史上初のルーキー 1番初打席安打となった＝京セラドーム大阪
敗れても色あせない。Ｄ 1位・高山俊外野手がプロ初打席初安打。虎の球団史に名を刻む、鮮やかなデビューを果たした。
｢追い込まれていたので、何とか食らいついていきました。 1本出たのはすごくホッとしましたし、いいことだと思います。ただ、それよりも今は負けた悔しさの方が大きいです｣
阪神の新人野手では、1972年の中村勝広以来44年ぶりに開幕戦の 1番を任された。即｢Ｈ｣ランプを灯した。 1回。 5球目の外角直球 142キロにバットを伸ばした。 3遊間を破る左前打に、さらなる大歓声が降り注ぐ。虎史上 7人目の新人野手の開幕スタメンで、球団史上初の初打席初安打。攻撃の口火を切り、ヘイグの先制打を呼び込んだ。
不言実行の男だ。開幕前に中日・大野が初球、直球勝負を明言。金本監督がホームラン指令を出す中、自身は｢(監督が)言ってくれているので、そういうつもりでいきます｣。受け身のコメントに留めていたが、しっかりと狙っていた。初打席の初球。 143キロに｢思いっきりいきました｣。結果は空振りも、フルスイングは試合前から決めていた。
3回、鳥谷敬内野手(左)と交錯しそうになり、飛球を落とした高山俊外野手＝京セラドーム大阪
昨年12月28日。母校・日本大學第三高校のグラウンドを訪れた。同校野球部の年内最後の練習日。恩師・小倉全由監督への挨拶と同時に、 2人の先輩を訪ねた。日本大學第三高校が初めて夏の甲子園を制した時の主戦投手・近藤一樹と、日本大學第三高校－明治大學という直系の先輩・山崎福也。母校で汗を流すオリックスの両投手に、プロでの助言をもらう中で“温度差”を埋めてもらった。
近藤は｢ギャップを少なくしてあげたかった｣と話す。関西における阪神報道の熱烈さ、ニュースでの扱われ方。関東では感じられないフィーバーぶりを伝えられ、気を引き締めた。
3回に左飛を取り損ねた失策に｢単純に僕のミス。次はないようにしないと｣と猛省すると、次戦を見据えた。
｢(初打席初安打は)今知ったくらい。記録は後からついてくるものだと思うし、きょうも意識した訳じゃないので、あしたからも 1打席 1打席と考えていきたい｣
華々しいデビューにも一喜一憂しない。虎の大物ルーキーは、初勝利へ静かに燃える。
◆データＢＯＸ◆
◎…高山が第 1打席で左安打を放ち、プロ初安打。阪神で新人選手の開幕 1番スタメンでの初打席初安打は２リーグ制以降史上初。ちなみに1972年に｢ 1番・ 2塁｣で新人開幕スタメン出場した中村勝広は第 1打席は遊ゴロで、 4打数 1安打だった。
◎…阪神のこれまでの新人開幕戦先発出場は1972年中村勝、同年望月充、1992年久慈照嘉、2001年沖原佳典、2004年鳥谷敬、2012年伊藤隼太の 6人。鳥谷は 5打数 1安打だった。
１回裏阪神１死一塁、打者ヘイグの時、プロ初となる 2塁盗塁を決めた横田慎太郎外野手。野手荒木＝京セラドーム大阪
プロ 3年目の横田慎太郎外野手が 1軍デビュー戦で持ち前の快足をアピールした。
1回、先頭高山が出塁したが、送りバントのサインは出ない。ヒッティングが裏目に出て投前のゴロになる。併殺崩れで 1塁走者として残ると本領を発揮する。 2度目のけん制球を入れられた直後だ。思い切ってスタートし、左足から滑り込んで 2塁を陥れた。｢サインは出ていて、行くと決まって成功して良かった。得点に絡んだので良かったです｣。
機動力があるから凡打でも得点圏に進める長所がある。ヘイグの適時打でチームの今季初得点となる先制のホームを踏んだ。この日は 4打数無安打。帰り際の駐車場では｢試合前は結構、緊張したけど、試合が始まってからは先輩も声を掛けてもらって、良かったです。結果が出なくて悔しい。結果だけ求めてやります｣と振り返った。
1回裏阪神一死 2塁、マット・ヘイグ内野手は左越え適時打を放った＝京セラドーム大阪
新外国人マット・ヘイグ内野手が先制タイムリーを放った。
1回一死 2塁。中日大野の 6球目ストレートを左翼に運び、来日初打点を記録した。
ヘイグは｢打席の中ではボールにバットの芯をぶつけることだけを意識していたんだ。タイガースファンはすごい声援だね｣と公式戦の応援にビックリ。｢打点をあげて、守備に就くときに名前をあのようにコールしてもらえるだなんて知らなかったし、思いもよらないことだったから、帽子を取って声援に応えたときに鳥肌が立ったよ！ これからの打席でもファンに喜んでもらえるようにベストを尽くしていくよ！｣と大興奮で話した。
中日が敵失で同点に追いついた。 0－ 1の 4回、先頭藤井が中前打、続く高橋が右翼線 2塁打で一気にチャンスを広げ、 8番桂の打球の痛烈な打球を 3塁手ヘイグがはじいた。
記録は失策だったが、鮮やかな｢ 3連打｣でシーズン最初の得点を挙げた。
1回の第 1打席で先制タイムリーを放ったマット・ヘイグ内野手＝京セラドーム大阪
あのブリーデンに肩を並べる打球が左中間に飛んだ。ヘイグは 1塁を猛然と蹴った。どう見てもアウトのタイミング…。 2塁へ頭から突っ込んで憤死したが、開幕前とは別人のような先制タイムリーに虎党が熱狂した。
｢タイガースファンはすごい声援だ。打点をあげて、名前をあのようにコールしてもらえるなんて知らなかった。帽子をとって声援に応えたときに、鳥肌が立ったよ｣
オープン戦終盤は｢ 7番｣だったが、 1、 2番に左打者が並ぶため｢ 3番｣に昇格した。 1回一死 2塁。追い込まれてから大野の直球をはじき返した。虎の助っ人史をひもとくと開幕戦での初打席初打点は1976年 4月 4日の広島戦(広島)のブリーデン以来、40年ぶり。先制点をたたき出すと守備につく際、遊撃・鳥谷にうながされて、大歓声に返事した。
先制打の後、マット・ヘイグ内野手(左)はマウロ・ゴメス内野手(その(右))から称えられる＝京セラドーム大阪
ところが天国から地獄－。これまでずっと不安視されていた守備で早くも｢Ｅ｣を点灯させてしまった。 1－ 0の 4回無死 2、 3塁で 8番・桂が放った 3遊間へのゴロをグラブに当てながら後逸。｢何とかグラブを出して止めたかった｣。同点に追いつかれてしまった。久慈内野守備走塁コーチは｢せめて前に落としていれば｣と問われると｢その通りだ｣としながら｢また取り返してくれるだろう｣と話した。
6回先頭では 1邪飛、 8回二死 2塁で 2飛…。ヘイグは｢最初の 2打席はよかったが、最後の 2打席は納得がいかなかった｣としかめっ面だった。昨季 3Ａで打率 0.338、11本塁打、92打点の片りんは見せたが、懸案の 3塁守備を開幕戦で露呈。ヘイグがカギを握ることは間違いない。
◆データＢＯＸ◆
◎…ヘイグが初打席でタイムリー。阪神の外国人野手で開幕戦の初打席でタイムリーを放ったのは、1976年 4月 4日の広島戦(広島)に先発で出場したブリーデン以来、40年ぶり。開幕戦での初打席初安打は、2005年 4月 1日のヤクルト戦(大阪Ｄ)に｢ 6番・右翼｣で先発したスペンサーが第 1打席で左前打を放って以来、11年ぶり。
★ハル・ブリーデンとは： 1塁手。米ジョージア州出身。1971年にカブスでメジャーデビュー。1976年に阪神入団。田淵、掛布、ラインバックらとの強力打線の一角として活躍。｢赤鬼｣の異名で親しまれ、同年は40本塁打を放った。翌年はオールスターにも出場し、37本塁打。1978年に退団。日本通算 260試合で打率 0.251、79本塁打、 194打点。左投げ右打ち。
ランディ・メッセンジャー投手が 7回途中で降板した。
同点の 6回に 4番ビシエドの適時内野安打で勝ち越され、 7回には押し出し四球で追加点を献上した。
2年連続 3度目となる開幕のマウンドは 6回 2/3で10安打 4失点と悔しい結果になった。
7回表中日一死、ランディ・メッセンジャー投手は高橋周平に中前安打を浴びて落胆する＝京セラドーム大阪
執念は見せた。どうしても投げたかった試合。どうしても勝ちたかったメッセンジャーは“投と走”で大ハッスル。だが、試合後は、天を仰いだ。
｢体の状態や調子自体はよかったけど、コントロールミスで自分を苦しくして、痛い目にあってしまった｣
オフから徹底した自己管理で体を絞り、万全の仕上がりで勝ち取った 2年連続 3度目の開幕戦。最速 152キロの直球を武器に 3回までゼロを並べたが、 1－ 0の 4回にヘイグの適時失策で同点とされ、つかまり始めた。
1－ 2の 5回には自らが放った 3ゴロ併殺崩れの間に西岡の好走もあって 2－ 2の同点に。 1走として残り、無警戒の相手を見て、自分の判断で果敢に 2盗を決めた。送球が中堅へ抜ける間に 3塁も陥れた。来日 7年目で自身初、阪神の投手の盗塁は1981年の小林繁以来、35年ぶり。勝利への執念は燃え盛ったが本職の投球では立ち直れず、 7回途中まで小刻みに加点を許した。 128球の熱投も 6回 2/3を10安打 4失点(自責 3)だった。
金本監督も｢飛ばしすぎでしょ。気持ちが入り過ぎてしまって。まあ姿勢というか、開幕にかける意気込みというのは、すごく感じとれたよね。盗塁がまさに、その通りでね。 3塁までいったのがね｣と意気込みは買ってくれた。こだわった開幕も、過ぎれば 143分の 1だ。この悔しさは次晴らす。
7回、投球する高橋聡文投手＝京セラドーム大阪
ＦＡで中日から加入した高橋聡文投手が、古巣相手に１球で好救援だ。先発メッセンジャーの押し出し直後、 2－ 4となった 7回二死満塁で登板。遠藤を初球で投ゴロに封じた。
｢思ったよりも普通に入れました。次の 1点が入ったら試合が決まってしまう場面だったので｣いきなりの大ピンチにも動じず｢ちょっとずつ積み重ねて、少しずつ信頼してもらえるようになりたい｣と頼もしかった。
阪神開幕戦ドキュメント
★午前10時30分：タイガースガールズがグラウンドで練習
★午前11時06分：ユニホーム組では浜中コーチがグラウンド一番乗り。外野フェンス沿いを
ランニングする
★午前11時1分：西川貴教がグラウンドで国歌独唱のリハーサル
★午後 0時15分：選手では狩野がグラウンド一番乗り。外野をランニングする
★午後 0時56分：金本監督が紺のシャツ、グレーのパンツで兵庫県内の自宅を出発。待ち受
ける各社のキャップ陣に「ご苦労さん」と笑顔
★午後 1時17分：高山がグラウンドへ。外野で体をほぐす
★午後 1時31分：横田もグラウンドへ。続々と選手が姿を現す
★午後 2時12分：緒方と荒木が打撃ケージに入り、フリー打撃がはじまる
★午後 2時21分：金本監督がノックバットを手にグラウンド入り
★午後 4時00分：開門。徹夜組を含めた2000人が列
★午後 5時50分：西川貴教が国歌独唱＆始球式
★午後 6時00分：プレーボール
1回、 2塁打を放った新井良太内野手。３安打４打点の大暴れだ＝由宇練習場
新井良太内野手が25日、ウエスタン・広島戦(由宇)で 5打数 3安打 4打点と大暴れ。掛布雅之 2軍監督は上向きな状態に目を細めた。先発 6番手を争う島本浩也投手は 6回 3安打 1失点と粘りの投球を見せた。
鋭いスイングが戻ってきた。 4打点をたたき出して新井が掛布 2軍監督の初遠征初白星に貢献。下半身を意識した打撃を指導された師匠の前で状態のよさを見せつけた。
｢狙っていたのではなく、しっかり下(半身)を使って(バットを)振る意識でやりました｣
淡々と、引き締まった表情で振り返った。まずは 0－ 0で迎えた 1回一死満塁で外角の直球を一閃。安定した軸回転のスイングで打球は切れずに右翼線で弾み、 3点 2塁打になった。さらに 7回には右犠飛でチームにダメ押しの 6点目をもたらした。
オープン戦13試合で打率 0.118(17打数 2安打)で打点と本塁打はともにゼロ。壁にぶち当たっていた右の大砲が良化の気配だ。
1回、生還した新井良太内野手(32番)を笑顔で出迎える掛布雅之 2軍監督(右)＝由宇練習場
掛布 2軍監督は｢(新井の打撃は)去年の11月はあんな感じでね。それで野球が(シーズンオフで)終わっていたんだけど、今年はチームが変わり競争のある 2月のキャンプの中で結果を追いかけて、上体で野球をやってしまったところはある｣と説明した。要因がわかれば、修正も可能だ。 2軍降格後、連日個人レッスン。打撃時にタイミングをとる左膝を突っ張らないようにアドバイスを送り、バランスが前に行きすぎないことで肩もより水平に動くようになった。
ミスタータイガースは｢上体が前に傾きかけていたものが、ある程度軸の上で回るようになり、外の球もバットが届く。非常に内容の濃い、犠飛も含めて 3本のヒットですよ｣と目を細めた。
新井は｢しっかり下半身を使う意識でやっていきます｣と力を込める。好結果にも笑顔はない。かつて開幕 4番を務めた男の自負。まだまだ打ち続ける。
初戦を落としたからと言って、力を落とすことは無い！これをバネにして、2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
オープン戦日程と結果 2月
2016年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)
2016年 オープン戦順位表
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◇会員限定選手サイン色紙のプレゼント
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※阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる｢ライブ中継｣や、見たいシーンを検索することができる｢シーン検索｣、ファンのみなさんの感情が反映される｢熱狂メーター!!｣など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です！！
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視聴価格：月額会員 630円、 1試合視聴 210円
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｢お手紙付きチケット｣デザイン
2月15日(月)よりインターネットにて、新企画の｢お手紙付きチケット｣」を数量限定で発売します。本企画は限定デザインのチケットに、手紙を付けてプレゼント(配送)できるチケットで、母の日・父の日を含む 3連戦や巨人戦(一部除く)の計18試合が対象となります。ご家族や大切な方への日頃の感謝を伝えるとっておきのプレゼントとして、ぜひご利用ください。
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場！
18時少し前と19時，20時の時報の後にクイズが有ります。
『プレゼントもクライマックス！毎試合 現金５万円が当たる クイズ・トリプルチャンス
スペシャル！』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円
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