27日京セラドーム大阪で阪神-中日 3回戦が行われ、始球式を「阪急阪神百貨店 阪急うめだ本店」イメージガールのMOMOKA(22)が務めた。阪神は 6回にヘイグが勝ち越し適時打を放ち、開幕カードを 2勝 1敗とした。 9回はマテオが 3者凡退で締めて来日初セーブ。
ドラフト 1位高山俊外野手(22=明治大學)がタイムリー 3塁打を放った。 1点リードの 2回一死一塁で打席に立つと、中日ネイラーに 4球で追い込まれたが、そこから 6球連続ファウルで粘る。迎えた11球目。 110キロの内角カーブを華麗に拾い 1塁線へライナーで飛ばした。修正能力の高さを見せつけた。藤川が送りバントに失敗した直後の 2回一死 1塁。プロ初適時打を放った前日26日と同様の状況で、再び嫌なムードを打ち消した。前日26日は母校・明治大學の卒業式だった。 1番打者を任されている男が出られる訳もなく、試合前は「忘れていました」とハッとした表情。式のことは頭になかったが、試合後には仲間の顔が並んでいた。いまだに“底”を見せない。頼もし過ぎるルーキーが、虎を勝利に近づける。
横田慎太郎外野手(20)が「 2番・中堅」で先発出場し、 2回に左前適時打を放った。鹿児島から駆けつけた家族が見守る中、プロ 3年目で初タイムリーをマークし、 2戦連続のマルチ安打。攻撃的 2番を務める若虎の勢いが、開幕してさらに加速した。 1番・高山の適時打で 2- 0とし、なお 2回一死 3塁。追い込まれてから先発・ネイラーの外角球をたたきつけた。大きくバウンドした打球は前進守備の 3塁・高橋の頭上を越えて左前へ。両手をたたいて、感情をあらわにした。 2試合連続のマルチ安打だったが、この日は特別だった。 1塁側の席ではロッテなどで外野手として活躍した父・真之さん(53)、母・まなみさん(53)と姉・真子さん(21)が見守っていた。試合でも練習でもひたむきな20歳に、金本監督は目を細めた。開幕カードを終えても「手応えはまったくないです」と若虎。全力でどこまでもひた走る。
マット・ヘイグ内野手(30=前ブルージェイズ)が、 6回に右前へ勝ち越し打を放ち、試合を決めた。開幕から 3戦連続打点&適時打は球団の新外国人では初。オープン戦低調も、 3番に据えた金本知憲監督(47)も「勝負強い」と絶賛。昨季3AでMVPに輝いた男が本領発揮で、開幕カード勝ち越しや!! 2日連続のお立ち台。開幕 3戦連続打点。虎の長い歴史の中で新外国人が成し遂げるのは初だ。開幕直前まで、オープン戦打率1割台の助っ人の打順に悩んだ。 3番か 7番か。そして攻めた。抜てきは吉と出た。オープン戦では内角を攻められ、こするような邪飛が目立った。真っすぐに左足を踏み出すよう意識し、開幕から快音。もちろん得意な外角球は、この日の通り。頭の中は非常にクレバーだ。リュックからはヒーロー賞のトラッキー人形が顔をのぞかせた。これも 2日連続の光景。その背中が頼もしかった。
4番を務める福留孝介外野手(38)が先制タイムリーを放った。初回、一死から 2番横田慎太郎外野手が死球で出塁すると、二死 2塁となり、福留が中日ネイラーから中前へ運んだ。これが今季初打点。好機で 4番としての責務をきっちりと果たし、 1塁ベース上で何度も手をたたいた。ネイラーの初球の内角直球を福留孝介外野手が完ぺきに捕らえると、打球は放物線を描いて右翼スタンドへと吸い込まれた。今季10打席目での 1号ソロ。勝ち越し打のヘイグとともに勝利のお立ち台に上がった 4番は、後輩に負けるわけにはいかん! とばかりに絶叫。ファンの拍手喝采を受けた。打線に自ら火をつけた。若手とともにベテランも打線を引っ張って、チームを勝利へと導いていく。
藤川球児投手(35)は 5回 7安打 4失点で勝ち負けはつかなかった。序盤に 4点を援護されたが、 4回に 4番ビシエドのソロ本塁打などで 2失点。 5回にもビシエドの 2点タイムリーで同点に追いつかれた。藤川の公式戦登板は2012年 9月15日の巨人戦(東京ドーム)以来だった。割れんばかりの拍手に迎えられ、帰ってきた。 4年ぶりのタテジマ、13年ぶりの真っさらなマウンド。新たな環境で、生まれ変わった球児が 1歩を踏み出した。鮮やかな立ち上がりを見せるも暗転、 4点のリードを守りきれなかった。球児自身も「(お客さんがよろこんで帰る)それが最高にうれしい」と下は向いていない。すべてシーズン後に笑うため。球児の挑戦はまだ、はじまったばかりだ。
ハイテンションで襲いかかった。恐ろしく切れるスライダーが打者の視界から消える。ハーフスイング。ゲームセットと思い込み、マルコス・マテオ投手(31)もマウンド上から消えた。仕切り直してもう 1球。空振り三振で今度こそ幕引き。ド派手なガッツポーズで初セーブを挙げた。前日26日は 4点差を締めくくって金本監督に初勝利球をプレゼント。この日は 1点差の 9回、初のセーブ機会で 2連投に臨んだ。初セーブのボールをもらい“コワモテ”もフッと緩んだ。虎の歓喜の中心に、君臨していく。
岩貞祐太投手(24)が27日、ウエスタン広島戦(由宇)に先発し 6回 1安打 7奪三振 1四球で無失点と好投。先発 6番手争いを一気に抜け出す快投を披露した。試合は 2- 3でサヨナラ負けも、掛布雅之 2軍監督(60)は左腕の結果に目を細めた。“第 6の男”は 4月 1日からのDeNA 3連戦(横浜)に登板する見通しだ。横浜商大出身の背番号「17」。“凱旋”のときは近い。記事をまとめてみました。
<阪神 5-4中日、 3回戦>◇27日◇京セラドーム大阪
始球式を務めたモデルのMOMOKA=京セラドーム大阪
始球式を「阪急阪神百貨店 阪急うめだ本店」イメージガールのMOMOKAが務めた。
マウンドから投じられた投球はストライクとはならなかったが「 100点の投球が出来ました。今年の阪神は間違いなく優勝すると思います」とエールを送った。
中日に勝利しファンの声援に応える金本知憲監督=京セラドーム大阪
阪神は 1回、福留の適時打で先制すると 2回に高山、横田が連続で適時打。さらに 3回、福留の 1号ソロで 4点目を追加した。
中日は 4回、ビシエドの 3号ソロ、桂の適時打で 2点を返すと、 5回にはビシエドの 2点適時打で 4- 4の同点に追いついた。阪神は 6回にヘイグの適時打で 1点を追加した。
阪神は 6回にヘイグが勝ち越し適時打を放ち、開幕カードを 2勝 1敗とした。 9回はマテオが 3者凡退で締めて来日初セーブ。
2回裏阪神一死 1塁、高山俊外野手は右線適時三塁打を放った=京セラドーム大阪
ドラフト 1位高山俊外野手がタイムリー 3塁打を放った。
1点リードの 2回一死一塁で打席に立つと、中日ネイラーに 4球で追い込まれたが、そこから 6球連続ファウルで粘る。迎えた11球目。 110キロの内角カーブを華麗に拾い 1塁線へライナーで飛ばした。
続く 2番横田慎太郎外野手も、プロ初打点となる左前適時打を放ち、フレッシュコンビの活躍で 2点を追加した。
適時 3塁打を放った高山俊外野手。ネイラー(手前)の決め球カーブを仕留めた=京セラドーム大阪
やられたら、やり返す。 1回先頭でバットが空を切ったカーブに、 2度目の対戦でリベンジだ。D 1位・高山俊外野手が、驚異的な粘りから貴重な追加点をたたき出した。
「 1打席目は三振したんですけど、カーブに腰が引けたというか、手が出なかった。ただ、追い込んでからカーブがあるというのが分かって、頭の中にあったのがよかった。ファウルで食らいついて、粘った中でうまく対応できた」
修正能力の高さを見せつけた。藤川が送りバントに失敗した直後の 2回一死 1塁。プロ初適時打を放った前日26日と同様の状況で、再び嫌なムードを打ち消した。
2回、適時 3塁打を放った高山俊外野手=京セラドーム大阪
カウント 2- 2から 6球連続でファウルで粘った11球目。先発・ネイラーの 108キロの浮いたカーブを見事にとらえた。右翼線へ痛烈なライナーを弾き返すと一気に 3塁へ。 2戦連続タイムリーとなる適時 3塁打で、 2得点目をたたき出した。
虎の新人野手では2001年の沖原佳典以来となる開幕から 3試合連続安打を決めると、 8回先頭では外角直球をとらえて左前へ。プロ初マルチもマークし、「 2試合ヒットを打ってはいましたけど(試合の)最後の方は打てていなかったので、もう 1本出てよかった」と笑った。
前日26日は母校・明治大學の卒業式だった。 1番打者を任されている男が出られる訳もなく、試合前は「そうでしたね。忘れていました」とハッとした表情。式のことは頭になかったが、試合後には仲間の顔が並んでいた。
2回、適時 3塁打を放った高山俊外野手=京セラドーム大阪
晴れの日を迎えた野球部の同級生が、集合写真を撮影。その画像が高山の携帯電話にも送られてきた。当然、自分の姿は映っていないが、それこそ活躍の証。無言のエールに背中を押され、グラウンドで躍動した。
開幕 3連戦で 4安打 2打点。次は、東京六大学リーグ最多の通算 131安打を記録した神宮でのヤクルト 3連戦が待つ。
「大学のときともオープン戦のときとも雰囲気が違うと思うので、 1日 1日向上心を持って、慣れ親しんだというイメージや感覚はなく臨みたい」
いまだに“底”を見せない。頼もし過ぎるルーキーが、虎を勝利に近づける。
2回にプロ初タイムリーを放った横田慎太郎外野手。全力で一塁を駆け抜けた=京セラドーム大阪
横田慎太郎外野手が「 2番・中堅」で先発出場し、 2回に左前適時打を放った。鹿児島から駆けつけた家族が見守る中、プロ 3年目で初タイムリーをマークし、 2戦連続のマルチ安打。攻撃的 2番を務める若虎の勢いが、開幕してさらに加速した。
スタンドからの熱い視線が背中を押した。打球をみずに一塁に向かって、全力で駆けだした。高卒 3年目の横田がプロ初タイムリー。満員御礼となった京セラドームが沸いた。
「『高山さんに負けたくない』という気持ちだけでした。必死でした」
1番・高山の適時打で 2- 0とし、なお 2回一死 3塁。追い込まれてから先発・ネイラーの外角球をたたきつけた。大きくバウンドした打球は前進守備の 3塁・高橋の頭上を越えて左前へ。両手をたたいて、感情をあらわにした。
6回、安打を放った横田慎太郎外野手=京セラドーム大阪
「追い込まれていたので、三振だけはしないように必死で食らいつきました」
4- 4に追いつかれた 6回二死 1塁では左腕・岡田の直球を初球撃ち。 1、 3塁と好機を広げ、ヘイグの勝ち越し打をおぜん立て。盗塁失敗はあったが、攻撃的な 2番としてダイヤモンドを駆け回った。
2試合連続のマルチ安打だったが、この日は特別だった。 1塁側の席ではロッテなどで外野手として活躍した父・真之さん、母・まなみさんと姉・真子さんが見守っていた。鹿児島から飛行機で駆けつけた家族の前で成長した姿をみせ「よかったです」と、照れくさそうに笑った。試合前には 2日連続の早出でフリー打撃に臨むなど、疲れた体にムチを打って晴れ姿をみせた。
ロッテなどで活躍した横田慎太郎外野手の父・真之さん。俊足巧打の外野手だった
お守りのように持ち歩いているものがある。それはバット。移動するときには多くの選手がケースにしまうが、両手で握って気持ちを落ち着かせている。もちろん、いつでもバットを振れるように。寮に帰り、気づいたことがあればすぐにスイングしている。本格的に野球を始めた中学のころにはユニホームを脱いでいた父から「常に振っとけよ」と言われ、今でも実践。セールスポイントの全力プレーも、偉大な背中から受け継いだ。
試合でも練習でもひたむきな20歳に、金本監督は「ひたすら一直線にまっしぐらというスタイルですが。いまはあれでうまくいっているし、それが彼らしさ。少々暴走気味でもね」と目を細めた。開幕カードを終えても「手応えはまったくないです」と若虎。全力でどこまでもひた走る。
★横田の父、真之(まさし)さんはロッテなどで活躍
横田の父、真之さんは高知出身で明徳(現明徳義塾)高校から駒澤大學を経て、1985年D 4位でロッテに入団。 1年目から 2年連続で打率 3割をマークし、 2年連続でベストナインを獲得。右投げ左打ちで、俊足巧打の外野手として活躍した。中日、西武を経て1995年に現役引退。通算成績は、 917試合に出場、打率 0.279、 727安打、38本塁打、 239打点。
3戦連続タイムリーを放ったマット・ヘイグ内野手。虎の助っ人初のロケットスタートだ=京セラドーム大阪
最高発進や!! マット・ヘイグ内野手が、 6回に右前へ勝ち越し打を放ち、試合を決めた。開幕から 3戦連続打点&適時打は球団の新外国人では初。オープン戦低調も、 3番に据えた金本知憲監督も「勝負強い」と絶賛。昨季3AでMVPに輝いた男が本領発揮で、開幕カード勝ち越しや!!
その瞬間、ヘイグが『虎史上初の助っ人』となった。大きな大きな開幕カード勝ち越しを決めたのは、数日前まで“未知数”だった 3番打者の 3試合連続適時打だ。
「前の打者がいい形で 1、 3塁を作ってくれたんでね。自分も、出来ることをしっかりやろうと思ったんだ」
お立ち台でヘイグは「コンパ~イ」と覚えたばかりの日本語を披露=京セラドーム大阪
2日連続のお立ち台。前日に言えなかった公約の「カンパイ!」を叫んだが…。何度も「コンパイ」と噛みまくり。「ちゃんと言うつもりだったのに。まだ緊張している。頭の中がフリーズしたよ」。頭をかいたが、バットは雄弁だった。
4点差を追いつかれ、迎えた 6回二死 1、 3塁。田島の 2球目、外角 145キロのストライクコールに首を傾げたが「最初の 2球は外角。 1、 2塁間も空いていたし、狙っていたよ」。 3球目。外角速球を狙い澄まして右前へ弾き返した。
開幕 3戦連続打点。虎の長い歴史の中で新外国人が成し遂げるのは初だ。「知らなかった。うれしいね」と笑顔だが、誰よりも目尻を下げたのは金本監督だろう。
「勝負強いね」
6回、タイムリーを放ったマット・ヘイグ内野手=京セラドーム大阪
開幕直前まで、オープン戦打率1割台の助っ人の打順に悩んだ。 3番か 7番か。そして攻めた。抜てきは吉と出た。
「( 2球目を見て)相手バッテリーが『じゃあ広いところ(外角)に投げよう』というのを感じ取ってね。僕も結構そういうところがあった。ちょっとあの場面は同じ匂いがしたね」。頭脳戦を得意とした指揮官と“同じ匂い”-。最大級の褒め言葉といっていい。
ここまでは「独特な打ち方、タイミングの取り方。彼なりの世界があるだろうから、あまり足を踏み込んでもね」と、ほぼノータッチ。「外国人は開幕してみないとわからない」。現役時代からの経験値だ。実際マートンも「最初はダメかなと思った」という。独特なリズム、感性。本人の力を信じた。そして片りんを確かに感じ取った。
6回、適時打を放ち 1塁ベース上で手を叩くマット・ヘイグ内野手=京セラドーム大阪
ヘイグも自ら修正を行っている。元々、左足を踏み込んでいくタイプ。オープン戦では内角を攻められ、こするような邪飛が目立った。真っすぐに左足を踏み出すよう意識し、開幕から快音。もちろん得意な外角球は、この日の通り。頭の中は非常にクレバーだ。
ベンチでは平田チーフが「ヘイ、グー!」と連日の絶叫。新戦力の快打でムードは最高潮だ。開幕から●○○はVイヤーの1985、2003、2005年と同じ吉兆発進だ。
「勝ち越せたのはチームとして大きい。シーズンは長いから、しっかりやっていきたいね」とH砲。リュックからはヒーロー賞のトラッキー人形が顔をのぞかせた。これも 2日連続の光景。その背中が頼もしかった。
◆データBOX◆
◎…1960年以降の阪神の新外国人で、開幕から 3試合連続での打点&適時打はともに史上初。ちなみに新外国人で初出場から 3試合連続でのタイムリーは、1997年のグリーンウェルで 5月 3日からの広島 3連戦(甲子園)。
1回裏阪神二死 2塁、福留孝介外野手は中前適時打を放った=京セラドーム大阪
4番を務める福留孝介外野手が先制タイムリーを放った。
初回、一死から 2番横田慎太郎外野手が死球で出塁すると、二死 2塁となり、福留が中日ネイラーから中前へ運んだ。「オープン戦で投げているとはいえ、球児は今日が初登板ですし、緊張もしているでしょうから、まずは先制点を取って少しでも楽な状況にしてあげたいという思いでした」。これが今季初打点。好機で 4番としての責務をきっちりと果たし、 1塁ベース上で何度も手をたたいた。
続く 3回先頭の第 2打席では 1号ソロを放った。初球内角高め 142キロを強振すると、打球は右翼スタンドへと吸い込まれた。ベテランが輝きを放っている。
福留は「打ったのはストレート。いい感触でした。先頭バッターだったので細かいことを考えるというよりも、自分のスイングを仕掛けていこうと思っていました。若い子らが頑張ってるので、自分も負けないように頑張ります」とコメントした。
若手に負けてられん! 福留孝介外野手が今季 1号を右翼にたたき込んだ=京セラドーム大阪
若い子には負けん! 4番としての意地とプライドがにじんだ。 3- 0の 3回。ネイラーの初球の内角直球を福留孝介外野手が完ぺきに捕らえると、打球は放物線を描いて右翼スタンドへと吸い込まれた。
「うまく打てた。開幕してから 2日間、高山選手、横田選手に後れをとっていたので、なんとかしたいという気持ちだった」
今季10打席目での 1号ソロ。勝ち越し打のヘイグとともに勝利のお立ち台に上がった 4番は、後輩に負けるわけにはいかん! とばかりに絶叫。ファンの拍手喝采を受けた。
1回、適時打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
打線に自ら火をつけた。 1回二死 2塁からは今季初打点となる先制の中前打。 1塁ベース上で、ガッツポーズをするほどの喜びように、金本監督も「タイムリーと(ホームラン)。きょう 2打点かね。先制パンチとしてはよかったね、本当に」と 4番の活躍を勝因にあげた。
開幕から 2試合とも、ヒットを 1本放ったが、得点圏で走者をかえせなかった。そんな中、高山&横田の 1、 2番コンビが打って走って、打線を引っ張っている。
「まだ 2試合だけど、ベンチの雰囲気もすごくいいんです」
その中心にいるのは自分ではなかった。オープン戦からベンチ内で打撃だけでなく、同じ外野手として守備のアドバイスを送り続ける若虎たちだった。開幕して 3試合目。“師匠”として、お手本を示さなければ…という思いは強かった。
「彼らは(いま)野球をやっていて楽しいだろう。そんな 2人を、のびのびとプレーできる環境をつくるのが僕らの仕事です」と力を込めた。そして、最後にこう付け加えた。
「僕らも、彼らに負けないつもりでがんばりたい」-。若手とともにベテランも打線を引っ張って、チームを勝利へと導いていく。
5回表中日一死 2、 3塁、ビシエドに右前適時打を打たれ失点した藤川球児投手=京セラドーム大阪
藤川球児投手は 5回 7安打 4失点で勝ち負けはつかなかった。
序盤に 4点を援護されたが、 4回に 4番ビシエドのソロ本塁打などで 2失点。 5回にもビシエドの 2点タイムリーで同点に追いつかれた。藤川の公式戦登板は2012年 9月15日の巨人戦(東京ドーム)以来だった。
藤川は「チームが先制してくれた中でしたが、うまくいきませんでした。ただ、まだゲームは生きていますから、ここからチームが勝つように祈っています」とコメントした。
ビシエドに 1発を浴びた藤川球児投手。虎復帰星はお預けになった=京セラドーム大阪
割れんばかりの拍手に迎えられ、帰ってきた。 4年ぶりのタテジマ、13年ぶりの真っさらなマウンド。新たな環境で、生まれ変わった球児が 1歩を踏み出した。鮮やかな立ち上がりを見せるも暗転、 4点のリードを守りきれなかった。
「普通に勝ちきらないといけないゲームだったんですけど。『安全に』という部分は出すぎたと思いました。個人のことは自分が考えるので。チームが最終的に勝ったのがよかったと思います」
高めのつり球も低めの変化球も、構えたところにビシビシと決まり、最速は 146キロ。オープン戦でも 2度コンビを組んだ梅野のリードに何度も首を振り、日米での経験をマウンド上から伝えた。 3回までに 4点リードをもらい、虎復帰星はすぐそこに思えたが…。
5回を終え、ベンチに戻った藤川球児投手はグラブを叩きつけた=京セラドーム大阪
4回一死からビシエドに中越えソロを浴び、歯車が狂い出す。桂にも左前適時打を浴び 2点差。 5回一死 2、 3塁でまたも迎えたビシエドに、粘られた 9球目を右前 2点打されて同点とされた。88球だったが、この回で金本監督も交代を決意。 4年ぶりの虎復帰戦で、2003年 9月19日の巨人戦(東京D)以来の先発マウンドだったが、 5回 7安打 4失点に終わった。
降板直後からベンチの前列でナインと一緒に戦った。「みんな働きたくてやっている。自分もそうだったし」とリリーフ陣に気持ちを重ね、声を枯らした。そんな姿も見た金本監督は「彼は本当に責任感が強すぎ。きょうの試合は球児が一番、ホッとしていると思います」と目尻を下げた。
球児自身も「(お客さんがよろこんで帰る)それが最高にうれしい」と下は向いていない。すべてシーズン後に笑うため。球児の挑戦はまだ、はじまったばかりだ。
三者凡退、 2者連続三振で締めくくり、ガッツポーズでマウンドを降りるマルコス・マテオ投手=京セラドーム大阪
ハイテンションで襲いかかった。恐ろしく切れるスライダーが打者の視界から消える。ハーフスイング。ゲームセットと思い込み、マルコス・マテオ投手もマウンド上から消えた。仕切り直してもう 1球。空振り三振で今度こそ幕引き。ド派手なガッツポーズで初セーブを挙げた。
「自信を持って投げられている。初セーブはオマケみたいなものだ。ああいう状況( 1点差)だったけど、マウンドに上がるときは点差を考えない。 3点差だから簡単というわけじゃない」
前日26日は 4点差を締めくくって金本監督に初勝利球をプレゼント。この日は 1点差の 9
回、初のセーブ機会で 2連投に臨んだ。先頭・遠藤は 1球で 2ゴロ。次が開幕 3戦連発の“危険人物”ビシエドだ。
打撃好調のビシエドも空振り三振に斬ったマルコス・マテオ投手=京セラドーム大阪
「好調な打者だけど、 1人の打者。特に意識はしなかったよ」と外角の厳しいコースに、 2球直球を決め 2ストライク。さらに最速 151キロの直球を見せつつ、 5球目のナイフのように切れるスライダーで空振り三振だ。最後の打者・平田もスライダーでなで斬りにした。 2日連続パーフェクト締め。奪った 6アウトのうち 4つが三振。圧巻の初セーブだ。
ブルペンから試合終了まで、最高にハイな気分を保ったまま猛突進するのがマテオ流。10球足らずで肩をつくる生粋のクローザーは、登板直前までペチャクチャとしゃべっている。目撃者の 1人、金村投手コーチは「会話というより奇声かな(笑)。ドリスは投げる直前はもの静かになるんだけど、マテオはずっと。肝っ玉がすごいよ」と証言。マウンドではダンスするように投げてゲームを締め、その後のシャワー上がりにボディクリーム、化粧水を体に塗り込み、専用のブラシで自慢のヒゲをブラッシングするところまでが一連の流れ。金本監督は「(相手打者が)慣れてきたところでどういう工夫をしてくれるか。実際、これから課題になるとは思う」と慎重に見つめるが、この男は多少の揺さぶりではビクともしない。
「野球は難しいものだから、自信を持って投げるだけだよ」
初セーブのボールをもらい“コワモテ”もフッと緩んだ。虎の歓喜の中心に、君臨していく。
◆マルコス・マテオ(Marcos Mateo):投手。1984年 4月18日生まれ、31歳。ドミニカ共和国出身。2004年にレッズと契約。2007年にカブスへ移籍。昨季はパドレスの3Aで25試合に登板、 3勝 0敗 9S、防御率1.69。 6月下旬にメジャーに昇格し、26試合に登板して 1勝 1敗 0S、防御率4.00。メジャー通算70試合で 2勝 4敗 0S、防御率4.65。 1メートル88、 107キロ。右投げ右打ち。年俸7500万円。背番号「38」。
岩貞祐太投手が27日、ウエスタン広島戦(由宇)に先発し 6回 1安打 7奪三振 1四球で無失点と好投。先発 6番手争いを一気に抜け出す快投を披露した。試合は 2- 3でサヨナラ負けも、掛布雅之 2軍監督は左腕の結果に目を細めた。“第 6の男”は 4月 1日からのDeNA 3連戦(横浜)に登板する見通しだ。
結果が求められるマウンドだからこそ、どっしりとした雰囲気が際立った。岩貞が 6回を 1安打 7奪三振で無失点。 6番手の“権利”をほぼ手中におさめた。
「しくじれないというか、結果が絶対に必要なところだったので、こういう投球ができて率直によかったと思いますね」
2軍で 6回無失点と好投した岩貞祐太投手。先発 6番手を大きくたぐり寄せた=由宇練習場
打線は初回に 1点を先制した後、 6回まで沈黙。重苦しい試合展開だったが、清水とのコンビで高めの直球で空振りを奪い、右打者へのスライダーも有効で、腕の振りも緩まなかった。
先発 6番手を争う広島 3連戦。25日に先発した島本は 6回 1失点、前日26日の秋山は 5回 3失点だったが、岩貞は21日のオリックス戦(京セラD)で 5回 1失点と好投したことで、 2試合連続で結果を残したことになる。
報道陣から結果を伝え聞いた香田 1軍投手コーチは、岩貞の 4月 1日からのDeNA 3連戦(横浜)での登板について、「 2軍からの報告を聞いて彼が一番いいとなれば、そういうことになる」と話し、掛布 2軍監督は「 1軍が決めることですが、可能性は前に進んだんじゃない?」と“第 6の男”の資格ありとみる。
横浜商大出身の背番号「17」。“凱旋”のときは近い。
まだ公式戦は始まったばかり、G軍が 3連勝としたがこれからの先が長い!2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2016年 オープン戦順位表
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(03月)
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報
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今シーズンもぜひ球場で熱いご声援をお願いいたします。
入場券のご購入方法・空席情報は下記よりご確認ください。
阪神甲子園球場 公式戦チケット
京セラドーム大阪 公式戦チケット
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
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ドラフト 1位高山俊外野手(22=明治大學)がタイムリー 3塁打を放った。 1点リードの 2回一死一塁で打席に立つと、中日ネイラーに 4球で追い込まれたが、そこから 6球連続ファウルで粘る。迎えた11球目。 110キロの内角カーブを華麗に拾い 1塁線へライナーで飛ばした。修正能力の高さを見せつけた。藤川が送りバントに失敗した直後の 2回一死 1塁。プロ初適時打を放った前日26日と同様の状況で、再び嫌なムードを打ち消した。前日26日は母校・明治大學の卒業式だった。 1番打者を任されている男が出られる訳もなく、試合前は「忘れていました」とハッとした表情。式のことは頭になかったが、試合後には仲間の顔が並んでいた。いまだに“底”を見せない。頼もし過ぎるルーキーが、虎を勝利に近づける。
横田慎太郎外野手(20)が「 2番・中堅」で先発出場し、 2回に左前適時打を放った。鹿児島から駆けつけた家族が見守る中、プロ 3年目で初タイムリーをマークし、 2戦連続のマルチ安打。攻撃的 2番を務める若虎の勢いが、開幕してさらに加速した。 1番・高山の適時打で 2- 0とし、なお 2回一死 3塁。追い込まれてから先発・ネイラーの外角球をたたきつけた。大きくバウンドした打球は前進守備の 3塁・高橋の頭上を越えて左前へ。両手をたたいて、感情をあらわにした。 2試合連続のマルチ安打だったが、この日は特別だった。 1塁側の席ではロッテなどで外野手として活躍した父・真之さん(53)、母・まなみさん(53)と姉・真子さん(21)が見守っていた。試合でも練習でもひたむきな20歳に、金本監督は目を細めた。開幕カードを終えても「手応えはまったくないです」と若虎。全力でどこまでもひた走る。
マット・ヘイグ内野手(30=前ブルージェイズ)が、 6回に右前へ勝ち越し打を放ち、試合を決めた。開幕から 3戦連続打点&適時打は球団の新外国人では初。オープン戦低調も、 3番に据えた金本知憲監督(47)も「勝負強い」と絶賛。昨季3AでMVPに輝いた男が本領発揮で、開幕カード勝ち越しや!! 2日連続のお立ち台。開幕 3戦連続打点。虎の長い歴史の中で新外国人が成し遂げるのは初だ。開幕直前まで、オープン戦打率1割台の助っ人の打順に悩んだ。 3番か 7番か。そして攻めた。抜てきは吉と出た。オープン戦では内角を攻められ、こするような邪飛が目立った。真っすぐに左足を踏み出すよう意識し、開幕から快音。もちろん得意な外角球は、この日の通り。頭の中は非常にクレバーだ。リュックからはヒーロー賞のトラッキー人形が顔をのぞかせた。これも 2日連続の光景。その背中が頼もしかった。
4番を務める福留孝介外野手(38)が先制タイムリーを放った。初回、一死から 2番横田慎太郎外野手が死球で出塁すると、二死 2塁となり、福留が中日ネイラーから中前へ運んだ。これが今季初打点。好機で 4番としての責務をきっちりと果たし、 1塁ベース上で何度も手をたたいた。ネイラーの初球の内角直球を福留孝介外野手が完ぺきに捕らえると、打球は放物線を描いて右翼スタンドへと吸い込まれた。今季10打席目での 1号ソロ。勝ち越し打のヘイグとともに勝利のお立ち台に上がった 4番は、後輩に負けるわけにはいかん! とばかりに絶叫。ファンの拍手喝采を受けた。打線に自ら火をつけた。若手とともにベテランも打線を引っ張って、チームを勝利へと導いていく。
藤川球児投手(35)は 5回 7安打 4失点で勝ち負けはつかなかった。序盤に 4点を援護されたが、 4回に 4番ビシエドのソロ本塁打などで 2失点。 5回にもビシエドの 2点タイムリーで同点に追いつかれた。藤川の公式戦登板は2012年 9月15日の巨人戦(東京ドーム)以来だった。割れんばかりの拍手に迎えられ、帰ってきた。 4年ぶりのタテジマ、13年ぶりの真っさらなマウンド。新たな環境で、生まれ変わった球児が 1歩を踏み出した。鮮やかな立ち上がりを見せるも暗転、 4点のリードを守りきれなかった。球児自身も「(お客さんがよろこんで帰る)それが最高にうれしい」と下は向いていない。すべてシーズン後に笑うため。球児の挑戦はまだ、はじまったばかりだ。
ハイテンションで襲いかかった。恐ろしく切れるスライダーが打者の視界から消える。ハーフスイング。ゲームセットと思い込み、マルコス・マテオ投手(31)もマウンド上から消えた。仕切り直してもう 1球。空振り三振で今度こそ幕引き。ド派手なガッツポーズで初セーブを挙げた。前日26日は 4点差を締めくくって金本監督に初勝利球をプレゼント。この日は 1点差の 9回、初のセーブ機会で 2連投に臨んだ。初セーブのボールをもらい“コワモテ”もフッと緩んだ。虎の歓喜の中心に、君臨していく。
岩貞祐太投手(24)が27日、ウエスタン広島戦(由宇)に先発し 6回 1安打 7奪三振 1四球で無失点と好投。先発 6番手争いを一気に抜け出す快投を披露した。試合は 2- 3でサヨナラ負けも、掛布雅之 2軍監督(60)は左腕の結果に目を細めた。“第 6の男”は 4月 1日からのDeNA 3連戦(横浜)に登板する見通しだ。横浜商大出身の背番号「17」。“凱旋”のときは近い。記事をまとめてみました。
<阪神 5-4中日、 3回戦>◇27日◇京セラドーム大阪
始球式を務めたモデルのMOMOKA=京セラドーム大阪
始球式を「阪急阪神百貨店 阪急うめだ本店」イメージガールのMOMOKAが務めた。
マウンドから投じられた投球はストライクとはならなかったが「 100点の投球が出来ました。今年の阪神は間違いなく優勝すると思います」とエールを送った。
中日に勝利しファンの声援に応える金本知憲監督=京セラドーム大阪
阪神は 1回、福留の適時打で先制すると 2回に高山、横田が連続で適時打。さらに 3回、福留の 1号ソロで 4点目を追加した。
中日は 4回、ビシエドの 3号ソロ、桂の適時打で 2点を返すと、 5回にはビシエドの 2点適時打で 4- 4の同点に追いついた。阪神は 6回にヘイグの適時打で 1点を追加した。
阪神は 6回にヘイグが勝ち越し適時打を放ち、開幕カードを 2勝 1敗とした。 9回はマテオが 3者凡退で締めて来日初セーブ。
2回裏阪神一死 1塁、高山俊外野手は右線適時三塁打を放った=京セラドーム大阪
ドラフト 1位高山俊外野手がタイムリー 3塁打を放った。
1点リードの 2回一死一塁で打席に立つと、中日ネイラーに 4球で追い込まれたが、そこから 6球連続ファウルで粘る。迎えた11球目。 110キロの内角カーブを華麗に拾い 1塁線へライナーで飛ばした。
続く 2番横田慎太郎外野手も、プロ初打点となる左前適時打を放ち、フレッシュコンビの活躍で 2点を追加した。
適時 3塁打を放った高山俊外野手。ネイラー(手前)の決め球カーブを仕留めた=京セラドーム大阪
やられたら、やり返す。 1回先頭でバットが空を切ったカーブに、 2度目の対戦でリベンジだ。D 1位・高山俊外野手が、驚異的な粘りから貴重な追加点をたたき出した。
「 1打席目は三振したんですけど、カーブに腰が引けたというか、手が出なかった。ただ、追い込んでからカーブがあるというのが分かって、頭の中にあったのがよかった。ファウルで食らいついて、粘った中でうまく対応できた」
修正能力の高さを見せつけた。藤川が送りバントに失敗した直後の 2回一死 1塁。プロ初適時打を放った前日26日と同様の状況で、再び嫌なムードを打ち消した。
2回、適時 3塁打を放った高山俊外野手=京セラドーム大阪
カウント 2- 2から 6球連続でファウルで粘った11球目。先発・ネイラーの 108キロの浮いたカーブを見事にとらえた。右翼線へ痛烈なライナーを弾き返すと一気に 3塁へ。 2戦連続タイムリーとなる適時 3塁打で、 2得点目をたたき出した。
虎の新人野手では2001年の沖原佳典以来となる開幕から 3試合連続安打を決めると、 8回先頭では外角直球をとらえて左前へ。プロ初マルチもマークし、「 2試合ヒットを打ってはいましたけど(試合の)最後の方は打てていなかったので、もう 1本出てよかった」と笑った。
前日26日は母校・明治大學の卒業式だった。 1番打者を任されている男が出られる訳もなく、試合前は「そうでしたね。忘れていました」とハッとした表情。式のことは頭になかったが、試合後には仲間の顔が並んでいた。
2回、適時 3塁打を放った高山俊外野手=京セラドーム大阪
晴れの日を迎えた野球部の同級生が、集合写真を撮影。その画像が高山の携帯電話にも送られてきた。当然、自分の姿は映っていないが、それこそ活躍の証。無言のエールに背中を押され、グラウンドで躍動した。
開幕 3連戦で 4安打 2打点。次は、東京六大学リーグ最多の通算 131安打を記録した神宮でのヤクルト 3連戦が待つ。
「大学のときともオープン戦のときとも雰囲気が違うと思うので、 1日 1日向上心を持って、慣れ親しんだというイメージや感覚はなく臨みたい」
いまだに“底”を見せない。頼もし過ぎるルーキーが、虎を勝利に近づける。
2回にプロ初タイムリーを放った横田慎太郎外野手。全力で一塁を駆け抜けた=京セラドーム大阪
横田慎太郎外野手が「 2番・中堅」で先発出場し、 2回に左前適時打を放った。鹿児島から駆けつけた家族が見守る中、プロ 3年目で初タイムリーをマークし、 2戦連続のマルチ安打。攻撃的 2番を務める若虎の勢いが、開幕してさらに加速した。
スタンドからの熱い視線が背中を押した。打球をみずに一塁に向かって、全力で駆けだした。高卒 3年目の横田がプロ初タイムリー。満員御礼となった京セラドームが沸いた。
「『高山さんに負けたくない』という気持ちだけでした。必死でした」
1番・高山の適時打で 2- 0とし、なお 2回一死 3塁。追い込まれてから先発・ネイラーの外角球をたたきつけた。大きくバウンドした打球は前進守備の 3塁・高橋の頭上を越えて左前へ。両手をたたいて、感情をあらわにした。
6回、安打を放った横田慎太郎外野手=京セラドーム大阪
「追い込まれていたので、三振だけはしないように必死で食らいつきました」
4- 4に追いつかれた 6回二死 1塁では左腕・岡田の直球を初球撃ち。 1、 3塁と好機を広げ、ヘイグの勝ち越し打をおぜん立て。盗塁失敗はあったが、攻撃的な 2番としてダイヤモンドを駆け回った。
2試合連続のマルチ安打だったが、この日は特別だった。 1塁側の席ではロッテなどで外野手として活躍した父・真之さん、母・まなみさんと姉・真子さんが見守っていた。鹿児島から飛行機で駆けつけた家族の前で成長した姿をみせ「よかったです」と、照れくさそうに笑った。試合前には 2日連続の早出でフリー打撃に臨むなど、疲れた体にムチを打って晴れ姿をみせた。
ロッテなどで活躍した横田慎太郎外野手の父・真之さん。俊足巧打の外野手だった
お守りのように持ち歩いているものがある。それはバット。移動するときには多くの選手がケースにしまうが、両手で握って気持ちを落ち着かせている。もちろん、いつでもバットを振れるように。寮に帰り、気づいたことがあればすぐにスイングしている。本格的に野球を始めた中学のころにはユニホームを脱いでいた父から「常に振っとけよ」と言われ、今でも実践。セールスポイントの全力プレーも、偉大な背中から受け継いだ。
試合でも練習でもひたむきな20歳に、金本監督は「ひたすら一直線にまっしぐらというスタイルですが。いまはあれでうまくいっているし、それが彼らしさ。少々暴走気味でもね」と目を細めた。開幕カードを終えても「手応えはまったくないです」と若虎。全力でどこまでもひた走る。
★横田の父、真之(まさし)さんはロッテなどで活躍
横田の父、真之さんは高知出身で明徳(現明徳義塾)高校から駒澤大學を経て、1985年D 4位でロッテに入団。 1年目から 2年連続で打率 3割をマークし、 2年連続でベストナインを獲得。右投げ左打ちで、俊足巧打の外野手として活躍した。中日、西武を経て1995年に現役引退。通算成績は、 917試合に出場、打率 0.279、 727安打、38本塁打、 239打点。
3戦連続タイムリーを放ったマット・ヘイグ内野手。虎の助っ人初のロケットスタートだ=京セラドーム大阪
最高発進や!! マット・ヘイグ内野手が、 6回に右前へ勝ち越し打を放ち、試合を決めた。開幕から 3戦連続打点&適時打は球団の新外国人では初。オープン戦低調も、 3番に据えた金本知憲監督も「勝負強い」と絶賛。昨季3AでMVPに輝いた男が本領発揮で、開幕カード勝ち越しや!!
その瞬間、ヘイグが『虎史上初の助っ人』となった。大きな大きな開幕カード勝ち越しを決めたのは、数日前まで“未知数”だった 3番打者の 3試合連続適時打だ。
「前の打者がいい形で 1、 3塁を作ってくれたんでね。自分も、出来ることをしっかりやろうと思ったんだ」
お立ち台でヘイグは「コンパ~イ」と覚えたばかりの日本語を披露=京セラドーム大阪
2日連続のお立ち台。前日に言えなかった公約の「カンパイ!」を叫んだが…。何度も「コンパイ」と噛みまくり。「ちゃんと言うつもりだったのに。まだ緊張している。頭の中がフリーズしたよ」。頭をかいたが、バットは雄弁だった。
4点差を追いつかれ、迎えた 6回二死 1、 3塁。田島の 2球目、外角 145キロのストライクコールに首を傾げたが「最初の 2球は外角。 1、 2塁間も空いていたし、狙っていたよ」。 3球目。外角速球を狙い澄まして右前へ弾き返した。
開幕 3戦連続打点。虎の長い歴史の中で新外国人が成し遂げるのは初だ。「知らなかった。うれしいね」と笑顔だが、誰よりも目尻を下げたのは金本監督だろう。
「勝負強いね」
6回、タイムリーを放ったマット・ヘイグ内野手=京セラドーム大阪
開幕直前まで、オープン戦打率1割台の助っ人の打順に悩んだ。 3番か 7番か。そして攻めた。抜てきは吉と出た。
「( 2球目を見て)相手バッテリーが『じゃあ広いところ(外角)に投げよう』というのを感じ取ってね。僕も結構そういうところがあった。ちょっとあの場面は同じ匂いがしたね」。頭脳戦を得意とした指揮官と“同じ匂い”-。最大級の褒め言葉といっていい。
ここまでは「独特な打ち方、タイミングの取り方。彼なりの世界があるだろうから、あまり足を踏み込んでもね」と、ほぼノータッチ。「外国人は開幕してみないとわからない」。現役時代からの経験値だ。実際マートンも「最初はダメかなと思った」という。独特なリズム、感性。本人の力を信じた。そして片りんを確かに感じ取った。
6回、適時打を放ち 1塁ベース上で手を叩くマット・ヘイグ内野手=京セラドーム大阪
ヘイグも自ら修正を行っている。元々、左足を踏み込んでいくタイプ。オープン戦では内角を攻められ、こするような邪飛が目立った。真っすぐに左足を踏み出すよう意識し、開幕から快音。もちろん得意な外角球は、この日の通り。頭の中は非常にクレバーだ。
ベンチでは平田チーフが「ヘイ、グー!」と連日の絶叫。新戦力の快打でムードは最高潮だ。開幕から●○○はVイヤーの1985、2003、2005年と同じ吉兆発進だ。
「勝ち越せたのはチームとして大きい。シーズンは長いから、しっかりやっていきたいね」とH砲。リュックからはヒーロー賞のトラッキー人形が顔をのぞかせた。これも 2日連続の光景。その背中が頼もしかった。
◆データBOX◆
◎…1960年以降の阪神の新外国人で、開幕から 3試合連続での打点&適時打はともに史上初。ちなみに新外国人で初出場から 3試合連続でのタイムリーは、1997年のグリーンウェルで 5月 3日からの広島 3連戦(甲子園)。
1回裏阪神二死 2塁、福留孝介外野手は中前適時打を放った=京セラドーム大阪
4番を務める福留孝介外野手が先制タイムリーを放った。
初回、一死から 2番横田慎太郎外野手が死球で出塁すると、二死 2塁となり、福留が中日ネイラーから中前へ運んだ。「オープン戦で投げているとはいえ、球児は今日が初登板ですし、緊張もしているでしょうから、まずは先制点を取って少しでも楽な状況にしてあげたいという思いでした」。これが今季初打点。好機で 4番としての責務をきっちりと果たし、 1塁ベース上で何度も手をたたいた。
続く 3回先頭の第 2打席では 1号ソロを放った。初球内角高め 142キロを強振すると、打球は右翼スタンドへと吸い込まれた。ベテランが輝きを放っている。
福留は「打ったのはストレート。いい感触でした。先頭バッターだったので細かいことを考えるというよりも、自分のスイングを仕掛けていこうと思っていました。若い子らが頑張ってるので、自分も負けないように頑張ります」とコメントした。
若手に負けてられん! 福留孝介外野手が今季 1号を右翼にたたき込んだ=京セラドーム大阪
若い子には負けん! 4番としての意地とプライドがにじんだ。 3- 0の 3回。ネイラーの初球の内角直球を福留孝介外野手が完ぺきに捕らえると、打球は放物線を描いて右翼スタンドへと吸い込まれた。
「うまく打てた。開幕してから 2日間、高山選手、横田選手に後れをとっていたので、なんとかしたいという気持ちだった」
今季10打席目での 1号ソロ。勝ち越し打のヘイグとともに勝利のお立ち台に上がった 4番は、後輩に負けるわけにはいかん! とばかりに絶叫。ファンの拍手喝采を受けた。
1回、適時打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪
打線に自ら火をつけた。 1回二死 2塁からは今季初打点となる先制の中前打。 1塁ベース上で、ガッツポーズをするほどの喜びように、金本監督も「タイムリーと(ホームラン)。きょう 2打点かね。先制パンチとしてはよかったね、本当に」と 4番の活躍を勝因にあげた。
開幕から 2試合とも、ヒットを 1本放ったが、得点圏で走者をかえせなかった。そんな中、高山&横田の 1、 2番コンビが打って走って、打線を引っ張っている。
「まだ 2試合だけど、ベンチの雰囲気もすごくいいんです」
その中心にいるのは自分ではなかった。オープン戦からベンチ内で打撃だけでなく、同じ外野手として守備のアドバイスを送り続ける若虎たちだった。開幕して 3試合目。“師匠”として、お手本を示さなければ…という思いは強かった。
「彼らは(いま)野球をやっていて楽しいだろう。そんな 2人を、のびのびとプレーできる環境をつくるのが僕らの仕事です」と力を込めた。そして、最後にこう付け加えた。
「僕らも、彼らに負けないつもりでがんばりたい」-。若手とともにベテランも打線を引っ張って、チームを勝利へと導いていく。
5回表中日一死 2、 3塁、ビシエドに右前適時打を打たれ失点した藤川球児投手=京セラドーム大阪
藤川球児投手は 5回 7安打 4失点で勝ち負けはつかなかった。
序盤に 4点を援護されたが、 4回に 4番ビシエドのソロ本塁打などで 2失点。 5回にもビシエドの 2点タイムリーで同点に追いつかれた。藤川の公式戦登板は2012年 9月15日の巨人戦(東京ドーム)以来だった。
藤川は「チームが先制してくれた中でしたが、うまくいきませんでした。ただ、まだゲームは生きていますから、ここからチームが勝つように祈っています」とコメントした。
ビシエドに 1発を浴びた藤川球児投手。虎復帰星はお預けになった=京セラドーム大阪
割れんばかりの拍手に迎えられ、帰ってきた。 4年ぶりのタテジマ、13年ぶりの真っさらなマウンド。新たな環境で、生まれ変わった球児が 1歩を踏み出した。鮮やかな立ち上がりを見せるも暗転、 4点のリードを守りきれなかった。
「普通に勝ちきらないといけないゲームだったんですけど。『安全に』という部分は出すぎたと思いました。個人のことは自分が考えるので。チームが最終的に勝ったのがよかったと思います」
高めのつり球も低めの変化球も、構えたところにビシビシと決まり、最速は 146キロ。オープン戦でも 2度コンビを組んだ梅野のリードに何度も首を振り、日米での経験をマウンド上から伝えた。 3回までに 4点リードをもらい、虎復帰星はすぐそこに思えたが…。
5回を終え、ベンチに戻った藤川球児投手はグラブを叩きつけた=京セラドーム大阪
4回一死からビシエドに中越えソロを浴び、歯車が狂い出す。桂にも左前適時打を浴び 2点差。 5回一死 2、 3塁でまたも迎えたビシエドに、粘られた 9球目を右前 2点打されて同点とされた。88球だったが、この回で金本監督も交代を決意。 4年ぶりの虎復帰戦で、2003年 9月19日の巨人戦(東京D)以来の先発マウンドだったが、 5回 7安打 4失点に終わった。
降板直後からベンチの前列でナインと一緒に戦った。「みんな働きたくてやっている。自分もそうだったし」とリリーフ陣に気持ちを重ね、声を枯らした。そんな姿も見た金本監督は「彼は本当に責任感が強すぎ。きょうの試合は球児が一番、ホッとしていると思います」と目尻を下げた。
球児自身も「(お客さんがよろこんで帰る)それが最高にうれしい」と下は向いていない。すべてシーズン後に笑うため。球児の挑戦はまだ、はじまったばかりだ。
三者凡退、 2者連続三振で締めくくり、ガッツポーズでマウンドを降りるマルコス・マテオ投手=京セラドーム大阪
ハイテンションで襲いかかった。恐ろしく切れるスライダーが打者の視界から消える。ハーフスイング。ゲームセットと思い込み、マルコス・マテオ投手もマウンド上から消えた。仕切り直してもう 1球。空振り三振で今度こそ幕引き。ド派手なガッツポーズで初セーブを挙げた。
「自信を持って投げられている。初セーブはオマケみたいなものだ。ああいう状況( 1点差)だったけど、マウンドに上がるときは点差を考えない。 3点差だから簡単というわけじゃない」
前日26日は 4点差を締めくくって金本監督に初勝利球をプレゼント。この日は 1点差の 9
回、初のセーブ機会で 2連投に臨んだ。先頭・遠藤は 1球で 2ゴロ。次が開幕 3戦連発の“危険人物”ビシエドだ。
打撃好調のビシエドも空振り三振に斬ったマルコス・マテオ投手=京セラドーム大阪
「好調な打者だけど、 1人の打者。特に意識はしなかったよ」と外角の厳しいコースに、 2球直球を決め 2ストライク。さらに最速 151キロの直球を見せつつ、 5球目のナイフのように切れるスライダーで空振り三振だ。最後の打者・平田もスライダーでなで斬りにした。 2日連続パーフェクト締め。奪った 6アウトのうち 4つが三振。圧巻の初セーブだ。
ブルペンから試合終了まで、最高にハイな気分を保ったまま猛突進するのがマテオ流。10球足らずで肩をつくる生粋のクローザーは、登板直前までペチャクチャとしゃべっている。目撃者の 1人、金村投手コーチは「会話というより奇声かな(笑)。ドリスは投げる直前はもの静かになるんだけど、マテオはずっと。肝っ玉がすごいよ」と証言。マウンドではダンスするように投げてゲームを締め、その後のシャワー上がりにボディクリーム、化粧水を体に塗り込み、専用のブラシで自慢のヒゲをブラッシングするところまでが一連の流れ。金本監督は「(相手打者が)慣れてきたところでどういう工夫をしてくれるか。実際、これから課題になるとは思う」と慎重に見つめるが、この男は多少の揺さぶりではビクともしない。
「野球は難しいものだから、自信を持って投げるだけだよ」
初セーブのボールをもらい“コワモテ”もフッと緩んだ。虎の歓喜の中心に、君臨していく。
◆マルコス・マテオ(Marcos Mateo):投手。1984年 4月18日生まれ、31歳。ドミニカ共和国出身。2004年にレッズと契約。2007年にカブスへ移籍。昨季はパドレスの3Aで25試合に登板、 3勝 0敗 9S、防御率1.69。 6月下旬にメジャーに昇格し、26試合に登板して 1勝 1敗 0S、防御率4.00。メジャー通算70試合で 2勝 4敗 0S、防御率4.65。 1メートル88、 107キロ。右投げ右打ち。年俸7500万円。背番号「38」。
岩貞祐太投手が27日、ウエスタン広島戦(由宇)に先発し 6回 1安打 7奪三振 1四球で無失点と好投。先発 6番手争いを一気に抜け出す快投を披露した。試合は 2- 3でサヨナラ負けも、掛布雅之 2軍監督は左腕の結果に目を細めた。“第 6の男”は 4月 1日からのDeNA 3連戦(横浜)に登板する見通しだ。
結果が求められるマウンドだからこそ、どっしりとした雰囲気が際立った。岩貞が 6回を 1安打 7奪三振で無失点。 6番手の“権利”をほぼ手中におさめた。
「しくじれないというか、結果が絶対に必要なところだったので、こういう投球ができて率直によかったと思いますね」
2軍で 6回無失点と好投した岩貞祐太投手。先発 6番手を大きくたぐり寄せた=由宇練習場
打線は初回に 1点を先制した後、 6回まで沈黙。重苦しい試合展開だったが、清水とのコンビで高めの直球で空振りを奪い、右打者へのスライダーも有効で、腕の振りも緩まなかった。
先発 6番手を争う広島 3連戦。25日に先発した島本は 6回 1失点、前日26日の秋山は 5回 3失点だったが、岩貞は21日のオリックス戦(京セラD)で 5回 1失点と好投したことで、 2試合連続で結果を残したことになる。
報道陣から結果を伝え聞いた香田 1軍投手コーチは、岩貞の 4月 1日からのDeNA 3連戦(横浜)での登板について、「 2軍からの報告を聞いて彼が一番いいとなれば、そういうことになる」と話し、掛布 2軍監督は「 1軍が決めることですが、可能性は前に進んだんじゃない?」と“第 6の男”の資格ありとみる。
横浜商大出身の背番号「17」。“凱旋”のときは近い。
まだ公式戦は始まったばかり、G軍が 3連勝としたがこれからの先が長い!2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2016年 オープン戦順位表
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(03月)
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公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
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決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
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2016年阪神甲子園球場・京セラドーム大阪開催公式戦の入場券ただいま発売中!)
今シーズン阪神甲子園球場および京セラドーム大阪で開催する公式戦の入場券をただいま好評発売中です。
今シーズンもぜひ球場で熱いご声援をお願いいたします。
入場券のご購入方法・空席情報は下記よりご確認ください。
阪神甲子園球場 公式戦チケット
京セラドーム大阪 公式戦チケット
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場!
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
『プレゼントもクライマックス!毎試合 現金5万円が当たる クイズ・トリプルチャンス
スペシャル!』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円
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【ショウアップナイターファンクラブ】ニッポン放送ショウアップナイター50周年を記念して、
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