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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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金本監督猛抗議!福留ダイビングキャッチは成功!岩貞8回途中2失点12K セ奪三振争い首位に!

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  9日阪神甲子園球場で阪神-広島 2回戦(延長10回)が行われ、阪神先発岩貞は 3回まで 5奪三振で無失点。対する広島先発黒田も、 1人の走者も出さない完璧な投球を披露。投手戦で序盤が終了した。広島は延長10回一死から丸の適時 2塁打で勝ち越し。その後もルナの適時打などで計 4点を奪い、貯金を「1」とした。
 金本知憲監督(48)が甲子園初黒星を喫した。 4回に江越が黒田から 2ランを放って先制したが、その後は無安打無得点。 8日にサヨナラ勝ちした勢いを生かせず逆転負け。榎田が 2点を勝ち越された10回途中から救援し、押し出しを含む 3連続四球を与えた 5番手金田についても厳しかった。巨人には同率首位で並ばれた。首位は守ったが、淡々とした戦いぶりにおかんむり。 3四球で押し出しの金田和之投手(25)については 2軍落ちを決めた。江越が 4戦連発、岩貞は 7回まで12奪三振。快勝ムードが暗転した。 8回に福原で追いつかれ、延長10回は榎田、金田が散々。最後は 4万6353人が静まり返り、金本監督の言葉に、会見場がピーンと張り詰めた。指揮官の見方は 2- 0で逃げ切れなかった試合…ではなかった。打線が情けなかった。昨年 6戦で 4勝( 0敗)を献上したエース黒田が負傷交代後、 5回から 6イニングは無安打。何となく勝てそうな雰囲気のまま、淡々と攻撃が進んだ。勝ち越しをかけた 3戦目。選手がどんな変化を見せるか。超変革の真価が問われる一戦となる。
 広島黒田博樹投手(41)が 4回、左足首付近に打球を受けて降板した。江越に先制 2ランを浴びた 4回。なおも二死からゴメスの打球はライナーで黒田の左足首付近を直撃。跳ね返った打球を 3塁ルナが 1塁へ送り 3ゴロとなった。左足を引きずりながらベンチへ引き揚げた黒田は、降板後すぐに病院へ行かず、アイシングを施した。トレーナーにより「左足下腿(かたい)の打撲」と判断され、次回登板は10日以降の状態を見て判断する。
 高山俊外野手(22)が 4回、広島黒田から右前に安打を放った。外角スライダーを捉え、日本大學第三高校からの甲子園スタメン出場試合の連続安打を18に伸ばした。 7試合連続安打とし、打率 0.308と好調をキープしている。
 江越大賀外野手(23)が 4試合連続本塁打となる先制 2ランを放った。 4回、先頭のドラフト 1位高山が右前打で出塁すると、 2試合続けて 2番に入った江越が、広島黒田のカットボールを捉え、バックスクリーンに運んだ。途中出場した 3日DeNA戦、 7日巨人戦、前日 8日広島戦に続く出場 4試合連続アーチとなった。 0- 0の 4回。ルーキー高山がチーム初ヒットとなる右前打で出塁すると黒田の初球カットボールをバックスクリーンにドカン。試合前には金本監督から打撃指導を受けており、その効果を示した。これで江越は出場 4試合連続本塁打となった。プロ 2年目の江越大賀外野手が広島戦の 4回、黒田博樹投手から 4試合連続でリーグトップに並ぶ 4号 2ランを放った。 9回には背走して大飛球に追いつく、ザ・キャッチ。中堅のレギュラー定着へ猛アピールだ。 2- 6で敗れ、連勝は「2」で止まり、巨人と首位で並んだ。リーグトップタイの 4号は球団史上、2009年のブラゼル以来、日本人では2005年の金本(現監督)以来の出場 4試合連発。本塁打を放った試合での不敗神話は「8」で止まったが、横田から奪った「 2番・中堅」はガッチリ、キープ。野性味あふれるフルスイング男が、恐怖の 2番打者になる。
 マウロ・ゴメス内野手(31)が 6回の守備で途中交代した。この日は 2打数無安打。打率は 1割 8分に低迷している。今季は、ここまで全試合 5番 1塁で先発出場。セ・リーグトップの15打点、トップタイの 4本塁打を記録していた。まだ 2点リードしていた 5回終了後、聖地がどよめいた。ゴメスの名前が、スコアボードから消えた。緊迫の終盤が訪れるより早く、主砲はクラブハウスへと引き揚げていた。通訳を伴わず、やや早足で歩いた。去り際に一言、日本語でわび、通路の奥へと姿を消した。 2- 0の 4回二死で、広島先発・黒田の左足首を強襲する当たり(記録は 3ゴロ)を放った。黒田は直後に降板したが、自身も腰の状態を悪化させたもようだ。 6番を打つ鳥谷が打率 0.152と低迷しているだけに、離脱となれば、首脳陣は苦心のオーダー変更を強いられる。開幕から進撃を続けてきた虎に、最初の危機が訪れた。
 広島の 9回の攻撃で判定を巡って両軍の監督が抗議を行った。一死 2塁で代打松山の右中間の飛球を、右翼手福留孝介外野手(38)がダイビングキャッチ。ノーバウンドで捕球しているように思われたが、 1塁塁審杉本がフェアの判定。これに福留、金本知憲監督(48)が猛抗議。審判団が協議の結果、捕球していることが認められた。杉本 1塁塁審が一度はノーキャッチと判定したが、審判団が協議の末にアウトとした。捕球した福留は右翼の守備位置に戻ると打者走者が 1塁に残っていて「アウトと思ったからビックリした」。左手をひねりながら地面に着地。「体は今のところ大丈夫」と話したが、何度も手首や肩、ひじの動きを確認するしぐさもあった。
 先発岩貞祐太投手(24)が 8回途中を 6安打 2失点と好投した。序盤からスライダーとチェンジアップが面白いように広島打線にはまり、 6回までに12奪三振を記録。 8回に 2失点したが試合を作った。前回登板 2日DeNA戦(横浜)でも 7回で12三振を奪っており、 2試合で24奪三振。セ・リーグの奪三振争いのトップ(24)に立った。プロ 3年目で突入した自己最長イニングで暗転した。 2- 0で迎えた 8回、一死から田中にカーブを中前に運ばれ、菊池に右前打で続かれた。一死 1、 3塁から丸の 2ゴロの間に 1失点。なおも、二死 2塁のピンチで降板を告げられた。 2番手・福原が 4番・ルナに中前同点打を浴び、白星は消滅。 7回 2/3を投げ、 6安打 2失点。 2日のDeNA戦(横浜)に続く今季 2勝目はお預けとなった。金本監督は悔しさをあらわにした。岩貞は課題を口にした。確かな手応えを感じて次回登板(16日の中日戦、ナゴヤD)に向かう。
  8回二死 2塁から登板した 2番手・福原忍投手(39)が同点のタイムリーを献上。 1ボールから投げた直球をルナに中前に運ばれた。気合十分だったが、岩貞の白星を守ることができなかった。
記事をまとめてみました。

2016.04.09 試合結果

 <阪神 2- 6広島=延長10回、 2回戦>◇ 9日◇阪神甲子園球場
 阪神先発岩貞は 3回まで 5奪三振で無失点。対する広島先発黒田も、 1人の走者も出さない完璧な投球を披露。投手戦で序盤が終了した。
 阪神が 4回に江越の 4号 2ランで先制。先発岩貞は 6回を 3安打無失点。広島の先発黒田は 4回 2安打 2失点で降板した。
 広島は 2点ビハインドの 8回、ルナの適時打などで同点に。阪神は広島中継ぎ陣の前に打線が沈黙。同点のまま延長に突入した。
 広島は延長10回一死から丸の適時 2塁打で勝ち越し。その後もルナの適時打などで計 4点を奪い、貯金を「1」とした。


ルナに中前同点適時打を浴びた福原忍投手
  8回表広島二死 2塁、福原忍投手はエクトル・ルナ内野手に中前同点適時打を浴びた=阪神甲子園球場

 金本知憲監督が甲子園初黒星を喫した。 4回に江越が黒田から 2ランを放って先制したが、その後は無安打無得点。「全体的に工夫がないような気がするね。ちょっと、ピュッと投げられたら、もう手も足もでない。そこが 1番の課題。去年のキャンプから真っすぐに強くなれと。でも全く強くなってない。何も変わってない。意識の問題だと思うけど工夫がなさ過ぎる」と怒りを隠さなかった。
  8日にサヨナラ勝ちした勢いを生かせず逆転負け。榎田が 2点を勝ち越された10回途中から救援し、押し出しを含む 3連続四球を与えた 5番手金田についても、「どういう気持ちで何を考えて投げているのか、僕にはさっぱり分からない」と厳しかった。巨人には同率首位で並ばれた。


金田和之投手の交代を告げた金本知憲監督
 10回表、金田和之投手の交代を告げた金本知憲監督=阪神甲子園球場

 アニキが怒怒怒!! 金本知憲監督が継投で逃げ切れず、広島に逆転負けした試合後、江越の一発を含む 2安打と沈黙した打線に初カミナリを落とした。首位は守ったが、淡々とした戦いぶりにおかんむり。 3四球で押し出しの金田和之投手については 2軍落ちを決めた。
 江越が 4戦連発、岩貞は 7回まで12奪三振。快勝ムードが暗転した。 8回に福原で追いつかれ、延長10回は榎田、金田が散々。最後は 4万6353人が静まり返り、金本監督の言葉に、会見場がピーンと張り詰めた。
 「打たなさすぎ。きのう( 8日)の 8回までと、きょうの10回(ともに 2安打)。江越のホームランくらいでしょ。流れというか、何となくやってんのか。そういう風に見えてしまう」


険しい表情の金本知憲監督
 江越大賀外野手(左)の一発しか点が入らず、険しい表情の金本監督(左から 2人目、右から香田、矢野コーチ)=阪神甲子園球場

 声を荒らげずとも、声色や表情から伝わる。怒っていた。就任後、最大級の怒りだった。
 指揮官の見方は 2- 0で逃げ切れなかった試合…ではなかった。打線が情けなかった。昨年 6戦で 4勝( 0敗)を献上したエース黒田が負傷交代後、 5回から 6イニングは無安打。何となく勝てそうな雰囲気のまま、淡々と攻撃が進んだ。
 「ちょっとピュッと投げられたら、もう手も足も出ない。去年のキャンプからの一番の課題。真っすぐに強くなると。まったく強くなってない。何にも変わってない。意識の問題だと思うけどね。工夫がなさすぎ」
  6日に巨人・菅野に完封された際も工夫の無さを嘆いたばかり。バットを短く持つ、スタンスを狭める、粘る…。方法はあるはず。しかも抜群の投球だった菅野と、この日の 5回以降の投手とでは、まったく違う。


調子が上がらない鳥谷敬内野手
 調子が上がらない鳥谷敬内野手は 2回、見逃し三振=阪神甲子園球場

 「工夫して集中して執念見せて、打てないんだったら仕方ない。勝負に負けたってこと。そういうものは伝わってくる。いまは僕には、伝わってきていない」
 つまり気持ちの問題。延長10回に一死もとれず 3連続四球の金田もそうだ。「打たれるのはしかたないが、彼がどういう気持ちで何を考えて投げているのか、僕にはさっぱりわからない。淡々と投げてベンチでも淡々と座っている。降格? そうなるんじゃないの。伝わってくるものが何もない」と吐き捨てた。
  5番ゴメスが腰の張りで途中交代し、10日の出場は微妙。「あしたも球の速い、いい投手(福井)が来る。さあ、どうするのか。いくらこちらが言ったって打席に立つのは選手。選手がそういう意識とか気持ちを持たない限り…まあ、同じことになるでしょう」。勝ち越しをかけた 3戦目。選手がどんな変化を見せるか。超変革の真価が問われる一戦となる。


10回、投球する金田和之投手
 10回、投球する金田和之投手=阪神甲子園球場

 広島黒田博樹投手が 4回、左足首付近に打球を受けて降板した。
 江越に先制 2ランを浴びた 4回。なおも二死からゴメスの打球はライナーで黒田の左足首付近を直撃。跳ね返った打球を 3塁ルナが 1塁へ送り 3ゴロとなった。左足を引きずりながらベンチへ引き揚げた黒田は、 5回の打席で代打が送られた。 4回 2安打 2失点。降板後すぐに病院へ行かず、アイシングを施した。
 試合後、黒田は「まさか折れているとは」と冗談を言う余裕も見せた。トレーナーにより「左足下腿(かたい)の打撲」と判断され、次回登板は10日以降の状態を見て判断する。


右前打を放った高山俊外野手
  4回裏阪神無死、右前打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場

 高山俊外野手が 4回、広島黒田から右前に安打を放った。
 外角スライダーを捉え、日本大學第三高校からの甲子園スタメン出場試合の連続安打を「18」に伸ばした。


黒田のスライダーを右前に運んだ高山外野手
 広島の先発・黒田博樹投手のスライダーを右前に運んだ高山俊外野手=阪神甲子園球場

 D 1位・高山俊外野手(22=明治大學)がまたエース級をとらえた。 0- 0の 4回先頭で広島の先発・黒田のスライダーを右前に運んだ。「(試合に)勝ってないので何とも言えないですね。曲がるボールを打てた。良かったです」。江越の先制 2ランをおぜん立てした。 7試合連続安打とし、打率 0.308と好調をキープしている。

先制本塁打を放った江越大賀外野手
  4回裏阪神無死 1塁、江越大賀外野手は 4試合連続となる中越え2点先制本塁打を放った=阪神甲子園球場

 江越大賀外野手が 4試合連続本塁打となる先制 2ランを放った。
  4回、先頭のドラフト 1位高山が右前打で出塁すると、 2試合続けて 2番に入った江越が、広島黒田のカットボールを捉え、バックスクリーンに運んだ。
 江越は「高山が塁に出てくれて、自分も次につなごうという意識だったんですけれども、カットボールが高めに浮いてきたので思い切ってスイングしました」。途中出場した 3日DeNA戦、 7日巨人戦、前日 8日広島戦に続く出場 4試合連続アーチとなった。


4試合連続となる2ランを放った江越外野手
  4回、黒田からセンターバックスクリーンに 4試合連続となる 2ランを放った江越大賀外野手。アピールは止まらない=阪神甲子園球場

 江越が出場 4試合連続の本塁打を放った。 4回無死 1塁から黒田の初球をバックスクリーンに運ぶ豪快な一発。「高めの失投だと思う。うまく捉えられて良かった」と淡々と振り返った。
  2番で 2戦連続先発出場。 8日に金本監督から「 2番だけど、 2番らしい役目は考えてない。思い切って打ちにいって、ゲッツーならゲッツーで構わない。とにかく思い切っていってくれ」と言われたという。好調だが勝利につながらなかっただけに「こういう試合で勝たないと意味がない」と悔しさをにじませた。
 「高山が塁に出てくれて、自分も次につなごうという意識だったんですが、カットボールが高めに浮いてきたので思い切ってスイングしました。昨日、金本監督からスタメンでいくということを言われたときに『打順は 2番だけど、 2番らしい役目は考えてないから。思い切って打ちにいって、ゲッツーならゲッツーでかまわない。とにかく思い切っていってくれ』という言葉もかけてもらっていたので、この打席でも思い切っていくことができました」


江越大賀外野手の2ランホームラン
  4回、江越大賀外野手の 2ランホームラン=阪神甲子園球場

  0- 0の 4回。ルーキー高山がチーム初ヒットとなる右前打で出塁すると黒田の初球カットボールをバックスクリーンにドカン。試合前には金本監督から打撃指導を受けており、その効果を示した。これで江越は出場 4試合連続本塁打となった。
 プロ 2年目の江越大賀外野手が広島戦の 4回、黒田博樹投手から 4試合連続でリーグトップに並ぶ 4号 2ランを放った。 9回には背走して大飛球に追いつく、ザ・キャッチ。中堅のレギュラー定着へ猛アピールだ。 2- 6で敗れ、連勝は「2」で止まり、巨人と首位で並んだ。
 悲鳴があがった。バックホームに備えて前進守備を敷いていた中堅・江越が背走した。さすがに 2度も続けてはないだろう…。ファンは思った。でも、本人だけは違っていた。全身をいっぱいに使って、グラブを差し出した。届いた。勢いでくるくると転がった。
 「よかったです。打った瞬間、捕れるかなと思ったんですが、風で伸びてきました」


前進守備から背走して大飛球を捕った江越
  9回、前進守備から背走して会沢の大飛球を捕った江越大賀外野手=阪神甲子園球場

  2- 2の 9回二死 2塁だった。直前に右翼の福留が松山の浅い飛球にダイビングキャッチし、その余韻が残っていた。球のキレがなかった守護神・マテオが会沢にドカン。風はもちろん右から左。絶望的な状況で超絶美技。“九死に一生”を得たマテオは大喜びで、右腕を高らかに突き上げた。
 金本監督も「ビッグプレーがね、 2つあってね」とたたえたが、勝利につながらなかったことを江越は悔しがった。
 「こういう試合を勝たないと意味がないと思います。(本塁打記録は)その次についてくるものだと思います」


好捕した江越外野手に喜ぶ金本知憲監督ら
  9回、好捕した江越大賀外野手に喜ぶ金本知憲監督ら=阪神甲子園球場

 自らのバットで先制点をたたき出した。 0- 0の 4回。右前に落としたD 1位・高山俊外野手のチャンスメークに江越は黒田の浮いたカットボールを見逃さなかった。バックスクリーンへ着弾。リーグトップタイの 4号は球団史上、2009年のブラゼル以来、日本人では2005年の金本(現監督)以来の出場 4試合連発。この日の試合前練習中には指揮官からミラールームに呼ばれ、およそ10分間のマンツーマン指導を受け、突っ込む癖を矯正された。「併殺を恐れずにいけ。打順は 2番だけど 2番らしい役目は考えていない。とにかく思いきっていけ」という助言を存分に生かした。
 「(監督からは)試合中にも『少しはマシになったな』といわれました。(対黒田投手も)次につながると思います」
 本塁打を放った試合での不敗神話は「8」で止まったが、横田から奪った「 2番・中堅」はガッチリ、キープ。野性味あふれるフルスイング男が、恐怖の 2番打者になる。


空振り三振に倒れたマウロ・ゴメス内野手
  2回、空振り三振に倒れたマウロ・ゴメス内野手。腰の張りを訴え、 6回の守りから交代した=阪神甲子園球場

 マウロ・ゴメス内野手が 6回の守備で途中交代した。
 この日は 2打数無安打。打率は 1割 8分に低迷している。
 今季は、ここまで全試合 5番 1塁で先発出場。セ・リーグトップの15打点、トップタイの 4本塁打を記録していた。


三塁ゴロに倒れたマウロ・ゴメス内野手
  4回表阪神二死、マウロ・ゴメス内野手は 3塁ゴロに倒れた後、交代となった=阪神甲子園球場

 まだ 2点リードしていた 5回終了後、聖地がどよめいた。ゴメスの名前が、スコアボードから消えた。緊迫の終盤が訪れるより早く、主砲はクラブハウスへと引き揚げていた。
 「スイマセン」
 通訳を伴わず、やや早足で歩いた。去り際に一言、日本語でわび、通路の奥へと姿を消した。
 打線の核を失ったことも響き、 2安打で敗れた試合後、金本監督は「腰を痛めたみたいよ。あしたどうなるかわからないけど」と明かした。片岡打撃コーチは「スイングしたとき(痛めた)。最近、重い感じはあったみたい。あす? 影響がないことはないんじゃない? 交代しているわけだからね」と慎重な姿勢を見せた。


ダイビングキャッチした福留孝介外野手
  8回、広島・松山の打球をダイビングキャッチした福留孝介外野手=阪神甲子園球場

  2- 0の 4回二死で、広島先発・黒田の左足首を強襲する当たり(記録は 3ゴロ)を放った。黒田は直後に降板したが、自身も腰の状態を悪化させたもようだ。直後の 5回は守備に就いていたが、 6回の守備を前にゲームを離れた。急きょヘイグが来日以来初めての 1塁を守り 3塁には北條が入ったが、 8回に同点に追いつかれたことで大砲の不在はさらに際立った。
 この日も広島先発・黒田に 2打数無安打に封じられ打率は 0.180のゴメスだが、リーグトップタイの 4本塁打、同単独トップの15打点をマークしている。 6番を打つ鳥谷が打率 0.152と低迷しているだけに、離脱となれば、首脳陣は苦心のオーダー変更を強いられる。開幕から進撃を続けてきた虎に、最初の危機が訪れた。


福留孝介外野手の判定に抗議する金本監督
  9回、ダイビングキャッチした福留孝介外野手の判定に抗議する金本知憲監督=阪神甲子園球場

 広島の 9回の攻撃で判定を巡って両軍の監督が抗議を行った。
 一死 2塁で代打松山の右中間の飛球を、右翼手福留孝介外野手がダイビングキャッチ。ノーバウンドで捕球しているように思われたが、 1塁塁審杉本がフェアの判定。
 これに福留、金本知憲監督が猛抗議。審判団が協議の結果、捕球していることが認められた。
 しかし、覆った判定に広島緒方孝市監督(47)もベンチを飛び出して抗議を行ったが、試合は二死 2塁から再開された。


松山竜平の飛球を好捕した福留孝介外野手
  9回表広島一死 2塁、松山竜平外野手の飛球を好捕した福留孝介外野手=阪神甲子園球場

 福留がスーパープレーをみせた。 2- 2の 9回一死 2塁。代打・松山の浅い飛球に猛然と突っ込み、ダイビングキャッチ。杉本 1塁塁審が一度はノーキャッチと判定したが、審判団が協議の末にアウトとした。
 捕球した福留は右翼の守備位置に戻ると打者走者が 1塁に残っていて「アウトと思ったから、ビックリした」。左手をひねりながら地面に着地。「体は今のところ大丈夫」と話したが、何度も手首や肩、ひじの動きを確認するしぐさもあった。


先発の岩貞祐太投手
 先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 先発岩貞祐太投手が 8回途中を 6安打 2失点と好投した。
 序盤からスライダーとチェンジアップが面白いように広島打線にはまり、 6回までに12奪三振を記録。 8回に 2失点したが試合を作った。
 前回登板 2日DeNA戦(横浜)でも 7回で12三振を奪っており、 2試合で24奪三振。セ・リーグの奪三振争いのトップに立った。


6回まで力投をみせた岩貞祐太投手
 岩貞祐太投手が 6回まで12三振の力投をみせたが、完封が見えた終盤、つかまった=阪神甲子園球場

 ベンチで同点のシーンを見つめた。黒田と投げ合っていた岩貞が 8回、完封ペースから一変、つかまった。
 「カーブを中前に運ばれてしまった。終盤だったので、もうちょいきついコースに投げないといけなかったですね。勉強になりました」
 プロ 3年目で突入した自己最長イニングで暗転した。 2- 0で迎えた 8回、一死から田中にカーブを中前に運ばれ、菊池に右前打で続かれた。一死 1、 3塁から丸の 2ゴロの間に 1失点。なおも、二死 2塁のピンチで降板を告げられた。
 しかし、 2番手・福原が 4番・ルナに中前同点打を浴び、白星は消滅。 7回 2/3を投げ、 6安打 2失点。 2日のDeNA戦(横浜)に続く今季 2勝目はお預けとなった。


7回、ピンチを脱した岩貞祐太投手
  7回、投ゴロの処理につまずきながらもピンチを脱した先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 昨季阪神戦 6試合で 4勝無敗、防御率2.40の黒田との投げ合い。試合前には矢野作戦兼バッテリーコーチから「すごい投手と投げ合うんだからありがたいと思えよ」とカツを入られていた。期待に応えるように宝刀スライダー、チェンジアップを効果的に使って、 2試合連続の12奪三振で、セ・リーグトップ(24)に浮上した。
 「足の速い打者が多かったので、変にバットに当てて内野安打にされるよりは、三振を取りにいきました」
 金本監督は「何とか勝ちをね。あんな投球をして、勝ちをつけてやれなかったのは、本当にもう…」と悔しさをあらわにした。岩貞は「後半しっかり抑えられる力をつけていかないといけない」と課題を口にした。確かな手応えを感じて次回登板(16日の中日戦、ナゴヤD)に向かう。


小窪哲也のゴロを自らさばき笑顔の岩貞祐太
  7回表広島二死 3塁、小窪哲也のゴロを自らさばき笑顔の先発岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 岩貞の快投から継投で逃げ切れず、香田投手コーチは悔しそうだった。「岩貞はすごくいい投球内容だった。( 8回も続投したのは)安定した投球をしてくれていたし、相手も嫌がっていたしね」。結果的に後手に回り、 1点差とされた二死 2塁で投入した 2番手・福原が同点打を浴びた。勝ち越された延長10回に榎田を投入したことについては「( 9回を投げた)マテオは状況次第ではもう 1回というのもあったけど。いろんなことを考えて(榎田に)決めた」と話した。

リリーフで登板した福原忍投手
  8回、リリーフで登板した福原忍投手=阪神甲子園球場

  2- 1の 8回二死 2塁から登板した 2番手・福原が同点のタイムリーを献上。 1ボールから投げた直球をルナに中前に運ばれた。「申し訳ない。岩貞があれだけのピッチングをしてくれたのに…」。 4試合連続無失点と好調も 1週間ぶりのマウンド。気合十分だったが、岩貞の白星を守ることができなかった。

 黒田を潰し全員野球で頑張ったが、しかし力が足りなかった…。まだまだ始まったばかり、2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!


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