金本監督は雨天中止に前向き、福留ら思いやる！板山が初１軍昇格！能見、“メモリアル封じ”誓う！

　20日に倉敷マスカットスタジアムで行われる予定だった阪神－ヤクルト 6回戦が雨天中止となり、金本知憲監督(48)が21日、今季 2度目の雨天中止を前向きにとらえた。倉敷で予定されていたヤクルト戦は午後 3時45分に中止が決定。左太もも裏痛でスタメンを外れている 4番福留や、連投が続いていた救援陣の状態を思いやった。チームはマスカットスタジアムの室内で練習後、バス 2台で広島入り。金本監督も故郷で初采配となる22日からの 3連戦(マツダスタジアム)に備えた。左太もも裏を痛めて代打出場が続いている福留孝介外野手(38)は、ヤクルト戦の降雨中止が決まると｢天気には勝てないよ｣と話した。　ドラフト 6位板山祐太郎外野手(22＝亜細亜大學)が21日、プロ入り初の出場選手登録され、 1軍に合流した。この日は倉敷でのヤクルト戦が雨天中止となり室内での練習を行ったルーキーは｢やってやろうという気持ちですね｣と意気込みを語った。代わって守屋功輝投手(22＝Honda鈴鹿)が出場選手登録を抹消された。同世代の高山や横田の活躍は夕食時にテレビ観戦。｢いつも『いいなあ』と思って見ていました。僕も負けないように頑張りたい｣と力を込めた。掛布雅之 2軍監督(60)が21日、出場選手登録されたドラフト 6位・板山祐太郎外野手に猛ゲキを飛ばした。自身と同じ 6位入団だった雑草男の反骨魂に期待。金本知憲監督は改めて若虎の大胆登用を予告した。掛布 2軍監督が 1軍へ送り出した板山へ下克上指令を出した。ドラフト 6位指名からミスタータイガースへとのぼり詰めた背番号｢３１｣は、同じ右投げ左打ちの若虎に自らの成功を重ねていた。板山は朝 8時半に山口・柳井市内のホテルを出発し、チームに合流。ヤクルト戦(倉敷)が中止となり、室内練習場で汗を流した。掛布指令を伝え聞き意気込んだ。同世代の高山や横田の活躍は夕食時にテレビで観戦。掛布 2軍監督のもとで成長した挑戦者が超変革を起こす。　阪神は22日から、2000安打まであと｢６｣としている新井貴浩内野手(39)擁する広島 3連戦(マツダ)。雨天中止による影響で24日の 3戦目の先発が濃厚な能見篤史投手(36)は21日、元同僚に対し｢打たせないようにしたい｣ときっぱり。兄貴分の金本知憲監督は前回負け越したカープへのリベンジを誓った。いやが応にも、注目される 3連戦だ。カープの新井が、2000安打のメモリアルを古巣の阪神戦で、そして師匠の金本監督の前で達成できるのか－。あと｢６｣。迎え撃つ能見が“メモリアル封じ”を誓った。雨の甲子園室内、キャッチボールなどで軽めに調整し、汗をぬぐった。対広島戦通算23勝10敗、防御率2.41、マツダでは12勝 5敗、同1.67という“鯉キラー”。その時点では、22日の 1戦目に先発予定だったが、ナイターのヤクルト戦(倉敷)が雨天中止となり、メッセンジャーがスライド登板するため、 3戦目が濃厚に。達成の現実味が高い試合に投げることになった。一方、金本監督は弟分について｢( 3試合で) 6本でしょ｣と意に介さず。｢それより(広島)打線の調子がいいから。菊池もいいしね｣と相手打線全体を警戒した。カープ時代からの長い師弟関係。新井イジリは恒例だったが、監督として、敵の 1選手にこだわる気持ちなどまったくない。特に初対戦となった 8～10日の甲子園では就任後、初のカード負け越しを食らった相手だ。生まれ育った広島での初指揮についても平常心を強調した。とにかく勝つ。 0.5ゲーム差で虎の上に立つ 3位広島を叩き、リベンジする。貯金｢１｣からの上昇を狙う 3連戦に。頭の中は、それだけだ。　21日に倉敷で予定されていた阪神－ヤクルトは雨天中止となった。シーズン終盤に振り替え試合が甲子園で開催される方向で 6年ぶりの 300万人動員が見えてきた。この日の中止で 3万 494人収容の倉敷のゲームが 4万7508人の甲子園に移るため、上積みが計算できる。平日ナイターの13日のＤｅＮＡ戦も中止となり、週末金曜日の 9月16日に組み込まれており、終盤までチームが優勝争いに絡めば、 6年ぶりの 300万人動員に手が届く可能性が出てきた。記事をまとめてみました。

　＜阪神－ヤクルト、 6回戦＝雨天中止＞◇20日◇倉敷マスカットスタジアム
　金本知憲監督が21日、今季 2度目の雨天中止を前向きにとらえた。
　倉敷で予定されていたヤクルト戦は午後 3時45分に中止が決定。｢孝介抜きの 1試合が減るのは大きい。中継ぎにも良かったと思う｣と左太もも裏痛でスタメンを外れている 4番福留や、連投が続いていた救援陣の状態を思いやった。
　チームはマスカットスタジアムの室内で練習後、バス 2台で広島入り。金本監督も故郷で初采配となる22日からの 3連戦(マツダスタジアム)に備えた。

　練習する福留孝介外野手＝倉敷マスカットスタジアム

　左太もも裏を痛めて代打出場が続いている福留孝介外野手(38)は、ヤクルト戦の降雨中止が決まると｢天気には勝てないよ｣と話した。金本監督も｢それ(中止は)は大きいよね。孝介(福留)抜きの試合が 1つ減ったという意味でもね｣と前向きにとらえた。15日の中日戦(ナゴヤＤ)からスタメンを外れて 5試合のチーム成績は 1勝 4敗。一日も早い復帰が待たれるが、患部の回復具合について問われた主砲は｢(日に日に)よくなっているんじゃないですか｣と答えた。

　 1軍に合流し、トス打撃を行う板山祐太郎外野手＝倉敷マスカットスタジアム

　ドラフト 6位板山祐太郎外野手が21日、プロ入り初の出場選手登録され、 1軍に合流した。
　この日は倉敷でのヤクルト戦が雨天中止となり室内での練習を行ったルーキーは｢やってやろうという気持ちですね。持っているもの以上の力を出そうとするんじゃなくて、今までやってきたことをやっていきたいと思っています｣と意気込みを語った。
　代わって守屋功輝投手が出場選手登録を抹消された。

　コンコースでダッシュする板山祐太郎外野手＝倉敷マスカットスタジアム

　21日に初めて 1軍に昇格した阪神・板山は、ヤクルト戦の降雨中止に残念そうな表情をみせた。
　掛布 2軍監督からは｢その気になって頑張ってこい｣とハッパをかけられた。｢(聞いたときは)その言葉の意味がわからなかったんですが…。積極的にいけ、ということだと思います｣。　同世代の高山や横田の活躍は夕食時にテレビ観戦。｢いつも『いいなあ』と思って見ていました。僕も負けないように頑張りたい｣と力を込めた。

　雨天中止。練習を行う板山祐太郎外野手。右は陽川尚将内野手＝倉敷マスカットスタジアム

　掛布雅之 2軍監督が21日、出場選手登録されたドラフト 6位・板山祐太郎外野手に猛ゲキを飛ばした。自身と同じ 6位入団だった雑草男の反骨魂に期待。金本知憲監督は｢育てるという年。僕も怖がらず思い切って｣と改めて若虎の大胆登用を予告した。
　思う存分暴れて来い！！　掛布 2軍監督が 1軍へ送り出した板山へ下克上指令を出した。ドラフト 6位指名からミスタータイガースへとのぼり詰めた背番号｢３１｣は、同じ右投げ左打ちの若虎に自らの成功を重ねていた。
　｢板山はしゃかりきになって、チャンスを自分でつかむ貪欲さがないといけない。高山と違いスマートさは必要ない。どこでも守る気持ちを持ってほしい。内野でも外野でもチャンスがあるなら勝負してほしい｣


　まな弟子板山にゲキを飛ばした掛布雅之２軍監督

　前日の広島戦(同)で 2安打を放ち、 1軍に招集された。20試合出場で打率 0.256、 3打点と目を引く成績ではないが、強い打球を打つことができるのが長所。外野手登録だが、内野の経験もあるユーティリティープレーヤーだ。ウエスタン・広島戦(由宇)が雨天中止となったこの日、懐かしい思い出がフラッシュバックした。
　1974年、ドラフト 6位入団。同年の同 1位は中央大學の強打者、佐野仙好(現阪神アマ統括スカウト)だった。エリートとの 3塁を巡る激しいポジション争いに高卒 1年目から挑んだ。
　｢佐野さんの存在を非常に意識しましたね。あの人がいなかったら、あそこまで練習できたかわからないよ｣
　泥だらけになりながら白球を追い、虎風荘屋上で毎晩素振りをした。迎えた1974年 3月24日の近鉄とのオープン戦(日生球場)。遊撃手の藤田平が結婚式のために休み、 2塁手の野田征稔は家族の不幸で帰郷し、内野手不在の中、声がかかった。

　出場選手登録された板山祐太郎外野手。ヤクルト戦が中止となり、倉敷マスカット球場のコンコースでダッシュした

　｢ 8番・ 3塁｣で出場し、 4打数 4安打。 1軍定着のチャンスをつかんだ。その後、ライバル関係となった 2人が猛虎打線に座り、1985年の日本一につながった。
　｢板山にとって高山はいい存在になる。何年かたったときに、高山も板山がいたから、という 2人になってほしいね｣と願った。さらに｢(高山と)入ってきた順位、大学での実績や技術的なものも含め、打つことに関してはスタートの時点で違う。それが彼の根っこの部分の悔しさ、こんちくしょうという気持ちになり、強さにつながる｣と反骨心に期待した。
　板山は朝 8時半に山口・柳井市内のホテルを出発し、チームに合流。ヤクルト戦(倉敷)が中止となり、室内練習場で汗を流した。掛布指令を伝え聞き｢積極的にいけ…ということだと思います｣と意気込んだ。同世代の高山や横田の活躍は夕食時にテレビで観戦。｢いつもいいなあ…と思って見ていました。僕も負けないように頑張りたい｣と力を込めた。掛布 2軍監督のもとで成長した挑戦者が超変革を起こす。

　阪神・金本知憲監督＝倉敷マスカットスタジアム

　板山を昇格させた金本監督は、ヤクルト戦が雨天中止となった倉敷で｢振る力もある。若い選手には、どんどんチャンスを与える、打席に立たせる。( 1軍の)雰囲気にも慣れさせてね｣と説明した。ウエスタンで打率 0.306の俊介も候補に挙がったが、左の代打が手薄なチーム事情も後押しした。
　22日からの広島 3連戦(マツダ)のスタメンについては｢そこまではまだまだ｣と言いながら｢わからないよ、代打でガコーンって打ったら｣。今季 5人目となった 1軍初昇格選手について｢今の時期だからどんどん試していく。育てるという年にしているんだから。僕も怖がらず思い切って。怖いけどね。(若手は)非常に突っ走るから怖いけど｣とキッパリ。この日も江越に対し、下からではなく“上から目線”になるように構えの修正を施すと、横田や陽川に密着。指揮官は腹をくくっている。

　練習中に笑顔を見せる金本知憲監督＝倉敷マスカットスタジアム

　高山俊外野手(22＝明治大學)は同期で同じ年で同じ左打ちの外野手の板山の 1軍昇格にも自然体。競争は激化するが｢まずは自分のことなんで。あしたからまた、一生懸命がんばります｣と話した。20日のヤクルト戦(甲子園)で今季 2度目のスタメン落ちも、金本監督はこの日の打撃練習でもノータッチ。指揮官は状態が上がっていると感じたことを明かしており｢そう言ってもらえるのはうれしい｣。倉敷から広島へ移動した。

　練習する高山俊外野手＝倉敷マスカットスタジアム

　メモリアルは許さない、もちろん赤ヘル打線も沈黙させる－。阪神は22日から、2000安打まであと｢６｣としている新井貴浩内野手擁する広島 3連戦(マツダ)。雨天中止による影響で24日の 3戦目の先発が濃厚な能見篤史投手は21日、元同僚に対し｢打たせないようにしたい｣ときっぱり。兄貴分の金本知憲監督は前回負け越したカープへのリベンジを誓った。

　2000安打に迫る新井貴浩内野手を警戒した能見篤史投手。絶対に打たせない＝阪神甲子園球場室内練習場

　いやが応にも、注目される 3連戦だ。カープの新井が、2000安打のメモリアルを古巣の阪神戦で、そして師匠の金本監督の前で達成できるのか－。あと｢６｣。迎え撃つ能見が“メモリアル封じ”を誓った。
　｢打たせないようにしたいですね｣
　雨の甲子園室内、キャッチボールなどで軽めに調整し、汗をぬぐった。対広島戦通算23勝10敗、防御率2.41、マツダでは12勝 5敗、同1.67という“鯉キラー”。その時点では、22日の 1戦目に先発予定だったが、ナイターのヤクルト戦(倉敷)が雨天中止となり、メッセンジャーがスライド登板するため、 3戦目が濃厚に。達成の現実味が高い試合に投げることになった。

　2000安打まであと｢６｣安打の新井貴浩内野手。古巣相手に 3試合で達成できるか

　昨季、広島に復帰した新井に対し、虎投手陣は対戦打率 0.258(89打数23安打)ながら、 2本塁打、10打点と要所で痛い目に遭った。能見も同 0.318(22打数 7安打)。今季は 8日に甲子園で対戦し、 7回 2失点で勝ち負けつかずも、新井には 3打数 1安打だった。
　打率 0.299と好調なベテランを抑えることは赤ヘル打線を沈黙させるための要素。｢(新井に限らず)打者 1人 1人をしっかり抑えていく感じです｣と力を込めた。
　一方、金本監督は弟分について｢( 3試合で) 6本でしょ｣と意に介さず。｢それより(広島)打線の調子がいいから。菊池もいいしね｣と相手打線全体を警戒した。
　｢前回も負け越しているしね｣

　トレーニングをする能見篤史投手＝甲子園球場室内練習場

　カープ時代からの長い師弟関係。新井イジリは恒例だったが、監督として、敵の 1選手にこだわる気持ちなどまったくない。特に初対戦となった 8～10日の甲子園では就任後、初のカード負け越しを食らった相手だ。生まれ育った広島での初指揮についても｢(特別な思いは)特に。ベンチでどこに座ろうか、どこに立とうか。初めての球場は、それが気になる｣と平常心を強調した。
　とにかく勝つ。 0.5ゲーム差で虎の上に立つ 3位広島を叩き、リベンジする。貯金｢１｣からの上昇を狙う 3連戦に。頭の中は、それだけだ。

　21日に倉敷で予定されていた阪神－ヤクルトは雨天中止となった。シーズン終盤に振り替え試合が甲子園で開催される方向で 6年ぶりの 300万人動員が見えてきた。
　金本新監督が就任した今季はホーム10試合を消化し、39万3519人を動員。昨年の同じ時点の40万 379人に届いていないが、人気の巨人戦が含まれていない数字で、営業担当者によると｢出足はかなり好調です｣。主催試合は昨年より 1試合少ない(71試合)が、昨年の 287万人8352人を超えることが予測されている。
　この日の中止で 3万 494人収容の倉敷のゲームが 4万7508人の甲子園に移るため、上積みが計算できる。平日ナイターの13日のＤｅＮＡ戦も中止となり、週末金曜日の 9月16日に組み込まれており、終盤までチームが優勝争いに絡めば、 6年ぶりの 300万人動員に手が届く可能性が出てきた。

　雨で中止になり燕相手に 1勝 1敗となり引き分け状態となったが、今度は鯉軍を相手に広島で鯉料理をする準備をする時になった！鯉濃にするのか、鯉の刺身にするのか、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！