22日マツダスタジアムで広島-阪神 4回戦が行われ、阪神が速攻で広島先発横山を崩した。 1回、先頭高山が投手への内野安打で出塁すると、 2番大和がスライダーを完璧にとらえ、中堅丸の頭上を越える 2塁打で、高山が生還。わずか 5球で 1点を先制した。さらに無死 2塁で、今度は江越が左翼線への適時打で加点。いきなり 1回に 3点を先制した。阪神が19安打12得点で乱打戦を制し 3位浮上。 5回11安打 7失点のメッセンジャーが 3勝目。マテオは 5セーブ。広島は 4位転落。大乱戦を制した金本知憲監督(48)は苦笑いだった。次回の奮起を促した。
高山俊外野手(23=明治大學)が早くも今季 3度目の 4安打をマークした。 3回までの 3安打は攻撃の起点になり、いずれも生還。右肘の不調で低調だったが、鮮やかな復調だ。午後 6時のプレーボールを号砲にD 1位・高山俊外野手が完全復活を遂げた。 1回先頭。鯉の先発右腕、D2位・横山弘樹投手(24=NTT東日本)の 2球目を“秘打”で口火を切った。止めたバットに当たり、打球は転々…。横山の 1塁送球もそれた。記録は内野安打。続く大和の中越え 2塁打で先制点を踏んだ。これで虎が乗る。 4番ゴメスまでの 4連打と鳥谷の犠飛で一挙 3得点。メッセンジャーも乱調ですぐに逆転を許すも、 2回一死から高山の左前打で反撃開始。鳥谷の 1号 3ランなどで試合をひっくり返した。高山は 3回に 3塁打を放ち、ゴメスの左前打で生還。 8回にも 2塁内野安打で、 6打数 4安打 3得点の活躍だ。ドラフト制後ではプロ野球最多タイ&球団初となる新人による 1シーズン 3度の 4安打を記録した。高山は右肘痛により16日の中日戦(ナゴヤD)を初めて欠場した。遊離軟骨が挟まり、肘がロックされた状態だったとみられるが、抹消など最悪の事態は避けられた。しかし、打撃も下降線をたどっていた。右肘の影響や厳しい内角攻めに崩されているのではとささやかれた。前日21日にはD 6位・板山祐太郎外野手(22=亜細亜大學)が昇格…。高山にはルーティンがある。心身ともに一本の筋が通っている。だから、虎新人の宿命ともいえる重圧につぶされることはない。殴り殴られ、ぶちのめし、今季最多の19安打12得点で鯉を退けた。 2試合ぶりにスタメンに戻った高山に元気が戻った。
故郷に帰った金本監督がみせた「攻めの姿勢」に 2番・大和内野手(28)が応えた。 1回無死 1塁。D 1位・高山俊外野手が内野安打を奪った直後だ。昨季まではおそらく、この場合「犠打」だっただろう。強振した。あわてて背走する中堅手・丸を越えた。高山が快足を飛ばし、生還。今季初打点を挙げた大和は 2塁まで達すると少しだけホッとしたような表情をした。 2回にも 3遊間を破り、 5回にも中前打。今季初の猛打賞とすごい。ここにきて、若き職人の存在感が増してきた。
まさに“大当たりデー”だった。マウロ・ゴメス内野手(31)が顔でバットでも投手を威嚇した。 4打数 3安打 1打点。さらに、 2つの死球で、計 5出塁の活躍だ。乱打戦を制しての勝利に思わず叫んだ。 1点を追う 2回二死 1、 2塁。横山の直球を左肩に受けると同時に、指を 2本立てた。前回対決( 8日の甲子園)でも死球を受けていた。次打者・鳥谷のときに暴投。そして不振のキャプテンのお目覚めの今季 1号 3ラン。G砲が打たせた一発だった。自身もバットでチームの勝利に貢献した。“大当たり”は、まだ終わらなかった。 1打点を加えて、通算23打点でトップ独走で 6本塁打はリーグ 2位タイ。 5試合連続安打& 2試合連続のマルチ安打で 1割台だった打率も 0.263に上げた。福留が左太もも裏を痛めてスタメンから外れており、復帰時期は未定。でも、心配はいらない。若手だけでない。 3年目の助っ人もアクセル全開だ。
鳥谷敬内野手(34)が今季初アーチを放った。 2回、同点に追いつき、なおも二死 2、 3塁。横山の内寄り直球を完璧にとらえると、右翼席に一直線。豪快な弾道の 3ランで、序盤から乱打戦の流れを引き寄せた。開幕から打撃不振だったが、浮上の兆しが出てきた。 1号 3ランや犠飛 2本などで、自己最多となる 1試合 6打点の大当たり。19安打で12得点しながら 9失点もした乱打戦を主将のバットが救った。次々と若手が台頭する「超変革」打線において、不振だったキャプテンが豪快に覚醒だ。貯金「2」で 3位浮上や! 4- 4と同点に追いついた直後の 2回二死 2、 3塁。先発のD 2位・横山弘樹投手の 141キロの直球を引きつけて、一気に振り抜いた。打球は鯉党の悲鳴とともに右翼席に着弾。今季94打席目で飛び出した 1号 3ラン。先発メッセンジャーが苦しむ中、チームに勇気を与える一発になった。 1回の左犠飛と合わせて 2回までで 4打点目にも、試合はまだ序盤。 3回は左前適時打、 5回には中犠飛で自身初の 4打席連続打点を完成。両軍合わせて33安打21得点の乱打戦で主役の座を奪った。25打席連続無安打と自己ワーストも更新し、一時は打率 1割台に低迷。ビデオルームでは自己最高の打率 0.313を残した2014年のスイングを目に焼き付けて、本来のフォームを探した。 4時間 3分の激闘の末、12- 9で逃げ切って 3位。高山が 4安打で江越が 2安打 1打点。取って取られての試合で、鳥谷の 6打点がなければ…。“老若”の鮮やかな融合。こんな化学変化が我らが阪神を支えている。
岡崎太一捕手(32)は 4点リードの 4回一死から中前打で出塁すると、プロ12年目で初盗塁となる 2盗を決めた。得点には結びつかなかったが、伏兵の積極走塁にベンチは盛り上がった。
なにもかもうまくいかない日だ。 9- 5の 4回。一死 1塁でバントを試みたランディ・メッセンジャー投手(34)が守備妨害でアウトとなった。本塁プレート付近に転がし、 1塁へ向かう際に、処理しようとする捕手を妨げたとみなされた。投げても乱れに乱れたが、なんとか勝った。先発予定だった前日21日のヤクルト戦(倉敷)が雨で流れ、今季初のスライド登板。打ち取った当たりが内野安打になる不運も重なり、 3- 0の 1回先頭から 3連打。さらに 4連打目で新井貴浩内野手(39)に通算1995安打目となる走者一掃の右中間同点 2塁打を浴びた。狂った歯車は戻せなかった。今季ワーストの 5回11安打 7失点だったが、 5回までに11点の援護をもらい、なんとか逃げ切った。2013年から 3連敗中だった鬼門・マツダスタジアムを命からがら突破した。“助っ人キャプテン”も自認し、来日初年度のマルコス・マテオ投手(32)、ラファエル・ドリス投手(28)にはアドバイスを送る来日 7年目右腕だ。日本の“恩返し”の文化も、身をもって示す。記事をまとめてみました。
<広島 9-12阪神、 4回戦>◇22日◇マツダスタジアム
阪神が速攻で広島先発横山を崩した。 1回、先頭高山が投手への内野安打で出塁すると、 2番大和がスライダーを完璧にとらえ、中堅丸の頭上を越える 2塁打で、高山が生還。大和は「後ろにつないで、チャンスを広げようという意識でした。最近強くスイングすることを心掛けていて、それがいい結果につながっているんだと思います」とコメント。わずか 5球で 1点を先制した。
さらに無死 2塁で、今度は江越が左翼線への適時打で加点。江越は「前回の対戦でホームランを打っている投手だったので、いいイメージを持って打席に入れました。得点圏に走者がいた状況だったので、走者をかえす打撃をできるようにということだけを考えていました」と話した。いきなり 1回に 3点を先制した。
1回表阪神無死 1塁、大和内野手は中越え適時 2塁打を放った=マツダスタジアム
阪神は 1回に 3点を先制するも、その裏メッセンジャーが逆転を許した。しかし 2回に追い付き、鳥谷の 3ランで勝ち越した。
5回まで両軍28安打が乱れ飛んだ。阪神は毎回安打の17安打で11得点。広島は11安打 7得点も、先発横山ら投手陣が大炎上した。
阪神が19安打12得点で乱打戦を制し 3位浮上。 5回11安打 7失点のメッセンジャーが 3勝目。マテオは 5セーブ。広島は 4位転落。
2回表阪神二死 2、 3塁、右越え 3点本塁打を放った鳥谷敬内野手。投手横山弘樹投手=マツダスタジアム
大乱戦を制した金本知憲監督は苦笑いだった。序盤から打線が得点を重ねたが、先発メッセンジャーが初回に 4失点するなどフラフラ。11安打 7失点を食らいながら、何とか 5回を投げ切らせた。
「勝ちついたでしょ? 5回 7失点の勝ち投手。メッセがどう恩返ししてくれるか、次回登板が非常に楽しみです。俺は言うからね。恩返ししろと」。次回の奮起を促した。
乱打戦を制し、引き揚げの最後に笑顔を見せる金本知憲監督=マツダスタジアム
高山俊外野手が早くも今季 3度目の 4安打をマークした。
3回までの 3安打は攻撃の起点になり、いずれも生還。右肘の不調で低調だったが、鮮やかな復調だ。
ヒーローインタビューを終えスタンドにあいさつする高山俊外野手=マツダスタジアム
午後 6時のプレーボールを号砲にD 1位・高山俊外野手が完全復活を遂げた。 1回先頭。鯉の先発右腕、D2位・横山弘樹投手の 2球目を“秘打”で口火を切った。
「本当に大変な試合になりましたが、勝ててよかったです。負けられない思いで必死にやりました」
止めたバットに当たり、打球は転々…。横山の 1塁送球もそれた。記録は内野安打。続く大和の中越え 2塁打で先制点を踏んだ。これで虎が乗る。 4番ゴメスまでの 4連打と鳥谷の犠飛で一挙 3得点。メッセンジャーも乱調ですぐに逆転を許すも、 2回一死から高山の左前打で反撃開始。鳥谷の 1号 3ランなどで試合をひっくり返した。
レフトスタンドを見つめるヒーローの高山俊外野手=マツダスタジアム
高山は 3回に 3塁打を放ち、ゴメスの左前打で生還。 8回にも 2塁内野安打で、 6打数 4安打 3得点の活躍だ。ドラフト制後ではプロ野球最多タイ&球団初となる新人による 1シーズン 3度の 4安打を記録した。
「純粋に練習でもよかったから使った。あのままだったら多分、横田を使っているだろう。やっぱり競争意識があったんじゃないかな」
金本監督が明かした。高山は右肘痛により16日の中日戦(ナゴヤD)を初めて欠場した。遊離軟骨が挟まり、肘がロックされた状態だったとみられるが、抹消など最悪の事態は避けられた。しかし、打撃も下降線をたどっていた。右肘の影響や厳しい内角攻めに崩されているのではとささやかれた。前日21日にはD 6位・板山祐太郎外野手が昇格…。
1回、内野安打を放った高山俊外野手=マツダスタジアム
高山にはルーティンがある。試合前のフリー打撃を終えてベンチに戻る途中で立ち止まる。バットを構えて素振りを 2度、 3度…。「どうしても(打撃投手の)球に合わせてしまうので」。心身ともに一本の筋が通っている。だから、虎新人の宿命ともいえる重圧につぶされることはない。
「競争というよりも自分のことで一生懸命です」
殴り殴られ、ぶちのめし、今季最多の19安打12得点で鯉を退けた。 2試合ぶりにスタメンに戻った高山に元気が戻った。
3回、 3塁打を放った高山俊外野手=マツダスタジアム
★守備で“大暴投”
右肘痛と付き合いながらプレーをしている高山だが、守備でひとつだけ気になる場面があった。 5回にエルドレッドの左越え 2塁打を処理した後の送球がカットに入った鳥谷の頭上を大きく越える“大暴投”。金本監督は「あれは滑ったんでしょ」と説明したが、心配になる場面だった。
スタメン復帰の高山俊外野手は 3回に 3塁打を放つなど 4安打の固め打ち。はやくも 3度目の猛打賞だ=マツダスタジアム
◆データBOX◆
◎…阪神の19安打は今季最多。球団記録は1976年 4月18日の大洋戦(石川県立)での24安打。
◎…高山の 1試合 4安打は、 3月31日のヤクルト戦、 4月 5日の巨人戦に続いて 3度目。ドラフト制後(1966年以降)に入団した新人で 1試合 4安打をシーズン 3度マークしたのは最多タイ。1967年のサンケイ・武上四郎、1985年の阪急・熊野輝光、1986年の西武・清原和博に次ぐ30年ぶり 4人目で、阪神では初めて。 4月までに 3度記録したのは高山が初めて。
大和内野手は 1回に先制打を放つなど 3安打。打撃好調が続いている=マツダスタジアム
故郷に帰った金本監督がみせた「攻めの姿勢」に 2番・大和内野手が応えた。
「なんとか後ろにつなげるという感じです。状態はいいと思います」
1回無死 1塁。D 1位・高山俊外野手が内野安打を奪った直後だ。昨季まではおそらく、この場合「犠打」だっただろう。強振した。
ドッカーン! あわてて背走する中堅手・丸を越えた。高山が快足を飛ばし、生還。今季初打点を挙げた大和は 2塁まで達すると少しだけホッとしたような表情をした。
1回、適時 2塁打を放った大和内野手=マツダスタジアム
「自分の中で 1打席目のヒットが大きかった。思いきり振る、思いきりたたくということです」
2回にも 3遊間を破り、 5回にも中前打。今季初の猛打賞とすごい。
試合後、金本監督の説明は実にわかりやすかった。「『調子いいから打て』。それだけ」。19日のヤクルト戦(甲子園)から「 2番・中堅」を任されている大和が、 3試合連続マルチ安打、打率 0.471と赤丸急上昇になったのもうなずける。
「練習のときから(強く振ることを)意識してやっています」
ここにきて、若き職人の存在感が増してきた。
さすが 4番や。マウロ・ゴメス内野手は 3安打に 2死球。 5度も出塁した=マツダスタジアム
まさに“大当たりデー”だった。マウロ・ゴメス内野手が顔でバットでも投手を威嚇した。 4打数 3安打 1打点。さらに、 2つの死球で、計 5出塁の活躍だ。乱打戦を制しての勝利に思わず叫んだ。
「これも野球だ!」
1点を追う 2回二死 1、 2塁。横山の直球を左肩に受けると同時に、指を 2本立てた。前回対決( 8日の甲子園)でも死球を受けていた。 1度は許すが、 2度目は許さない-。温厚な助っ人が怒りをにじませた。
このド迫力にルーキーは動揺。次打者・鳥谷のときに暴投。そして不振のキャプテンのお目覚めの今季 1号 3ラン。G砲が打たせた一発だった。
2回、死球を受けたマウロ・ゴメス内野手=マツダスタジアム
自身もバットでチームの勝利に貢献した。 1回、 3連打で 2点を先制した直後。無死 1塁では右前打で続き、このあと鳥谷が犠飛。 3回二死 1、 3塁からは左前タイムリー。そして、 5回無死 1、 2塁の好機でも右前打で鳥谷に、絶好の舞台のおぜん立て。「自分にとってもチームにとってもいいヒットが打てたと思っている」と自画自賛だ。
“大当たり”は、まだ終わらなかった。 7回にはヘーゲンズから、 2個目となる死球を受けてブスッ。それでも死球を受けた打席ではいずれも生還。 1打点を加えて、通算23打点でトップ独走で 6本塁打はリーグ 2位タイ。 5試合連続安打& 2試合連続のマルチ安打で 1割台だった打率も 0.263に上げた。福留が左太もも裏を痛めてスタメンから外れており、復帰時期は未定。でも、心配はいらない。
ゴメスは「今、ボールがよく見えているんだ」と絶好調宣言。若手だけでない。 3年目の助っ人もアクセル全開だ。
2回、鳥谷敬内野手は右翼席へライナーでたたき込む 1号 3ランを放った。完全覚醒の一発だった=マツダスタジアム
鳥谷敬内野手が今季初アーチを放った。
2回、同点に追いつき、なおも二死 2、 3塁。横山の内寄り直球を完璧にとらえると、右翼席に一直線。豪快な弾道の 3ランで、序盤から乱打戦の流れを引き寄せた。「カウント 3- 1と打者有利の状況だったので、思い切って打ちにいけました。しっかりととらえられました」。開幕から打撃不振だったが、浮上の兆しが出てきた。
1回、犠飛を放った鳥谷敬内野手=マツダスタジアム
スカッと目覚めました。鳥谷敬内野手が 1号 3ランや犠飛 2本などで、自己最多となる 1試合 6打点の大当たり。19安打で12得点しながら 9失点もした乱打戦を主将のバットが救った。次々と若手が台頭する「超変革」打線において、不振だったキャプテンが豪快に覚醒だ。貯金「2」で 3位浮上や!
真っ赤に染まる敵地・マツダスタジアムを落胆させた。不振だった鳥谷が超変革の兆し。プロ13年目で自己最多となる 6打点を稼ぎ出したが、口を開けば、さすがキャプテンだった。
「(チームが)勝てたことがよかった」
2回表阪神二死 2、 3塁、勝ち越し右越え3点本塁打を放った鳥谷敬内野手=マツダスタジアム
4- 4と同点に追いついた直後の 2回二死 2、 3塁。先発のD 2位・横山弘樹投手の 141キロの直球を引きつけて、一気に振り抜いた。打球は鯉党の悲鳴とともに右翼席に着弾。今季94打席目で飛び出した 1号 3ラン。先発メッセンジャーが苦しむ中、チームに勇気を与える一発になった。
「カウント 3- 1と打者が有利な状況だったので、思いきって打ちにいけました」
1回の左犠飛と合わせて 2回までで 4打点目にも、試合はまだ序盤。 3回は左前適時打、 5回には中犠飛で自身初の 4打席連続打点を完成。両軍合わせて33安打21得点の乱打戦で主役の座を奪った。
4時間 3分の乱打戦。両軍合わせて33安打、21得点!=マツダスタジアム
金本監督の言葉に奮い立った。前日21日にD 6位・板山祐太郎外野手が上がり、今季初 1軍昇格が 5人目になったことについて「育てるという年にしている」。ドライチの高山、江越、横田ら若手が飛躍する中で、早大から入団13年目のベテランが意地をみせた。
グラウンドではいかなるときもポーカーフェースを貫き通すが、 4人(男 3女 1)の子供の前ではパパに戻る。 3月25日からの中日との開幕カード(京セラD)では家族を試合に招待。いつもはスポーティーな車を乗りこなすが、ワゴンタイプの車で球場入り。タテジマのユニホームを着て応援してくれる家族を見て、奮い立っていた。
3回、適時打を放った鳥谷敬内野手=マツダスタジアム
25打席連続無安打と自己ワーストも更新し、一時は打率 1割台に低迷。「どん底でした」とポツリ。ビデオルームでは自己最高の打率 0.313を残した2014年のスイングを目に焼き付けて、本来のフォームを探した。
迷える主将に試合前練習で指導をしていた金本監督は「引っ張って、ライト側にファウルとか。何か違うなと思った。ああいうファウルは初めて見た」と変化を感じとっていた。
「明日もがんばります」
4時間 3分の激闘の末、12- 9で逃げ切って 3位。高山が 4安打で江越が 2安打 1打点。取って取られての試合で、鳥谷の 6打点がなければ…。“老若”の鮮やかな融合。こんな化学変化が我らが阪神を支えている。
●阪神・片岡打撃コーチ
「こういうドツき合いに負けへんかったのは大きい。(鳥谷は)本塁打より 1塁線のファウルが、今年初めてだったから(いいと思った)。ノッていってもらいたい」
◆データBOX◆
◎…鳥谷の 1試合 6打点は自身初。これまでは 5打点が最高で、直近では2013年 9月 6日の巨人戦(甲子園)で挙げている。
◎… 4打席で打点を挙げたのは、2012年 5月30日のロッテ戦(甲子園)などであるが、 4打席連続は初。
◆金本監督・前日の「育てる」発言◆
21日のヤクルト戦(倉敷)は雨天中止となり、D 6位・板山祐太郎外野手(亜細亜大學)が 1軍に昇格し、「若い選手にはどんどんチャンスを与える、打席に立たせる」と話した。 1軍初昇格は高山、横田、陽川、守屋に続いて今季 5人目。「育てるという年にしているから。(若手は)非常に突っ走るから怖いけど」と発言した。
4回、 2盗した岡崎太一捕手。野手は広島・田中広輔遊撃手=マツダスタジアム
岡崎太一捕手は 4点リードの 4回一死から中前打で出塁すると、プロ12年目で初盗塁となる 2盗を決めた。「サインは『いけるのならいけ』というサインだったので」。得点には結びつかなかったが、伏兵の積極走塁にベンチは盛り上がった。ただ、メッセンジャーの調子を聞かれると無言。捕手として素直に勝利を喜ぶことはできなかった。
4回の打席では守備妨害でアウトになるなど、散々だったランディ・メッセンジャー投手=マツダスタジアム
なにもかもうまくいかない日だ。 9- 5の 4回。一死 1塁でバントを試みたランディ・メッセンジャー投手が守備妨害でアウトとなった。本塁プレート付近に転がし、 1塁へ向かう際に、処理しようとする捕手を妨げたとみなされた。投げても乱れに乱れたが、なんとか勝った。
「スコアボードを見てもらえばわかる。11安打も打たれて 7点も取られた。『いいボールを投げても打たれ、悪いボールを投げても打たれた』というような試合だった」
先発予定だった前日21日のヤクルト戦(倉敷)が雨で流れ、今季初のスライド登板。序盤から何度もマウンドを掘ったのは「ブルペンとゲームのマウンドが、えらく違った!」というワケもあった。打ち取った当たりが内野安打になる不運も重なり、 3- 0の 1回先頭から 3連打。さらに 4連打目で新井に通算1995安打目となる走者一掃の右中間同点 2塁打を浴びた。狂った歯車は戻せなかった。
3回、ラッド・エルドレッド外野手(奥)に被弾したランディ・メッセンジャー投手=マツダスタジアム
すべて今季ワーストの 5回11安打 7失点だったが、 5回までに11点の援護をもらい、なんとか逃げ切った。2013年から 3連敗中だった鬼門・マツダスタジアムを命からがら突破した。「野手のみなさんに助けてもらった」と恐縮。金本監督にも「 7失点での勝ち星。メッセがどうチームに恩返ししてくれるか、次回が非常に楽しみ。俺は言うからね、『恩返ししろ』と」と、尻をたたかれた。
“助っ人キャプテン”も自認し、来日初年度のマテオ、ドリスには「心を開いて。日本のやり方もなんでもやってみろ」とアドバイスを送る来日 7年目右腕だ。日本の“恩返し”の文化も、身をもって示す。
◆データBOX◆
◎…メッセンジャーの広島戦勝利は2014年 9月14日(甲子園)以来。昨季は 3試合(すべて甲子園)に登板していずれも敗戦投手。広島戦は通算26試合登板で10勝10敗、防御率3.33。
◎…マツダスタジアムでの白星は2013年 7月 5日に完投勝利を挙げて以来。その後は 4試合に登板して 3敗と、勝利がなかった。マツダでの通算成績は14試合登板で 5勝 3敗、防御率3.98。
綺麗な月の下で本当に凄い試合が有った!この勢いを常に忘れずに、頑張れば首位に戻るには時間は要らないかも知れない。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 公式戦 日程と結果(05月)
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト ◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見! ◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
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