29日阪神甲子園球場で阪神-DeNA 6回戦が行われ、阪神先発岩貞は走者を出しながらも序盤の 3イニングを無失点に抑えた。DeNA先発今永は 3回まで無安打無失点の投球だった。阪神は 5回、陽川が中堅越えにプロ初本塁打の 2ランを放ち、逆転に成功した。DeNAは 6回、 9回と走者を出しながら、あと 1本が出ずに追加点が奪えない。阪神は継投で逃げ切り、岩貞が 2勝目を挙げた。
阪神の 3年目陽川(ようかわ)尚将内野手(24)がプロ初アーチを放った。 1点を追う 5回無死 1塁。DeNA今永のチェンジアップを強振。バックスクリーン左に突き刺した。陽川尚将内野手が 1点を追う 5回、好投のDeNA今永から中堅左にプロ 1号の逆転 2ラン。大砲候補が金本知憲監督(48)の期待に応え、連敗を「2」で止めた。甲子園が揺れた。 0- 1の 5回無死 1塁。カウント 1- 1から好投今永の甘く入ったチェンジアップを一閃。チーム初安打の白球は高々と舞い上がり、バックスクリーン左に吸い込まれた。プロ初アーチは値千金の逆転 2ラン。聖地は轟音(ごうおん)に包まれた。お立ち台から聖地を眺めた。 4つのベースを踏みしめる時間、 4万6185人を飲み込んだ甲子園でこだまするヒーローへの声援。全てが初めての経験だった。タテジマに袖を通した者だけが味わえる雌伏の瞬間に酔いしれた。金本イズムの浸透でフルスイング集団に変貌した2016年の虎の中で、飛ばすことは誰にも負けない。連敗を「2」で止め、チームは再び貯金「1」。大きな仕事をやってのけた陽川コールは、いつまでもやまなかった。
原口文仁捕手(24)がプロ初の先発マスクに抜てきされ、 9イニングをフルに守り抜いた。勝利目前の 9回には一死後、倉本に 3塁打を許してしまう。同点機で先発岩貞の白星が吹き飛びそうな展開だったが、マテオのスライダーなどを駆使して、しのぎきった。できたての“自分の”ユニホームを着た原口が、初の先発マスクで会心星だ。27個目のアウトも冷静につかみ取った。同学年の岩貞を必死でリードし、 2- 1でこぎつけた 9回。守護神マテオが、味方のまずい守備もあって一死 3塁のピンチを背負ったが、帝京高校から入団 7年目の24歳は覚悟を決めて扇の要に座っていた。代打・下園の捕ゴロを冷静に処理し二死。続く戸柱を三邪飛に打ち取り、勝った。『HARAGUCHI 94』のタテジマがようやく届き、タイミングを合わせるかのように「 7番・捕手」で初めてスタメンに抜てきされると、フル出場で勝利だ。自慢の打撃でも 7回に痛烈な中前打を放ち、 3打数 1安打。夢にまで見た正捕手の座へ、原口はスーパーカーのごとくグングンと加速する。
岩貞祐太投手(24)が今季 2勝目を挙げた。捕手原口との初コンビで 6回 4安打 1失点(自責 0)、 8奪三振と好投。 1点リードの 9回は一死 3塁とヒヤヒヤの展開だったが、救援陣が踏ん張って白星を手にした。 4回に先制を許したが 5回にチームが逆転。直後の 6回、先頭のDeNAロペスの右翼への打球を処理した江越のダイブが及ばず 3塁打となりピンチを迎えたが、気迫の投球で無失点に切り抜けた。同じ 3年目で、この日一緒にお立ち台に立った陽川が 5回に放った逆転 2ランとなるプロ初本塁打を自分のことのように喜んだ。27個目のアウトを、祈るようにベンチで見つめた。接戦を制して聞く六甲おろしの大合唱が心地いい。岩貞が同級生バッテリーで 2勝目をつかみとった。最後は飛雄馬を高めの 134キロ直球で空振り三振。気迫のガッツポーズに、スタンドから歓声が降り注いだ。14日に故郷・熊本を襲った震災に心は揺れた。震災発生から 3度目の登板で、地元に白星を届けた。自分のスタイルは忘れない。勝つために全力で腕を振り続ける。
気迫のこもった投球でで相手のバットに魔法をかけた。金縛りにあったように、DeNA打線は三者連続で見逃し三振。文字通り、手も足も出なかった。 7回、 2番手でマウンドに上がった高橋聡文投手(37)がさっそうと必勝リレーの先陣を切った。先発・岩貞から 2打数 2安打の戸柱を最初の打席に迎えたが、カウント 2- 2からの 5球目、外角高めの直球で球審の右手を上げさせる。続く投手の今永には自信の 3球直球勝負。 1番にかえって桑原はスライダー(見逃し)、フォーク(空振り)で追い込み、外角低めの直球でバットを凍りつかせた。この日、岩貞は 6回を投げて 8奪三振。巨人・菅野を抜き、今季46三振でセの奪三振王に返り咲いたが、後を継いだ高橋も負けてはいない。10回 2/3で16奪三振。奪三振率は13.6で、岩貞(12.1)を上回る。いまや勝利の方程式に欠かせぬ重要なピース。託されたバトンは確実に次へと渡す。
マルコス・マテオ投手(32)がまさかまさかの大ピンチを招くも火消しに成功した。試合後は満足そうにモジャモジャひげをなでた。
29日神戸第二球場でウエスタンリーグ・オリックス‐阪神が行われ、横山雄哉投手(22)が先発し、 3回を 3安打無失点に抑えた。昨年11月に右足第5中足骨骨折の手術を受けて安芸キャンプスタートと出遅れたが、 5月 4日の中日戦(ナゴヤD)の 1軍の先発候補に急浮上した。試合は 5- 3で勝ち、勝率 5割に復帰した。ドラフト 1位で入団した昨季は 1軍で 4試合に登板し、 0勝 2敗。悔しさを 2年目のシーズンへぶつけるつもりだったが、昨年11月に右足第 5中足骨骨折の手術を受けた。不調を抜け出せず、岩田が28日に 1軍登録を抹消。先発ローテが一席空き、 5月 4日の中日戦(ナゴヤD)で今季 1軍初先発する可能性が高い。投球に納得顔の掛布 2軍監督は「上がどう考えるかだよね」と最終決断を金本監督ら 1軍首脳に委ねた。22歳の“開幕”が近づいてきた。記事をまとめてみました。
<阪神 2- 1DeNA、 6回戦>◇29日◇阪神甲子園球場
阪神先発岩貞は走者を出しながらも序盤の 3イニングを無失点に抑えた。DeNA先発今永は 3回まで無安打無失点の投球だった。
DeNAは 4回、戸柱の右前適時打で先制した。阪神は 5回、陽川が中堅越えにプロ初本塁打の 2ランを放ち、逆転に成功した。
DeNAは 6回、 9回と走者を出しながら、あと 1本が出ずに追加点が奪えない。阪神は継投で逃げ切り、岩貞が 2勝目を挙げた。
5回裏阪神無死一塁、陽川尚将内野手は中越え2点本塁打を放ちベンチでハイタッチ=阪神甲子園球場
阪神の 3年目陽川尚将内野手がプロ初アーチを放った。 1点を追う 5回無死 1塁。DeNA今永のチェンジアップを強振。バックスクリーン左に突き刺した。
うれしい逆転 2ランに陽川は「(先発)岩貞が頑張って投げてくれている中で、この回先頭バッターが出たので、後ろへつないでチャンスを広げようと考えて打席に入りました。この打席に入る前に金本監督から『今永のストレートを引っ張るのは難しい。だから、センター返しを心掛けていこう』とアドバイスをもらいました。それがいい結果につながったんだと思います」とコメント。指揮官の助言がズバリ的中した。
最高です!! プロ 3年目の陽川尚将内野手が 1点を追う 5回、好投のDeNA今永から中堅左にプロ 1号の逆転 2ラン。大砲候補が金本知憲監督の期待に応え、連敗を「2」で止めた。貯金生活に戻り、さあゴールデンウイーク。虎の貯金週間の始まりや!!
甲子園が揺れた。 0- 1の 5回無死 1塁。カウント 1- 1から好投今永の甘く入ったチェンジアップを一閃。チーム初安打の白球は高々と舞い上がり、バックスクリーン左に吸い込まれた。プロ初アーチは値千金の逆転 2ラン。聖地は轟音(ごうおん)に包まれた。
「大歓声がすごくて、(ダイヤモンドを)一周まわって、すごく気持ちよかったです。正直、鳥肌が立ちました。なんとかチャンスを広げたくて、無我夢中で打席に立ちました。角度もよくて、入ったと思いました」
1点を追う 5回、中堅左にプロ 1号となる逆転 2ランを放った陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
お立ち台から聖地を眺めた。 4つのベースを踏みしめる時間、 4万6185人を飲み込んだ甲子園でこだまするヒーローへの声援。全てが初めての経験だった。タテジマに袖を通した者だけが味わえる雌伏の瞬間に酔いしれた。
打席に入る前、金本監督から耳打ちされた。「今永のストレートを引っ張るのは難しい。だから、センター返しを心掛けていこう」。まさに一発回答のスイングだった。指揮官は「指示を出したんですが、その通り打ってくれた。僕自身、すごくうれしい本塁打だった」と目尻を下げた。
金本知憲監督(左)は千金弾の陽川尚将内野手(右)を笑顔で出迎える=阪神甲子園球場
金本監督は「掛布監督をはじめ、きちんと指導して送り出してくれているので自信をもって使っています。 1、 2軍合わせての勝利だと思います」と話した。背番号「55」も同じ思いだったに違いない。プロ 3年目の今季も開幕 1軍から漏れ、迎えた 3月28日。遠征中の 2軍は博多市内のチーム宿舎でミーティングを行った。その席で、掛布 2軍監督から「 4番の重圧を背負え。お前がこのチームを引っ張っていけ」と言葉をかけられた。
全試合 4番に固定された。さらにゲームキャプテンにも指名された。新井が試合中にマウンドの投手のもとへ足を運ぶ姿を見習うように指導された。飛ばす力を持ちながら、殻を破れない陽川の開花を願ってのものだった。ミスタータイガースは「声をかけるようになったし、ほんとうに明るくなったよね」と成長を認めていた。超変革の波に乗り遅れそうだった男が、勝負を決めた。
陽川尚将内野手(右)は岩貞祐太投手(左)と並んだ初体験のお立ち台で「最高です!!」と絶叫=阪神甲子園球場
陽川は「(他の)若い選手には負けたくない気持ちがありました。これからも、自分の持ち味を消さずにやりたいですね」と話した。 7回一死は 3球三振と荒さも目立つ。チームは球団タイ記録の16三振。金本イズムの浸透でフルスイング集団に変貌した2016年の虎の中で、飛ばすことは誰にも負けない。連敗を「2」で止め、チームは再び貯金「1」。大きな仕事をやってのけた陽川コールは、いつまでもやまなかった。
◆データBOX◆
◎…29日のDeNA戦のスタメン野手 8人の平均年齢は 26.00歳。今季29試合目で最も若く、前日28日の巨人戦の 29.63歳から 3歳以上若返った。 3月25日の中日との開幕戦(京セラD)では 29.75歳だった。
◎…阪神打線が 1試合16三振。球団ワーストタイ( 9回までの記録)で、2007年 8月25日の中日戦(ナゴヤD)以来 9年ぶり 5度目。過去 4度はいずれも黒星で、勝利は初めて。
ヒーローカーに乗ってファンの声援に応える陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
原口文仁捕手がプロ初の先発マスクに抜てきされ、 9イニングをフルに守り抜いた。
大きなピンチは 2度、訪れた。勝ち越した直後の 6回、先頭ロペスに甘めの外角直球を痛打され、 3塁打にしてしまう。絶体絶命の局面だが苦心して切り抜けた。そして、勝利目前の 9回には一死後、倉本に 3塁打を許してしまう。同点機で先発岩貞の白星が吹き飛びそうな展開だったが、マテオのスライダーなどを駆使して、しのぎきった。
初先発で 失点のリードを見せ、岩貞祐太投手(右から 2人目)らと笑顔でタッチを交わす原口文仁捕手=阪神甲子園球場
これまでテレビで見ていた勝利の輪の中に、最高の笑顔で加わった。できたての“自分の”ユニホームを着た原口が、初の先発マスクで会心星だ。27個目のアウトも冷静につかみ取った。
「とてつもない喜びです。(最後は)点をやりたくない気持ちでしたけど、それを考えてしまうと“キツキツ”で一辺倒(の配球)になってしまう。裏もあるし同点までなら、と思いました」
同学年の岩貞を必死でリードし、 2- 1でこぎつけた 9回。守護神マテオが、味方のまずい守備もあって一死 3塁のピンチを背負ったが、帝京高校から入団 7年目の24歳は覚悟を決めて扇の要に座っていた。代打・下園の捕ゴロを冷静に処理し二死。続く戸柱を三邪飛に打ち取り、勝った。
1軍昇格から 3試合目。原口文仁捕手が先発マスクをかぶった=阪神甲子園球場
27日に支配下選手に再登録され、 2日間は山田 2軍バッテリーコーチのユニホームを拝借していた。『HARAGUCHI 94』のタテジマがようやく届き、タイミングを合わせるかのように「 7番・捕手」で初めてスタメンに抜てきされると、フル出場で勝利だ。
金本監督も「矢野コーチの言う通り使っているだけ。昨日(28日の巨人戦)の守備を見ても不安要素は特になかった」とうなずいた。
育成枠から、絶対にのし上がる。そう決めていた。 1月に俊介と行った三重・伊賀市での自主トレから鳴尾浜の虎風荘に引き揚げる道中。ショッピングモールで一目惚れした“車”を買った。イタリア製スーパーカーの…ミニカーだった。
原口文仁捕手の背番号「94」のマイユニホームもできあがったで=阪神甲子園球場
「いつかコレに乗る! って決めたんです。活躍して、もっともらえるようになってからですけど…」。オレンジのミニカーは、国産マイカーのフロントガラスの内側に飾り、いつも見えるようにしてある。実にプロ野球選手らしい心意気だ。
「こんなしびれる試合、1軍の試合でもなかなかないと思う。いいスタートになりました」
自慢の打撃でも 7回に痛烈な中前打を放ち、 3打数 1安打。夢にまで見た正捕手の座へ、原口はスーパーカーのごとくグングンと加速する。
◆データBOX◆
◎…阪神捕手の初スタメンマスク勝利は2014年 4月20日のヤクルト戦(甲子園)の梅野隆太郎以来、 2年ぶり。2000年以降、ドラフトで入団した捕手では2004年の狩野恵輔、2009年の岡崎太一が記録している。
お立ち台で地元熊本の地震について話した後、目頭に手を当てる岩貞祐太投手。右は陽川尚将内野手=阪神甲子園球場
岩貞祐太投手が今季 2勝目を挙げた。
捕手原口との初コンビで 6回 4安打 1失点(自責 0)、 8奪三振と好投。 1点リードの 9回は一死 3塁とヒヤヒヤの展開だったが、救援陣が踏ん張って白星を手にした。岩貞は「勝ち星が 1つ増えたことはうれしいこと。これからもまた乗っていきたい」と笑顔。46奪三振はリーグトップ。防御率も0.79(同 2位)と安定感抜群だ。
6回表二死 3塁、DeNA飛雄馬を空振り三振に仕留め力強くガッツポーズする岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
岩貞祐太投手がDeNA打線を 6回 1失点に抑え 2勝目を挙げた。 4回に先制を許したが 5回にチームが逆転。直後の 6回、先頭のDeNAロペスの右翼への打球を処理した江越のダイブが及ばず 3塁打となりピンチを迎えたが、気迫の投球で無失点に切り抜けた。
「( 6回の投球は)江越のダイビングに気迫を感じた。絶対にゼロに抑える、という気持ちで投げました」と岩貞。同じ 3年目で、この日一緒にお立ち台に立った陽川が 5回に放った逆転 2ランとなるプロ初本塁打を「ファンの人と同じように純粋にうれしかったです」自分のことのように喜んだ。
24歳の岩貞祐太投手は 6回 1失点の力投。要所を締め、 2勝目を挙げた=阪神甲子園球場
27個目のアウトを、祈るようにベンチで見つめた。接戦を制して聞く六甲おろしの大合唱が心地いい。岩貞が同級生バッテリーで 2勝目をつかみとった。
「数字として 1つ(勝利数が)増えたことはうれしい。陽川のホームランの後、 3人で抑えようと思った矢先に打たれて。江越もダイビングしてガッツあるプレーを見せられたので、粘らないといけないと思った。冷静だった中で、全力で抑えにいけた」
同点のホームは踏ませなかった。 5回、同期入団で同じ年の陽川のプロ初アーチで 2- 1と逆転して迎えた 6回。先頭ロペスの大飛球に右翼の江越が飛び込んだが、右中間への 3塁打となった。無死 3塁の大ピンチで、冷静かつ大胆に攻めた。続く井手をカーブで中堅への浅いフライに仕留めると、倉本は内角低めへのシュートで空を斬らせた。最後は飛雄馬を高めの 134キロ直球で空振り三振。気迫のガッツポーズに、スタンドから歓声が降り注いだ。
まぶしい夕日に照らされ、岩貞祐太投手の好投が始まった=阪神甲子園球場
14日に故郷・熊本を襲った震災に心は揺れた。「本当は帰って手伝ったり助けたりしたいけど、できないので…」。野球選手として何ができるのか-。自問自答の答えはひとつ。「投球で熊本のみなさんが元気を少しでも出してもらえるようにしたい」。震災発生から 3度目の登板で、地元に白星を届けた。
4回二死から 1ゴロのトスを受け、ベースを踏み損ねる自身の失策から先制点を招いたが、 6回 1失点 8奪三振の力投。奪三振数は46個とし、リーグトップを奪回した。防御率0.79は、菅野(巨人)の0.56に次ぐ 2位だ。
「失点したときは持ち味の躍動感に欠けていたと自分で気がついた。最後飛ばしていけたことがよかったと思う」
自分のスタイルは忘れない。勝つために全力で腕を振り続ける。
気迫のこもった投球でで相手のバットに魔法をかけた。金縛りにあったように、DeNA打線は三者連続で見逃し三振。文字通り、手も足も出なかった。 7回、 2番手でマウンドに上がった高橋聡文投手がさっそうと必勝リレーの先陣を切った。
「しっかり次につなごうと思って投げた。それだけです」
先発・岩貞から 2打数 2安打の戸柱を最初の打席に迎えたが、カウント 2- 2からの 5球目、外角高めの直球で球審の右手を上げさせる。続く投手の今永には自信の 3球直球勝負。 1番にかえって桑原はスライダー(見逃し)、フォーク(空振り)で追い込み、外角低めの直球でバットを凍りつかせた。
圧巻の投球。高橋聡文投手は 7回を 3者三振に斬り、DeNAの反撃を許さなかった=阪神甲子園球場
「きょうは調子が良かったので。 3人で抑えられてよかった」
この日、岩貞は 6回を投げて 8奪三振。巨人・菅野を抜き、今季46三振でセの奪三振王に返り咲いたが、後を継いだ高橋も負けてはいない。10回 2/3で16奪三振。奪三振率は13.6で、岩貞(12.1)を上回る。
昨オフ中日から移籍のFA左腕は 2勝 4ホールドと、セットアッパーとして文句なしの活躍。香田投手コーチも「きょうの高橋は本当に良かった」と最敬礼だ。プライベートにおいても、投手だけでなく、江越ら若手野手も食事に誘うなど、すっかりチームに溶け込んでいる。
「大事なところで投げさせてもらっているのでこれを続けていきたい」
いまや勝利の方程式に欠かせぬ重要なピース。託されたバトンは確実に次へと渡す。
マルコス・マテオ投手がまさかまさかの大ピンチを招くも火消しに成功した。 9回一死。倉本の左中間への打球を高山&横田が交錯して後逸。 3塁打とされた。しかし、下園を捕ゴロ、戸柱を 3邪飛に打ち捕り、 6セーブ目。「 3塁打を打たれたけど、気持ちを切り替えた。絶対に抑えてやろうと思った。低めに集めたかった。犠飛もある場面だったからね」。試合後は満足そうにモジャモジャひげをなでた。
ウエスタンリーグ<オリックス 3‐ 5阪神>◇29日◇神戸第二球場
横山雄哉投手が29日のウエスタン・オリックス戦(神戸第 2)で先発し、 3回を 3安打無失点に抑えた。昨年11月に右足第5中足骨骨折の手術を受けて安芸キャンプスタートと出遅れたが、 5月 4日の中日戦(ナゴヤD)の 1軍の先発候補に急浮上した。試合は 5- 3で勝ち、勝率 5割に復帰した。
スタートラインが見えてきた。リハビリを乗りこえ、結果を積み上げてきた横山が 3回無失点と好投。 1軍昇格に大前進した。
「状態はよくなっています。( 1軍は)常に目標にしてやっていますし、 2軍はそこで投げるための場所。上がるために、いい投球をどうするかですね」
1- 0の 3回、安打と犠打などで二死 1、 3塁を背負ったが、外角への125キロの変化球で奥浪を右邪飛に仕留めた。
3回無失点の横山雄哉投手。中 4日で 5月 4日の中日戦で 1軍のマウンドに上がる見通しだ=神戸第二球場
ドラフト 1位で入団した昨季は 1軍で 4試合に登板し、 0勝 2敗。悔しさを 2年目のシーズンへぶつけるつもりだったが、昨年11月に右足第 5中足骨骨折の手術を受けた。無念の出遅れ。リハビリ期間を「長かったですね」としみじみ振り返る。
完全復活を目指した。ウエートトレで体重を増やすなどしっかりと体幹を鍛えた。久保 2軍投手チーフコーチを「ぐっと力を入れたときに、自分のボールがだいぶいくようになってきた」とうならせるまでに状態を戻した。
不調を抜け出せず、岩田が28日に 1軍登録を抹消。先発ローテが一席空き、 5月 4日の中日戦(ナゴヤD)で今季 1軍初先発する可能性が高い。投球に納得顔の掛布 2軍監督は「上がどう考えるかだよね」と最終決断を金本監督ら 1軍首脳に委ねた。22歳の“開幕”が近づいてきた。
ベテランもルーキーも皆頑張っている!この調子で行けば、間違い無くAクラスに戻ることは時間の問題だろう。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 公式戦 日程と結果(05月)
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5回裏阪神無死 1塁、中越えにプロ 1号となる逆転 2点本塁打を放った陽川尚将内野手=阪神甲子園球場