舛添都知事“のらりくらり”疑惑釈明会見　謝罪、返金明言も… 舛添氏会見「納得できない」９８％！

　参院議員時代の政治団体の政治資金収支報告書に、家族との宿泊代や飲食代を計上したとの疑惑が浮上した、東京都の舛添要一知事が13日、都庁内で釈明会見を行った。私的な飲食費が含まれていたことを認め、謝罪。近く報告書を訂正し、返金するとした。反省を口にしつつも、ホテルの宿泊費について｢家族で泊まったが、会議もやった｣と話すなど“のらりくらり”の説明を続けた。
　グレーのスーツに青のネクタイ姿の舛添知事は、神妙な表情で、 100人を超す報道陣でごった返す記者会見室に入った。
　｢都民に心からおわびしたい。誠に不徳の致すところ｣
　一斉にカメラのフラッシュを浴びながら、前日までに｢精査する｣と何度も同じ言葉で約束した“疑惑の支出”について、15分にわたり用意した文書を読み上げた。
　知事就任前に代表を務めていた｢グローバルネットワーク研究会｣(解散)の収支報告書には、2013年 1月と2014年 1月に、千葉県木更津市の｢龍宮城スパ　ホテル三日月｣に｢会議費｣として計37万円を支出。知事は｢家族と宿泊していた部屋を会議に利用した。政治活動だが、懸念を招いた｣とし、報告書を訂正・返金するとした。

　13日午後、都庁で疑惑に関する会見を行った東京都の舛添要一都知事

　ほかに返金の意向を示したのは都内の自宅や、神奈川県湯河原町の別荘近くの回転寿司など 3店での計 5件 8万4405円。 2件については政治活動と確認できず、残りの 3件は個人の飲食費を誤って計上したという。
　正月早々の会議という理由は、不自然さも残る。その点を追及されると｢2014年は、数日後に都知事選に手を挙げた。公約などを決めなければならなかったが、正月休みで子供たちに(旅行を)約束していた。緊急な案件でこの日にやらないと間に合わなかった｣と言い訳。どんな人が集まったのかや、人数を問われると｢政治的な機微に関わるし、相手方のプライバシー｣と気色ばみ、詳しい説明を拒否。さらに、飲食費の計上も｢自宅に近く家族も利用しているが、打ち合わせなどに便利で事務所関係者の会合でも使っている｣などと、“のらりくらり答弁”を続けた。
　会見終盤には笑みをこぼす余裕をみせたものの、公務が詰まっているとして約 1時間45分で会見を打ち切り、慌てた様子で会見室を後にした。
　都職員の一人は｢これで幕引きになるとは思えない。都民の反発は想像以上で、知事に対する逆風が続くのではないか｣と話した。
▼浅川博忠氏(政治評論家)：会見は、ごまかしきれないところを訂正したという印象。公私混同しないということは政治家、公人の基本。血税をだまして使う人間に、公人の資格はない。今後、有権者のリコール運動が始まり、参院選が近いこともあり、都議会の野党はもちろん、与党の自民党、公明党も辞職を迫ることになるだろう。舛添氏は、傷だらけになって辞めるよりも、潔く辞めて再起を目指す道を選ぶのではないか。

　日刊スポーツは、舛添要一都知事(67)の釈明会見を、テレビやインターネットの動画、
速報などで見た読者、ユーザーに緊急アンケートを行った。
　2131件の回答が寄せられ、｢説明に納得できた｣との回答はわずか48件( 2.3％)。｢納得できない｣は2083件(97.7％)に上った。
　｢一連の仕組みが悪かった、会計責任者が勘違いしたと責任転嫁している｣｢ただの家族旅行を選挙対策会議の場にしただなんて。ご自分の子どもたちにも笑われますよ｣｢号泣県議のウソを思い出した。上手なウソをつきなさい｣｢家族旅行をしていてほんの数時間会議をしたことにすると、全額公費ですか｣。｢政治的機微にかかわる｣として会議出席者の人数さえ明かさない舛添氏の説明は全く説得力を持たなかった。
　ファーストクラスやスイートルームの利用についても｢理解できる｣はわずか 162件( 7.6％)、｢理解できない｣が1969件(92.4％)。｢ファーストクラスでしっかり休養をとらないと仕事ができないほど、体が悪いのなら、辞職して別荘でゆっくり静養なさい｣｢マクドナルドのクーポンの人が、人のお金だと湯水のように使う。開いた口がふさがりません｣…。｢たかり｣と答えた人もいた。

　定例記者会見で報道陣の質問に耳を傾ける舛添要一都知事＝都庁

　この結果、進退を問う｢辞任すべきか｣という質問には｢辞任すべき｣が1998件(93.8％)と圧倒的だった。｢辞任すべきでない｣は 133件( 6.2％)。舛添氏が｢史上最高の大会にしたい｣と意欲を見せた東京五輪についても｢東京五輪まで知事を続ける資格がある｣は66件( 3.1％)、｢ない｣が2065件(96.9％)。
　舛添氏は会見で｢あとは有権者、都民の皆さんの判断にお任せしたい。ただ、都民の声をどういうふうに測るのか｣と話した。
　しかし、知事－。少なくとも日刊スポーツのアンケートでは９割以上が説明責任を果たしておらず、辞任に値するとしていますよ。

◆舛添氏とマッククーポン券：｢週刊文春｣によると、舛添氏は都庁の男性職員に｢「ごちそうする｣と言ってマクドナルドに誘った際、自宅にクーポン券があることを思い出し、その職員に取りに行かせたという。その間、マックの前で待っていた。自腹のときはクーポンを使っておごるという節約家ぶりを示すエピソード。
　※アンケート集計時間　13日午後 3時45分～同 6時30分

　舛添要一都知事はクビになる前に辞表を提出すべきだ！虎ちゃんの知っている市区町村議員だった人が、娘さんの結婚先に行った際に｢出張及び会議｣の名目で提出したところ、旅行で有ると見なされて返金を申し渡されたうえにクビになった人がいる。舛添都知事も同様の事を行ったと考えられる事から、クビになる前に辞表を提出して辞めるべきだと思う。
　また、同時に｢東京オリンピック｣もいろいろと問題になっている。こちらにも舛添都知事が動いたのではないか？という疑問を発している人もいると聞く。こんな事ならば、｢東京オリンピック｣は中止になっても構わないと思う。
　｢東京マラソン｣のコース変更は、時間の短縮の為にという名目で変更を余儀なくされた。コース全体の80％強は、アップダウンのうちダウンコースとなっている。確かに、ダウンが多い方が時間の短縮になるが、今までの東京の名所を巡ってゴールするという目的が無くなってしまうことも事実だ。石原慎太郎都知事の時の目的とは完全に離れてしまった。
　これ以上変な疑問を発する事が無いように、早めに退任して貰いたい。