17日阪神甲子園球場で阪神-中日10回戦が行われ、中日が初回に平田の 5号ソロで先制。阪神は 2回に原口の左前適時打で同点、高山俊外野手(23=明治大學)の右前 2点適時打で勝ち越した。中日が逆転勝ちした。 1点を追う 9回、野本の左前適時打で同点。さらに一死満塁から藤井の左犠飛で勝ち越した。阪神は終盤に逆転を食らい、ついに借金1となった。守護神マテオが使えない非常事態の中、救援陣の乱調に加え、 9回には鳥谷の信じられない落球が失点に直結。勝ち越し犠飛のシーンでは金本知憲監督(48)の怒りが頂点に達し、イスを蹴飛ばすなど荒れ狂った。もう、怒りを胸のうちにおさめることはできなかった。本拠地・甲子園で無残なミスを連発し、悪夢の逆転負け。金本知憲監督(48)が激怒した。試合後の会見場、椅子に座ってから立つまで、わずか70秒ほど。開幕以来、最短の会見時間だった。これまでは静かな口調に怒気をにじませてきたが、明らかにトーンは違った。一気にまくし立てると、深いため息をついた。15日のDeNA戦(横浜)では野手の“お見合い”で勝ち試合を引き分けた。この日は鳥谷敬内野手(34)だ。 9回、同点とされ、なお一死 1塁。遠藤の遊撃後方への飛球に対し、芝につまずくようにバランスを崩し、グラブに当てながらも落球。ピンチが広がり、死球と左犠飛で決勝点を失った。その際には 3走・杉山がタッチアップしていないのではと猛抗議。ただ帰塁はしており、判定は変わらず。ベンチに引き揚げるときには、言葉にならない怒声をあげ、ボールボーイ用のイスを蹴り上げた。爆発したフラストレーション。それほどひどい内容だった。守護神マルコス・マテオ投手(32)が股関節付近を痛め、抹消はしなかったものの登板できない状況。好投していたランディ・メッセンジャー投手(34)は次が中 4日で先発予定のため 7回 107球で降ろした。 3- 1。 8回は高橋、 9回はラファエル・ドリス投手(28)で逃げ切るはずが…。緊急事態に、相次ぐミスが火を注いだ。 8回の 1失点も 1塁手マウロ・ゴメス内野手(31)のエラーがきっかけだった。D 6位・板山祐太郎外野手(22=亜細亜大學)を初の 3塁に抜てきするなど、若手の大胆起用で活路を開こうとする中、「不動」と明言してきた 3人のうち 2人が失態では…。年俸 4億円で 617試合連続フルイニング出場中の鳥谷だが、リーグワースト 3位タイの 6失策目となり肩を落とすしかなかった。 3月25日の開幕戦以来の借金「1」。怒り、感情をむき出しにした金本監督。その叫びは、ナインに通じるのか。このまま沈むか。主力と若手の融合してこそ成り立つ超変革。早くも大きな山場を迎えた。
逆転負けを喫した金本知憲監督が鳥谷敬内野手に厳しい言葉を並べた。同点とされた 9回、なおも一死 1塁の守り。遠藤が打ち上げた遊撃後方への飛球を鳥谷が落球した。榎田がピンチを広げ、勝ち越される要因になってしまった。チームは開幕戦以来の借金「1」。甲子園に後味の悪さだけが残った。
高山俊外野手が勝ち越しの 2点タイムリーを放った。 1- 1の同点に追いついて迎えた 2回二死 2、 3塁の場面。中日佐藤の直球を右前に運んだ。黒土で汚れたユニホームが“勲章”になることはなかった。 9回先頭で遊ゴロに全力疾走。頭から 1塁に飛び込んだが、わずかに間に合わない。自らのバットで引き寄せた白星は、終盤に霧散。スコアボードに復調の兆しを刻みつけたD 1位・高山俊外野手は、表情を緩めることなくクラブハウスに消えた。勝っていればヒーローだった。 2回だ。 1- 1の同点に追いつき、なお二死 2、 3塁のチャンスで佐藤の内角直球 140キロを一閃。白球は 2塁手・荒木が伸ばしたグラブの上を越え、右前で弾んだ。直近の 2試合連続でスタメン落ちしていた男が、課題にしている内角打ちで一時勝ち越しとなる 2点打を放った。 8日のヤクルト戦(甲子園)以来となる適時打で、自身10打席ぶりに「H」ランプを灯すと、 4回にも中前打。 4日の中日戦(ナゴヤD)以来今季10度目のマルチ安打もマークした。スタメンを外れた14、15日のDeNA戦(横浜)の試合前に鳥谷、北條と一緒に室内で特打を行い、休日だった16日も鳴尾浜で汗を流した。 3- 3の同点に追いつかれた 9回一死満塁。左翼への浅いフライに懸命にグラブを伸ばして好捕したが報われない。「点数が入っているので…」。 3走・杉山がタッチアップで生還。 2安打しても、負けては喜べない。 9回には執念のヘッドスライディング。戦う気持ちを最後まで示した。味わった悔しさと、響かせた快音が次への原動力。高山が描く上昇カーブは、チームの起爆剤となる。
D 6位・板山祐太郎外野手(22=亜細亜大學)が今季11試合目のスタメンで初めて 3塁で起用された。 3回一死 1塁で荒木のゴロを無難に処理して 2塁封殺。守備機会は 1度だったが、熱いハートを持ってホットコーナーを守った。 2月の 2軍キャンプでは、瞬発力に優れ、球際に強いことから、掛布 2軍監督は 3塁手の適性があると判断。キャンプ中に急きょ 3塁用グラブを用意して、きたる日に備えて練習に励んでいた。バットでも 1点を追う 2回一死 2塁で右前打。チャンスを広げて 3得点の流れを作った。攻守で存在感を発揮し、敗戦の中で確かな収穫を手にした。
原口文仁捕手(24)は逃げ切って勝利に導けなかったことを悔やんだ。 1点リードの 9回一死 2塁で代打・野本を迎えた場面。ドリスに首を振られて、直球を左前同点打された場面について猛省した。打撃では力強さを取り戻し、 2回には 5試合18打席ぶりの安打となる左前同点打を放ったが、悔しさばかりが残る一戦となった。
ランディ・メッセンジャー投手がリーグトップの 5勝目を逃した。初回に中日平田に先制ソロを浴びたが、 2回以降は中日打線に連打も得点も許さず。 7回を 1失点で投げ終え先発の責任を果たしてマウンドを降りた。だが救援陣が 2点リードを守りきれず、逆転負けした。 2点のリードを保って降板したが、救援陣が逆転を許し、 5勝目はお預け。ベンチから試合を見つめていた助っ人は呆然とした表情を浮かべていた。この甲子園 6連戦中は 2度登板する予定で、次回は今季初の中 4日で22日の広島戦に向かう。雪辱を胸にマウンドに上がる。
2点リードの 8回に登板した 2番手・高橋聡文投手(32)は一死しか奪えず 1失点。先頭遠藤に中前打を許すと、大島の打球を 1塁手・ゴメスがファンブル。暴投で無死 2、 3塁とし、代打・三ツ俣を右飛に打ち取ったところで降板が告げられた。
守護神不在の 9回は、あまりにも過酷だった。 8回の大ピンチをしのいだラファエル・ドリス投手だったが、イニングまたぎで暗転。同点打を許し、後を受けた榎田も勝ち越しを許した。マルコス・マテオ投手を欠いた虎は、勝ちきれなかった。股関節付近を痛めているとみられるマテオは試合後、短い言葉を残してタクシーに素早く乗り込んだ。守護神が投げられない試合。代役はドリスだったが、 2番手・高橋が 3- 1の 8回に一死 2、 3塁のピンチを招いて平田を迎えた場面で、ドリスを早めに投入せざるを得なくなった。10セーブを挙げている剛腕助っ人の不在は、長引くほど痛い。マテオの出場選手登録は抹消しなかったことから、10日以内の回復は見込める状態とみられる。18日以降の抑えの起用について、香田投手コーチは強調した。穴を埋めるのは難しい。だが、埋めるしかない。
香田勲男投手コーチ(50)が16日、配置転換となった藤川球児投手(35)を中継ぎに固定する方針を示した。 4年ぶりに古巣に復帰した藤川は先発として 5試合に登板し 1勝 2敗、防御率6.12。14日DeNA戦(横浜)で今季初めてリリーフとしてマウンドに上がり、 1回を投げ 3安打されたが好守に助けられて無失点だった。記事をまとめてみました。
<阪神 3- 4中日、10回戦>◇17日◇阪神甲子園球場
中日が初回に平田の 5号ソロで先制。阪神は 2回に原口の左前適時打で同点、高山の右前 2点適時打で勝ち越した。
阪神メッセンジャーが 6回を 3安打 1失点と踏ん張った。中日は佐藤が 3回 2/3を 6安打 3失点で降板。小川、岡田と継投した。
中日が逆転勝ちした。 1点を追う 9回、野本の左前適時打で同点。さらに一死満塁から藤井の左犠飛で勝ち越した。
9回表中日一死満塁、タッチアップの判定に金本知憲監督はベンチ前でいすを蹴り飛ばす=阪神甲子園球場
アニキ、激怒! 阪神は終盤に逆転を食らい、ついに借金1となった。守護神マテオが使えない非常事態の中、救援陣の乱調に加え、 9回には鳥谷の信じられない落球が失点に直結。勝ち越し犠飛のシーンでは金本知憲監督の怒りが頂点に達し、イスを蹴飛ばすなど荒れ狂った。虎がタイヘンや~。
もう、怒りを胸のうちにおさめることはできなかった。本拠地・甲子園で無残なミスを連発し、悪夢の逆転負け。金本監督が激怒した。試合後の会見場、椅子に座ってから立つまで、わずか70秒ほど。開幕以来、最短の会見時間だった。
「フライが捕れんもんは野球にならん。もう。 2試合連続。プロ野球じゃない。恥ずかしい!」
どないなってんねん!! 逆転された 9回表、抗議を終えた金本知憲監督はボールボーイのイスを蹴り上げた=阪神甲子園球場
これまでは静かな口調に怒気をにじませてきたが、明らかにトーンは違った。「ありえない。高校生に笑われるわ、ほんま。何回目や? フライで 2試合落とすなんてありえない、勝てない」。一気にまくし立てると、深いため息をついた。
15日のDeNA戦(横浜)では野手の“お見合い”で勝ち試合を引き分けた。この日は鳥谷だ。 9回、同点とされ、なお一死 1塁。遠藤の遊撃後方への飛球に対し、芝につまずくようにバランスを崩し、グラブに当てながらも落球。ピンチが広がり、死球と左犠飛で決勝点を失った。
9回、中日・藤井淳志の犠牲フライを巡り抗議するも認められず、ボールボーイのイスを蹴り上げる金本知憲監督=阪神甲子園球場
その際には 3走・杉山がタッチアップしていないのではと猛抗議。ただ帰塁はしており、判定は変わらず。ベンチに引き揚げるときには、言葉にならない怒声をあげ、ボールボーイ用のイスを蹴り上げた。爆発したフラストレーション。それほどひどい内容だった。
守護神マテオが股関節付近を痛め、抹消はしなかったものの登板できない状況。好投していたメッセンジャーは次が中 4日で先発予定のため 7回 107球で降ろした。 3- 1。 8回は高橋、 9回はドリスで逃げ切るはずが…。緊急事態に、相次ぐミスが火を注いだ。 8回の 1失点も 1塁手ゴメスのエラーがきっかけだった。
「主力がミスしちゃダメだよ、もう。若い奴使ってんだから。若い奴の積極的なミスならまだ、あれだけど。サイン違いがあったり。こんなん野球にならん!」
9回、中日・藤井淳志の犠牲フライを巡り抗議するも認められず、ボールボーイのイスを蹴り上げた金本知憲監督=阪神甲子園球場
D 6位・板山祐太郎外野手を初の 3塁に抜てきするなど、若手の大胆起用で活路を開こうとする中、「不動」と明言してきた 3人のうち 2人が失態では…。年俸 4億円で 617試合連続フルイニング出場中の鳥谷だが、リーグワースト 3位タイの 6失策目となり「芝に足をとられた? そういう問題じゃないです…。またあしたがんばります」と肩を落とすしかなかった。
指揮官は「使っている俺が悪いんだけど。野球になりません」と吐き捨てると「いいですか」と言って席を立った。 3月25日の開幕戦以来の借金「1」。怒り、感情をむき出しにした金本監督。その叫びは、ナインに通じるのか。このまま沈むか。主力と若手の融合してこそ成り立つ超変革。早くも大きな山場を迎えた。
9回表中日一死 1塁、遠藤の飛球を落球してしまった遊撃手鳥谷敬=阪神甲子園球場
逆転負けを喫した金本知憲監督が鳥谷敬内野手に厳しい言葉を並べた。「フライが捕れないようじゃ野球にならん! プロ野球じゃない! 恥ずかしい! あり得ない!」。
同点とされた 9回、なおも一死 1塁の守り。遠藤が打ち上げた遊撃後方への飛球を鳥谷が落球した。榎田がピンチを広げ、勝ち越される要因になってしまった。「高校生に笑われるよ! フライで 2試合連続落とすなんてあり得ない!」。15日のDeNA戦でも内野への飛球をゴメスらが“お見合い落球”。その 2点適時打が、痛恨ドローの引き金になったばかりだった。チームは開幕戦以来の借金「1」。甲子園に後味の悪さだけが残った。
2回裏二死 2、 3塁、中前へ勝ち越し 2点適時打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
高山俊外野手が勝ち越しの 2点タイムリーを放った。 1- 1の同点に追いついて迎えた 2回二死 2、 3塁の場面。中日佐藤の直球を右前に運んだ。
高山は「最近チームに迷惑をかけている中でもこうして 1番で使ってもらいましたし、ランディ(メッセンジャー)がバントして 2アウトにしてでも回してくださったチャンスだったので、その監督の期待に応えたいという思いだけでした」とコメントした。
2回、課題の内角球をとらえ、右前へタイムリーを放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
黒土で汚れたユニホームが“勲章”になることはなかった。 9回先頭で遊ゴロに全力疾走。頭から 1塁に飛び込んだが、わずかに間に合わない。自らのバットで引き寄せた白星は、終盤に霧散。スコアボードに復調の兆しを刻みつけたD 1位・高山俊外野手は、表情を緩めることなくクラブハウスに消えた。
「なんとか、という気持ちだけです」
勝っていればヒーローだった。 2回だ。 1- 1の同点に追いつき、なお二死 2、 3塁のチャンスで佐藤の内角直球 140キロを一閃。白球は 2塁手・荒木が伸ばしたグラブの上を越え、右前で弾んだ。直近の 2試合連続でスタメン落ちしていた男が、課題にしている内角打ちで一時勝ち越しとなる 2点打を放った。
8日のヤクルト戦(甲子園)以来となる適時打で、自身10打席ぶりに「H」ランプを灯すと、 4回にも中前打。 4日の中日戦(ナゴヤD)以来今季10度目のマルチ安打もマークした。
2回、タイムリーヒットを放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
スタメンを外れた14、15日のDeNA戦(横浜)の試合前に鳥谷、北條と一緒に室内で特打を行い、休日だった16日も鳴尾浜で汗を流した。
「今までは土日が試合っていう感じでしたけど、今は週に 6日試合があるので。休みの日の使い方が大事だと思う」
学生時代は試合は主に週末で、合間には練習があった。それが、プロは 1週間に 6試合。何もかもが初めてのプロ 1年目。崩れた調子を取り戻すことに苦戦していた中で、懸命に復調の糸口を探していた。試合前時点の 5月の月間打率は 0.172。苦戦していたルーキーに快音が戻ったが、チームの結果が伴わなかった。
3- 3の同点に追いつかれた 9回一死満塁。左翼への浅いフライに懸命にグラブを伸ばして好捕したが報われない。「点数が入っているので…」。 3走・杉山がタッチアップで生還。 2安打しても、負けては喜べない。 9回には執念のヘッドスライディング。戦う気持ちを最後まで示した。
味わった悔しさと、響かせた快音が次への原動力。高山が描く上昇カーブは、チームの起爆剤となる。
3塁で初出場した板山祐太郎外野手は 3回、荒木の打球をうまくさばいた=阪神甲子園球場
D 6位・板山祐太郎外野手が今季11試合目のスタメンで初めて 3塁で起用された。 3回一死 1塁で荒木のゴロを無難に処理して 2塁封殺。守備機会は 1度だったが、熱いハートを持ってホットコーナーを守った。
「とにかく、 1球 1球に集中していました。恐怖心はなかった。強い打球が来ても体で止めてやろうと思っていました」
2月の 2軍キャンプでは、瞬発力に優れ、球際に強いことから、掛布 2軍監督は 3塁手の適性があると判断。キャンプ中に急きょ 3塁用グラブを用意して、きたる日に備えて練習に励んでいた。そしてこの日、外野に加え、 2塁、 3塁も守れる三刀流ルーキーとして器用さをみせつけた。
バットでも 1点を追う 2回一死 2塁で右前打。チャンスを広げて 3得点の流れを作った。攻守で存在感を発揮し、敗戦の中で確かな収穫を手にした。
◆データBOX◆
◎…板山は今季11試合目の先発出場で初の 3塁。先発の内訳は左翼 7試合、右翼 3試合、 3塁 1試合。
◎… 2軍でも 3塁の先発出場はなく、 4月13、14日のソフトバンク戦(鳴尾浜)で途中出場から 3塁の守備を経験。計 3イニングで 1度の守備機会を無難にこなした。
2回、タイムリーヒットを放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場
原口文仁捕手は逃げ切って勝利に導けなかったことを悔やんだ。 1点リードの 9回一死 2塁で代打・野本を迎えた場面。ドリスに首を振られて、直球を左前同点打された場面について「まだまだ信頼されていないというか、導けなかった。押し通すところは僕が強気になって攻めていかないと」と猛省した。打撃では力強さを取り戻し、 2回には 5試合18打席ぶりの安打となる左前同点打を放ったが、悔しさばかりが残る一戦となった。
7回表中日一死 1塁、桂を併殺にとりガッツポーズのランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手がリーグトップの 5勝目を逃した。
初回に中日平田に先制ソロを浴びたが、 2回以降は中日打線に連打も得点も許さず。 7回を 1失点で投げ終え「ゲーム全体を通してダメージを食らわないピッチングができたね。ゲームを作ることができたし、自分の仕事は果たせたと思うよ」と先発の責任を果たしてマウンドを降りた。だが救援陣が 2点リードを守りきれず、逆転負けした。
次回は中 4日で22日広島戦(甲子園)に登板する。
4回、中日・ビシエドに四球を出し、悔しがる先発ランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
先発したメッセンジャーは 107球を投げ、 7回 4安打 1失点。 1回に平田に先制のソロを浴びたが、 2回以降は 3塁を踏ませなかった。
「勝負どころではいいボールをしっかりと投げることができた。自分の仕事を果たすことはできた」
2点のリードを保って降板したが、救援陣が逆転を許し、 5勝目はお預け。ベンチから試合を見つめていた助っ人は呆然とした表情を浮かべていた。この甲子園 6連戦中は 2度登板する予定で、次回は今季初の中 4日で22日の広島戦に向かう。雪辱を胸にマウンドに上がる。
8回、投球する高橋聡文投手=阪神甲子園球場
2点リードの 8回に登板した 2番手・高橋聡文投手は一死しか奪えず 1失点。先頭遠藤に中前打を許すと、大島の打球を 1塁手・ゴメスがファンブル。暴投で無死 2、 3塁とし、代打・三ツ俣を右飛に打ち取ったところで降板が告げられた。打者 3人中 2人に対して 3ボール先行だったことについて、「しっかり投げないといけなかった…」と反省しきりだった。
9回続投したラファエル・ドリス投手は先頭打者に四球を出した後、あっさりつかまった=阪神甲子園球場
守護神不在の 9回は、あまりにも過酷だった。 8回の大ピンチをしのいだラファエル・ドリス投手だったが、イニングまたぎで暗転。同点打を許し、後を受けた榎田も勝ち越しを許した。マルコス・マテオ投手を欠いた虎は、勝ちきれなかった。
「またあした」
股関節付近を痛めているとみられるマテオは試合後、短い言葉を残してタクシーに素早く乗り込んだ。前日16日の休日に病院で検査を受け、この日の試合前練習でもキャッチボールはしたが、ランニングメニューは行わなかった。ベンチ入りメンバーには名を連ねたものの、ブルペンでも肩は作らず。香田投手コーチは「要するにゲームに出ていないんだから、きょうは投げられる状態じゃないということ」と明かした。
試合前の練習中、痛めている股関節のあたりを気にする姿を見せたマルコス・マテオ投手。 1点リードの 9回から登板することはなかった=阪神甲子園球場
守護神が投げられない試合。代役はドリスだったが、 2番手・高橋が 3- 1の 8回に一死 2、 3塁のピンチを招いて平田を迎えた場面で、ドリスを早めに投入せざるを得なくなった。その回は 3- 2でしのいだ助っ人右腕だったが、回をまたいだ 9回に先頭・堂上に四球を与え、すべてが狂った。 2敗目( 1勝)を喫し「四球を与えたのがよくなかった。(イニングまたぎは)それは関係なく投げていた」と声をしぼり出すしかなかった。
10セーブを挙げている剛腕助っ人の不在は、長引くほど痛い。マテオの出場選手登録は抹消しなかったことから、10日以内の回復は見込める状態とみられる。18日以降の抑えの起用について、香田投手コーチは「様子を見ながら。いずれにせよみんなでカバーしていく」と強調した。穴を埋めるのは難しい。だが、埋めるしかない。
香田勲男投手コーチが16日、配置転換となった藤川球児投手を中継ぎに固定する方針を示した。
同コーチは「よっぽどのことがあればあるかもしれないけど、あまりあっちやったり、こっちやったりというのは彼にも申し訳ない」と説明。「ブルペンで仕事をする以上は勝ちパターンで機能してくれたら」と今後のプランを明かした。
4年ぶりに古巣に復帰した藤川は先発として 5試合に登板し 1勝 2敗、防御率6.12。14日DeNA戦(横浜)で今季初めてリリーフとしてマウンドに上がり、 1回を投げ 3安打されたが好守に助けられて無失点だった。「チームがいい方向に進めばいい」と話していた。
投手がいない…。そんな中での試合だから全員野球で行かなければいけないのに逆効果になっている。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 ファーム試合日程・結果(05月)
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