25日明治神宮球場でヤクルト-阪神10回戦が行われ、ヤクルトは 1回に 3点先取。阪神はゴメスの 3ランで逆転したが、ヤクルトは 3回にバレンティンの 2打席連続 3ランで逆転した。阪神は 1点を追う 8回一死 2、 3塁から、代打狩野の左前適時打で同点に。だがヤクルトは 9回、今浪の中犠飛でサヨナラ勝ち。
試合後、帰りのバスに向かうマット・ヘイグ内野手(30)に向かって 3塁側スタンドのファンから「あの守備が悪いんだ」と、痛烈なヤジが飛び交った。 1回、痛恨の“トンネル”で、先発した 2年目左腕の横山の足を引っ張ってしまった。 1回一死 2塁。山田のなんでもない正面のゴロは、ヘイグの股間を抜けて左翼線へ。二死 2塁となるところが…。 2走・大引が先制のホームを踏み、山田は 2塁に到達した。直後に、横山はバレンティンに 2ランを浴びた。野球に“たら・れば”は禁句だが、ヘイグが普通に守っていれば、横山は 3回 6失点で降板することはなかったかもしれない。 6回もゴロ捕の後の送球の遅さが目立った。指揮官は怒りを押し殺したが、我慢にも限界がある-。このまま状態が上がってこなければ、決断が迫られる時期がくるに違いない。
北條史也内野手(21)がタイムリーで反撃を呼び込んだ。 3点を追う 3回無死 2塁で右翼線に適時 2塁打。
マウロ・ゴメス内野手(31)が 3ランで虎党を喜ばせた。 2点差に迫って迎えた 3回一死 1、 2塁で12号右越え弾。一時は逆転に成功し喜んだ。マウロ・ゴメス内野手が 3回に一時逆転の12号 3ランを放ち、リーグ単独トップとなる41打点とした。サヨナラ負けを喫したものの、チームは 5試合連続 2桁安打。暗いムードで始まった試合に、明るい光を当てたのは 4番の一振りだった。 3回、北條の右翼線 2塁打で 1点を返し、なお一死 1、 2塁。デイビーズの初球、外角高めのカットボールを、ゴメスは右方向へ高々と打ち上げた。G砲の懸念はほんの一瞬だけだった。虎党の大歓声が十分な飛距離にお墨付きを与えていた。楽々、スタンドインの今季12号 3ラン。 0- 3でスタートした試合を、一撃で 4- 3とひっくり返してみせた。最後はサヨナラ負け。ゴメス自身も中盤以降の絶好機に 2度凡退していた。 7- 8の 6回二死 2、 3塁は遊ゴロ。 8- 8の 8回二死 1、 3塁は空振り三振。どちらかで 1本出ていれば文句なしのヒーローだったが…。悔しい敗戦に、試合後はさすがに厳しい表情だった。本塁打は 5月18日の中日戦(甲子園)以来。開幕 3本目までは全て 3ランで“ミスター3ラン”と呼ばれた時期もあったが、 3月30日のヤクルト戦(神宮)以来の走者 2人をおいての一発。これでソロ、 2ラン、 3ランとも 4本ずつだ。接戦が続く中、打線はなんとか快音は響かせている。チーム本塁打は32本で中日の31本に次ぐワースト 2位。そんな中、ゴメスの飛び道具は本当に頼もしい限りだ。
福留孝介外野手(39)が適時 2塁打を放った。この適時打で日米通算 999打点とし、1000打点に王手をかけた。
鳥谷敬内野手(34)が 2ランで反撃ムードを高めた。 4点を追う 6回一死 1塁、カウント 1- 2と追い込まれながら、ヤクルト 2番手村中の外角 141キロ直球を左翼席最前列に届かせた。不振で「 8番」に降格している鳥谷が意地の一撃。 4点を追う 6回一死 1塁。村中の 141キロの直球を流し打ちして左翼スタンドに放り込んだ。試合前練習では本隊を離れ、神宮外苑の室内で特打を敢行するなど、復調へ向けて試行錯誤を続けている。
代打の切り札のコールに左翼席の虎党が沸く。バットを指 1本短く持って打席へ入り、執念の一打。狩野恵輔捕手(33)が一時は試合を振り出しに戻した。 1点を追う 8回。プロ16年目の男が、さすがの対応力を見せた。四球、死球、犠打で作った一死 2、 3塁。 1ボールから 2球続けて直球を空振りも、 4球目の 151キロをファウル。手応えを感じると続く 5球目だ。内角直球 150キロに反応。左前へ同点打を放った。投手に打順が巡る前。準備に時間が必要な投手の代りに、ネクストバッターズサークルに立つ一番手を常に務める。相手投手との間隔やボールの見え方を早い段階で確かめるためだ。地道な努力を怠らない男だから、ここぞの場面で力を発揮できる。今季は代打で15打数 4安打。 5月14日のDeNA戦(横浜)以来 3本目の適時打で 5打点目を挙げた。結果はサヨナラ負けも、頼もしさを際立たせた。
横山雄哉投手(22)が 4番バレンティンに連続アーチを浴びた。 1点先制された直後の一死 2塁、真ん中に浮いた直球をバックスクリーン上部に 2ランを運ばれる。 1点リードで迎えた 4回無死 2、 3塁、再び真ん中高め直球をバックスクリーンに 3ランを運ばれた。 3回 5安打 3四球 6失点(自責 4)で降板し、猛省した。阪神は、ヤクルトに痛恨のサヨナラ負け。貯金も再び尽きた。金本知憲監督(48)は横山が内角を攻めきれず、バレンティンに 2打席連発を浴びたことに「もったいない」。26日の第 3戦に藤浪晋太郎投手(22)が先発するが厳しい攻めを厳命した。神宮の杜に響くヤクルトの歓喜の声を背に、藤川がうつむき気味に 3塁側ファウルゾーンを歩いた。その少し後ろを、金本監督が早足で続く。 9回。 5番手としてマウンドに上がった球児が、一死 2、 3塁から代打・今浪に中犠飛。激しい乱打戦の結末は、今季 4度目のサヨナラ負けに終わった。クラブハウスの椅子に腰を下ろした指揮官は、ぽつり。救援部隊に配置されて 6試合目、自身 4年ぶりのサヨナラ打を喫した右腕を、責めることはなかった。ただ、気になるのは、この神宮 2試合での投手陣だ。恐れず攻める気持ちだ。先発の横山が、バレンティンに 1回に 2ラン、 3回に 3ランを浴び、轟沈。ともに内角への要求に対し、甘く入った球をVTRのようにバックスクリーンに運ばれた。現在最下位も、昨季のリーグを制したヤクルトが強力打線なのは、わかっていること。だからこそ、思い切って攻めて欲しい。ぶつけるくらいの覚悟で、内角を突く-。そうしないと、また同じ展開が続くだけだ。貯金「1」で迎えた試合はこれで 5連敗。またも貯金を吐き出した虎に勢いをつけ、そして投手陣に勇気を与えられるのは、藤浪の強気なピッチングしかない。
藤川球児投手(35)がサヨナラ打を浴び、リリーフ転向後初の黒星を喫した。 8- 8で迎えた 9回に登板。先頭畠山に 2塁打を許し、いきなりピンチを招くと、その後一死 2、 3塁から代打今浪にサヨナラ中犠飛を打たれた。サヨナラ犠飛を浴びた藤川は今季 3敗目で、中継神宮での黒星は、2005年にセットアッパーとしてブレークする前に2003年 4月16日に中継ぎで登板して以来、実に13年ぶり。
25日ナゴヤ球場でウエスタンリーグ・中日-阪神が行われ、阪神のドラフト 5位・青柳晃洋投手(22=帝京大學)が25日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)に先発し 4回 1安打無失点と好投。掛布雅之 2軍監督(61)を短いイニングであれば「上( 1軍)でも打てないよ」とうならせ、苦しい 1軍中継ぎ陣の“救世主”になる可能性を示唆した。試合は 5- 6で逆転負け。サイドスローとアンダーの中間の変則“クオータースロー”。打者13人に対して、 1安打 5奪三振 1四球。試合は逆転負けも、制球が課題の右腕にとっては収穫の多い61球だった。 1軍中継ぎ陣は守護神・マテオを含めて安定感を欠く。 2軍先発陣の頭数の関係で、この日の 1番手を任せた掛布 2軍監督は「 3回、30、40球くらいまではすごく強い球を投げていた。 1軍でも戦力になる可能性がある。たぶん、上でも打てないよ」と絶賛だ。記事をまとめてみました。
<ヤクルト 9- 8阪神、10回戦>◇25日◇明治神宮球場
ヤクルトは 1回に 3点先取。阪神はゴメスの 3ランで逆転したが、ヤクルトは 3回にバレンティンの 2打席連続 3ランで逆転した。
ヤクルトは 4回に川端、畠山の適時打で 2点を追加。阪神は 4点を追う 6回、鳥谷の 2ランと福留の適時 2塁打で 3点を返した。
阪神は 1点を追う 8回一死 2、 3塁から、代打狩野の左前適時打で同点に。だがヤクルトは 9回、今浪の中犠飛でサヨナラ勝ち。
マット・ヘイグ内野手の緩慢な送球のすきに、一走の山田哲人内野手は一気に三塁まで到達した=明治神宮球場
試合後、帰りのバスに向かうマット・ヘイグ内野手に向かって 3塁側スタンドのファンから「あの守備が悪いんだ」と、痛烈なヤジが飛び交った。 1回、痛恨の“トンネル”で、先発した 2年目左腕の横山の足を引っ張ってしまった。
「(イレギュラーが)多少、あったかもしれないが、なんとかしないといけないプレーだった」
1回一死 2塁。山田のなんでもない正面のゴロは、ヘイグの股間を抜けて左翼線へ。二死 2塁となるところが…。 2走・大引が先制のホームを踏み、山田は 2塁に到達した。直後に、横山はバレンティンに 2ランを浴びた。野球に“たら・れば”は禁句だが、ヘイグが普通に守っていれば、横山は 3回 6失点で降板することはなかったかもしれない。
久慈内野守備走塁コーチは「ヨーイドンであれだからね。一生懸命やっているんだろうけど。エラーが出ると勝てない」と怒りを抑えるのに必死だった。 8回一死 1塁の場面でもゴロを処理して 1塁送球(アウト)したが…。スタートを切っていたとはいえ、 1走の 3進を許してしまった。
2回、 1飛に倒れたマット・ヘイグ内野手=明治神宮球場
6回もゴロ捕の後の送球の遅さが目立った。「守り」のミスを「バット」で取り返せば、さすが助っ人となるが…。バットの方もサッパリだった。 3点を追う 2回無死 1、 2塁。デイビーズの投じたカーブにタイミングを狂わされて一飛。 4回も先頭で右邪飛に倒れると、 6回無死 1塁では空振り三振に。チームは 2桁の10安打したなかで 4打数無安打 1四球だった。
体調不良のドリスに代わって19日に 1軍再昇格して通算 6試合で打率 0.167(24打数 4安打)、本塁打、打点ともゼロだ。 3塁は今成もいるし、北條も守れる。そんな中で、金本監督はヘイグを先発起用しているのも慣れれば…との思いだ。攻守に精彩をかいたヘイグについて、指揮官は「まあ、そういうのを言ったら、きりがないけど」と、怒りを押し殺したが、我慢にも限界がある-。このまま状態が上がってこなければ、決断が迫られる時期がくるに違いない。
3回表阪神無死 2塁、北條史也内野手は右越え適時 2塁打を放った=明治神宮球場
北條史也内野手がタイムリーで反撃を呼び込んだ。
3点を追う 3回無死 2塁で右翼線に適時 2塁打。
「(直前に 2塁打を放った 9番)横山さんがいいバッティングで出塁したので、自分も続いていこうという気持ちで打席へ向かいました。高めのストレートをしっかりとたたけました」と振り返った。
主砲のバットがしなる、うなる。 3回、マウロ・ゴメス内野手の12号 3ランで一時は逆転した=明治神宮球場
マウロ・ゴメス内野手が 3ランで虎党を喜ばせた。
2点差に迫って迎えた 3回一死 1、 2塁で12号右越え弾。一時は逆転に成功し、「打ったのはカットボール。打てるボールをしっかりとコンタクトできたね。打球の角度がつきすぎて、高く打ち上げすぎたかなと思ったんだけど、ホームランになってくれてよかったよ」と喜んだ。
3回表阪神一死 1、 2塁、右中間に3点本塁打を放ったマウロ・ゴメス内野手=明治神宮球場
4番が奮闘や!! マウロ・ゴメス内野手が 3回に一時逆転の12号 3ランを放ち、リーグ単独トップとなる41打点とした。サヨナラ負けを喫したものの、チームは 5試合連続 2桁安打。次戦も頼みまっせ!!
暗いムードで始まった試合に、明るい光を当てたのは 4番の一振りだった。 3回、北條の右翼線 2塁打で 1点を返し、なお一死 1、 2塁。デイビーズの初球、外角高めのカットボールを、ゴメスは右方向へ高々と打ち上げた。
「打球の角度が付きすぎて、高く打ち上げすぎたかなと思ったんだ」
ベンチに凱旋したマウロ・ゴメス内野手。打点は41に増えた=明治神宮球場
G砲の懸念はほんの一瞬だけだった。虎党の大歓声が十分な飛距離にお墨付きを与えていた。楽々、スタンドインの今季12号 3ラン。 0- 3でスタートした試合を、一撃で 4- 3とひっくり返してみせた。
「ホームランになってよかった。打てるボールをしっかりとコンタクトできたよ」
その後のどつきあいで、最後はサヨナラ負け。ゴメス自身も中盤以降の絶好機に 2度凡退していた。 7- 8の 6回二死 2、 3塁は遊ゴロ。 8- 8の 8回二死 1、 3塁は空振り三振。どちらかで 1本出ていれば文句なしのヒーローだったが…。悔しい敗戦に、試合後はさすがに厳しい表情だった。
8回、三振に倒れたマウロ・ゴメス内野手=明治神宮球場
本塁打は 5月18日の中日戦(甲子園)以来。開幕 3本目までは全て 3ランで“ミスター3ラン”と呼ばれた時期もあったが、 3月30日のヤクルト戦(神宮)以来の走者 2人をおいての一発。これでソロ、 2ラン、 3ランとも 4本ずつだ。
この日、 5打点のバレンティンが40打点まで伸ばしてきたが、 3打点を積み上げたゴメスは41打点。セ界のトップを死守した。
前夜のヒヤヒヤ勝利にも、金本監督は「(福留)孝介、ゴメス、鳥谷の 3人が調子を上げてくれないと」と、敢えて名指した。将の声に発奮したかのように、チームも 5試合連続の 2桁安打。接戦が続く中、打線はなんとか快音は響かせている。チーム本塁打は32本で中日の31本に次ぐワースト 2位。そんな中、ゴメスの飛び道具は本当に頼もしい限りだ。
◆データBOX◆
◎…ゴメスが 3回に12号 3ランを放ち、12本塁打、リーグトップとなる41打点とした。このままのペースで行くと本塁打は35本、打点が 119点となる。
◎…阪神が25日に10安打を放ち、今季初の 5試合連続 2桁安打となった。 5試合連続 2桁安打は昨年 6月16日の北海道日本ハム戦(甲子園)から同24日の広島戦(富山)以来となる。
6回阪神二死 1、 2塁、福留孝介外野手が左翼線に適時二塁打を放った=明治神宮球場
福留孝介外野手が適時 2塁打を放った。
6回二死 1、 2塁で左翼線を破り 2塁走者を生還させた。
この適時打で日米通算 999打点とし、1000打点に王手をかけた。
6回表阪神一死 1塁、鳥谷敬内野手は左越え 2点本塁打を放った=明治神宮球場
鳥谷敬内野手が 2ランで反撃ムードを高めた。
4点を追う 6回一死 1塁、カウント 1- 2と追い込まれながら、ヤクルト 2番手村中の外角 141キロ直球を左翼席最前列に届かせた。
3号 2ランで 2点差に迫り、「外寄りのボールをコースに逆らわずに打ち返せました。逆方向でしたけど、スタンドまで届いてくれてよかったです」と振り返った。
6回、 2点本塁打を放った鳥谷敬内野手=明治神宮球場
不振で「 8番」に降格している鳥谷が意地の一撃。 4点を追う 6回一死 1塁。村中の 141キロの直球を流し打ちして左翼スタンドに放り込んだ。
「まぐれです。何とかストライクが来たら…と思っていました。最後まで諦めずやることが大事なので」
5月15日のDeNA戦(横浜)以来の 3号 2ラン。それでも金本監督は「どうやろ。まだまだ、本来の当たりじゃないからね、あれも」と厳しい表情だ。試合前練習では本隊を離れ、神宮外苑の室内で特打を敢行するなど、復調へ向けて試行錯誤を続けている。
代打の切り札のコールに左翼席の虎党が沸く。バットを指 1本短く持って打席へ入り、執念の一打。狩野恵輔捕手が一時は試合を振り出しに戻した。
「いろいろ経験してきているんでね。 1球ファウルにしたときに勝負できるという感じがした。(ヤクルト・ルーキは)球に力があるから、カチッと当てさえすれば外野までいくと思っていた」
1点を追う 8回。プロ16年目の男が、さすがの対応力を見せた。四球、死球、犠打で作った一死 2、 3塁。 1ボールから 2球続けて直球を空振りも、 4球目の 151キロをファウル。手応えを感じると続く 5球目だ。内角直球 150キロに反応。左前へ同点打を放った。
8回、狩野恵輔捕手が同点に追いつく適時打を放って意地をみせたが…=明治神宮球場
投手に打順が巡る前。準備に時間が必要な投手の代りに、ネクストバッターズサークルに立つ一番手を常に務める。「本当は暗くなってからの方が雰囲気が出ていいんだけど、早い出番だと間に合わないから」。相手投手との間隔やボールの見え方を早い段階で確かめるためだ。地道な努力を怠らない男だから、ここぞの場面で力を発揮できる。
今季は代打で15打数 4安打。 5月14日のDeNA戦(横浜)以来 3本目の適時打で 5打点目を挙げた。結果はサヨナラ負けも、頼もしさを際立たせた。
3回裏ヤクルト無死 2、 3塁、横山雄哉投手は 2打席連続でバレンティンに中越え 3点本塁打を被弾した=明治神宮球場
横山雄哉投手が 4番バレンティンに連続アーチを浴びた。 1点先制された直後の一死 2塁、真ん中に浮いた直球をバックスクリーン上部に 2ランを運ばれる。 1点リードで迎えた 4回無死 2、 3塁、再び真ん中高め直球をバックスクリーンに 3ランを運ばれた。
「バレンティン選手には、投げてはいけないボールを2打席とも投げてしまいました。コースや高さをもっとしっかりと投げなければいけませんでした。 2本目のホームランもそういったことを意識していたのですが、分かっていても投げられませんでした。体が開いてしまうフォームになっていましたし、技術が足りないピッチングでした」
3回 5安打 3四球 6失点(自責 4)で降板し、猛省した。
サヨナラ負けが決まり、足早に球場を引き揚げる金本知憲監督。口を真一文字にして…=明治神宮球場
内角をエグれ!! 阪神は、ヤクルトに痛恨のサヨナラ負け。貯金も再び尽きた。金本知憲監督は横山が内角を攻めきれず、バレンティンに 2打席連発を浴びたことに「もったいない」。26日の第 3戦に藤浪晋太郎投手が先発するが「ぶつけてもいいくらいの感じで」と、厳しい攻めを厳命した。
神宮の杜に響くヤクルトの歓喜の声を背に、藤川がうつむき気味に 3塁側ファウルゾーンを歩いた。その少し後ろを、金本監督が早足で続く。 8- 8の 9回。 5番手としてマウンドに上がった球児が、一死 2、 3塁から代打・今浪に中犠飛。激しい乱打戦の結末は、今季 4度目のサヨナラ負けに終わった。
「(球児は責められないかと問われ)まあね、連投やしね」
横山雄哉投手はバレンティンに特大のアーチを 2発も浴びた=明治神宮球場
クラブハウスの椅子に腰を下ろした指揮官は、ぽつり。救援部隊に配置されて 6試合目、自身 4年ぶりのサヨナラ打を喫した右腕を、責めることはなかった。ただ、気になるのは、この神宮 2試合での投手陣だ。
前日は被安打 4も10与四球で 5失点。この日は12被安打 6与四球で 9失点だ。今季神宮で 5試合計30失点…。「狭い球場で、この(外野へ吹く)風だから。どうしても打ち合いになりがち」。だからこそ求めるのが、恐れず攻める気持ちだ。
「バレンティンにやられ方が同じ。(捕手が)インサイドに構えて、そこに投げ切れず真ん中にいって、打たれた 2本。もったいないよ」
先発の横山が、バレンティンに 1回に 2ラン、 3回に 3ランを浴び、轟沈。ともに内角への要求に対し、甘く入った球をVTRのようにバックスクリーンに運ばれた。
先発した横山雄哉投手=明治神宮球場
「ちょっと怖がったのか、それはわからないけど。でも、あそこでパンッと。捕手がインサイドに構えているんだから、いかないと。もう。ボールになってもいいくらい、ぶつけてもいいくらいの感じで」
現在最下位も、昨季のリーグを制したヤクルトが強力打線なのは、わかっていること。だからこそ、思い切って攻めて欲しい。ぶつけるくらいの覚悟で、内角を突く-。そうしないと、また同じ展開が続くだけだ。
26日は、対ヤクルト 6連勝中の藤浪が先発する。この悪い流れをブチ破ってほしい。ここ 5試合、勝ち星がない若きエースが、どれだけ燕打線をエグれるか-。
貯金「1」で迎えた試合はこれで 5連敗。またも貯金を吐き出した虎に勢いをつけ、そして投手陣に勇気を与えられるのは、藤浪の強気なピッチングしかない。
9回裏ヤクルト一死 2、 3塁、藤川球児投手は代打今浪にサヨナラ犠飛を浴びガックリ引き揚げる=明治神宮球場
藤川球児投手がサヨナラ打を浴び、リリーフ転向後初の黒星を喫した。
8- 8で迎えた 9回に登板。先頭畠山に 2塁打を許し、いきなりピンチを招くと、その後一死 2、 3塁から代打今浪にサヨナラ中犠飛を打たれた。
打線が最大 4点差を追いつくなど、意地を見せたが、踏ん張りきれなかった。
9回、ヤクルト・今浪隆博内野手にサヨナラ犠飛を打たれ、がっくりする藤川球児投手=明治神宮球場
サヨナラ犠飛を浴びた藤川は今季 3敗目で、中継ぎでは初黒星を喫した。サヨナラ負けは、2012年 6月 2日・北海道日本ハム戦(札幌D)以来。神宮での黒星は、2005年にセットアッパーとしてブレークする前に2003年 4月16日に中継ぎで登板して以来、実に13年ぶり。「結果なので…。あしたです」と、言葉少なに連投での雪辱を誓った。
ウエスタンリーグ<中日 6- 5阪神>◇25日◇ナゴヤ球場
阪神のドラフト 5位・青柳晃洋投手が25日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)に先発し 4回 1安打無失点と好投。掛布雅之 2軍監督を短いイニングであれば「上( 1軍)でも打てないよ」とうならせ、苦しい 1軍中継ぎ陣の“救世主”になる可能性を示唆した。試合は 5- 6で逆転負け。
1回限定ではなく、複数回を抑えたことに意味がある。青柳が最速 144キロの速球に加えて、要所でスライダーもテンポよく決め、無失点に抑えた。
「四球も 1つだけだったのがよかったですね。全部の球種でカウントがとれました」
4回を無失点に抑えた青柳晃洋投手。変則右腕ルーキーが 1軍級の力投をみせた=ナゴヤ球場
サイドスローとアンダーの中間の変則“クオータースロー”。打者13人に対して、 1安打 5奪三振 1四球。試合は逆転負けも、制球が課題の右腕にとっては収穫の多い61球だった。
制球力アップに向けて「踏み込む足をどれだけまっすぐ踏み出せるか」。久保 2軍投手チーフコーチとフォームチェックを重ねた成果を披露。さらに、同期の高山や同い年の横山らも 1軍で躍動しており「同い年が活躍してます。早く混ざりたいですね」と高みへの思いも力に変えた。
1軍中継ぎ陣は守護神・マテオを含めて安定感を欠く。 2軍先発陣の頭数の関係で、この日の 1番手を任せた掛布 2軍監督は「 3回、30、40球くらいまではすごく強い球を投げていた。 1軍でも戦力になる可能性がある。たぶん、上でも打てないよ」と絶賛だ。
新たな可能性を示した変則右腕は「30、40球の中の制球力が試されます。追求したいですね」と力を込めた。
亜大が優勝した球場で、まとまりの無い試合なんか誰も見たくない!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE 」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。 プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。 決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!! 球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。 視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円 虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
2016年阪神甲子園球場・京セラドーム大阪開催公式戦の入場券ただいま発売中!)
今シーズン阪神甲子園球場および京セラドーム大阪で開催する公式戦の入場券をただいま好評発売中です。今シーズンもぜひ球場で熱いご声援をお願いいたします。入場券のご購入方法・空席情報は下記よりご確認ください。
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
twitterハッシュタグは「#showup1242 」
twitterアカウントは「@showup1242 」
facebookページは「http://www.facebook.com/#!/am1242 」
ニッポン放送 では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場! 18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。 『プレゼントもクライマックス!毎試合 現金5万円が当たる クイズ・トリプルチャンス スペシャル!』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円 をプレゼントいたします!ぜひ、ご参加ください!
【ショウアップナイターファンクラブ】
ニッポン放送ショウアップナイター50周年を記念して、 「ショウアップナイターファンクラブ」 を結成!コンテンツ盛りだくさん!詳しくはHPをチェック!