● 1日ナゴヤドームで中日－阪神13回戦が行われ、中日ジョーダン・ノルベルト投手と阪神藤浪晋太郎投手の投げ合い。阪神は 1回に二死満塁の好機も北條が空振り三振で先制できず。両軍とも 3回まで無得点。中日は 8回に 2点を返されたが、逃げ切り 2連勝。ジョーダンは今季 5勝目を挙げた。阪神藤浪は 6回 4失点で 4敗目。阪神が天敵ジョーダンをまたも攻略できず、今季先発では 3度目の対戦で 3連敗を喫した。片岡篤史打撃コーチ(47)は｢藤浪が、すごく頑張っていた。先に点を取ってやりたかった。(ジョーダンは)ボール自体は走っていたと思うけど、甘い球を打ちに行ったけど、球をとらえられていない。真っすぐに差されて、変化球に泳がされた｣と険しい表情だった。金本知憲監督(48)は 4回までのパーフェクトが一転、 6回に大崩れした先発藤浪に｢変身したと思ったけどね｣と首をかしげた。 6月30日ＤｅＮＡ戦で久保康友に完封負けを喫するなど貧打は深刻だ。チームは今季最多の借金｢８｣を背負い、窮地から抜け出せない。
●遊撃手部門でゴールデングラブ賞を 4度受賞している鳥谷敬内野手(35)が早くも 2桁失策を犯した。 8回二死 1、 2塁で平田の 3遊間への深い打球を好捕したが、 2塁封殺を狙った送球がそれて、リーグワースト 2位の10失策目(昨季は14失策)を記録した。
●伊藤隼太外野手(27)が 8回二死 1塁で、意地の 3塁打を放った。西岡の代打の代打で登場し、右翼フェンス直撃打。｢代打だったので、積極的に打席に入りました。うまく下半身で粘れたと思います｣と納得の表情をみせた。
●藤浪晋太郎投手(22)が痛恨の失策と被弾で 4敗目( 4勝)を喫した。 5回二死まで完全投球。両チーム無得点の 6回、先頭 1番亀沢の投前ゴロを失策したところから制球にズレが生じた。 2番大島から 5連打を献上。 3番平田の右前適時打で先制されると、 4番ビシエドには 3ランを浴びた。藤浪晋太郎投手が 6回を投げ 7安打 4失点 8奪三振で、リードを許したまま降板した。この回で 2番手の伊藤にマウンドを譲った。阪神ＯＢでサンケイスポーツ専属評論家・上田二朗氏(68)は｢マウンドでカッカするな｣と指摘。若きエースでカード初戦を落とし、猛虎は 2日にも最下位転落、 3日にも自力Ｖ消滅とＷの危機に陥った。 6回、先頭・亀沢の打球は目の前で高くバウンドした。落ち着いて捕球すれば、なんでもない投ゴロ。ところがこれを取り損ない、さらに中途半端にグラブトスして悪送球。初めて先頭打者を塁に出すと、 5回までの安定ぶりが音を立てて崩れ始めた。続く大島にランエンドヒットを決められて 1、 3塁。平田に外角への初球を弾き返されて 1失点。ビシエドにはフルカウントから投じたカットボールを左翼席へ。リーグ戦再開後、24打数 4安打、打率 0.167と“眠っていた”主砲を、目覚めさせてしまった。上田氏は藤浪の修正能力に期待をかける。チームは2012年以来の借金｢８｣で、最下位ヤクルトと 0.5差。 2日も負ければ最下位転落の危機。連敗すれば自力Ｖ消滅のピンチだ。試合後、球場内でバッテリーミーティングが行われたもようだが…。藤浪で勝てないと“超変革”は軌道に乗れない。
●阪神は 1日、福留孝介外野手(39)の日本通算1500安打＆日米通算2000安打達成セレモニーを 8日広島戦(甲子園)の試合前に行うと発表した。名球会からブレザーが授与式などを行う。また来場者に記念ポスターをプレゼントする。
● 1日舞洲ベースボールスタジアム(舞洲球場)でウエスタン・リーグ・オリックス－阪神が行われ、阪神の新外国人、コーディ・サターホワイト投手(29＝エンゼルス３Ａ)がウエスタン・リーグのオリックス戦で公式戦初登板し、 1回 1安打 2奪三振無失点と上々なスタートを切った。
記事をまとめてみました。
＜中日 7－ 2阪神、13回戦＞◇ 1日◇ナゴヤドーム
中日ジョーダン・ノルベルト投手と阪神藤浪晋太郎投手の投げ合い。阪神は 1回に二死満塁の好機も北條が空振り三振で先制できず。両軍とも 3回まで無得点。
中日は 6回に打線がつながった。無死 1、 3塁から平田が先制適時打、ビシエドが16試合ぶりの17号 3ラン。一気に攻め立てた。
中日は 8回に 2点を返されたが、逃げ切り 2連勝。ジョーダンは今季 5勝目を挙げた。阪神藤浪は 6回 4失点で 4敗目。
7回裏中日の攻撃が終わりベンチで浮かない表情を見せる金本知憲監督＝ナゴヤドーム
阪神が天敵ジョーダンをまたも攻略できず、今季先発では 3度目の対戦で 3連敗を喫した。
ジョーダンが 1回に制球を乱し、 2四球などで二死満塁の先制機を築いたが、北條が高め速球に空振り三振。 2回以降は低めに制したチェンジアップなどを駆使する配球に翻弄(ほんろう)されて、得点を奪えない。大勢が決した 8回に 2点を奪うのが精いっぱいだった。片岡篤史打撃コーチは｢藤浪が、すごく頑張っていた。先に点を取ってやりたかった。(ジョーダンは)ボール自体は走っていたと思うけど、甘い球を打ちに行ったけど、球をとらえられていない。真っすぐに差されて、変化球に泳がされた｣と険しい表情だった。
6月30日ＤｅＮＡ戦で久保康友に完封負けを喫するなど貧打は深刻だ。チームは今季最多の借金｢８｣を背負い、窮地から抜け出せない。
7回、藤浪の交代を告げベンチ奥に消える金本知憲監督＝ナゴヤドーム
金本知憲監督は 4回までのパーフェクトが一転、 6回に大崩れした先発藤浪に｢変身したと思ったけどね｣と首をかしげた。
最近の先発11試合でわずか 1勝。｢どうしたことか…｣と考え込むように言った。打線も 8回に 2点を返すのがやっとで連日の 3安打負け。ついに借金は最多の｢８｣に膨らみ、首位広島に12差をつけられた。
流れを変えたいかと問われると、｢いつも思ってることよ｣と厳しい表情を変えることなくバスに乗り込んだ。
引き揚げる金本知憲監督＝ナゴヤドーム
阪神の反撃は焼け石に水だった。 6点を追う 8回に代打伊藤隼の適時 3塁打などで 2点を返しただけ。 2試合連続の 3安打に、金本監督は｢きのうはワンバウンド(を振って)。きょうは(相手の球速が) 145キロを超えたら相変わらず打てない｣とこぼした。
1回に 2四球が絡んで二死満塁のチャンスを得たが、北條が空振り三振。 2～ 7回は 2塁すら踏めなかった。片岡打撃コーチは｢ストライクゾーンを打ちにいっているけど、つかまえ切れていない｣と悩ましげだった。
8回、中日・平田の内野安打で二塁に悪送球の鳥谷敬内野手＝ナゴヤドーム
遊撃手部門でゴールデングラブ賞を 4度受賞している鳥谷敬内野手が早くも 2桁失策を犯した。 8回二死 1、 2塁で平田の 3遊間への深い打球を好捕したが、 2塁封殺を狙った送球がそれて、リーグワースト 2位の10失策目(昨季は14失策)を記録した。バットでは 1回に右前打も、 8回一死 1、 3塁の好機では遊ゴロに倒れた。攻守での復調が待たれるところだ。
8回、タイムリー 3ベースを放った『代打の代打』阪神・伊藤隼太外野手＝ナゴヤドーム
伊藤隼太外野手が 8回二死 1塁で、意地の 3塁打を放った。西岡の代打の代打で登場し、右翼フェンス直撃打。｢代打だったので、積極的に打席に入りました。うまく下半身で粘れたと思います｣と納得の表情をみせた。 6月25日の広島戦(マツダ)では無謀な盗塁を試みて自滅し、流れを引き渡すきっかけを作ってしまった。少しでも汚名返上となったか。
6回裏中日無死、亀沢の打球を失策する藤浪晋太郎投手＝ナゴヤドーム
藤浪晋太郎投手が痛恨の失策と被弾で 4敗目( 4勝)を喫した。
5回二死まで完全投球。両チーム無得点の 6回、先頭 1番亀沢の投前ゴロを失策したところから制球にズレが生じた。 2番大島から 5連打を献上。 3番平田の右前適時打で先制されると、 4番ビシエドには 3ランを浴びた。
｢どうしても 1点をやれないと思って、力みにつながってしまった。余計なことを考えてしまいました｣。試合後は表情に悔しさをにじませた。
6回、中日ダヤン・ビシエド外野手に 3点本塁打を許した藤浪晋太郎投手＝ナゴヤドーム
藤浪晋太郎投手が 6回を投げ 7安打 4失点 8奪三振で、リードを許したまま降板した。
藤浪は力をセーブする丁寧な投球で 4回までパーフェクトピッチングを披露。しかし、 6回に自らのエラーをきっかけに無死 1、 3塁で平田に右前へ運ばれ先制される。続くビシエドにはフルカウントから左翼席へ 3ランを浴び 4失点。この回で 2番手の伊藤にマウンドを譲った。
藤浪晋太郎投手は 6回、亀沢の打球を取り損なう。この後、悪送球もしてしまった＝ナゴヤドーム
阪神は 7月最初の試合で中日に 2－ 7と惨敗。藤浪晋太郎投手が 6回に自身の失策から 4失点と崩れて、チームに流れを持ってこれなかった。阪神ＯＢでサンケイスポーツ専属評論家・上田二朗氏(68)は｢マウンドでカッカするな｣と指摘。若きエースでカード初戦を落とし、猛虎は 2日にも最下位転落、 3日にも自力Ｖ消滅とＷの危機に陥った。
ビシエドの弾丸ライナーが左翼席に到達するのを、マウンドで見届けるしかなかった。 5回まで無失点だった藤浪が 6回に突然、崩れた。
｢タッチをしようかトスをしようか迷ってしまった。どうしても 1点をやれないところで、力みにつながってしまった｣
藤浪晋太郎投手(右)はダヤン・ビシエド外野手(左)に 3ランを許し、マウンドで立ち尽くす＝ナゴヤドーム
6回、先頭・亀沢の打球は目の前で高くバウンドした。落ち着いて捕球すれば、なんでもない投ゴロ。ところがこれを取り損ない、さらに中途半端にグラブトスして悪送球。初めて先頭打者を塁に出すと、 5回までの安定ぶりが音を立てて崩れ始めた。
上田氏 ｢亀沢のプレーはきっちりと両手で捕るべき。問題はそのあとだ。自分で取り返そうという思いが強かったのだろう。 5回までとは別人。力んで球が高めに浮いていた｣
続く大島にランエンドヒットを決められて 1、 3塁。平田に外角への初球を弾き返されて 1失点。ビシエドにはフルカウントから投じたカットボールを左翼席へ。リーグ戦再開後、24打数 4安打、打率 0.167と“眠っていた”主砲を、目覚めさせてしまった。
2回、中日・福田の打球を素手でキャッチし 1塁に送球する藤浪晋太郎投手＝ナゴヤドーム
藤浪は｢(カウント) 3－ 2だったのでストライクを投げられたらと思っていた。高さは悪くなかったのですが、うまく打たれてしまいました｣と反省したが、まさに天国から地獄。だが、この場面についても上田氏はこう指摘する。
｢彼もエースなんだから、ミスしたことは忘れて気持ちの整理をしてほしかった｣
金本監督も｢自分が招いたミスだけどね。もったいないね。(序盤は)変身したかと思ったけど。ほんと、あのワンプレー｣と惜しんだ。 6月 2日の楽天戦(コボスタ宮城)以来、 4試合連続勝ち星なし。メッセンジャーと藤浪は先発陣の 2本柱。メッセは 6月28日のＤｅＮＡ戦(甲子園)で 7勝目をあげて復調気配にあるが、若きエースがまだ｢４勝｣止まりでは、チームの借金は一向に減らない。｢メッセは立ち直ってくれたけどね。どうしたものか｣と将も頭を悩ませるばかりだ。
6回、中日・福田に安打を許した藤浪晋太郎投手＝ナゴヤドーム
｢アドバイスを送るとすれば、ピンチになればなるほど『冷静になれ』『マウンドでカッカするな』
ということ。 3つ目は『メンタルコントロールをしなさい』。彼はクレバーな子。立ち上がりが悪
いと指摘されていたが、ここ何試合か序盤も安定した投球ができるようになったから｣
上田氏は藤浪の修正能力に期待をかける。チームは2012年以来の借金｢８｣で、最下位ヤクルトと 0.5
差。 2日も負ければ最下位転落の危機。連敗すれば自力Ｖ消滅のピンチだ。試合後、球場内でバッ
テリーミーティングが行われたもようだが…。藤浪で勝てないと“超変革”は軌道に乗れない。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神が 2、 3日と中日に連敗し、広島がＤｅＮＡに連勝すると、阪神の自力Ｖが消滅する。
◎…阪神は 2日に中日に敗れ、ヤクルトが巨人に勝てば、今季初の単独最下位となる。最下位は昨年 5月10日以来(首位ＤｅＮＡと 6ゲーム差)。
◎…借金｢８｣は2012年 7月 7日の巨人戦(東京Ｄ)以来。
◎…藤浪に勝ちがつかない期間は 6試合なし( 2度)が最長。 １度目は昨年 3月30日から 5月13日( 6試合、45日間勝ちなし)。 2度目は今季の 4月13日から 6月 1日( 6試合、50日間勝ちなし。日数はこれが最長)。
福留孝介外野手＝マツダスタジアム(写真は2016年 6月25日)
阪神は 1日、福留孝介外野手の日本通算1500安打＆日米通算2000安打達成セレモニーを 8日広島戦(甲子園)の試合前に行うと発表した。
セレモニーでは2000安打達成までの足跡を振り返るダイジェスト映像を放映し、名球会からブレザーが授与式などを行う。また来場者に記念ポスターをプレゼントする。
7月 2日(土)の予告先発投手は、虎軍：能見篤史，竜軍：小熊凌祐となっています！
ウエスタン・リーグ＜オリックス 8－ 3阪神＞◇ 1日◇舞洲ベースボールスタジアム(舞洲球場)
阪神の新外国人、コーディ・サターホワイト投手がウエスタン・リーグのオリックス戦で公式戦初登板し、 1回 1安打 2奪三振無失点と上々なスタートを切った。
6回に 3番手として登板し、打者 4人と対戦。一死 1塁から中島を見逃し三振、ブランコを中飛に打ち取った。｢どんどんマウンドに上がって慣れていければね｣と笑顔で引き揚げた。視察に来ていた高野栄一本部長は｢早く準備して 1軍に備えて欲しい｣と期待を寄せた。
ウエスタン・リーグのオリックス戦に登板し 1回を 1安打に抑えたコーディ・サターホワイト投手＝舞洲ベースボールスタジアム(舞洲球場)
交流戦から完全に歯車が狂い、呑龍のごとくまたまた竜軍にやられてしまいましたね…。壊れたねじ式の玩具ではないのだから、今一度原点に戻って、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2016年 公式戦 日程と結果(07月)
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(07月)
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◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報！タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が｣一目で分かる｢観戦モード｣も必見！
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