● 2日横浜スタジアムでDeNA2-6阪神14回戦が行われ、DeNA久保康友、阪神岩貞が先発。DeNAは 2回二死 1、 3塁、戸柱の左前適時打で先制。久保康は 3回まで無安打投球。阪神は同点 9回一死満塁から、高山の押し出し四球で勝ち越し。さらに大和の 2点適時打などで、この回一挙 4点を入れて 3連勝。
●福留孝介外野手(39)が 4連打の口火を切った。 7回先頭、初球にセーフティーバントを試みて久保康を揺さぶり、 4球目を一閃。右翼線への一打は当たりが強すぎて単打止まり。「あしたにつなげられるようにしたい」と次戦を見据えた。
●原口文仁捕手(24)が 2本の 2塁打で、同学年の先発岩貞をもり立てた。 5回にチーム初安打となる右中間 2塁打を放つと、 7回無死 1塁では外角への 113キロのスライダーを迷わずに振り抜き、左翼線 2塁打。DeNA久保康からの 2本の安打で、逆転勝利への流れをつくった。リードでも、女房役として岩貞の約 2カ月ぶりの白星を演出した。
●マウロ・ゴメス内野手(31)が同点打を放った。 1点を追う 7回無死 2、 3塁。久保の直球を強振し、高いバウンドで 3塁頭上を越す左前適時打。思い切りたたきつけた打球は、鋭く、高く、跳ねた。 3塁手の白崎がジャンプして伸ばしたグラブの上を越えていった。苦手右腕から“リベンジ”の同点打。ゴメスが逆転勝利への道を切り開いた。試合前時点で、久保康との通算対戦成績は25打数 3安打の打率 0.120、 0本塁打、 4打点。多彩な変化球を操る元虎戦士に苦戦していた。 1、 2打席目は変化球でいずれも空振り三振に倒れていたが、絶好機で価値ある一打。これで勢いに乗った。 7回だ。福留、原口の連打で無死 2、 3塁として迎えた第 3打席。久保康の外角直球をフルスイングした。前進守備の頭上を抜く左前への同点タイムリーで、続く代打・鳥谷の勝ち越し打を呼び込んだ。試合前時点で、久保康との通算対戦成績は25打数 3安打の打率 0.120、 0本塁打、 4打点。多彩な変化球を操る元虎戦士に苦戦していた。 1、 2打席目は変化球でいずれも空振り三振に倒れていたが、絶好機で価値ある一打。これで勢いに乗った。同点の 9回先頭ではDeNAの守護神・山崎康打ち。バットを真っぷたつに折られながら力で左前へ。 2試合連続のマルチ安打で一挙 4得点の猛攻につなげた。夏を迎えて状態をあげてきたゴメスが“助っ人”を得てさらに上昇気配。夏のロードを勢いよく走り出した。
●鳥谷敬内野手(35)が 7回に代打で一時勝ち越しとなるタイムリー。好守備も披露し、 9回には一挙 4得点を演出する左中間 2塁打を放った。スタメン落ちから 8試合になるが、見事な復調だ。夏のロード(20試合)を白星発進し、 3位DeNAに 4ゲーム差。CS圏内へジワリ接近や。 3連勝で、ベイの背中を 4差にとらえる大きな 1勝をもたらしたのは、途中出場のキャプテン鳥谷だ。DeNAの守護神・山崎康から先頭のゴメスが左前打を放つと、この日 2打席目に立った。追い込まれてから 3球目のツーシームをライナーでとらえ、左中間 2塁打。勝ち越し劇の舞台を整えた。一死満塁から高山の押し出し四球、大和の 2点打とつながり、一挙 4得点だ。 7回の逆転劇も鳥谷が演出した。低めシュートを捉え、鋭く右前適時打を放った。鳥谷が外れてから 7勝 1敗。この流れで復帰し、負けることがあれば…。絶対不可欠な存在だからこそ慎重にならざるを得ない。本人もわかっている。“休養”ではない。今は控え選手だという自覚と、はい上がる覚悟が背中には表れていた。だからこそ今、チームが波に乗れているといっていい。節目の 100試合を終え、借金は 7月 7日以来の 1桁「9」に戻った。前を向いて戦い続ける主将に引っ張られ、虎が勝負の 8月戦線を行く。
● 1塁ベースに到達すると、してやったりの表情でニヤリと口元をゆるめた。 9回。押し出しで 1点勝ち越して、なおも一死満塁。大和外野手(28)が山崎康からダメ押しの右前 2点打を放った。 7回から 2塁の守備固めで登場。いきなりの 1打席目にセ・リーグ 2位の24セーブを挙げているハマの小さな大魔神から「H」マークを灯した。 4月30日の甲子園でも中前打しており、今季対戦成績は 2打数 2安打でカモにしている。守備力の高さは折り紙付き。さらにバットでもアピールを続けて鳥谷の穴を埋める-。ハマの守護神撃ちから逆襲が始まる。
・ 9回一死満塁。高山俊外野手(23=明治大学)が勝ち越しとなる押し出しの四球を選んだ。 3打数無安打も 2四球を選んだ。連続試合安打は「5」で止まったが、決勝点となる打点に満足していた。
●岩貞祐太投手(24)が、 8回 2失点の力投で今季 5勝目を挙げた。力強い腕の振りで毎回の11奪三振をマーク。振り返れば野手がいた。 8回。岩貞らしい腕の振りで、「筒香シフト」が功を奏した。直後の 9回に味方が勝ち越し、 5月27日の巨人戦(東京D)以来、67日ぶりの白星もつかんだ。後藤に同点弾を浴び、なおも二死 1、 3塁とされた 8回。筒香の痛烈な打球が、岩貞が差し出すグラブの下を襲った。抜かれる! と見やった 2塁ベース後方に、遊撃・鳥谷がいた。主将は確実に処理。絶体絶命のピンチを脱した。 7月だけで打率 0.429、16本塁打、31打点という爆発的な数字を残した 4番・筒香を、どう封じるかが鍵だった。 4回先頭では、ほぼ右前という位置で守っていた 2塁・荒木が、定位置なら 1、 2塁間を抜けるような打球を 2ゴロにしていた。結局、 4打数 1安打。終盤の局面でもシフトが生きた。狙い通り網にかけた、久慈内野守備走塁コーチは会心の表情で振り返った。バックに盛り立てられながらの 8回 2失点で 5勝目( 7敗)。今季 4度目の 2桁11三振も奪った。腕が横振りになる癖を修正し、 8戦ぶりに白星をつかんだ。勝負の夏にまた 1人、活きのいい男がよみがえった。記事をまとめてみました。
<DeNA 2- 6阪神、14回戦>◇ 2日◇横浜スタジアム
DeNA久保康、阪神岩貞が先発。DeNAは 2回二死 1、 3塁、戸柱の左前適時打で先制。久保康は 3回まで無安打投球。
中盤は両先発の好投で投手戦が展開された。阪神岩貞は 3回以降は 1安打無失点。久保康も 1安打無失点で終盤戦に突入した。
阪神は同点 9回一死満塁から、高山の押し出し四球で勝ち越し。さらに大和の 2点適時打などで、この回一挙 4点を入れて 3連勝。
7回、安打を放った福留孝介外野手=横浜スタジアム
福留孝介外野手が 4連打の口火を切った。 7回先頭、初球にセーフティーバントを試みて久保康を揺さぶり、 4球目を一閃。右翼線への一打は当たりが強すぎて単打止まりも、「何もせずに投げさせるわけにはいかない。 4番を打っているから、(セーフティーを)してはいけないということはない」という姿勢で打線に火付け。「あしたにつなげられるようにしたい」と次戦を見据えた。
7回表阪神無死 1塁、左翼線二塁打を放ち笑顔でガッツポーズする原口文仁捕手=横浜スタジアム
原口文仁捕手が 2本の 2塁打で、同学年の先発岩貞をもり立てた。 5回にチーム初安打となる右中間 2塁打を放つと、 7回無死 1塁では外角への 113キロのスライダーを迷わずに振り抜き、左翼線 2塁打。DeNA久保康からの 2本の安打で、逆転勝利への流れをつくった。
リードでも、女房役として岩貞の約 2カ月ぶりの白星を演出した。 8回に同点とされ、なおも二死 1、 3塁のピンチ。筒香を迎えたが、真っ向勝負。 144キロの直球で遊ゴロに打ち取った。
「前回( 6月30日・甲子園)は、久保康さんにやられているので、しっかり意識して打てて良かった」と笑顔で引き揚げた。
7回表阪神無死 2、 3塁、マウロ・ゴメス内野手は左前適時打を放った=横浜スタジアム
マウロ・ゴメス内野手が同点打を放った。
1点を追う 7回無死 2、 3塁。久保の直球を強振し、高いバウンドで 3塁頭上を越す左前適時打。「(先発の)イワサダが頑張って投げていたし、とにかく点を取りたいと思っていたんだけど、気持ちが入りすぎて打ち損じのような打球になってしまったよ。打球が予想以上にバウンドしてくれたおかげでヒットになったね。ラッキーだったよ」と振り返った。
9回、マウロ・ゴメス内野手が先頭で左前打。ここから4得点へとつながった=横浜スタジアム
思い切りたたきつけた打球は、鋭く、高く、跳ねた。 3塁手の白崎がジャンプして伸ばしたグラブの上を越えていった。苦手右腕から“リベンジ”の同点打。ゴメスが逆転勝利への道を切り開いた。
「いい球が来たら打ってやろうと思っていた。どんな形でもヒットはヒットだから、よかったよ。チームがつながるヒットになってよかった」
0- 1の 7回だ。福留、原口の連打で無死 2、 3塁として迎えた第 3打席。久保康の外角直球をフルスイングした。前進守備の頭上を抜く左前への同点タイムリーで、続く代打・鳥谷の勝ち越し打を呼び込んだ。
試合前時点で、久保康との通算対戦成績は25打数 3安打の打率 0.120、 0本塁打、 4打点。多彩な変化球を操る元虎戦士に苦戦していた。 1、 2打席目は変化球でいずれも空振り三振に倒れていたが、絶好機で価値ある一打。これで勢いに乗った。
7回、適時打を放ったゴメス内野手=横浜スタジアム
同点の 9回先頭ではDeNAの守護神・山崎康打ち。バットを真っぷたつに折られながら力で左前へ。 2試合連続のマルチ安打で一挙 4得点の猛攻につなげた。
頼もしい“先輩”が戻ってきた。 2軍調整中のヘイグやペレスの指導のため、 7月 8日から 1軍を離れていたオマリー打撃コーチ補佐が 1軍本隊に合流した。試合前練習では笑顔で談笑。同コーチ補佐の「(スイングの)バランスがよくなっている」との太鼓判を証明するように、G砲が結果を出した。
「(オマリーの存在が)本当に心強い。いつも自分のことを助けてくれる。この投手がどういう球を投げてくるのかとか、常に話をしてくれるからね」
夏を迎えて状態をあげてきたゴメスが“助っ人”を得てさらに上昇気配。夏のロードを勢いよく走り出した。
途中出場のキャプテンが勝利の立役者。 9回、鳥谷敬内野手が 2塁打で好機を広げた=横浜スタジアム
恐れ入りました! 鳥谷敬内野手が 7回に代打で一時勝ち越しとなるタイムリー。好守備も披露し、 9回には一挙 4得点を演出する左中間 2塁打を放った。スタメン落ちから 8試合になるが、見事な復調だ。夏のロード(20試合)を白星発進し、 3位DeNAに 4ゲーム差。CS圏内へジワリ接近や。
みなとみらいの花火が横浜の夜空を鮮やかに彩り、金本阪神の道に希望の光を照らした。 3位DeNAに競り勝ち、長期ロード白星発進。 3連勝で、ベイの背中を 4差にとらえる大きな 1勝をもたらしたのは、途中出場のキャプテン鳥谷だ。
生還した鳥谷敬内野手を出迎える金本知憲監督も会心の表情だ=横浜スタジアム
「まぐれです。バントじゃなく、『打て』だったので、なんとか転がして最悪でも( 1走と入れ替わって)自分が残ればと」
2- 2に追いつかれた直後の 9回だ。DeNAの守護神・山崎康から先頭のゴメスが左前打を放つと、この日 2打席目に立った。追い込まれてから 3球目のツーシームをライナーでとらえ、左中間 2塁打。勝ち越し劇の舞台を整えた。一死満塁から高山の押し出し四球、大和の 2点打とつながり、一挙 4得点だ。
7回の逆転劇も鳥谷が演出した。前回( 6月30日)完封された久保康に対し、無死から 3連打で同点。なお 1、 3塁で代打に指名された。「同点だったし、なんとかバットに当たれば」。低めシュートを捉え、鋭く右前適時打を放った。
試合に勝利し、鳥谷敬内野手を迎える金本知憲監督=横浜スタジアム
「トリ(鳥谷)が本当にいいところで、いい仕事をしてくれていますね。彼らしい打球が、どんどん出ている」
金本監督も脱帽する価値ある 2安打。 7月24日の広島戦で連続試合フルイニング出場が「667」で止まって以降、 8試合連続ベンチスタート。それでも連続試合出場は継続(1709)し、 9打数 6安打 3打点。ただ、即スタメン復帰とはいかないのが、現状だ。
指揮官は改めて「簡単に戻して、ダメだったら簡単に下げるということは避けたい。本当に自信を取り戻すまでは」と説明した。鳥谷が外れてから 7勝 1敗。この流れで復帰し、負けることがあれば…。絶対不可欠な存在だからこそ慎重にならざるを得ない。
7回、DeNA・倉本寿彦内野手の併殺打で1塁へ送球する鳥谷敬内野手=横浜スタジアム
本人もわかっている。「チームが勝っているのはいいこと。続けていきたい」。決して腐ることはない。 5回二死 3塁で 8番・北條の際、ネクストバッターズサークルに立った。投手・岩貞が来るまでの“代役”。控えの若手がこなす役回りだ。鳥谷がする必要はない。それを率先して、自らやる。“休養”ではない。今は控え選手だという自覚と、はい上がる覚悟が、背中には表れていた。だからこそ今、チームが波に乗れているといっていい。
「後から行くのが仕事ですから。しっかり準備していくだけです」
節目の 100試合を終え、借金は 7月 7日以来の 1桁「9」に戻った。DeNAとはこれで 9勝 4敗 1分け。Aクラス入り、そしてさらに上を目指すには、この相性は大きな“武器”だ。前を向いて戦い続ける主将に引っ張られ、虎が勝負の 8月戦線を行く。
生還しベンチ前で岩貞祐太投手(右)とハイタッチを交わす鳥谷敬内野手=横浜スタジアム
1塁ベースに到達すると、してやったりの表情でニヤリと口元をゆるめた。 9回。押し出しで 1点勝ち越して、なおも一死満塁。大和外野手が山崎康からダメ押しの右前 2点打を放った。
「積極的に打つだけでした。点を取れるチャンスだったので、いいところに飛んでくれてよかったです」
カウント 1- 1からの 3球目、代名詞の消えるように落ちるツーシームに膝を折り曲げて食らい付いた。地をはうような打球が 1、 2塁間を抜けて、ハマスタに響く「ヤスアキ」コールが悲鳴に変わった。
7回から 2塁の守備固めで登場。いきなりの 1打席目にセ・リーグ 2位の24セーブを挙げているハマの小さな大魔神から「H」マークを灯した。 4月30日の甲子園でも中前打しており、今季対戦成績は 2打数 2安打でカモにしている。
9回、途中出場の大和外野手が貴重な 2点打。勝利を決定づけた=横浜スタジアム
「来たボールをしっかり打つことを考えています」
焦りもある。 7月24日の広島戦(マツダ)では遊撃でスタメン出場を果たして、鳥谷の連続試合フルイニング出場が「667」で止まった。しかし、その後に遊撃のレギュラーに抜擢(ばってき)されたのは22歳の北條。 7月は出場17試合にとどまり、打率 0.118。プロ11年目、中堅の意地をみせたいところだ。
守備力の高さは折り紙付き。さらにバットでもアピールを続けて鳥谷の穴を埋める-。ハマの守護神撃ちから逆襲が始まる。
9回一死満塁。高山俊外野手が勝ち越しとなる押し出しの四球を選んだ。山崎康晃投手がフルカウントから投じた内角低めのボール球に手を出さなかった。「低めは捨てて(いこうと)。外野フライでも 1点が入るところだったので、しっかり見極められてよかった」。 3打数無安打も 2四球を選んだ。連続試合安打は「5」で止まったが、決勝点となる打点に満足していた。
試合後、笑顔でナインを出迎える右から岩貞祐太投手、藤浪晋太郎投手、金本知憲監督=横浜スタジアム
岩貞祐太投手が、 8回 2失点の力投で今季 5勝目を挙げた。
力強い腕の振りで毎回の11奪三振をマーク。
5月27日の巨人戦以来となる白星に「長かったですね」と苦笑い。「チームに迷惑を掛けていたので、連戦の初戦に勝って良かった」と話した。
岩貞祐太投手は 8回 2失点の力投。11三振を奪い、約 2カ月ぶりに白星をつかんだ=横浜スタジアム
振り返れば野手がいた。 8回。岩貞らしい腕の振りで、「筒香シフト」が功を奏した。直後の 9回に味方が勝ち越し、 5月27日の巨人戦(東京D)以来、67日ぶりの白星もつかんだ。
「本当に長くて、迷惑をかけて申し訳ない気持ちでした。きょうも勝たせてもらいました。よかったです」
後藤に同点弾を浴び、なおも二死 1、 3塁とされた 8回。筒香の痛烈な打球が、岩貞が差し出すグラブの下を襲った。抜かれる! と見やった 2塁ベース後方に、遊撃・鳥谷がいた。「来そうな感じがあった。もともと中堅寄りですけど、いつもより寄っていた」と主将は確実に処理。絶体絶命のピンチを脱した。
7月だけで打率 0.429、16本塁打、31打点という爆発的な数字を残した 4番・筒香を、どう封じるかが鍵だった。 2回先頭の中前打も、極端に 2塁ベース後方を守っていた遊撃・北條がジャンプする上を打球が抜けたもの。 4回先頭では、ほぼ右前という位置で守っていた 2塁・荒木が、定位置なら 1、 2塁間を抜けるような打球を 2ゴロにしていた。結局、 4打数 1安打。終盤の局面でもシフトが生きた。
8回二死 1、 3塁。筒香嘉智外野手の打球が岩貞祐太投手のグラブの下を抜けてヒヤリとしたが…=横浜スタジアム
狙い通り網にかけた、久慈内野守備走塁コーチは「ある程度、打球方向は(傾向が)出るから。昔の(巨人)松井、ゴジラっぽい。打球が上がれば(スタンドに)入るのを覚悟している。極端にシフトを敷ける打者は少ないけど、その中の 1人」と会心の表情で振り返った。岩貞が強気で腕を振り、内角を思い切って突き、バックも分析に基づいたシフトで守った。共同作業が実った。
金本監督は「まあ、芯で打たれているけどね、最後は。危なかったけど」と冷や汗をぬぐったが、「岩貞も久々の勝ちじゃないかな。 2カ月ぶりか。立ち直ってきている、上がり調子になってきているからね、岩貞は。次もまた、楽しみですね」とたたえた。バックに盛り立てられながらの 8回 2失点で 5勝目( 7敗)。今季 4度目の 2桁11三振も奪った。腕が横振りになる癖を修正し、 8戦ぶりに白星をつかんだ。
「投げていて、春頃に近いボールになってきているので。どんどん勝てるようにがんばっていきたいです」
勝負の夏にまた 1人、活きのいい男がよみがえった。
◆データBOX◆
◎…阪神が 3位と 4ゲーム差に迫るのは 7月19日以来。今季 3位との最大ゲーム差は 7月23日の「7」が最大(いずれも 3位はDeNA)。
◎…今季阪神はDeNA戦 9勝 4敗 1分けと相性が良く、横浜では 4勝 2敗 1分け。セ・リーグの他球団との対戦成績は広島 5勝13敗、巨人 5勝10敗 1分け、中日 9勝 9敗、ヤクルト 9勝 6敗 1分け。
◎…ゴメスが久保康から 3打数 1安打 1打点。これまで久保を苦手としており、通算成績でも打率 0.143(28打数 4安打)、 0本塁打、 5打点と抑えられている。
◎…鳥谷のスタメン外れ後の打撃成績は打率 0.667( 9打数 6安打)、 0本塁打、 3打点。外れて以降のチーム成績も 7勝 1敗と好調。
◎…岩貞が今季 5月27日の巨人戦(東京D)でプロ初完封を挙げて以来の勝利投手。登板 8試合ぶり、67日ぶりの勝利(今季 5勝目)。
◎…岩貞は11奪三振を挙げ、 4月16日の中日戦(ナゴヤD)以来、今季 4度目の 2桁奪三振。
ゴメスも良い仕事をしてくれた。鳥谷が「焼きトリ(谷)状態」のトンネルから抜け出せたのか、途中からの出場ながらも「やる時はやる」を見せてくれた試合だった。これからも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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今シーズン阪神甲子園球場および京セラドーム大阪で開催する公式戦の入場券をただいま好評発売中です。今シーズンもぜひ球場で熱いご声援をお願いいたします。入場券のご購入方法・空席情報は下記よりご確認ください。
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ニッポン放送 では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場!
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【ショウアップナイターファンクラブ】
ニッポン放送ショウアップナイター50周年を記念して、 「ショウアップナイターファンクラブ」 を結成!コンテンツ盛りだくさん!詳しくはHPをチェック!
※今日は、阪神甲子園球場設立記念日です。
阪神甲子園球場は、1924年(大正13年)8月1日に兵庫県西宮市甲子園町に「全国中等学校優勝野球大会(現・全国高等学校野球選手権大会=入場者数は毎年80万人前後を動員する学生スポーツ及び国内アマチュアスポーツ最大の大会。)」の開催を主目的として建設された、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は日本の野球場の中で最大。
完成するまでは「枝川運動場」と名づけられていたが、この年が十干十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年(きのえねのとし)という60年に 1度の縁起の良い年であることから、後に「甲子園大運動場(こうしえんだいうんどうじょう、看板表記は阪神電車甲子園大運動場)」と命名された。起工式は1924年 3月11日に行われ、同年 8月 1日に竣工式が行われた。
プロ野球セ・リーグの阪神タイガースの本拠地球場であるほか、「全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)」および「選抜高等学校野球大会(春の甲子園)」という2大高校野球全国大会が戦前から優先的に開催。「野球の聖地」と称されている。大学野球の試合にも使用され、毎年春・秋に開かれる「関西六大学野球連盟」と、「関西学生野球連盟リーグ戦」の一部試合が実施されている。野球以外では、「アメリカンフットボール」の全日本大学選手権の決勝戦である「甲子園ボウル」が開催されている。
紙テープ、紙吹雪、ウェーブによる応援は常時禁止されている。また周囲が住宅地であるため、環境に配慮して午後10時以降はトランペット・太鼓を使った鳴り物応援は禁止となる。ただし、タイガース勝利時の「六甲おろし」は午後10時以降でも合唱される。この球場の広さから、関西では敷地などの面積を示す際に慣用単位として大阪ドームよりも「甲子園球場○個分」という表現が使用されるのが定番となっている。