● 4日横浜スタジアムでＤｅＮＡ－阪神16回戦(延長10回)が行われ、ＤｅＮＡペトリック、阪神青柳が先発。阪神は 1回に福留の 6号 2ランで先制。ＤｅＮＡも 3回に筒香の 2点適時打で同点とした。阪神は延長10回二死満塁で新井が押し出し四球を選んで勝ち越し。さらに狩野の中前適時打で追加点を奪って逃げ切った。阪神藤川は｢５勝目｣、ＤｅＮＡザガースキーは今季初黒星。
●福留孝介外野手(39)が先制 2ランを放った。 1回二死から 3番鳥谷が四球で出塁。二死 1塁でペトリックの直球をとらえ、ライナーで右翼席に運んだ。世界を相手にしてきた男の頼もしい背中が、｢２０２０年東京五輪｣での野球の主会場、横浜スタジアムの夕暮れに映えた。糸を引くような弾丸ライナーで、福留が先制の 6号 2ランだ。 1回から若虎たちを奮い立たせた。 1回二死からペトリックの 8球目を振り抜いた。低い弾道でフェンスを越え、右翼席にグサリ。 7月30日の中日戦(甲子園)での先制ソロから、わずか 4戦ぶりでまたも先制 2ラン。先発のルーキー右腕、青柳に援護点をプレゼントすると、快音は続いた。 1－ 2と逆転された直後の 4回先頭では、追い込まれてから技ありの左前打。後続が倒れたが今季24度目マルチ安打で、食い下がろうという強い意志を示した。 4年後の東京五輪で野球が復活する。福留は日本生命時代の1996年にアトランタ五輪、中日在籍時の2004年にアテネ五輪に出場した。日の丸を背負う重圧の中、それぞれ銀、銅メダルを持ち帰った。 4年後の東京五輪は、43歳で迎える。後進に五輪は譲る。だがまだまだ、伝えたいことがある。金メダル級の後ろ姿で虎を上位へ連れて行く。
●思わぬ形で巡ってきた途中出場から、勝利に貢献する大きな２打点を叩き出した。 4年後の東京五輪を27歳で迎える、大卒 2年目の江越大賀外野手(23)。この試合を飛躍へのキッカケとできるか、どうかだ。先発・青柳が 1点を勝ち越され、 4回途中で降板。中堅でスタメン出場していた中谷が 2打席連続三振した直後の守りだったため、江越が 9番の投手の打順に入り、中堅の守備位置に走った。すぐ巡ってきた 5回の打席を逃さなかった。一死からペトリックのカットボールを叩くと、低いライナーが右翼フェンスの上をこすり、スタンドへ。同点アーチは、 4月 9日の広島戦(甲子園)以来、出場46試合ぶりの 5号ソロとなった。さらに 9回は 1点差と迫り、なお一死 1、 3塁で山崎康の初球シュートをとらえた。右翼へ同点犠飛。打率 0.235。もちろん 5本塁打で終わる男でもない。混とんの中堅争いを抜け出せるか。ここが勝負どころだ。
●阪神は 9回 2点差から代打狩野恵輔外野手(33)のタイムリーなどで同点に追いつき、延長10回、新井の押し出し四球の後、今度はトドメの中前打。逆転勝ちで今季初の 3カード連続勝ち越しで 3位ＤｅＮＡに｢４差｣接近。“神様級”の勝負強さだ。土壇場で逆境をはね返した逆転勝利。追撃も、ダメ押しも、代打の切り札・狩野の神ってるバットが生み出した。 2点ビハインドで迎えた 9回。ハマの守護神・山崎康を攻め立てた。原口、ゴメスが連打し、代打坂本が犠打を決めて一死 2、 3塁。絶好機での代打起用に燃えた。前夜見逃し三振を喫した相手にリベンジを果たし、試合を振り出しに戻すと、延長10回にトドメの一打だ。二死満塁から乱調のザガースキーから新井が押し出しの四球を選び、巡ってきた 2打席目。バットを思い切り短く握り、 3球目のスライダーを一閃。中前にライナーで弾き返し、勝利を決定づけた。一時は代役を全打席で務め、周囲に注意されたこともある。 1打席で結果を出すため、やれることは全部やる姿勢が、勝負強さを生み出す。後半戦はこれで 6打数 3安打の 4打点だ。借金を一桁の｢９｣に減らし、 3位ＤｅＮＡとはこれで再び｢４差｣だ。猛虎逆襲の夏。流れを変えられる男が演出していく。
●ミスを取り返した。この反発力が、北條史也内野手(22)の魅力だ。同点の延長10回無死。ここまで 4打席無安打だった北條がザガースキーの 145キロをとらえた。 3遊間を抜けたゴロは、そのまま左翼フェンスへ到達する 2塁打。決勝点をお膳立てした。試合後は真っ先に反省の弁だ。同点の 4回。先頭の倉本の 3ゴロを失策し、勝ち越し点につなげてしまった。悔しさをバットで晴らした22歳に金本監督も目を細めた。｢２０２０年東京五輪｣は藤浪と同じく26歳。“候補生”の 1人であることは間違いない。光星学院高校(現八戸学院光星高校)で｢１８Ｕ世界野球選手権｣、阪神でも2014年11月の｢２１ＵＷ杯｣で日本代表入り。常に世代代表に名を連ねてきた男だ。虎でレギュラーをつかみ、そして 4年後は日の丸の舞台へ。夢は広がる。
●ルーキー青柳晃洋投手(22＝帝京大学)が、 3回 2/3、 4安打 3失点でＫＯされた。 3回に 2四球で二死 1、 2塁とされると筒香に変化球を打たれ、 1、 2塁間を破られた。 4回には 2番桑原に適時打を浴びて降板した。 3塁側内野席には母利香さんら大応援団が駆けつけたが、快投を見せることは出来なかった。
●｢２０２０年東京五輪｣で野球・ソフトボールなど 5競技18種目が追加されることが 4日、正式に決まった。藤浪晋太郎投手(22)も野球の五輪復活をよろこんだ。ルーキーイヤーから昨季まで 3年連続 2桁勝利を挙げ、世代の旗手として期待されてきた。同学年の北海道日本ハム・大谷とともに、2020年は脂の乗りきった26歳で迎える。日本野球機構と全日本野球協会、そして日本ソフトボール協会が作成したＰＲ映像では、キャッチボールをつないでいく役として出演していた。自身が日本球界の中心になっていかないといけないことは、そういったさまざまな取り組みも通じて、おのずと強くなっていた。自国五輪での“悲願”が現実に叶ったいま思うのは、日の丸を背負うために、さらなる活躍が必要だということだけだ。金色に輝く目標ができた。 4年後を逆算しても、立ち止まっていられる瞬間はない。
● 4日阪神鳴尾浜球場でウエスタンリーグ・阪神－オリックス20回戦が行われ、竹安大知投手(21＝熊本ゴールデンラークス)が 4日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に中継ぎとして登板、 2回無安打無失点の好投をみせた。右肘トミー・ジョン手術(靭帯再建手術)から復帰したルーキーについて、掛布雅之 2軍監督(61)は期待した。試合は 9回に 4点差を追いついて 5－ 5の引き分け。39勝39敗 6分けの 3位で勝率 5割をキープした。 4点を追う 6回から登板で一死から奥浪、宗を二者連続で遊ゴロに仕留めて勢いに乗った。 2イニング目の 7回は 7番・縞田から 9番・田中をすべて内野ゴロで三者凡退。打者 6人中 5人をゴロで料理して、最高気温34度のスタンドをスカッと爽快な気分にさせた。今季中の 1軍昇格を目指す竹安はルーキーで高卒のＤ 4位望月とともに 1軍経験なし。悔しさをバネにして、熱い投球でアピールを続けていく。記事をまとめてみました。
＜ＤｅＮＡ 5－ 7阪神、16回戦＝延長10回＞◇ 4日◇横浜スタジアム
ＤｅＮＡペトリック、阪神青柳が先発。阪神は 1回に福留の 6号 2ランで先制。ＤｅＮＡも 3回に筒香の 2点適時打で同点とした。
ＤｅＮＡが 4回に桑原の適時打で勝ち越し。阪神は 5回に江越の 5号ソロで追いついた。先発青柳は 3回 2/3を 4安打 3失点で降板。
ＤｅＮＡが 7回に石川の適時打などで 2点をリード。だが阪神は 9回に代打狩野の適時打と江越の犠飛で同点。延長戦に突入した。
阪神は延長10回二死満塁で新井が押し出し四球を選んで勝ち越し。さらに狩野の中前適時打で追加点を奪って逃げ切った。阪神藤川は｢５勝目｣、ＤｅＮＡザガースキーは今季初黒星。
1回表阪神二死 1塁、福留孝介外野手は右越え 2点本塁打を放った＝横浜スタジアム
福留孝介外野手が先制 2ランを放った。 1回二死から 3番鳥谷が四球で出塁。二死 1塁でペトリックの直球をとらえ、ライナーで右翼席に運んだ。
｢昨日と同じでトリが塁に出てくれたので、チャンスをつないでいく意識で打席に入りました。しっかりとらえられました。今日は若い青柳が先発なので、まずは先制点を取ってあげられてよかったです｣。
1回、先制 2ランを放った福留孝介外野手。｢２０２０年東京五輪｣での野球復活を一発で祝った＝横浜スタジアム
世界を相手にしてきた男の頼もしい背中が、｢２０２０年東京五輪｣での野球の主会場、横浜スタジアムの夕暮れに映えた。糸を引くような弾丸ライナーで、福留が先制の 6号 2ランだ。 1回から若虎たちを奮い立たせた。
｢若い投手が投げていたので、結果が出てよかった。何が来てもいいように、しっかりコンパクトに打とうと思った｣
1回二死から鳥谷が四球。ファウルで粘った後、ペトリックの 8球目を振り抜いた。低い弾道でフェンスを越え、右翼席にグサリ。 7月30日の中日戦(甲子園)での先制ソロから、わずか 4戦ぶりでまたも先制 2ラン。先発のルーキー右腕、青柳に援護点をプレゼントすると、快音は続いた。
福留孝介外野手(右)は今岡誠現 2軍打撃兼野手総合コーチ(その左)らと1996年アトランタ五輪で銀メダル
1－ 2と逆転された直後の 4回先頭では、追い込まれてから技ありの左前打。後続が倒れたが今季24度目マルチ安打で、食い下がろうという強い意志を示した。 9回追いつき、延長で勝ち越す粘りの 1勝。｢最後まで諦めない、そういう姿勢が全体でできるようになっている｣と百戦錬磨の名球会選手も思わずうなった。
4年後の東京五輪で野球が復活する。福留は日本生命時代の1996年にアトランタ五輪、中日在籍時の2004年にアテネ五輪に出場した。日の丸を背負う重圧の中、それぞれ銀、銅メダルを持ち帰った。
2004年アテネ五輪では銅メダルを獲得した福留孝介外野手
｢これをキッカケにして(正式種目として)戻ってほしい。その時出る選手に、野球がすばらしいということを見せてもらいたい。野球をやっている人全員が経験できるかといったら、そうじゃない。限られた人だけが経験できることだし、僕自身は貴重な経験として大きく生きている｣
4年後の東京五輪は、43歳で迎える。｢ 3度目の五輪代表？ 無理だな｣と一笑に付したが、それすら期待してしまう39歳での勝負強さだ。先発出場12試合連続安打中。打率 0.326はリーグ 4位にランクする。
｢これが 1、 2試合で終わらないようにしないといけない｣
後進に五輪は譲る。だがまだまだ、伝えたいことがある。金メダル級の後ろ姿で虎を上位へ連れて行く。
途中出場で 5回、右翼に同点ソロを放った江越大賀外野手＝横浜スタジアム
思わぬ形で巡ってきた途中出場から、勝利に貢献する大きな２打点を叩き出した。 4年後の東京五輪を27歳で迎える、大卒 2年目の江越大賀外野手。この試合を飛躍へのキッカケとできるか、どうかだ。
｢(本塁打は)練習通り。練習でやっていることがそのまま試合で出せたと思います。練習では、いい当たりよりも、しっかりした形という意識でやっていた。しっかり出せたと思います｣
先発・青柳が 1点を勝ち越され、 4回途中で降板。中堅でスタメン出場していた中谷が 2打席連続三振した直後の守りだったため、江越が 9番の投手の打順に入り、中堅の守備位置に走った。
すぐ巡ってきた 5回の打席を逃さなかった。一死からペトリックのカットボールを叩くと、低いライナーが右翼フェンスの上をこすり、スタンドへ。同点アーチは、 4月 9日の広島戦(甲子園)以来、出場46試合ぶりの 5号ソロとなった。
9回には同点の右犠飛を打ち上げた江越大賀外野手＝横浜スタジアム
さらに 9回は 1点差と迫り、なお一死 1、 3塁で山崎康の初球シュートをとらえた。右翼へ同点犠飛。｢最低限の仕事はできたと思います｣。ともにシンプルに逆方向へ運び、成長を示した。
存在感は薄くなる一方だった。 7月は主に 3番で起用されたが、最近 3試合連続スタメン落ち。がけっぷちで踏みとどまった形だが、金本監督は｢最後がいかん！ ストライクが入らない投手にボール球を 2球振るという。若いから仕方ないという見方もあるけれど、それでも彼がどう反省しているか｣と 2点を勝ち越した延長10回、なお二死満塁で空振り三振を見逃さなかった。期待するからこそ、言葉は厳しくなる。
｢またアピールしていきたいです｣と江越。打率 0.235。もちろん 5本塁打で終わる男でもない。混とんの中堅争いを抜け出せるか。ここが勝負どころだ。
1点勝ち越した延長10回、ザガースキーから中前に 2打席連続のタイムリーを放った狩野恵輔外野手。神ってる男がトドメ＝横浜スタジアム
神ってるで、神様、仏様、狩野様！！ 阪神は 9回 2点差から代打狩野恵輔外野手のタイムリーなどで同点に追いつき、延長10回、新井の押し出し四球の後、今度はトドメの中前打。逆転勝ちで今季初の 3カード連続勝ち越しで 3位ＤｅＮＡに｢４差｣接近。リオ五輪開幕より先に金本虎の大反攻劇の始まり、始まり！！
“神様級”の勝負強さだ。土壇場で逆境をはね返した逆転勝利。追撃も、ダメ押しも、代打の切り札・狩野の神ってるバットが生み出した。
狩野恵輔外野手は 2点を追う 9回、代打で 1点差に迫る遊撃へのタイムリー内野安打を放った＝横浜スタジアム
｢初球からいくつもりだった。これが仕事なので。いってくれといったところで、どうにかして結果を出したいと思っている｣
2点ビハインドで迎えた 9回。ハマの守護神・山崎康を攻め立てた。原口、ゴメスが連打し、代打坂本が犠打を決めて一死 2、 3塁。絶好機での代打起用に燃えた。
初球の 139キロのツーシームを迷いなく振り切った。地をはうような鋭いゴロが 2塁ベースの脇を抜ける。遊撃・倉本が飛びついて止めるが、 1塁送球は間に合わない。33歳が全力疾走で適時内野安打とし、 1点差。江越の同点犠飛を呼び込んだ。
狩野恵輔外野手(右)は金本知憲監督と勝利のハイタッチ＝横浜スタジアム
前夜見逃し三振を喫した相手にリベンジを果たし、試合を振り出しに戻すと、延長10回にトドメの一打だ。二死満塁から乱調のザガースキーから新井が押し出しの四球を選び、巡ってきた 2打席目。バットを思い切り短く握り、 3球目のスライダーを一閃。中前にライナーで弾き返し、勝利を決定づけた。
9回に追いついての逆転勝利は今季初だ。熱戦を制し、夏のロード最初のカードを 2勝 1敗。今季初の 3カード連続の勝ち越しを決めた。
6回二死 2、 3塁での代打起用を自重した金本監督は、残していた切り札の活躍に｢結果がよかったというだけで。答えが、結果ですね｣と笑顔。続けて｢最近終盤に追いつき、勝ち越すというのが増えてきた。あきらめない、その雰囲気というか、執念というかね。出てきつつある｣と植え付けてきた粘り強さに納得顔だった。
10回表に 2点差とする適時打を放ち、新井良太内野手(左)と笑顔でハイタッチする狩野恵輔外野手＝横浜スタジアム
7月22～24日の広島戦(マツダ)で“仕事人”は 3度の代打起用も、 2打数無安打 1四球。嫌なイメージのまま後半戦を迎え｢調子が悪い感じはしないけど、とにかく結果だから。早く結果がほしい｣とこぼした。
打たなければ居場所がなくなるひと振り稼業。常に不安と戦っている。投手の代わりにネクストバッターズサークルに立つ役割の一番手を常に務めのは｢なるべく早くマウンドとの感じを見たいから｣。少しでも不安を消し去るためだ。
一時は代役を全打席で務め、周囲に｢若いヤツにも行かせてやれ｣と注意されたこともある。 1打席で結果を出すため、やれることは全部やる姿勢が、勝負強さを生み出す。後半戦はこれで 6打数 3安打の 4打点だ。
ハイタッチを交わす阪神ナイン＝横浜スタジアム
｢チームがいい状態になっているので、僕もノっていきたい。もっとチームが勢いにのって、僕も打っていけるように｣
借金を一桁の｢９｣に減らし、 3位ＤｅＮＡとはこれで再び｢４差｣だ。猛虎逆襲の夏。流れを変えられる男が演出していく。
◆データＢＯＸ◆
◎…狩野は今季代打で40回起用され、打率 0.265(34打数 9安打)、 1本塁打、10打点。 7月以降では12回起用され、打率 0.364(11打数 4安打)、 1本塁打、 4打点。
◎…夏のロード勝ち越し発進は 2年連続。昨年は最終的には12勝 8敗だった。
◎…阪神が 9回に追いつき、延長戦を制したのは今季初。2014年 6月17日の北海道日本ハム戦(甲子園、○ 4ｘ－ 3)以来、 2シーズンぶり。
延長10回、先頭で 2塁打を放ち、出塁した北條史也内野手。ミスを取り返した＝横浜スタジアム
ミスを取り返した。この反発力が、北條史也内野手の魅力だ。同点の延長10回無死。ここまで 4打席無安打だった北條がザガースキーの 145キロをとらえた。 3遊間を抜けたゴロは、そのまま左翼フェンスへ到達する 2塁打。決勝点をお膳立てした。
｢チームが勝ったのでよかったです。(失策は)頭でしたし、完全に打ち取った打球だったので申し訳ないです｣
試合後は真っ先に反省の弁だ。同点の 4回。先頭の倉本の 3ゴロを失策し、勝ち越し点につなげてしまった。悔しさをバットで晴らした22歳に金本監督も｢自分のミスでこうなったんだということを自分でわかってね。いい意味で引きずって欲しい。陰(いん)にこもる引きずり方じゃなく、絶対に次は、何かで取り返すんだというね｣と目を細めた。
北條史也内野手は2014年｢２１ＵＷ杯｣日本代表で活躍した
｢２０２０年東京五輪｣は藤浪と同じく26歳。野球の復活に指揮官は｢うれしいこと。楽しみだし見たいですよね。( 4年後に楽しみな若手もいるが)まあ、候補に入ってくれたらね｣と話したが“候補生”の 1人であることは間違いない。
光星学院高校(現八戸学院光星高校)で｢１８Ｕ世界野球選手権｣、阪神でも2014年11月の｢２１ＵＷ杯｣で日本代表入り。常に世代代表に名を連ねてきた男だ。ただ、両大会とも失策をした悔しさを、今も忘れることはない。虎でレギュラーをつかみ、そして 4年後は日の丸の舞台へ。夢は広がる。
4回裏ＤｅＮＡ二死 1、 3塁、桑原将志外野手に左前適時打を許した青柳晃洋投手＝横浜スタジアム
ルーキー青柳晃洋投手が、 3回 2/3、 4安打 3失点でＫＯされた。
3回に 2四球で二死 1、 2塁とされると筒香に変化球を打たれ、 1、 2塁間を破られた。 4回には 2番桑原に適時打を浴びて降板した。
川崎市出身の右腕にとって初の横浜スタジアムということもあり、 3塁側内野席には母利香さんら大応援団が駆けつけたが、快投を見せることは出来なかった。
青柳は｢イニングが投げられず、先発ピッチャーとしての仕事が出来ず申し訳ないです。 3回は四球から失点してしまい、自分の悪いところが出てしまいました｣と悔しがった。
｢２０２０年東京五輪｣で野球・ソフトボールなど 5競技18種目が追加されることが 4日、正式に決まった。
素直にうれしかった。あと 4年でもっともっと自分を高め、世界へ挑みたい。藤浪晋太郎投手も野球の五輪復活をよろこんだ。
｢まだ先の話ですけど。とりあえず、野球界全体でそういう活動をしてきたので、よかったと思います｣
ルーキーイヤーから昨季まで 3年連続 2桁勝利を挙げ、世代の旗手として期待されてきた。同学年の北海道日本ハム・大谷とともに、2020年は脂の乗りきった26歳で迎える。日本野球機構と全日本野球協会、そして日本ソフトボール協会が作成したＰＲ映像では｢もう一度、野球を。もう一度、ソフトボールを｣という合言葉のもとに、キャッチボールをつないでいく役として出演していた。
5日の先発に向けてキャッチボールを行う藤浪晋太郎投手。2020年東京五輪出場を熱望した
自身が日本球界の中心になっていかないといけないことは、そういったさまざまな取り組みも通じて、おのずと強くなっていた。自国五輪での“悲願”が現実に叶ったいま思うのは、日の丸を背負うために、さらなる活躍が必要だということだけだ。
｢自分が生きているうち、野球をしているうちは(自国での五輪開催は)ないと思う。しっかりと活躍して出場できるように、がんばります｣
今季はここまで 4勝 7敗、防御率3.54と苦しんでいる。プロ入り以来続けてきた 2桁勝利に、 4年目にして初めて黄色信号が灯っている。自身ワーストの 7戦連続勝ちなしと、長いトンネルの中だ。 5日のヤクルト戦(神宮)での先発へ向け、キャッチボールやダッシュで調整した。ここから一気に状態を上げていく。
｢もちろんいい投球をしたいです。調子自体はずっと悪いとは思っていないので。あとはどう打者を抑えるかというところ。勝ちたいのは毎回勝ちたい。それは勝っているときも(今のように)勝てていないときも変わらないです。しっかりとゲームを作りたい｣
金色に輝く目標ができた。 4年後を逆算しても、立ち止まっていられる瞬間はない。
ウエスタンリーグ＜阪神 5－ 5オリックス、20回戦＞◇ 4日◇阪神鳴尾浜球場
竹安大知投手が 4日のウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に中継ぎとして登板、 2回無安打無失点の好投をみせた。右肘トミー・ジョン手術(靭帯再建手術)から復帰したルーキーについて、掛布雅之 2軍監督は｢キレがでるまで、まだもう少しかな｣と期待した。試合は 9回に 4点差を追いついて 5－ 5の引き分け。39勝39敗 6分けの 3位で勝率 5割をキープした。
コロコロと力なく転がる打球は内野手のグラブに吸い込まれていく。３番手で登板した竹安が 2イニングをピシャリ。したたる汗を気にする素振りもみせず、丁寧に低めを突いた。
｢リズムとテンポを意識しました。抑えることができてよかったです｣
2番手で好投したドラフト 3位竹安大知投手。 1軍で活躍する同期に早く追いつきたい＝阪神鳴尾浜球場
4点を追う 6回から登板で一死から奥浪、宗を二者連続で遊ゴロに仕留めて勢いに乗った。 2イニング目の 7回は 7番・縞田から 9番・田中をすべて内野ゴロで三者凡退。打者 6人中 5人をゴロで料理して、最高気温34度のスタンドをスカッと爽快な気分にさせた。
7月10日のソフトバンク戦(鳴尾浜)以来の公式戦で、自己最長 2回を投げ、無安打無失点。公式戦 4試合目で初めてのイニングまたぎも難なくこなした。
一昨年冬に右肘のトミー・ジョン手術を受けたドラフト 3位について、掛布 2軍監督は｢キレがでるまで、まだもう少しかな｣とさらなる活躍に期待した。
今季中の 1軍昇格を目指す竹安は｢ 2軍のローテに入れるように頑張りたいです｣。ルーキーで高卒のＤ 4位望月とともに 1軍経験なし。悔しさをバネにして、熱い投球でアピールを続けていく。
ルーキー青柳が残念だった。しかし、最後に勝てたのは最近のパターンと言っても良いだろう。全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2016年 公式戦 日程と結果(08月)
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(08月)
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2016年阪神甲子園球場・京セラドーム大阪開催公式戦の入場券ただいま発売中！）
今シーズン阪神甲子園球場および京セラドーム大阪で開催する公式戦の入場券をただいま好評発売中です。今シーズンもぜひ球場で熱いご声援をお願いいたします。入場券のご購入方法・空席情報は下記よりご確認ください。
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ニッポン放送 では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場！
18時少し前と19時，20時の時報の後にクイズが有ります。
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【ショウアップナイターファンクラブ】
ニッポン放送ショウアップナイター50周年を記念して、 「ショウアップナイターファンクラブ」 を結成！コンテンツ盛りだくさん！詳しくはHPをチェック！
※今日は、阪神甲子園球場設立記念日です。
阪神甲子園球場は、1924年(大正13年)8月1日に兵庫県西宮市甲子園町に｢全国中等学校優勝野球大会(現・全国高等学校野球選手権大会＝入場者数は毎年80万人前後を動員する学生スポーツ及び国内アマチュアスポーツ最大の大会。)｣の開催を主目的として建設された、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は日本の野球場の中で最大。
完成するまでは｢枝川運動場｣と名づけられていたが、この年が十干十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年(きのえねのとし)という60年に 1度の縁起の良い年であることから、後に｢甲子園大運動場(こうしえんだいうんどうじょう、看板表記は阪神電車甲子園大運動場)｣と命名された。起工式は1924年 3月11日に行われ、同年 8月 1日に竣工式が行われた。
プロ野球セ・リーグの阪神タイガースの本拠地球場であるほか、｢全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)｣および｢選抜高等学校野球大会(春の甲子園)｣という2大高校野球全国大会が戦前から優先的に開催。｢野球の聖地｣と称されている。大学野球の試合にも使用され、毎年春・秋に開かれる｢関西六大学野球連盟｣と、｢関西学生野球連盟リーグ戦｣の一部試合が実施されている。野球以外では、｢アメリカンフットボール｣の全日本大学選手権の決勝戦である｢甲子園ボウル｣が開催されている。
紙テープ、紙吹雪、ウェーブによる応援は常時禁止されている。また周囲が住宅地であるため、環境に配慮して午後10時以降はトランペット・太鼓を使った鳴り物応援は禁止となる。ただし、タイガース勝利時の｢六甲おろし｣は午後10時以降でも合唱される。この球場の広さから、関西では敷地などの面積を示す際に慣用単位として大阪ドームよりも｢甲子園球場○個分｣という表現が使用されるのが定番となっている。
