● 9日マツダスタジアムで広島－阪神19回戦が行われ、広島は 3回無死満塁から、菊池の適時打で先制すると、押し出し四球、ルナの 2点適時打、鈴木の押し出し四球で 5点を奪う。広島は 7回に鈴木の16号 3ランなどで 4点追加。阪神を突き放し｢２連勝｣で貯金｢１９｣とした。阪神は 3連敗で借金｢１１｣となった。阪神はまたも難敵ジョンソンを打ち崩せなかった。 2回まで52球を投げさせながら苦戦。 5回に江越、狩野が粘って適時打を放ち、 6回も北條の右犠飛で 2点差に迫ったが、力尽きた。金本知憲監督(48)は｢粘りは見せたけど、向こうはワンチャンスをモノにして 5点、 4点。こっちはやはり残塁が多い。対ジョンソンに関しては、上がり目はあったんじゃないかと思うけどね｣と振り返った。ジョンソン相手に昨季から８試合で白星なしの 5連敗。チームの連敗も｢３｣に延びてしまった。今季 8度目の 3連敗。来日以来 2年間で一度も土をつけていないジョンソンに食い下がり、 2点差まで迫った 7回、 2イニング目の島本浩也投手(23)が捕まった。 7日のヤクルト戦(神宮)も球児のイニングまたぎで失敗。借金は｢１１｣となった。先発・岩貞が 3回に急変。 2回 0/3を 5安打 3四死球 5失点で降板させ、計算が狂った。 4番手として 2点ビハインドの 6回から登板させた島本を 7回も続投。先頭・菊池に中前打、丸に四球を許し、無死 1、 2塁のピンチを招くと一死後、新井に左前適時打、鈴木に右越え 3ランを献上した。香田コーチは｢(途中で)安藤という手もあったが…。島本に頑張ってほしかった｣と説明した。サヨナラ負けを喫した 7日のヤクルト戦(神宮)でも 7回から送り出した藤川が打たれても続投させ、 8回に逆転された(藤川は 2回52球、 3失点)。広島で首位いじめをもくろんだはずが、 3連敗で借金は｢１１｣。火事場だからこそ、勝利につながるベンチワークが求められる。
● 3試合連続で 6番に座ったマウロ・ゴメス内野手(31)は虎キラーのジョンソンに対して、マルチ安打。 4回に左前打を放つと、 6回に中堅へエンタイトル 2塁打で気を吐いた。 8月に入り 7試合中 4試合で複数安打をマークしており、状態は上向きだ。
● 5点ビハインドの 5回先頭で代打出場の坂本誠志郎捕手(22)は、ジョンソンの初球外角低めシュートを右翼フェンスに直撃させ、プロ入り初の 3塁打。反撃の口火を切った。
●江越大賀外野手(23)がタイムリー 2塁打を放った。 5点ビハインドの 5回。先頭の代打坂本が、広島先発ジョンソンから右翼フェンス直撃の 3塁打で出塁すると、江越も右翼へ 2塁打を運んだ。
●狩野恵輔外野手(33)が2014年 8月29日ヤクルト戦(甲子園)以来、自身約 2年ぶりとなる猛打賞をマークした。左腕ジョンソン相手に今季 8度目のスタメン出場を果たすと 1回に中前打。 5点を追う 5回には一死 3塁から右前適時打をマークした。さらに 7回にも 2番手今村のフォークを右前打した。蒸したように暑い広島の夜に、誰よりもアツい男が暴れまくった。狩野が｢３番・左翼｣で先発出場。一振り稼業の男が 4打数 3安打で 2年ぶりの猛打賞だ。 5回だ。江越の適時 2塁打で 1点をかえし、 4点ビハインドとした後の一死 3塁。先発・ジョンソンの真ん中直球を跳ね返し、右前適時打。さらに 1点を追加し、 3点差に迫った。 1回には 1、 2番がそろって空振り三振に倒れるなかで中前打。 7回にも二死走者なしから右前打で出塁。 6月19日のソフトバンク戦(甲子園)以来のスタメンでしっかりと結果を残した。今季の先発出場は 8度。代打では42試合で打率 0.257だが、対広島に限ると打率 0.400にはね上がる。対左投手用の先発要員としてアピールしたが、満足感はない。 3連敗で 3位・ＤｅＮＡとの差を｢５｣のまま縮められず。 3本打ってもチームが勝たなければ、納得できるわけがない。
●阪神先発の岩貞祐太投手(24)が乱調で、 3回途中 5失点でＫＯされた。 2回までキレのある直球とスライダーで 4三振を奪っていたが、迎えた 3回。無死満塁とされ 2番菊池に左前適時打、続く丸には押し出し四球を与えた。さらにルナに 2点タイムリーを浴びたところで降板した。今季はここまで広島戦 5試合に登板し、 0勝 3敗と相性の悪い相手だったが、またもや結果を残せなかった。先発した岩貞は今季 2番目に早い降板となる 2回 0/3を 5安打 5失点で今季 8敗目。 3回無死 1塁で投手のジョンソンにバスターで左中間 2塁打とされると、動揺したのか、一気に崩れてこの回大量 5点を失った。
● 6回を三者凡退に抑えた島本浩也投手が 2点差で迎えた 2イニング目に力尽きた。 7回、新井の適時打、鈴木の 3ランでトドメを刺された。 7月24日にプロ初勝利を挙げたマツダで、悔やまれる投球となった。記事をまとめてみました。
＜広島10－ 3阪神、19回戦＞◇ 9日◇マツダスタジアム
広島は 3回無死満塁から、菊池の適時打で先制すると、押し出し四球、ルナの 2点適時打、鈴木の押し出し四球で 5点を奪う。
阪神は 5回に江越の適時 2塁打、狩野の適時打で 2点をかえした。 6回にも北條の犠飛で追加点。広島は 3回から 6回まで無得点。
広島は 7回に鈴木の16号 3ランなどで 4点追加。阪神を突き放し｢２連勝｣で貯金｢１９｣とした。阪神は 3連敗で借金｢１１｣となった。
広島に敗れバスへ引き揚げる金本知憲監督＝マツダスタジアム
阪神はまたも難敵ジョンソンを打ち崩せなかった。
2回まで52球を投げさせながら苦戦。 5回に江越、狩野が粘って適時打を放ち、 6回も北條の右犠飛で 2点差に迫ったが、力尽きた。
金本知憲監督は｢粘りは見せたけど、向こうはワンチャンスをモノにして 5点、 4点。こっちはやはり残塁が多い。チャンスで打った選手もいるけどね。球数も粘って投げさせて、対ジョンソンに関しては、上がり目はあったんじゃないかと思うけどね｣と振り返った。ジョンソン相手に昨季から８試合で白星なしの 5連敗。チームの連敗も｢３｣に延びてしまった。
7回、試合を決定づける 3ランを放った鈴木誠也外野手(51番)を見つめる金本知憲監督(中央)。島本続投が裏目に出た＝マツダスタジアム
阪神は広島に 3－10と大敗し、今季 8度目の 3連敗。来日以来 2年間で一度も土をつけていないジョンソンに食い下がり、 2点差まで迫った 7回、 2イニング目の島本浩也投手が捕まった。 7日のヤクルト戦(神宮)も球児のイニングまたぎで失敗。借金は｢１１｣となった。
また、続投が裏目に出た。どちらに転ぶかわからぬ展開にまで持ち込みながら、傷口を広げた。首位・広島に今季14敗目( 5勝)を喫した金本監督は苦しい投手事情を漏らした。
｢(岩貞が) 3回で降りると後ろがキツイわね。誰かがどこかで 2イニングいかないと。勝ちパターンの投手を出すわけにいかないんだから｣
2イニング目の 7回、島本浩也投手は鈴木誠也外野手に３ランを浴びた＝マツダスタジアム
先発・岩貞が 3回に急変。 2回 0/3を 5安打 3四死球 5失点で降板させ、計算が狂った。 4番手として 2点ビハインドの 6回から登板させた島本を 7回も続投。先頭・菊池に中前打、丸に四球を許し、無死 1、 2塁のピンチを招くと一死後、新井に左前適時打、鈴木に右越え 3ランを献上した。
結局、島本は 7回を最後まで投げきったが、点差は｢６｣に広がった。その間、 3塁ベンチから香田投手コーチがマウンドに向かって間をとることもなかった。島本のイニングまたぎは仕方がないとしても得点圏に走者をおいてルナ、新井、鈴木、下水流と右打者が続く状態で、安藤投入の選択肢はなかったのだろうか。香田コーチは｢(途中で)安藤という手もあったが…。島本に頑張ってほしかった｣と説明した。
引き上げる金本知憲監督（左）と香田勲男投手コーチ＝マツダスタジアム
広島の先発・ジョンソンには昨季から 8試合で 5勝を献上し、一度も土をつけられていない。江越をプロ初の 1番に起用するなど、攻略オーダーを組んだ。 2回まで52球を投げさせるなど手も足も出なかったこれまでとは明らかに違った。指揮官は｢球数も粘って投げさせて、対ジョンソンは上がり目があった｣と一定の手応えを口にしただけに、 7回の 4失点が響いた。
サヨナラ負けを喫した 7日のヤクルト戦(神宮)でも 7回から送り出した藤川が打たれても続投させ、 8回に逆転された(藤川は 2回52球、 3失点)。広島で首位いじめをもくろんだはずが、 3連敗で借金は｢１１｣。火事場だからこそ、勝利につながるベンチワークが求められる。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神は広島・ジョンソンに 1勝もできていない。今季は 3試合で 2勝を献上( 0敗)、防御率2.37。昨季も 5試合で 3勝を与えて、対戦防御率は1.08。通算では 8試合で 5勝されており、通算対戦防御率は1.55。
3試合連続で 6番に座ったマウロ・ゴメス内野手は虎キラーのジョンソンに対して、マルチ安打。 4回に左前打を放つと、 6回に中堅へエンタイトル 2塁打で気を吐いた。｢積極的にいけた。良かったよ｣。一時は打撃不振に陥っていたが、 8月に入り 7試合中 4試合で複数安打をマークしており、状態は上向きだ。
5回、 3塁打を放った坂本誠志郎捕手＝マツダスタジアム
5点ビハインドの 5回先頭で代打出場の坂本誠志郎捕手は、ジョンソンの初球外角低めシュートを右翼フェンスに直撃させ、プロ入り初の 3塁打。反撃の口火を切った。｢早いカウントから積極的に打とうと決めていました。それが結果に繋がってよかったです｣とうなずいた。｢今後も続けていきたい｣と収穫の多い 1打席となった。
5回表阪神無死 3塁、江越大賀外野手は右翼線適時二塁打を放った＝マツダスタジアム
江越大賀外野手がタイムリー 2塁打を放った。
5点ビハインドの 5回。先頭の代打坂本が、広島先発ジョンソンから右翼フェンス直撃の 3塁打で出塁すると、江越も右翼へ 2塁打を運んだ。
プロ入り初の 1番起用となったこの日、金本監督の期待に見事応えた。
5回表阪神一死 3塁、狩野恵輔外野手は右前適時打を放った＝マツダスタジアム
狩野恵輔外野手が2014年 8月29日ヤクルト戦(甲子園)以来、自身約 2年ぶりとなる猛打賞をマークした。
左腕ジョンソン相手に今季 8度目のスタメン出場を果たすと 1回に中前打。 5点を追う 5回には一死 3塁から右前適時打をマークした。さらに 7回にも 2番手今村のフォークを右前打した。
｢なんと言っていいのか…。やっぱり勝ちたいですよね。自分が試合に出たときは仕事ができるようにと思っている。これを続けていきたい｣。敗戦の中で光る活躍にキッパリ話した。
5回、右前にタイムリーを放った狩野恵輔外野手(右)。スタメンで今季初の猛打賞＝マツダスタジアム
蒸したように暑い広島の夜に、誰よりもアツい男が暴れまくった。狩野が｢３番・左翼｣で先発出場。一振り稼業の男が 4打数 3安打で 2年ぶりの猛打賞だ。
｢追い上げている場面だったので…でもなんとも言えない。しっかり(試合に)出たときに仕事したい｣
5回だ。江越の適時 2塁打で 1点をかえし、 4点ビハインドとした後の一死 3塁。先発・ジョンソンの真ん中直球を跳ね返し、右前適時打。さらに 1点を追加し、 3点差に迫った。
1回には 1、 2番がそろって空振り三振に倒れるなかで中前打。 7回にも二死走者なしから右前打で出塁。 6月19日のソフトバンク戦(甲子園)以来のスタメンでしっかりと結果を残した。
1回、安打を放った狩野恵輔外野手＝マツダスタジアム
今季の先発出場は 8度。代打では42試合で打率 0.257だが、対広島に限ると打率 0.400にはね上がる。難敵左腕攻略オーダーを考案し、 3番に起用した片岡打撃コーチは｢ジョンソンに対して、期待に応える 3安打を打ってくれた｣とたたえた。
対左投手用の先発要員としてアピールしたが、満足感はない。 3連敗で 3位・ＤｅＮＡとの差を｢５｣のまま縮められず。 3本打ってもチームが勝たなければ、納得できるわけがない。
｢次は勝ちたいですね｣と力を込めて話す目は、燃えていた。
◆データＢＯＸ◆
◎…狩野の猛打賞は今季初。2014年 8月29日のヤクルト戦(甲子園、 3安打)以来で通算 7度目。シーズン自己最多は2009年の 4度。
岩貞祐太投手は広島・丸佳浩外野手に押し出し与四球で失点した＝マツダスタジアム
阪神先発の岩貞祐太投手が乱調で、 3回途中 5失点でＫＯされた。
2回までキレのある直球とスライダーで 4三振を奪っていたが、迎えた 3回。無死満塁とされ 2番菊池に左前適時打、続く丸には押し出し四球を与えた。さらにルナに 2点タイムリーを浴びたところで降板した。
岩貞は｢序盤でマウンドを降りることになってしまい悔しいです。ゲームを作れず、リリーフ陣にも負担を掛けることになってしまい申し訳ないです｣とコメントした。
今季はここまで広島戦 5試合に登板し、 0勝 3敗と相性の悪い相手だったが、またもや結果を残せなかった。
3回、広島・丸佳浩外野手に押し出し四球を与えた岩貞祐太投手＝マツダスタジアム
先発した岩貞は今季 2番目に早い降板となる 2回 0/3を 5安打 5失点で今季 8敗目。 3回無死 1塁で投手のジョンソンにバスターで左中間 2塁打とされると、動揺したのか、一気に崩れてこの回大量 5点を失った。｢申し訳ないです｣。対広島はプロ入り 3年間で10戦未勝利。 3回に突如炎上した左腕について、香田投手コーチは｢週の頭にこういう投球をされると困る｣と首をかしげた。
6回を三者凡退に抑えた島本浩也投手が 2点差で迎えた 2イニング目に力尽きた。 7回、新井の適時打、鈴木の 3ランでトドメを刺された。｢もう少し球数を使っていけたらよかったです。フォークもしっかり落ちなかった。切り替えていけたら…｣。 7月24日にプロ初勝利を挙げたマツダで、悔やまれる投球となった。
鯉を料理するどころか、手も足も出ずに鯉にまたまた負けた。こんな試合をしていては、ドンドン(－)が増えるだけだ。全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2016年 公式戦 日程と結果(08月)
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※今日は、阪神甲子園球場設立記念日です。
阪神甲子園球場は、1924年(大正13年)8月1日に兵庫県西宮市甲子園町に｢全国中等学校優勝野球大会(現・全国高等学校野球選手権大会＝入場者数は毎年80万人前後を動員する学生スポーツ及び国内アマチュアスポーツ最大の大会。)｣の開催を主目的として建設された、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は日本の野球場の中で最大。
完成するまでは｢枝川運動場｣と名づけられていたが、この年が十干十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年(きのえねのとし)という60年に 1度の縁起の良い年であることから、後に｢甲子園大運動場(こうしえんだいうんどうじょう、看板表記は阪神電車甲子園大運動場)｣と命名された。起工式は1924年 3月11日に行われ、同年 8月 1日に竣工式が行われた。
プロ野球セ・リーグの阪神タイガースの本拠地球場であるほか、｢全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)｣および｢選抜高等学校野球大会(春の甲子園)｣という2大高校野球全国大会が戦前から優先的に開催。｢野球の聖地｣と称されている。大学野球の試合にも使用され、毎年春・秋に開かれる｢関西六大学野球連盟｣と、｢関西学生野球連盟リーグ戦｣の一部試合が実施されている。野球以外では、｢アメリカンフットボール｣の全日本大学選手権の決勝戦である｢甲子園ボウル｣が開催されている。
紙テープ、紙吹雪、ウェーブによる応援は常時禁止されている。また周囲が住宅地であるため、環境に配慮して午後10時以降はトランペット・太鼓を使った鳴り物応援は禁止となる。ただし、タイガース勝利時の｢六甲おろし｣は午後10時以降でも合唱される。この球場の広さから、関西では敷地などの面積を示す際に慣用単位として大阪ドームよりも｢甲子園球場○個分｣という表現が使用されるのが定番となっている。
