●13日=日本時間14日テニス男子シングルス準決勝が行われ、日本勢96年ぶりのメダルを狙う、世界 7位で今大会第 4シードの錦織圭選手(26=日清食品)がロンドン五輪金メダルの世界 2位アンディ・マリー選手(29=英国)に 1- 6、 4- 6で敗れた。対戦成績も 1勝 7敗となった。安定したマリーのプレーにつけいる隙がなかった。第 1セットは 1- 1から 5連続ポイントを失い落とした。第 2セットも懸命にサービスゲームをしのいで粘ったが、結局 1度もブレークすることができないまま敗れた。1920年アントワープ大会の男子シングルスで熊谷一弥選手、同ダブルスで熊谷、柏尾誠一郎組が銀メダルを獲得して以来の日本勢のメダルをかけて、フアンマルティン・デルポトロ選手(27=アルゼンチン)とラファエル・ナダル選手(30=スペイン)の敗者との 3位決定戦に臨む。日本テニス界の歴史を塗り替えてきた錦織。メダルをかけた最後の一戦が残っている。決勝はデルポトロ選手と、錦織を下したアンディー・マリー選手で争われる。
●同、バドミントン 1次リーグが行われ、準々決勝進出を決めている女子複A組の高橋礼華選手(26)、松友美佐紀選手(24=日本ユニシス)組はオランダペアを退け、 3戦全勝で同組 1位通過が決まった。混複D組の数野健太選手(30)、栗原文音選手(26=同)組は韓国ペアに敗れ、 2勝 1敗で同組 2位通過。第 8日は男子複D組の早川賢一選手(30)、遠藤大由選手(29=同)組が昨年の世界選手権王者のインドネシアペアを撃破し、 1試合を残して 8強入りを決めた。女子単はK組の山口茜選手(19=再春館製薬所)が初戦を白星で飾った。これ以上ない形で 1次リーグを終えた。女子複の高橋、松友組は、 8強入りが決まっているペア同士のA組最終戦で21- 9、21-11と圧倒。 3連勝で同組を 1位通過し、世界ランキング 1位の力を見せつけた高橋選手は自賛した。前衛の松友選手がチャンスをつくり、高橋が後衛からの強打で仕留める得意パターンの破壊力をあらためて示した。この日はリオ五輪限定で用意された、上下ともに白のウエアで初めて臨んだ。オレンジ、青の通常モデルと順番に着用しており、高橋選手は 3試合後の大一番まで計算に入れて戦いを進める。最大のライバルである世界ランク 2位の于洋選手、唐淵渟選手組(中国)がD組で 2位通過。
●同、バスケットボール女子 1次リーグA組最終戦が行われ、世界ランキング16位の日本が、同 4位で前回ロンドン五輪銀メダルのフランスを79-71で破る金星を挙げた。日本は 3勝 2敗でフランス、トルコと並んだが、当該チームの得失点差などでA組 4位が決定。B組首位と対戦する16日の準々決勝は、五輪 5連覇中の米国と顔を合わせることが決まった。
●同、トランポリン男子が行われ、初出場の前回ロンドン五輪 4位の伊藤正樹選手(27=東栄住宅)は58.800点で 6位。 7月15日の試技会で腰を痛めて演技を中断し、車いすで運ばれるアクシデントに見舞われた。奇跡の回復で、 3本の演技を通しきった。指導する中田大輔コーチ(42)によると、その後の 3日間は音信不通になったという。回復が見込めないことから、伊藤選手からは当初、直訴された。この申し出に中田コーチは腹を立てた。プロジェクトチームを立ち上げ、五輪まで残り 2週間でどう立て直すか綿密なスケジュールを組んだ。伊藤選手自身、「自分だけ諦めていて、周りがいい意味であきらめてくれなかった」と感謝した。北京五輪の外村哲也選手、ロンドン五輪の伊藤選手、今回の棟朝銀河選手(22=慶應義塾)と 3大会連続の 4位入賞となった。前日に親交がある体操男子の内村航平選手(27=コナミスポーツ)から「がんばって」と声をかけられた。東京五輪では日本トランポリン界初のメダルを狙う。
●陸上競技が行われているリオデジャネイロの五輪スタジアムで13日、昼までの競技終了後、観客ら数十人がトラックになだれ込む騒ぎがあった。地元メディアが伝えた。競技に影響はなかったが、五輪を狙ったテロの懸念もある中、会場警備の甘さに批判が出そうだ。五輪スタジアムでは競技日程の大半が 2部構成で行われ、観客は全員入れ替え制。13日夜の女子 100メートルや男子 10000メートルの決勝を前に観客は場外に出ることになっていた。記事をまとめてみました。
☆<リオデジャネイロ五輪第 9日:テニス>◇13日=日本時間14日◇男子シングルス準決勝◇五輪テニスセンター
日本勢96年ぶりのメダルを狙う、世界 7位で今大会第 4シードの錦織圭選手がロンドン五輪金メダルの世界 2位アンディ・マリー選手(英国)に 1- 6、 4- 6で敗れた。
錦織は試合後「ミスが多すぎた。彼(マリー)の安定したテニスに太刀打ちできなかった。ずっとプレッシャーを感じながらプレーしてました」。勝てばメダルが確定していたが「彼に勝てない悔しさの方が大きい」と話した。対戦成績も 1勝 7敗となった。
第 1セット 世界 2位アンディ・マリー選手にゲームをとられ厳しい表情の錦織圭選手=リオデジャネイロ・五輪テニスセンター
安定したマリーのプレーにつけいる隙がなかった。第 1セットは 1- 1から 5連続ポイントを失い落とした。第 2セットも懸命にサービスゲームをしのいで粘ったが、結局 1度もブレークすることができないまま敗れた。
1920年アントワープ大会の男子シングルスで熊谷一弥選手、同ダブルスで熊谷、柏尾誠一郎組が銀メダルを獲得して以来の日本勢のメダルをかけて、フアンマルティン・デルポトロ選手(アルゼンチン)とラファエル・ナダル選手(スペイン)の敗者との 3位決定戦に臨む。「しっかりリカバリーして、また明日頑張りたい」と前を向いた。
決勝進出を逃した錦織圭選手。3位決定戦で悲願のメダル獲得を目指す=リオデジャネイロ・五輪テニスセンター
男子単準決勝で第 4シードの錦織圭選手は 2連覇を狙う第 2シードのアンディ・マリー選手の前に 1- 6、 4- 6で敗れ決勝進出を逃した。もう 1試合はデルポトロ選手(アルゼンチン)が 5- 7、 6- 4、 7- 6で第 3シードのナダル選手(スペイン)に逆転勝ちし、決勝進出。この種目での日本勢としては1920年アントワープ大会銀メダルの熊谷一弥選手以来96年ぶりとなる銅メダルをかけ、14日(日本時間15日)の 3位決定戦でナダルと対戦する。
マリーの壁は高かった。最後はバックハンドでネットにかけ、錦織は準決勝で敗退。日本勢96年ぶりのメダルは持ち越しとなった。
「ミスが多すぎた。相手の安定したテニスに太刀打ちできなかった」
錦織がマリーに勝ったのは2014年ツアーファイナルの 1勝のみ。マリーは堅い守備が持ち味で、四大大会 3勝を誇る。 3月の国別対抗戦、デビス杯では敵地で対戦し、 5セットの死闘の末に敗れた。ここ最近は 3連敗で通算 1勝 6敗。そんな天敵の前に屈し、決勝進出を逃した。
A・マリーに敗れて髪の毛をかき上げる錦織圭選手=リオデジャネイロ・五輪テニスセンター
第 1セットは 2度のブレークを許し、 1- 6で失った。錦織が「ずっと重圧を感じながらプレーしていた」。12日の準々決勝でモンフィスと 2時間53分の死闘を演じたこともあって、体力的にも苦しい戦いだった。
19200年アントワープ大会の男子単複で、五輪日本選手団初のメダルとなる銀メダルを取って以来、テニスの日本勢のメダルは 1世紀近くない。五輪 3度目出場の錦織。表彰台への意識はあったが、それよりもライバルに打ち勝ちたい気持ちが強かった。
試合には敗れたが、メダルの可能性が消えたわけではない。五輪には通常のツアーにはない 3位決定戦がある。
「きっちりとリカバリーしてあしたに備えたい。いい状態で( 3位決定戦を)戦いたい」
日本テニス界の歴史を塗り替えてきた錦織。メダルをかけた最後の一戦が残っている。
ラファエル・ナダル選手を破って決勝進出を決めたフアンマルティン・デルポトロ選手は両手を上げて喜ぶ=リオデジャネイロ・五輪テニスセンター
日本勢96年ぶりのメダルを狙う、世界 7位で今大会第4シードの錦織圭選手がロンドン五輪金メダルの世界 2位アンディ・マリー選手に 1- 6、 4- 6で敗れ、 3位決定戦に回った。
3位決定戦では準決勝で第 3シードで同 5位のラファエル・ナダル選手と対戦する。試合開始は日本時間15日午前 1時半の予定。
ナダルは準々決勝でフアンマルティン・デルポトロ選手に 7- 5、 4- 6、 6- 7で逆転負けした。
決勝はデルポトロ選手と、錦織を下したアンディー・マリー選手で争われる。
☆<リオデジャネイロ五輪第 9日:バドミントン>◇13日=日本時間14日◇女子複A組◇リオ中央体育館
1次リーグが行われ、準々決勝進出を決めている女子複A組の高橋礼華選手、松友美佐紀選手組はオランダペアを退け、 3戦全勝で同組 1位通過が決まった。混複D組の数野健太選手、栗原文音選手組は韓国ペアに敗れ、 2勝 1敗で同組 2位通過。第 8日は男子複D組の早川賢一選手、遠藤大由選手組が昨年の世界選手権王者のインドネシアペアを撃破し、 1試合を残して 8強入りを決めた。女子単はK組の山口茜選手が初戦を白星で飾った。
高橋礼華選手(手前)、松友美佐紀選手組はオランダペアを圧倒。女子複 1次リーグを 1位で通過した=リオデジャネイロ・リオ中央体育館
これ以上ない形で 1次リーグを終えた。女子複の高橋、松友組は、 8強入りが決まっているペア同士のA組最終戦で21- 9、21-11と圧倒。 3連勝で同組を 1位通過し、世界ランキング 1位の力を見せつけた高橋選手は「相手は疲れていたが、その中でも気を緩めず、とても良かった」と自賛した。
前衛の松友選手がチャンスをつくり、高橋が後衛からの強打で仕留める得意パターンの破壊力をあらためて示した。第 1ゲームの 3- 2から11連続得点で流れを引き寄せ、松友選手は「感覚が徐々に良くなっている」。レシーブでサイドラインを割ることが普段よりは多かったが、「(空調による)横風で少し流れただけ。コースは悪くない」と問題はなさそうだ。
バドミントン・女子ダブルス予選の高橋礼華選手・松友美佐紀選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館
この日はリオ五輪限定で用意された、上下ともに白のウエアで初めて臨んだ。オレンジ、青の通常モデルと順番に着用しており、高橋選手は「次に着るのは決勝」と 3試合後の大一番まで計算に入れて戦いを進める。
最大のライバルである世界ランク 2位の于洋選手、唐淵渟選手組(中国)がD組で 2位通過。準々決勝で当たる可能性も出てきたが、松友選手は「相手は誰だろうと強い。課題は自分たちのプレーをどこまでできるかだけ」と足元を見つめた。
☆<リオデジャネイロ五輪第 9日:バスケットボール女子>◇13日=日本時間14日◇ 1次リーグA組最終戦◇ユースアリーナ
バスケットボール女子の 1次リーグでA組の最終戦が行われ、世界ランキング16位の日本が、同 4位で前回ロンドン五輪銀メダルのフランスを79-71で破る金星を挙げた。
日本は 3勝 2敗でフランス、トルコと並んだが、当該チームの得失点差などでA組 4位が決定。B組首位と対戦する16日の準々決勝は、五輪 5連覇中の米国と顔を合わせることが決まった。
第 1クオーター、攻め込む吉田亜沙美選手=リオデジャネイロ・ユースアリーナ
既に1996年アトランタ以来、20年ぶりの 8強入りを決めている日本は、序盤から敵陣へ切り込む持ち味を発揮。第 1クオーターは17-19だったが、その後は 3点シュートなどで加点し、40-32と 8点リードで前半を終えた。
第 3クオーターの終了時点で63-54と差を 9点に広げる。15点差以上の勝利ならA組 2位が決定、13か14点差なら 3位となるため、さらに差を広げようとしたがフランスの守備に阻まれた。
☆<リオデジャネイロ五輪第 9日:トランポリン男子>◇13日=日本時間14日◇リオ五輪アリーナ
初出場の前回ロンドン五輪 4位の伊藤正樹選手は58.800点で 6位。 7月15日の試技会で腰を痛めて演技を中断し、車いすで運ばれるアクシデントに見舞われた。奇跡の回復で、 3本の演技を通しきった。
「やった瞬間、頭が真っ白になった。ぎっくり腰は何回かしているけど 1カ月で治るような痛みじゃないとわかった。よくここまでこれた」
指導する中田大輔コーチによると、その後の 3日間は音信不通になったという。回復が見込めないことから、伊藤選手からは当初、「日本のためにも調子がいい人を連れていってほしい。メンバーを変更してください」と直訴された。
6位入賞も悔しそうな表情の伊藤正樹選手=リオデジャネイロ・リオ五輪アリーナ
この申し出に中田コーチは腹を立てた。「絶対にここ(五輪)に立たせると決めた」。試技会から 2週間は練習ができなかったが、その間にプロジェクトチームを立ち上げ、五輪まで残り 2週間でどう立て直すか綿密なスケジュールを組んだ。伊藤選手自身、「自分だけ諦めていて、周りがいい意味であきらめてくれなかった」と感謝した。
北京五輪の外村哲也選手、ロンドン五輪の伊藤選手、今回の棟朝銀河選手と 3大会連続の 4位入賞となった。前日に親交がある体操男子の内村航平選手から「がんばって」と声をかけられた。「 4年後は地元、同じ結果は絶対にだめ。危機感を持った 4年間にしないと」。東京五輪では日本トランポリン界初のメダルを狙う。
4位入賞した棟朝銀河選手の演技=リオデジャネイロ・リオ五輪アリーナ
○陸上競技が行われているリオデジャネイロの五輪スタジアムで13日、昼までの競技終了後、観
客ら数十人がトラックになだれ込む騒ぎがあった。地元メディアが伝えた。競技に影響はなかっ
たが、五輪を狙ったテロの懸念もある中、会場警備の甘さに批判が出そうだ。
なだれ込んだ観客の多くがブラジル人や隣国のアルゼンチン人だったが、日の丸の旗を羽織っ
た人もいた。観客らは「エンジェニャン(五輪スタジアムの別称)は俺たちのものだ」と叫び声を上
げ、数分間にわたり居座ったが、治安当局が追い出した。サッカーの地元チームが勝利した際と
同じ掛け声で、大会の混乱を図る組織的な行動ではなさそうだ。
五輪スタジアムでは競技日程の大半が 2部構成で行われ、観客は全員入れ替え制。13日夜の女
子 100メートルや男子 10000メートルの決勝を前に観客は場外に出ることになっていた。
何色にしろ、メダル獲得のニュースが毎日入って来ている。これからもドンドン増えていくと思われている。いったい最後にはどの位のメダル数になるのでしょうね。ガンバレ!日本!我らのジャパン!勝利を掴め!