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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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タカマツ組、逆転勝ちで日本勢悲願の金メダル獲得!吉田もジンクス打ち破れず…金メダル手にできず…

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18日=日本時間19日バドミントン女子ダブルス決勝が行われ、世界ランク 1位の高橋礼華選手(26)、松友美佐紀選手(24=ともに日本ユニシス)組がリターユヒル選手、ペデルセン組選手(デンマーク)を破り、日本バドミントン界初の金メダルを獲得した。 1ゲーム目を奪われながらの逆転勝利。最後は、 3点ビハインドからの 5連続ポイントでの劇的な勝利だった。表彰台に上がり、君が代が流れると高橋選手、松友選手は涙が止まらなかった。
同、バドミントン女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク 6位の奥原希望選手(21=日本ユニシス)が準決勝でプサルラ選手(21=インド)に19-21、10-21で敗れ、決勝進出を逃した。日本シングルス初のメダル獲得をかけ、 3位決定戦に回る。何度も何度もリオのコートに倒れ込んだ。奥原選手は必死にシャトルを追ったが、第 1ゲームを19-21で惜しくも落とすと、第 2ゲームは10-21と一方的な展開。最後は強烈なスマッシュをたたき込まれ、11連続失点でファイナル進出を逃した。耳をつんざくインドコールが響き渡る中、体格差に苦しめられた。奥原は世界ランキングトップ10でひときわ小さい身長 1メートル56。相手のプサルラは 1メートル79と長身で、23センチも差があった。単の日本勢で男女を通じて五輪初のメダルは、 3位決定戦に持ち越しとなった。日本人対決となった16日の準々決勝では、選手村で同部屋の19歳、山口茜選手(19=再春館製薬所)に 1時間10分の激闘の末、逆転勝ち。「茜ちゃんの思いも背負って」と臨んだ準決勝は、蓄積した疲労で右太ももにテーピングを巻いて挑んだが、完膚無きまでたたきのめされた。 3位決定戦では前回ロンドン五輪覇者の李雪ゼイ選手(25=中国)とぶつかる。長野・大町市にある実家のリビングには「インターハイ出場」、「世界ジュニア優勝」などと書かれたA4サイズの紙が所狭しと貼られている。
正月に家族がそろうと、 1年の目標をそれぞれが書き記すのが奥原家の習わしだ。今年の目標には「五輪でメダル獲得」と記した。そのチャンスはまだ、残されている。
同、レスリングフリースタイル女子53キロ級準決勝が行われ、五輪 4連覇を目指すフリースタイル女子53キロ級の吉田沙保里選手(33=フリー)は、準決勝でベツァベス・アルゲリョ選手(25=ベネズエラ)と対戦し、 6- 0の判定勝ちで、決勝進出を決めた。吉田選手は第 1ピリオドで、相手の足をとり積極的に攻めると、バックをとるなど確実に加点。 4- 0でリードした。第 2ピリオドも低いタックルからバックをとるなど、圧倒した。吉田沙保里選手が準決勝でベツァベス・アルゲリョ選手を 6- 0で下し、伊調馨選手に続く大会 4連覇に王手をかけた。第 1ピリオドで 4点を先行すると、第 2ピリオドでも付けいる隙を与えない完勝だった。吉田は父栄勝さんを2014年 3月、くも膜下出血で亡くした。 4連覇を成し遂げ、金メダルを「天国にいる父に見せたい」と今大会に臨んでいた。
同、レスリングフリースタイル女子53キロ級決勝が行われ、フリースタイル女子53キロ級の吉田沙保里選手は、決勝でヘレン・マルーリス選手(24=米国)と対戦し、 1- 4の判定負けで銀メダル。五輪 4連覇はならず、13連覇中の世界選手権と合わせた連続世界一の記録は「16」でストップした。吉田選手は第 1ピリオド、消極的な姿勢の相手からアクティビティタイムの30秒を守り 1ポイントを先取。吉田選手の 1ポイントリードで迎えた第 2ピリオド、開始30秒あたりで一瞬の隙をつかれタックルを許し、バックを取られてしまい 1- 2と逆転された。さらに残り 1分のところで場外に出されるなど 1- 4と劣勢。終盤に足を取るなど反撃を見せたが、及ばなかった。「主将は活躍できない」というジンクスは破れなかった。夏季五輪で日本選手団の主将は、1992年バルセロナ大会で柔道男子71キロ級の古賀稔彦選手(柔道家(七段)、現在48=環太平洋大学教授(弘前大学医学博士))が優勝したのを最後に、金メダルはおろか、メダルすら手にしていなかった。五輪と世界選手権を合わせ、ここまで16大会連続で頂点に立ち“霊長類最強女子”とまで呼ばれた吉田選手でさえ、主将を務めた今回は銀メダル。第 1ピリオドに 1点を先取しながら、第 2ピリオドの開始約30秒で一瞬の隙をつかれタックルを許し、バックを取られると 1- 2と逆転された。さらに、残り 1分のところで場外に出されるなど 1- 4と差を広げられ、懸命の反撃を見せたが及ばなかった。日本選手団の主将は 6大会連続で金メダルを逃す結果となった。
同、レスリングフリースタイル女子63キロ級決勝が行われ、五輪初出場となった川井梨紗子選手(21=至学館大學)は、決勝でマリア・ママシュク選手(23=ベラルーシ)と対戦し、 6- 0の判定勝ち。五輪初出場で金メダルを獲得した。これで日本女子レスリングは 4つ目の金メダルとなった。第 1ピリオド、川井選手は開始30秒程で低いタックルを決め、そのまま相手の足を抱えるとバックを取って、 2ポイントを先取した。川井選手が優位に試合を進めると、第 2ピリオドでは 1分を過ぎたところで川井選手の片足タックルが決まる。そのままバックを取ってさらに加点。 4- 0とリードを広げると、終盤にもダメ押しの 2ポイントを重ね勝利を手にした。
同、女子高飛び込み準決勝・決勝が行われ、予選を10位で通過した板橋美波(16=JSS宝塚)が335.55点の 8位となり、12人で争う決勝へ進んだ。準決勝を 8位で通過した16歳の板橋美波選手は356.60点で 8位に入った。任茜選手(中国)が439.25点で初優勝し、中国勢が 3連覇した。
競泳のリオデジャネイロ五輪日本代表が18日、2020年東京五輪・パラリンピックオフィシャルパートナーの味の素(東京・京橋)を表敬訪問した。平井伯昌ヘッドコーチ(53)は、同社のサポートに感謝の意を示した。
記事をまとめてみました。


☆<リオデジャネイロ五輪第14日:バドミントン>◇18日=日本時間19日◇女子ダブルス決勝
◇リオ中央体育館
 世界ランク 1位の高橋礼華選手、松友美佐紀選手組がリターユヒル選手、ペデルセン組選手(デンマーク)を破り、日本バドミントン界初の金メダルを獲得した。 1ゲーム目を奪われながらの逆転勝利。最後は、 3点ビハインドからの 5連続ポイントでの劇的な勝利だった。
 表彰台に上がり、君が代が流れると高橋選手、松友選手は涙が止まらなかった。掲げられる日の丸を目で追いながら、勝利の喜びをかみしめた。


日の丸を掲げる松友美佐紀選手と高橋礼華選手
 デンマーク・ペアを下して金メダルを獲得し日の丸を掲げる松友美佐紀選手と高橋礼華選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 メダルを首にかけた高橋選手は「19-19くらいからは、どうやって決めてここまで来たのか覚えていないくらい集中していた。表彰台では、本当にオリンピックなのかなという感じで、夢の時間でした。日の丸が一番高いところに揚がっているのを見て、オリンピックだという実感が湧きました」と感慨にふけった。松友選手は「先輩と組んでなければここに立てていない。 2人でオリンピックで金を取ると言っていて、叶うと思っていなかった」と話した。

金メダルを獲得した高橋礼華・松友美佐紀ペア
 バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した(右から)高橋礼華選手・松友美佐紀選手ペア=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 女子ダブルス決勝が行われ、世界ランキング1位の高橋礼華選手、松友美佐紀選手組は同 6位のリターユヒル選手、ペデルセン選手組を 2- 1で下し、日本バドミントン界悲願の五輪金メダルを獲得した。
 第 1ゲームは序盤から一進一退の攻防が続いたが、17-18から連続ポイントを許すなど終盤に粘り切れず、18-21で落とした。


打ち返す松友美佐紀選手と高橋礼華選手
 バドミントン女子ダブルス決勝、第 1ゲームで打ち返す松友美佐紀選手(手前)と、高橋礼華選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 あとがなくなった第 2ゲームは、序盤から主導権を握って優勢に。前後左右へ緩急をつけた攻撃で相手ペアを揺さぶり、 4連続ポイントを2度奪うなど21- 9で圧勝。勝負を最終ゲームに持ち込んだ。
 第 3ゲームは 4連続ポイントを奪われて 5- 8と一時劣勢に立たされたが、そこから得点を積み重ねて挽回。11-10とリードしてインターバルを迎え、後半へ突入した。その後も 1点差の攻防が続く緊迫した展開となったが、16-19と引き離されてから一気に 5連続ポイントを奪って悲願の優勝を遂げた。


デンマーク組と対戦する高橋選手、松友選手組
 女子ダブルス決勝 デンマーク組と対戦する高橋礼華選手(奥)、松友美佐紀選手組=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 タカマツ組は過去 7勝 4敗で、2014年 5月から 5連勝中。金メダルを懸けた大一番で大逆転勝利をつかんだ。
 試合後、松友選手は「 1ゲーム目は私が全然良くなかったが、ファイナル(ゲーム)で自分がやってきたことを諦めずに出せた。金メダルというよりも、最後のあの場面で自分たちのプレーができたことがすごくうれしい」と、試合を振り返った。高橋も「最後、競った場面で追いつけたときに、こういったときは自分たちの方が強いと思ってプレーできた」と、納得の表情だった。


金メダルを獲得した高橋礼華選手・松友美佐紀選手
 バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華選手・松友美佐紀選手ペア=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


☆<リオデジャネイロ五輪第14日:バドミントン>◇18日=日本時間19日◇女子シングルス準決勝◇リオ中央体育館
 世界ランク 6位の奥原希望選手(21=日本ユニシス)が準決勝でプサルラ選手(21=インド)に19-21、10-21で敗れ、決勝進出を逃した。
 日本シングルス初のメダル獲得をかけ、 3位決定戦に回る。
 奥原希望は「粘った? それが持ち味ですが相手の強打のプレッシャーに自分の思うようなたま回しができなかった。(次は 3位決定戦)勝っても負けてもラスト 1試合。自分の力を出し切りたい」と気持ちを切り替えた。


ポイントを奪われうつむく奥原希望選手  

 バドミントン女子シングルス準決勝 ポイントを奪われうつむく奥原希望選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


  3種目が行われ、女子単準決勝で第 6シードの奥原希望選手は第 9シードのシンドゥ・プサルラ選手に 0- 2で敗れた。第 1ゲームを19-21、第 2ゲームを10-21で落とした。単で日本勢初となるメダルを決めることはできず、19日の 3位決定戦で銅メダル獲得を目指す。

コートで繰り返し顔をしかめた奥原希望選手
 奥原希望選手は決勝進出ならず。コートで繰り返し顔をしかめた=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 何度も何度もリオのコートに倒れ込んだ。奥原選手は必死にシャトルを追ったが、第 1ゲームを19-21で惜しくも落とすと、第 2ゲームは10-21と一方的な展開。最後は強烈なスマッシュをたたき込まれ、11連続失点でファイナル進出を逃した。

インドのプサルラ選手に敗れた奥原希望選手
 女子シングルス準決勝で、インドのプサルラ選手(右)に敗れた奥原希望選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 「相手の長身からの強打に対して、プレッシャーがかかって、自分の配球を思い切り出せなかったのは残念だった」
 耳をつんざくインドコールが響き渡る中、体格差に苦しめられた。奥原は世界ランキングトップ10でひときわ小さい身長 1メートル56。相手のプサルラは 1メートル79と長身で、23センチも差があった。単の日本勢で男女を通じて五輪初のメダルは、 3位決定戦に持ち越しとなった。


ポイントを奪われ、悔しがる奥原希望選手
 インドのプサルラにポイントを奪われ、悔しがる奥原希望選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 日本人対決となった16日の準々決勝では、選手村で同部屋の19歳、山口茜選手に 1時間10分の激闘の末、逆転勝ち。「茜ちゃんの思いも背負って」と臨んだ準決勝は、蓄積した疲労で右太ももにテーピングを巻いて挑んだが、完膚無きまでたたきのめされた。

コートに倒れ込んだ奥原希望選手
 コートに倒れ込んだ奥原希望選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


 「素直に悔しい。最後だし、メダルがあるのとないのとでは全然違う。全力で倒しにいきたい」
  3位決定戦では前回ロンドン五輪覇者の李雪ゼイ選手とぶつかる。長野・大町市にある実家のリビングには「インターハイ出場」、「世界ジュニア優勝」などと書かれたA4サイズの紙が所狭しと貼られている。正月に家族がそろうと、 1年の目標をそれぞれが書き記すのが奥原家の習わしだ。今年の目標には「五輪でメダル獲得」と記した。そのチャンスはまだ、残されている。


第1セットを落とした奥原希望選手
 バドミントン女子シングルス、準決勝の第1セットを落とした奥原希望選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


▽奥原希望選手
「素直に悔しい。相手の長身からの強打に対してプレッシャーを受け、自分の球を出せなかった。予想以上に腕も長く、逆を突かれたりした。( 3位決定戦の相手は)前回の金メダリストなので、全力で倒しにいきたい」
▽プサルラ選手
「とてもうれしい。長いラリーもあったし、彼女(奥原)もいい試合をした。ストレートで勝てるとは思っていなかった」


インドのプサルラ選手と対戦する奥原希望選手
 インドのプサルラと対戦する奥原希望選手=リオデジャネイロ・リオ中央体育館


☆<リオデジャネイロ五輪第14日:レスリング>◇18日=日本時間19日◇フリースタイル女子53キロ級準決勝◇カリオカアリーナ
 五輪 4連覇を目指すフリースタイル女子53キロ級の吉田沙保里選手(33=フリー)は、準決勝でベツァベス・アルゲリョ選手(25=ベネズエラ)と対戦し、 6- 0の判定勝ちで、決勝進出を決めた。
 吉田選手は第 1ピリオドで、相手の足をとり積極的に攻めると、バックをとるなど確実に加点。 4- 0でリードした。
 第 2ピリオドも低いタックルからバックをとるなど、圧倒した。


決勝進出を決めた吉田沙保里選手
 レスリング女子フリースタイル53キロ級 決勝進出を決めた吉田沙保里選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 吉田沙保里選手が準決勝でベツァベス・アルゲリョ選手を 6- 0で下し、伊調馨選手に続く大会 4連覇に王手をかけた。第 1ピリオドで 4点を先行すると、第 2ピリオドでも付けいる隙を与えない完勝だった。
  初戦の 2回戦ではナタリア・シニシン選手(アゼルバイジャン)に 4- 0で順当に判定勝ち。 3回戦ではイザベル・サンブ選手(セネガル)と対戦し、開始 1分から一気に 6点を奪うなど、 9- 0で判定勝ちと、ここまで盤石の戦いぶりを見せている。


笑顔で声援に応えて引き上げる吉田沙保里選手
 フリースタイル女子53キロ級準決勝 吉田沙保里選手はベツァベス・アルゲリョ選手を破って五輪 4連覇に王手をかけ、笑顔で声援に応えて引き上げる=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 吉田は父栄勝さんを2014年 3月、くも膜下出血で亡くした。 4連覇を成し遂げ、金メダルを「天国にいる父に見せたい」と今大会に臨んでいた。
 試合後、吉田選手は「きのう女子が 3階級で金メダルを取って、かなりのプレッシャーがあった。でも取ってくれたからこそ、やろうという気持ちになった。状態は自分としては良くもなく悪くもなく。組み合わせに恵まれていた」と、ここまでの戦いぶりを振り返っていた。


アルゲリョ選手を攻める吉田沙保里選手
 ベツァベス・アルゲリョ選手(右)を攻める吉田沙保里選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


☆<リオデジャネイロ五輪第14日:レスリング>◇18日=日本時間19日◇フリースタイル女子53キロ級決勝◇カリオカアリーナ
 フリースタイル女子53キロ級の吉田沙保里選手は、決勝でヘレン・マルーリス選手(24=米国)と対戦し、 1- 4の判定負けで銀メダル。五輪 4連覇はならず、13連覇中の世界選手権と合わせた連続世界一の記録は「16」でストップした。
 吉田選手は第 1ピリオド、消極的な姿勢の相手からアクティビティタイムの30秒を守り 1ポイントを先取。吉田選手の 1ポイントリードで迎えた第 2ピリオド、開始30秒あたりで一瞬の隙をつかれタックルを許し、バックを取られてしまい 1- 2と逆転された。さらに残り 1分のところで場外に出されるなど 1- 4と劣勢。終盤に足を取るなど反撃を見せたが、及ばなかった。
 吉田選手は試合後、涙を流しながら「日本選手団の主将として金メダルを獲らないといけなかったのに、ごめんなさい。自分の力が出し切れなくて申し訳ないです」と敗戦を振り返った。


連覇が途絶えた吉田沙保里選手
 米国ヘレン・マルーリス選手に敗れ連覇が途絶えた吉田沙保里選手。悔し涙を流す=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 レスリング女子53キロ級の決勝が行われ、吉田沙保里選手はヘレン・マルーリス選手に判定負け。銀メダルを獲得したものの、五輪 4連覇はならなかった。
 「主将は活躍できない」というジンクスは破れなかった。夏季五輪で日本選手団の主将は、1992年バルセロナ大会で柔道男子71キロ級の古賀稔彦選手が優勝したのを最後に、金メダルはおろか、メダルすら手にしていなかった。

決勝で敗れ涙を流す吉田沙保里選手
 レスリング女子フリースタイル53キロ級 決勝で敗れ涙を流す吉田沙保里選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 五輪と世界選手権を合わせ、ここまで16大会連続で頂点に立ち“霊長類最強女子”とまで呼ばれた吉田選手でさえ、主将を務めた今回は銀メダル。第 1ピリオドに 1点を先取しながら、第 2ピリオドの開始約30秒で一瞬の隙をつかれタックルを許し、バックを取られると 1- 2と逆転された。さらに、残り 1分のところで場外に出されるなど 1- 4と差を広げられ、懸命の反撃を見せたが及ばなかった。

マルーリス選手にポイントを奪われる吉田選手
 米国ヘレン・マルーリス選手(上)にポイントを奪われる吉田沙保里=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 これで1996年アトランタ大会でマラソン男子19位の谷口浩美選手、2000年シドニー大会の野球で 4位の杉浦正則選手、2004年アテネ大会の柔道男子 100キロ級で準々決勝敗退の井上康生選手、2008年北京大会の柔道男子 100キロ級で初戦敗退の鈴木桂治選手、前回2012年ロンドン大会の陸上・やり投げで予選敗退の村上幸史選手、そして今回の吉田選手と、日本選手団の主将は 6大会連続で金メダルを逃す結果となった。

米国選手に敗れ連覇が途絶えた吉田沙保里選手
 米国ヘレン・マルーリス選手に敗れ連覇が途絶えた吉田沙保里選手(右)=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 主将としてのプレッシャーが、知らぬ間に体の動きや感覚をおかしくさせるのか。「私が金メダルを取ってジンクスを打ち破りたい」と話していた吉田選手だが、試合後は「日本選手団の主将として金メダルを取らないといけなかったのに、ごめんなさい」と大粒の涙を流した。

悔し涙が止まらなかった吉田沙保里選手
 レスリング女子53キロ級・メダルセレモニー 銀メダルを授与されたあとも悔し涙が止まらなかった吉田沙保里選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 レスリング女子53キロ級の決勝が行われ、 4連覇を目指した吉田沙保里選手はヘレン・マルーリス選手に判定負け。銀メダルに終わった。
 試合直後から吉田選手は号泣。表彰式でも涙は止まらず、記念撮影ではマルーリスらと肩を組んで笑みを浮かべようとしたが、式後のインタビューでは再び号泣した。


銀メダルを手にする吉田沙保里選手
 女子53キロ級決勝で2位となり、銀メダルを手にする吉田沙保里選手。左は金のヘレン・マルーリス選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


--メダルをかけてどんな思いか
「最後の最後で、銀メダルで終わると思ってなかったです」
--悔しい
「はい、悔しいです」


試合中に厳しい表情を見せる吉田沙保里選手
 レスリング 女子53キロ級・決勝 試合中に厳しい表情を見せる吉田沙保里選手(手前)=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


--でも日本中が拍手を送っている
「たくさんの方に応援していただいて、本当にありがとうございました」
--ロンドン五輪から苦しい4年を乗り越えてきた
「そうですね。やっぱり『打倒吉田』でみんな来るのが分かってたんですけど、本当に最後の最後で、落とし穴にはまるとは思ってなかったので、本当に、まあ、レスリングやってて幸せです」


敗れた吉田沙保里選手
 レスリング 女子53キロ級・決勝 敗れた吉田沙保里選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ

--天国のお父さんとは何か話をしたか


「父がいないオリンピックは初めてだったのですけど、助けてくれるかなって、どこかで思ったのが間違いかなって(泣き笑い)。だけど本当に、最後の最後まで応援してくれてたと思うので、そこは信じて戦うことができました」
--お父さんに言葉を返すとしたら
「お父さん、私をここまで育ててくれてありがとうっていうことを伝えたいです」
--日本中が銀メダルを称賛している
「ありがとうございました」


金メダルを手に笑顔の川井梨紗子選手
 女子63キロ級で獲得した金メダルを手に笑顔の川井梨紗子選手(左から 2人目)=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


☆<リオデジャネイロ五輪第14日:レスリング>◇18日=日本時間19日◇フリースタイル女子63キロ級決勝◇カリオカアリーナ
 五輪初出場となったフリースタイル女子63キロ級の川井梨紗子選手は、決勝でマリア・ママシュク選手(ベラルーシ)と対戦し、 6- 0の判定勝ち。五輪初出場で金メダルを獲得した。これで日本女子レスリングは 4つ目の金メダルとなった。


優勝が決まり、手を叩いて喜ぶ川井梨紗子選手
 レスリング女子63キロ級決勝 優勝が決まり、手を叩いて喜ぶ川井梨紗子選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 第 1ピリオド、川井選手は開始30秒程で低いタックルを決め、そのまま相手の足を抱えるとバックを取って、 2ポイントを先取した。川井選手が優位に試合を進めると、第 2ピリオドでは 1分を過ぎたところで川井選手の片足タックルが決まる。そのままバックを取ってさらに加点。 4- 0とリードを広げると、終盤にもダメ押しの 2ポイントを重ね勝利を手にした。

日の丸を掲げ笑顔の川井梨紗子選手
 女子63キロ級決勝 ベラルーシ選手を破り金メダルを獲得し、日の丸を掲げ笑顔の川井梨紗子選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ


 川井選手は試合後「( 2位だった昨年の)世界選手権の決勝では、決勝に上がれたことがうれしくてちょっと舞い上がっちゃってた部分があるんですけど、今回は、その雪辱はこういう大きい舞台じゃないと晴らせないと思ったので、やっぱり絶対勝つって言う気持ちだった」と、興奮気味に心境を勝った。これで女子レスリングは 4つ目の金メダル。「前日の 3人(登坂、伊調、土性)がみんな金メダル取ったので、そのメダルを見て余計に自分もほしいと思った」と、勢いそのままに快挙に続いた。

栄和人チームリーダーを投げる川井梨紗子選手
 女子63キロ級で金メダルを獲得し、栄和人チームリーダーを投げる川井梨紗子選手=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ
栄チームリーダーを肩車する川井梨紗子選手
 女子63キロ級で優勝し、栄和人チームリーダーを肩車してマットを一周する川井梨紗子=リオデジャネイロ・カリオカアリーナ

☆<リオデジャネイロ五輪第14日:水泳>◇18日=日本時間19日◇女子高飛び込み準決勝・決勝◇マリア・レンク水泳センター
 女子高飛び込みの準決勝が行われ、予選を10位で通過した板橋美波が335.55点の 8位となり、12人で争う決勝へ進んだ。
 致命的なミスを犯さずに演技をまとめた板橋は馬淵コーチに頭をなでられ、「試合自体をすごく楽しめている」と笑みを浮かべた。 1、 2回目は会心の出来ではなかったが、動じなかった。「(今回は)どの試合よりも落ち着いてできている」。16歳は予選で大失敗した 3回目の後ろ宙返り技を無難にこなして 64.35点。 4、 5回目の技で70点台を連ね、決勝への切符をたぐり寄せた。


言葉をかわす板橋美波選手と馬淵崇英監督
 笑顔で言葉をかわす板橋美波選手(左)と馬淵崇英監督=1リオデジャネイロ・マリア・レンク水泳センター



 女子高飛び込み決勝が行われ、準決勝を 8位で通過した16歳の板橋美波選手は356.60点で 8位に入った。飛び込み女子で日本勢の入賞は1996年アトランタ五輪板飛び込みの元渕幸選手以来20年ぶり。任茜選手(中国)が439.25点で初優勝し、中国勢が 3連覇した。


女子高飛び込み決勝、板橋美波選手の3回目
 女子高飛び込み決勝、板橋美波選手の 3回目=リオデジャネイロ・マリア・レンク水泳センター


○競泳のリオデジャネイロ五輪日本代表が18日、2020年東京五輪・パラリンピックオフィシャルパートナーの味の素(東京・京橋)を表敬訪問した。
 同社は2003年から日本代表選手団へ栄養摂取に関するアドバイスを行うなど、食事面から選手
をサポート。リオ五輪では現地に拠点を構えて選手団に食事を提供するなどバックアップしている。
 平井伯昌ヘッドコーチは「(味の素の)アミノ酸が入ったおにぎり『パワーボール』などで
選手のコンディションを整えて頂き、この結果につながった」と、同社のサポートに感謝の意を
示した。


味の素にメダル獲得報告会に訪れた競泳陣
 味の素にメダル獲得報告会に訪れた萩野公介選手、金藤理絵選手(前列右端から)ら競泳陣=中央区


 誰にでも隙はある。誰にでもチャンスが有る。「まさかこの選手が!」と言う様な選手が敗戦するとは思っていなかった。綺麗な色のメダルを狙っていて届かなかった選手。届いた選手と様々だが、メダルがこれからもドンドン増えていくと思われている。いったい最後にはどの位のメダル数になるのでしょうね。ガンバレ!日本!我らのジャパン!勝利を掴め!






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