●20日東京ドームで巨人-阪神18回戦(巨人12勝 5敗 1分)が行われ、巨人は初回一死 1、 2塁で阿部の中前適時打で先制。失策も絡み 1塁走者の坂本も生還した。先発大竹寛は無失点の立ち上がり。巨人は先発大竹寛が 8回を 3安打10奪三振で無失点に抑え 5勝目。チームは今季最多の貯金「10」。阪神は巨人戦「5連敗」を喫した。阪神が散発 3安打で今季 9度目完封負けを喫し、 4連敗となった。不振のゴメスと鳥谷を外し、青柳、坂本、高山とルーキー 3人をスタメン起用したが打線が沈黙。巨人先発大竹寛らに翻弄(ほんろう)された金本知憲監督(48)は、「現状、これがベストメンバー。中堅がしっかりしてないからしょうがない」と厳しい表情で話した。週明け23日からの 3位DeNA 3連戦(横浜)を前に、ゲーム差は 4.5に広がった。今は数字より、目の前の 1戦 1球にどれだけ執念を込められるか。未熟な若手にふがいない中堅。若い選手が並ぶだけでは、超変革は進まない。
●高山俊外野手(23=明治大学)は 4打数 1安打で 104安打とし、明大の大先輩・高田繁氏(71=元巨人、現DeNAゼネラルマネジャー)の新人年の数字に並んだが、悔いばかりが残った。 1回、先頭の北條が左翼線 2塁打。大和の 1ゴロで一死 3塁となり、 2試合ぶりに 3番起用された高山が打席に入った。だが、前進守備の網にかかり 2ゴロ。いきなりのチャンスは無得点に終わった。直後の守備でチームは 2点を失い、試合が決まった。前日19日の同カードでも、 3点を追う 4回無死満塁で遊ゴロ併殺に終わり、あと 1本が出なかった。 3番は今季 5度目の抜てきだったが、打率 0.118(17打数 2安打)と元気がない。将来、虎の中軸を打つべき男。この試合前まで得点圏打率 0.382と新人らしからぬ勝負強さで虎を救ってきたが、正念場も乗り越えなくてはならない。偉大な先輩もぶつかったプロの厳しさに、引き続き立ち向かう。悔しさをかみしめ、高山はもっと強くなる。
●原口文仁捕手(24)が不振のゴメスに代わり「 5番・ 1塁」で先発。 2回先頭で右前打を放ち、 3打数 1安打と気を吐いた。 1回一死 2塁では陽川の大きく逸れた送球をジャンプして捕球すると打者走者にタッチし、アウトにするなど無難な動きを見せた。
● 1回の陽川尚将内野手(25)の失策に、高代ヘッドはバッサリ。久慈内野守備走塁コーチもタメ息だ。昇格からわずか 4日、 5打数無安打( 2四球)で 2軍落ちとなった陽川は悔しさをかみしめた。
●阪神のルーキー青柳晃洋投手(22=帝京大学)が 5回 2/3・ 3安打 2失点で降板した。初回。一死 1、 2塁から 4番阿部に中前適時打を浴びると、 3塁手陽川の捕球ミスもあり 1塁走者坂本にも生還を許して 2失点。 2回以降は踏ん張ったが、援護にも恵まれなかった。青柳はプロ入り後、自己ワーストとなる 8四死球を出しながらも最多 125球を投げて、 5回 2/3を 2失点(自責 1)と粘った。坂本との 1年生バッテリーは2014年の岩崎-梅野以来で、結果を出せずに反省していた。
●20日あじさいスタジアム北神戸(オリックス・バファローズファームチームのホームグラウンド)でウエスタンリーグ・オリックス-阪神22回戦が行われ、上本博紀内野手(30)が20日、ウエスタン・オリックス戦(北神戸)で先頭打者弾を含む 5打数 4安打と大暴れし、陽川尚将内野手に代わって 1軍昇格が決まった。掛布雅之 2軍監督(61)は本格的に取り組む 3塁守備が、進化の鍵になるとみる。試合は 6- 7でサヨナラ負けを喫した。「 1番・ 3塁」で先発出場した上本が 1回、左翼へ先頭打者弾。勢いそのままに中前、右前、中前と 5打数 4安打と奮闘した。16日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)から金本監督の意向で 3塁を守る。この日も 1回二死 1塁でブランコの飛球を大声を出して投手を制して三飛に仕留めるなど、経験を積んできた。新境地で今度こそ 1軍定着を果したいところだ。記事をまとめてみました。
<巨人 3- 0阪神、18回戦、巨人12勝 5敗 1分>◇20日◇東京ドーム
巨人は初回一死 1、 2塁で阿部の中前適時打で先制。失策も絡み 1塁走者の坂本も生還した。先発大竹寛は無失点の立ち上がり。
巨人大竹寛は 6回まで 3安打無失点の投球内容。阪神先発の青柳は、 6回に二死 1、 2塁とし降板。続くピンチは高橋が抑えた。
巨人は先発大竹寛が 8回を 3安打10奪三振で無失点に抑え 5勝目。チームは今季最多の貯金「10」。阪神は巨人戦「5連敗」を喫した。
巨人に連敗し宿舎へ引き揚げる金本知憲監督=東京ドーム
阪神が散発 3安打で今季 9度目完封負けを喫し、 4連敗となった。
不振のゴメスと鳥谷を外し、青柳、坂本、高山とルーキー 3人をスタメン起用したが打線が沈黙。巨人先発大竹寛らに翻弄された金本知憲監督は、「現状、これがベストメンバー。中堅がしっかりしてないからしょうがない」と厳しい表情で話した。
今季の巨人戦は 5勝12敗 1分けとなり、 9年連続の勝ち越しなしが決定。週明け23日からの 3位DeNA 3連戦(横浜)を前に、ゲーム差は 4.5に広がった。
スタメンから外れたマウロ・ゴメス内野手=東京ドーム
阪神は鳥谷敬内野手、マウロ・ゴメス内野手が今季初めてそろってスタメン落ち。若手主体の打線で巨人に挑んだが、わずか 3安打で 0- 3と今季 9度目の零封負けを喫した。 3度目の 4連敗で 2カード連続の負け越しとなり、借金は「12」に逆戻り。金本知憲監督は「現状、これがベストメンバー」と若虎に奮起をうながした。
巨人ファンも驚いただろう。しかし、このオーダーが今の阪神のベストメンバー。決して来季を見すえた戦いに切り替えたわけではない。だからこそ攻守に精彩を欠く姿が寂しかった。金本監督の声は低く、そして厳しかった。
若いから使っているんじゃないんだぞ! 金本知憲監督はふがいない攻撃を歯がみして見守る=東京ドーム
「それ(若手ばかり)は偶然でしょ。中堅がしっかりしないから、しようがない。現状、これがベストメンバーだから。サード陽川だって、今成や新井良太がしっかりすれば、そういうメンバーになるし。上本だとか」
スタメンはここ 5戦で16打数 1安打のゴメスを外し、 1塁には原口。高山、坂本、青柳の新人 3人と実質、今年デビュー組が 4人並んだ。 9人の平均年齢は25.3歳。39歳の福留を除けば23.6歳とほぼ大卒 1年目の数字。鳥谷、ゴメス、西岡(故障中) 3人の同時欠場も今季初。そして未熟さを露呈する 4連敗で、借金は「12」に膨らんだ。
阪神・金本知憲監督=東京ドーム
大竹に 8回 0封され、 3安打で今季 9度目の無得点。 3塁で 2戦連続スタメンの陽川が 2打席連続見逃し三振など、チーム10三振のうち 5つが見逃しだ。守備でも 1回一死 1、 2塁で阿部に先制打を浴びると、中堅・中谷の 3塁送球を陽川が後逸。 2点目を与えた。
「ありえないミス。スルーというのは」と苦言を呈した指揮官は「それ(見逃し三振)もちょっと考えられないね」と表情を険しくした。 「若いから使ってもらえるとか、そういうのじゃなしに。結果が出なかったら、チャンスがなくなっていくんだから」
試合後、17日に昇格したばかりの陽川の降格と、上本の昇格を即決した。若虎に猶予はない。もちろんゴメスや鳥谷らの中堅選手にも…だ。
8回に登板した藤川球児投手=東京ドーム
これで巨人に 5連敗で今季 5勝12敗 1分け。 9年連続勝ち越しなしが決まったが「(そういう数字は)どうでもいい」とつぶやいた。 3位DeNAとの 4.5差も同じ。今は数字より、目の前の 1戦 1球にどれだけ執念を込められるか。未熟な若手にふがいない中堅。若い選手が並ぶだけでは、超変革は進まない。
◆データBOX◆
◎…阪神は今季の巨人戦勝ち越しがなくなり、これで 9年連続勝ち越しなし。最後に勝ち越したのは2007年で14勝 9敗 1分け。
◎…阪神のこの日のスタメンは平均25.3歳。福留が休養した 4月29日のDeNA戦(甲子園)で25.8歳を記録したことがあるが、さらに若くなった。ちなみにこの日の巨人は平均31.6歳。
高山俊外野手は 4回、先頭で中前打。 104安打として明治大學の先輩・高田繁氏に並んだ=東京ドーム
また仕留められなかった。高山は 4打数 1安打で 104安打とし、明大の大先輩・高田繁氏の新人年の数字に並んだが、悔いばかりが残った。
「きのうもきょうも、ああいう感じなので…。すごく悔しいです」 1回、先頭の北條が左翼線 2塁打。大和の 1ゴロで一死 3塁となり、 2試合ぶりに 3番起用された高山が打席に入った。だが、前進守備の網にかかり 2ゴロ。続く福留も中飛に倒れ、いきなりのチャンスは無得点に終わった。直後の守備でチームは 2点を失い、試合が決まった。
元巨人の高田繁氏
前日19日の同カードでも、 3点を追う 4回無死満塁で遊ゴロ併殺に終わり、あと 1本が出なかった。 3番は今季 5度目の抜てきだったが、打率 0.118(17打数 2安打)と元気がない。将来、虎の中軸を打つべき男。この試合前まで得点圏打率 0.382と新人らしからぬ勝負強さで虎を救ってきたが、正念場も乗り越えなくてはならない。
0- 2の 4回先頭では初球を痛烈に中前打。今季 104安打目で、大先輩に肩を並べた。明治大學時代に通算 131安打を放ち、48年ぶりに東京六大学記録を塗り替えたが、前記録( 127安打)保持者が高田氏だった。ルーキーイヤーの数字にも28試合を残して並んだ。
偉大な先輩もぶつかったプロの厳しさに、引き続き立ち向かう。試合後は北條らとともにベンチ裏に残り、スイングのチェックを行った。悔しさをかみしめ、高山はもっと強くなる。
▽高田繁氏のルーキーイヤーVTR
明治大學から1968年D 1位で巨人入団。 4月 6日の大洋(現DeNA)戦(後楽園)で初出場し、 8回に初安打を記録。左翼の定位置を獲得して11試合連続安打を 2度( 5月 4~25日、 7月27~ 8月 9日)、猛打賞を 8度記録。シーズン 120試合で打率 0.301( 346打数 104安打)、 9本塁打、30打点、23盗塁で新人王を獲得した。
1回、巨人・村田修一内野手をタッチアウトした原口文仁捕手=東京ドーム
原口が不振のゴメスに代わり「 5番・ 1塁」で先発。 2回先頭で右前打を放ち、 3打数 1安打と気を吐いた。「( 1塁でも)関係ないです。勝たないと。あすしっかり勝って次につなげたい」。 1塁での出場は 7月20日の巨人戦(甲子園)以来で今季 3度目。 1回一死 2塁では陽川の大きく逸れた送球をジャンプして捕球すると打者走者にタッチし、アウトにするなど無難な動きを見せた。
陽川尚将内野手は 1回、中堅・中谷将大外野手からの送球を後逸して 2点目を与えた=東京ドーム
1回の陽川の失策に、高代ヘッドは「ボーンヘッド? それしか答えようがない。気構えの問題」とバッサリ。久慈内野守備走塁コーチも「あれを“トンネル”するか? 普通のボール。恥ずかしいと思わないと」とタメ息だ。昇格からわずか 4日、 5打数無安打( 2四球)で 2軍落ちとなった陽川は「捕れる球でした。( 2三振も)力不足。またがんばります…」と悔しさをかみしめた。
巨人対阪神 力投する阪神先発のルーキー青柳晃洋投手=東京ドーム
阪神のルーキー青柳晃洋投手が 5回 2/3・ 3安打 2失点で降板した。
初回。一死 1、 2塁から 4番阿部に中前適時打を浴びると、 3塁手陽川の捕球ミスもあり 1塁走者坂本にも生還を許して 2失点。 2回以降は踏ん張ったが、援護にも恵まれなかった。 8四死球と課題の制球に苦しんだ右腕は「初回に失点してしまい、ゲームのリズムを作れなかったことが一番の反省です。四死球が多く、ランナーの出し方がよくありませんでした」と悔しがった。
阪神先発の青柳晃洋投手=東京ドーム
青柳はプロ入り後、自己ワーストとなる 8四死球を出しながらも最多 125球を投げて、 5回 2/3を 2失点(自責 1)と粘った。ただ、四球と味方の失策がらみで与えた 1回の 2点は重く、 3敗目( 4勝)。「先発として先に点を取られるのは、一番やっちゃいけないこと。( 1回は)阿部さんの前にランナーを出してはいけなかったです」。坂本との 1年生バッテリーは2014年の岩崎-梅野以来で、結果を出せずに反省していた。
ウエスタンリーグ<オリックス 7- 6阪神、22回戦>◇20日◇あじさいスタジアム北神戸
上本博紀内野手)が20日、ウエスタン・オリックス戦(北神戸)で先頭打者弾を含む 5打数 4安打と大暴れし、陽川尚将内野手に代わって 1軍昇格が決まった。掛布雅之 2軍監督は本格的に取り組む 3塁守備が、進化の鍵になるとみる。試合は 6- 7でサヨナラ負けを喫した。
固め打ちで絶好調をアピールだ。「 1番・ 3塁」で先発出場した上本が 1回、左翼へ先頭打者弾。勢いそのままに中前、右前、中前と 5打数 4安打と奮闘した。
「まあ、結果なので」
クールに振り返ったが、これで打率は 0.313。結果を出し、この日の 1軍昇格が決まった。
16日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)から金本監督の意向で 3塁を守る。この日も 1回二死 1塁でブランコの飛球を大声を出して投手を制して三飛に仕留めるなど、経験を積んできた。
掛布 2軍監督は「 3塁というポジションを自分でやろうという気持ちがある。新しい、違う景色だからね。上本にいいリズムを作るかもしれない」と好影響を与えているとみた。上本は 3塁について「余裕はないですよ」と語るが、新境地で今度こそ 1軍定着を果したいところだ。
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2016年 公式戦 日程と結果(08月)
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(08月)
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