●27日阪神甲子園球場で阪神-ヤクルト21回戦が行われ、阪神はヤクルト戦(甲子園)が行われる27日、夏の恒例イベント「夕暮れ縁日」を開催した。場所はミズノスクエア(球場 1塁側外周)。28日も開催予定で、試合の入場チケットがなくても楽しめる。
●ヤクルトが 1回、山田の 3ゴロの間に先制点を挙げるなど、 2点を先行。阪神は 3回に北條の右前適時打で 1点を返した。阪神の先発青柳は 6回 3安打 4四死球 5失点で降板した。ヤクルトが最後までリードを守り 4連勝。先発石川は「6勝目」を挙げた。阪神は 2連敗。先発青柳は「4敗目」を喫した。阪神はミスから流れを明け渡し、ヤクルトに 2連敗して「5位」に転落した。金本知憲監督(48)は悔しさをにじませた。 4万人超のため息が、引き揚げる金本監督の背中に覆いかぶさった。残り22試合のうち15試合も甲子園で戦えることが、このままでは強みではなくなってしまう。とにかく、仕切り直しだ。夏のロードを勝ち越して帰ってきたが、今季大きく負け越している本拠地で悪夢の連敗だ。甲子園では20勝27敗 1分けで、とうとう「借金7」となった。本来ならアドバンテージとなるはずの戦い慣れた地で、同じようにため息ばかりをつかせていては、Aクラス入りは幻に終わってしまう。ただでさえ毎年 9、10月は苦手としている虎だ。2013年は10勝18敗 2分けと大失速した。2014年も13勝13敗とかろうじて五分で、昨年も 9勝15敗 1分けと失速してVに届かなかった。 2連敗後の、この一戦を大きなポイントと捉える。弾みをつけて、 9月には本拠地から猛反撃をしかける。
●阪神はクライマックスシリーズ(CS)進出を争うヤクルトに完敗。「5位」に転落した。 1回、左翼の高山俊外野手(23=明治大學)が犯したエラーが先制点に直結。サンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏(62)は黄金ルーキーに対し、バッティングだけの選手にはなるなと檄を飛ばした。 3位DeNAとは 2.5ゲーム差。日の入り前、赤みがかった甲子園が悲鳴に包まれた。 1回無死 1塁で高山が痛恨の後逸。制球に苦しむ先発・青柳の傷を同期生が広げてしまった。担当の中村豊外野守備走塁コーチ(43)もざんげした。今季 6個目の失策。25日のDeNA戦(横浜)では 9回のロペスの邪飛を捕球できず「E」ランプを灯し、前日26日も 1回に山田の左翼線 2塁打に対し、クッションボールの処理を誤った。 3日連続でのドタバタぶり。虎を再び上昇気流に乗せたのは間違いなく、高山。ここでしぼむ男じゃない。良薬は口に苦し。必ずやバネにするはずだ。
●上本博紀内野手(30)が 1軍では2013年以来、 3年ぶりに 3塁を守った。 1回には山田の難しいバウンドの打球を好捕して 1塁をアウトに。 2回以降も俊敏性を生かして、失策ゼロで乗り切った。バットでは 1四球も 3打数無安打。レギュラー獲得のために攻守で活躍を目指す。
●13試合連続で遊撃スタメン出場の北條史也内野手(22)がタイムリーを放った。 2点を追う 3回。一死 1、 2塁からヤクルト石川のシンカーを右前に運んだ。外角に逃げていく白球に、うまくバットを合わせた。36歳のベテラン左腕・石川が巧みに操る変化球を仕留め、対応力の高さを見せつけた。敗戦の中で北條の奮闘が、次への希望だ。追撃の一打は 0- 2の 3回だ。一死 1、 2塁で、 3球目のシンカーをとらえた。沈む外角球を逆らうことなくバットに乗せ、右前へ。一時 1点差に迫り、追撃ムードを高めた。結果は 2- 5での敗戦。自身が打点を挙げた試合での連勝は「6」でストップしたが、存在感を示した。 1回一死で左前打を放ち、 8試合連続安打とすると、福留への打席で 2盗を決めた。 8月10日の広島戦(マツダ)以来14試合ぶりの 5個目をマークし、 2打席目にタイムリー。好調なバットで打線を引っ張った。鳥谷が対左腕打率 1割台と苦戦していることから遊撃を任されるようになり、 8月は80打数25安打の打率 0.313、 1本塁打10打点。今では外せない存在になっている。連敗にも下を向かない。北條の目は次の勝利を見据えている。
●狩野恵輔捕手(33)が意地の一撃を放った。 1- 5の 8回先頭で代打のコールを受けると、初球のスライダーをフルスイング。中堅左に 3号ソロを突き刺した。本塁打は 7月20日の巨人戦(甲子園)以来で、ヒットは自身11打席ぶり。敗戦の中で、代打の切り札の力強さが光った。
●帰ろうとしていたファンが足を止めた。 3点ビハインドの 9回二死。苦手の左腕だったが、記録継続にはもはやここしかない。鳥谷敬内野手(35)が代打で登場。石川のスライダーに食らいついて、中前へ落とした。なんとか連続試合出場を1730に伸ばした。続く大和が四球を選び 2進。ベテラン左腕に通算 150勝こそ許したものの完投を阻止して、抑えの秋吉をマウンドに引っ張り出した。一発が出れば同点のシーンで代打・ゴメスが空振り三振を喫して敗れたが、鳥谷は代打として 5試合ぶりの快音で意地をみせた。
●阪神のルーキー青柳晃洋投手(22=帝京大学)が 6回 3安打 5失点で降板した。 1回に先頭坂口の四球から無死 2、 3塁とすると、山田、バレンティンの内野ゴロの間に失点。 6回の一死 1、 2塁の場面では香田勲男投手コーチ(51)から忠告を受けた直後、バレンティンに左中間へ 3ランを浴びた。香田投手コーチはさらなる成長を求めた。
●27日阪神鳴尾浜球場でウエスタンリーグ・阪神-広島21回戦が行われ、陽川尚将内野手(25)が今季ウエスタン 9号となる左越え 3ランを放つなど、 5打数 2安打 3打点と結果を出した。 2- 0の無死 2、 3塁に広島の先発・岡田の 126キロにうまく反応して左翼ネットに打球を突き刺し、第 3打席にも左前打を放った。
●守屋功輝投手(22)が27日、ウエスタン・広島戦(鳴尾浜)に先発し、 7回 1失点と好投。シーズン終盤に調子を上げてきた右腕について、掛布雅之 2軍監督(61)も 1軍昇格のチャンスをつかむことを期待した。試合は終盤に追い上げられたが10- 9で逃げ切り、 2連勝とした。 記事をまとめてみました。
<阪神 2- 5ヤクルト、21回戦>◇27日◇阪神甲子園球場
阪神はヤクルト戦(甲子園)が行われる27日、夏の恒例イベント「夕暮れ縁日」を開催した。
ファミリーで楽しめるゲームコーナー、たこ焼きなどの飲食コーナーには、たくさんのファンが集まった。場所はミズノスクエア(球場 1塁側外周)。28日も開催予定で、試合の入場チケットがなくても楽しめる。
ヤクルトが 1回、山田の 3ゴロの間に先制点を挙げるなど、 2点を先行。阪神は 3回に北條の右前適時打で 1点を返した。
ヤクルトが 6回にバレンティンの25号 3ランで突き放した。阪神の先発青柳は 6回 3安打 4四死球 5失点で降板した。
ヤクルトが最後までリードを守り 4連勝。先発石川は「6勝目」を挙げた。阪神は 2連敗。先発青柳は「4敗目」を喫した。
ベンチで首をかしげる金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神はミスから流れを明け渡し、ヤクルトに 2連敗して「5位」に転落した。
1回表無死 1塁で 2番三輪の左前打を左翼高山がファンブル。この失策の間に無死 2、 3塁とされ、内野ゴロ 2本で 2点を先制された。
6回には先発青柳が 4番バレンティンに痛恨の 3ランを被弾。打線も左腕石川を内あぐね、金本知憲監督は「昨日、勝てなかったから、今日どうしてもという気持ちはあったけど」と悔しさをにじませた。
ベンチで声を出す金本知憲監督。それでも勝利には結びつかなかった=阪神甲子園球場
4万人超のため息が、引き揚げる金本監督の背中に覆いかぶさった。残り22試合のうち15試合も甲子園で戦えることが、このままでは強みではなくなってしまう。とにかく、仕切り直しだ。
「昨日勝てなかったから、きょうどうしてもというのはあったけど。秋、寂しい戦いにならないように、しっかり明日からまた…」
夏のロードを勝ち越して帰ってきたが、今季大きく負け越している本拠地で悪夢の連敗だ。甲子園では20勝27敗 1分けで、とうとう「借金7」となった。
もちろんこのままではいけない。主催試合が 5度も雨天中止になっていたこともあり、 9月の虎は19試合のうち14試合を聖地で戦う。本来ならアドバンテージとなるはずの戦い慣れた地で、同じようにため息ばかりをつかせていては、将が危惧する通り、Aクラス入りは幻に終わってしまう。
夏休み最後の土曜日。甲子園に詰めかけたファンは肩を落として帰り支度を始めた=阪神甲子園球場
ただでさえ毎年 9、10月は苦手としている虎だ。2013年は10勝18敗 2分けと大失速した。2014年も13勝13敗とかろうじて五分で、昨年も 9勝15敗 1分けと失速してVに届かなかった。「超変革」した今年こそ、勝負の季節に勝ちきれない体質に別れを告げ、虎党に思う存分「六甲おろし」を歌ってほしい。
金本監督はとにかく目の前の、きょうの一戦にすべてをかける。
「毎日毎日、勝負なんだけど、明日は夏休み最後の甲子園かな。来てくれるファンを喜ばせてあげる、勝ってね。全員がそうやって思うこと」
2連敗後の、この一戦を大きなポイントと捉える。弾みをつけて、 9月には本拠地から猛反撃をしかける。
三輪正義外野手の左前打の打球を後逸した高山俊外野手。甲子園に悲鳴が起きた=阪神甲子園球場
阪神はクライマックスシリーズ(CS)進出を争うヤクルトに完敗。「5位」に転落した。 1回、左翼の高山俊外野手が犯したエラーが先制点に直結。サンケイスポーツ専属評論家の田尾安志氏は黄金ルーキーに対し、バッティングだけの選手にはなるなと檄を飛ばした。 3位DeNAとは 2.5ゲーム差。まだあきらめんでぇ。
日の入り前、赤みがかった甲子園が悲鳴に包まれた。 1回無死 1塁で高山が痛恨の後逸。制球に苦しむ先発・青柳の傷を同期生が広げてしまった。
「本当に単純なミスなので…。引きずらないように、としていたんですが、後の打席でもうまくいかなかったです」
逆方向に合わせた三輪の打球は決して難しくはなかった。数バウンドした後に高山は捕球しようとしたが、白球はグラブの下、股間を抜けていった。あわててリカバリーを試みるが、 1走・坂口は悠々と 3塁に到達。打者走者も 2塁を陥れた。その後、青柳は山田の 3ゴロ、バレンティンの遊ゴロの間に 2失点…。最悪の幕開けとなった。
1回、左翼守備でエラーした高山俊外野手。ピンチを広げ、顔が引きつった=阪神甲子園球場
担当の中村外野守備走塁コーチも「目切りが早いというか、(捕球する前に)投げる体勢までいっていた。『野球はそんなに甘くない。球はそんなに軽くない』と本人に言った。バッテリーに申し訳ないことをした」とざんげした。
今季 6個目の失策。25日のDeNA戦(横浜)では 9回のロペスの邪飛を捕球できず「E」ランプを灯し、前日26日も 1回に山田の左翼線 2塁打に対し、クッションボールの処理を誤った。 3日連続でのドタバタぶり。バックネット裏の田尾氏が厳しく指摘した。
田尾氏「高山のまずい守備を何回見ただろうか。現状では平均的な外野手のレベルに達していない。広い甲子園が本拠地のチームに入ったのだから、打撃はいいけど守備はいまひとつ、と言われるような選手になってはいけない」
打率 0.277、 5本塁打、52打点。新人王最有力という打力を証明しているからこそ、さらなる高みを目指してほしい。ルーキーだから仕方がないという蜜に甘えた虎の若手外野手がこれまで何人消えていったか…。やはり、守れないといけない。田尾氏は高山自身がこれまで以上に特守を志願する重要性を訴えた。
高山俊外野手は 4打数無安打。バットで取り返すことはできなかった=阪神甲子園球場
田尾氏「もっと練習しないと投手からもベンチからも信頼を得られない。外野手のミスは、内野手と違って、すぐ失点に直結する。守備は練習すれば必ず上達する。高山の方から積極的にコーチにノックを頼むぐらいでいい。そのぐらいの意識で取り組んでほしい」
拙守を取り返そうと力んだ高山は、打撃でも 4打数無安打 1三振。 5試合ぶりに快音なしだった。金本監督は「それ(失策)を引きずってしまったから。打撃にモロに出ていた。 1つの経験。大事にしてほしい」と糾弾することはなかったが…。 5位転落への引き金になったのはまぎれもない事実だった。
「本当に悔しいです」
グッと唇をかんだ。虎を再び上昇気流に乗せたのは間違いなく、高山。ここでしぼむ男じゃない。良薬は口に苦し。必ずやバネにするはずだ。
1回、ヤクルト・山田哲人内野手の 3ゴロを処理した上本博紀内野手=阪神甲子園球場
上本が 1軍では2013年以来、 3年ぶりに 3塁を守った。 1回には山田の難しいバウンドの打球を好捕して 1塁をアウトに。 2回以降も俊敏性を生かして、失策ゼロで乗り切った。「きた球を(捕球して)投げるということを考えていた」。バットでは 1四球も 3打数無安打。レギュラー獲得のために攻守で活躍を目指す。
1回、安打を放った北條史也内野手=阪神甲子園球場
13試合連続で遊撃スタメン出場の北條史也内野手がタイムリーを放った。
2点を追う 3回。一死 1、 2塁からヤクルト石川のシンカーを右前に運んだ。北條は「体を開かずに打ち返すことができました」と自画自賛だった。
北條史也内野手は 3回に右前タイムリーを放った。左腕・石川雅規投手から 2安打 1打点と意地をみせた=阪神甲子園球場
外角に逃げていく白球に、うまくバットを合わせた。36歳のベテラン左腕・石川が巧みに操る変化球を仕留め、対応力の高さを見せつけた。敗戦の中で北條の奮闘が、次への希望だ。
「体を開かずに打ち返すことができました。コースは考えず、高いところを打っていこうと思った。(打った球は)そこまで高くなかったんですけど、投げた瞬間は高いかなと思った」
追撃の一打は 0- 2の 3回だ。一死 1、 2塁で、 3球目のシンカーをとらえた。沈む外角球を逆らうことなくバットに乗せ、右前へ。一時 1点差に迫り、追撃ムードを高めた。
3回裏阪神、北條史也内野手は右前適時打を放った=阪神甲子園球場
結果は 2- 5での敗戦。自身が打点を挙げた試合での連勝は「6」でストップしたが、存在感を示した。 1回一死で左前打を放ち、 8試合連続安打とすると、福留への打席で 2盗を決めた。 8月10日の広島戦(マツダ)以来14試合ぶりの 5個目をマークし、 2打席目にタイムリー。好調なバットで打線を引っ張った。
これで対左腕は95打数31安打の 0.326、 2本塁打、14打点。高い数字を残す。鳥谷が対左腕打率 1割台と苦戦していることから遊撃を任されるようになり、 8月は80打数25安打の打率 0.313、 1本塁打10打点。今では外せない存在になっている。
3回、タイムリーを放った北條史也内野手=阪神甲子園球場
今年 1月。昨季リーグ制覇したヤクルト・山田、川端が中心となった自主トレに参加した。愛媛・松山市での宿泊先は 1人だけ別になったが、トリプルスリー男から学ぼうと10人近い燕軍団の輪に飛び込んだ。
シーズンを迎えると「 1軍にいないと、がんばっているところを見せられないんで」と、ヤクルト戦を意識するようにもなった。長年燕を支えてきた左腕から快音を響かせ、成長を“師匠”に示した。
「自信とかは別に…。また次の日も試合があるので。毎日切り替えてやっていきたい」
連敗にも下を向かない。北條の目は次の勝利を見据えている。
◆データBOX◆
北條は左腕・石川に 4打数 2安打。これで今季の対左投手は打率 0.326(95打数31安打)、 2本塁打、14打点と好結果を残している。対右投手は打率 0.243( 202打数49安打)、 0本塁打、12打点。ちなみに鳥谷は今季、左投手に打率 0.165( 109打数18安打) 1本塁打、 8打点と大苦戦。右投手には打率 0.271( 277打数75安打) 5本塁打、26打点。
8回、本塁打を放った狩野恵輔捕手=阪神甲子園球場
狩野が意地の一撃を放った。 1- 5の 8回先頭で代打のコールを受けると、初球のスライダーをフルスイング。中堅左に 3号ソロを突き刺した。本塁打は 7月20日の巨人戦(甲子園)以来で、ヒットは自身11打席ぶり。「準備はしっかりできていた。出たところでがんばるだけだから」。敗戦の中で、代打の切り札の力強さが光った。
9回、安打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
帰ろうとしていたファンが足を止めた。 3点ビハインドの 9回二死。苦手の左腕だったが、記録継続にはもはやここしかない。鳥谷が代打で登場。石川のスライダーに食らいついて、中前へ落とした。なんとか連続試合出場を1730に伸ばした。
続く大和が四球を選び 2進。ベテラン左腕に通算 150勝こそ許したものの完投を阻止して、抑えの秋吉をマウンドに引っ張り出した。一発が出れば同点のシーンで代打・ゴメスが空振り三振を喫して敗れたが、鳥谷は代打として 5試合ぶりの快音で意地をみせた。 遊撃のスタメンを北條に奪われ、13試合連続でベンチスタートだが、気持ちは折れていない。定位置を奪い返す。その思いをバットに込めて、結果につなげた。
「次につながる一打になりますか」の問いに「次に、とかではないです」とピシャリ。スタメン復帰を目指して、アピールを続ける。
先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
阪神のルーキー青柳晃洋投手が 6回 3安打 5失点で降板した。
1回に先頭坂口の四球から無死 2、 3塁とすると、山田、バレンティンの内野ゴロの間に失点。 6回の一死 1、 2塁の場面ではバレンティンに左中間へ 3ランを浴びた。
青柳は「立ち上がりが悪かったことが一番大きかったです。初回の先頭打者からフォアボールを出してしまい、流れを悪くしてヒットを打たれたので、内野ゴロでも 2点取られてしまったと思います。リズムが悪いかたちになってしまい、チームに迷惑をかけてしまいました」とコメントした。
6回、青柳晃洋投手に集まる阪神内野陣=阪神甲子園球場
青柳が痛恨のプロ初被弾だ。 6回一死 1、 2塁。香田投手コーチから忠告を受けた直後、バレンティンに 3ランを浴びた。「勝負にいったけど打たれた。香田さんには『最悪、四球でもいい、本塁打はダメ』と言われていたんですが」と猛省だ。 6回 3安打 5失点(自責 3)で 4敗目( 4勝)。香田投手コーチは「安打 3本で 5失点ということは四死球( 3)が絡んでいる。課題はそういう制球」とさらなる成長を求めた。
ウエスタンリーグ<阪神10- 9広島、21回戦>◇27日◇阪神鳴尾浜球場
陽川が今季ウエスタン 9号となる左越え 3ランを放つなど、 5打数 2安打 3打点と結果を出した。 2- 0の無死 2、 3塁に広島の先発・岡田の 126キロにうまく反応して左翼ネットに打球を突き刺し、第 3打席にも左前打を放った。だが、右の大砲候補はその後 2打席連続空振り三振を喫した場面を反省し「もう一回、切り替えてやっていきたいです」と誓った。
3回、本塁打を放った陽川尚将内野手=阪神鳴尾浜球場
守屋功輝投手が27日、ウエスタン・広島戦(鳴尾浜)に先発し、 7回 1失点と好投。シーズン終盤に調子を上げてきた右腕について、掛布雅之 2軍監督も 1軍昇格のチャンスをつかむことを期待した。試合は終盤に追い上げられたが10- 9で逃げ切り、 2連勝とした。
まだチームの力になる時間は残されている。調子が上向いてきた守屋が鯉打線を被安打 3に抑え、アピールに成功だ。
先発の守屋功輝投手=阪神鳴尾浜球場
「夏場は調子を落としていたのですが、 1回、山を越した感じです。 2ストライクと追い込んで打たれたり、その辺はまだ甘いですね」
結果に浮かれず、反省も忘れなかった。前回登板の同・オリックス戦(19日、北神戸)でも 5回まで被安打「1」。 6回に味方の拙守で 4失点(自責 0)を喫したが状態は決して悪くなく、掛布 2軍監督は「ここ数試合は攻めのリズムで投げられている」と目を細めた。
先発の守屋功輝投手は 7回 1失点と好投した=阪神鳴尾浜球場
1軍はクライマックスシリーズ(CS)進出を目指すシーズン終盤。一戦必勝を期す中、好調をキープしていれば先発、中継ぎを問わず戦力になるチャンスはある。将も「今の状態なら十分いい。投手だけじゃなく野手でも、 1人でも 1軍に呼ばれる準備はしてあげたい」とファームも総力を挙げていく構えだ。
守屋も「チャンスがあれば、どこでもいきたい。ずっとそう思ってやってきました」と目をギラつかせた。人事を尽くして“その時”に備える。
ミス…。どうしても、ミスる癖が治らない。これでは、Aクラスに戻ると言うことは不可能なのではないのか?これで連勝と合わせて 2勝 1敗ペーストなってしまった。もう落とせない。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 公式戦 日程と結果(08月)
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(08月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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