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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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阪神5連敗…11年連続V逸が決定…メッセ悔し、7回1失点も援護なく9敗…藤浪、異例のベンチ入り…

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31日ナゴヤドームで中日-阪神23回戦(阪神12勝11敗)が行われ、中日は 2回、二死から堂上、 阿部の連打などで満塁としたがメッセンジャーを打ち崩せなかった。吉見は安定した立ち上がり。 中日は 7回に吉見が中前打を放ち決勝点に。 5月以来の 3連勝を飾った。吉見は「6勝目」。打線 に元気がない阪神は「5連敗」を喫した。中日に 0- 1の完封負けを喫し、阪神の11年連続V逸が 決まった。就任 1年目での夢が敗れた金本知憲監督(48)は、「特にないよ」と無念を押し殺した。 借金「13」で「5位」に沈むが、今後は 3.5差で追う 3位DeNAをターゲットにしたCS進出に 目標を切り替えることになる。阪神は最下位中日に 0- 1と今季10度目の零封負けで、ワースト タイの「5連敗」。首位広島と「21ゲーム差」と広がり、11年ぶりのリーグ優勝の可能性が消えた。 来季 3年契約 2年目となる金本知憲監督の続投は既定路線で、球団はオフの補強など、指揮官に 全権委任する方針だ。忸怩(じくじ)たる思いは何度も味わった。しかも世代交代、抜本的改革で ある「超変革」の中でも、大前提として信頼していた実績組(福留、鳥谷、ゴメス、西岡)のうち機 能しているのは福留だけ。 4年目の藤浪も壁にぶち当たった。 3位DeNAとは 3.5差のまま。 まずは残り19試合、クライマックス・シリーズ(CS)進出へ全力を尽くすが、同時に、勝負の 2 年目へ向けた再建が本格スタートする。そのカギが“金本GM”といっていい。球団首脳は今オ フの補強策について明言した。FAだけではない。新外国人の獲得もそう。就任は昨年10月19日。 ゼロからチームを作るには確かに時間が足らなかった。ドラフトでは将来の主軸を、と高山の 1 位を推し、 6位に独自ルートで板山を指名。制球難の評価だった青柳も、サイドから 140キロを 超えると聞き、希望した。今オフはドラフトに限らず“金本色”を出し、「超変革」を推進する。

コンマ何秒の“緩み”が勝敗を分けた。怠慢プレーではない。でも、それがなければ…リプレ ー検証すらなかっただろう。だから悔しい。中谷将大外野手(23)が唇をかみながら、帰りのバス へと乗り込んだ。 7回二死 2塁。バットを短く持った吉見の打球がセンターに飛んだ。もちろん 前進守備をしていた。しかし、中谷は猛然と突っ込むことなく、打球に合わせるような感じで 3 バウンドで処理。それをみた中日 3塁コーチャー・英智外野守備走塁コーチは右腕をぐるぐる回 し、 2走・阿部に本塁生還を促した。中谷は本塁にワンバウンド送球も坂井球審の手は広がった。 致命的な 1失点…。捕手出身だけあって、肩は強い。足もある。だが、わずかな隙をつかれた。 まだ高卒 6年目の23歳。昨季まで 1軍出場わずか17試合ながら金本監督に打力などを認められ、 今季50試合出場を果たした。30日のフリー打撃後は思うようにいかなかったのか、ベンチ裏でバ ットを地面にたたきつけるなど、勝負に燃えるものは確かにある。うまくなるためにはもちろん 「練習」しかない。外野のライバルだった江越が打撃不振のため、 2軍降格した。中堅の椅子は譲 らない。鍛錬の日々から絶対に逃げない。

8回二死から代打出場した鳥谷敬内野手(35)は 2ゴロに倒れた。V逸の原因のひとつにキャプ テンの攻守での不振がある。残り19試合。チームのCS出場のために全力を尽くす。

勝負強さが鳴りを潜め、原口文仁捕手(24)の打率が 3割を割った。 4回一死 1、 2塁でも 3邪 飛に倒れるなど 4タコだった。 2つ盗塁を刺すなど守備では奮闘したが、最近10試合は打率 0.125 (32打数 4安打)。高水準を維持してきた打率も 0.299( 271打数81安打)となってしまった。

ランディ・メッセンジャー投手(35)が 7回 4安打 1失点と好投も、打線の援護なく 9敗目を喫 した。 0- 0で迎えた 7回二死 2塁の場面。初球の低めスライダーを投手吉見にセンター前には じき返されて 2塁走者の生還を許した。結局、これが決勝点となり敗戦投手になった。しゃがみ 込んで、立ち上がれない。メッセンジャーの快投は、たった 1球で水の泡になった。投手の吉見 に打たれて招いた、砂煙の本塁クロスプレー。目の前で球審の両手が広がり、膝から崩れ落ちた。 リプレー検証でも覆らず、決勝点をむしり取られた。 7回 4安打 1失点の快投でも、負けは負 け。 9敗目(11勝)だ。今季も大黒柱として虎を支え続けてきた。今季チームの 3連敗を 2度、 5 連敗も 2度止めてきた連敗ストッパーでもあったが、また無援に泣いた。敗れてもなお、 メッセンジャーの右腕はメラメラと燃えている。

30日に先発し、 1回 7失点でプロ最短KOしていた藤浪晋太郎投手(22)がベンチ入りした。先 発投手が登板翌日にベンチ入りするのは異例。藤浪が中継ぎの安藤に代わって、ベンチ入り。異 例の配置転換について、香田投手コーチが理由を明かした。逆襲に燃える右腕は 2日からのDe NA 3連戦(甲子園)のいずれかで先発する可能性がありそうだ。

31日阪神鳴尾浜球場でウエスタンリーグ・阪神-オリックス25回戦が行われ、陽川尚将内野手 (25)が31日、ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で 4試合連続となる左越えソロを放つなど、 2 安打 2打点と打撃好調を猛アピールした。掛布雅之 2軍監督(61)はさらなる成長への期待を込め、 “王の金言”を引き合いに出して奮起を促した。試合は 6- 3で勝利した。ファームでの12号に 胸を張れば、続く第 3打席も右中間適時 2塁打を放った。多忙の合間をぬって視察した坂井オー ナーの眼前で中軸としての責任をしっかり果たした。 記事をまとめてみました。

 

 

 <中日 1- 0阪神、23回戦(阪神12勝11敗)>◇31日◇ナゴヤドーム

 中日は 2回、二死から堂上、阿部の連打などで満塁としたがメッセンジャーを打ち崩せなかっ た。吉見は安定した立ち上がり。

 メッセンジャーは 3回以降立ち直り、中盤まで付け入るすきを与えない。阪神も 4回のチャン スをつぶし、投手戦が続いた。

 中日は 7回に吉見が中前打を放ち決勝点に。 5月以来の 3連勝を飾った。吉見は「6勝目」。打 線に元気がない阪神は「5連敗」を喫した。

 

 

  7回裏中日二死 2塁、ビデオ検証の間、ベンチで険しい表情を見せる金本知憲監督=ナゴヤドーム

 

 中日に 0- 1の完封負けを喫し、阪神の11年連続V逸が決まった。

 就任 1年目での夢が敗れた金本知憲監督(48)は、「特にないよ」と無念を押し殺した。借金「13」 で「5位」に沈むが、今後は 3.5差で追う 3位DeNAをターゲットにしたCS進出に目標を切り 替えることになる。「当たり前であって、目の前の試合をどんどん勝っていくしかない。それしか ない。何がある? 自分たちの野球。何回も言ってるでしょ」。監督は厳しい表情で語気を強め、 前だけを向いた。

 阪神は最下位中日に 0- 1と今季10度目の零封負けで、ワーストタイの「5連敗」。首位広島と 「21ゲーム差」と広がり、11年ぶりのリーグ優勝の可能性が消えた。来季 3年契約 2年目となる 金本知憲監督の続投は既定路線で、球団はオフの補強など、指揮官に全権委任する方針だ。

 

 

 優勝への可能性がなくなった金本知憲監督。 2年目へ向けて球団は全権を委任する=ナゴヤドーム

 

 頂点を見据えた戦いは、あまりにも寂しく終わった。わずか 1点が奪えず、「5連敗」。首位・ 広島とは実に21ゲーム差となった。今季 124試合目。金本阪神のV逸が決まった。

 「そう。(優勝の可能性の消滅については)特にないよ」

 試合後、金本監督は淡々と話すと「(目の前の試合に集中するだけかと問われ)そりゃ、もちろん。 それしかない。何がある? 他に?」と、これまで言い続けてきた言葉を繰り返した。

 「目の前の、自分たちのしっかりした野球を)するだけ)」

 自分たちの野球をする-。それができなかった 1年目だった。理想と現実の大きな隔たり。こ んなこともできないのか…。忸怩(じくじ)たる思いは何度も味わった。しかも世代交代、抜本的 改革である「超変革」の中でも、大前提として信頼していた実績組(福留、鳥谷、ゴメス、西岡)の うち機能しているのは福留だけ。 4年目の藤浪も壁にぶち当たった。

 

  2回、ベンチで厳しい表情の金本知憲監督(右)、右側は片岡篤史コーチ=ナゴヤドーム

 

 さらに就任時から「ものすごく大きい」と懸念していたマートン、呉昇桓の穴が、埋まらず。球 団が獲得したヘイグ、マテオは、大きく期待を裏切った。ルーキー高山を筆頭に北條、原口、中谷 ら昨年の実績がない若手が出てきたとはいえ、これだけ誤算が重なれば、ペナントを勝ち抜ける わけはなかった。

  3位DeNAとは 3.5差のまま。まずは残り19試合、クライマックス・シリーズ(CS)進出へ 全力を尽くすが、同時に、勝負の 2年目へ向けた再建が本格スタートする。そのカギが“金本G M”といっていい。

 「超変革といって、監督に任せているわけですから。若手を育ててきたが、足らない部分があっ て、FAで補強したいのなら、すればいい」

 

 

  7回、中日・阿部の生還で審判に抗議する金本知憲監督=ナゴヤドーム

 

 球団首脳は今オフの補強策について明言した。FAだけではない。新外国人の獲得もそう。コ ーチの組閣に関しても、最初からの結果は問わないと託した政権だけに、「基本は監督の意向に沿 う」-。つまり“全権委任”。好きにやったらいい、と全面的に背中を押すかっこうだ。

 就任は昨年10月19日。ゼロからチームを作るには確かに時間が足らなかった。ドラフトでは将 来の主軸を、と高山の 1位を推し、 6位に独自ルートで板山を指名。制球難の評価だった青柳も、 サイドから 140キロを超えると聞き、希望した。今オフはドラフトに限らず“金本色”を出し、 「超変革」を推進する。

 来季は 3年契約の 2年目で、続投は既定路線。就任時「 2年連続最下位なら 3年目はない」と自 ら強い覚悟を口にしていた。2017年は「新人監督」ではなく、結果が求められるシーズン。その目、 手腕が試される。

 

 吉見一起投手の打球を処理する中谷将大外野手。チャージが遅かった=ナゴヤドーム

 

 コンマ何秒の“緩み”が勝敗を分けた。怠慢プレーではない。でも、それがなければ…リプレ ー検証すらなかっただろう。だから悔しい。中谷が唇をかみながら、帰りのバスへと乗り込んだ。

 「チャージが甘かったです。チャージができていればランナーはまわれなかったと思います」

  7回二死 2塁。バットを短く持った吉見の打球がセンターに飛んだ。もちろん前進守備をして いた。しかし、中谷は猛然と突っ込むことなく、打球に合わせるような感じで 3バウンドで処理。 それをみた中日 3塁コーチャー・英智外野守備走塁コーチは右腕をぐるぐる回し、 2走・阿部に 本塁生還を促した。中谷は本塁にワンバウンド送球も坂井球審の手は広がった。致命的な 1失点…。

 中村外野守備走塁コーチは「打球が緩かった分、もっとチャージしないといけなかった。チャー ジが甘かったから、(中日サイドは)まわしたんじゃないか」と、厳しい表情で振り返った。

 

 

  2走・阿部寿樹内野手は一気に本塁へ。原口文仁捕手(左)がタッチし、リプレー検証も判定通 りセーフに=ナゴヤドーム

 

 捕手出身だけあって、肩は強い。足もある。だが、わずかな隙をつかれた。この日の練習中は 中村コーチからつきっきりで送球特訓を課されていた。送球がそれると、中村コーチが周囲の選 手らに当たらないように、ノックバットで当ててカバー。その機会がすぐに訪れただけに、もっ たいなかった。

 「いいチャージができるように練習します。僕は必死でやるだけです」

 まだ高卒 6年目の23歳。昨季まで 1軍出場わずか17試合ながら金本監督に打力などを認められ、 今季50試合出場を果たした。30日のフリー打撃後は思うようにいかなかったのか、ベンチ裏でバ ットを地面にたたきつけるなど、勝負に燃えるものは確かにある。うまくなるためにはもちろん 「練習」しかない。

 外野のライバルだった江越が打撃不振のため、 2軍降格した。中堅の椅子は譲らない。鍛錬の 日々から絶対に逃げない。

 

◆主な最近の守備ミスあらかると

★ 8月27日 ヤクルト戦(甲子園)で 1回無死 1塁、左翼・高山が後逸。あわててリカバリーを試 みたが、 1走・坂口は悠々と 3塁、打者走者も 2塁に到達。その後、山田、バレンティンのゴロ の間に走者がホームに生還した。

★28日 ヤクルト戦(甲子園)の 5回、先頭・坂口の高く弾んだ打球を 3塁手・上本がはじいた。 この回はバレンティンの同点打、西浦の勝ち越し 2点打で逆転を許した。

★30日 中日戦(ナゴヤD)の 1回無死 2、 3塁で、森野のハーフライナーが 1、 2塁間に飛び、 2 塁手・大和が追いついた。しかし、藤浪がベースカバーを怠り、 1塁がガラ空きになっており、 先制点を献上。 1回 8安打 7失点でベンチに戻った藤浪に、福留から「投げること以外にも、やる べきことをしっかりやれ!!」と雷を落とされた。

 

  8回二死から代打出場した鳥谷は 2ゴロに倒れた。零封負けでリーグ優勝の可能性が完全消滅 したことを問われ、「目の前の試合を 1試合 1試合戦っていきます」と声を振り絞った。スタメン は 8月11日の広島戦(マツダ)が最後で、以降は16試合連続で途中からの出場だ。V逸の原因のひ とつにキャプテンの攻守での不振がある。残り19試合。チームのCS出場のために全力を尽くす。

 

  1回、 2盗を狙った中日・大島洋平外野手をアウトにした原口文仁捕手=ナゴヤドーム

 

 勝負強さが鳴りを潜め、原口の打率が 3割を割った。「緊迫した 0- 0という展開だったので 1 本が欲しかったんですが…」と唇をかむ。一打同点の 9回二死 1、 3塁では遊ゴロで最後の打者 に。 4回一死 1、 2塁でも 3邪飛に倒れるなど 4タコだった。 2つ盗塁を刺すなど守備では奮闘 したが、最近10試合は打率 0.125(32打数 4安打)。高水準を維持してきた打率も 0.299( 271打数 81安打)となってしまった。

 

 先発したランディ・メッセンジャー投手=ナゴヤドーム

 

 ランディ・メッセンジャー投手が 7回 4安打 1失点と好投も、打線の援護なく 9敗目を喫 した。 0- 0で迎えた 7回二死 2塁の場面。初球の低めスライダーを投手吉見にセンター前には じき返されて 2塁走者の生還を許した。結局、これが決勝点となり敗戦投手になった。

 メッセンジャーは「 7回のあのイニングだけ。結果的に打たれたから悪いボールだったんだと思 う」と悔しがった。

 

 

 吉見一起投手に適時打を浴びたランディ・メッセンジャー投手。痛恨の失点だった=ナゴヤドーム

 

 しゃがみ込んで、立ち上がれない。メッセンジャーの快投は、たった 1球で水の泡になった。 投手の吉見に打たれて招いた、砂煙の本塁クロスプレー。目の前で球審の両手が広がり、膝から 崩れ落ちた。リプレー検証でも覆らず、決勝点をむしり取られた。

 「あそこだけ悔しい。結果的にいい当たりをされたから、悪い球だったと思う」

 力強い直球と、丁寧に低めに集めた変化球で、慎重に試合を運んだ。 2回二死満塁でも投手・ 吉見を 1ゴロに打ち取り、事なきを得ていた。 3回以降無安打投球を続け、 0- 0で迎えた 7回。 四球と盗塁で二死 2塁とされ、またも吉見を迎えた。初球の内角低めフォークにバットを合わせ られ、運ばれた。 7回 4安打 1失点の快投でも、負けは負け。 9敗目(11勝)だ。

 

  7回裏中日二死 2塁、吉見一起投手に中前適時打を打たれがっくりするランディ・ メッセンジャー投手=ナゴヤドーム

 

 今季も大黒柱として虎を支え続けてきた。今季チームの 3連敗を 2度、 5連敗も 2度止めてき た連敗ストッパーでもあったが、また無援に泣いた。 7回以上を 2失点以下に抑えたにも関わら ず、援護 1点以下でチームが敗れるのは、メッセンジャーの登板試合では今季もう 4度目だった。  V逸について問われても無言でうなずくだけだったが、CSへ向けての戦いについて問われる と、熱く口を開いた。

 「チーム全体がレベルを上げて、前向きに積極的にいかないといけない。失うものはないんだか らアグレッシブにね」

 外国人キャプテンとして幕を開けた来日 7年目のシーズン。押しも押されもせぬ大黒柱として、 チーム全体へゲキを飛ばすほどの存在になっている。ハーラートップのジョンソン(13勝、広島) を 2差で追う。この日も 8三振を奪い、奪三振でもリーグ 1位の菅野(巨人)に 3差に迫る「158」 とした。

 敗れてもなお、メッセンジャーの右腕はメラメラと燃えている。

 

  5回、ベンチ最前列から戦況を見る藤浪晋太郎投手=ナゴヤドーム

 

 30日に先発し、 1回 7失点でプロ最短KOしていた藤浪晋太郎投手がベンチ入りした。先 発投手が登板翌日にベンチ入りするのは異例。  前日の登板では、満塁弾を浴びるなどし 2回の第1打席で代打を送られ降板となった。ベンチ ではベースカバー遅れなどを福留に注意される場面もあり、試合後には「野手の方々、リリーフの 方々に迷惑をかけてしまって申し訳ないです」と話していた。

 

 

 ベンチから戦況をみつめる藤浪晋太郎投手。出番はなかった=ナゴヤドーム

 

 藤浪が中継ぎの安藤に代わって、ベンチ入り。異例の配置転換について、香田投手コーチが理 由を明かした。

 「ブルペン待機というか、(試合を)見て勉強というか…」

  8月30日の中日戦(ナゴヤD)では自己最短の 1回 7失点で今季10敗目を喫した。一夜明け、 香田コーチは同戦で25球を投げた安藤の休養を兼ね、藤浪にベンチ入りを命じていた。

 右腕はベンチでメッセンジャーと吉見の投手戦を食い入るように見つめた。ときおり同コーチ から話し掛けられて、アドバイスをもらっていた。

 優勝の可能性がなくなったことについて、藤浪は「(広島とゲーム差があったので)前からわかっ ていた」と気持ちを切替えていた。逆襲に燃える右腕は 2日からのDeNA 3連戦(甲子園)のいず れかで先発する可能性がありそうだ。

 

 

 

 ウエスタンリーグ<阪神 6- 3オリックス、25回戦>◇31日◇阪神鳴尾浜球場

 陽川尚将内野手が31日、ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)で 4試合連続となる左越えソ ロを放つなど、 2安打 2打点と打撃好調を猛アピールした。掛布雅之 2軍監督はさらなる成 長への期待を込め、“王の金言”を引き合いに出して奮起を促した。試合は 6- 3で勝利した。

 また打った。 1- 1の 3回一死から、陽川がオリックス先発・青山の 114キロを弾き返して左 翼ネットを揺らした。自身初となる 4戦連続弾で持ち前の長打力を見せつけた。

 「打った瞬間、いったと思いましたね」

 

 

  4戦連発の陽川尚将内野手。できれば 1軍で見たかった=阪神鳴尾浜球場

 

 ファームでの12号に胸を張れば、続く第 3打席も右中間適時 2塁打を放った。多忙の合間をぬ って視察した坂井オーナーの眼前で中軸としての責任をしっかり果たした。掛布 2軍監督は「最後 の打席のカウント 3- 1。あの球を見逃して、素晴らしいといえるね」とさらに上のレベルを見据 えて注文をつけた。

  6- 3の 8回一死 1塁。カウント 3- 1でボール球を空振り、フルカウントから中飛に倒れた。 指揮官は「俺も王さんから『バットを振っていると(本塁打が)増えない』といわれたよ。本塁打を 30、40本以上打つには球を追いかけては駄目。打てるゾーンまで我慢だよ」と説いた。

 

 ついに竜の前でも呑竜されて息絶えてしまった…。しかし海星軍との試合が 6ゲーム残っている。残り試合、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!

 

 

 2016年 公式戦 日程と結果(08月)

 

 

 2016年 公式戦順位表

 

 

 2016年 ファーム試合日程・結果(08月)

 

2016年 公式戦 日程と結果(09月)
 2016年 公式戦 日程と結果(09月)


2016年 ファーム試合日程・結果(09月)
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