● 2日阪神甲子園球場で阪神－ＤｅＮＡ20回戦が行われ、ＤｅＮＡが試合開始直後に桑原、石川、 ロペスの 3連打で 1点を先制。その後も宮崎の中前適時打で 2点を追加した。阪神が 5回にゴメス、 中谷の 2者連続アーチで 2点を返した。ＤｅＮＡが逃げ切って連敗を｢３｣でストップ。先発石田 は 9勝目を挙げた。阪神は今季ワーストの｢６連敗｣となった。阪神はＤｅＮＡに敗れて今季ワー ストの 6連敗、甲子園で 4連敗で借金｢１４｣となった。クライマックスシリーズ(ＣＳ)圏内の 3 位ハマとは｢４ゲーム差｣。笛吹けど踊らない。いや、踊れない。だからこそ、笛を吹く回数も減 ってしまう。そんな悪循環に陥っている気がする。今春、高山、横田の新生 1、 2番がダイヤモ ンドをかき回し、メッセンジャーが盗塁して金本野球は始まった。犠打に頼りすぎず、チャレン ジ精神をむき出しにして相手に襲いかかる姿は近年、忘れかけていた感覚だった。 4月には首位。 若虎たちはその後、軒並み壁にブチ当たったが、それと同時に虎の野球におとなしさが目立って きた。今季ワーストの 6連敗。 3日も敗れると自力ＣＳが消滅する危機だ。地獄の甲子園。そん なフレーズで終わるのは寂しすぎる。 9月、奇跡のＣＳ進出、さらに来季に向けて－。あの｢勢い｣ を思い出してほしい。
●阪神の５番マウロ・ゴメス内野手(31)が21号ソロを放った。先頭で迎えた 5回。 1ストライク からＤｅＮＡ石田の直球を左翼スタンドに運んだ。続く 6番中谷将大外野手(23)もバックスクリ ーンに 4号ソロを放ち、 2者連続本塁打となった。甲子園初アーチで秋の気配が漂うスタンドを わかせた。ゴメスの51打席ぶり本塁打となる21号ソロも、空砲となってしまった。 0－ 3の 5回 先頭で左腕・石田から左越えへ特大の一発。 8月11日の広島戦(マツダ)以来、出場15試合ぶりの アーチだった。ＤｅＮＡの先発左腕・石田に 4回まで 1安打に封じられていたが、 5回先頭の ゴメスが21号ソロで反撃ののろし。それに続いた。ファウルで粘った 7球目。 134キロ直球を振 り抜くと、白球はグングンと伸びていく。中谷が必死で走っている間に、バックスクリーンへと 到達した。“未来の大砲候補”と呼ばれた男が将の嘆きを一時とはいえ吹き飛ばした。今季、チ ームとして14勝25敗と苦戦する左腕からとあって、価値はあるはずだ。
● 2番での起用が続いていた北條史也内野手(22)は、10戦ぶりに｢ 1番・遊撃｣で先発したが 4タ コだった。 1点差に迫った 5回二死 2塁でも左腕・石田の前にハーフスイングで三振し猛省。 3 戦ぶりに無安打に終わった。
●大和外野手(28)が痛恨の送りバント失敗だ。 2点を追う 7回無死 1塁で先発・石田の 1球目を 投前に転がしたが、打球が強く転がりすぎて、石田は捕球するやいなや 2塁へ送球。封殺とされ て、好機がしぼんだ。
●今季初先発の秋山拓巳投手(25)が 5回 5安打 3失点で降板した。初回に先頭桑原から石川、 ロペスと 3連打を浴びて先制点を献上。その後も二死 2、 3塁から宮崎に中前適時打を許して 2 点を失った。 2回以降は落ち着きを取り戻したが、 5イニングで球数は74球。 1点差まで追い上 げて 5回の打席で代打を送られた。スコアボードに刻まれた「３」が重くのしかかった。今季初 先発の秋山が 1回に 3失点。1525日ぶりの白星はスルリと逃げていった。最後に勝ったのは2012 年 6月30日のヤクルト戦(神宮)。白星が、あまりにも遠い。
●汗をかく間もなく、冷や汗が吹き出した。結果的に代わりばなの 2被弾が痛恨だった。流れを 持ってくる役目を託されたはずが、聖地を静まり返らせては、松田遼馬投手(22)もうつむくしか なかった。 2－ 4の 9回に登板した 5番手・高橋も、先頭の梶谷に初球を右翼ポール際に運ばれ た。 3点差に広がったが、その裏、最終的に 3－ 5まで迫ったことを考えても、痛すぎる 2被弾 だった。残り18試合のうち13試合も、甲子園のゲームを残す。悲鳴が響き、聖地が静まりかえる 場面が繰り返されては、つらすぎる秋になってしまう。
● 2日広島東洋カープ由宇練習場でウエスタンリーグ・広島－阪神23回戦が行われ、江越大賀外 野手(23)が 2日、ウエスタン・広島戦(由宇)に｢ 6番・左翼｣で先発し、 8月31日の降格後、初安 打を放った。ただ、掛布雅之 2軍監督(61)は合格点を出さず、試合後はリニューアルを目的にマ ンツーマン指導。試合は 6－ 1で勝利した。 4回無死 1、 2塁で左前打。 8月31日の降格後、初 安打が出た。ただ、掛布 2軍監督は今季 1軍で72試合に出場しながら力を発揮しきれていない大 砲候補に、リニューアル指令を出した。 記事をまとめてみました。
＜阪神 3－ 5ＤｅＮＡ、20回戦＞◇ 2日◇阪神甲子園球場
ＤｅＮＡが試合開始直後に桑原、石川、ロペスの 3連打で 1点を先制。その後も宮崎の中前適 時打で 2点を追加した。
阪神が 5回にゴメス、中谷の 2者連続アーチで 2点を返した。ＤｅＮＡは 6回にロペスの23号 ソロで突き放した。
ＤｅＮＡが逃げ切って連敗を｢３｣でストップ。先発石田は 9勝目を挙げた。阪神は今季ワース トの｢６連敗｣となった。
笛吹けど踊らず、いや踊れぬチームに金本知憲監督も悩みが深い＝阪神甲子園球場
金本野球の神髄を見せてくれ！ 阪神はＤｅＮＡに敗れて今季ワーストの 6連敗、甲子園で 4 連敗で借金｢１４｣となった。夏のロード終了後、ズルズルと負け続けて、クライマックスシリー ズ(ＣＳ)圏内の 3位ハマとは｢４ゲーム差｣。自力ＣＳ進出消滅危機に、サンスポ・トラ番サブキ ャップ阿部祐亮記者は、開幕当初のイキイキとした野球を見せてくれ！ と魂の叫びだ。
不快な汗が肌をベタつかせる。体を蒸すような空気そのまま、虎の攻撃は重かった。スピード 感がまるでない。春先でみせたあのワクワク感、ドキドキ感はどこにいったんだろう。泣いても 笑っても残り 1カ月。金本野球の神髄をみせてくれ！
｢バント失敗したり、エンドラン(失敗)とか…。成功したバントもあるけど得点圏にいってから、 ずっともう…。 2、 3年前からの課題というか。チャンスで打てない｣
敗戦にファンは寂しそうに引き揚げる。春先に見せたようなスピード感あふれる野球が見たい… ＝阪神甲子園球場
笛吹けど踊らない。いや、踊れない。だからこそ、笛を吹く回数も減ってしまう。そんな悪循 環に陥っている気がする。
象徴的なシーンは 7回だった。先頭の中谷が中前に弾き返した。 2点ビハインド。中谷の足や 大和が 2安打していたことを考えると、ベンチが仕掛けるのでは？ と推察したが、サインは犠 打。ＤｅＮＡの中継ぎ陣が不安定であることを考えた末の決断だった。｢これも大和の打力を考え てのことだから｣。指揮官に質問すると、こう返ってきた。大和の投前犠打が 2塁封殺とならなけ れば…、一死 1塁から坂本に託したヒットエンドランがファウルにならなければ…。野球にタラ レバはもちろん禁物だが、采配もすべてが丸く収まっていただろう。
｢ピリッとやらないと、ほんと。何となく流されてやって、(何となくの)流れになって普通にや っているようじゃ、絶対に勝てない｣
7回、大和外野手のバントは勢いがつきすぎ…＝阪神甲子園球場
今春、高山、横田の新生 1、 2番がダイヤモンドをかき回し、メッセンジャーが盗塁して金本 野球は始まった。犠打に頼りすぎず、チャレンジ精神をむき出しにして相手に襲いかかる姿は近 年、忘れかけていた感覚だった。 4月には首位。若虎たちはその後、軒並み壁にブチ当たったが、 それと同時に虎の野球におとなしさが目立ってきた。
それでもファンはありがたい。球団幹部によると、主催試合の観客動員数は昨年( 287万8352人) を超えることは確実で、最終的には 300万人弱になると予想しているという。選手たちは後押し してくれる虎党のために応えなくてはいけないが、ついに最近10年ではワーストタイとなる甲子 園29敗目(20勝 1分け)。この日、41度目の逆転勝ちで優勝マジックを｢７｣とした広島のような勢 いはない。 5回、ゴメス＆中谷の連続弾でベンチを飛び出した将の力強い顔だけが脳裏に焼きつ いている。
7回、大和外野手のバントは勢いがつきすぎて 1走・中谷将大外野手が 2塁でアウト＝阪神甲子園球場
｢考えないと、ほんとに…。どうすれば打てるか、チャンスに強くなれるか｣ 今季ワーストの 6連敗。 3日も敗れると自力ＣＳが消滅する危機だ。地獄の甲子園。そんなフ レーズで終わるのは寂しすぎる。 9月、奇跡のＣＳ進出、さらに来季に向けて－。あの｢勢い｣を 思い出してほしい。
◆データＢＯＸ◆
◎… 6連敗は今季初。2015年 4月 4日の巨人戦(東京Ｄ)から11日の広島戦(甲子園)以来。 ◎…今季、甲子園で20勝29敗 1分け。甲子園で29敗は2013年(28勝)以来。甲子園でもっとも負け たのは1995年の38敗(23勝、 6位)。 ◎…今季、甲子園での残り試合数は13。11勝 2敗でいけば31勝31敗 1分けで五分となるが…。
5回に 2者連続弾を放ったマウロ・ゴメス内野手(左)と中谷将大外野手＝阪神甲子園球場
阪神の５番マウロ・ゴメス内野手が21号ソロを放った。
先頭で迎えた 5回。 1ストライクからＤｅＮＡ石田の直球を左翼スタンドに運んだ。 8月11日 の広島戦以来となるアーチにゴメスは「打てるボールを積極的にスイングすることだけを心掛け ていたんだ。いい感触でとらえることができたよ。しっかりと打球を飛ばせたね｣と自画自賛だ。
続く 6番中谷もバックスクリーンに 4号ソロを放ち、 2者連続本塁打となった。中谷は｢追い込 まれたカウントだったので、なんでも対応できるようにと思っていました。いいタイミングでス イングできました｣と振り返った。
マウロ・ゴメス内野手は 5回先頭で21号ソロを放った。久々の一発も空砲になった＝阪神甲子園球場
ゴメスの51打席ぶり本塁打となる21号ソロも、空砲となってしまった。 0－ 3の 5回先頭で左 腕・石田から左越えへ特大の一発。 8月11日の広島戦(マツダ)以来、出場15試合ぶりのアーチだ った。不振によって原口との 1塁併用が続き、最近10試合では 4試合でスタメン落ちしていたが 意地の一発。 2点を追う 6回一死 1、 2塁では 1ゴロ併殺に倒れるなど、まだ本調子とはいかな いが、残留をアピールした。
中谷将大外野手は 5回、マウロ・ゴメス内野手に続きバックスクリーンに本塁打を放った＝阪神甲子園球場
打球はみるみるうちにバックスクリーンへ吸い込まれた。中谷がゴメスに続く 4号ソロ。甲子 園初アーチで秋の気配が漂うスタンドをわかせた。
｢甲子園でずっと打ちたかったです。でも試合は勝てなかったので、試合で勝てるようにチーム に貢献したいです｣ ＤｅＮＡの先発左腕・石田に 4回まで 1安打に封じられていたが、 5回先頭のゴメスが21号ソ ロで反撃ののろし。それに続いた。ファウルで粘った 7球目。 134キロ直球を振り抜くと、白球 はグングンと伸びていく。中谷が必死で走っている間に、バックスクリーンへと到達した。
｢追い込まれていました(カウント 2－ 2)し、塁に出て(いこう)という気持ちが強かったので。 それがいい方に出たのだと思います｣
5回、中谷将大外野手の本塁打に笑顔を見せる金本知憲監督＝阪神甲子園球場
汚名返上の一発だった。 8月31日の中日戦(ナゴヤＤ)。 7回の守備で中前への打球にチャージ をかけず、結果的に決勝点を与えた。翌 1日には鳴尾浜球場で中村豊外野守備走塁コーチと、約 1 時間の特守。 2軍戦にも出場して、気合を入れ直した。
ファームでの時間は収穫大だった。長く育ててもらった２軍コーチ陣と対話し、自身の課題を 見つめ直した。｢話したのは打撃のこととか。課題？ 全部です｣と明るさを取り戻していた。
1日の練習で金本監督は｢うちのチームはホームラン数が少ないよね。ここ(甲子園)ではなかな か、ウチの選手は打てない｣と嘆いたばかり。右中間、左中間の深い甲子園でスタンドインさせる には、相当なパワーが必要。若い選手が多い今の阪神で、そこまでのスラッガーは少ない。だが、 “未来の大砲候補”と呼ばれた男が将の嘆きを一時とはいえ吹き飛ばした。今季、チームとして 14勝25敗と苦戦する左腕からとあって、価値はあるはずだ。
｢試合に勝たなきゃ、意味がない｣と表情は硬かった。完全Ｖ逸となっても聖地に詰めかけてく れるファンのために、次は勝利に直結するような一打を放つ。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神の 1試合 2本塁打以上は 8月14日の中日戦(京セラＤ＝江越 7号 2ラン、高山 4号 3ラン) 以来今季16度目。
2番での起用が続いていた北條は、10戦ぶりに｢ 1番・遊撃｣で先発したが 4タコだった。 1点 差に迫った 5回二死 2塁でも左腕・石田の前にハーフスイングで三振し｢得点圏のときに攻め方を 変えられた。狙い球を変えないといけないところでした｣と猛省。試合前まで対左腕は打率 0.312 と得意にしていたが、石田には悔しい 3打数無安打。 3戦ぶりに無安打に終わった。
3回、 1塁に滑り込み内野安打とした大和外野手＝阪神甲子園球場
大和が痛恨の送りバント失敗だ。 2点を追う 7回無死 1塁で先発・石田の 1球目を投前に転が したが、打球が強く転がりすぎて、石田は捕球するやいなや 2塁へ送球。封殺とされて、好機が しぼんだ。｢しっかり決めないといけないです｣と反省。 3回にはチーム初安打となる内野安 打、 5回には右前打を放ったものの、ここぞで決めきれなかった。
投球する阪神先発の秋山拓巳投手＝阪神甲子園球場
今季初先発の秋山拓巳投手が 5回 5安打 3失点で降板した。
初回に先頭桑原から石川、ロペスと 3連打を浴びて先制点を献上。その後も二死 2、 3塁から 宮崎に中前適時打を許して 2点を失った。 2回以降は落ち着きを取り戻したが、 5イニングで球 数は74球。 1点差まで追い上げて 5回の打席で代打を送られた。
秋山は｢立ち上がりのゲームの入りがすべてでした。 2回以降がよかっただけに、ということで はなく、あのような入りになってしまったことがいけなかったです｣とコメントした。
今季初先発の秋山拓巳投手が 1回に 3失点でまた勝てず＝阪神甲子園球場
スコアボードに刻まれた「３」が重くのしかかった。今季初先発の秋山が 1回に 3失点。1525 日ぶりの白星はスルリと逃げていった。
｢チャンスをいただいて、何とかしたかった。初回がすべてでした｣ 1回無死 1、 2塁でロペスに左翼線へ 2塁打されて、先制点を献上。なお無死 2、 3塁で筒香 を見逃し三振に斬ったものの、宮崎に中前へ 2点打を浴びて、リードを広げられた。
2回以降は立ち直り、 3、 4、 5回は三者凡退で息を吹き返した。しかし、 5回の攻撃で代打 が送られて 5回 5安打 3失点で降板。プロ 7年間で未勝利のＤｅＮＡにまた勝てず、2012年 9月 16日の巨人戦(東京Ｄ)から自身 7連敗だ。
｢いいリズムでいけなかったので、こういう結果になったと思う｣
最後に勝ったのは2012年 6月30日のヤクルト戦(神宮)。白星が、あまりにも遠い。
松田遼馬投手は 6回、登板するやいなや先頭のロペスに一発を浴び、マウンドでうなだれる ＝阪神甲子園球場
汗をかく間もなく、冷や汗が吹き出した。結果的に代わりばなの 2被弾が痛恨だった。流れを 持ってくる役目を託されたはずが、聖地を静まり返らせては、松田もうつむくしかなかった。
｢点を取ってこれからというときに一発を許してしまって、申し訳ないです。きょうの結果は変 えられない。反省してやっていきます｣
声をしぼり出し、ざんげした。
10試合連続無失点で防御率0.42を誇っていた22歳のリリーフ右腕が、飲み込まれた。 1点差に 迫った直後の 6回。 2番手として登板したが、先頭のロペスに２球目の高め 143キロを運ばれた。 バックスクリーン弾に、おもわずうつむいて目を背けた。
2－ 4の 9回に登板した 5番手・高橋も、先頭の梶谷に初球を右翼ポール際に運ばれた。 3点 差に広がったが、その裏、最終的に 3－ 5まで迫ったことを考えても、痛すぎる 2被弾だった。
高橋聡文投手も 9回に登板するや先頭の梶谷にガツン！ 中継ぎ陣が失点を重ねた＝阪神甲子園球場
金本監督は｢それは結果だから…。結果どうこういうのアレだけど｣と前置きした上で｢松田の一 発というのはやっぱり 2点とった直後だったし、あれは痛かった｣と振り返った。前日 1日の指名 練習後にも懸念していた｢ホームランで負けているというイメージ｣を結局引きずっていく。ゴメス、 中谷の一発で甲子園では今季22本塁打となったが、同じだけ打たれて36被本塁打となり、水の泡 になった。
不用意な 2発に、香田投手コーチも｢防げる本塁打だから、もっと慎重にいかないと。抑え方と かを工夫してきたのに、もったいない。配球とかを覚えてきただけに、悔いが残る｣と口をとがら せた。
残り18試合のうち13試合も、甲子園のゲームを残す。悲鳴が響き、聖地が静まりかえる場面が 繰り返されては、つらすぎる秋になってしまう。
ウエスタンリーグ＜広島 1－ 6阪神、23回戦＞◇ 2日◇広島東洋カープ由宇練習場
“シン・エゴシ”で 1軍に舞い戻る！ 江越大賀外野手が 2日、ウエスタン・広島戦(由宇) に｢ 6番・左翼｣で先発し、 8月31日の降格後、初安打を放った。ただ、掛布雅之 2軍監督は 合格点を出さず、試合後はリニューアルを目的にマンツーマン指導。試合は 6－ 1で勝利した。
1軍に定着するため、生まれ変わる。江越が熱い思いを口にした。
｢今季もう一度( 1軍に)上がれるように、しっかり(この時期を)大事にしたいです｣
4回無死 1、 2塁で左前打。 8月31日の降格後、初安打が出た。ただ、掛布 2軍監督は今季 1 軍で72試合に出場しながら力を発揮しきれていない大砲候補に、リニューアル指令を出した。
江越大賀外野手は降格後、初安打が出たが掛布 2軍監督からリニューアル指示が出た ＝広島東洋カープ由宇練習場
｢下半身と上体のバランスが、バラバラなんだよ。これからだよ。すべてこれから｣
試合後はバットのグリップにテーピングで印をつけて指 1、 2本分余らせて振るように指示。 ｢コンパクトにバットを出しやすくするためです。イチから変えるつもりです。掛布さんにもいわ れたので…｣と江越は内容を説明した。
1軍では打率 0.209。三振78はゴメス( 117)、高山(91)に続く数字だ。持ち味の飛ばす力も、 当てなければ意味がない。バットも新しいモデルを注文。ブンブン丸から、コンパクトに振って 飛ばす打者へ。“シン・エゴシ”となって 1軍再昇格を狙う。
既に上が来シーズンに向かって進み始めているが、｢そんなの関係ねぇ～！｣と、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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