Quantcast
Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5167

1カ月ぶり勝利の六甲おろし!高山止まらない!安打&打点レジェンド級の活躍!原口、連敗止める決勝打

$
0
0

4日阪神甲子園球場で阪神-DeNA22回戦が行われ、DeNAは 2回、 4番ロペスの左越え ソロで先制。先発今永は 2回無死 1、 2塁、 3回二死 2塁のピンチを無失点で切り抜けた。阪神 岩貞は立ち直り中盤も追加点を許さない。ただ打線は好機を生かせず得点できない。阪神は 1点 を追う 8回一死 2、 3塁から、高山の中前打で同点。さらに原口の適時打で勝ち越し。連敗を「7」 で止めた。阪神が最下位転落寸前の 8回に逆転し、連敗を「7」で止めた。金本知憲監督(48)の第 一声はファンへの謝罪だった。ほぼ虎ファンで埋め尽くした 3万8000人の大声援に感謝し、勝利 の味をかみしめた。負ければ中日と並んで最下位転落の危機だった。何より、本拠地・甲子園の 連敗を「5」でストップしたことにホッとした表情をみせていた。

福留孝介外野手(39)が「守り」でチームの「8連敗」を阻止した。 0- 1の 3回二死 1、 3塁。宮崎 のフェンス際への飛球を全力疾走し、よろけながらもキャッチ。抜けていれば 2人の走者が生還 していただけに、価値あるプレーだった。逆転勝利にも浮かれた様子はなし。険しい表情で引き 揚げた。

1番で出場した北條史也内野手(22)は 3打席連続で無安打も、 8回に一死から左前打で出塁。 反撃へののろしを上げた。続く上本の中前打で一気に 3進する好走も披露。「自分の判断でした」 と胸を張った。

上本博紀内野手(30)は 8回一死 1塁で中前打と逆転劇を演出したが、 2走として須田のけん制 で帰塁する際、左右の足をつり、途中退場。担架で運ばれ、ベンチ裏で治療を受けた。金本監督 も「足がつったみたい」とだけ話し、大ごとには至らないもようだ。

連敗を「7」で止めた。本拠地・甲子園での白星は 7月31日以来、35日ぶりだった。 8回に高山俊 外野手(23)が中前に同点打を放ち、新人王に向けて数字をさらに積み上げた。高山がレジェンド 級の活躍だ。 1点を追う 8回一死 2、 3塁で田中のカーブを捉えて、中前に同点適時打を放った。 シーズン 119安打目は阪神の新人では1953年吉田義男氏(83)と並ぶ歴代 4位だ。また、55打点目 となり、球団の新人では1980年岡田彰布氏(58)を抜いて単独 3位に浮上した。勝利投手の岩貞、 勝ち越し打の原口と並び立ったお立ち台。振り返ったのは 1点を追う 8回だ。一死 2、 3塁で 2 番手の左腕・田中のカーブを引きつけ、コンパクトに弾き返した。試合を振り出しに戻すと、二 死 1、 2塁から原口が 2点打。連敗を「7」で止めた。デーゲームで中日が勝っていたため、負け れば同率最下位だったが、それも救った。新人王を争う今永の白星を消し、タイトル争いでさら にリード。誰より近くで見てきた片岡篤史打撃コーチ(47)が舌を巻く。同コーチは新人だった1992 年に日本ハム球団(現北海道日本ハムファイターズ)で 125安打53打点をマーク。高山と同等の数 字を残しているが、“完敗”を認める。残り16試合。 3位DeNAとは 4ゲーム差。大逆転での クライマックスシリーズ出場へ。進化を止めない高山が、猛虎を引っ張っていく。

原口文仁捕手(24)が決勝打を放ち、チームの連敗を「7」で止めた。 1点を追う 8回、高山の中 前タイムリーで同点として、なお二死 1、 2塁、DeNA須田から左越えに勝ち越しの 2塁打。 先発岩貞に勝ち星をつける、この日 3本目の安打を放った原口はヒーローインタビューで「必死の パッチで打ちました!」と絶叫。どよめきの中で、一人冷静だった。上本の負傷退場による“空白 の時間”を、すぐさま歓喜の瞬間に変えた。高山の適時打で同点とした直後の 8回二死 1、 2塁。 試合が止まった。けん制に頭から戻った 2走・上本が起き上がれない。両足をつったまま担架で 運ばれ、ボルテージ最高潮だった聖地が、いったん静まり返った。初球の直前での空白。DeNA の 3番手・須田との根比べに、神経を研ぎ澄ました。代走・大和が 2塁に着き、 1ボールからの 2 球目。 144キロ直球をかっ飛ばし、左翼手の頭上を襲った。決勝の 2点 2塁打。 2塁上で両手の こぶしを握り、何度も震わせた。 7月28日のヤクルト戦以来となる38日ぶり、今季 6度目の猛打 賞に、金本監督もうなずいた。新人の坂本にスタメンマスクを譲ることが多くなっていたが、白 星とともに扇の要としての立場も取り戻す。同い年の岩貞にも白星を贈った。お立ち台ではお決 まりのセリフだ。台頭したシーズン-というだけで終わらせはしない。原口はもっともっと勝つ つもりだ。

高山、原口の若虎に救われた。鳥谷敬内野手(35)が 3度の得点圏でいずれも凡退。 8回の逆転 劇がなければ最下位転落の戦犯だった。聖地をため息に包んだのは 1点を追う 7回だった。先頭 の原口が左前打。ベンチは狩野に送らせ、一死 2塁して鳥谷を信じることにした。ところが内角 高めの直球に 2ゴロ。 2回一死 1、 2塁でも 2ゴロ、 8回二死 1、 3塁でも 2飛と凡退し、 4打 数無安打。兆しはなかった。急造とはいえども、 3塁守備には金本監督も「さすが」とうなる。だ からこそ、いつまでも、今季の鳥谷ではダメだ。

岩貞祐太投手(24)は 8回 3安打 1失点と好投し、 4戦ぶりの白星となる「6勝目」を記録した。 2 回、先頭の 4番ロペスに先制の左越えソロを被弾。以降は完全に立ち直り、味方打線の 8回裏逆 転劇を呼び込んだ。チームの連敗を「7」で止め、充実感を漂わせた。久々に笑顔が弾けた。 8月 2 日以来、33日ぶりの勝利投手。岩貞はお立ち台で声を震わせた。登板 4試合ぶりの白星は、チー ムの連敗を「7」で止める価値あるもの。 8回を投げて 3安打 1失点。あきらめない力投が勝利を 呼んだ。 2回の 1球を後悔し続けた。右足を痛めて欠場した筒香の代役 4番・ロペスへの 2球目 が高く浮き、甘い球は一気に左翼席まで到達。あっという間に先制点を奪われた。原口とのバッ テリーは 2試合ぶり14度目。今季 6勝( 9敗)のうち、 5勝を原口と組んでつかんでいる。それだ け相性がいいのには理由がある。 2人は何度も一緒に食事をする仲で、 8月最後の名古屋遠征時 にも食事にでかけた。日頃からコミュニケーションを欠かさない 2人だからこその結果だった。 5日が25歳の誕生日の岩貞に、野手からの“前祝い”だった。24歳最後の夜に見せた頼もしい姿。 25歳の岩貞にも期待したくなる。 記事をまとめてみました。

 

 

 

 <阪神 3- 1DeNA、22回戦(阪神14勝 7敗 1分)>◇ 4日◇阪神甲子園球場

 DeNAは 2回、 4番ロペスの左越えソロで先制。先発今永は 2回無死 1、 2塁、 3回二死 2 塁のピンチを無失点で切り抜けた。  阪神岩貞は立ち直り中盤も追加点を許さない。ただ打線は好機を生かせず得点できない。 1- 0 とDeNAリードで終盤に入った。  阪神は 1点を追う 8回一死 2、 3塁から、高山の中前打で同点。さらに原口の適時打で勝ち越 し。連敗を「7」で止めた。

 

 

  8回裏阪神二死 1、 2塁、勝ち越しの 2点適時 2塁打を放ち手をたたいた原口文仁捕手 =阪神甲子園球場

 

 阪神が最下位転落寸前の 8回に逆転し、連敗を「7」で止めた。金本知憲監督の第一声はフ ァンへの謝罪だった。

 「久しぶりの甲子園の勝利でホッとしてます。申し訳ありませんでした、ホントに」。ホームで 地の利があるはずの甲子園で今季は 9個の借金を抱え、勝利の六甲おろしは 7月31日以来実に 1 カ月ぶり。「僕は連敗が止まったというよりも、甲子園で勝てたことがうれしいですね。最下位が 目の前のチームなのに、これだけ入って応援してくれるんですから。何とか勝利を、とね。あり がたいですね」。ほぼ虎ファンで埋め尽くした 3万8000人の大声援に感謝し、勝利の味をかみしめた。

 

 

 連敗脱出し選手を出迎える金本知憲監督=阪神甲子園球場

 

 高山、原口の適時打で逆転勝ち。連敗を「7」で止めた金本知憲監督は試合後のテレビインタビ ューで「ホッとしていますけど、本当に申し訳ありませんでした」とファンに謝罪した。

 負ければ中日と並んで最下位転落の危機だった。何より、本拠地・甲子園の連敗を「5」でスト ップしたことにホッとした表情をみせていた。

--ようやく白星

「ですね。本当に…。久しぶりの甲子園の勝利。ホッとしていますけど、本当に申し訳ありません でした」

--岩貞が粘りの投球

「ですね。何というんですか、球数もすごく少なくてテンポもよくて、 8回終わって 100球ぐらい ですかね。ホント、ナイスピッチングでした。岩貞が 1点で抑えてくれたので逆転できたと思い ます」

 

 

 DeNA戦に先発した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 

--岩貞に勝ちがついた

「それが一番よかったですね。ハイ、ホント、よかったです」

--岩貞をリードした原口が決めた

「ですね。打撃の方もかなり上向いて、また勝負強さといいいますかね。ちょっと一時、調子を落 としていたんですが、本当によかったです」

--高山も勝負強い

「そうですね。おそらく狙って打ったんじゃないかな、と。カーブをね、ミートして。よく打って くれました」

 

 

  3回、ベンチの金本知憲監督=阪神甲子園球場

 

--チームも 2桁安打

「久しぶりじゃないですかね。本当によかったです」 --上本のけがは 「足がつったみたいです」

--大ごとではない 「と思います」

--鳥谷の 3塁守備は

「やっぱりさすが。つい最近までショートをやっていましたし、捕ってからも速いし、動きもさす がですね」

 

 

  4回、邪飛に倒れた鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 

--チームの流れも変わる

「もう変えないとね。本当に。せっかくきた流れというか、勝利ですから波に乗れるようにやって いきます」

--週明けは巨人戦

「(対)巨人とか(対)DeNAとか相手関係なく、とにかく目の前の勝利。試合を勝つという気持ち」

--もう一言

「全力を尽くすだけです」

 

 福留が「守り」でチームの「8連敗」を阻止した。 0- 1の 3回二死 1、 3塁。宮崎のフェンス際 への飛球を全力疾走し、よろけながらもキャッチ。抜けていれば 2人の走者が生還していただけ に、価値あるプレーだった。「先を考えても仕方ない。目の前の試合を一個一個、勝つだけ」。逆 転勝利にも浮かれた様子はなし。険しい表情で引き揚げた。

 

 

  3回、DeNA・宮崎敏郎内野手の打球を捕球する福留孝介外野手=阪神甲子園球場

 

  1番で出場した北條は 3打席連続で無安打も、 8回に一死から左前打で出塁。反撃へののろし を上げた。「集中して、冷静にいきました。まっすぐに絞って、ボールを見極められた」とうなず いた。続く上本の中前打で一気に 3進する好走も披露。「自分の判断でした。そういう走塁をして いきたい」と胸を張った。

 

 

  8回、安打を放った北條史也内野手=阪神甲子園球場

 

 上本は 8回一死 1塁で中前打と逆転劇を演出したが、 2走として須田のけん制で帰塁する際、 左右の足をつり、途中退場。担架で運ばれ、ベンチ裏で治療を受けた。一時は心配されたが、試 合後は「大丈夫です」とクラブハウスへ続く階段を上っていった。金本監督も「足がつったみたい」 とだけ話し、大ごとには至らないもようだ。

 

 

  8回、牽制球で帰塁した際に足を痛めた上本博紀内野手=阪神甲子園球場

 

 高山俊外野手がレジェンド級の活躍だ。

  1点を追う 8回一死 2、 3塁で田中のカーブを捉えて、中前に同点適時打を放った。シーズ ン 119安打目は阪神の新人では1953年吉田義男氏と並ぶ歴代 4位だ。また、55打点目となり、球 団の新人では1980年岡田彰布氏を抜いて単独 3位に浮上した。安打記録について問われると「ヒッ ト、何本ですか?」と逆取材。「 1本ずつしか増えない。 1本 1本かなと思います。打点に関して はチームメートがチャンスメークしてくれた結果なので、しっかり応えていければ」と意気込ん だ。 8月20日の巨人戦(東京ドーム)以降、 3番に座っており、主軸が似合ってきた。

 

 

  8回裏阪神一死 2、 3塁、高山俊外野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場

 

 お待たせしました。阪神は 3- 1でDeNAに逆転勝ちし、連敗を「7」で止めた。本拠地・甲 子園での白星は 7月31日以来、35日ぶりだった。 8回に高山俊外野手が中前に同点打を放ち、新 人王に向けて数字をさらに積み上げた。クライマックスシリーズ進出はまだあきらめんでぇ!

 低く鋭いライナーが中堅に伸びた。桑原が決死のダイブも、白球はグラブを弾いて緑の芝の上 へ。値千金の同点打にマンモスが揺れた。虎ファンが待ち望んだ六甲おろしの大合唱。高山のバ ットが、 7月31日以来の甲子園での勝利を呼んだ。

 「あの回しか(岩貞さんに)勝ちをつけられなかったので、チャンスをなんとかモノにしようと思 っていました」

 

 

  8回、原口文仁捕手の 2点適時 2塁打で生還した高山俊外野手を出迎える金本知憲監督 =阪神甲子園球場

 

 勝利投手の岩貞、勝ち越し打の原口と並び立ったお立ち台。振り返ったのは 1点を追う 8回だ。 一死 2、 3塁で 2番手の左腕・田中のカーブを引きつけ、コンパクトに弾き返した。試合を振り 出しに戻すと、二死 1、 2塁から原口が 2点打。連敗を「7」で止めた。デーゲームで中日が勝っ ていたため、負ければ同率最下位だったが、それも救った。「すごくうれしいです」と表情を緩めた。

 「久しぶりの甲子園の勝利。ホッとしていますけど、本当に申し訳ありませんでした」  金本監督は35日ぶりの本拠地での勝利に“ザンゲ”すると「狙って打ったんじゃないかな、と。 カーブをミートして。よく打ってくれました」と大物ルーキーをねぎらった。

 

 

 勝利に沸く阪神ファン=阪神甲子園球場

 

 新人王を争う今永の白星を消し、タイトル争いでさらにリード。数字ではレジェンドに肩を並 べた。虎新人の 119安打は1953年の吉田義男氏に並ぶ 4位。55打点は1980年の岡田彰布氏を抜く、 単独 3位だ。

 誰より近くで見てきた片岡打撃コーチが舌を巻く。同コーチは新人だった1992年に日本ハム球 団で 125安打53打点をマーク。高山と同等の数字を残しているが、「もうすでに(当時の自分を) 超えているよ。スイングの力強さ、インコースのさばき方もそう。打席での余裕も出てきた」と “完敗”を認める。

 だから 8回も余計な言葉は必要なかった。打席に向かう背番号「9」に片岡コーチは「わかってい るな?」のひと言。ルーキーも力強くうなずいた。

 

 

  8回、選手交代を告げる金本知憲監督=阪神甲子園球場

 

  6回までの 3打席で「スライダー、カーブが多かった」と相手バッテリーの攻め方を把握してい た。 8回は今永から同じ左腕の田中へスイッチしたが、同じ球種を持つことから「追い込まれるま ではそのボール(スライダー、カーブ)と、それ以上に甘く入ってくる球を」と狙いを定め、甘い 3 球目を一閃。信頼に応えてみせた。

 「打点はチームメートがチャンスメークしてくれた結果なので、しっかりと(期待に)応えて、積 み重ねていきたい」

 残り16試合。 3位DeNAとは 4ゲーム差。大逆転でのクライマックスシリーズ出場へ。進化 を止めない高山が、猛虎を引っ張っていく。

 

◆データBOX◆

◎…高山は今季 119安打で、阪神の新人では1953年の吉田義男氏に並ぶ歴代 4位。55打点は1980 年の岡田彰布氏(54打点)を抜き、阪神の新人で歴代「3位」となった。

 

 原口文仁捕手が決勝打を放ち、チームの連敗を「7」で止めた。

  1点を追う 8回、高山の中前タイムリーで同点として、なお二死 1、 2塁、DeNA須田から 左越えに勝ち越しの 2塁打。先発岩貞に勝ち星をつける、この日 3本目の安打を放った原口はヒ ーローインタビューで「必死のパッチで打ちました!」と絶叫。「まだまだ(CS進出を)あきらめて ませんので、ぼくたちもがんばります。みなさんも熱い応援よろしくお願いします!」と話した。

 

 

 ヒーローインタビューで大声を張り上げる原口文仁捕手。左から岩貞祐太投手、高山俊外野手 =阪神甲子園球場

 

 どよめきの中で、一人冷静だった。気持ちの強さで、原口がチームの「7連敗」を止めた。上本 の負傷退場による“空白の時間”を、すぐさま歓喜の瞬間に変えた。

 「結構(間が)あいたので、集中を切らした方が負けると思った。それだけ考えていました」

 高山の適時打で同点とした直後の 8回二死 1、 2塁。試合が止まった。けん制に頭から戻った 2 走・上本が起き上がれない。両足をつったまま担架で運ばれ、ボルテージ最高潮だった聖地が、 いったん静まり返った。

 

 

 勝利を決めたのは原口文仁捕手。 8回、左越えへ 2点 2塁打を放ち、勝ち越し点をもたらした =阪神甲子園球場

 

 初球の直前での空白。DeNAの 3番手・須田との根比べに、神経を研ぎ澄ました。代走・ 大和が 2塁に着き、 1ボールからの 2球目。 144キロ直球をかっ飛ばし、左翼手の頭上を襲った。 決勝の 2点 2塁打。 2塁上で両手のこぶしを握り、何度も震わせた。

 直近の出場10試合で打率 0.100(30打数 3安打)と不調だったが、息を吹き返して 3安打 2打 点。 7月28日のヤクルト戦以来となる38日ぶり、今季 6度目の猛打賞に、金本監督も「僕の目で はきょう、トップを作るのが早かった。打つ体勢を作るのがね。あれだったら見極めができる」と うなずいた。原口も「きのう( 3日)の練習でしっくりきた感じがしたので」と手応えをつかんだ。

 

 

  8回、 2点適時 塁打を放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場

 

 甲子園のファンを、これ以上悲しませることはできなかった。ナイターの日は必ず午後 1時ご ろから右翼の芝で15分ほどウオーミングアップを行うが、前日 3日はその最中にひらめき、 1塁 側アルプススタンドを最上段まで登った。「結構、見やすい! ここから見ると広さもよくわかり ますし、本当にすごい球場ですよね…」。ほとんど 360度を埋めてくれている虎党を熱狂させたか った。

 新人の坂本にスタメンマスクを譲ることが多くなっていたが、白星とともに扇の要としての立 場も取り戻す。同い年の岩貞にも白星を贈った。

 「必死のパッチで打ちました! 本当に、捕手としては先発に勝ちがついて、最高です」

 お立ち台ではお決まりのセリフだ。台頭したシーズン-というだけで終わらせはしない。原口 はもっともっと勝つつもりだ。 若虎がそろってお立ち台に上がった甲子園  高山俊外野手23歳、岩貞祐太投手24歳、原口文仁捕手24歳。

 

 高山俊外野手23歳、岩貞祐太投手24歳、原口文仁捕手24歳。若虎がそろってお立ち台に上がった =阪神甲子園球場

 

 高山、原口の若虎に救われた。鳥谷が 3度の得点圏でいずれも凡退。 8回の逆転劇がなければ 最下位転落の戦犯だった。

 「それはそっち(報道陣)で判断してください」

 相手先発は左腕の今永だったが、新天地の「 3塁」で 2試合連続スタメン。先発を外れるひとつ の要因だった対左腕への弱さを払拭したいところだったが…。

 聖地をため息に包んだのは 1点を追う 7回だった。先頭の原口が左前打。ベンチは狩野に送ら せ、一死 2塁して鳥谷を信じることにした。ところが内角高めの直球に 2ゴロ。 2回一死 1、 2 塁でも 2ゴロ、 8回二死 1、 3塁でも 2飛と凡退し、 4打数無安打。兆しはなかった。

 

 鳥谷敬内野手はブレーキ。対左腕の弱さは致命的だ=阪神甲子園球場

 

 片岡打撃コーチは「ひとつ言えるのは、逆方向への安打が少ない。捉えたのが正面につく」と指 摘。その上で遊撃からの転向について「宮本(慎也、元ヤクルト)も石毛さん(宏典、元西武など) も 3塁で選手寿命が延びたり、見る角度が変わったりしてね。いいところもある」と、新たな引き 出しにするよう求めた。

 急造とはいえども、 3塁守備には金本監督も「さすが」とうなる。だからこそ、いつまでも、今 季の鳥谷ではダメだ。

 

 ファンに手を振る岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 

 岩貞祐太投手は 8回 3安打 1失点と好投し、 4戦ぶりの白星となる「6勝目」を記録した。

  2回、先頭の 4番ロペスに先制の左越えソロを被弾。以降は完全に立ち直り、味方打線の 8回 裏逆転劇を呼び込んだ。「あの 1点が悔やまれる展開が続いていた。相手(DeNA先発今永)の出 来を見たら、もうあれ以上点はやれないと思った。なんとか最少失点で粘れて良かったです」。チ ームの連敗を「7」で止め、充実感を漂わせた。

 

 

 先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 

 久々に笑顔が弾けた。 8月 2日以来、33日ぶりの勝利投手。岩貞はお立ち台で「最高にうれしい です」と声を震わせた。登板 4試合ぶりの白星は、チームの連敗を「7」で止める価値あるも の。 8回を投げて 3安打 1失点。あきらめない力投が勝利を呼んだ。

 「あの 1点が悔やまれる展開が続いていて、相手(今永)の調子を考えたら、もう点はあげられな いと思いました。最少失点で粘れてよかったです」

 

 

  1回、DeNA・桑原将志外野手の投手ゴロを処理した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 

  2回の 1球を後悔し続けた。右足を痛めて欠場した筒香の代役 4番・ロペスへの 2球目が高く 浮き、甘い球は一気に左翼席まで到達。あっという間に先制点を奪われた。ベンチに戻ると香田 投手コーチから声をかけられた。

 「投げる球で何をしたいのか明確にしなさい、と言われました。基本的なことですけど、初心に かえること、見直すことで立ち直せました」

 

 

 岩貞祐太投手は 8回 1失点の好投。 1カ月ぶりの 6勝目をつかんだ=阪神甲子園球場

 

 もちろん、ひとりの力ではなかった。この日は頼れる同い年が相棒だった。

 「原口がうまくリードしてくれて、イニングごとに話しながらうまくいけました」

 原口とのバッテリーは 2試合ぶり14度目。今季 6勝( 9敗)のうち、 5勝を原口と組んでつかん でいる。それだけ相性がいいのには理由がある。

 

 甲子園で35日ぶりの勝利。金本知憲監督も笑顔でナインを出迎えた=阪神甲子園球場

 

  2人は何度も一緒に食事をする仲で、 8月最後の名古屋遠征時にも食事にでかけた。登板前日 の 3日には、外野でキャッチボール中の岩貞に原口が近寄り、立ち話。日頃からコミュニケーシ ョンを欠かさない 2人だからこその結果だった。

 99球が報われた。マウンドを降りた直後の 8回、これまでの登板時に援護の少なかった打線が 一気に 3点のプレゼント。 5日が25歳の誕生日の岩貞に、野手からの“前祝い”だった。

 「ありがたかったです。24歳はいい形で締めくくれました」

 24歳最後の夜に見せた頼もしい姿。25歳の岩貞にも期待したくなる。

 

 ノコッタ!ノコッタ!相撲に例えれば、徳俵で勝ち残った状態に最下位に落ちる寸前で残りましたね。全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かっての前進も完全に無くなった! しかし、ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!

 

 

 2016年 公式戦 日程と結果(09月)

 

 

 2016年 公式戦順位表

 

 

 2016年 ファーム試合日程・結果(09月)

 

 

 

 

 

ペタしてね 

 


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 野球ブログ プロ野球へ

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5167

Trending Articles