和田豊監督(49)は24日、甲子園での全体練習後、前日23日のオリックス戦(京セラドーム大坂)で 4四球 1安打の関本賢太郎内野手(33)の精神をナインにも求めた。
23日のオリックス戦(京セラドーム大坂)で交流戦初勝利を挙げた和田豊監督は24日、復調気配の打線で 4打席連続の四球を選んだ関本を引き合いに出し、「ベンチから見て選手がどう感じたかがすごい大事」と指摘。ボールの見極めの重要性を説いた。
マット・マートン外野手(30)が24日、兵庫・西宮市内の甲子園で行われた全体練習に参加した。
ジェイソン・スタンリッジ投手(33)が、25日のソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)での先発に気合を込めた。記事をまとめてみました。
前日のオリックス戦で 8得点し、交流戦初勝利を挙げた阪神の和田豊監督は24日、復調気配の打線で 4打席連続の四球を選んだ関本を引き合いに出し「ベンチから見て選手がどう感じたかがすごい大事」と指摘。「悪いときは基本に返るのがね。ストライクを打つというのが基本中の基本」と説いた。
25日から敵地でソフトバンクと対戦する。「ホークス、楽天は盗塁数がずばぬけている。警戒していかないと」と対策の必要性を話した。
いま自分がなにをすべきか。それを理解し、打席で結果を出す。そしてチームが勝つ…。関本が実証してくれた。前日の大勝から一夜明け、和田監督はその姿こそが、現状打破に必要なことだと説いた。
「関本の打席をみていても、一生懸命選んで塁に出て、つないでつないでというね。ここ何試合かできなかったことをしてくれた。ああいうものをみて、選手はどう感じるかがすごく大事になってくるんだよね」
明るい表情で練習を見つめる和田豊監督
交流戦 5連敗で迎えた前日23日のオリックス戦。「 7番・ 3塁」でスタメン出場した関本は 2、 4回の先頭で四球を選び、いずれもホームに生還した。合計 4四球、 1安打(適時打)。好機を演出し、勝利の立役者となった。
「ストライクを打つというのは基本中の基本。統一球になって、簡単に点をとれない中で、選球眼も大きな武器になってくるだろうし。そういうものを改めて感じさせてくれた試合だった」
指揮官は大きくうなずいた。これは他のナインに対するメッセージでもあった。今季は広くなったといわれるストライクゾーンに戸惑う選手が多い。しかし、追い込まれるまでは、自分のゾーンでしっかり待つことが大事。今一度、その原点を見直すことが必要ということだ。
完全復活にむけて打撃練習に励むブラゼルを見守るマートン(右)
特にブラゼル、マートンの両外国人打者。打率2割前半に低迷している原因のひとつが選球眼の悪さ。ブラゼルは、高めのボール球を強振する悪癖が目立ち、今季、マートンは見送った球をストライクと判定されて審判にいら立つシーンも一度や二度ではない。
前日、今季 6度目のスタメン落ちをしたブラゼルは、甲子園で打撃練習とアメリカンノックを受け、「きょうは投手みたいな練習。投げて走ってね」。前日は 6番で 2本の適時打を放ったマートンは「打順はどこでも違和感なくやれる」、ともに、リラックスしたようすで話したが、 2人が完全復活するための条件はストライク&ボールの見極め。関本が見せた 5打席は、いまの打線と悩める助っ人に最も必要なことだった。
「悪いときには基本に返る。打撃だけじゃなく、人生にも同じことがいえる」と指揮官。心は熱く、頭は冷静に-。大きな視野でまわりを見て、いますべきことを考える。そこで自分のベストを尽くす。関本が示したお手本こそが、虎打線浮上への道標だ。
マートンが24日、阪神甲子園球場で行われた全体練習に参加した。不振を極めていたが、23日オリックス戦で20打席ぶり安打を放つなど復調気配。打撃練習では右方向を意識し「手前まで呼び込んで、しっかりミートすることを考えて打ったよ」と明るい表情を見せた。
互いを指さし、じゃれ合う藤井彰人捕手(左)とスタンリッジ
先発サバイバルや!! 阪神のスタンリッジは24日、阪神甲子園球場で入念にキャッチボールなどを行った。先発予定の25日の古巣・ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)にむけ気合を込めてキャッチボールなどで準備を整えた。「全然気にせず、別の 1チームとして、ストライクを投げるだけさ」。
ホークスには2007年、2008年 2年間在籍した古巣との対決は 2年ぶり。2010年の 6月 7日の甲子園で初対戦した際には 7回 7安打 3失点で勝ち負けはつかず。それだけに、白黒つけるつもりだ。
ソフトバンクは12球団最多の55盗塁を誇る機動力野球が特色だ。それでも「自分の投げるべき球を投げれば大丈夫だと思う。ちゃんと走者を刺す、いい捕手がいる。クイックの速さも自信を持っている。十分な速さで刺して行けると思う」と抱負を語った。
日程的に余裕のある交流戦も先発を 6人で回す和田監督は「これからは違う。悪ければ日程的なこともあるんで、もう少し詰めてもいける。ずっと 6人を同じ感じで投げさせるかといえば、絶対そうではない」と 5人で回すことも匂わせた。もう平等じゃない。先発ローテ争いに残るには好投するのみだ。
1型糖尿病の子どもたちと交流した岩田稔
岩田稔投手(28)が24日、福岡市内のホテルで自身と同じ 1型糖尿病患者の子どもたちと33人と交流会を行った。約50分、じゃんけん大会や質問コーナーなどで盛り上がった。「やりがいはあります。今日はすごく元気があって楽しかったです」と声を弾ませた。
秋山・ソフトバンクを相手に今日から始まる 2連戦。カギを握るのは、古巣を相手にするスタンリッジか、それとも「ボールの見極めの重要性」を実感して頑張る関本か。
ブラゼル,マートンが復調すれば文句は無いのだが…。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
2012年度 日本生命セ・パ交流戦 試合日程は、次の所で調べることができます。
http://www.npb.or.jp/schedule/2012inter.html
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和田監督、4四球の関本見習え!「ストライクを打つ」 復調マートン全体練習に参加
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