●金本知憲監督(48)は28日、甲子園で行われた指名練習に参加した後、今季残り 2試合の必勝を誓った。すでにＣＳ進出圏内が不可能となって 9月30日、10月 1日の巨人 2連戦に臨む。ラスト 2戦、ファンのためにも 7連勝フィニッシュだ。30日からの巨人 2連戦(甲子園)を藤浪晋太郎投手(22)、岩貞祐太投手(25)の必勝ローテで臨むことを28日、明かした。金本知憲監督を含め首脳陣も全員が参加。投手では藤浪、岩貞、岩崎らが汗を流した。
●高山俊外野手(23)が10月 3日から始まる宮崎フェニックス・リーグに派遣されないことが28日、わかった。金本知憲監督が地元での秋季練習で、マンツーマンの英才教育を施す。その後の10月下旬スタートの秋季キャンプ(高知・安芸)でも“密着”して、来季不動の中軸打者に育て上げる。フェニックス・リーグの参加メンバーは近日中にも最終決定。北條史也内野手(22)、原口文仁捕手(24)ら今季 1軍でブレークしたメンバーも参加し、さらに実戦で腕を磨く可能性が高い。高山は27日のヤクルト戦(甲子園)で、1998年の坪井智哉氏(42＝現ＤｅＮＡ打撃コーチ)に並ぶ球団新人安打記録の 135安打に到達した。今季ラストとなる、30日からの巨人 2連戦(甲子園)での記録更新が注目されるが、すでに金本監督のココロは、来季へと向かっていた。｢超変革｣のスローガンを掲げてスタートした金本虎。クライマックスシリーズには進出できなかったが、収穫もあった。数多くの若手をテストして、勝負の 2年目に向けて“仕分け作業”は完了。キラリと光り輝いていた高山をさらにしごき上げ、虎の主砲にして育て上げる。
●北條史也内野手(22)が28日、甲子園球場で行われた指名練習に参加した。ここまで 101安打をマークし、ＯＢの新庄剛志氏(44)が、同じプロ 4年目の1993年に記録した 105安打まで、 2試合を残し｢あと４｣に接近。それでも視線は同期の広島・鈴木誠也外野手(22)、北海道日本ハム・大谷翔平投手(22)へ向け、メラメラと闘志を燃やした。Ｄ 1位・藤浪に次ぐ同 2位として、2013年に入団。プロ 4年目の今季は、ギリギリ開幕 1軍の立場で迎えたが、後半から遊撃レギュラーの座をつかんだ。ここまで打率 0.267( 378打数 101安打)、32打点、 5本塁打という堂々の数字。周囲からは順調な成長曲線に乗ったかに見えても、同学年のライバルたちのすごさを知っている以上、満足できるはずもなかった。スターたちを追い落とす、足がかりの 1年。気持ちよく締めくくる。
●植田海内野手(20)が 1軍に昇格することが28日、分かった。29日から甲子園での 1軍練習に合流予定で、昇格はプロ入り 2年目で初めて。今季ウエスタンでは76試合に出場し打率 0.168、 0本塁打、13打点だった。持ち味は俊足を生かした盗塁。今季ウエスタン・リーグでは盗塁を12度企画し、12盗塁と成功率 100％を誇る“足のスペシャリスト”だ。盗塁に意欲的。“超変革”元年の締めくくりにふさわしい期待の若手だ。ウエスタンでは遊撃手として74試合に出場しており、安定感のある守備には定評がある。残り試合は 2試合だが、なんとか出場機会を得て、アピールしたい。
●28日、球団選定による｢ファーム年間最優秀選手賞｣の授与が行われ、秋山拓巳投手(25)と陽川尚将内野手(25)が受賞した。 7年目の秋山はウエスタン・リーグで今季 9勝をあげ最多勝。 3年目の陽川は本塁打(14)と打点(62)の 2冠王に輝いた。
●阪神から独立リーグのＢＣリーグ福井にコーチ派遣されていた藤井彰人氏(40)が 2軍コーチとして入閣することが27日、分かった。おもに若手の育成を託される。また、今季限りで現役引退を表明した福原忍投手(39)にも入閣要請し、返答を待つ状況だ。 2年目を迎える金本阪神が分厚く内閣を改造し｢超変革｣路線を推し進める。現役17年で育んだ司令塔の頭脳がタイガースに戻ってくる。昨季限りで引退して阪神のフロント入りした藤井氏は今季、ＢＣリーグ福井でバッテリーコーチとして指導者修業を積んできた。 2年ぶりにタテジマのユニホームに袖を通すことが決定的になった。これまでも 2軍本隊を外れた鳴尾浜の残留組を指導するコーチの不足が懸案になっていたという。 2軍コーチへの就任が濃厚。育成レベルの選手を中心に、若手の底上げを図る意味でも、40歳と若い藤井氏の加入は適材適所の配置といえるだろう。今季の首脳陣は金本監督が信頼を寄せるスタッフだ。クライマックスシリーズ進出こそ逃したが、陣容はほぼ変わらず、内部での微調整にとどまる程度だという。そのなかでも、 2軍コーチを手厚くする方針。｢男前｣と｢剛腕｣に白羽の矢を立て、チームの底上げから逆襲の土台を築く。記事をまとめてみました。
金本知憲監督は28日、甲子園で行われた指名練習に参加した後、今季残り 2試合の必勝を誓った。
現在、 5位ヤクルトに 0.5ゲーム差をつけての 4位。すでにＣＳ進出圏内が不可能となって 9月30日、10月 1日の巨人 2連戦に臨む。指揮官は｢ファンのため、来季につながるものを見せる、というね｣と説明。消化試合にはしない意気込みを示した。
練習後、ベンチで囲み取材を受ける金本知憲監督＝阪神甲子園球場
ラスト 2戦、ファンのためにも 7連勝フィニッシュだ。金本監督は、30日からの巨人 2連戦(甲子園)を藤浪、岩貞の必勝ローテで臨むことを28日、明かした。検討してきた高卒Ｄ 4位ルーキー・望月惇志投手(19＝横浜創学館高)の先発は｢順位がかかってきているし｣と断念。｢ファンのために、来季につながるものを見せる。(少しでも上の順位を)狙える位置なら狙うべきだと思う｣と語気を強めた。
キャッチボールをして調整する岩貞祐太投手＝阪神甲子園球場
阪神は28日、甲子園で指名練習を行った。
金本知憲監督を含め首脳陣も全員が参加。投手では藤浪、岩貞、岩崎らが汗を流した。シーズンの残り 2試合。30日からの巨人 2連戦を残すのみだ。登板が予想される岩貞は｢自分のピッチングが出来るようにしっかりと準備したい｣と話した。
覚悟しろよ！ 高山俊外野手が10月 3日から始まる宮崎フェニックス・リーグに派遣されないことが28日、わかった。金本知憲監督が地元での秋季練習で、マンツーマンの英才教育を施す。その後の10月下旬スタートの秋季キャンプ(高知・安芸)でも“密着”して、来季不動の中軸打者に育て上げる。
俺が必ず超一流に育ててみせる－。 2年目の来季に向けての高山育成プランが判明。10月 3日からの宮崎フェニックス・リーグには派遣しない方針であることが明らかになった。
｢自分の手元に置いて見たいと思っている。プロ 1年目で、すごい数字を残したとは思うが、まだまだ打撃フォームも固まっていないし、彼の能力の半分も出ていない。もっと伸びる｣
フリー打撃を行う高山俊外野手。宮崎フェニックス・リーグには参加せず、秋季練習で金本監督からマンツーマン指導を受ける＝阪神甲子園球場室内練習場
関係者によると、金本監督は、熱い口調でこう話していたという。
フェニックス・リーグの参加メンバーは近日中にも最終決定。北條、原口ら今季 1軍でブレークしたメンバーも参加し、さらに実戦で腕を磨く可能性が高い。さらなる飛躍へ、高山についても実戦を 1試合でも多く積ませるプランも選択肢のひとつだったが、関係者によると｢まだまだ教え足りないところがあるから｣と指揮官は10月 9日からの秋季練習で監視下に置いて鍛え上げることを決断した。
高山は27日のヤクルト戦(甲子園)で、1998年の坪井智哉氏(現ＤｅＮＡ打撃コーチ)に並ぶ球団新人安打記録の 135安打に到達した。今季ラストとなる、30日からの巨人 2連戦(甲子園)での記録更新が注目されるが、すでに金本監督のココロは、来季へと向かっていた。
金本知憲監督は高山俊外野手を今秋手元に置いて、徹底的に指導する考えだ＝阪神甲子園球場
英才教育は、秋季練習だけではない。例年よりも少し早めの10月29日スタート予定の高知・安芸での秋季キャンプでは連日の居残り特打は最低ノルマ。夜間練習では、金本監督が、超一流打者になる礎となった｢素振り｣を徹底的にやらせるつもりだ。
金本監督は｢片岡(打撃コーチ)は打者全員を見なければならないが、僕は違う。高山に時間を割いてアドバイスすることもできる｣と球団関係者に力説しているという。まさにマンツーマンの覚悟だ。
｢超変革｣のスローガンを掲げてスタートした金本虎。クライマックスシリーズには進出できなかったが、収穫もあった。数多くの若手をテストして、勝負の 2年目に向けて“仕分け作業”は完了。キラリと光り輝いていた高山をさらにしごき上げ、虎の主砲にして育て上げる。
★記録更新へ全力
高山は球団新記録の樹立に意欲。甲子園での指名練習で汗を流した後、球団の新人安打新記録となる 136安打目への意欲を問われ｢それはもちろん、そういう気持ちでやっていきたい｣と前向き。今季も残り 2試合。｢ 1試合 1試合全力でやりたい｣と意気込んだ。
新庄剛志氏がプロ 4年目に記録したシーズン 105安打が見えてきた北條史也内野手だが、視線は鈴木誠也外野手と大谷翔平投手＝阪神甲子園球場
北條史也内野手が28日、甲子園球場で行われた指名練習に参加した。ここまで 101安打をマークし、ＯＢの新庄剛志氏が、同じプロ 4年目の1993年に記録した 105安打まで、 2試合を残し｢あと４｣に接近。それでも視線は同期の広島・鈴木誠也外野手、北海道日本ハム・大谷翔平投手へ向け、メラメラと闘志を燃やした。
いつも一番ではなかった。だが、そこからはい上がるのが北條だ。金本監督からのノルマだった 100安打をクリア(現在 101安打)。ＯＢ新庄剛志氏の 4年目の安打数( 105)にあと 4安打に迫ったが、見つめているのは頭上に高く輝く星々だ。
｢( 100安打は)ビックリというか自分でもまったく思っていなかった。でも、球団の中(の話)なので。やっぱり同学年では(広島、鈴木)誠也とか、(北海道日本ハム)大谷とかは 100本打っても騒がれない。僕はまだまだです｣
広島・鈴木誠也外野手
Ｄ 1位・藤浪に次ぐ同 2位として、2013年に入団。プロ 4年目の今季は、ギリギリ開幕 1軍の立場で迎えたが、後半から遊撃レギュラーの座をつかんだ。ここまで打率 0.267( 378打数 101安打)、32打点、 5本塁打という堂々の数字。
周囲からは順調な成長曲線に乗ったかに見えても、同学年のライバルたちのすごさを知っている以上、満足できるはずもなかった。藤浪も大谷も、今季飛躍を見せた広島・鈴木も同じ22歳。自身で目標に設定していた｢打率 0.280｣にも届くのが難しくなっては、とにかく 1本でも多く来季へつながる安打を打つことしか頭にない。
｢目標にしていた数字は厳しいかもしれないですけど。それに関係なく残り試合を大事に。全打席安打を打つつもりで思い切りを持っていかないと、いい結果は出ないと思うので、しっかりと準備をやっていきたい｣
スターたちを追い落とす、足がかりの 1年。気持ちよく締めくくる。
植田海内野手が 1軍に昇格することが28日、分かった。29日から甲子園での 1軍練習に合流予定で、昇格はプロ入り 2年目で初めて。今季ウエスタンでは76試合に出場し打率 0.168、 0本塁打、13打点だった。
持ち味は俊足を生かした盗塁。今季ウエスタン・リーグでは盗塁を12度企画し、12盗塁と成功率 100％を誇る“足のスペシャリスト”だ。
今季 1軍はリーグ最少の59盗塁にとどまっており、機動力野球を目指す金本阪神にとって足は大きな課題点となっている。植田も｢足はアピールポイント。きっかけがあったら走りたい｣と盗塁に意欲的。“超変革”元年の締めくくりにふさわしい期待の若手だ。
29日から 1軍に合流することが決まった植田海内野手。超変革イヤーのラストに駆け込み昇格だ
ウエスタンでは遊撃手として74試合に出場しており、安定感のある守備には定評がある。打撃では春季キャンプからスイッチヒッターに挑戦中。前日27日のオリックス 2軍との練習試合(神戸第二)では適時 3塁打を放つなど状態をあげており、掛布 2軍監督は｢最近の彼の野球はおもしろい｣と評価。残り試合は 2試合だが、なんとか出場機会を得て、アピールしたい。
◆植田 海(うえだ・かい) 内野手。1996(平成 8)年 4月19日生まれ、20歳。滋賀・甲賀市出身。近江高３年時に夏の甲子園に出場。 3回戦で敗退したが、打率 0.571を記録。2015年Ｄ 5位で阪神入団。 1軍出場はなく、今季 2軍で76試合、打率 0.168、 0本塁打、13打点、12盗塁。同通算 127試合、打率 0.182、 1本塁打、18打点、18盗塁。 1メートル75、70キロ。右投げ両打ち。年俸 500万円。背番号｢６２｣。
阪神 2軍練習試合＜阪神 3－ 9オリックス＞◇28日◇阪神鳴尾浜球場
鳴尾浜でオリックスと行われたファーム練習試合の前に球団選定による｢ファーム年間最優秀選手賞｣の授与が行われ、秋山と陽川が受賞した。 7年目の秋山はウエスタン・リーグで今季 9勝をあげ最多勝。 3年目の陽川は本塁打(14)と打点(62)の 2冠王に輝いた。
｢男前｣がタテジマ復帰や！ 阪神から独立リーグのＢＣリーグ福井にコーチ派遣されていた藤井彰人氏が 2軍コーチとして入閣することが27日、分かった。おもに若手の育成を託される。また、今季限りで現役引退を表明した福原忍投手にも入閣要請し、返答を待つ状況だ。 2年目を迎える金本阪神が分厚く内閣を改造し｢超変革｣路線を推し進める。
現役17年で育んだ司令塔の頭脳がタイガースに戻ってくる。昨季限りで引退して阪神のフロント入りした藤井氏は今季、ＢＣリーグ福井でバッテリーコーチとして指導者修業を積んできた。 2年ぶりにタテジマのユニホームに袖を通すことが決定的になった。
スローガンの｢超変革｣を掲げる金本体制 1年目の今年は20人のコーチ(掛布 2軍監督含む)で首脳陣を結成した。ほぼ全員が留任しながら、来年は増員する方向。その目玉が藤井氏の入閣だ。これまでも 2軍本隊を外れた鳴尾浜の残留組を指導するコーチの不足が懸案になっていたという。 2軍コーチへの就任が濃厚。育成レベルの選手を中心に、若手の底上げを図る意味でも、40歳と若い藤井氏の加入は適材適所の配置といえるだろう。
5月17日、阪神の 2軍戦を前に笑顔で話す藤井彰人氏
1998年ドラフト 2位で近鉄に入団。エース岩隈(現マリナーズ)とコンビを組むなど、キャッチングや配球の妙に定評があった。現役時、身長 170センチと小柄ながら、楽天、阪神の 3球団を渡り歩き、経験も豊富。温厚で明朗な人柄で、ファンにも｢男前｣のニックネームで愛された。先輩後輩を問わず慕われる人望は指導者向きだろう。
阪神は今季、育成から支配下登録に戻った原口が台頭したが、正捕手に定着できず。ドラフト 2位坂本やプロ 3年目の梅野らとレギュラーを争う構図になっている。正捕手の出現は長年のテーマだけに、バッテリー強化においても手腕に期待がかかる。
すでに福井での指導期間を終え、現場復帰に支障はない。また、今季限りで現役引退を表明した福原にもコーチ就任を打診しているという。今後の進路について熟考しているとみられ、入閣が実現すれば、フレッシュな 2人の指導がチームの財産になるのは間違いない。
今季の首脳陣は金本監督が信頼を寄せるスタッフだ。クライマックスシリーズ進出こそ逃したが、陣容はほぼ変わらず、内部での微調整にとどまる程度だという。そのなかでも、 2軍コーチを手厚くする方針。｢男前｣と｢剛腕｣に白羽の矢を立て、チームの底上げから逆襲の土台を築く。
◆藤井彰人(ふじい・あきひと)1976年(昭51) 6月18日、大阪府生まれ。近畿大學付属高校－近畿大學を経て1998年ドラフト 2位で近鉄入団。2004年オフの近鉄・オリックス合併に伴い、分配ドラフトで楽天移籍。2010年オフ阪神にＦＡ移籍。お立ち台で｢顔しか取りえがありません｣と絶叫し、爆笑を呼ぶ｢男前キャラ｣で愛された。2015年限りで引退し、フロント入り。通算1073試合、 565安打、 173打点、10本塁打、打率 2割 3分 6厘。現役時代は 170センチ、80キロ。右投げ右打ち。
残り 2試合になり、 4位 5位を行ったり来たりしているが、良い結果で締めくくる事ができるように全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かっての前進も完全に無くなった！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2016年 公式戦 日程と結果(09月)
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(09月)
2016年 公式戦 日程と結果(10月)
2016年 ファーム試合日程・結果(10月)
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