●13日札幌ドームでパＣＳファイナルステージ・北海道日本ハム－ソフトバンク第 2戦が行われ、ソフトバンクは 2回、今宮の中前適時打などで 2点を先制。先発の中田は 3回まで北海道日本ハム打線を無安打に抑えた。ソフトバンクは 8回に松田のソロで追い上げ、土壇場の 9回に本多、柳田の連続適時打などで 3点を奪い、逆転勝ちした。ソフトバンクが執念の足技で逆転勝利を飾った。 1点を追う 9回に代打の福田秀平外野手(27)が死球で出塁。北海道日本ハム・マーティンの投球モーションの大きさをつき、 2盗に成功。 1番中村晃外野手(26)が四球を選ぶと、今度は重盗を決めた。札幌ドームでのＣＳは 7戦目で初勝利。北海道日本ハムの王手を阻止し、逆襲に出た。
●ソフトバンク松田宣浩内野手(33)が 8回に意地の 1発を放ち、 9回の逆転劇を呼び込んだ。 2－ 4で迎えた 8回二死から 1点差に迫る左越えソロ。北海道日本ハム宮西の甘く入った直球を見逃さず、左翼席中段まで運んだ。ＣＳでの本塁打は2011年以来、 5年ぶり 2本目。松田は第 3戦に向けて気持ちを切り替えた。
●今ＣＳ 3戦ノーヒットだったソフトバンク柳田悠岐外野手(28)が 9回に決勝打となる勝ち越し中前適時打を放った。本多の適時打で同点とした直後、一死 2、 3塁。北海道日本ハム守護神マーティンの直球をゴロでしぶとく中前へはじき返した。、劇的な逆転勝ち。ソフトバンクにも勢いが戻ってきた。 3－ 4の 9回、一死 1、 2塁から重盗を決めて好機を広げ、本多雄一内野手(31)の同点打、柳田悠岐外野手(28)の勝ち越し適時打などで 3点を奪い、 6－ 4で逆転勝ち。負ければ北海道日本ハムに王手をかけられる土壇場から、ファイナルステージ初勝利をもぎ取った。柳田が決勝打を放った。右手薬指の骨折からＣＳで復帰。第 2打席で、ファーストステージから15打席目で初安打を放ったばかりだ。まだ 1勝 2敗も、勢いをつけて次戦へ。北海道日本ハムへの雪辱と 3年連続日本一への旅は終わらない。
●パ・リーグ本塁打王のブランドン・レアード内野手(29)が特大弾を放った。 1点を追う 5回一死で、中田のスライダーを左翼席上段へ。この時点で試合を振り出しに戻すと、お決まりの“すしポーズ”で喜びを爆発させた。
●第 1戦は｢ 8番・投手｣で勝利投手となった大谷翔平外野手(22)は｢ 3番・ＤＨ｣で先発。先発登板した翌日に打者で先発するのは 9月22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来 2度目だったが元気にプレー。
● 4番の中田翔外野手(27)が 2安打 2打点と奮闘。 4回に中前適時打。 2－ 2の 6回には、 3番の大谷が敬遠で勝負を挑まれた一死 1、 2塁で、勝ち越しとなる左前適時打を放った。逆転負けでヒーローにはなれなかったが下を向くことはなかった。
●試合後、栗山監督は硬い表情で“悪夢”を振り返った。左足首の捻挫からＣＳに間に合ったクリス・マーティン投手(30)が一死後、代打・福田に与えた死球から、音を立てて崩れた。重盗を含む 4盗塁を許した。実は今季、レギュラーシーズンで許した 3盗塁は、すべてソフトバンク戦。フォームの癖を盗まれていたのか。 5月 4日の札幌ドームでは、 1点リードの 9回無死 1塁から 2球連続でボークを犯すなど、明らかに鷹打線との相性が悪い。アドバンテージを含め 2勝 敗と、まだ優位は動かないが、第 3戦以降の戦いは、より厳しいものとなりそうだ。記事をまとめてみました。
パＣＳファイナルステージ＜北海道日本ハム 4－ 6ソフトバンク＞◇第 2戦◇13日◇札幌ドーム
ソフトバンクは 2回、今宮の中前適時打などで 2点を先制。先発の中田は 3回まで北海道日本ハム打線を無安打に抑えた。
北海道日本ハムは 2点を追う 4回に中田が適時打。 5回にレアードが同点ソロを放ち、 6回に中田、陽岱鋼の適時打で 2点を勝ち越した。
ソフトバンクは 8回に松田のソロで追い上げ、土壇場の 9回に本多、柳田の連続適時打などで 3点を奪い、逆転勝ちした。
北海道日本ハム対ソフトバンク 北海道日本ハムに逆転勝ち、喜ぶソフトバンクナイン＝札幌ドーム
ソフトバンクが執念の足技で逆転勝利を飾った。 1点を追う 9回に代打の福田秀平外野手が死球で出塁。
北海道日本ハム・マーティンの投球モーションの大きさをつき、 2盗に成功。 1番中村晃外野手が四球を選ぶと、今度は重盗を決めた。相手守護神の動揺を誘うと、本多と柳田の連続タイムリーで勝ち越した。
9回表ソフトバンク一死 1、 2塁、 3塁盗塁を決めた福田秀平外野手。野手レアード＝札幌ドーム
足で勝利を呼び込んだ福田は｢行けたら行け、と常に言われていた。高い確率で勝負できると思った。マーティンのモーションは頭に入っていた。ホッとした。アウトなら、どうなっていたんだろう｣と安堵(あんど)の表情を見せた。札幌ドームでのＣＳは 7戦目で初勝利。北海道日本ハムの王手を阻止し、逆襲に出た。
8回表二死、ソフトバンク松田宣浩内野手はソロ本塁打を放ち熱男ポーズ＝札幌ドーム
ソフトバンク松田宣浩内野手が 8回に意地の 1発を放ち、 9回の逆転劇を呼び込んだ。 2－ 4で迎えた 8回二死から 1点差に迫る左越えソロ。北海道日本ハム宮西の甘く入った直球を見逃さず、左翼席中段まで運んだ。
ＣＳでの本塁打は2011年以来、 5年ぶり 2本目。松田は｢ 2点差だったので、何とか 1点差にして 9回を迎えたかった。打った瞬間入ると思った｣と、ファイナルステージ初勝利を喜び｢「明日追いつくチャンスもある。とにかく明日、全力でいきたい｣と、第 3戦に向けて気持ちを切り替えた。
9回表ソフトバンク一死 2、 3塁、中前適時打を放った柳田悠岐外野手＝札幌ドーム
今ＣＳ 3戦ノーヒットだったソフトバンク柳田悠岐外野手が 9回に決勝打となる勝ち越し中前適時打を放った。
本多の適時打で同点とした直後、一死 2、 3塁。北海道日本ハム守護神マーティンの直球をゴロでしぶとく中前へはじき返した。｢(抜けた瞬間は)すごい、うれしかったです。とにかく前に飛ばそう、それだけです｣と喜んだ。
5回には 3塁内野安打を放ち、今ＣＳ15打席目で初安打をマーク。気持ちを楽にしたところで、 9回にＶ打を放った。柳田に当たりが戻り、劇的な逆転勝ち。ソフトバンクにも勢いが戻ってきた。
柳田悠岐外野手は 9回、同点としてなお一死 2、 3塁から、中前に勝ち越し打を放った＝札幌ドーム
土俵際で、ミラクル大逆転！ パ・リーグ 2位のソフトバンクは、 3－ 4の 9回、一死 1、 2塁から重盗を決めて好機を広げ、本多雄一内野手の同点打、柳田悠岐外野手の勝ち越し適時打などで 3点を奪い、 6－ 4で逆転勝ち。負ければ北海道日本ハムに王手をかけられる土壇場から、ファイナルステージ初勝利をもぎ取った。北海道日本ハムのアドバンテージ 1勝を含め、まだ通算 1勝 2敗だが、勢いがつく白星となった。
勝負をかけた勇気、つなぐ気持ち。仲間の執念に応えなければ、男じゃない。ソフトバンクの力が結集した逆転劇。柳田が決勝打を放った。
｢本当にみんな、最後まであきらめていなかったです｣
勝ち越し打を放ち、雄たけびをあげながら 1塁へ走る柳田悠岐外野手＝札幌ドーム
9回に同点として、なおも一死 2、 3塁。マーティンの直球を中前へ運び、決勝点を奪った。右手薬指の骨折からＣＳで復帰。第 2打席で、ファーストステージから15打席目で初安打を放ったばかりだ。復活した試合でチームを救ったが、ヒーローは一人ではない。
｢僕は大した打球を打っていない。抑えた投手、点をとってくれたみんなに感謝です｣
この回一死から代打・福田が死球。投球が当たった左足の痛みをこらえて二盗を決めた。中村晃の四球の後、さらなる賭けに出た。重盗で 2、 3塁として、本多が同点打。工藤監督は｢負ければ終わりだと、みんな分かっていたけど、何とかしたいという気持ちが上回った｣と、選手の底力に目を細めた。
福田の 3盗は、実はノーサインだ。｢いつも『いけたらいけ』と言われているので、思い切っていきました｣。負ければ、相手が日本シリーズ進出に王手をかける一戦の土壇場。決断は日頃の準備に背中を押された。
1点ビハインドの 9回一死 1、 2塁から 3盗( 1走との重盗)を決めた福田秀平外野手＝札幌ドーム
｢シーズン中も『いけるときがあったら』と思っていました。チャンスがきたのが、きょう｣
足を生かすため、投手の研究は日課だ。勝負どころの終盤に備え、リリーフ陣のフォームや癖もすべて頭に入れている。｢イメージと重なった。予習していてよかったです｣。一年中、狙っていた機会をものにした。
柳田も｢(福田)秀平ならいけると思った｣と信頼していた。移動中には大好きな漫画を共有しあう同級生をたたえたが、自身も準備を怠らなかった。最速のリハビリで間に合わせ、仲間の期待に応えた。 ｢またあしたです｣
2人が声をそろえた。まだ 1勝 2敗も、勢いをつけて次戦へ。北海道日本ハムへの雪辱と 3年連続日本一への旅は終わらない。
◆データＢＯＸ◆
◎…ソフトバンクが勝利し、対戦成績を 1勝 2敗とした(北海道日本ハムにアドバンテージの 1勝)。
◎…日本シリーズ進出をかけたプレーオフ、ＣＳで｢ 1勝 2敗｣となったケースは過去18度。そのうち逆転で日本シリーズ進出を果たしたのは、1977年の阪急( 3勝 2敗)、2010年のロッテ、2012年の巨人(いずれも 4勝 3敗)の 3度のみ。突破率は16.7％と厳しい。
5回、本塁打を放った北海道日本ハム・ブランドン・レアード内野手＝札幌ドーム
パ・リーグ本塁打王のレアードが特大弾を放った。 1点を追う 5回一死で、中田のスライダーを左翼席上段へ。この時点で試合を振り出しに戻すと、お決まりの“すしポーズ”で喜びを爆発させた。まさかの逆転負けとなったが｢短期決戦はこういうもの。これまでと変わらず、自信を持って戦う｣と前を向いた。
6回、北海道日本ハム・陽岱鋼外野手の中安打で本塁へ生還した 2塁走者の大谷翔平外野手はＶサイン＝札幌ドーム
第 1戦は｢ 8番・投手｣で勝利投手となった大谷は｢ 3番・ＤＨ｣で先発。先発登板した翌日に打者で先発するのは 9月22日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来 2度目だったが｢きのうは 7回で降板しているので疲れはない｣と元気にプレー。無安打も、 6回は敬遠四球、 7回には四球を選んで仕事は果たし、｢とにかくあしたを取りたい｣と力強かった。
6回、勝ち越しの適時打を放った放った日本ハム・中田翔外野手＝札幌ドーム
4番の中田が 2安打 2打点と奮闘。 4回に中前適時打。 2－ 2の 6回には、 3番の大谷が敬遠で勝負を挑まれた一死 1、 2塁で、勝ち越しとなる左前適時打を放った。逆転負けでヒーローにはなれなかったが｢切り替えてやっていくことが大事。こっちが 1勝優位に立っている。落ち込まずにやっていけばいい｣と、下を向くことはなかった。
ソフトバンク・柳田悠岐外野手(奥)に勝ち越し打を許したクリス・マーティン投手。守護神の乱調が、今後に不安を残した＝札幌ドーム
熱投明けの大谷が｢ 3番・ＤＨ｣で出撃しても、主砲・中田が 2打点を挙げても、レアードがすしを握っても、ソフトバンクの底力に屈した。
｢長いシーズンを戦っていれば、こういうこともある。ソフトバンクが足を使ってくることもわかっていた。もともと、そういう弱点のある投手だけれど、それも含めてウチの野球です｣
試合後、栗山監督は硬い表情で“悪夢”を振り返った。左足首の捻挫からＣＳに間に合ったマーティンが一死後、代打・福田に与えた死球から、音を立てて崩れた。
｢死球を与えたところで動揺した。復帰後、初めてのセットポジションだったからね。重盗も予測していたし、クイックも試したが、うまくいかなかった｣
9回、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(左)に勝ち越し打を許した北海道日本ハムのクリス・マーティン投手＝札幌ドーム
重盗を含む 4盗塁を許した。実は今季、レギュラーシーズンで許した 3盗塁は、すべてソフトバンク戦。フォームの癖を盗まれていたのか。 5月 4日の札幌ドームでは、 1点リードの 9回無死 1塁から 2球連続でボークを犯すなど、明らかに鷹打線との相性が悪い。
肩を落とす守護神。栗山監督は｢マーティンへの信頼？ まったく変わらない。最初から簡単にいくとは思っていない｣。アドバンテージを含め 2勝 敗と、まだ優位は動かないが、第 3戦以降の戦いは、より厳しいものとなりそうだ。
◎マーティンの乱調に北海道日本ハム・吉井投手コーチ
｢原因を見つけて次に生かしたい。次が大事になる｣
◎ 6回にチーム 4点目となる適時打を放った北海道日本ハム・陽岱鋼外野手
｢短期決戦は何が起こるか分からない。 1点でも多く取らないといけないと思ったけど…｣
やはり、美味しいラーメン(らあめん)が食べたい…。どっちのが美味しいのだろうか？北なら.ススキ野に行ってから食べる事にしたいし、南なら中州で遊んでから食べたいですね。
2016年 公式戦順位表
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