●13日マツダスタジアムでセCSファイナルステージ・広島-DeNA第 2戦が行われ、歌手のユニコーンが始球式を務めた。 5人がそろって登場し、手島いさむがマウンドに上がった。広島優勝時にメンバー、スタッフに胴上げされたという奥田は、以前から広島の楽曲を製作することを明言していた。
●広島は 1回一死 3塁から丸の右前適時打で先制。 3回一死 3塁からは丸の中堅への犠飛で加点。ともに田中の出塁が起点だった。広島は 8回、田中が右越えソロで突き放し、継投で逃げ切った。 2試合連続 0封勝利で連勝。中崎が 1セーブを挙げた。広島田中広輔内野手(27)が 3回にCS 8打席連続出塁を記録すると、好走塁でこの日 2得点目のホームを踏んだ。 3回無死から追い込まれながら四球を選ぶと、暴投と犠打で 3塁進塁。丸の中堅定位置に上がった飛球でスタートを切り、捕手戸柱のタッチより先に本塁に滑り込んだ。田中は切り込み隊長として、早くも前日に続く 1試合複数得点で打線をけん引している。
●広島が第 1戦に続いて無失点勝利。プレーオフ、CSで 2試合連続の完封勝利は201年ファイナルステージ第 1、 2戦の中日(対巨人)、2015年同第 2、 3戦のヤクルト(対巨人)に次いで 3度目。2014年ファーストステージ第 1戦の 7回から31イニング連続無失点( 2→11→ 9→ 9)。阪神が2014年ファーストステージ第 1戦の 1回からファイナルステージ第 1戦の 6回にマークした27イニングを上回るプレーオフ、CS新記録となった。 1回と 3回に田中広輔内野手(27)が出て、菊池涼介内野手(26)が送り、丸佳浩外野手(27)がかえし、田中は八回に駄目押し弾と、同学年の『タナキクマル』トリオで全得点。広島は14日の第 3戦に勝つか引き分ければ、シリーズ突破が決まる。赤い疾風がダイヤモンドを駆け回る。 1番・田中、 2番・菊池、 3番・丸-。カープ自慢の『タナキクマル』の躍動が、25年ぶりの日本シリーズ進出を、すぐ手が届くところまで呼び込んだ。田中は 3安打猛打賞の前日12日に続き、この日の第 2打席まで 6打席連続出塁。 5回、初めての凡退となる 2ゴロでも、しっかり走者を 3塁に進めた。みたび先頭打者で迎えた 8回には右翼へ駄目押しソロ。全 3得点のホームを踏んだ。『タナキクマル』の 3人は1989年度生まれの同学年。高卒で2008年入団の丸、大卒で2012年入団の菊池に対し、大学、社会人経由で2014年に広島入りした田中は、 2人の背中を追ってきた。今季は不動の 1番に成長。球団の遊撃手としては1986年・高橋慶彦、1994年・野村謙二郎以来となるフルイニング出場を果たした。無敗で王手をかけたチームのCS突破確率は 100%。圧倒的な力でシーズンを勝ちきったセ・リーグ王者の誇りを胸に、愛と勇気の三銃士が、本拠地に再び歓喜をもたらす。
●広島丸佳浩外野手(27)が先制打を放った。 1回。 2塁打を放った 1番田中広輔内野手(27)を 2番菊池涼介内野手(26)がバントで送り、丸が続いた。スライダーを捉え、前進守備で狭くなった 1、 2塁間を破った。
●広島田中広輔内野手が 8回に試合を決定づけるソロ本塁打を右翼席に運んだ。前回出場したCSから続く連続出塁が 8打席で止まって迎えた 8回。代わったばかりのDeNA三上朋也投手(27)の初球真っすぐにバットを振り抜いた。打球は右翼席へ一直線。リードを 3点に広げた。
●広島野村祐輔投手(27)が 6回 3安打無失点で白星を挙げた。 2点リードの 4回には二死満塁のピンチを背負うも、最後はDeNA倉本を 1ゴロに仕留めて脱出。首の右側に打球を受けた影響も感じさせなかった。25年ぶりにセ・リーグを制した広島が、 3位DeNAに 3- 0で快勝。アドバンテージを含めて 3勝とし、日本シリーズ出場に王手をかけた。先発・野村祐輔投手が 6回 3安打無失点と力投し、救援 3投手も無失点で 2試合連続の完封勝利。広島は2014年の阪神とのファーストステージ第 1戦の 7回から、CSで31イニング連続無失点となった。14日の第 3戦に勝つか引き分ければシリーズ突破が決まる。DeNA戦は今季、 3試合で 0勝 1敗、防御率7.41と苦手にしていただけに、要所を締めた 6回 3安打無失点の投球に緒方監督も絶賛した。14日に先発予定の黒田で、日本シリーズの切符をつかみとる。記事をまとめてみました。
セCSファイナルステージ<広島 3- 0DeNA>◇第 2戦◇13日◇マツダスタジアム
歌手のユニコーンが始球式を務めた。
5人がそろって登場し、手島いさむがマウンドに上がった。「あんなに緊張するとは思わなかった」と、投じた 1球は、ワンバウンドで捕手を務めた奥田民生のミットに収まった。
広島優勝時にメンバー、スタッフに胴上げされたという奥田は、以前から広島の楽曲を製作することを明言していた。「(優勝が)遅すぎるという話ではあるけど」と苦笑いしつつ「個人的には今からゆっくり作っていきます」と前向きだった。
9回に登板した中崎翔太投手(左)は無失点ピッチングで締め石原慶幸捕手と笑顔でタッチする =マツダスタジアム
広島は 1回一死 3塁から丸の右前適時打で先制。 3回一死 3塁からは丸の中堅への犠飛で加点。ともに田中の出塁が起点だった。
広島野村は 4回から 6回まで毎回先頭打者を出しながら無得点。 6回 3安打無失点で降板した。DeNA三嶋は 5回途中降板。
広島は 8回、田中が右越えソロで突き放し、継投で逃げ切った。 2試合連続 0封勝利で連勝。中崎が 1セーブを挙げた。
3回裏広島一死 3塁、丸佳浩外野手の中犠飛で生還した田中広輔内野手=マツダスタジアム
広島田中広輔内野手が 3回にCS 8打席連続出塁を記録すると、好走塁でこの日 2得点目のホームを踏んだ。
3回無死から追い込まれながら四球を選ぶと、暴投と犠打で 3塁進塁。丸の中堅定位置に上がった飛球でスタートを切り、捕手戸柱のタッチより先に本塁に滑り込んだ。
この日 2打点目の丸も「広輔が本当によく走ってくれました。ナイスランです」と好走塁をたたえた。田中は切り込み隊長として、早くも前日に続く 1試合複数得点で打線をけん引している。
広島が第 1戦に続いて無失点勝利。プレーオフ、CSで 2試合連続の完封勝利は201年ファイナルステージ第 1、 2戦の中日(対巨人)、2015年同第 2、 3戦のヤクルト(対巨人)に次いで 3度目。
2014年ファーストステージ第 1戦の 7回から31イニング連続無失点( 2→11→ 9→ 9)。阪神が2014年ファーストステージ第 1戦の 1回からファイナルステージ第 1戦の 6回にマークした27イニングを上回るプレーオフ、CS新記録となった。
広島・丸佳浩外野手の犠飛で生還した田中広輔内野手=マツダスタジアム
セ・リーグ王者の広島が、 3位・DeNAを 3- 0で下し、アドバンテージを含め 3勝 0敗として1991年以来25年ぶりの日本シリーズ出場に王手をかけた。 1回と 3回に田中広輔内野手が出て、菊池涼介内野手(26)が送り、丸佳浩外野手がかえし、田中は八回に駄目押し弾と、同学年の『タナキクマル』トリオで全得点。広島は14日の第 3戦に勝つか引き分ければ、シリーズ突破が決まる。
赤い疾風がダイヤモンドを駆け回る。 1番・田中、 2番・菊池、 3番・丸-。カープ自慢の『タナキクマル』の躍動が、25年ぶりの日本シリーズ進出を、すぐ手が届くところまで呼び込んだ。
3回、丸佳浩外野手の犠飛で生還した田中広輔内野手は力強いガッツポーズを見せた=マツダスタジアム
田中が出れば、何かが起こる。 1回。先頭の田中が、 2ストライクと追い込まれながらDeNA・三嶋のカーブを捉えて右中間 2塁打。菊池がきっちり犠打を決めると、丸の右前適時打で鮮やかに先制した。 3回。田中は先頭で四球を選び、暴投で 2進。菊池の犠打でここも一死 3塁とし、丸の浅い中飛で本塁に突入。戸柱のタッチをかいくぐって左手をホームベースに差し入れた。
「きょうは田中です! 全て、田中くんです!!」。 2打点の丸がいたずらっぽく持ち上げる。「広輔が塁に出てくれるといい流れに乗って打席に入れる。犠飛は打ち損じだけど広輔がよく走ってくれました!」。
生還した田中広輔内野手(手前)を丸佳浩外野手(左)が出迎える。ベンチでは菊池涼介内野手 も会心の笑み=マツダスタジアム
田中は 3安打猛打賞の前日12日に続き、この日の第 2打席まで 6打席連続出塁。 5回、初めての凡退となる 2ゴロでも、しっかり走者を 3塁に進めた。みたび先頭打者で迎えた 8回には右翼へ駄目押しソロ。全 3得点のホームを踏んだ。
「菊池、丸がかえしてくれると信じて打席に入りました。最後(本塁打)はオマケ。出来すぎです」
田中は笑った。『タナキクマル』の 3人は1989年度生まれの同学年。高卒で2008年入団の丸、大卒で2012年入団の菊池に対し、大学、社会人経由で2014年に広島入りした田中は、 2人の背中を追ってきた。今季は不動の 1番に成長。球団の遊撃手としては1986年・高橋慶彦、1994年・野村謙二郎以来となるフルイニング出場を果たした。
お立ち台で話す丸佳浩外野手(右)と野村祐輔投手=マツダスタジアム
「僕らの世代で盛り上げられた。イニングの先頭打者の合言葉は『勇気』。それができている」と丸は明かす。この 2試合全 8得点のうち、 7点に『タナキクマル』が絡んだ。
14日の第 3戦に勝つか引き分ければ、25年ぶりの日本シリーズ進出が決まる。「なかなかうまくはいかないが、 3連勝という気持ちでいきたい」と田中。丸は「明日決めます!」と言い切った。無敗で王手をかけたチームのCS突破確率は 100%。圧倒的な力でシーズンを勝ちきったセ・リーグ王者の誇りを胸に、愛と勇気の三銃士が、本拠地に再び歓喜をもたらす。
1回裏広島一死 3塁、丸佳浩外野手は右前に適時打を放った=マツダスタジアム
広島丸佳浩外野手が先制打を放った。
1回。 2塁打を放った 1番田中広輔内野手を 2番菊池涼介内野手がバントで送り、丸が続いた。スライダーを捉え、前進守備で狭くなった 1、 2塁間を破った。
「広輔が勢いづくヒットを打ってくれたので、自分も乗っていくことが出来ました」。丸の 2試合連続打点でチームを勢いづけた。
8回裏広島無死、田中広輔内野手は右越えにソロ本塁打を放った=マツダスタジアム
広島田中広輔内野手が 8回に試合を決定づけるソロ本塁打を右翼席に運んだ。
前回出場したCSから続く連続出塁が 8打席で止まって迎えた 8回。代わったばかりのDeNA三上の初球真っすぐにバットを振り抜いた。打球は右翼席へ一直線。リードを 3点に広げた。
1回は 2塁打から先制のホームを踏み、 3回は四球を選んで追加点につなげた。前日の 3安打 2得点に続く働き、打線をけん引。「(本塁打は)おまけです。久しぶりに気持ち良く振り抜けました」。勝利に貢献し、試合後は充実の表情を浮かべた。
最多勝投手の力を見せつけた野村祐輔投手。ぶっつけ本番のマウンドで 6回無失点と好投した=マツダスタジアム
広島野村祐輔投手が 6回 3安打無失点で白星を挙げた。
2点リードの 4回には二死満塁のピンチを背負うも、最後はDeNA倉本を 1ゴロに仕留めて脱出。首の右側に打球を受けた影響も感じさせなかった。「ファンのみなさんが、勇気を与えてくれました。目標にしていたので、いい投球が出来てよかったです」と喜んだ。シーズン16勝で最多勝と最高勝率に輝いた実力をみせつけた。
勝利投手の野村祐輔投手(中央)はウイニングボールを手に勝利のタッチをかわす=マツダスタジアム
25年ぶりにセ・リーグを制した広島が、 3位DeNAに 3- 0で快勝。アドバンテージを含めて 3勝とし、日本シリーズ出場に王手をかけた。先発・野村祐輔投手が 6回 3安打無失点と力投し、救援 3投手も無失点で 2試合連続の完封勝利。広島は2014年の阪神とのファーストステージ第 1戦の 7回から、CSで31イニング連続無失点となった。14日の第 3戦に勝つか引き分ければシリーズ突破が決まる。
ぶっつけ本番に近いマウンドで、最多勝投手の力を見せつけた。野村がDeNA打線をねじ伏せ、広島が日本シリーズ進出に王手をかけた。
7回にジェット風船を飛ばして盛り上がる広島ファン。実は、カープがジェット風船の元祖なんです=マツダスタジアム
「コントロールは狙ったところにいきました。腕もしっかりと振れた。チームのために投げることができました」
3回まで一人の走者も出さなかった。 2- 0の 4回、味方の失策がらみで二死 1、 2塁のピンチに立ち、梶谷にストレートの四球を与えるとマツダスタジアムに嫌な空気が流れたが、倉本を133キロのチェンジアップで一ゴロ。グラブをたたいて、感情をあらわにした。
DeNA戦は今季、 3試合で 0勝 1敗、防御率7.41と苦手にしていただけに、要所を締めた 6回 3安打無失点の投球に緒方監督も、「これ以上ない投球だった。不安げな姿をみせなかった」と絶賛した。
ヒーローの広島・野村祐輔投手(左)と丸佳浩外野手=マツダスタジアム
調整面での不安も杞憂に終わった。 6日のJR西日本との練習試合(マツダ)で打球が首の右側に直撃し、 8球で降板。その後もしばらく患部を動かせなかったため、レギュラーシーズンの最終登板だった 9月24日のヤクルト戦(マツダ)以来となるこの日の先発に向けて、イメージトレーニングで実戦不足を補ってきた。
結束力も示した。前日13日の第 1戦で負傷したルナが「右肩関節唇損傷、右肩肩鎖関節捻挫」で全治 3カ月と診断された。22日から始まる日本シリーズ出場も絶望の助っ人に指揮官は、「予想以上の大きなけが。病院から報告にきて痛々しい姿だったが、ルナのぶんもチーム全員でカバーする。勝ち進んで彼の悔しい気持ち、思いに応えたい」と話した。
アドバンテージを含む 3勝目に「(黒田が登板予定の 3戦目まで) 1勝も落とさずに勝ちたいと思っていた」と野村。14日に先発予定の黒田で、日本シリーズの切符をつかみとる。
鯉軍が既に 3勝してしまった…、ハマの球団「海星軍団」が勝つチャンスが少なくなってきた。このままでは、日本シリーズに向かって赤い鯉のぼりが悠々と泳ぐ事になってしまう…。関東に住む人間としては、できたらハマに頑張って貰いたい!
2016年 公式戦順位表
2016年 CSファイナルシリーズ試合日程
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