アニヤン・新井貴浩内野手残留｢僕が期待に応える番｣、桧山もＦＡせず｢来季も戦力に｣

　生涯虎宣言！！アニヤン・新井貴浩内野手(34)が22日、フリーエージェント(FA)権を行使し、残留することを明言した。年俸 2億5000万円の 3年契約で合意。甲子園クラブハウスを訪れて、南信男球団社長(56)、和田豊監督(49)らに報告し、阪神に骨を埋めることを誓った。
　さらに、桧山進次郎外野手(42)が22日、保有しているFA権を行使せず残留することを発表した。今季69試合に出場し打率 0.274、 1本塁打、 8打点を残した“代打の神様”は｢来季も戦力となれるようにしっかりと準備し、頑張るだけです｣と球団を通じてコメントした。記事をまとめてみました。

　今季に 2度目のFA権を取得したアニヤン・新井貴浩内野手が22日、権利を行使した上で、残留することを明らかにした。兵庫県西宮市の球団事務所で｢(和田)監督の気持ち、球団の方の気持ちが伝わった。考えた結果、宣言して残留というのを決めました｣と話した。球団も本人から残留の意思を伝えられたことを発表した。合意条件は 3年契約で、来季からの 2年間は年俸 2億5000万円プラス出来高払い、 3年目はその際に話し合う形になるとみられる。
　この日、和田監督に残留を報告したアニヤン・新井は｢気持ちが固まってすっきりしている。あとは自分が期待に応えるだけ｣と来季への意気込みを口にした。球団事務所を訪れた和田監督は｢本人の顔を見たかった。チームの中心選手。残ってくれると信じていた。これで次に進める｣と満足げに話した。


　FA権を行使し、阪神に残留することを決めた新井

　アニヤン・新井は2008年に広島からFA権を行使して阪神に移籍。今季は主に 4番を務め、93打点で打点王を獲得した。球団はFA宣言しての残留を要望していた。
　柔らかい日差しが降り注いでいた、昼下がり。クラブハウスから出てきた新井の足取りは軽かった。報道陣に囲まれると、ほぼ直立不動で、虎への永遠の愛を約束した。
　｢宣言して残留します。(和田)監督にかけてもらった言葉や球団の思いがすごく伝わってきた。『お世話になります』と伝えました。タイガースが契約してくれる限りは、もちろん！｣
　球団側が求めていた宣言残留となった。年俸 2億5000万円の 3年契約で、生涯虎宣言が飛び出した。
　｢和田監督からは『頼むぞ』とか、(秋季)キャンプ前に『信じているからな』とも言われていました｣
　今月 4日にシーズン終了後初となる残留交渉を受け、保留。指揮官からもラブコールを送られ、南球団社長と非公式で会っていた。新井はこの日の早朝、和田監督の携帯電話を鳴らし｢ご心配をおかけしました｣と謝罪。監督から｢甲子園で会おうよ｣と誘われ、あ・うんの呼吸で対面。
　｢きょうも『頼むぞ。優勝するぞ』と言われました。本当に監督の気持ちもそうですし、球団との交渉の中で、とても熱意を感じました｣と話した。


　新井の決断には和田監督(右)の言葉がポイントになった

　　わざわざクラブハウスに出向いて主砲と対面した和田監督は｢スッキリした顔をしていたし、これでまた、やってくれるだろう｣とホッとした表情を浮かべた。来季に向けて｢チームの中心選手でもある。チームの先頭に立っていってくれないと｣と期待を寄せた。
　球団事務所を訪れた指揮官も｢本人の顔を見たかった。チームの中心選手。残ってくれると信じていた。これで次に進める｣と今季93打点でタイトルを獲得した 4番打者の残留に満足げ。沼沢正二球団本部長も｢ 4番バッターやから。こんなうれしいことはない｣と話した。
　覚悟を決めたアニヤン・新井は｢まずは来季優勝するために頑張りたい。自分の気持ちも決まったし、スッキリしています。期待に応えるだけです｣とキッパリ。今季打点王(93打点)の決意表明にウソはない。必ず優勝に導く。

　桧山進次郎外野手が22日、保有しているＦＡ権を行使せず残留することを発表した。
　 7月で42歳になった桧山は今季、代打の切り札として今季69試合に出場し打率 0.274、 1本塁打、
8打点を残した“代打の神様”は｢来季も戦力となれるようにしっかりと準備し、頑張るだけです｣
と球団を通じてコメント。和田監督は｢頼もしい。 1年 1年勝負というか、 1打席 1打席で勝負し
ている。今年は結果を出しているし、もちろん来年も期待している。頼もしい。誰が抜けても機能
しなくなる｣と安どの表情を浮かべた。

　さらに、FA権を持つ鳥谷敬内野手(30)、福原忍投手(34)は今後も球団と交渉を重ねていく。

　15日、海外FA権を持つ福原忍投手と、兵庫・西宮市の球団事務所でシーズン終了後 2度目の残留交渉を行った。交渉役の沼沢正二球団本部長(53)は｢前回の続きです。うちでやってほしいということは伝えた｣とあらためて残留要請したが、福原は｢話をしただけ。残ってくれとは言われています｣と話すにとどめ、去就についての結論は出なかったためだ。

　アニヤン・新井貴浩内野手が、桧山外野手が…、しかしまだまだ未契約の選手がいる。その中に鳥谷敬内野手が残っている。鳥谷敬内野手が抜けては、来期の二文字を望むのは難しくなるだろう。その為に何とか契約をして、来期の夢を10番目の選手達に見せて欲しい。
　アニヤン・新井貴浩内野手を始めに、契約が終わった選手達には当然頑張って欲しいですね。














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