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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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阪神、鬼キャンプ開始!ノルマは1日1000スイング!藤浪クイック進化!手本は久保!大和がリハビリ

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予告通りの地獄の安芸だ。阪神秋季キャンプが29日、高知・安芸でスタート。金本知憲監督(48)と片岡篤史打撃コーチ(47)が野手に課した 1日1000スイングのノルマが実行された。練習を45分前倒しして早朝の筋力トレーニングも組み込まれ、ナインは 9時間超のハードメニューに青息吐息。来季広島に勝つために、「広島以上の練習を」と宣言していた指揮官が鬼となり若虎を鍛え上げる。例年の約 2倍の振り込みで、「強く鍛える」ことが目的だ。振るだけではない。この秋は練習開始を45分早めて 9時15分に変更。早朝に筋力トレーニングも組み込んだ。だが全員がウエート場に入れないため、原口や江越、梅野、横田らは安芸ドームで10球連続のティー打撃を40セット課された。球場到着即、駆け付けウエート組と同時進行で駆け付け 400振。これまでアップの時間帯だった10時30分時点で、すでにグロッギー気味の練習量をこなした。最後の横田が球場を出たのは午後 6時30分。 9時間超の猛烈キャンプになった。日本一決定戦の裏で歯を食いしばり、雪辱を誓う秋が始まった。

高卒 1年目望月惇志投手(19)が秋季キャンプ初日に早速ブルペン入り。急きょ打席入りした金本監督も絶賛するなど、今季プロデビューを果たした右腕が、来季開幕ローテ入りへいきなりアピール大成功だ。打席で破格のオーラを身にまとい、にらみを利かせる金本監督。並の選手なら逃げ出したくなりそうな状況だが、望月はどこ吹く風だった。自慢の速球を恐れることなく懐へ投げ込む。きれいな縦回転のボールを投げるため、球の両端をカットした四角い練習用ボールでキャッチボールするなど、工夫も凝らした。飛躍を誓う 2年目へ。望月が安芸の地でロケットスタートを切った。

藤浪晋太郎投手(22)が秋季キャンプ初日のブルペンで高速クイックを披露した。64球中、クイックが10球。5球は左足に体重をかけた状態からほぼ足を上げずに投げる、DeNA久保康友投手(36)に似たフォームだ。 2月沖縄キャンプで最速1.01秒だった数値は1秒を切るまでに進化した。今季は盗塁を34回企図されて25盗塁、広島に限れば企図15回で12盗塁を許した。現状でもクイックタイムは上々の 1.1秒台。練習終盤には再びブルペンに向かい、「おかわり投球」も敢行した。藤浪晋太郎投手が30日、キャンプ初の投内連係で、いきなり“4連続エラー”を犯した。気温25度と好天に恵まれた南国土佐。日曜日とあり2500人もの虎党が詰めかけた安芸市営球場がざわめいた。今キャンプ初となる投内連係。そこで藤浪が 4球連続で、捕球ミスを犯してしまったのだ。満員のスタンドからは「しっかりしろ!」と厳しいヤジ。投手のミス、バッテリー間のミス撲滅は金本知憲監督が掲げる今キャンプのテーマだけに、復肩を期す来季へ、守備向上も目指していく。このキャンプが終われば、だいぶ違うものが出てくると思うと話した。久慈コーチは「あいつは普通(の打球)じゃダメだと思っている」と説明。つまり藤浪だからこそ、あえて捕球しにくい球を飛ばしたというわけだ。要は来年にどんな姿を見せてくれるか。そしてブーイングも受けた『屈辱の4球』を、藤浪がどう思うか、である。

高山俊外野手(23)が秋季キャンプ 2日目の30日、特守に参加。内野手用グラブを使用し、外野で後方の飛球を中心に90球、 3塁の守備に就いてからはゴロ捕球を 110球こなした。

「基本編」から第 2ステージに突入だ。阪神・北條史也内野手(22)が金本知憲監督から個人指導を受け、打撃練習では75スイング中、 9本のサク越え。隣の原口(73スイング中、 9本)に負けない力強い打球を披露した。甲子園での秋季練習では合格通知”をもらっていたが、そこに新たな課題をもらっていた。来季 5年目。プチブレークを経て、真の覚醒へ。“充実の安芸”を過ごす。

金本知憲監督が、来季 2年目の青柳晃洋投手(23)に“憲伸投法”を指令した。ブルペン投球を見て、クイックでも球威が落ちないことに注目。自身の現役時にライバルだった元中日の川上憲伸氏(41)の名を挙げ、走者がいなくてもクイックを織り交ぜるスタイルの習得を求めた。また岩崎優投手(25)の投球を打席でチェックし、新球に“ダメ出し”した。素早いモーションから威力十分のボールが放たれる。打者のタイミングを狂わせる幻惑投法の習得。青柳に“憲伸化”指令だ。ブルペンで目を見張った。サイドハンドから投げ込む 140キロ台後半の直球は、足を大きく上げないクイック投法でも、十分なスピードと力強さがあった。これを使いこなせば武器になる-。現役時に互いをライバルと認め合い、研究し合った竜の元エースの名を挙げて“マネ”を求めた。本来クイックは盗塁を防ぐための投法だ。しかし走者がいなくとも、あえてクイックで投げる。通常の投球に織り交ぜることで打者のタイミングを狂わすことができる。“憲伸投法”という新たな武器が、飛躍の鍵となりそうだ。

右脇腹を痛めた大和外野手(28)が30日、 2軍施設のある鳴尾浜でリハビリを行った。室内練習場でバイクや体幹トレーニングなど約 3時間の練習を実施。大和は25日の秋季練習後に右脇腹の筋挫傷と診断され、29日から本格的にリハビリを開始。秋季練習では、スイッチヒッターに挑戦していた。

阪神が獲得を目指すオリックス・糸井嘉男外野手(35)が、FA(フリーエージェント)宣言することが30日、分かった。オリックスが同日までに残留の確約を得られず。FA権の行使期間がスタートする31日にも、申請する。さらに糸井本人が天然芝にこだわりがあることも判明。甲子園を本拠地に持つ阪神には、追い風だ。 9月から複数回にわたって交渉を続け、球団野手最高評価の 3年12億円という破格の条件を提示したもよう。しかし態度を保留したままの本人から、この日までに残留の確約を得られなかった。この事実こそ、流出の可能性をも覚悟していることを物語っている。これまで糸井に興味を示してきた巨人が、獲得を見送る方向であることが分かった。現状、競りかける球団も見当たらず“確約を得られなかったオリックス”と一騎打ちの様相となった。阪神は2012年オフにメジャーから福留を獲得したが、DeNAと争奪戦となった際も、体への負担が少ない天然芝の甲子園が本拠地であることを、交渉の席で強調。成功に結びつけた。糸井の天然芝への思いも、すでに入手済み。また球団関係者によると、糸井が移籍先の条件のひとつとして、優勝争いできるチームかどうかを挙げていることも把握。交渉する球団関係者もちろん、直接出馬を要請する予定の金本監督に、熱く口説いてもらうつもりだ。11月10日の公示を経て、交渉解禁日は「11・11」-。確かな追い風を背に、虎が“恋人”を引き寄せる。記事をまとめてみました。

 

 予告通りの地獄の安芸だ。阪神秋季キャンプが29日、高知・安芸でスタート。金本知憲監督と片岡篤史打撃コーチが野手に課した 1日1000スイングのノルマが実行された。練習を45分前倒しして早朝の筋力トレーニングも組み込まれ、ナインは 9時間超のハードメニューに青息吐息。来季広島に勝つために、「広島以上の練習を」と宣言していた指揮官が鬼となり若虎を鍛え上げる。

 あたりが真っ暗な午後6時過ぎ、芸西村の宿舎に帰る高山の手にはバットが握られていた。初日から特打など振りも振ったり 920スイング。でもこれで終わりではなかった。「足りない分は帰って振ります」。今キャンプで金本監督と片岡打撃コーチが野手に課したノルマは 1日1000振。高山は宿舎の素振り部屋で80本以上振り込み、ようやくメニューを完了した。

 金本監督は不敵に笑った。「片岡コーチも1000は振ろうと言っている」。来年広島に勝つために、「広島以上の練習をしないと」と燃える秋。その本気度が即実行に移された。今成は「去年は 1日 500~ 600スイングぐらい。今年は明らかに多い」と証言。球団史上最多? 例年の約 2倍の振り込みで、「強く鍛える」ことが目的だ。

 

 秋季キャンプ初日、特打の後にロングティーを行う奥から板山祐太郎外野手、高山俊外野手、 北條史也内野手、中谷将大外野手、陽川尚将内野手、坂本誠志郎捕手=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 振るだけではない。この秋は練習開始を45分早めて 9時15分に変更。早朝に筋力トレーニングも組み込んだ。だが全員がウエート場に入れないため、原口や江越、梅野、横田らは安芸ドームで10球連続のティー打撃を40セット課された。球場到着即、駆け付けウエート組と同時進行で駆け付け 400振。これまでアップの時間帯だった10時30分時点で、すでにグロッギー気味の練習量をこなした。最後の横田が球場を出たのは午後 6時30分。 9時間超の猛烈キャンプになった。

 居残りで約 300振した江越は、球場だけで「1000以上振りました」と玉の汗。高山も「キツかったです。ウエートもハードで。でもいい練習ができました」と猛練習を歓迎した。

 金本監督は生え抜き中心で戦う広島と日本ハムの日本シリーズに触れ、「プロ野球のあるべき姿。手本にしないといけない」と決意新た。だが若虎も「すごく前向き。今の気持ちでやれば来年春に必ずレベルアップしている」とうなずいた。日本一決定戦の裏で歯を食いしばり、雪辱を誓う秋が始まった。

 

<阪神野手陣の練習メニュー>

◆午前 9時:歓迎セレモニー

◆午前 9時10分:野手陣が 3班に分かれA、B班が安芸ドーム内で連続ティー打撃10本を40セット行う。C班はウエートトレ。同10時40分まで

◆午前11時15分:野手陣全体アップ、キャッチボール。シートノック

◆午後 0時20分:ランチタイム

◆午後 1時:フリー打撃

◆午後 2時半:高山、板山、中谷、北條、陽川、坂本が特打

◆午後 5時半以降:練習を終えた選手は順次宿舎へ

◆午後 6時半:居残り練習をしていた横田が練習を終え、キャンプ初日終了。

 

 打者金本も仰天! 阪神の高卒 1年目望月が秋季キャンプ初日に早速ブルペン入り。急きょ打席入りした金本監督も絶賛するなど、今季プロデビューを果たした右腕が、来季開幕ローテ入りへいきなりアピール大成功だ。

 望月 監督が(打席に)立ってもインコースを投げられるようなピッチングをやっていかないと。すごくいい練習になったし、実戦に近い意識でできたと思います。

 打席で破格のオーラを身にまとい、にらみを利かせる金本監督。並の選手なら逃げ出したくなりそうな状況だが、望月はどこ吹く風だった。自慢の速球を恐れることなく懐へ投げ込む。これにはアニキも思わず口あんぐり。全体練習後の囲み取材では目立った選手に名前を挙げた。

 

 ブルペンで投球する望月惇志投手(左)のボールを打席に立ち見極める金本知憲監督=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 金本監督:目についたのは横山と望月。自分が打者として打ち返すイメージで打席に立ったけど、コントロールミスしても勢いと重さで押されるイメージがありました。

 通算 476本塁打の大打者を空想上打ち取った19歳。フェニックス・リーグで掛布 2軍監督から 2軍卒業を言い渡されるなど、来季 1軍戦力として期待されている。

 きれいな縦回転のボールを投げるため、球の両端をカットした四角い練習用ボールでキャッチボールするなど、工夫も凝らした。「(打者が)真っすぐを張っている中で空振りする、バットが下を通るボールを目指していきたい」。飛躍を誓う 2年目へ。望月が安芸の地でロケットスタートを切った。

 

 ブルペンでクイックで投球練習する藤浪晋太郎投手=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 久保クイック習得!? 藤浪が秋季キャンプ初日のブルペンで高速クイックを披露した。64球中、クイックが10球。5球は左足に体重をかけた状態からほぼ足を上げずに投げる、DeNA久保康に似たフォームだ。 2月沖縄キャンプで最速1.01秒だった数値は1秒を切るまでに進化した。

 「遊びみたいなものですけどね。イメージは久保さん。捕手のスローのようにいきなりトップに持っていく感じ。肩肘に負担がかかるし、試合では無理だと思いますけど…」。本人は苦笑いで実用を否定したが、抑止力という意味では習得して損はない。今季は盗塁を34回企図されて25盗塁、広島に限れば企図15回で12盗塁を許した。香田投手コーチは「されないように武装する」と力を込める。

 現状でもクイックタイムは上々の 1.1秒台。「間とかタイミングとか、そういうところを。しっかりボールを投げられる上で早いタイムを出せるようにしたい」。練習終盤には再びブルペンに向かい、「おかわり投球」も敢行した。

 

 投内連係でミスを連発した藤浪晋太郎投手。期待が大きいからこそ首脳陣もファンもハードルは高くなる=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 阪神 1軍秋季キャンプ(30日、安芸タイガース球場)これもエースへの道! しっかり頼むで!! 藤浪晋太郎投手が30日、キャンプ初の投内連係で、いきなり“4連続エラー”を犯した。日曜日とあって満員のスタンドからは「しっかりしろ!」と厳しいヤジ。投手のミス、バッテリー間のミス撲滅は金本知憲監督が掲げる今キャンプのテーマだけに、復肩を期す来季へ、守備向上も目指していく。

 えっ、また!? おいおいおい…。気温25度と好天に恵まれた南国土佐。日曜日とあり2500人もの虎党が詰めかけた安芸市営球場がざわめいた。今キャンプ初となる投内連係。そこで藤浪が 4球連続で、捕球ミスを犯してしまったのだ。

 

 2500人が集まったのスタンド=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 「あれは、実戦では捕れないです。これからも実戦を意識してやっていきたい」

 藤浪は短いフレーズの中に“反省”の意味を込めた。たしかに 1球目から 3球目まで、久慈内野守備走塁コーチの放ったゴロは、やや 3塁よりの低く強い打球。藤浪は逆シングルで捕球しようとしたが、グラブの下を何度も抜けた。難しい打球だったのは否めない。

 ただ、 2球目、 3球目と再現VTRのように繰り返される光景に、スタンドからは「おいっ!」と大きなどよめきの声が…。そして 4球目。正面のイージーな打球まで捕り損ね、後ろにそらすと、安芸の目の肥えた虎党から「しっかり捕れ!」とヤジが飛んだ。

 

 新しいグラブをはめた藤浪晋太郎投手=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 今季 3失策は、投手ではDeNA・山口(5)に次いでリーグワースト 2位。 7月 1日の中日戦(ナゴヤD)、 8月11日の広島戦(マツダ)ではともに自らのミスから失点を招き、負け投手になった。今季 7勝11敗。入団からの 2桁勝利は 3年連続で途切れた。もちろん安定したフォームを身につけることが最大のポイントだが、守備力のアップも常に、言われ続けている課題だ。

 久慈コーチは「試合では簡単な打球がくるわけじゃない。難しい球が来るのだから、やってもらわないと。あいつは普通(の打球)じゃダメだと思っている」と説明。つまり藤浪だからこそ、あえて捕球しにくい球を飛ばしたというわけだ。

 

 ノックの順番を待つ藤浪晋太郎投手=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 練習では、いくら恥をかいてもいい。そこからどう糧にするか-。藤浪のみならず、投手のミスやバッテリーエラーが目立った今季。この秋での撲滅を狙う金本監督は「久慈コーチも難しい打球を打っていたしな。藤浪がどうこうじゃない。けん制とかも徹底してやっているし、このキャンプが終われば、だいぶ違うものが出てくると思う」と話した。要は来年にどんな姿を見せてくれるか。そしてブーイングも受けた『屈辱の4球』を、藤浪がどう思うか、である。

 

 特守で外野ノックを受ける高山俊外野手はボールを追いジャンプする=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 高山が 200本ノックで守備強化や! 高山俊外野手が秋季キャンプ 2日目の30日、特守に参加。内野手用グラブを使用し、外野で後方の飛球を中心に90球、 3塁の守備に就いてからはゴロ捕球を 110球こなした。

  1時間半に及んだノック中には金本監督がノッカーを務めたが、前に飛ばず観客から励まされるシーンもあった。付きっきりでノックをした中村外野守備走塁コーチは「今日やっていることが(高山の)課題。本人も後ろ(の飛球)をやりたがっていたからね」と話した。

 

 阪神1軍秋季キャンプ(30日、安芸タイガース球場)「基本編」から第 2ステージに突入だ。阪神・北條史也内野手が金本知憲監督から個人指導を受け、打撃練習では75スイング中、 9本のサク越え。隣の原口(73スイング中、 9本)に負けない力強い打球を披露した。

 「下半身を使うことを意識した。昨年の秋季キャンプとは、飛距離も打球の質も違います」

 納得の表情で汗をぬぐった。金本監督からのアドバイスだった。甲子園での秋季練習では「もう基本を教えることはない」と“合格通知”をもらっていたが、そこに「もっと下半身を使って打て」と、新たな課題をもらっていた。

 

 北條史也内野手(手前9を指導する金本知憲監督=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 金本監督は「引き出しとして、こういう練習法があると。自分に合えば取り入れればいいし、合わないなら合わないでいい」と詳しくは明かさなかったが、より下半身主導のスイングを、意識させたもようだ。

 来季、将から課せられたノルマは「打率 3割、15本塁打」。本人も、鳥谷から奪った遊撃のポジションを確実につかむべく、この秋が勝負だ。

 「宿舎に帰ってからも30分素振りはしている。自分の形にできればいいなと思います」。来季 5年目。プチブレークを経て、真の覚醒へ。“充実の安芸”を過ごす。

 

 クイックで投球する青柳晃洋投手。来季、確かな武器とできるか-=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場

 

 阪神1軍秋季キャンプ(30日、安芸タイガース球場)金本知憲監督が、来季 2年目の青柳晃洋投手に“憲伸投法”を指令した。ブルペン投球を見て、クイックでも球威が落ちないことに注目。自身の現役時にライバルだった元中日の川上憲伸氏の名を挙げ、走者がいなくてもクイックを織り交ぜるスタイルの習得を求めた。また岩崎優投手の投球を打席でチェックし、新球に“ダメ出し”した。

 素早いモーションから威力十分のボールが放たれる。ネット越しに投球を見つめた金本監督の脳裏に、しのぎを削ったライバルの姿がよぎった。打者のタイミングを狂わせる幻惑投法の習得。青柳に“憲伸化”指令だ。

 

 元中日の川上憲伸氏

 

 「クイックでもいいというか、ほとんど球威が落ちないね。プレーボールから全部クイックで投げても面白いかもね。ランナーいない時とか、投げ分けたらいい。普通のセットポジションからとスーパークイックと。けっこう嫌なもの。川上憲伸とかも、そういう工夫をしとったやろ」

 ブルペンで目を見張った。サイドハンドから投げ込む 140キロ台後半の直球は、足を大きく上げないクイック投法でも、十分なスピードと力強さがあった。これを使いこなせば武器になる-。現役時に互いをライバルと認め合い、研究し合った竜の元エースの名を挙げて“マネ”を求めた。

 

 クイックで投球する青柳晃洋投手。来季、確かな武器とできるか-=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

 本来クイックは盗塁を防ぐための投法だ。しかし走者がいなくとも、あえてクイックで投げる。通常の投球に織り交ぜることで打者のタイミングを狂わすことができる。思い起こしたのが、川上との対戦というわけだ。急にクイックでこられる“怖さ”を、身をもって味わってきたからこそ。本格派で右上手投げの川上でさえ、そういう創意工夫をしてきた。明確な課題がある青柳なら、なおさら求められる。

 

 サンケイスポーツカメラマンの機材をのぞく金本知憲監督。青柳の特長も、バッチリとチェックだ=高知・安芸市営球場(安芸タイガース球場)

 

  1年目の今季は 4勝 5敗、防御率3.29。ただ右打者との対戦打率 0.127に対し、対左は 0.224。 9月 8日の巨人戦(甲子園)では 1番・重信から 4番・阿部まで左打者が並び、先発 9人中 6人が左打ち。指揮官は「(来季は)ああいうことをしてくるチームが増えてくると思う」と警戒した。今オフはカーブ、フォークといった新球に挑戦しているが、対策を練られる 2年目へ“引き出し”は多い方がいい。

 本人も「使い方がまだ分からないので、どのタイミングで、どの球で使うのか実戦で試したい」と意欲。“憲伸投法”という新たな武器が、飛躍の鍵となりそうだ。

 

★金本知憲監督vs川上憲伸氏

 1998年から2008年まで対戦し、通算 144打数41安打(打率 0.285)、12本塁打、27打点。金本は左打者の内角に鋭く食い込むカットボールに手を焼いてきたが、2004年に初めて対戦打率 3割を超えると( 0.412)、優勝した2005年は15打数 8安打( 0.533)、 4本塁打と粉砕。ところが翌2006年は一転、22打数 4安打( 0.182)、 0発に…。理由は「“外カット”を使われた」。川上は、内角へのカットボールが攻略されたとみるや、外角ボールゾーンからストライクに入れる球種として多用し、金本を翻弄。まさに互いを研究し合い、死闘を重ねた好敵手だ。

 

 大和外野手(写真は2016年10月18日)

 

 右脇腹を痛めた大和外野手が30日、 2軍施設のある鳴尾浜でリハビリを行った。

 室内練習場でバイクや体幹トレーニングなど約 3時間の練習を実施。「痛みはそれなりにあります。(日常生活は)問題ないです」と話した。

 大和は25日の秋季練習後に右脇腹の筋挫傷と診断され、29日から本格的にリハビリを開始。秋季練習では、スイッチヒッターに挑戦していた。

 

 虎、絶対優勢! 阪神が獲得を目指すオリックス・糸井嘉男外野手が、FA(フリーエージェント)宣言することが30日、分かった。オリックスが同日までに残留の確約を得られず。FA権の行使期間がスタートする31日にも、申請する。さらに糸井本人が天然芝にこだわりがあることも判明。甲子園を本拠地に持つ阪神には、追い風だ。

 31日の申請スタートから、いよいよ幕を開けるFA戦線。オリックス・糸井に熱視線を送り続けてきた阪神にとって、絶対に負けられない戦いの火ぶたが落とされる。そして、さまざまな情報を合わせて浮かび上がる、ひとつの状況。それが、虎、絶対優勢-。まずは最初のハードルといえる「FA宣言」が、確実になった。

 「(糸井)本人は他球団の話も聞きたいという考えがある。宣言することは覚悟している」

 

 オリックスに残留を確約しなかったことが分かった糸井嘉男外野手。31日にもFAを申請する

 

 オリックス球団関係者が厳しい表情で説明した。 9月から複数回にわたって交渉を続け、球団野手最高評価の 3年12億円という破格の条件を提示したもよう。しかし態度を保留したままの本人から、この日までに残留の確約を得られなかった。この事実こそ、流出の可能性をも覚悟していることを物語っている。糸井は31日にもFAを宣言する方向だ。

 オリックスは宣言残留を認めており今後も交渉を続けていくとはいえ、自分たちの陣地にあった交渉のボールを完全に失った格好。しかもFA宣言即、 3年契約を軸に獲得へ正式に名乗りを上げる阪神にとって、強敵もいなくなった。

 これまで糸井に興味を示してきた巨人が、獲得を見送る方向であることが分かった。現状、競りかける球団も見当たらず“確約を得られなかったオリックス”と一騎打ちの様相となった。

 さらに追い風となるのが本拠地・甲子園だ。

 「左膝に古傷をもつ糸井は、天然芝にこだわりをもっていると聞いている。京セラドームよりもほっともっとフィールド神戸の方が好きだ、という話をよくしている」

 

 人工芝の京セラドーム。昨年膝を痛めた糸井嘉男外野手の“好み”は天然芝-

 

 糸井の近しい関係者が明かした。昨年に左膝を負傷。今季は打率 0.306、17本塁打、70打点。53盗塁で日本球界史上最年長で盗塁王に輝くなど完全復活を証明したが、常に患部のことは気にかけていたという。

 阪神は2012年オフにメジャーから福留を獲得したが、DeNAと争奪戦となった際も、体への負担が少ない天然芝の甲子園が本拠地であることを、交渉の席で強調。成功に結びつけた。糸井の天然芝への思いも、すでに入手済み。また球団関係者によると、糸井が移籍先の条件のひとつとして、優勝争いできるチームかどうかを挙げていることも把握。交渉する球団関係者もちろん、直接出馬を要請する予定の金本監督に、熱く口説いてもらうつもりだ。

 阪神の球団幹部は、FA戦略について「宣言選手が公示されてから」と話すにとどめたが、調査段階で手応えは十分感じているはずだ。11月10日の公示を経て、交渉解禁日は「11・11」-。確かな追い風を背に、虎が“恋人”を引き寄せる。

 

 糸井外野手が、ドメさん同様に来てくれれば「鬼に金」となる!棒来シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 

 2016年 公式戦順位表

  

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 阪神は11月19日に「ファン感謝デー2016」を開催。詳細は、阪神タイガース公式サイト をご覧下さい。

 

 

 

 

 

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